JP2000205540A - ごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装置 - Google Patents
ごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装置Info
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- JP2000205540A JP2000205540A JP11009397A JP939799A JP2000205540A JP 2000205540 A JP2000205540 A JP 2000205540A JP 11009397 A JP11009397 A JP 11009397A JP 939799 A JP939799 A JP 939799A JP 2000205540 A JP2000205540 A JP 2000205540A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガス流量の制御能力を安定化させ、炉内圧
力及び炉内温度を安定化させる。 【解決手段】 スクリュー式給じん機1を有する焼却炉
2の排ガスライン3に、ガス冷却装置4,5,6、集じ
ん器7、誘引通風機入口ダンパ8、誘引通風機9を配置
する。焼却炉2の炉内圧力や炉出口温度が高くなったと
きにスクリュー式給じん機1の回転数を運転値から下げ
値に下げる。運転値への復帰条件として、炉内圧力の低
下、炉出口温度の低下に加えて、誘引通風機入口ダンパ
8の開度が設定開度以下であることを設定する。誘引通
風機入口ダンパ8を、ダンパ特性上リニアリティを保て
る領域で運用する。
力及び炉内温度を安定化させる。 【解決手段】 スクリュー式給じん機1を有する焼却炉
2の排ガスライン3に、ガス冷却装置4,5,6、集じ
ん器7、誘引通風機入口ダンパ8、誘引通風機9を配置
する。焼却炉2の炉内圧力や炉出口温度が高くなったと
きにスクリュー式給じん機1の回転数を運転値から下げ
値に下げる。運転値への復帰条件として、炉内圧力の低
下、炉出口温度の低下に加えて、誘引通風機入口ダンパ
8の開度が設定開度以下であることを設定する。誘引通
風機入口ダンパ8を、ダンパ特性上リニアリティを保て
る領域で運用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はごみ焼却プラントに
おいて焼却炉にごみを供給する給じん機の制御方法及び
装置に関するものである。
おいて焼却炉にごみを供給する給じん機の制御方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市ごみの如きごみを焼却処理するごみ
焼却プラントは、図3に一例を示す如く、スクリュー式
給じん機1によって供給されたごみを焼却する焼却炉2
の排ガスライン3に、上流側より順に第1冷却装置4、
第2冷却装置5、第3冷却装置6、バグフィルタの如き
集じん器7、誘引通風機入口ダンパ8、誘引通風機9を
配列し、焼却炉2で発生した排ガスを、第1、第2、第
3ガス冷却装置4,5,6、集じん器7を通し誘引通風
機9で誘引して煙突10を通して大気へ放出させるよう
にしてある。
焼却プラントは、図3に一例を示す如く、スクリュー式
給じん機1によって供給されたごみを焼却する焼却炉2
の排ガスライン3に、上流側より順に第1冷却装置4、
第2冷却装置5、第3冷却装置6、バグフィルタの如き
集じん器7、誘引通風機入口ダンパ8、誘引通風機9を
配列し、焼却炉2で発生した排ガスを、第1、第2、第
3ガス冷却装置4,5,6、集じん器7を通し誘引通風
機9で誘引して煙突10を通して大気へ放出させるよう
にしてある。
【0003】上記ごみ焼却プラントでは、焼却炉2の炉
内圧力や炉内温度を安定化させることを目的として、炉
内圧力を検出する圧力計11と炉出口温度を検出する温
度計12を制御器13に接続して、該圧力計11の検出
信号と、温度計12の検出信号とを制御器13に入れ、
焼却炉2の炉内圧力が設定圧力(たとえば正圧)、炉出
口温度が設定温度(たとえば、950℃)以上のいずれ
か一方の状態がタイマーで設定した設定時間(たとえ
ば、2秒)以上継続したときに、制御器13からの指令
で上記スクリュー式給じん機1の回転数を運転値(たと
えば、55%)から下げ値(たとえば、35%)まで下
げるようにし、一方、炉内圧力が上記設定圧力未満、炉
出口温度が上記設定温度未満の状態が設定時間(たとえ
ば、4秒)以上継続したときに、上記スクリュー式給じ
ん機1の回転数を下げ値から運転値へ復帰させるような
制御が行われている。因に、焼却炉2がボイラ付きのと
きは、蒸気発生量を基準にした制御が行われている場合
もある。
内圧力や炉内温度を安定化させることを目的として、炉
内圧力を検出する圧力計11と炉出口温度を検出する温
度計12を制御器13に接続して、該圧力計11の検出
信号と、温度計12の検出信号とを制御器13に入れ、
焼却炉2の炉内圧力が設定圧力(たとえば正圧)、炉出
口温度が設定温度(たとえば、950℃)以上のいずれ
か一方の状態がタイマーで設定した設定時間(たとえ
ば、2秒)以上継続したときに、制御器13からの指令
で上記スクリュー式給じん機1の回転数を運転値(たと
えば、55%)から下げ値(たとえば、35%)まで下
げるようにし、一方、炉内圧力が上記設定圧力未満、炉
出口温度が上記設定温度未満の状態が設定時間(たとえ
ば、4秒)以上継続したときに、上記スクリュー式給じ
ん機1の回転数を下げ値から運転値へ復帰させるような
制御が行われている。因に、焼却炉2がボイラ付きのと
きは、蒸気発生量を基準にした制御が行われている場合
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なスクリュー給じん機1の回転数制御では、焼却炉2側
だけの条件を採用していると、誘引通風機入口ダンパ8
の開度が、ダンパ特性上リニアリティを保てない領域に
ある場合、排ガス流量を制御することができず、結果的
に、炉内圧力が正圧になったり、炉内温度が高くなりす
ぎたりする問題がある。
なスクリュー給じん機1の回転数制御では、焼却炉2側
だけの条件を採用していると、誘引通風機入口ダンパ8
の開度が、ダンパ特性上リニアリティを保てない領域に
ある場合、排ガス流量を制御することができず、結果的
に、炉内圧力が正圧になったり、炉内温度が高くなりす
ぎたりする問題がある。
【0005】そこで、本発明は、排ガス流量の制御能力
を安定化させて、炉内圧力及び炉内温度を安定化させる
ことができるようなごみ焼却プラントの給じん機制御方
法及び装置を提供しようとするものである。
を安定化させて、炉内圧力及び炉内温度を安定化させる
ことができるようなごみ焼却プラントの給じん機制御方
法及び装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、スクリュー式給じん機によって供給され
たごみを焼却炉で焼却し、その排ガスを、ガス冷却装
置、集じん器を通し誘引通風機で誘引して放出させるよ
うにし、上記焼却炉の炉内圧力が設定圧力以上、炉出口
温度が設定温度以上のいずれか一方の状態が設定時間以
上継続したときに、上記スクリュー式給じん機の回転数
を運転値から下げ値まで下げるようにし、一方、炉内圧
力が設定圧力未満、炉出口温度が設定温度未満の状態が
設定時間以上継続したときに、上記スクリュー式給じん
機の回転数を下げ値から運転値へ復帰させるようにして
あるごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装置にお
いて、スクリュー式給じん機の回転数復帰条件として、
誘引通風機入口ダンパの開度が設定開度以下であること
を付加したごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装
置とする。
決するために、スクリュー式給じん機によって供給され
たごみを焼却炉で焼却し、その排ガスを、ガス冷却装
置、集じん器を通し誘引通風機で誘引して放出させるよ
うにし、上記焼却炉の炉内圧力が設定圧力以上、炉出口
温度が設定温度以上のいずれか一方の状態が設定時間以
上継続したときに、上記スクリュー式給じん機の回転数
を運転値から下げ値まで下げるようにし、一方、炉内圧
力が設定圧力未満、炉出口温度が設定温度未満の状態が
設定時間以上継続したときに、上記スクリュー式給じん
機の回転数を下げ値から運転値へ復帰させるようにして
あるごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装置にお
いて、スクリュー式給じん機の回転数復帰条件として、
誘引通風機入口ダンパの開度が設定開度以下であること
を付加したごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装
置とする。
【0007】誘引通風機入口ダンパを、ダンパ特性上リ
ニアリティを保てる領域で、運用できるようになるた
め、排ガスの流量を円滑に制御できることになり、炉内
圧力、炉内温度を安定化させることができるようにな
る。
ニアリティを保てる領域で、運用できるようになるた
め、排ガスの流量を円滑に制御できることになり、炉内
圧力、炉内温度を安定化させることができるようにな
る。
【0008】又、スクリュー式給じん機の回転数復帰条
件として、更に、集じん器入口温度が設定温度以下であ
ることを付加することにより、集じん器としてバグフィ
ルタを使用しているときのバグフィルタ内濾布の焼損事
故を未然に防ぐことができるようになる。
件として、更に、集じん器入口温度が設定温度以下であ
ることを付加することにより、集じん器としてバグフィ
ルタを使用しているときのバグフィルタ内濾布の焼損事
故を未然に防ぐことができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、図3に示したものと同様に、スクリュー式給じん機
1によって供給されたごみを燃焼させる焼却炉2の排ガ
スライン3に、上流側より順に第1ガス冷却装置4、第
2ガス冷却装置5、第3ガス冷却装置6、バグフィルタ
の如き集じん器7、誘引通風機入口ダンパ8、誘引通風
機9を配置し、少なくとも圧力計11で検出された上記
焼却炉2の炉内圧力が設定値以上、温度計12で検出さ
れた排ガスの炉出口温度が設定温度(たとえば、950
℃)以上のいずれか一方の状態が設定時間以上継続した
ときに、制御器13からの指令で上記スクリュー式給じ
ん機1の回転数を運転値から下げ値まで下げるように
し、又、炉内圧力、炉出口温度が上記設定値未満の状態
が設定時間以上継続したときに、制御器13からの指令
で上記スクリュー式給じん機1の回転数を下げ値から運
転値へ復帰させるようにしてある構成において、上記誘
引通風機入口ダンパ8の開度を検出する開度検出器14
を設けて制御器13に接続し、該開度検出器14の検出
信号を制御器13に入れるようにし、且つ該制御器13
に、スクリュー式給じん機1の回転数復帰条件として、
誘引通風機入口ダンパ8の開度が設定開度(たとえば、
50%)以下であることを付加設定した構成とする。
で、図3に示したものと同様に、スクリュー式給じん機
1によって供給されたごみを燃焼させる焼却炉2の排ガ
スライン3に、上流側より順に第1ガス冷却装置4、第
2ガス冷却装置5、第3ガス冷却装置6、バグフィルタ
の如き集じん器7、誘引通風機入口ダンパ8、誘引通風
機9を配置し、少なくとも圧力計11で検出された上記
焼却炉2の炉内圧力が設定値以上、温度計12で検出さ
れた排ガスの炉出口温度が設定温度(たとえば、950
℃)以上のいずれか一方の状態が設定時間以上継続した
ときに、制御器13からの指令で上記スクリュー式給じ
ん機1の回転数を運転値から下げ値まで下げるように
し、又、炉内圧力、炉出口温度が上記設定値未満の状態
が設定時間以上継続したときに、制御器13からの指令
で上記スクリュー式給じん機1の回転数を下げ値から運
転値へ復帰させるようにしてある構成において、上記誘
引通風機入口ダンパ8の開度を検出する開度検出器14
を設けて制御器13に接続し、該開度検出器14の検出
信号を制御器13に入れるようにし、且つ該制御器13
に、スクリュー式給じん機1の回転数復帰条件として、
誘引通風機入口ダンパ8の開度が設定開度(たとえば、
50%)以下であることを付加設定した構成とする。
【0011】スクリュー式給じん機1の回転数が通常の
運転値の状態で全体が運転されているときに、圧力計1
1による炉内圧力の検出信号と温度計12による炉出口
温度の検出信号とが常時制御器13に入れられており、
このとき、焼却炉2の炉内圧力が設定圧力(たとえば、
正圧)になったり、炉出口温度が設定温度(たとえば、
950℃)以上になると、炉内圧力や温度を安定化させ
るために、制御器13からの指令でスクリュー式給じん
機1の回転数が上記運転値から下げ値に下げられること
により、給じん量の調整が行われる。
運転値の状態で全体が運転されているときに、圧力計1
1による炉内圧力の検出信号と温度計12による炉出口
温度の検出信号とが常時制御器13に入れられており、
このとき、焼却炉2の炉内圧力が設定圧力(たとえば、
正圧)になったり、炉出口温度が設定温度(たとえば、
950℃)以上になると、炉内圧力や温度を安定化させ
るために、制御器13からの指令でスクリュー式給じん
機1の回転数が上記運転値から下げ値に下げられること
により、給じん量の調整が行われる。
【0012】かかる状態において、これまでは、炉内圧
力が設定圧力未満、且つ炉出口温度が設定温度未満の状
態が設定時間以上継続した場合に、上記スクリュー式給
じん機1の回転数を下げ値から運転値へ復帰させるよう
にしていたが、本発明では、これらの復帰条件だけでは
復帰させずに、開度検出器14で検出された誘引通風機
入口ダンパ8の開度が設定開度(たとえば、50%)以
下であるという条件が同時に満たされた時にスクリュー
式給じん機1の回転数を下げ値から運転値へ復帰させる
ようにする。
力が設定圧力未満、且つ炉出口温度が設定温度未満の状
態が設定時間以上継続した場合に、上記スクリュー式給
じん機1の回転数を下げ値から運転値へ復帰させるよう
にしていたが、本発明では、これらの復帰条件だけでは
復帰させずに、開度検出器14で検出された誘引通風機
入口ダンパ8の開度が設定開度(たとえば、50%)以
下であるという条件が同時に満たされた時にスクリュー
式給じん機1の回転数を下げ値から運転値へ復帰させる
ようにする。
【0013】上記誘引通風機入口ダンパ8の開度を、ダ
ンパ特性上リニアリティを保てる領域で運用すると、排
ガス流量を円滑に制御することができて、誘引通風機9
による排ガスの吸引力を確保することができ、結果的
に、炉内圧力、炉出口温度も安定化する。
ンパ特性上リニアリティを保てる領域で運用すると、排
ガス流量を円滑に制御することができて、誘引通風機9
による排ガスの吸引力を確保することができ、結果的
に、炉内圧力、炉出口温度も安定化する。
【0014】次に、図2は本発明の実施の他の形態を示
すもので、図1に示したと同様な構成において、集じん
器7に流入する排ガス9入口温度を検出する集じん器入
口温度計15を設けて上記制御器13に接続して、該温
度計15による検出信号を制御器13に入れるように
し、且つ該制御器13に、スクリュー式給じん機1の回
転数復帰条件として、集じん器入口温度が設定温度(た
とえば、210℃)以下であることを、更に、付加設定
した構成としたものである。
すもので、図1に示したと同様な構成において、集じん
器7に流入する排ガス9入口温度を検出する集じん器入
口温度計15を設けて上記制御器13に接続して、該温
度計15による検出信号を制御器13に入れるように
し、且つ該制御器13に、スクリュー式給じん機1の回
転数復帰条件として、集じん器入口温度が設定温度(た
とえば、210℃)以下であることを、更に、付加設定
した構成としたものである。
【0015】炉内圧力、炉出口温度、及び誘引通風機入
口ダンパ8の開度の復帰条件に、集じん器入口温度が設
定温度以下の復帰条件を更に付加すると、集じん器7の
機能を保護することができる。すなわち、集じん器7と
してバグフィルタを用いている場合において、たとえ
ば、ガス冷却装置4,5,6のいずれかが不調になっ
て、温度が高い排ガスが集じん器7に送られると、集じ
ん器7内の濾布が焼損してしまうおそれが出てくるの
で、上記のように集じん器入口温度を設定温度以下に設
定しておくと、それよりも高い温度では復帰させないの
で、濾布の焼損事故を未然に防ぐことができる。
口ダンパ8の開度の復帰条件に、集じん器入口温度が設
定温度以下の復帰条件を更に付加すると、集じん器7の
機能を保護することができる。すなわち、集じん器7と
してバグフィルタを用いている場合において、たとえ
ば、ガス冷却装置4,5,6のいずれかが不調になっ
て、温度が高い排ガスが集じん器7に送られると、集じ
ん器7内の濾布が焼損してしまうおそれが出てくるの
で、上記のように集じん器入口温度を設定温度以下に設
定しておくと、それよりも高い温度では復帰させないの
で、濾布の焼損事故を未然に防ぐことができる。
【0016】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定
されるものではなく、各設定値は、ごみ質等に応じて任
意の値に変更し得ること、その他本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
されるものではなく、各設定値は、ごみ質等に応じて任
意の値に変更し得ること、その他本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のごみ焼却プラ
ントの給じん機制御方法及び装置によれば、スクリュー
式給じん機によって供給されたごみを焼却炉で焼却し、
その排ガスを、ガス冷却装置、集じん器を通し誘引通風
機で誘引して放出させるようにし、上記焼却炉の炉内圧
力が設定圧力以上、炉出口温度が設定温度以上のいずれ
か一方の状態が設定時間以上継続したときに、上記スク
リュー式給じん機の回転数を運転値から下げ値まで下げ
るようにし、一方、炉内圧力、炉出口温度の両方が設定
値未満の状態で設定時間以上継続したときに、上記スク
リュー式給じん機の回転数を下げ値から運転値へ復帰さ
せるようにしてあるごみ焼却プラントの給じん機制御方
法及び装置において、スクリュー式給じん機の回転数復
帰条件として、誘引通風機入口ダンパの開度が設定開度
以下であることを付加したので、誘引通風機入口ダンパ
の開度を、ダンパ特性上リニアリティを保てる領域で運
用することにより、排ガス流量の制御能力を安定化させ
ることができる結果、炉内圧力と炉内温度を安定化させ
ることができ、又、スクリュー式給じん機の回転数復帰
条件として、更に、集じん器入口温度が設定値以下であ
ることを付加することによって、集じん器にバグフィル
タを用いた場合の濾布の焼損事故を未然に防ぐことがで
きて、集じん能力を長期間安定保持することができる、
等の優れた効果を発揮する。
ントの給じん機制御方法及び装置によれば、スクリュー
式給じん機によって供給されたごみを焼却炉で焼却し、
その排ガスを、ガス冷却装置、集じん器を通し誘引通風
機で誘引して放出させるようにし、上記焼却炉の炉内圧
力が設定圧力以上、炉出口温度が設定温度以上のいずれ
か一方の状態が設定時間以上継続したときに、上記スク
リュー式給じん機の回転数を運転値から下げ値まで下げ
るようにし、一方、炉内圧力、炉出口温度の両方が設定
値未満の状態で設定時間以上継続したときに、上記スク
リュー式給じん機の回転数を下げ値から運転値へ復帰さ
せるようにしてあるごみ焼却プラントの給じん機制御方
法及び装置において、スクリュー式給じん機の回転数復
帰条件として、誘引通風機入口ダンパの開度が設定開度
以下であることを付加したので、誘引通風機入口ダンパ
の開度を、ダンパ特性上リニアリティを保てる領域で運
用することにより、排ガス流量の制御能力を安定化させ
ることができる結果、炉内圧力と炉内温度を安定化させ
ることができ、又、スクリュー式給じん機の回転数復帰
条件として、更に、集じん器入口温度が設定値以下であ
ることを付加することによって、集じん器にバグフィル
タを用いた場合の濾布の焼損事故を未然に防ぐことがで
きて、集じん能力を長期間安定保持することができる、
等の優れた効果を発揮する。
【図1】本発明のごみ焼却プラントの給じん機制御装置
の実施の一形態を示す概略図である。
の実施の一形態を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す概略図である。
【図3】ごみ焼却プラントの一例を示す概略図である。
1 スクリュー式給じん機 2 焼却炉 3 排ガスライン 4 第1冷却装置 5 第2冷却装置 6 第3冷却装置 7 集じん器 8 誘引通風機入口ダンパ 9 誘引通風機 11 圧力計 12 温度計 13 制御器 14 開度検出器 15 温度計
Claims (4)
- 【請求項1】 スクリュー式給じん機によって供給され
たごみを焼却炉で焼却し、その排ガスを、ガス冷却装
置、集じん器を通し誘引通風機で誘引して放出させるよ
うにし、上記焼却炉の炉内圧力が設定圧力以上、炉出口
温度が設定温度以上のいずれか一方の状態が設定時間以
上継続したときに、上記スクリュー式給じん機の回転数
を運転値から下げ値まで下げるようにし、一方、炉内圧
力が設定圧力未満、炉出口温度が設定温度未満の状態が
設定時間以上継続したときに、上記スクリュー式給じん
機の回転数を下げ値から運転値へ復帰させるようにして
あるごみ焼却プラントの給じん機制御方法において、ス
クリュー式給じん機の回転数復帰条件として、誘引通風
機入口ダンパの開度が設定開度以下であることを付加し
たことを特徴とするごみ焼却プラントの給じん機制御方
法。 - 【請求項2】 スクリュー式給じん機の回転数復帰条件
として、更に、集じん器入口温度が設定温度以下である
ことを付加した請求項1記載のごみ焼却プラントの給じ
ん機制御方法。 - 【請求項3】 スクリュー式給じん機によって供給され
たごみを燃焼させる焼却炉の排ガスラインに、順次ガス
冷却装置、集じん器、誘引通風機入口ダンパ、誘引通風
機を配置し、上記焼却炉の炉内圧力が設定圧力以上、炉
出口温度が設定温度以上のいずれか一方の状態が設定時
間以上継続したときに、制御器からの指令で上記スクリ
ュー式給じん機の回転数を運転値から下げ値まで下げる
ようにし、又、炉内圧力が設定圧力未満、炉出口温度が
設定温度未満の状態が設定時間以上継続したときに、制
御器からの指令で上記スクリュー式給じん機の回転数を
下げ値から運転値へ復帰させるようにしてあるごみ処理
プラントの給じん機制御装置において、上記制御器に、
スクリュー給じん機の回転数復帰条件として、誘引通風
機入口ダンパの開度が設定開度以下であることを付加設
定した構成を有することを特徴とするごみ焼却プラント
の給じん機制御装置。 - 【請求項4】 制御器に、スクリュー式給じん機の回転
数復帰条件として、集じん器入口温度が設定温度以下で
あることを、更に、付加設定した請求項3記載のごみ焼
却プラントの給じん機制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11009397A JP2000205540A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | ごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11009397A JP2000205540A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | ごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000205540A true JP2000205540A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11719302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11009397A Pending JP2000205540A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | ごみ焼却プラントの給じん機制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000205540A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013178008A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd | 焼却設備及び焼却設備の制御方法 |
KR101393786B1 (ko) | 2011-11-29 | 2014-05-12 | 선큐컴파니리미티드 | 연소 장치를 위한 자동 제어 방법 및 자동 제어 장치 |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP11009397A patent/JP2000205540A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101393786B1 (ko) | 2011-11-29 | 2014-05-12 | 선큐컴파니리미티드 | 연소 장치를 위한 자동 제어 방법 및 자동 제어 장치 |
JP2013178008A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd | 焼却設備及び焼却設備の制御方法 |
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