JP2000205283A - 旋回軸受の給脂構造 - Google Patents

旋回軸受の給脂構造

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JP2000205283A
JP2000205283A JP11004244A JP424499A JP2000205283A JP 2000205283 A JP2000205283 A JP 2000205283A JP 11004244 A JP11004244 A JP 11004244A JP 424499 A JP424499 A JP 424499A JP 2000205283 A JP2000205283 A JP 2000205283A
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JP
Japan
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hose
greasing
port
grease
bearing
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JP11004244A
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English (en)
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Hidetake Motomura
秀武 本村
Hiroaki Tada
宏明 多田
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部走行体に上部旋回体を旋回自在に取り付
ける旋回軸受の給脂構造を、下部走行体により巻き上げ
られた障害物との接触を防止するとともに、コストを下
げ、さらに給脂作業を容易に行うことができるようにす
る。 【解決手段】 旋回軸受に設けられた複数個の給脂口の
少なくとも1個の近傍に、他の給脂口の各々に接続した
ホースの他端部を、ホースを上部旋回体の内部を通して
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回軸受の給脂構
造、さらに詳しくは、油圧ショベル、クレーン車などの
作業車両の、下部走行体に上部旋回体を旋回自在に取り
付ける旋回軸受の給脂構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6を参照して説明すると、旋回軸受を
備える典型的な作業車両である全体を符号2で示す油圧
ショベルは、下部走行体4と、下部走行体4上に実質上
鉛直に延びる旋回軸線5を中心に旋回軸受6によって旋
回自在に装着された上部旋回体8とを備えている。旋回
軸受6は、上部旋回体8に取り付けられた外輪6a、下
部走行体4に取り付けられた内輪6b、外輪6aと内輪
6bとの間に挿入された複数個のボール6cを備えてい
る。上部旋回体8には旋回モータ9が備えられその出力
ピニオン10が内輪6bに形成された内歯のリングギア
11と噛み合っている。旋回モータ9の回転を制御する
ことによって上部旋回体8は旋回軸線5を中心にして下
部走行体4に対し旋回動する。
【0003】図6とともに図7を参照して説明を続ける
と、旋回軸受6のボール6cの部分にはグリースなどの
潤滑剤が定期的に給脂される。そのために旋回軸受6の
外輪6aには外周部に複数個の給脂口7(図示では7a
および7b)が設けられている。油圧ショベル2は大型
になるにつれて上部旋回体8が旋回軸受6の部分から大
きく張り出し給脂口7の位置は油圧ショベル2の側方か
らは奥になる。また、給脂口7も広い範囲に設けられる
ことになる。そのために各々の給脂口7(図示では7a
および7b)への給脂作業がしにくくなる。そこで例え
ば給脂口7bにチューブ12を接続しその他端を例えば
上部旋回体8の給脂作業のしやすい所まで旋回軸受6の
外輪6aの円筒状の外周部に沿って配管して導いてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおりの形態
の従来の旋回軸受の給脂構造には、次のとおりの解決す
べき問題がある。
【0005】(1)チューブの損傷:旋回軸受6の近く
に下部走行体4の左右一対の走行履帯4a、4aが位置
している。そのためにチューブ12には走行履帯4aに
よって巻き上げられた土砂、石、木材、鉄材など様々の
障害物が接触しやすい。そこでチューブ12には鋼管な
ど強度を有する材料が用いられている。しかしながら、
障害物の多い現場など作業車両の稼働条件によってはチ
ューブ12が損傷そして破損してしまうことがある。チ
ューブ12が破損すると旋回軸受6に給脂することがで
きなくなり、その状態を放置すると旋回軸受6は潤滑不
足で損傷してしまう。障害物との接触を避けるためにチ
ューブ12を上部旋回体8の内部に通そうとすると、上
部旋回体8にはエンジン、油圧装置、燃料装置など多く
の機器が収容されているので、チューブの配管は容易で
ない。チューブ12を損傷から保護するには鋼板あるい
は型鋼などで作られた保護カバー(図示していない)が
取り付けられる。
【0006】(2)コスト高:チューブ12を旋回軸受
6の外輪6aに沿って配設するには、チューブ12を予
め外輪6aの形状に合わせて曲げ成形し(図7に示すよ
うに成形し)、成形した細長くスペースを必要とするチ
ューブ12を保管し、ハンドリングするなど、また必要
に応じて保護カバーを設置するなど、製造に多くのコス
トがかかる。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、旋回軸受の給脂構造を、障害物
との接触による損傷を防止するとともに、コストを下
げ、さらに給脂作業を容易に行うことができるようにす
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決する旋回軸受の給脂構造として、下部
走行体に上部旋回体を旋回自在に取り付ける旋回軸受の
給脂構造において、該旋回軸受に設けられた複数個の給
脂口の少なくとも1個の近傍に、他の給脂口の各々に接
続したホースの他端部を、該ホースを該上部旋回体の内
部を通して配置した、ことを特徴とする旋回軸受の給脂
構造が提供される。
【0009】本発明による旋回軸受の給脂構造において
は給脂の配管に自由にルーティングすることができるホ
ースを用い上部旋回体の内部を通すようにした。したが
って、下部走行体からの障害物によるホースの損傷は防
止される。また、ホースの他端側を少なくとも1個の給
脂口の近傍にまとめるようにしたから、旋回軸受の給脂
をまとめて容易に行うことができる。さらにホースは、
鋼管のチューブのように予め曲げ成形する必要がないか
ら、成形、保管、ハンドリングなどに起因するコストの
上昇を抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
旋回軸受の給脂構造を、旋回軸受を備える典型的な作業
車両である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示し
ている添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。な
お、図1〜図5において図6および図7と実質上同一の
部分は同一の符号で示し、必要な場合を除いてその説明
は省略する。
【0011】図1〜図3を参照して説明すると、旋回軸
受6を介して下部走行体4に上部旋回体8が旋回自在に
取り付けられている。旋回軸受6の外輪6aの外周部に
設けられた複数個の給脂口7(図示においては7aおよ
び7b)の一方の給脂口7aの近傍に、他方の給脂口7
bに接続したホース14の他端部が、ホース14を上部
旋回体8の内部を通して設置されている。
【0012】ホース14は、ナイロンホースあるいは補
強されたゴムホースなど可撓性を有するホース本体14
aに、一端部に接続口金14bが、他端部に接続口金1
4cがそれぞれ一体的に取り付けられている。
【0013】上部旋回体8の床フレーム8aには、ホー
ス14を通すための開口8bが給脂口7bの位置に対応
して設けられている。また、給脂口7aの近傍の床フレ
ーム8aの上面端部には配管ブロック8cが取り付けら
れている。床フレーム8aの上には、多くの機器、構造
物、例えばエンジン15、作動油タンク16、コントロ
ールバルブ17、油圧ポンプ18、ラジエータ19、燃
料タンク20、運転室21、旋回モータ9、スイベルジ
ョイント22、作業機基部23などが配設されている。
【0014】ホース14は、一端の接続口金14bが給
脂口7bに接続され、開口8bを通して上部旋回体8の
内部に通されている。そしてホース14は、エンジン1
5、作動油タンク16、コントロールバルブ17などの
下あるいは側を通されて他端部の接続口金14cが配管
ブロック8cに接続されている。
【0015】配管ブロック8cにはホース14の接続口
金14cに連通するグリースフィッチング15が取り付
けられている。また、給脂口7aにもグリースフィッチ
ング15が取り付けられている。
【0016】図1〜図3を参照して、上述したとおりの
旋回軸受の給脂構造の作用を説明する。
【0017】(1)給脂配管の損傷防止:ホース14は
上部旋回体8の内部に配管されるから下部走行体4によ
り巻き上げられた障害物との接触、そして損傷、破損が
完全に防止される。
【0018】(2)コストの低減:給脂の配管にホース
14を用いたから、機器類が多数収容されている上部旋
回体8の内部でもその可撓性によって配管は容易であ
る。またホースは、鋼管チューブにおける、成形、保管
スペース、ハンドリングなどの問題を除くから製造コス
トを下げることができる。
【0019】(3)給脂作業が容易:給脂口7bに接続
したホース14はその他端が給脂口7aの近傍に導かれ
ている。したがって、複数個の給脂口7(図示では7a
および7b)の給脂作業を給脂口7aの近傍でまとめて
容易に行うことができる。
【0020】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。
【0021】(1)給脂口の数:本発明の実施の形態に
おいては複数個の給脂口7は旋回軸受6の外周部に18
0°離れて給脂口7aおよび7bの2個が設けられてい
るが、旋回軸受6の大きさ、構成などによって、その個
数は適宜に設定される。例えば図4に示すように、旋回
軸受6の外周部に90°ずつ離れた位置で給脂口7a、
7b、7c、7dの4個を設け、給脂口7b、7c、7
dの各々にホース14、24、15を接続し、それらの
他端部を給脂口7aの近傍に配置してもよい。
【0022】(2)ホースを複数個所にまとめる:本発
明の実施の形態においては給脂口7bに接続されたホー
ス14の他端部が給脂口7aの近傍に配置されている
が、複数個のホースの端を複数個所に分けてまとめても
よい。例えば図5に示すように、4個の給脂口7a、7
b、7c、7dのうち、給脂口7cに接続するホース2
6を給脂口7aの近傍に、給脂口7bに接続するホース
27を給脂口7dの近傍にと、2個所に分けてまとめる
こともできる。
【0023】
【発明の効果】本発明に従って構成された旋回軸受の給
脂構造によれば、障害物との接触による損傷を防止する
とともに、コストを下げ、さらに給脂作業を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された旋回軸受の給脂構造
を備える油圧ショベルの、旋回軸受の部分を断面図示し
た部分側面図。
【図2】図1をA−A矢印方向に見て上部旋回体の内部
を示した説明図。
【図3】図1のB−B矢印方向に見て給脂フィッチング
の部分を示した図。
【図4】他の実施の形態を示す説明図。
【図5】さらに他の実施の形態を示す説明図。
【図6】従来の旋回軸受の給脂構造を備える油圧ショベ
ルの部分側面図。
【図7】図7のC矢印方向に見て旋回軸受に配設される
チューブを示した説明図。
【符号の説明】
2:油圧ショベル(作業車両) 4:下部走行体 6:旋回軸受 6a:外輪 6b:内輪 7:給脂口 7a、7b:給脂口 7c、7d:給脂口 14:ホース 24、25、26、27:ホース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に上部旋回体を旋回自在に取
    り付ける旋回軸受の給脂構造において、 該旋回軸受に設けられた複数個の給脂口の少なくとも1
    個の近傍に、他の給脂口の各々に接続したホースの他端
    部を、該ホースを該上部旋回体の内部を通して配置し
    た、ことを特徴とする旋回軸受の給脂構造。
JP11004244A 1999-01-11 1999-01-11 旋回軸受の給脂構造 Pending JP2000205283A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106444A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
CN102086652A (zh) * 2009-12-03 2011-06-08 沃尔沃建造设备控股(瑞典)有限公司 在驾驶室内设有注脂装置的施工设备

Cited By (3)

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EP2333165A1 (en) * 2009-12-03 2011-06-15 Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB Construction equipment having grease injection device within cab

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