JP2000205158A - マルチベ―ンコンプレッサ - Google Patents

マルチベ―ンコンプレッサ

Info

Publication number
JP2000205158A
JP2000205158A JP746199A JP746199A JP2000205158A JP 2000205158 A JP2000205158 A JP 2000205158A JP 746199 A JP746199 A JP 746199A JP 746199 A JP746199 A JP 746199A JP 2000205158 A JP2000205158 A JP 2000205158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
vane
rotor
discharge
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP746199A
Other languages
English (en)
Inventor
Eita Gofuku
栄太 呉服
Takashi Komori
隆史 小森
Keiji Matsumoto
圭司 松本
Kenichi Minami
健一 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP746199A priority Critical patent/JP2000205158A/ja
Publication of JP2000205158A publication Critical patent/JP2000205158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチベーンコンプレッサの各種損失、即ち
圧力損失、受熱損失、摩擦損失、補機損失等を回避する
ことを目的としている。 【解決手段】長円形断面のシリンダ面を有するシリンダ
と、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有する
ロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自在
に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シリ
ンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーンコ
ンプレッサにおいて、シリンダに設けた吐出口をシリン
ダ面への開口部から離れるにつれてロータの回転方向側
となるように傾斜させて流れに沿った角度にしたことを
特徴とするマルチベーンコンプレッサである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガスエンジ
ン駆動ヒートポンプ(GHP)用に適したマルチベーン
コンプレッサに関し、特にマルチベーンコンプレッサの
各種損失を回避する改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンプレッサ所要動力の内訳とし
ては、理想的な場合に必要な仕事量(断熱圧縮仕事の
み)と無駄な仕事があり、この無駄な仕事は、圧力損失
(流路抵抗による損失)、受熱損失(体積増加による仕
事量増加)、摩擦損失(摺動部による損失)に大別され
る。これらの損失が従来のマルチベーンコンプレッサで
どのように発生していたかを次に説明する。
【0003】(1) 図2は従来のマルチベーンコンプ
レッサの一方(手前側)のサイドブロック1を除去した
状態を示す正面略図で、長円形断面のシリンダ面2を有
するシリンダ3と、このシリンダ3内に同芯に配置され
て入力軸4を有するロータ5と、ロータ5の略放射状複
数のベーン溝6に摺動自在に嵌合し先端縁がシリンダ面
2に摺接するベーン7と、シリンダ3を閉塞する前記サ
イドブロック1とを備え、ロータ5が矢印R方向に駆動
されると、ベーン7がY軸近傍を通過するまで体積の増
加する吸込室8内へのサイドブロックに設けた吸込口
(図示せず)から冷媒ガスを吸入し、この吸入冷媒ガス
をベーン7がY軸近傍を通過した後に体積の減少する圧
縮室9で圧縮して吐出口10から吐出している。ところ
が吐出口10はその中心線X1がX軸と平行であり、且
つ吐出口10のシリンダ面2上の開口部11の位置にき
たベーン7aの軸方向端面(手前の面)の中心線と略平
行になるように構成されているので、圧縮室9内でロー
タ5の接線方向に流れていた冷媒ガスが略直角に方向を
変えて吐出口10へ流入する形になり、圧力損失の増加
は避けられない。
【0004】(2) 前項の(1)の対策として、図4
のように吐出口10aの中心線X2をX軸に対して傾
け、即ちシリンダ面2への開口部11から吐出側へ離れ
るにつれてロータ5の回転方向(矢印R方向)側となる
ように傾斜させて流れに沿った角度αにした場合、吐出
側開口部14を囲む吐出弁弁座面15を図2と同様にX
軸と直角(Y軸と平行)のままにしておくと吐出口10
aの流路が長くなり、即ち死体積(デッドボリューム)
が大きくなり、受熱損失と圧力損失が大きくなる。尚1
6は開放状態のリード吐出弁、17は弁押え、18は固
定ねじである。
【0005】(3) 図6のように、吐出口10の吐出
側開口部14を囲む吐出弁弁座面15が、吐出口10の
シリンダ面2への開口部11のシリンダ面2の接線X3
に対して角度βだけ傾斜しているので、吐出口10のデ
ッドボリュームが大きくなり、受熱損失が大きくなる。
【0006】(4) 図10のように、軸方向に並ぶ複
数個の吐出口の吐出側開口部14を覆うリード吐出弁1
6は、基部21から個々の吐出側開口部14へ延び弁本
体22と同じ幅の支持部23を備えている。ところがそ
の場合は、吐出側開口部14に対して支持部23が硬く
なり、開放時に充分なリフトを稼ぐことができず、圧力
損失が大きくなり易い。
【0007】(5) 図13のように、サイドブロック
26の吐出ポート27を出た加圧冷媒は通路28で2分
割された後2個のメッシュ円筒29にその内面に沿い旋
回状(サイクロン式)に導入され、遠心力により分離さ
れた冷凍機油がメッシュ円筒29で捕獲されるように構
成されている。ところがその場合は、冷媒ガスが冷凍機
油の付着したメッシュ円筒29を通して吐出ケース30
の出口31から出る形になる為、メッシュ円筒29を通
過する時再び冷凍機油が付着し易く、冷凍機油捕捉性能
が低く圧力損失が大きくなるという不具合がある。尚3
2はサイドブロック、33は吸込ポートである。
【0008】(6) 図16のように、ロータ5に対向
するサイドブロック1の内面の内周部には吸入行程中に
ベーン溝底部6aが連通する1対の油溜36が設けてあ
るが、隣接油溜36、36間には油逃げ溝は設けられて
いない。この為特に圧縮行程末期にベーン溝底部6a内
の圧力が増し、ベーン7の先端がシリンダ面2をかじる
(摩耗させる)不具合が起こり易く、摩擦損失が大きく
なる。
【0009】(7) 図19、図20のように、ベーン
7の軸方向端面39は平坦である為、端面39の部分に
おける潤滑不良によるリークと摩耗が避けられず、受熱
損失(リーク)と摩擦損失が大きくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】マルチベーンコンプレ
ッサの各種損失、即ち圧力損失、受熱損失、摩擦損失等
を回避することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記(1)に対する改良
としての請求項1の発明は、長円形断面のシリンダ面を
有するシリンダと、このシリンダ内に同芯に配置されて
入力軸を有するロータと、ロータの略放射状複数のベー
ン溝に摺動自在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接する
ベーンと、シリンダを閉塞するサイドブロックを有する
マルチベーンコンプレッサにおいて、シリンダに設けた
吐出口をシリンダ面への開口部から離れるにつれてロー
タの回転方向側となるように傾斜させて流れに沿った角
度にしたことを特徴とするマルチベーンコンプレッサで
ある。
【0012】上記(2)に対する改良としての請求項2
の発明は、シリンダに設けた吐出口の吐出側開口部を囲
む吐出弁弁座面を吐出口と略直角にすると共に吐出口を
可及的に短くした請求項1に記載のマルチベーンコンプ
レッサである。
【0013】上記(3)に対する改良としての請求項3
の発明は、長円形断面のシリンダ面を有するシリンダ
と、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有する
ロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自在
に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シリ
ンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーンコ
ンプレッサにおいて、シリンダに設けた吐出口の吐出側
開口部を囲む吐出弁弁座面を、吐出口のシリンダ面への
開口部のシリンダ面の接線と略平行にすると共に吐出口
を可及的に短くしたことを特徴とするマルチベーンコン
プレッサである。
【0014】上記(4)に対する改良としての請求項4
の発明は、長円形断面のシリンダ面を有するシリンダ
と、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有する
ロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自在
に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シリ
ンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーンコ
ンプレッサにおいて、シリンダに設けた軸方向に並ぶ複
数個の吐出口の吐出側開口部を覆うリード吐出弁を、基
部から1個の吐出側開口部方向へ延びる幅の狭い支持部
と、この支持部の先端の第1弁本体と、第1弁本体から
横へ延びる第2弁本体とで構成したことを特徴とするマ
ルチベーンコンプレッサである。
【0015】上記(4)に対する別の改良としての請求
項5の発明は、長円形断面のシリンダ面を有するシリン
ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
コンプレッサにおいて、シリンダに設けた軸方向に並ぶ
複数個の吐出口の吐出側開口部を覆うリード吐出弁を、
基部から複数個の吐出側開口部の間へ延びる幅の狭い支
持部と、この支持部の先端から両横へ張出した1対の弁
本体とで構成したことを特徴とするマルチベーンコンプ
レッサである。
【0016】上記(5)に対する改良としての請求項6
の発明は、長円形断面のシリンダ面を有するシリンダ
と、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有する
ロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自在
に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シリ
ンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーンコ
ンプレッサにおいて、サイドブロックに設けた吐出ポー
トに先端半球状のメッシュ筒セパレータを接続し、メッ
シュ筒セパレータを囲む吐出ケースと区画板と多孔仕切
板により吐出ケース内に分離室を形成し、吐出ケースに
出口を設けたことを特徴とするマルチベーンコンプレッ
サである。
【0017】上記(6)に対する改良としての請求項7
の発明は、長円形断面のシリンダ面を有するシリンダ
と、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有する
ロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自在
に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シリ
ンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーンコ
ンプレッサにおいて、ロータに対向するサイドブロック
の内面の内周部に吸入行程中ベーン溝底部が連通する油
溜を設けると共に圧縮行程中にベーン溝底部を油溜に接
続する油逃げ溝を設けたことを特徴とするマルチベーン
コンプレッサである。
【0018】上記(7)に対する改良としての請求項8
の発明は、長円形断面のシリンダ面を有するシリンダ
と、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有する
ロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自在
に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シリ
ンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーンコ
ンプレッサにおいて、ベーンの軸方向端面に、基端がベ
ーン溝底部に連通し先端がベーン先端近傍で跡絶える油
供給溝を形成し、この油供給溝によって圧縮行程末期に
圧縮室へ、ベーン溝低部の冷凍機油を導くようにしたこ
とを特徴とするマルチベーンコンプレッサである。
【0019】上記(7)に対する別の改良としての請求
項9の発明は、長円形断面のシリンダ面を有するシリン
ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
コンプレッサにおいて、ベーンの軸方向端面に少なくと
もベーン先端近傍に開口するノズルを設け、このノズル
をベーン肉厚内の油路を介してベーン溝底部に接続した
ことを特徴とするマルチベーンコンプレッサである。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1の実施例である図1にお
いて、図2中の符号と同じ符号は対応部分であり、吐出
口10aはシリンダ面2への開口部11から離れるにつ
れてロータ5の回転方向(矢印R)側となるように、即
ちX軸に対して流れに沿った角度αだけ傾斜させてあ
る。角度αは例えば14°〜20°、好ましくは16°
〜18°であり、図示の角度は17°である。このよう
にすると圧縮室9でシリンダ面2に沿い押されてきた冷
媒ガスが殆ど流れ方向を変えることなく開口部11から
吐出口10a内に入り、圧力損失が低減(少なくとも3
%低減)する。
【0021】請求項2の実施例である図3において、吐
出口10aの吐出側開口部14を囲む吐出弁弁座面15
aを吐出口10aと略直角にすると共に吐出口10aを
可及的に短くしている。吐出口10aの中心線の長さ
は、シリンダ3が鋳鋼の場合、例えば3〜10mm、好
ましくは3〜6mm程度の小さい値である。このように
すると吐出口10aの体積(デッドボリューム)が小さ
くなり、受熱損失と圧力損失の低減(少なくとも3%低
減)に効果的である。
【0022】請求項3の実施例である図5において、吐
出弁弁座面15bを吐出口10のシリンダ面2への開口
部11のシリンダ面2の接線X4と略平行にすると共
に、吐出口10を可及的に短くしている。吐出口10の
中心線の長さは、シリンダ3が鋳鋼の場合、例えば3〜
10mm、好ましくは3〜6mm程度の小さい値であ
る。このようにすると吐出口10の体積(デッドボリュ
ーム)が小さくなり、受熱損失の低減に効果的(少なく
とも3%低減可能)である。
【0023】請求項4の実施例である図7、図8におい
て、シリンダ3に設けた軸方向に並ぶ4個の吐出口10
の吐出側開口部14を覆うリード吐出弁16は基部21
から中央2個の吐出側開口部14に夫々向かい延びる幅
の狭い支持部23と、この支持部23の先端の第1弁本
体22aと、第1弁本体22aから横に延びる第2弁本
体22bとで構成されている。この実施例では第1、第
2弁本体22a、22bの為の1個の支持部23が図1
0の支持部23と同じ幅に形成されているが、略同一幅
程度でよく、これによりリード吐出弁16は柔らかくな
り、開放時のリフトを大きく保つことが容易になる為、
圧力損失は少なくとも3%低減する。
【0024】請求項5の実施例である図9において、リ
ード吐出弁16は基部21から左右各2個の吐出側開口
部14の間に夫々向かい延びる幅の狭い支持部23と、
この支持部23の先端から両横へ張出した1対の弁本体
22cとで構成されている。これによりリード吐出弁1
6は柔らかくなり、開放時のリフトを大きく保つことが
容易になる為、圧力損失は少なくとも3%低減する。
【0025】請求項6の実施例である図11、図12に
おいて、吐出ポート27に通路28を介して先端半球状
のメッシュ筒セパレータ42を接続し、このメッシュ筒
セパレータ42を囲むように吐出ケース30と、吐出ケ
ース30に固定した区画板43と、通路28の外壁に固
定した多孔仕切板44により吐出ケース30内に分離室
45を形成している。冷凍機油と冷媒の加圧混合体はメ
ッシュ筒セパレータ42から4方に均一に低速で流出
し、油は慣性により吐出ケース30、区画板43、多孔
仕切板44に衝突して付着捕獲され、区画板43の上面
を伝い下端の開口46から滴下し、吐出ケース30の底
部の排出孔(図示せず)から回収される。47は小孔で
ある。この構成により冷凍機油捕捉性能が向上し、コン
プレッサーを冷凍配管中の圧力吐出した後の損失は少な
くとも2%低減する。
【0026】請求項7の実施例である図15において、
ロータ5に対向するサイドブロック1の内面の内周部に
吸入行程中にベーン溝底部6aが連通する油溜36を設
けると共に、少なくとも圧縮行程末期にベーン溝底部6
aを油溜36に接続する半径方向幅の狭い且つ断面積の
小さい油逃げ溝50を設けている。これにより、ベーン
溝底部6aが高圧になる圧縮行程末期にベーン7の多少
の後退が可能となり、シリンダ面2をかじることによる
摩擦損失を少なくとも2%低減することができる。
【0027】請求項8の実施例である図17において、
ベーン7の軸方向端面39の中央に、基端52がベーン
溝底部6aに連通し、先端53がベーン先端近傍で跡絶
える油供給溝54を形成し、この油供給溝54によって
圧縮行程末期に圧縮室9へベーン溝低部6aの冷凍機油
を導く。これによりリーク防止に伴う受熱損失低減と、
摩擦損失低減が可能となる。
【0028】請求項9の実施例である図21、図22に
おいて、ベーン7の軸方向端面39のベーン先端近傍と
途中位置に開口するノズル57、58を設け、これらの
ノズル57、58をベーン7の肉厚内の油路59を介し
てベーン溝底部6aに接続している。これによりリーク
防止に伴う受熱損失低減と、摩擦損失低減が可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】各請求項の発明によると、圧力損失、受
熱損失、摩擦損失の1又は2以上を効果的に減すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1のコンプレッサの一方のサイドブロ
ックを除去した状態を示す正面略図である。
【図2】 図1に対応する従来例の正面略図である。
【図3】 請求項2のコンプレッサの一方のサイドブロ
ックを除去した状態を示す正面略図である。
【図4】 図3に対応する改良例の正面略図である。
【図5】 請求項3のコンプレッサの一方のサイドブロ
ックを除去した状態を示す正面略図である。
【図6】 図5に対応する従来例の正面略図である。
【図7】 請求項4のコンプレッサの一方のサイドブロ
ックを除去した状態を示す正面略図である。
【図8】 図7のVIII−VIII矢視平面略図である。
【図9】 請求項5のコンプレッサの図8に相当する平
面略図である。
【図10】 図8、図9に対応する従来例の平面略図で
ある。
【図11】 請求項6のコンプレッサの縦断側面略図で
ある。
【図12】 図11のXII-XII断面略図である。
【図13】 図11に対応する従来例の縦断側面略図で
ある。
【図14】 図13のXIV-XIV断面略図である。
【図15】 請求項7のコンプレッサの一方のサイドブ
ロックとロータを除去した状態を示す正面略図である。
【図16】 図15に対応する従来例の正面略図であ
る。
【図17】 請求項8のコンプレッサの一方のサイドブ
ロックを除去した状態を示す正面略図である。
【図18】 (A)、(B)は夫々図17内のベーンの
正面図と側面図である。
【図19】 図17に対応する従来例の正面略図であ
る。
【図20】 図17内のベーンの図18に対応する正面
図と側面図である。
【図21】 請求項9のコンプレッサの一方のサイドブ
ロックを除去した状態を示す正面略図である。
【図22】 (A)、(B)は夫々図21内のベーンの
正面図と側面図である。
【符号の説明】
1 サイドブロック 2 シリンダ面 3 シリンダ 4 入力軸 5 ロータ 6 ベーン溝 6a ベーン溝底部 7 ベーン 9 圧縮室 10、10a 吐出口 11 開口部 15a、15b 吐出弁弁座面 22a、22b 第1、第2弁本体 22c 弁本体 23 支持部 39 軸方向端面 42 メッシュ筒セパレータ 43 区画板 44 仕切板 45 分離室 52 基端 53 先端 54 油供給溝 59 油路 R 矢印(回転方向)
フロントページの続き (72)発明者 松本 圭司 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 南 健一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 3H040 AA09 BB05 BB11 CC09 CC14 CC16 CC19 DD03 DD23 DD28 DD33

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、シリンダに設けた吐出口をシリ
    ンダ面への開口部から離れるにつれてロータの回転方向
    側となるように傾斜させて流れに沿った角度にしたこと
    を特徴とするマルチベーンコンプレッサ。
  2. 【請求項2】 シリンダに設けた吐出口の吐出側開口部
    を囲む吐出弁弁座面を吐出口と略直角にすると共に吐出
    口を可及的に短くした請求項1に記載のマルチベーンコ
    ンプレッサ。
  3. 【請求項3】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、シリンダに設けた吐出口の吐出
    側開口部を囲む吐出弁弁座面を、吐出口のシリンダ面へ
    の開口部のシリンダ面の接線と略平行にすると共に吐出
    口を可及的に短くしたことを特徴とするマルチベーンコ
    ンプレッサ。
  4. 【請求項4】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、シリンダに設けた軸方向に並ぶ
    複数個の吐出口の吐出側開口部を覆うリード吐出弁を、
    基部から1個の吐出側開口部方向へ延びる幅の狭い支持
    部と、この支持部の先端の第1弁本体と、第1弁本体か
    ら横へ延びる第2弁本体とで構成したことを特徴とする
    マルチベーンコンプレッサ。
  5. 【請求項5】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、シリンダに設けた軸方向に並ぶ
    複数個の吐出口の吐出側開口部を覆うリード吐出弁を、
    基部から複数個の吐出側開口部の間へ延びる幅の狭い支
    持部と、この支持部の先端から両横へ張出した1対の弁
    本体とで構成したことを特徴とするマルチベーンコンプ
    レッサ。
  6. 【請求項6】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、サイドブロックに設けた吐出ポ
    ートに先端半球状のメッシュ筒セパレータを接続し、メ
    ッシュ筒セパレータを囲む吐出ケースと区画板と多孔仕
    切板により吐出ケース内に分離室を形成し、吐出ケース
    に出口を設けたことを特徴とするマルチベーンコンプレ
    ッサ。
  7. 【請求項7】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、ロータに対向するサイドブロッ
    クの内面の内周部に吸入行程中ベーン溝底部が連通する
    油溜を設けると共に圧縮行程中にベーン溝底部を油溜に
    接続する油逃げ溝を設けたことを特徴とするマルチベー
    ンコンプレッサ。
  8. 【請求項8】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、ベーンの軸方向端面に、基端が
    ベーン溝底部に連通し先端がベーン先端近傍で跡絶える
    油供給溝を形成し、この油供給溝によって圧縮行程末期
    に圧縮室へ、ベーン溝低部の冷凍機油を導く構成とした
    ことを特徴とするマルチベーンコンプレッサ。
  9. 【請求項9】 長円形断面のシリンダ面を有するシリン
    ダと、このシリンダ内に同芯に配置されて入力軸を有す
    るロータと、ロータの略放射状複数のベーン溝に摺動自
    在に嵌合し先端縁がシリンダ面に摺接するベーンと、シ
    リンダを閉塞するサイドブロックを有するマルチベーン
    コンプレッサにおいて、ベーンの軸方向端面に少なくと
    もベーン先端近傍に開口するノズルを設け、このノズル
    をベーン肉厚内の油路を介してベーン溝底部に接続した
    ことを特徴とするマルチベーンコンプレッサ。
JP746199A 1999-01-14 1999-01-14 マルチベ―ンコンプレッサ Pending JP2000205158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP746199A JP2000205158A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 マルチベ―ンコンプレッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP746199A JP2000205158A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 マルチベ―ンコンプレッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000205158A true JP2000205158A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11666467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP746199A Pending JP2000205158A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 マルチベ―ンコンプレッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000205158A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503680A (ja) * 2004-06-24 2008-02-07 ルーク アウトモービルテヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト ポンプ
WO2008086815A1 (fr) * 2007-01-16 2008-07-24 Mohand Laziz Bensadi Procede de fabrication d'une pompe hydraulique a palettes inclinees
JP2014125960A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Calsonic Kansei Corp 気体圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503680A (ja) * 2004-06-24 2008-02-07 ルーク アウトモービルテヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト ポンプ
WO2008086815A1 (fr) * 2007-01-16 2008-07-24 Mohand Laziz Bensadi Procede de fabrication d'une pompe hydraulique a palettes inclinees
JP2014125960A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Calsonic Kansei Corp 気体圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0180608B1 (ko) 왕복운동형 압축기
JP5429353B1 (ja) 圧縮機
US20240141897A1 (en) Axially flexible compressor
KR100263408B1 (ko) 토출 챔버 압력 해제 홈을 갖는 회전식 압축기
JP5370450B2 (ja) 圧縮機
JPS58135396A (ja) 可動翼型圧縮機
JP2000205158A (ja) マルチベ―ンコンプレッサ
US3894812A (en) Liquid ring vacuum pump-compressor
JP3087665B2 (ja) ロータリー圧縮機
WO2008056533A1 (fr) Compresseur à piston
JP3738149B2 (ja) 気体圧縮機
JP3753199B2 (ja) アキシャルピストンポンプ
US4648818A (en) Rotary sleeve bearing apparatus for a rotary compressor
JPH0217195Y2 (ja)
JPH07189887A (ja) アキシャルピストン型ポンプ
JPH09287553A (ja) アキシャルピストン型油圧ポンプ
CN212774755U (zh) 旋转式压缩机和制冷循环系统
KR101543660B1 (ko) 압축기 및 맥동저감 밸브조립체
EP3816450B1 (en) Damping apparatus for exhaust valve in compressor, exhaust valve assembly, and compressor
JP6123488B2 (ja) ロータリ式圧縮機
KR20240031705A (ko) 오일 차단 가이드를 구비한 밀폐형 압축기
JP3123178B2 (ja) ローリングピストン型圧縮機
JPS6137834Y2 (ja)
CN115539390A (zh) 一种压缩机的回油结构、压缩机和空调器
US5348457A (en) Vane-type compressor with at least one suction hole