JP2000205091A - スイング式パワ―ユニット - Google Patents

スイング式パワ―ユニット

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JP2000205091A
JP2000205091A JP11007853A JP785399A JP2000205091A JP 2000205091 A JP2000205091 A JP 2000205091A JP 11007853 A JP11007853 A JP 11007853A JP 785399 A JP785399 A JP 785399A JP 2000205091 A JP2000205091 A JP 2000205091A
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belt
kick
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variable transmission
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義之 関谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速機を備えたスイング式パワ
ーユニットにおいて、キック式スタータのキックシャフ
トを、メインスタンドと干渉しないようにできるだけ高
い位置に設置して使い勝手を向上させる。 【解決手段】 メインスタンド23を介して路面に支持
可能な自動二輪車の車体フレームFに揺動自在に支持さ
れたスイング式パワーユニットPは、エンジンEと該エ
ンジンEの駆動力を駆動輪Wrに伝達するベルト式無段
変速機Tとを一体に備える。エンジンEを始動するキッ
ク式スタータ25のキックペダル27を支持するキック
シャフト26はベルト式無段変速機Tの車体外側のケー
シング38に片持ち支持され、かつ前記キックシャフト
26はベルト式無段変速機Tの駆動プーリ54および従
動プーリ59の中心間を結ぶ線分L1 よりも上方に配置
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと該エン
ジンの駆動力を駆動輪に伝達する変速機とを一体に備え
て車体フレームに揺動自在に支持されるスイング式パワ
ーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるスイング式パワーユニットは小型
の自動二輪車や自動三輪車の簡便な動力源として好適で
あり、その一例が実公昭60−33343号公報、特開
平1−153395号公報に開示されている。上記実公
昭60−33343号公報に記載されたものは、エンジ
ンを始動するためのキック式スタータのキックシャフト
がベルト式無段変速機の駆動プーリおよび従動プーリの
中心間を結ぶ線分の僅かに上方に配置されており、また
上記特開平1−153395号公報に記載されたもの
は、キック式スタータのキックシャフトがエンジンのク
ランクシャフトと同軸上に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般にスイン
グ式パワーユニットを備えた車両では、キック式スター
タのキックペダルの下方に近接してメインスタンドが配
置されているため、キックペダルの操作時にメインスタ
ンドが邪魔にならないように、またメインスタンドの操
作時にキックペダルが邪魔にならないように、キックシ
ャフトをできるだけ高い位置に配置することが望まし
い。
【0004】しかしながら、上記実公昭60−3334
3号公報に記載されたものは、キックシャフトがベルト
式無段変速機のケーシングの内側ケーシングおよび外側
ケーシング間に両持ち状に架設されているので、ベルト
式無段変速機のVベルトとの干渉を避けようとするとキ
ックシャフトの位置を充分に上方に移動させることがで
きないという問題があった。
【0005】また上記特開平1−153395号公報に
記載されたものは、キック式スタータのキックシャフト
がエンジンのクランクシャフトと同軸上に配置されてい
るので、クランクシャフトの位置に拘束されてキックシ
ャフトの位置を充分に上方に移動させることができない
という問題があった。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ベルト式無段変速機を備えたスイング式パワーユニ
ットにおいて、キック式スタータのキックシャフトをで
きるだけ高い位置に設置して使い勝手を向上させること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、メインスタン
ドを介して路面に支持可能な自動二輪車や自動三輪車の
車体フレームに揺動自在に支持され、エンジンと該エン
ジンの駆動力を駆動輪に伝達するベルト式無段変速機と
を一体に備えたスイング式パワーユニットにおいて、エ
ンジンを始動するキック式スタータのキックペダルを支
持するキックシャフトをベルト式無段変速機の車体外側
のケーシングに片持ち支持するとともに、前記キックシ
ャフトをベルト式無段変速機の駆動プーリおよび従動プ
ーリの中心間を結ぶ線分よりも上方に配置したことを特
徴とするスイング式パワーユニットが提案される。
【0008】上記構成によれば、エンジンを始動するキ
ック式スタータのキックシャフトをベルト式無段変速機
の車体外側のケーシングに片持ち支持したので、ベルト
式無段変速機のケーシングの内部に収納したVベルトと
キックシャフトとが干渉する虞がなくなる。その結果、
キックシャフトをベルト式無段変速機の駆動プーリおよ
び従動プーリの中心間を結ぶ線分よりも充分に上方に配
置することが可能となり、キックペダルおよびメインス
タンドが相互に干渉し難くなって使い勝手が向上する。
【0009】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、ベルト式無段変速機のケーシ
ングの上面に上方に張り出す張出部を形成し、この張出
部内に、前記ケーシングをエンジンブロックに一体に結
合するボルトのボス部と、キック式スタータのキックシ
ャフトに固定したギヤとを配置したことを特徴とするス
イング式パワーユニットが提案される。
【0010】上記構成によれば、ベルト式無段変速機の
ケーシングの上面に上方に張り出すように形成した張出
部の内部空間を利用して、前記ケーシングをエンジンブ
ロックに一体に結合するボルトのボス部と、キック式ス
タータのキックシャフトに固定したギヤとを配置したの
で、ベルト式無段変速機のケーシングの大型化を最小限
に抑えながら前記ボス部および前記ギヤをコンパクトに
配置することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図11は本発明の一実施例を示すも
ので、図1はスクータ型の自動二輪車の全体側面図、図
2は図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、
図4は図3の4−4線矢視図、図5は図3の5−5線断
面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図3の7−
7線断面図、図8は図2の要部拡大図、図9は図8の9
−9線断面図、図10はパワーユニットの左側面図、図
11はパワーユニットの組み立て時の作用説明図であ
る。
【0013】図1および図2に示すように、操向ハンド
ル11により操舵される前輪Wfとスイング式のパワー
ユニットPにより駆動される後輪Wrとを備えたスクー
タ型の自動二輪車Vの車体フレームFは、フロントフレ
ーム12、センターフレーム13およびリヤフレーム1
4に3分割される。フロントフレーム12は、ヘッドパ
イプ121 、ダウンチューブ122 およびステップフロ
ア支持部123 を一体に備えたアルミ合金の鋳造品から
構成される。パワーユニットPがピボット15を介して
上下揺動自在に支持されるセンターフレーム13はアル
ミ合金の鋳造品から構成され、前記フロントフレーム1
2の後端に結合される。パワーユニットPの後上方に延
びるリヤフレーム14は環状のパイプ材から構成され、
その上面に燃料タンク16が支持される。センターフレ
ーム13の上面にはヘルメットケース17が支持されて
おり、シート18を一体に有するカバー19によってヘ
ルメットケース17および燃料タンク16が開閉自在に
覆われる。
【0014】パワーユニットPは、シリンダを車体前方
に向けて配置した水冷式の単気筒4サイクルエンジンE
と、エンジンEの左側面から車体後方に延びるベルト式
無段変速機Tとを一体に結合してなり、ベルト式無段変
速機Tの後部上面がリヤクッション20を介してセンタ
ーフレーム13の後端に結合される。ベルト式無段変速
機Tの上面にはエアクリーナ21およびキャブレタ24
が支持され、ベルト式無段変速機Tの右側面にはマフラ
ー22が支持され、エンジンEの下面には起立・倒伏可
能なメインスタンド23が支持される。またベルト式無
段変速機Tの左側面にはキック式スタータ25のキック
シャフト26が突出しており、このキックシャフト26
の先端にクランク状のキックペダル27が設けられる。
【0015】図3〜図5から明らかなように、エンジン
Eは、クランクシャフト31に沿って鉛直方向に延びる
割り面P1 により分割された第1エンジンブロック32
および第2エンジンブロック33を備えており、第1エ
ンジンブロック32はシリンダブロック321 およびク
ランクケースの半部322 を構成するとともに、第2エ
ンジンブロック33はクランクケースの他の半部を構成
する。第1エンジンブロック32の前端には割り面P2
を介してシリンダヘッド34が結合され、シリンダヘッ
ド34の前端には割り面P3 を介してヘッドカバー35
が結合される。第1、第2エンジンブロック32,33
の右側面には割り面P4 を介して発電機カバー36が結
合される。
【0016】ベルト式無段変速機Tは、割り面P5 を介
して結合された右側の第1変速機ケーシング37および
左側の第2変速機ケーシング38を備えており、第1変
速機ケーシング37の前部右側面が、第1、第2エンジ
ンブロック32,33の左側面に割り面P6 を介して結
合される。また第1変速機ケーシング37の後部右側面
には割り面P7 を介して減速機ケーシング39が結合さ
れる。
【0017】図3に示すように、第1エンジンブロック
32に内装したシリンダ41の内部に摺動自在に嵌合す
るピストン42は、コネクティングロッド43を介して
クランクシャフト31に連接される。シリンダヘッド3
4にはカムシャフト44が回転自在に支持されており、
シリンダヘッド34に設けた図示せぬ吸気バルブおよび
排気バルブが前記カムシャフト44によって開閉駆動さ
れる。第1エンジンブロック32に設けたチェーン通路
321 内に収納されたタイミングチェーン45が、クラ
ンクシャフト31に設けた駆動スプロケット46とカム
シャフト44に設けた従動スプロケット47とに巻き掛
けられる。従って、クランクシャフト31の2回転につ
き、カムシャフト44は1回転する。
【0018】クランクシャフト31の右側に設けられた
交流発電機48は前記発電機カバー36により覆われて
おり、その発電機カバー36の右側にラジエータ49が
設けられる。ラジエータ49に冷却風を供給すべく、ク
ランクシャフト31の右端に固定された冷却ファン50
が交流発電機48およびラジエータ49間に配置され
る。また内部にサーモスタット51を収納したサーモス
タットケース52がシリンダヘッド34の右側面に割り
面P8 を介して結合されており、カムシャフト44の右
端に設けられた冷却水ポンプ53がシリンダヘッド34
およびサーモスタットケース52によって囲まれた空間
に収納される。
【0019】第1変速機ケーシング37および第2変速
機ケーシング38の内部に突出するクランクシャフト3
1の左端に、ベルト式無段変速機Tの入力回転部材であ
る駆動プーリ54が設けられる。駆動プーリ54は、ク
ランクシャフト31に固定された固定側プーリ半体55
と、固定側プーリ半体55に対して接近・離間可能な可
動側プーリ半体56とを備えており、可動側プーリ半体
56はクランクシャフト31の回転数の増加に応じて半
径方向外側に移動する遠心ウエイト57によって固定側
プーリ半体55に接近する方向に付勢される。
【0020】第1変速機ケーシング37の後部および減
速機ケーシング39間に支持された出力軸58に設けら
れた従動プーリ59は、出力軸58に相対回転可能に支
持された固定側プーリ半体60と、固定側プーリ半体6
0に対して接近・離間可能な可動側プーリ半体61とを
備えており、可動側プーリ半体61はスプリング62で
固定側プーリ半体60に向けて付勢されるとともに、固
定側プーリ半体60と出力軸58との間に発進用クラッ
チ63が設けられる。そして駆動プーリ54および従動
プーリ59間に無端状のVベルト64が巻き掛けられ
る。
【0021】第1変速機ケーシング37および減速機ケ
ーシング39間には前記出力軸58と平行な中間軸65
および車軸66が支持されており、これら出力軸58、
中間軸65および車軸66間に減速ギヤ列67が設けら
れる。そして減速機ケーシング39を貫通して右側に突
出する車軸66の右端に後輪Wrが設けられる。
【0022】而して、エンジンEのクランクシャフト3
1の回転はベルト式無段変速機Tの入力部材である駆動
プーリ54に伝達され、その駆動プーリ54からVベル
ト64、従動プーリ59、発進用クラッチ63および減
速ギヤ列67を介して後輪Wrに伝達される。
【0023】エンジンEの低速回転時には、駆動プーリ
54の遠心ウエイト57に作用する遠心力が小さいた
め、従動プーリ59のスプリング62によって固定側プ
ーリ半体60および可動側プーリ半体61間の溝幅が減
少し、変速比はLOWになっている。この状態からクラ
ンクシャフト31の回転数が増加すると、遠心ウエイト
57に作用する遠心力が増加して駆動プーリ54の固定
側プーリ半体55および可動側プーリ半体56間の溝幅
が減少し、それに伴って従動プーリ59の固定側プーリ
半体60および可動側プーリ半体61間の溝幅が増加す
るため、変速比はLOWからTOPに向かって無段で変
化する。
【0024】図3および図4から明らかなように、ラジ
エータ49の前下部とサーモスタットケースカバー52
1 とが冷却水配管71で接続され、サーモスタットケー
ス52と第1エンジンブロック32とが冷却水配管72
で接続され、シリンダヘッド34とラジエータ49の後
上部とが冷却水配管73で接続される。
【0025】エンジンEの暖機運転が完了した状態で
は、カムシャフト44により駆動される冷却水ポンプ5
3から排出された冷却水は、サーモスタットケース52
および冷却水配管72を経て第1エンジンブロック32
およびシリンダヘッド34内のウオータジャケットに供
給され、そこを通過する間にエンジンEを冷却した後に
冷却水配管73を経てラジエータ49に供給される。そ
してラジエータ49を通過する間に温度低下した冷却水
は、冷却水配管71およびサーモスタット51を経て前
記冷却水ポンプ53に戻される。一方、エンジンEが暖
機運転中であって冷却水温度が低いときにはサーモスタ
ット51が作動し、冷却水はラジエータ49を通過する
ことなくエンジンEの内部を循環して速やかに温度上昇
する。
【0026】このように、エンジンEの右側面にラジエ
ータ49、冷却ファン50、サーモスタット51、冷却
水ポンプ53、冷却水配管71,72,73等のエンジ
ン冷却用の補機類を集中的に配置したので、組み立て時
やメンテナンス時にエンジンEの姿勢を大きく変更する
ことなく前記補機類を一方向から効率よく着脱すること
が可能となり、しかも冷却水配管71,72,73の長
さを最小限に抑えることができる。
【0027】特に、エンジンEに対してベルト式無段変
速機Tが分離可能であるためにエンジンEの運搬や姿勢
変更等が容易になるだけでなく、ベルト式無段変速機T
が結合される割り面P6 を下向きにしてエンジンEを支
持することにより、前記補機類の着脱が容易なようにエ
ンジンEの姿勢を安定させることができる。またカムシ
ャフト44および冷却水ポンプ53を駆動するタイミン
グチェーン45もエンジンEの右側面に配置されている
ため、冷却水ポンプ53の組み付け時にタイミングチェ
ーン45を同時に組み付けることが可能になって作業性
が一層向上する。またエンジンブロックおよび変速機ケ
ーシングを分離不能な一体構造とした従来のものに比べ
て、個々の部品を小型化して鋳造金型のコストを削減す
ることができるだけでなく、複数種類のエンジンおよび
複数種類の変速機を種々の態様で組み合わせることが可
能になって汎用性が向上する。
【0028】更に、エンジンブロックをクランクシャフ
ト31の軸線に沿って第1エンジンブロック32および
第2エンジンブロック33に2分割し、第1エンジンブ
ロック32側にシリンダ41、ピストン42、コネクテ
ィングロッド43およびクランクシャフト31を予め組
み付けることができるので、エンジンEの組み立てが容
易になる。
【0029】図3および図5〜図7から明らかなよう
に、第1、第2エンジンブロック32,33と第1変速
機ケーシング37とは、第1変速機ケーシング37側か
ら螺入される4本のボルト74,74;75,75によ
って一体に結合される。第1変速機ケーシング37を第
1エンジンブロック32に結合する前側の2本のボルト
74,74の頭部と、第1変速機ケーシング37を第2
エンジンブロック33に結合する下部後側の1本のボル
ト75の頭部とはベルト式無段変速機Tの外部に露出し
ており、また第1変速機ケーシング37を第2エンジン
ブロック33に結合する上部後側の1本のボルト75の
頭部は第2変速機ケーシング38により覆われてベルト
式無段変速機Tの外部からは目視不能である。
【0030】第1、第2エンジンブロック32,33の
左側面にはクランクシャフト31を中心とする円形の開
口76(図5参照)が形成され、また第1変速機ケーシ
ング37にもクランクシャフト31を中心とする円形の
開口77(図6および図7参照)が形成される。第1、
第2エンジンブロック32,33および第1変速機ケー
シング37を結合するとき、第1、第2エンジンブロッ
ク32,33の開口76の周縁に形成した環状の座部7
8と、第1変速機ケーシング37の開口77の周縁に形
成した環状の座部79とが、環状のシール部材80(図
3参照)を介して当接する。第1変速機ケーシング37
の開口77の直径は、ベルト式無段変速機Tの駆動プー
リ54の最大外径よりも僅かに大きくなっており、従っ
て駆動プーリ54は第1変速機ケーシング37の開口7
7を通過可能である。
【0031】また第1エンジンブロック32および第1
変速機ケーシング37には前側の2本のボルト74,7
4が貫通する各2個のボス部81,81;82,82が
突設されるとともに、第2エンジンブロック33および
第1変速機ケーシング37には後側の2本のボルト7
5,75が貫通する各2個のボス部83,83;84,
84が突設される。
【0032】従って、第1、第2エンジンブロック3
2,33を4本のボルト74,74;75,75で第1
変速機ケーシング37に結合するとき、第1、第2エン
ジンブロック32,33の4個のボス部81,81;8
3,83が第1変速機ケーシング37の4個のボス部8
2,82;84,84にそれぞれ当接する。尚、図5お
よび図6において、第1、第2エンジンブロック32,
33および第1変速機ケーシング37の相互に当接する
部分が網目で示されている。
【0033】而して、相互に当接する第1、第2エンジ
ンブロック32,33の座部78および第1変速機ケー
シング37の座部79と、相互に当接する第1、第2エ
ンジンブロック32,33のボス部81,81;83,
83および第1変速機ケーシング37のボス部82,8
2;84,84との間に、断熱空気層を構成する空間S
(図3参照)が形成される。このように、第1、第2エ
ンジンブロック32,33と第1変速機ケーシング37
との間に断熱空気層を構成する空間Sを形成することに
より、エンジンEの熱がベルト式無段変速機Tに伝達さ
れるのを防止し、ベルト式無段変速機Tの冷却機能を特
別に高めることなく熱に弱いVベルト64の耐久性を確
保することができる。
【0034】また図11に示すように、パワーユニット
Pを組み立てる際に、予めサブアセンブリとして組み立
てたエンジンEのクランクシャフト31にベルト式無段
変速機Tの駆動プーリ54を組み付けておき、その後に
第1、第2エンジンブロック32,33と第1変速機ケ
ーシング37とを4本のボルト74,74;75,75
で結合する。このとき、第1変速機ケーシング37の開
口77の直径はクランクシャフト31に組み付けた駆動
プーリ54の最大外径よりも大きいため、第1、第2エ
ンジンブロック32,33と第1変速機ケーシング37
とを支障なく結合することが可能となって組み付け性が
向上する。
【0035】図2および図3から明らかなように、キッ
ク式スタータ25のキックシャフト26およびスタータ
シャフト85は車体外側に位置する第2変速機ケーシン
グ38に片持ち状に支持されており、キックシャフト2
6は第2変速機ケーシング38から外部に突出するとと
もに、スタータシャフト85はクランクシャフト31の
軸端に同軸に対向する。スプリング86で原位置に向け
て付勢されたキックシャフト26に固定されたセクタギ
ヤ87は、スタータシャフト85に一体に形成したピニ
オン88に噛合する。スタータシャフト86はクランク
シャフト31に対して軸方向に接近・離反可能に支持さ
れており、スプリング89に抗してクランクシャフト3
1に接近したときに該クランクシャフト31の軸端に噛
合可能である。
【0036】而して、キックペダル27をキックすると
キックシャフト26の回転がセクタギヤ97およびピニ
オン88を介してスタータシャフト85に伝達され、ス
タータシャフト85が回転しながら軸方向に移動してク
ランクシャフト31の軸端に噛合する。その結果、スタ
ータシャフト85によってクランクシャフト31がクラ
ンキングされてエンジンEが始動する。
【0037】キックシャフト26を車体外側に位置する
第2変速機ケーシング38に片持ち状に支持したことに
より、第1、第2変速機ケーシング37,38内に収納
したVベルト64とキックシャフト26とが干渉する虞
がなくなるため、キックシャフト26の位置を充分に上
方に移動させることができる。図2から明らかなよう
に、キックシャフト26の位置は、ベルト式無段変速機
Tの駆動プーリ54の中心(クランクシャフト31の軸
心)と従動プーリ59の中心(出力軸58の軸心)とを
結ぶ線分L1 よりも上方、かつ駆動プーリ54の中心を
通って路面と平行な直線L2 よりも上方に配置されてお
り、側面視でVベルト64と重なっているが、それを第
2変速機ケーシング38に片持ち状に支持したためにV
ベルト64と干渉することはない(図3参照)。
【0038】図7に示すように、第1、第2変速機ケー
シング37,38の上面の一部が上方に張り出して張出
部90を構成しており、この張出部90に位置する第1
ケーシング37の内面に、該第1変速機ケーシング37
を第2エンジンブロック33に結合する上側のボルト7
5を挿入するボス部84が配置される。またキックペダ
ル27をキックしてキックシャフト26と共にセクタギ
ヤ97が図7の時計方向に回転したとき、このセクタギ
ヤ97は前記張出部90内に収納されて第1、第2変速
機ケーシング37,38の上壁との干渉が防止される。
このように、第1、第2変速機ケーシング37,38の
上面の張出部90を利用して前記上側のボルト75のボ
ス部84およびキック式スタータ25のセクタギヤ97
を収納したので、第1、第2変速機ケーシング37,3
8の大型化を最小限に抑えながらボス部84およびセク
タギヤ97をコンパクトに配置することができる。
【0039】図8および図9に示すように、センターフ
レーム13にゴムブッシュ91,91を介して支持した
左右一対のボルト92,92に、左右のリンクプレート
93,94が揺動自在に枢支される。車体左側のリンク
プレート93の外側面に設けた2個のボックス状のスト
ッパラバー支持部材95,95にストッパラバー96,
96がそれぞれ装着され、またセンターフレーム13に
前記ストッパラバー96,96がそれぞれ当接する2個
の受け面131 ,132 が形成される。左右のリンクプ
レート93,94は連結ロッド97および前記ピボット
15で一体に連結されており、シリンダブロック321
およびクランクケースの半部322 が一体に形成された
第1エンジンブロック32の前記クランクケースの半部
322 の上面から前上方に突出する右ハンガーブラケッ
ト98R(図5参照)と、第1変速機ケーシング37の
上面から前上方に突出する左ハンガーブラケット98L
(図6参照)とが、前記ピボット15にそれぞれゴムブ
ッシュ99,99を介して支持される。
【0040】而して、パワーユニットPから左右のハン
ガーブラケット98L,98Rを介してピボット15に
入力された荷重は、ピボット15を支持するゴムブッシ
ュ99,99の弾性変形により吸収されるとともに、リ
ンクプレート93,94がボルト92,92回りに揺動
してストッパラバー96,96がセンターフレーム13
の受け面131 ,132 に押し付けられて弾性変形する
ことにより吸収される。また前記荷重はボルト92,9
2をセンターフレーム13に支持するゴムブッシュ9
1,91の弾性変形によっても吸収される。
【0041】図5から明らかなように、シリンダブロッ
ク321 と一体に形成したクランクケースの半部322
に右ハンガーブラケット98Rを一体に形成したので、
その右ハンガーブラケット98Rをシリンダブロック3
1 の上方に張り出してシリンダヘッド34が結合され
る割り面P2 に充分に接近させることができる。
【0042】なぜならば、シリンダブロックとクランク
ケースとを別部材で構成して割り面で結合したと仮定す
ると、クランクケースの前記割り面を加工する都合上か
ら、該クランクケースに設けたハンガーブラケットを前
記割り面を越えてシリンダブロック側に延ばすことがで
きず、従ってハンガーブラケットをシリンダブロックの
上方に張り出してシリンダヘッドに接近させることがで
きないからである。
【0043】尚、第1変速機ケーシング37に設けた左
ハンガーブラケット98Lは、車体前方側に任意に延ば
すことができるため、前記右ハンガーブラケット98R
に対して左右対称に形成される。
【0044】以上のように、クランクシャフト31の軸
線から前方に測ったピボット15までのを距離d(図5
参照)を充分に大きく確保できるので、ピボット15か
らエンジンEの前端のシリンダヘッド34部分までの距
離が小さくなり、パワーユニットPがピボット15回り
に上下に揺動した際にエンジンEのシリンダヘッド34
部分の上下方向の移動範囲が小さくなる。その結果、エ
ンジンEの前部が車体のステップフロア等の他部材との
干渉するのを効果的に回避することが可能となる。
【0045】また、図2および図10から明らかなよう
に、ヘルメットケース17および左右のハンガーブラケ
ット98L,98R間に挟まれるように配置されたキャ
ブレタ24はピボット15の直後に位置している。而し
て、左右のハンガーブラケット98L,98Rおよびピ
ボット15がシリンダヘッド34に接近して設けられて
いることにより、キャブレタ24の位置をシリンダヘッ
ド34に接近させることができる。その結果、キャブレ
タ24とシリンダヘッド34とを接続する吸気管40の
長さを短縮して吸気抵抗を低減し、エンジンEの出力向
上に寄与することができる。
【0046】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0047】例えば、実施例では自動二輪車Vのスイン
グ式パワーユニットPを例示したが、本発明のスイング
式パワーユニットPは自動三輪車に対しても適用するこ
とができる。また実施例ではキック式スタータ25のキ
ックシャフト26を側面視でVベルト64に重なる位置
に配置しているが、キックシャフト26をVベルト64
の上縁よりも更に上方に配置しても良い。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、エンジンを始動するキック式スタータのキッ
クシャフトをベルト式無段変速機の車体外側のケーシン
グに片持ち支持したので、ベルト式無段変速機のケーシ
ングの内部に収納したVベルトとキックシャフトとが干
渉する虞がなくなる。その結果、キックシャフトをベル
ト式無段変速機の駆動プーリおよび従動プーリの中心間
を結ぶ線分よりも充分に上方に配置することが可能とな
り、キックペダルおよびメインスタンドが相互に干渉し
難くなって使い勝手が向上する。
【0049】また請求項2に記載された発明によれば、
ベルト式無段変速機のケーシングの上面に上方に張り出
すように形成した張出部の内部空間を利用して、前記ケ
ーシングをエンジンブロックに一体に結合するボルトの
ボス部と、キック式スタータのキックシャフトに固定し
たギヤとを配置したので、ベルト式無段変速機のケーシ
ングの大型化を最小限に抑えながら前記ボス部および前
記ギヤをコンパクトに配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型の自動二輪車の全体側面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4−4線矢視図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】図2の要部拡大図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】パワーユニットの左側面図
【図11】パワーユニットの組み立て時の作用説明図
【符号の説明】
E エンジン F 車体フレーム L1 線分 T ベルト式無段変速機 Wr 後輪(駆動輪) 23 メインスタンド 25 キック式スタータ 26 キックシャフト 27 キックペダル 32 第1エンジンブロック(エンジンブロッ
ク) 33 第2エンジンブロック(エンジンブロッ
ク) 37 第1変速機ケーシング(ケーシング) 38 第2変速機ケーシング(ケーシング) 54 駆動プーリ 59 従動プーリ 75 ボルト 84 ボス部 87 セクタギヤ(ギヤ) 90 張出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインスタンド(23)を介して路面に
    支持可能な自動二輪車や自動三輪車の車体フレーム
    (F)に揺動自在に支持され、エンジン(E)と該エン
    ジン(E)の駆動力を駆動輪(Wr)に伝達するベルト
    式無段変速機(T)とを一体に備えたスイング式パワー
    ユニットにおいて、 エンジン(E)を始動するキック式スタータ(25)の
    キックペダル(27)を支持するキックシャフト(2
    6)をベルト式無段変速機(T)の車体外側のケーシン
    グ(38)に片持ち支持するとともに、前記キックシャ
    フト(26)をベルト式無段変速機(T)の駆動プーリ
    (54)および従動プーリ(59)の中心間を結ぶ線分
    (L1 )よりも上方に配置したことを特徴とするスイン
    グ式パワーユニット。
  2. 【請求項2】 ベルト式無段変速機(T)のケーシング
    (37,38)の上面に上方に張り出す張出部(90)
    を形成し、この張出部(90)内に、前記ケーシング
    (37,38)をエンジンブロック(32,33)に一
    体に結合するボルト(75)のボス部(84)と、キッ
    ク式スタータ(25)のキックシャフト(26)に固定
    したギヤ(87)とを配置したことを特徴とする、請求
    項1に記載のスイング式パワーユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7201686B2 (en) * 2003-07-16 2007-04-10 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Saddle-type vehicle and engine
US7631718B2 (en) 2003-07-16 2009-12-15 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Saddle-type vehicle and engine
CN1892017B (zh) * 2005-06-27 2010-06-16 本田技研工业株式会社 车辆用动力头起动装置

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