JP2000202757A - 突起物の研磨装置 - Google Patents

突起物の研磨装置

Info

Publication number
JP2000202757A
JP2000202757A JP490099A JP490099A JP2000202757A JP 2000202757 A JP2000202757 A JP 2000202757A JP 490099 A JP490099 A JP 490099A JP 490099 A JP490099 A JP 490099A JP 2000202757 A JP2000202757 A JP 2000202757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
projection
fixed
holder
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP490099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Suzuki
荘大 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP490099A priority Critical patent/JP2000202757A/ja
Publication of JP2000202757A publication Critical patent/JP2000202757A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】工場等の屋根等の屋根に用いられる、いわゆる
セッパンを固定するボルトは屋根の上面から突出してい
るため、数年で錆びてしまい、塗装が必要となる。通
常、塗装をやり直す場合には、塗装前に錆び落としを行
う必要があるが、人力により何十万本ものボルトをワイ
ヤブラシで一本ずつ擦ることは不可能であった。 【解決手段】3本のワイヤブラシ31と、ワイヤブラシ
31を自転させ、且つワイヤブラシ31に囲まれた空間
33に位置する研磨対象であるボルト67を中心として
公転させる研磨体駆動手段とを具備することを特徴とす
る突起物の研磨装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は屋根などを固定して
いるボルト等の突起物を研磨するための突起物の研磨装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場等の屋根には、いわゆるセッパンと
呼ばれる折板状の金属板が用いられることが多く、この
セッパンはボルトとナットとによって構造体に固定され
ている。ボルトは1平方メートル当たり数本は使用され
ている。セッパンを固定するボルトは屋根の上面から突
出し露出しているため、数年で錆びてしまい、塗装が必
要となる。通常、塗装をやり直す場合には、塗装前に錆
び落としを行う必要がある。この錆び落としは、ワイヤ
ブラシ等でボルトを一本ずつ擦ることによって行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それ程
大きくない工場でもセッパンを固定しているボルトの数
は数万本はあり、大規模な工場にあっては数十万本にも
達する。従って、セッパンを固定しているボルトを人力
で研磨して錆び落としを行うことは現実的には不可能で
ある。このため、実際には錆び落としをせずに、そのま
まの状態で塗料を垂らすようにして塗布しており、せっ
かく塗装しても短期間で再度錆びてしまうことになる。
【0004】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、屋根を固定するボルト等の突起物を
短時間で効率よく研磨することができる突起物の研磨装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数設けられた研磨体と、前記
複数の研磨体を自転させ、且つ研磨する突起物を中心と
して公転させる研磨体駆動手段とを具備することを特徴
とする突起物の研磨装置である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載した突
起物の研磨装置において、研磨体駆動手段は、保持部材
に回転自在に備えられたホルダと、前記ホルダに固定さ
れた固定軸と、前記固定軸に連結され回転駆動する駆動
軸と、前記固定軸が回転自在に貫入され、且つ前記保持
部材に固定されたサンギアと、前記サンギアに噛み合う
複数のピニオンギアと、前記ピニオンギアが固定され且
つ前記ホルダに回転自在に支持され研磨体が取り付けら
れる研磨体保持軸とによって構成されることを特徴とす
る突起物の研磨装置である。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
した突起物の研磨装置のいずれかにおいて、突起物を研
磨体に囲まれる空間にガイドするガイド手段を具備する
ことを特徴とする突起物の研磨装置である。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載した突
起物の研磨装置において、ガイド手段は、閉じた状態で
突起物を研磨体に囲まれた空間へガイドするガイド穴が
形成され、突起物が複数の研磨体に囲まれる空間へ入る
と前記ガイド穴が分割されるように開いて突起物から退
避する開閉部材によって構成されていることを特徴とす
る突起物の研磨装置である。
【0009】請求項5の発明は、請求項1から4に記載
した突起物の研磨装置のいずれかにおいて、研磨体と研
磨体駆動手段を走行させるための走行手段と前記走行手
段による走行を停止させるブレーキ手段とを具備するこ
とを特徴とする突起物の研磨装置である。
【0010】請求項6の発明は、請求項5に記載した突
起物の研磨装置において、突起物を研磨体に囲まれた空
間に対向するように位置させる位置決め手段を具備する
ことを特徴とする突起物の研磨装置である。
【0011】請求項7の発明は、請求項6に記載した突
起物の研磨装置おいて、位置決め手段は、走行手段によ
って研磨体と研磨体駆動手段が走行すると縁部が摺接し
て突起物をガイドするガイド部材を具備することを特徴
とする突起物の研磨装置である。
【0012】請求項8の発明は、請求項6又は7に記載
した突起物の研磨装置おいて、突起物の位置を検知する
検知手段と、前記検知手段による検知情報に基づきブレ
ーキ手段を作動させる制御手段とを具備することを特徴
とする突起物の研磨装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1から図8の図面によっ
て本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨装置1
を説明する。突起物の研磨装置1の、後述するガイド手
段以外の部分である主部2の構成について説明する。符
号3は動力部ケースを示し、この動力部ケース3には握
り部4が設けられている。動力部ケース3には、大小の
筒状体から成る保持部材としての筒状連結体10が連結
されている。また動力部ケース3には駆動軸5を有する
図示しないモータが備えられている。図2に示すように
駆動軸5の下端には連結部6が設けられている。モータ
は動力部ケース3に備えられた引き金スイッチ7を引く
と駆動し、手を離すと引き金スイッチ7が元の位置に復
帰して、モータが停止する。また、筒状連結体10には
側方へ延びるハンドル11が設けられている。
【0014】符号15はホルダを示し、このホルダ15
はリング19に図示しないベアリングを介して回転自在
に取り付けられている。ホルダ15の中心には固定軸2
1が挿入され固定されており、この固定軸21の上端部
は連結部6に連結され固定されている。サンギア23の
上下面にはボス24、25がそれぞれ設けられている。
サンギア23には固定軸21が回転自在に貫入され、下
側のボス25はホルダ15に図示しないベアリングによ
って回転自在に支持されており、さらに上側のボス24
が筒状連結体10に図示しないネジによって固定されて
いる。従って、駆動軸5が回転すると固定軸21と共に
ホルダ15は回転するが、サンギア23は駆動軸5と共
には回転せず固定されている。
【0015】符号27は研磨体保持軸としてのブラシ保
持軸を示し、このブラシ保持軸27は3本設けられ、ホ
ルダ15に回転自在に支持されている。ブラシ保持軸2
7の上端部はホルダ15の上面から突出しており、この
突出部にピニオンギア29がそれぞれ固定されている。
3つのピニオンギア29はサンギア23に噛み合ってい
る。
【0016】また、ブラシ保持軸27の下端部には、研
磨体としてのワイヤブラシ31が固定されている。この
ワイヤブラシ31はほぼ円柱状に形成されている。3つ
ワイヤブラシ31は互いに周面が僅かな隙間があく程度
に接近して配置され、ワイヤブラシ31に囲まれる空間
33が形成されている。研磨体駆動手段は、ホルダ1
5、固定軸21、サンギア23、ブラシ保持軸27及び
3つのピニオンギア29によって構成されている。
【0017】次にガイド手段の構成について説明する。
筒状連結体10にはガイドベース35が取り付けられて
いる。このガイドベース35の左右の側面には、以下に
説明する溝や部材が設けられているが、これらは対称構
造となっているので、一方側についてのみ説明する。ガ
イドベース35の側面にはA−B方向へ延びる収容溝3
7がそれぞれ形成されている。収容溝37の両側には、
ロッドガイドローラー39が2個ずつ回転自在に設けら
れている。
【0018】符号41はプッシュロッドを示し、このプ
ッシュロッド41の両側面には、摺動溝43が形成され
ている。プッシュロッド41はガイドベース35の収容
溝37に収容され、さらにロッドガイドローラー39が
摺動溝43に入り込んでおり、プッシュロッド41はA
−B方向へスライド動作できるように支持されている。
【0019】プッシュロッド41の上端部には、一対の
上部スプリング45の一端が連結され、他端はガイドベ
ース35に連結されている。ガイドベース35には、開
閉片47、48が支持軸49によって取り付けられてお
り、開閉片47、48は支持軸49を支点として回動で
きる。プッシュロッド41の長手方向の中央部には一対
の下部スプリング51の一端が連結され、他端は開閉片
47、48に連結されている。なお、上部スプリング4
5、下部スプリング51はコイルスプリングである。以
上の構成がガイドベース35の両側面に設けられた対称
構造となっている部分である。
【0020】ガイドベース35の右側面に設けられた開
閉片47と左側面に設けられた開閉片47には、T型プ
レート53の左右の端部が連結されている。即ち、T型
プレート53は一対の開閉片47に渡され取り付けられ
ている。ガイドベース35の右側面に設けられた開閉片
48と左側面に設けられた開閉片48には、T型プレー
ト55が、T型プレート53と同様にして取り付けられ
ている。
【0021】T型プレート53にはガイド盤57が、T
型プレート55にはガイド盤59がそれぞれ固定されて
いる。ガイド盤57、59の先端面にはほぼ半円形の凹
部が形成され、ガイド盤57、59の先端面どうしが接
合するとガイド穴61が形成される。ガイド穴61の下
端部は拡径され上方にいくに従って徐々に径寸法が小さ
くなり、途中部分から一定の径寸法となっている。即
ち、ガイド穴61の下端部はテーパ状に形成されてい
る。ガイド手段は、ガイドベース35、摺動溝37、ロ
ッドガイドローラー39、プッシュロッド41、摺動溝
43、上部スプリング45、開閉片47、48、支持軸
49、下部スプリング51、T型プレート53、55、
ガイド盤57、59及びガイド穴61によって構成され
ている。
【0022】次に、この突起物の研磨装置1を用いて、
工場等の屋根に用いられたセッパン65を固定するボル
ト67を研磨する作業について説明する。研磨装置1の
握り部4とハンドル11を掴んで、研磨装置1を持ち上
げる。この状態では、下部スプリング51は開閉部材4
7、48を閉じる方向へ付勢し、ガイド盤57、59は
閉じられており、ガイド穴61が形成されている。
【0023】図3、図4に示すように、ガイド穴61を
ボルト67に対向するように、プッシュロッド41の当
てゴム40をセッパン65に設置し、上部スプリング4
5及び下部スプリング51の弾性力に抗して研磨装置1
を下降させ、ガイド穴61にボルト67を入れる。ガイ
ド穴61の下端部はテーパ状に形成されているので、ガ
イド穴61がボルト67から若干外れていても、ボルト
67はガイド穴61の中心に向かってガイドされ、ガイ
ド穴61へ進入する(図5参照)。ボルト67がガイド
穴61の中心に向かってガイドされる際に、研磨装置1
の位置をずらしてボルト67の芯とガイド穴61の芯と
が一致するようにする。
【0024】研磨装置1が下降するのに伴い、プッシュ
ロッド41がB方向へ後退するので、下部スプリング5
1のプッシュロッド41に対する連結位置がB方向へ移
動する。これにより、下部スプリング51の弾性力は開
閉部材47、48を開く方向へ作用するようになり、図
6、図7、図8に示すように開閉部材47、48と共に
ガイド盤55、57が開いて、ワイヤブラシ31に対向
する領域から退避し、ボルト67はワイヤブラシ31に
囲まれた空間33へ入り込む。
【0025】研磨装置1を下降させながら、引き金スイ
ッチ7を引くと、駆動軸5が回転駆動し、この駆動力が
固定軸21に伝達されてホルダ15が回転する。前述の
ようにピニオンギア29は、筒状連結体10に固定され
たサンギア23に噛み合っているので、ホルダ15が回
転するとピニオンギア29が回転する。ピニオンギア2
9が回転すると、ブラシ31を保持するブラシ保持軸2
7が回転する。そして、ワイヤブラシ31に囲まれた空
間33に入り込んでいるボルト67が研磨される。ホル
ダ15が回転し、且つワイヤブラシ31自体も回転して
いるのでボルト67は短時間で研磨される。即ち、ワイ
ヤブラシ31は自転しながら公転するので、ボルト67
は短時間で全体が確実に研磨されることになる。
【0026】次に、図9から図12の図面によって本発
明の第2の実施の形態に係る突起物の研磨装置71を説
明する。第2の実施の形態に係る突起物の研磨装置71
は、第1の実施の形態に係る突起物の研磨装置1と同様
の構成を有するので、同様の構成に係る部分について
は、第1に実施の形態と同様の符号を付して、その説明
を省略する。突起物の研磨装置71はセッパン65を構
造体に固定するボルト67を研磨するものである。
【0027】符号73、74はフレームを示し、このフ
レーム73とフレーム74には2本の連結板75及びベ
ース板77が掛け渡されて固定されており、フレーム7
3とフレーム74とが連結されている。フレーム73、
74には駆動シャフト78が回転自在に取り付けられ、
このシャフト78の両端には駆動ホイール79が取り付
けられている。駆動シャフト78にはギア87が取り付
けられている。また駆動シャフト78の両端部には、ブ
レーキ手段としての電磁ブレーキ90が備えられてい
る。フレーム73、74には、2つの従動ホイール8
1、5つのアイドルホイール83が回転自在にそれぞれ
備えられている。駆動ホイール79と従動ホイール81
には無端ベルト85が掛け渡されている。
【0028】連結板75にはモータ89が固定されてい
る。また、連結板75には複数の減速ギアが収容された
ギアボックス91が設けられ、モータ89の駆動力は、
ギアボックス91内のギアを介して駆動軸78のギア8
7へ伝達される。また、フレーム73、74には取り付
け軸93が固定されている。この取り付け軸93にはガ
イド部材としてのガイド板95、97の基端が回動自在
に取り付けられている。ガイド板95、97の先端部上
面とフレーム73、74の下面にはコイルスプリング9
9、101が連結されている。駆動シャフト78、駆動
ホイール79、従動ホイール81、無端ベルト85、ギ
ア87、モータ89及びギアボックス91によって走行
手段が構成されている。
【0029】ガイド板95とガイド板97は対称形状に
形成され、またガイド板95、97は途中部分が曲げら
れており、この曲げられた部分から基端側が斜め上方を
向き、先端側はほぼ水平になっている。図10に示すよ
うにガイド板95の縁部103とガイド板97の縁部1
05は隙間98をあけて互いに対向している。縁部10
3、105は傾斜するようにカットされ、さらに縁部1
03、105には半円形の切欠き107、109が形成
されている。よって、隙間98は、前方側(以下、C方
向側とい)から後方側(以下、D方向側)へいくにした
がって徐々に狭くなっており、また切欠き107、10
9が形成された部位に到達し、ガイド板95、97のD
方向側の端部まで連続している。
【0030】フレーム73には光発信器111が備えら
れ、フレーム74には光センサー113が光発信器11
1に対向して備えられている。フレーム73、74には
支柱ベース115が取り付けられており、この支柱ベー
ス115には支柱117が固定されている。符号119
は昇降ベースを示し、この昇降ベース119には上下に
配置された支持部121、123が設けられ、この支持
部121、123には図示しない挿通穴が形成されてい
る。支持部121、123の挿通穴に支柱117が貫入
され、昇降ベース119は上下動できるようになってい
る。また、支柱117にはストッパ120が固定されて
おり、このストッパ120は支持部121と支持部12
3との間に配置されている。
【0031】さらに支柱117にはコイルスプリング1
25がはめられ、このコイルスプリング125は支持部
123と上側の支持部121との間にに配置されてい
る。コイルスプリング125は上側の支持部121の下
面を押し上げ、昇降ベース119を上昇する方向へ付勢
している。下側の支持部123の上面はストッパ120
の下面に当接しており、これによりコイルスプリング1
25の付勢力による昇降ベース119の上昇が規制され
ている。ストッパ120にはリンクプレート127が支
持軸129によって回動自在に取り付けられている。こ
のリンクプレート127には昇降レバー131が支持軸
133によって回動自在に取り付けられ、さらに昇降レ
バー131は支持軸135によって昇降ベース119に
回動自在に取り付けられている。
【0032】支持ベース115にはリミットスイッチ1
37が配置されており、このリミットスイッチ137の
弾性片139は昇降ベース119の支持部123に対向
している。昇降ベース119には、第1の実施の形態に
係る突起物の研磨装置1のガイド手段を除いた主部2
(第2の実施の形態ではハンドル11は外されてい
る。)が支持されている。ワイヤブラシ31は切欠き1
07、109とによって構成される円形空間110に対
向している。縁部103と縁部105との隙間98の長
手方向の仮想中心線104は、円形空間110の中心を
通っている。ワイヤブラシ31に囲まれる空間33は、
円形空間110の中心に対向している。
【0033】ベース板77上には制御手段140が収容
されたコントロールボックス141が備えられている。
図12に示すように、制御手段140には、モータ8
9、電磁ブレーキ90、光センサー113及びリミット
スイッチ137が接続され、これらの動作が制御される
ようになっている。
【0034】次に、この突起物の研磨装置71の動作に
ついて説明する。研磨装置71を、無端ベルト85がセ
ッパン65の凸部が延びる方向に直交し、且つガイド板
95の縁部103とガイド板97の縁部105とによっ
て構成される隙間98がボルト67に対向するように設
置する。そして、図示しない走行スイッチをオンにする
と、モータ89が作動して駆動ホイール79が回転し無
端ベルト85が駆動して、研磨装置71がC方向へ走行
する。
【0035】研磨装置71がC方向へ走行すると、隙間
98内にボルト67が入り込む。隙間98は徐々に間隔
が小さくなるように形成されているので、研磨装置71
がC方向へ走行するのに伴いボルト67は縁部103又
は縁部105に摺接して、ボルト67が仮想中心線10
4上に位置するように研磨装置71の向きが矯正され
る。
【0036】さらに研磨装置71がC方向へ走行すると
ボルト67が、光センサー113によって検知される。
即ち、光発信器111から発せられている光がボルト6
7によって遮られ、これを光センサー113が検知され
る。この光センサー113がボルト67を検知すると、
この情報がコントロールボックス141内の制御手段1
40へ伝達される。
【0037】そして、制御手段からモータ89を停止さ
せ、同時に電磁ブレーキ90を作動させる命令が発せら
れて、研磨装置71が停止する。光発信器111及び光
センサー113の位置は、研磨装置71が走行状態から
停止するまでの空走距離を考慮してあり、研磨装置71
はボルト67が円形空間110の中心に位置するように
停止する。なお、ガイド板95、97の下面が障害物に
接触しても、取り付け軸93を支点として回動して逃
げ、研磨装置71の走行に支障をきたすことはなく、ま
た障害物がガイド板95、97の下面から外れれば、コ
イルスプリング99、101の弾性力によって元の位置
に復帰する。
【0038】次いで、引き金スイッチ7を押し、ワイヤ
ブラシ31を自転させながら公転させて、昇降レバー1
31を押し、主部2を下降させる。主部2が下降する
と、ワイヤブラシ31に囲まれた空間33にボルト67
が入り込み短時間で研磨される。また、昇降ベース11
9が下降すると支持部123の下面がリミットスイッチ
137の弾性片139を押圧し、ボルト67の研磨終了
後、昇降レバー131を押している手を緩めて、コイル
スプリング125の弾性力によって昇降ベース119が
上昇させ、弾性片139に対する押圧を解除する。する
と、コントールボックス141内の制御手段の命令によ
って、電磁ブレーキ90が解除され、モータ89が再度
作動し、研磨装置71がC方向へ走行し、上記の動作を
繰り返して、ボルト67の研磨を行う。
【0039】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。上記実施の
形態では、ワイヤブラシ31が3本のものを用いたが、
本発明はこれに限定されず、ワイヤブラシ31に囲まれ
る空間を形成できれば、4本以上用いてもよい。
【0040】また、上記した実施の形態では、突起物と
してボルトを示したが、本発明はこれに限定されず、突
起しているものであればボルト以外の例えば鉄筋であっ
てもよい。第1の実施の形態に係る突起物の研磨装置1
は、ガイド手段を備えない構成とすること可能である。
また、第2の実施の形態に係る突起物の研磨装置71は
位置決め手段を具備しない構成とし、目測によって操作
することも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の突起物の研磨装
置によれば、屋根を固定するボルト等の突起物を短時間
で効率よく研磨することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の一部分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の動作を説明するための左側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の動作を説明するための正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の動作を説明するための平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の動作を説明するための左側面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の動作を説明するための正面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の動作を説明するための平面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る突起物の研磨
装置の左側面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る突起物の研
磨装置の走行手段及びブレーキ手段の構成に係る部分の
平面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る突起物の研
磨装置の正面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る突起物の研
磨装置に搭載される制御手段とこの制御手段によって制
御される各装置との関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1、71 突起物の研磨装置 17 ホルダ 21 固定軸 23 サンギア 27 ブラシ保持軸 29 ピニオンギア 31 ワイヤブラシ 33 ワイヤブラシに囲まれた空間 35 ガイドベース 37 摺動軸 39 ロッドガイドローラー 41 プッシュロッド 43 摺動溝 45 上部スプリング 47 開閉片 49 支持軸 51 下部プレート 53、55 T型プレート 57、59 ガイド盤 61 ガイド穴 67 ボルト 78 駆動シャフト 79 駆動ホイール 81 従動ホイール 85 無端ベルト 87 ギア 89 モータ 91 ギアボックス 95、97 ガイド板 111 光発信器 113 光センサー 140 制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数設けられた研磨体と、前記複数の研磨
    体を自転させ、且つ前記研磨体に囲まれた空間に位置す
    る研磨対象である突起物を中心として公転させる研磨体
    駆動手段とを具備することを特徴とする突起物の研磨装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した突起物の研磨装置にお
    いて、研磨体駆動手段は、保持部材に回転自在に備えら
    れたホルダと、前記ホルダに固定された固定軸と、前記
    固定軸に連結され回転駆動する駆動軸と、前記固定軸が
    回転自在に貫入され、且つ前記保持部材に固定されたサ
    ンギアと、前記サンギアに噛み合う複数のピニオンギア
    と、前記ピニオンギアが固定され且つ前記ホルダに回転
    自在に支持され研磨体が取り付けられる研磨体保持軸と
    によって構成されることを特徴とする突起物の研磨装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した突起物の研磨装
    置のいずれかにおいて、突起物を研磨体に囲まれる空間
    にガイドするガイド手段を具備することを特徴とする突
    起物の研磨装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した突起物の研磨装置にお
    いて、ガイド手段は、閉じた状態で突起物を研磨体に囲
    まれた空間へガイドするガイド穴が形成され、突起物が
    複数の研磨体に囲まれる空間へ入ると前記ガイド穴が分
    割されるように開いて突起物から退避する開閉部材によ
    って構成されていることを特徴とする突起物の研磨装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載した突起物の研磨装
    置のいずれかにおいて、研磨体と研磨体駆動手段を走行
    させるための走行手段と前記走行手段による走行を停止
    させるブレーキ手段とを具備することを特徴とする突起
    物の研磨装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した突起物の研磨装置にお
    いて、突起物を研磨体に囲まれた空間に対向するように
    位置させる位置決め手段を具備することを特徴とする突
    起物の研磨装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載した突起物の研磨装置おい
    て、位置決め手段は、走行手段によって研磨体と研磨体
    駆動手段が走行すると、突起物に縁部が摺接して走行方
    向をガイドするガイド部材を具備することを特徴とする
    突起物の研磨装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7に記載した突起物の研磨装
    置おいて、突起物の位置を検知する検知手段と、前記検
    知手段による検知情報に基づきブレーキ手段を作動させ
    る制御手段とを具備することを特徴とする突起物の研磨
    装置。
JP490099A 1999-01-12 1999-01-12 突起物の研磨装置 Pending JP2000202757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP490099A JP2000202757A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 突起物の研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP490099A JP2000202757A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 突起物の研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000202757A true JP2000202757A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11596551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP490099A Pending JP2000202757A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 突起物の研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000202757A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1295679A2 (de) * 2001-09-20 2003-03-26 Weilbach, Klaus Säulendurchlaufpolieranlage mit vorzugsweise vier parallelen Poliersäulen für zylinderförmige Werkstücke, insbesondere Flaschen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1295679A2 (de) * 2001-09-20 2003-03-26 Weilbach, Klaus Säulendurchlaufpolieranlage mit vorzugsweise vier parallelen Poliersäulen für zylinderförmige Werkstücke, insbesondere Flaschen
EP1295679A3 (de) * 2001-09-20 2004-05-26 Klaus Weilbach Säulendurchlaufpolieranlage mit vorzugsweise vier parallelen Poliersäulen für zylinderförmige Werkstücke, insbesondere Flaschen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5403227A (en) Machine for grinding and polishing terminated fiber optic cables
CN109047222A (zh) 一种圆形罐头瓶回收用瓶身标签去除装置
JP2000202757A (ja) 突起物の研磨装置
TW201313421A (zh) 裁剪機構及應用該裁剪機構之裁剪裝置
CN108820080B (zh) 立式自调角自动停车装置及其工作方法
JPH09300196A (ja) ベルト研磨機
CN207757381U (zh) 一种塑料件端面打磨装置
US4343837A (en) Tipper for embossed cards and removable cassette for use therewith
US6772995B2 (en) Automatic staple removers
EP0223683A1 (fr) Installation pour l'assemblage et/ou l'usinage de pièces portées par des palettes et palette faisant partie de cette installation
CN111364223A (zh) 一种用于皮包自动除尘涂油保养的装置
JP3769240B2 (ja) ベルトサンダ
JP2007046957A (ja) マイクロプレートの把持機構
CN220427945U (zh) 一种轮毂表面抛光装置
CN213733386U (zh) 一种塑料片材覆膜设备
CN213700619U (zh) 一种点胶固定机构
KR102120133B1 (ko) 주차기의 턴테이블 구동장치
CN210588879U (zh) 一种改良式夹紧机构
CN210307179U (zh) 一种木门抛光机
CN116690810B (zh) 一种幕墙类外墙隐形沉降观测点安装开槽装置
CN216287331U (zh) 一种网站建设信息展示发布装置
KR200304098Y1 (ko) 정밀부품 브러싱장치
CN201382133Y (zh) 办公设备的传动机构
KR880000209B1 (ko) 광학식 디스크 로딩장치
JPH082378Y2 (ja) ウインドウレギュレータ