JP2000202331A - 液剤昇温装置 - Google Patents

液剤昇温装置

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JP2000202331A
JP2000202331A JP11009844A JP984499A JP2000202331A JP 2000202331 A JP2000202331 A JP 2000202331A JP 11009844 A JP11009844 A JP 11009844A JP 984499 A JP984499 A JP 984499A JP 2000202331 A JP2000202331 A JP 2000202331A
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Nobuyoshi Kuwata
信儀 桑田
Harumitsu Takizawa
春光 滝沢
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水分,加熱により硬化し易い液剤を送液通路を
通じて送液する過程でこれを加熱し昇温させる液剤昇温
装置において、装置内の通路で液剤が固まってしまう問
題を解決する。 【解決手段】流通する液剤を加熱し昇温させる液剤昇温
装置10を、長手状を成すヒータ保持体12と、ヒータ
保持体12に保持されてこれを加熱するヒータ26と、
ヒータ保持体12に設けられた液剤の流入口28と流出
口30とを連絡する液剤通路32とを含むように構成す
る。そしてその液剤通路32を、1本の螺旋状の通路と
して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液剤昇温装置に関
し、特にポリウレタンの原料液剤をスプレーガンから対
象物表面にスプレー塗布して防水層形成する装置に用い
て好適な液剤昇温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル工事に際してトンネル掘
削後にその内面にコンクリート吹付けにて外層壁を形成
した後、その外層壁の内面に防水層を形成し、更にその
内面に型枠を用いてコンクリート打設を行い内層壁を形
成することが行われている。
【0003】その防水層の形成方法として、ポリウレタ
ンの主液剤と硬化液剤とを混合状態でスプレー噴霧し、
外層壁内面にポリウレタンの膜を防水層として形成する
方法が知られている(例えば特開平6−14679
8)。
【0004】図6はその方法を概略的に示したものであ
る。図示のようにこの方法では、トンネル200掘削後
においてその内面にコンクリート吹付けを行って外層壁
202を形成した後、その内面に透水層204を介して
ポリウレタン原料液剤を霧状にスプレー塗布し、ポリウ
レタンの防水層206を形成する。尚透水層204もま
た液の吹付けにより形成する。その後、図示は省略して
いるが防水層206の更に内側に型枠を用いてコンクリ
ートの打設を行い、内層壁を形成する。
【0005】図7はポリウレタン原料液剤をスプレーガ
ンからスプレーして防水層を形成するための従来のスプ
レー装置の概略構成を示している。同図において208
はスプレーガンであって、送液通路210を通じて送ら
れて来たポリウレタン原料液剤としての主液剤と硬化液
剤とを、勢い良く衝突させて混合するとともにノズルか
ら両液を混合状態でスプレー噴霧する。
【0006】212はタンクであって、それぞれの内部
に主液剤と硬化液剤とが貯溜されている。これらタンク
212内に貯溜された各液剤は、サクションポンプ21
4により汲み上げられた上、ピストン式の定量圧送ポン
プ(以下単にポンプとする)216により加圧され、高
圧で送液通路210を通じて上記スプレーガン208へ
と送液される。
【0007】詳しくは、各ポンプ216はポンプシリン
ダ218と、その内部に摺動可能に嵌合されたピストン
220とを有しており、それらピストン220の図中上
下の往復動によって各液剤を吸入した上、これを加圧状
態で吐出し、送液通路210を通じてスプレーガン20
8へと圧送する。
【0008】222は油圧シリンダであって、これから
延び出したロッド224がレバー226を介して各ポン
プ216のピストンロッド230に連結されている。こ
こで一対のレバー226は、位置固定の軸228周りに
図中上下回動し、ピストンロッド230を介して各ピス
トン220を往復運動させる。
【0009】尚、各レバー226には左右方向の長穴2
32が形成されており、これら長穴232において各ピ
ストンロッド230の端部が各レバー226に締結固定
されている。また一方、各ポンプ216のポンプシリン
ダ218におけるピストンロッド230とは反対側の端
部が、装置フレームに設けた複数の固定穴234におい
てその装置フレームに固定されている。
【0010】これらレバー226の長穴232及び複数
の固定穴234は、各ポンプ216の左右方向の固定位
置を変化させることでレバー比を変化させ、以ってそれ
ぞれの吐出量を調整するためのものである。
【0011】上記送液通路210上には、各ポンプ21
6からの液剤吐出の脈動を吸収するアキュムレータ23
6、及び液剤を昇温させて粘度低下させ、これにより液
剤の流通を良くするとともにスプレーガン208での混
合及び霧化を容易にするための液剤昇温装置238がそ
れぞれ設けられている。
【0012】図8は上記液剤昇温装置238の具体的構
成を示したものである。同図において240はヒータ保
持体であって、円筒状の本体242とこれに外嵌された
外筒244とを有している。本体242の中心孔246
内にはロッド状のヒータ248が挿入保持され、そのヒ
ータ248によりヒータ保持体240が加熱されるよう
になっている。
【0013】ヒータ保持体240の軸方向端部、詳しく
は本体242の軸方向端部には液剤の流入口250と流
出口252とが設けられ、更に流入口250に連通する
通路254Aと、流出口252に連通する通路254B
とが設けられている。これら通路254A,254B
は、それぞれ周方向に半円形をなしている。
【0014】但しこれら通路254A,254Bは、図
8(B)に示しているように隔壁260によって互いに
遮断された状態にある。ヒータ保持体240には、ま
た、流入口250及び流出口252とは反対側の端部
(厳密には端部近傍)に円環状の通路256が設けられ
ている。
【0015】本体242の外周面には、半円形の通路2
54A,254Bから円環状の通路256にかけて軸方
向に真直ぐに延びる溝が周方向に一定ピッチで多数設け
られており、それら直状の溝と外筒244との間に、半
円形状の通路254A,254Bと円環状の通路256
とを連絡する液剤の通路258A,258Bが形成され
ている。
【0016】この液剤昇温装置238の場合、図中下側
の流入口250から流入した液剤は、図9に示している
ようにこれに連通する半円形状の通路254Aに沿って
周方向に広がりつつ、軸方向に直状に延びる図中下半分
の多数の通路258A内部に分流して流れ込み、そして
それら多数の通路258Aを軸方向(図8(A)中左方
向)に流れた後、末端の円環状の通路256に到り、そ
してその円環状の通路256を通じて図中上側に流れた
後、今度は上半分の多数の直状の通路258Bに沿って
軸方向且つ下半分の通路258Aとは逆方向(図8
(A)中右方向)に流れ、最終的に半円形状の通路25
4Bを経て流出口252に到り、外部へと流出される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの液剤
昇温装置238の場合、流入口250から流入した液剤
が、流動抵抗の最も小さい、流入口250に近い通路2
58A或いは流出口252に近い通路258Bに優先的
に流れてしまう傾向にあり、このため液剤があまり流れ
ない部分において液剤が水分吸収により更にはヒータ2
48による加熱により固まって詰りを生じてしまい、こ
の結果必要な液剤の流通量が確保できなかったり或いは
液剤の流通そのものが困難となって、スプレーガン20
8からの液剤のスプレー塗布を続行できなくなってしま
うといった不都合を生じていた。
【0018】或いはまたこの液剤昇温装置238の場
合、1本のヒータ248のみにて液剤の加熱を行うよう
にしていることから、そのヒータ248が故障をしたと
き引き続く加熱ができなくなってしまい、同様にスプレ
ー作業を続行できなくなるといった問題を生じていた。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の液剤昇温装置は
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、流通する液剤を加熱し昇
温させる液剤昇温装置であって、長手状を成すヒータ保
持体と、該ヒータ保持体に保持されてこれを加熱するヒ
ータと、該ヒータ保持体に設けられた液剤の流入口と流
出口とを連絡するように該ヒータ保持体に設けられた螺
旋状の液剤通路とを有していることを特徴とする。
【0020】請求項2のものは、請求項1に記載の液剤
昇温装置において、前記流入口は前記ヒータ保持体の長
手方向一端側に設けられており、前記流出口が長手方向
他端側に設けられていることを特徴とする。
【0021】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
に記載の液剤昇温装置において、前記ヒータ保持体は、
本体と該本体に外嵌された外筒とを有しており、該本体
の外周面と該外筒との間に前記螺旋状の液剤通路が形成
されていることを特徴とする。
【0022】請求項4のものは、請求項1,2の何れか
に記載の液剤昇温装置において、前記ヒータ保持体は、
筒状の本体と該本体に内嵌された芯体とを有しており、
該本体の内周面と該芯体との間に前記螺旋状の液剤通路
が形成されていることを特徴とする。
【0023】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
に記載の液剤昇温装置において、前記ヒータ保持体には
複数のヒータが保持されていることを特徴とする。
【0024】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
に記載の液剤昇温装置において、前記液剤がポリウレタ
ン原料液剤であることを特徴とする。
【0025】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
に記載の液剤昇温装置において、該液剤昇温装置が、ポ
リウレタン原料液剤としての主液剤と硬化液剤とのそれ
ぞれを定量圧送ポンプにて送液通路を通じてスプレーガ
ンに送液し、該スプレーガンから両液を混合状態で対象
物表面にスプレー噴霧するスプレー装置の該送液通路上
に設けられるものであることを特徴とする。
【0026】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の液剤昇
温装置は、ヒータ保持体に螺旋状の液剤通路を設けたも
ので、このようにすれば、ヒータ保持体における液剤通
路の通路長さを長くとることができる。即ち長い距離を
長い時間かけて液剤がヒータ保持体の液剤通路を通過す
るようになすことができる。
【0027】従ってこの液剤昇温装置によれば、図8に
示す従来の液剤昇温装置238のように多数の分岐通路
を設けて液剤を各分岐通路に分岐させ、それぞれにおい
て熱量を受けるようにしなくても、単一の螺旋状通路を
通過させるだけで液剤が十分にヒータからの熱を受ける
ようになすことができ、必要温度までこれを昇温させる
ことができる。
【0028】従って本発明によれば、流入口と流出口と
を単一の通路のみにて連絡するようになすことができ、
この結果流入口から流入した液剤は強制的にその通路を
流通させられて、流出口から流出する。それ故本発明の
液剤昇温装置によれば、液剤通路内で液の流れが停滞
し、そこで固まってしまうといった問題を良好に解決す
ることができる。
【0029】またこの液剤昇温装置では、液剤が長い距
離を長い時間かけてヒータ保持体を通過していくため、
ヒータの容量を小さくしヒータによる加熱温度を下げる
ことができる。そしてこのことにより、液剤通路内で液
剤が固まるのを更に効果的に抑制・防止することができ
る。
【0030】本発明においては、上記流入口をヒータ保
持体の長手方向一端側に、また流出口を他端側に設け
て、それらを螺旋状の液剤通路で連絡するようになすこ
とができる(請求項2)。また本発明においては、上記
液剤通路を、ヒータ保持体を本体とこれに外嵌した外筒
とを有するように構成し、そしてその本体の外周面と外
筒との間に螺旋状に形成することができ(請求項3)、
或いはまたヒータ支持体を筒状の本体とその中心孔に内
嵌した芯体とを有するように構成し、そしてその本体の
内周面と芯体との間に螺旋状に形成しておくことができ
る(請求項4)。
【0031】何れの場合においても螺旋状の液剤通路を
容易にヒータ保持体に形成することができ、且つ何れの
場合においても液剤通路の通路長さを長く確保し得て、
これによる上記の効果を奏することができる。
【0032】請求項5に記載の液剤昇温装置は、複数の
ヒータをヒータ保持体に保持させたもので、この液剤昇
温装置の場合、何れか1本のヒータが切れた場合にも他
のヒータによって加熱作用を行うことができ、従って1
本のヒータが故障したことによってスプレー作業が続行
できなくなるといった問題を解決することができる。
【0033】本発明の液剤昇温装置は、ポリウレタン原
料液剤の昇温装置として特に好適なものである(請求項
6)。ポリウレタン原料液剤は容易に水分吸収して加熱
により硬化する性質があり、従ってそのような原料液剤
の昇温装置として本発明の装置を適用することで、その
問題を良好に解決することができる。
【0034】また本発明の液剤昇温装置は、ポリウレタ
ン原料液剤としての主液剤と硬化液剤とのそれぞれをス
プレーガンに高圧で送液し、スプレーガンにより両液を
衝突させるとともにスプレー噴霧するスプレー装置の液
剤昇温装置として好適に用いることができる(請求項
7)。
【0035】
【実施例】次に本発明を図7のスプレー装置における送
液通路210上に設けられて液剤を昇温するための液剤
昇温装置に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1及び図2において、10は液剤昇温装
置で、12はヒータ保持体である。ヒータ保持体12
は、円筒状の本体14と、本体14に外嵌された外筒1
6と、本体14の軸方向両端部に外嵌された状態で外筒
16を軸方向に挟み付ける一対の端部部材18,20と
を有している。
【0036】ここで一対の端部部材18,20は、図1
(A)に示しているように締結ロッド22によって軸方
向に緊締されており、外筒16を軸方向に挟持してこれ
を本体14に固定している。円筒状の本体14には、中
心孔24において1本のヒータ26が挿入保持されてお
り、そのヒータ26によりヒータ保持体12全体が加熱
されるようになっている。
【0037】本体14の外周面には、軸方向一端部から
他端部にかけて図2に示しているように1本の螺旋状の
溝32Aが形成されており、その螺旋状の溝32Aによ
って、本体14の外周面と外筒16との間に、上記端部
部材18,20に設けられた流入口28と流出口30と
を連絡する1本の螺旋状の液剤通路32が形成されてい
る。
【0038】本例の液剤昇温装置10の場合、図7にお
いて送液通路210を通じてスプレーガン208に送液
される液剤は流入口28から流入した後、これにつなが
る1本の螺旋状の液剤通路32を通じて本体14の外周
面を螺旋を描きながら軸方向に流れ、そして軸方向他端
に設けられた流出口30から流出せしめられる。
【0039】本例では流入口28と流出口30とが1本
のみの液剤通路32にて連絡されており、従って流入口
28から流入した液剤は強制的にその螺旋状の液剤通路
32を流通させられた後、流出口30から流出する。
【0040】以上のような本例の液剤昇温装置10によ
れば、ヒータ保持体12における液剤通路32の通路長
さを長くとることができ、長い距離を長い時間かけて液
剤がヒータ保持体12の液剤通路32を通過する。
【0041】従ってこの液剤昇温装置10によれば、図
8に示す従来の液剤昇温装置238のように多数の分岐
通路を設けて液剤を各分岐通路に分岐させ、それぞれに
おいて熱量を受けるようにしなくても、単一の螺旋状の
液剤通路32を通過させるだけで液剤が十分にヒータ2
6からの熱を受けるようになすことができ、必要温度ま
でこれを昇温させることができる。これにより液剤通路
32内で液剤の流れが停滞し、そこで固まってしまうと
いった問題を良好に解決することができる。
【0042】またこの液剤昇温装置10では、液剤が長
い距離を長い時間かけてヒータ保持体12を通過してい
くため、ヒータ26の容量を小さくしヒータ26による
加熱温度を下げることができる。そしてこのことによ
り、液剤通路32内で液剤が固まるのを更に効果的に抑
制・防止することができる。
【0043】図3は本発明の他の実施例を示したもの
で、この例では本体14に複数の挿入穴34を設けてそ
れらに複数(この例では8本)のヒータ26を挿入し、
ヒータ保持体12にて保持させるようにした例である。
【0044】本例の液剤昇温装置10の場合、何れか1
本のヒータ26が切れた場合にも他のヒータ26によっ
て加熱作用を行うことができ、従って1本のヒータ26
が故障したことによってスプレー作業が続行できなくな
るといった問題を解決することができる。
【0045】図4は本発明の更に他の実施例を示してい
る。この例は円筒状の本体14と、その両端開口を閉鎖
する一対の端部部材36,38と、本体14の中心孔4
0内に嵌入された芯体42とでヒータ保持体12を構成
している。
【0046】本体14には複数の挿入穴34が設けられ
ており、そこに複数のヒータ26が挿入されて、それら
ヒータ26がヒータ保持体12に保持されている。ここ
で一方の端部部材36には流入口28とそれに続く通路
が、また他方の端部部材38には流出口30とその流出
口30に到る通路とがそれぞれ形成されている。
【0047】図5に示しているように、本体14の内周
面には螺旋状の溝44Aが形成されており、この溝44
Aの形成によって、本体14の内周面と芯体42との間
に、流入口28と流出口30とを連絡する1本の螺旋状
の液剤通路44が形成されている。尚この例においても
ヒータ保持体12により複数のヒータ26を保持してい
るが、場合によって1本のヒータのみを保持するように
なすことも可能である。
【0048】本例の液剤昇温装置10においても、流入
口28から流入した液剤は1本の螺旋状の液剤通路44
を強制的に流通させられた後、流出口30から流出す
る。従って本例の液剤昇温装置10においても、図1,
図2に示す第一の実施例及び図3に示す第二の実施例の
液剤昇温装置とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0049】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記螺旋状の液剤通路3
2,44は上例以外の他の形態で設けることも可能であ
るし、また本発明の液剤昇温装置10はトンネル内面に
ポリウレタンの防水層を形成するスプレー装置の、ポリ
ウレタン原料液剤の昇温装置として好適に用いることが
できるが、トンネル以外、例えばビルの屋上にポリウレ
タンの防水層を形成するに際し、或いは廃棄物処分場に
防水層を形成するに際しても適用可能であるし、また場
合によってポリウレタン原料液剤以外の液剤の昇温装置
として適用することも可能であるなど、その主旨を逸脱
しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液剤昇温装置を示す図
である。
【図2】図1の液剤昇温装置を各部材に分解して示す図
である。
【図3】本発明の他の実施例の液剤昇温装置を示す図で
ある。
【図4】本発明の更に他の実施例の液剤昇温装置を示す
図である。
【図5】図4の液剤昇温装置を各部材に分解して示す図
である。
【図6】トンネル内面にポリウレタンの防水層を原料液
剤のスプレー塗布によって形成する方法の説明図であ
る。
【図7】図6の方法を実施するに際して用いられている
スプレー装置の概略構成を示す図である。
【図8】図7の装置における液剤昇温装置として従来用
いられているものを示す図である。
【図9】図8の要部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
10 液剤昇温装置 12 ヒータ保持体 14 本体 16 外筒 26 ヒータ 28 流入口 30 流出口 32,44 液剤通路 42 芯体 208 スプレーガン 216 ポンプ
フロントページの続き Fターム(参考) 2D055 DB03 KB10 4F033 QA08 QB08X QB16Y QB18 QD02 QD11 QD18 QD25 QF08X QF08Y QG33 QG38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通する液剤を加熱し昇温させる液剤昇
    温装置であって、 長手状を成すヒータ保持体と、該ヒータ保持体に保持さ
    れてこれを加熱するヒータと、該ヒータ保持体に設けら
    れた液剤の流入口と流出口とを連絡するように該ヒータ
    保持体に設けられた螺旋状の液剤通路とを有しているこ
    とを特徴とする液剤昇温装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液剤昇温装置におい
    て、前記流入口は前記ヒータ保持体の長手方向一端側に
    設けられており、前記流出口が長手方向他端側に設けら
    れていることを特徴とする液剤昇温装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の液剤昇温
    装置において、前記ヒータ保持体は、本体と該本体に外
    嵌された外筒とを有しており、該本体の外周面と該外筒
    との間に前記螺旋状の液剤通路が形成されていることを
    特徴とする液剤昇温装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2の何れかに記載の液剤昇温
    装置において、前記ヒータ保持体は、筒状の本体と該本
    体に内嵌された芯体とを有しており、該本体の内周面と
    該芯体との間に前記螺旋状の液剤通路が形成されている
    ことを特徴とする液剤昇温装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の液剤昇温
    装置において、前記ヒータ保持体には複数のヒータが保
    持されていることを特徴とする液剤昇温装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の液剤昇温
    装置において、前記液剤がポリウレタン原料液剤である
    ことを特徴とする液剤昇温装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の液剤昇温
    装置において、該液剤昇温装置が、ポリウレタン原料液
    剤としての主液剤と硬化液剤とのそれぞれを定量圧送ポ
    ンプにて送液通路を通じてスプレーガンに送液し、該ス
    プレーガンから両液を混合状態で対象物表面にスプレー
    噴霧するスプレー装置の該送液通路上に設けられるもの
    であることを特徴とする液剤昇温装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007501506A (ja) * 2003-05-19 2007-01-25 セブ ソシエテ アノニム 家庭電気器具用液体加熱装置、前記装置を装着した家庭電気器具
JP2007516827A (ja) * 2003-12-24 2007-06-28 リサーチ インスティチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー 粉末予熱装置が具備された低温スプレー装置

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