JP2000202241A - 触媒に付着したダストの除去方法およびその装置 - Google Patents

触媒に付着したダストの除去方法およびその装置

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JP2000202241A
JP2000202241A JP11003899A JP389999A JP2000202241A JP 2000202241 A JP2000202241 A JP 2000202241A JP 11003899 A JP11003899 A JP 11003899A JP 389999 A JP389999 A JP 389999A JP 2000202241 A JP2000202241 A JP 2000202241A
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JP
Japan
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catalyst
gas
dust
sieve
removing dust
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JP11003899A
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English (en)
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Michitaka Furubayashi
通孝 古林
Rikio Shinohara
力男 篠原
Kiichi Nagaya
喜一 長屋
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒状触媒に付着しているダストを触媒から容
易に除き、その触媒を再利用することができる方法を提
供する。 【解決手段】 廃棄物焼却排ガス中の有害物の分解に用
いたダスト付着粒状触媒にガスを吹き付け、触媒表面に
付着しているダストを除去する。吹き付けガスとして
は、空気もしくは窒素を用い、また使用後のガスを廃棄
物焼却炉煙道に戻すことが好ましい。触媒粒径（１〜１
０ｍｍ）以下のメッシュの篩の上に触媒を載せ、触媒に
上方からガスを吹付けることが好ましい。篩を振動させ
ることも好ましい。ダスト除去後の触媒を有害物分解用
触媒として再利用することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス中の有害物
分解用触媒に付着したダストを触媒から除去する方法お
よびその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】廃棄物焼却炉で発生するダイオキシン類
等の有害物を排ガスから除去する方法として、粒状触媒
を充填した分解装置に排ガスを導き、触媒によって有害
物を分解する方法が提案されている。
【０００３】廃棄物燃焼排ガス中のダスト濃度について
大気汚染防止法で規制されている範囲では、単位体積当
たりの排ガスを処理するために必要な触媒量と単位体積
当たりの排ガス中のダスト量は同程度である。すなわち
使用される粒状触媒には同等量のダストが付着する可能
性があり、特に触媒を充填した分解装置の入口側の粒状
触媒は瞬時にダストに覆われる。表面がダストに覆われ
た触媒については有害物の分解能が極端に低下するた
め、ダスト濃度の高い排ガス処理に適用するときは触媒
の排出量が多くなる。排出された粒状触媒は再生利用す
る必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実状
に鑑み、粒状触媒に付着しているダストを触媒から容易
に除き、その触媒を再利用することができる方法および
その装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による、触媒に付
着したダストの除去方法は、廃棄物焼却排ガス中の有害
物の分解に用いたダスト付着粒状触媒にガスを吹き付
け、触媒表面に付着しているダストを除去することを特
徴とする方法である。
【０００６】吹き付けガスとしては、空気もしくは窒素
を用い、また使用後のガスを廃棄物焼却炉煙道に戻すこ
とが好ましい。
【０００７】触媒粒径（１〜１０ｍｍ）以下のメッシュ
の篩の上に触媒を載せ、触媒に上方からガスを吹付ける
ことが好ましい。篩を振動させることも好ましい。
【０００８】ダスト除去後の触媒を有害物分解用触媒と
して再利用することが好ましい。
【０００９】本発明による、触媒に付着したダストの除
去装置は、上述した触媒付着ダスト除去方法を実施する
ための装置であって、触媒粒径以下のメッシュの篩(2)
を底部に有し、その上に触媒を載せ、触媒に上方からガ
スを吹付けるものである。篩(2) に振動手段(3) を設け
ることも好ましい。
【００１０】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を実施例に基いて
具体的に説明する。
【００１１】実施例１ 図１に使用済み触媒のダスト除去装置を示す。ダスト除
去装置(1) は、触媒粒径以下のメッシュの篩(2) を底部
に有し、その上に触媒を載せ、触媒に上方からガスを吹
付ける構造のものである。篩(2) には振動機(3) が取付
けてあり、必要に応じて篩(2) を振動させることができ
る。
【００１２】廃棄物燃焼排ガス中の有害物質の分解に使
用された触媒には、上流側で行う除塵方法によって異な
るが、触媒に対して数％〜数十％の割合でダストが付着
している。このダストは触媒の表面に付着しているだけ
であるから、ガスを吹き付けることで容易に除くことが
できる。使用するガスとして工場空気を用いる。
【００１３】上記操作は、触媒粒径以下のメッシュの篩
の上に触媒を載せ、上部からガスを吹き付けることによ
って可能になる。また篩を振動させることによって触媒
とダストの分離効率を高めることができる。
【００１４】処理後の触媒は、付着していたダストが除
かれているため、分解能は再び元に戻り、廃棄物燃焼排
ガス中の有害物質分解用触媒として再利用することが可
能となる。吹き付けに使用したガスは、上記操作によっ
て他の有害物が触媒から脱離することはないため、除塵
装置上流に戻す。
【００１５】上記操作による実験結果を表１に示す。
【００１６】
【表１】 ダスト除去前後に対する吸着剤のダイオキシン類分解率 ダスト除去前 ダスト除去後 ０．５０ ０．９９ 表１から判るように、ダスト除処後の触媒の分解能はほ
ぼ元に戻り、再生触媒を廃棄物燃焼排ガス中の有害物分
解用触媒として再利用することが可能となる。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、触媒に付着しているダ
ストを触媒から容易に除き、その触媒を再利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示すフローシートである。
【符号の説明】
１：ダスト除去装置 ２：篩 ３：振動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長屋 喜一 大阪市住之江区南港北１丁目７番89号 日 立造船株式会社内 Ｆターム(参考） 4D048 AA21 AA22 AB03 BD02 EA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 廃棄物焼却排ガス中の有害物の分解に用
    いたダスト付着粒状触媒にガスを吹き付け、触媒表面に
    付着しているダストを除去することを特徴とする、触媒
    に付着したダストの除去方法。
  2. 【請求項２】 吹き付けガスとして空気もしくは窒素を
    用い、また使用後のガスを廃棄物焼却炉煙道に戻すこと
    を特徴とする請求項１記載の、触媒に付着したダストの
    除去方法。
  3. 【請求項３】 触媒粒径以下のメッシュの篩の上に触媒
    を載せ、触媒に上方からガスを吹付けることを特徴とす
    る請求項１または２記載の、触媒に付着したダストの除
    去方法。
  4. 【請求項４】 篩を振動させることを特徴とする請求項
    ３記載の、触媒に付着したダストの除去方法。
  5. 【請求項５】 ダスト除去後の触媒を廃棄物燃焼排ガス
    中の有害物分解用触媒として再利用することを特徴とす
    る請求項１〜４のいずれか１項記載の、触媒に付着した
    ダストの除去方法。
  6. 【請求項６】 請求項１〜５のいずれか１項記載のダス
    ト除去方法を実施するための装置であって、触媒粒径以
    下のメッシュの篩(2) を底部に有し、その上に触媒を載
    せ、触媒に上方からガスを吹付けることを特徴とする、
    触媒に付着したダストの除去装置。
  7. 【請求項７】 篩の振動手段を備えたことを特徴とする
    請求項６記載の、触媒に付着したダストの除去装置。
JP11003899A 1999-01-11 1999-01-11 触媒に付着したダストの除去方法およびその装置 Withdrawn JP2000202241A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100957289B1 (ko) 2008-04-29 2010-05-12 현대자동차주식회사 침전 방지형 자성 백 필터 장치
WO2011136217A1 (ja) * 2010-04-30 2011-11-03 旭化成ケミカルズ株式会社 触媒表面体除去装置

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