JP2000201266A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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Abstract
時刻指定送信を開始することができるファクシミリ装置
などを提供する。 【解決手段】 指定された時刻に時刻指定送信ファイル
の送信を開始する時刻指定送信手段を備えたファクシミ
リ装置において、送信待ちの時刻指定送信ファイルがあ
るとき、送信ファイルの送信指定時刻より所定時間前の
直前時刻に達したか否かを判定する時刻管理部1と、時
刻管理部1により直前時刻に達したと判定された場合、
直接送信を禁止する送信管理部2とを備えた。また、送
信指定時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルがあっ
たとき、時刻指定送信ファイルを記憶している画像メモ
リ7の空き容量を、短時間に、より多く増やせる順に送
信ファイルを送信するようにシステム制御部3を構成し
た。
Description
ァクシミリ送信を行う時刻指定送信機能を備えたファク
シミリ装置に係わり、特に、直接送信によって妨げられ
ずに指定の時刻に時刻指定送信を開始することができる
ファクシミリ装置、送信を失敗したときにそのことを速
やかに送信者に知らせることができるファクシミリ装置
などに関する。
リ送信を行う時刻指定送信機能を備えた様々なファクシ
ミリ装置が提供されている。たとえば、特開平5-83461
号公報に示されたファクシミリ装置では、指定された時
刻に、セットされている原稿上の画像を読み取って送信
する時刻指定送信手段と、指定された時刻に原稿がセッ
トされているか否かを検知する原稿検知手段とを備え、
指定された時刻に原稿がセットされていない場合、送信
動作を一定時間引き延ばすようにしている。また、特開
平5-110725号公報に示されたファクシミリ装置では、時
刻指定送信を指示されて送信待ち状態にある全ての時刻
指定送信設定データを表示する表示手段を備え、表示さ
れた時刻指定送信設定データのなかから所望の一つを選
択して指定時刻に達する前に簡単な操作で即時送信を行
えるようにしている。また、特開平6-85953号公報に示
されたファクシミリ装置では、相手先端末番号や様々な
設定値をカードに登録し、そのカードの内容をファクシ
ミリ装置本体に認識させることにより面倒な操作を不要
にし、操作ミスのない時刻指定送信を可能にしている。
また、特開平6-291878号公報に示されたファクシミリ装
置では、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルなどに対応
した宛先番号の登録時、併せて送信開始時刻を入力して
時刻指定送信を設定し、一方、原稿読み取り時にワンタ
ッチダイヤル、短縮ダイヤルなどによる宛先指定がある
と、当該宛先に対して時刻指定送信が設定されているか
否かを判断し、設定されている場合には、送信開始時刻
になったときに発呼を開始するようにしている。
従来技術では、いずれも、指定された送信開始時刻の直
前に直接送信により送信が開始されてしまうと、上記直
接送信による送信が終了するまでは時刻指定送信を開始
することができず、そのため、送信開始時刻が指定時刻
よりも遅れてしまうというような問題がある。また、時
刻指定送信により送信を行う場合、指定された送信開始
時刻に送信者がファクシミリ装置の近くにいないのが普
通であるため、送信者の設定ミスなどにより送信エラー
になっても、そのミスに送信者が気付くのが遅れてしま
う。通常送信に失敗した場合、ファクシミリ装置のリダ
イヤル機能により再発呼が繰り返されるが、所定回数再
発呼しても応答がなければ、その時刻指定送信は無効と
なる。そこで本発明が解決しようとする課題は、直接送
信によって妨げられずに指定の時刻に時刻指定送信を開
始することができるファクシミリ装置、時刻指定送信を
行う画情報を蓄積しておく画像蓄積手段を効率良く用い
ることができるファクシミリ装置、指定時刻での送信に
失敗した場合にその旨を指定時刻から余り時間が経過し
ないうちに送信者に伝えることができ、あるいは指定時
刻での送信に失敗した場合に、再発呼による送信を可能
な限り確実に成功させることができるファクシミリ装置
を提供することを課題とする。
めに、請求項1記載の発明では、指定された時刻に時刻
指定送信ファイルの送信を開始する時刻指定送信手段を
備えたファクシミリ装置において、送信待ちの時刻指定
送信ファイルがあるとき、上記送信ファイルの送信指定
時刻より所定時間前の直前時刻に達したか否かを判定す
る時刻管理手段と、上記時刻管理手段により上記直前時
刻に達したと判定された場合、直接送信を禁止する送信
管理手段とを備えた。また、請求項2記載の発明では、
指定された時刻に時刻指定送信ファイルの送信を開始す
る時刻指定送信手段を備えたファクシミリ装置におい
て、送信指定時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイル
があったとき、上記時刻指定送信ファイルを記憶してい
る画像蓄積手段の空き容量を、短時間に、より多く増や
せる順に上記送信ファイルを送信する送信手段を備え
た。また、請求項3記載の発明では、請求項2記載のフ
ァクシミリ装置において、ページ数の多い時刻指定送信
ファイルから先に送信するように送信手段を構成した。
また、請求項4記載の発明では、請求項2記載のファク
シミリ装置において、データ量の多い時刻指定送信ファ
イルから先に送信するように送信手段を構成した。ま
た、請求項5記載の発明では、請求項2記載のファクシ
ミリ装置において、G3伝送制御手順およびG4伝送制
御手順のいずれによってもファクシミリ通信を行うこと
が可能なファクシミリ通信手段を備え、送信指定時刻が
同一の複数の時刻指定送信ファイルのなかにG3伝送制
御手順指定およびG4伝送制御手順指定の両方の時刻指
定送信ファイルが含まれている場合、G4伝送制御手順
指定の時刻指定送信ファイルから先に送信するように送
信手段を構成した。また、請求項6記載の発明では、請
求項3または請求項5記載のファクシミリ装置におい
て、送信指定時刻が同じで、且つ同じページ数または同
じ伝送制御手順指定の時刻指定送信ファイルが複数ある
とき、上記時刻指定送信ファイルについては、先に読み
込んだ時刻指定送信ファイルから先に送信するように送
信手段を構成した。
た時刻に時刻指定送信ファイルの送信を開始する時刻指
定送信手段を備えたファクシミリ装置において、送信指
定時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルがあったと
き、次回からは異なる時刻を指定するように促すメッセ
ージを出力するメッセージ出力手段を備えた。また、請
求項8記載の発明では、指定された時刻に時刻指定送信
ファイルの送信を開始する時刻指定送信手段を備えたフ
ァクシミリ装置において、時差のある相手先への送信時
刻が指定されたとき、相手先における着信時刻を表示す
る表示手段と、上記表示手段による着信時刻表示時に送
信指定時刻の変更を可能にさせる送信時刻変更手段とを
備えた。また、請求項9記載の発明では、指定された時
刻に時刻指定送信ファイルの送信を開始する時刻指定送
信手段と、指定された時刻での送信に失敗した場合、送
信に成功するまで所定回数再発呼を繰り返させる再発呼
手段と、当該所定回数再発呼を行っても送信に成功しな
かった場合にその旨を報知する報知手段とを備えたファ
クシミリ装置において、前記再発呼の間隔(発呼してか
ら次に発呼するまでの時間)を任意に設定可能とした。
また、請求項10記載の発明では、指定された時刻に時
刻指定送信ファイルの送信を開始する時刻指定送信手段
と、指定された時刻での送信に失敗した場合、送信に成
功するまで所定回数再発呼を繰り返させる再発呼手段
と、当該所定回数再発呼を行っても送信に成功しなかっ
た場合にその旨を報知する報知手段とを備えたファクシ
ミリ装置において、前記再発呼の回数を任意に設定可能
とした。また、請求項11記載の発明では、通常使用状
態よりも消費電力の小さい省エネルギ状態で待機し、指
定された時刻になると通常使用状態に自動復帰して時刻
指定送信ファイルの送信を開始する機能を備えたファク
シミリ装置において、新たな時刻指定送信ファイルが作
成された際、既に別の時刻指定送信ファイルが存在する
か否かを調べ、存在した場合には、当該新たな時刻指定
送信ファイルを当該別の時刻指定送信ファイルと同時期
に送信してもよいか否かの確認を促し、了解が得られた
場合には、当該新たな時刻指定送信ファイルを当該別の
時刻指定送信ファイルと同時期に送信する機能を備えた
ことを特徴とするファクシミリ装置。
のファクシミリ装置では、送信待ちの時刻指定送信ファ
イルがあるとき、上記送信ファイルの送信指定時刻より
所定時間前の直前時刻に達すると、直接送信が禁止され
る。また、請求項2記載のファクシミリ装置では、送信
指定時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルがある
と、それらを送信する際、上記時刻指定送信ファイルを
記憶している画像蓄積手段の空き容量を、短時間に、よ
り多く増やせる順に上記送信ファイルが送信される。ま
た、請求項3記載のファクシミリ装置では、送信指定時
刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルがあると、それ
らを送信する際、ページ数の多い時刻指定送信ファイル
から先に送信される。また、請求項4記載のファクシミ
リ装置では、送信指定時刻が同一の複数の時刻指定送信
ファイルがあると、それらを送信する際、データ量の多
い時刻指定送信ファイルから先に送信される。また、請
求項5記載のファクシミリ装置では、請求項2記載の発
明において、送信指定時刻が同一の複数の時刻指定送信
ファイルのなかにG3伝送制御手順指定およびG4伝送
制御手順指定の時刻指定送信ファイルが含まれている場
合、G4伝送制御手順指定の時刻指定送信ファイルから
先に送信される。また、請求項6記載のファクシミリ装
置では、請求項3または請求項5記載の発明において、
送信指定時刻が同じで、且つ同じページ数または同じ伝
送制御手順指定の時刻指定送信ファイルが複数あると
き、上記時刻指定送信ファイルについては、先に読み込
んだ時刻指定送信ファイルから先に送信される。
時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルがあると、次
回からは異なる時刻を指定するように促すメッセージが
出力される。また、請求項8記載の発明では、時刻指定
送信の操作時、時差のある相手先への送信時刻が指定さ
れると、相手先における着信時刻が表示されるので、送
信側ではそれを見て送信指定時刻を変更することができ
る。また、請求項9記載の発明では、指定された時刻に
送信できなかった場合における再発呼の間隔を任意に設
定可能としたので、たとえば送信者が必ずその時刻に相
手先に送信したいという理由で昼間(回線使用料が比較
的高い時間帯)に送信時刻を指定した場合は、再発呼の
間隔を短めに設定しておくことにより、報知手段が作動
するまでの時間が短なるので、送信に失敗したことを指
定時刻から余り時間が経過しないうちに送信者に伝える
ことができる。逆に通信コストを抑えたいなどの理由で
夜間(回線使用料が比較的安い時間帯)に送信時刻を指
定したような場合は、再発呼の間隔を長めに設定してお
くことにより、報知手段が作動するまでの時間、すなわ
ち時刻指定送信が無効となるまでの時間が長くなるの
で、再発呼による送信を成功させやすくできる。また、
請求項10記載の発明では、指定された時刻に送信でき
なかった場合における再発呼の回数を任意に設定可能と
したので、たとえば送信者が必ずその時刻に相手先に送
信したいという理由で昼間に送信時刻を指定した場合
は、再発呼の回数を少なめ(あるいは無し(再発呼0
回))に設定しておくことにより、送信に失敗したこと
を指定時刻から余り時間が経過しないうちに送信者に伝
えることができる。逆に通信コストを抑えたいなどの理
由で夜間に送信時刻を指定したような場合は、再発呼の
回数を多めに設定しておくことにより、再発呼による送
信を成功させやすくできる。また、請求項11記載の発
明では、新たな時刻指定送信ファイルが作成された際に
既に別の時刻指定送信ファイルが存在した場合、新たな
時刻指定送信ファイルを既に存在する別の時刻指定送信
ファイルと同時期に送信することにより、省エネルギ状
態から通常使用状態に復帰する回数を減らしてファクシ
ミリ装置の電力消費量を低減できるとともに、夜間など
にまとめて送信することで通信コストも抑えられる。
形態を詳細に説明する。図1は本発明の各実施の形態の
ファクシミリ装置の構成を示す機能ブロック図である。
図示するように、このファクシミリ装置は、時刻管理部
(時刻管理手段)1、送信管理部(送信管理手段)2、
システム制御部3、G3通信制御部4、G4通信制御部
5、RAM6、画像メモリ7、表示部8、操作部9、ス
キャナ10、プロッタ11、省エネモード用CPU12
などを備えている。時刻管理部1は、現在時刻を出力す
る時計回路を内蔵し、送信指定時刻の管理ならびに送信
指定時刻より所定時間前の直前時刻に達したか否かの判
定などを行う。送信管理部2は、送信指定時刻になった
時刻指定送信ファイルの送信を行ったり、送信指定時刻
の直前時刻に達したときに直接送信を禁止したりする。
G3通信制御部4は、モデムや網制御装置(NCU)を
内蔵し、これらを介してG3伝送制御手順に従った公衆
電話回線網経由のファクシミリ送受信を実行する。G4
通信制御部5は、ISDNに接続された終端装置などを
介してG4伝送制御手順に従ったファクシミリ送受信を
実行する。RAM6は、画情報その他の各種データを一
時的に記憶するためのメモリである。また、RAM6
は、システム制御部3内のCPUが各種処理を行う際の
ワークメモリとしても使用される。画像メモリ7には、
送信する画情報や受信した画情報が蓄積される、RAM
6よりも遙かに大容量のメモリである。表示部8は、L
CDなどを用いた表示パネルからなり、利用者に示すメ
ッセージなどを表示パネルの画面に表示する。この表示
部8とシステム制御部3とにより表示手段が構成され
る。
指示を与えるための各種キーを有する入力装置である。
スキャナ10は、原稿上の画像を光学的に読み取り、画
情報として入力する入力装置である。プロッタ11は、
復号化された受信画情報を記録紙へ出力する出力装置で
ある。省エネモード用CPU12は、省エネモード時に
システム制御部3に代わってシステム制御を行う。な
お、時刻管理部1および送信管理部2はそれぞれROM
およびCPUを有するが、それらはシステム制御部3と
共用してもよい。上記のように構成されたファクシミリ
装置で、たとえばG3伝送制御手順を用いた即時送信に
よりファクシミリを送信する場合は、まずシステム制御
部3がスキャナ10により画情報をRAM6に読み込
み、その画情報をシステム制御部3内の符号化手段によ
って符号化し、RAM6または画像メモリ7に格納す
る。また、操作部9により指定された宛先など発信時指
定情報をシステム制御部3が取得し、宛先情報を渡され
たG3通信制御部4内のNCUが指定の宛先との間に呼
を設定する。続いて、G3通信制御部4が低速モデムを
介してフェーズBを実行し、やがてフェーズCに移り、
RAM6または画像メモリ7内の上記符号化された画情
報を高速モデムにより変調し、NCUを介して送出す
る。受信時は、NCUが呼を設定した後、フェーズBに
入り、低速モデムを介して所定の交信を行い、フェーズ
Cに入り、符号化された画情報を受信する。そして、そ
の画情報をG3通信制御部4を介してRAM6に格納
し、さらにシステム制御部3内の復号化手段により復号
化し、RAM6を介してプロッタ11に出力するか、画
像メモリ7に蓄積する。
2は本発明の第1の実施の形態を示す動作フロー図であ
る。図示するように、この実施の形態では、送信待ちの
時刻指定送信ファイルが画像メモリ7内に蓄積されてい
るか否かを、送信管理部2が常に監視している(S1→
S1)。時刻指定送信を行う場合、利用者は操作部9に
より時刻指定送信である旨を指示するとともに、送信時
刻、宛先端末番号、送信線密度、G3伝送かG4伝送か
などを指示しておく。システム制御部3がこれらの情報
を取得して上記情報を図3に示すような時刻指定送信フ
ァイルテーブルに書き込むので、送信管理部2はこの時
刻指定送信ファイルテーブルを参照して時刻指定送信フ
ァイルが画像メモリ7内に蓄積されているか否かを判定
するわけである。また、時刻指定送信ファイルテーブル
への書き込み時、スキャナ10により送信画情報が読み
取られ、その画情報がシステム制御部3により画像メモ
リ7に格納される。図3に示したファイル番号は上記画
情報からなる時刻指定送信ファイルのファイル番号であ
り、システム制御部3内のファイル管理手段により付与
される。また、図3に示した送信線密度において、
「S」は標準の線密度、「D」はその2倍の線密度を示
している。
蓄積されていると判定したならば(S1でYes)、送
信管理部2は、操作部9により直接送信操作が行われた
か否かを監視する(S2→S2)。たとえば、メモリ送
信に係わる指示を入力することなしにスタートキーが押
されたか否かを監視するのである。そして、直接送信操
作を検出すると(S2でYes)、送信管理部2は時刻
管理部1に指示して送信指定時刻より所定時間(設定時
間,たとえば3分)前の直前時刻に達しているか否かを
判定させる(S3)。RAM6またはフラッシュメモリ
(図示していない)などに予め上記所定時間を設定して
おき、時刻管理部1は指示を受けると時刻指定送信ファ
イルテーブルから最も早い送信時刻を取得し、上記送信
時刻から上記所定時間を減じた直前時刻を求め、内蔵し
ている時計回路の出力する現在時刻が上記直前時刻に達
しているか否かを判定するのである。その結果、直前時
刻に達していると判定されたならば(S3でYes)、
送信管理部2は利用者が行おうとした直接送信を禁止し
(実行せず)、メモリ送信へ切り替えるように求めるメ
ッセージを表示部8に表示させる(S4)。そして、利
用者がメモり送信を指示すると、システム制御部3はメ
モリ送信動作を開始する(S5)。つまり、システム制
御部3は、そのときスキャナ10により読み取った画情
報を画像メモリ7に蓄積するとともに、時刻指定送信の
送信指定時刻に達すると、当該時刻指定送信ファイルの
画情報を読み出し、指定された宛先へ送信する。さら
に、送信し終わったレコード(図3のテーブルの1行
分)を時刻指定送信ファイルテーブルから消去する。そ
れに対して、直前時刻に達していないと判定されたなら
ば(S3でNo)、システム制御部3は、直接送信を開
始させる(S6)。このように、第1の実施の形態によ
れば、時刻指定送信を開始しようとしたときに別の送信
が行われているということがないので、指定の時刻に送
信できる確率が高くなる。なお、上記の実施の形態にお
いて、時刻管理部1は送信管理部2の指示に先立って直
前時刻に達したか否かを判定しておいてもよい。
作フロー図である。この実施の形態のファクシミリ装置
では、同じ送信時刻が指定された複数の時刻指定送信フ
ァイルがあると、それらを送信する際、G3通信制御部
4またはG4通信制御部5など通信制御手段とともに送
信手段を構成するシステム制御部3により、ページ数の
多い時刻指定送信ファイルから先に送信される。図4に
示すように、この実施の形態では、利用者が操作部9を
操作することにより、または周期的にこの動作フローに
はいると、まず、システム制御部3が利用者により時刻
指定送信が選択されたか否かを判定する(S11)。そ
して、時刻指定送信が選択されたと判定したならば(S
11でYes)、システム制御部3は相手先(宛先)情
報を入力させ(S12)、さらに、送信時刻を設定させ
(S13)、原稿からの画像読み取りを開始させる(S
14)。続いて、システム制御部3は時刻指定送信ファ
イルテーブルを参照して上記送信時刻と同じ送信時刻の
時刻指定送信ファイルの有無を判定する(S15)。そ
して、同じ送信時刻の時刻指定送信ファイルがあると判
定したならば(S15でYes)、同じ送信時刻の送信
ファイル間でページ数を比較する(S16)。たとえ
ば、システム制御部3は、読み取られた画情報を受け取
ったとき、ページ数を時刻指定送信ファイルテーブルに
書き込んでおき(図5参照)、上記時刻指定送信ファイ
ルを参照してページ数を比較するのである。さらに、シ
ステム制御部3は、同一送信時刻の送信ファイル中の送
信順をページの多い順とし、送信順を示す番号を時刻指
定送信ファイルテーブルに書き込む(図5(a)参
照)。続いて、時刻管理部1が時刻指定送信ファイルテ
ーブル中の最も早い送信時刻と現在時刻とを比較し(S
17)、現在時刻が送信時刻に達していなければ(S1
8でNo)ステップS11へ戻る。そして、新たな時刻
指定送信の指示があれば(S11でYes)ステップS
12以下をくり返し、同一送信時刻の送信ファイルがあ
れば(S15でYes)ページ数を比較し(S16)、
送信順が更新される(図5(b)参照)。
信が選択されていないと判定されたとき、およびステッ
プS15において同一時刻の時刻指定送信でないと判定
されたときはステップS17へ進む。また、この実施の
形態のファクシミリ装置ではマルチタスク処理を行って
おり、この動作フローの途中で即時送信処理や受信処理
などのタスクへ移ったり、この動作フローへ戻ったりし
ている。このようにして、指定された送信時刻に達した
とき(S18でYes)、その時刻に指定された時刻指
定送信ファイルが複数あると、時刻指定送信ファイルテ
ーブルに設定された送信順つまりページ数の多い順に複
数の送信ファイルの画情報が送信される(S19)。こ
のように本発明の第2の実施の形態によれば、送信時刻
が同一の時刻指定送信ファイルが複数あると、それらを
送信する際、ページ数の多い送信ファイルから順に、つ
まり画像メモリ7の空き容量を、短時間に、より多く増
やせる順に送信されるので、画像メモリ7を効率よく用
いることができる。なお、上記の実施の形態において、
同一ページのものが複数あった場合、そのなかでの送信
順は、たとえば読み取り順にする。
作フロー図である。この実施の形態のファクシミリ装置
では、同じ送信時刻に指定された複数の時刻指定送信フ
ァイルがあると、データ量の多い時刻指定送信ファイル
から先に送信される。その際、図6に示すように、まず
システム制御部3が、利用者により時刻指定送信が選択
されたか否かを判定する(S21)。そして、時刻指定
送信が選択されたならば(S21でYes)、システム
制御部3は相手先(宛先)情報を入力させ(S22)、
さらに、送信時刻を設定させ(S23)、原稿からの画
像読み取りを開始させる(S24)。続いて、システム
制御部3は時刻指定送信ファイルテーブルを参照して上
記送信時刻と同じ送信時刻の時刻指定送信ファイルの有
無を判定する(S25)。そして、同じ送信時刻の時刻
指定送信ファイルがあると判定されたならば(S25で
Yes)、同じ送信時刻の送信ファイル間でデータ量を
比較する(S26)。たとえば、システム制御部3は、
読み取られた画情報を受け取ったときか符号化したとき
にデータ量を時刻指定送信ファイルテーブルに書き込ん
でおき、上記時刻指定送信ファイルを参照してデータ量
を比較するのである。さらに、システム制御部3は、同
一送信時刻の送信ファイル中の送信順をデータ量の多い
順とし、送信順を示す番号を時刻指定送信ファイルテー
ブルに書き込む。続いて、時刻管理部1が時刻指定送信
ファイルテーブル中の最も早い送信時刻と現在時刻とを
比較し(S27)、現在時刻が送信時刻に達していなけ
れば(S28でNo)ステップS21へ戻る。そして、
新たな時刻指定送信の指示があれば(S21でYes)
ステップS22以下をくり返し、同一送信時刻の送信フ
ァイルがあれば(S25でYes)データ量を比較し
(S26)、送信順を更新する。なお、ステップS21
において時刻指定送信が選択されていないと判定された
とき、およびステップS25において同一時刻の時刻指
定送信でないと判定されたときはステップS27へ進
む。また、この実施の形態のファクシミリ装置ではマル
チタスク処理を行っており、この動作フローの途中で即
時送信処理や受信処理などのタスクへ移ったり、この動
作フローへ戻ったりしている。このようにして、指定さ
れた送信時刻に達したとき(S28でYes)、その時
刻に指定された時刻指定送信ファイルが複数あると、時
刻指定送信ファイルテーブルに設定された送信順つまり
データ量の多い順に複数の送信ファイルの画情報が送信
される(S29)。このように本発明の第3の実施の形
態によれば、送信時刻が同一の時刻指定送信ファイルが
複数あると、データ量の多い送信ファイルから順に、つ
まり画像メモリ7の空き容量を、短時間に、より多く増
やせる順に送信されるので、画像メモリ7を効率よく用
いることができる。
作フロー図である。この実施の形態のファクシミリ装置
では、同じ送信時刻に指定された複数の時刻指定送信フ
ァイルがあり、且つそのなかにG3伝送制御手順指定の
ものとG4伝送制御手順指定のものとがあると、G4伝
送制御手順指定の時刻指定送信ファイルから先に送信さ
れる。その際、図7に示すように、まずシステム制御部
3が、利用者により時刻指定送信が選択されたか否かを
判定する(S31)。そして、時刻指定送信が選択され
たと判定したならば(S31でYes)、システム制御
部3は相手先(宛先)情報を入力させ(S32)、さら
に、送信時刻を設定させ(S33)、原稿からの画像読
み取りを開始させる(S34)。続いて、システム制御
部3は時刻指定送信ファイルテーブルを参照して上記送
信時刻と同じ送信時刻の時刻指定送信ファイルの有無を
判定する(S35)。そして、同じ送信時刻の時刻指定
送信ファイルがあると判定したならば(S35でYe
s)、時刻指定送信ファイルテーブルを参照して(図3
参照)上記送信ファイル中にG3伝送制御手順指定のも
のとG4伝送制御手順指定のものとの両方があるか否か
を判定する(S36)。その結果、一方の伝送制御手順
指定のものしかないと判定されたならば(S36でN
o)、時刻管理部1が時刻指定送信ファイルテーブル中
の最も早い送信時刻と現在時刻とを比較し(S37)、
現在時刻が送信時刻に達していなければ(S38でN
o)ステップS31へ戻る。そして、新たな時刻指定送
信の指示があれば(S31でYes)ステップS32以
下をくり返す。
信が選択されていないと判定されたとき、およびステッ
プS35において同一時刻の時刻指定送信でないと判定
されたときはステップS37へ進む。このようにして、
指定された送信時刻に達したとき(S38でYes)、
その時刻に指定された時刻指定送信ファイルが複数ある
と、たとえば読み取り時刻の早い順(これはファイル番
号から判定できる)に複数の送信ファイルの画情報を送
信する(S39)。一方、ステップS36において、伝
送制御手順が両方あると判定されたならば(S36でY
es)、時刻管理部1が時刻指定送信ファイルテーブル
中の最も早い送信時刻と現在時刻とを比較し(S4
0)、現在時刻が送信時刻に達していなければ(S41
でNo)ステップS31へ戻る。そして、新たな時刻指
定送信の指示があれば(S31でYes)ステップS3
2以下をくり返す。このようにして、指定された送信時
刻に達したとき(S41でYes)、G4伝送制御手順
指定の時刻指定送信ファイルが複数あると、それらの画
情報をたとえば読み取り時刻の早い順に送信し、続い
て、G3伝送制御手順指定の時刻指定送信ファイルが複
数あると、それらの画情報を読み取り時刻の早い順に送
信する(S42)。このように本発明の第4の実施の形
態によれば、送信時刻が同一の時刻指定送信ファイルが
複数あり、且つそのなかにG3伝送制御手順指定のもの
とG4伝送制御手順指定のものとがあると、高速転送が
可能なG4伝送制御手順指定の時刻指定送信ファイルか
ら先に送信されるので、画像メモリ7の空き容量を短時
間により多く増やすことができ、したがって、画像メモ
リ7を効率よく用いることができる。
作フロー図である。この実施の形態のファクシミリ装置
では、同じ送信時刻に指定された複数の時刻指定送信フ
ァイルがあると次回から異なる送信時刻にするように促
すメッセージを表示するメッセージ出力手段を、システ
ム制御部3と表示部8とから構成している。動作は以下
のとおりである。まず、システム制御部3が、利用者に
より時刻指定送信が選択されたか否かを判定する(S5
1)。そして、時刻指定送信が選択されたならば(S5
1でYes)、システム制御部3は相手先(宛先)情報
を入力させ(S52)、さらに、送信時刻を設定させ
(S53)、原稿からの画像読み取りを開始させる(S
54)。続いて、システム制御部3は時刻指定送信ファ
イルテーブルを参照して上記送信時刻と同じ送信時刻の
時刻指定送信ファイルの有無を判定する(S55)。そ
して、同じ送信時刻の時刻指定送信ファイルがあると判
定したならば(S55でYes)、システム制御部3
は、次回は別の送信時刻に設定するように求めるメッセ
ージを表示部8に表示させる(S56)。
イルテーブル中の最も早い送信時刻と現在時刻とを比較
し(S57)、現在時刻が送信時刻に達していなければ
(S58でNo)ステップS51へ戻る。そして、新た
な時刻指定送信の指示があれば(S51でYes)ステ
ップS52以下をくり返す。なお、ステップS51にお
いて時刻指定送信が選択されていないと判定されたと
き、およびステップS55において同一時刻の時刻指定
送信でないと判定されたときはステップS57へ進む。
このようにして、指定された送信時刻に達したとき(S
58でYes)、システム制御部3はG3通信制御部4
またはG4通信制御部5を介してその時刻に指定された
時刻指定送信ファイルの画情報を送信する(S59)。
なお、この際、同一送信時刻の送信ファイルが複数あれ
ば、読み取り順または画像メモリ7の空き容量が短時間
でより多く増大する順に送信する。このように本発明の
第5の実施の形態によれば、同じ送信時刻に指定された
複数の時刻指定送信ファイルがあると、次回から異なる
送信時刻にするように促すメッセージが表示されるの
で、次回からは利用者の意図通りの送信時刻に送信でき
る。
作フロー図である。この実施の形態のファクシミリ装置
では、宛先と送信時刻が指定されたとき、宛先が海外で
あれば着信側の着信時刻を表示する表示手段を、システ
ム制御部3と表示部8とで構成し、上記表示手段による
着信時刻表示時に送信指定時刻の変更を可能にさせる送
信時刻変更手段を、システム制御部3と表示部8と操作
部9とで構成している。動作は以下のとおりである。ま
ず、システム制御部3が、利用者により時刻指定送信が
選択されたか否かを判定する(S61)。そして、時刻
指定送信が選択されたと判定したならば(S61でYe
s)、システム制御部3は相手先(宛先)情報を入力さ
せ(S62)、さらに、送信時刻を設定させ(S6
3)、原稿からの画像読み取りを開始させる。続いて、
システム制御部3は宛先(相手先)が海外か否かを判定
し(S64)、海外でなければ(S64でNo)、その
後、時刻管理部1が時刻指定送信ファイルテーブル中の
最も早い送信時刻と現在時刻とを比較し(S65)、現
在時刻が送信時刻に達していなければ(S66でNo)
ステップS61へ戻る。そして、新たな時刻指定送信の
指示があれば(S61でYes)ステップS62以下を
くり返す。
信が選択されていないと判定されたときはステップS6
5へ進む。このようにして、指定された送信時刻に達し
たとき(S66でYes)、システム制御部3はG3通
信制御部4またはG4通信制御部5を介してその時刻に
指定された時刻指定送信ファイルの画情報を送信する
(S67)。なお、その際、同一送信時刻の送信ファイ
ルが複数あれば、たとえば読み取り順に送信する。一
方、ステップS64において宛先が海外であると判定さ
れたならば(S64でYes)、システム制御部3は地
域別時差テーブルなどを参照して宛先との時差を求め
(S68)、着信側における着信時刻を計算する。そし
て、上記着信時刻を表示部8に表示させる(S69)。
このようにして、表示された着信時刻で良いか否かを指
示する場が利用者に対して提供され、その着信時刻を否
とする場合(S70でNo)、利用者は操作部9により
新たな送信時刻を入力する(S71)。そうすると、シ
ステム制御部3がこの送信時刻を取得し、修正された着
信時刻を計算し、上記着信時刻を表示させる(S6
9)。それに対して、最初に表示された着信時刻や修正
表示された着信時刻を良しとした場合は(S70でYe
s)、ステップS65へ進む。このように本発明の第5
の実施の形態によれば、海外宛の時刻指定送信が指示さ
れると着信側における着信時刻が表示されるので、送信
者はそれを見て必要であれば送信指定時刻を変更でき
る。
動作フロー図である。この実施の形態では、システム制
御部3、送信管理部2、G3通信制御部4およびG4通
信制御部5により、再発呼手段すなわち、指定された時
刻での送信に失敗したときに、送信に成功するまで所定
回数再発呼(リダイヤル)を繰り返させる手段が構成さ
れる。また、システム制御部3と表示部8とにより、報
知手段すなわち、所定回数再発呼を行っても送信に成功
しなかったときにその旨を報知する手段が構成される。
この場合、再発呼の間隔、すなわち発呼してから次に発
呼するまでの時間は任意に設定可能となっている。動作
は以下のとおりである。まず、システム制御部3が、利
用者により時刻指定送信が選択されたか否かを判定する
(S81)。そして、時刻指定送信が選択されたと判定
したならば(S81でYes)、送信間隔設定処理を行
う(S82)。送信間隔設定処理では、システム制御部
3は表示部8に時刻指定送信ファイルのリダイヤル時の
発呼間隔を設定するための画面を表示させ、送信者に再
発呼間隔の設定を促す。そして、再発呼間隔が設定され
ると、スキャナ10による送信原稿の読み取りを開始
し、読みとった画情報を時刻指定送信ファイルとして画
像メモリ7に蓄積する(S83)。
(S84)、現在時刻が指定時刻と一致したら(S84
でYes)、送信回数をカウントアップし(S85)、
G3通信制御部4に対しファイル送信の起動をかけ、時
刻指定送信ファイルの送信を開始する(S86)。その
後、システム制御部3は、通信が正常に終了したかどう
かを判定し(S87)、通信が正常に終了した場合(S
87でYes)、送信結果レポートを作成しプロッタ1
1より出力させる(S89)。このときの送信結果レポ
ートには、送信完了時刻、相手先、ページ数などが記載
される。一方、通信が正常に終了しなかった場合(S8
7でNo)、ファクシミリ装置に予め設定されているリ
ダイヤル回数(規定回数)と、その時刻指定ファイルに
対して行ったリダイヤル回数(S85によるカウント数
−1)とを比較し(S88)、規定回数に達してなけれ
ば(S88でYes)、ステップS82で設定された再
発呼間隔(送信間隔)の値を読み出し(S90)、前回
の通信終了(不達による終了)から再発呼間隔時間が経
過した後に、送信回数をカウントアップし(S85)、
リダイヤルを行う(S86)。そして、リダイヤル回数
が規定回数に達した時点で通信が正常に終了しなければ
(S87でNo、S88でNo)、その時刻指定ファイ
ルが不達に終わった旨を記載した送信結果レポートをプ
ロッタ11より出力させる(S91)。上記のように、
この実施の形態では、指定された時刻に送信できなかっ
た場合における再発呼(リダイヤル)の間隔を任意に設
定可能としたので、たとえば送信者が必ずその時刻に相
手先に送信したいという理由で昼間(回線使用料が比較
的高い時間帯)に送信時刻を指定した場合は、再発呼の
間隔を短めに設定しておくことにより、報知手段が作動
するまでの時間が短なるので、送信に失敗したことを指
定時刻から余り時間が経過しないうちに送信者に伝える
ことができる。逆に通信コストを抑えたいなどの理由で
夜間(回線使用料が比較的安い時間帯)に送信時刻を指
定したような場合は、再発呼の間隔を長めに設定してお
くことにより、報知手段が作動するまでの時間、すなわ
ち時刻指定送信が無効となるまでの時間が長くなるの
で、再発呼による送信を成功させやすくできる。
動作フロー図である。この実施の形態では、システム制
御部3、送信管理部2、G3通信制御部4およびG4通
信制御部5により、再発呼手段すなわち、指定された時
刻での送信に失敗したときに、送信に成功するまで所定
回数再発呼(リダイヤル)を繰り返させる手段が構成さ
れる。また、システム制御部3と表示部8とにより、報
知手段すなわち、所定回数再発呼を行っても送信に成功
しなかったときにその旨を報知する手段が構成される。
この場合再発呼の回数(リダイヤル回数)は任意に設定
可能となっている。動作は以下のとおりである。まず、
システム制御部3が、利用者により時刻指定送信が選択
されたか否かを判定する(S101)。そして、時刻指
定送信が選択されたと判定したならば(S101でYe
s)、発呼回数指定処理を行う(S102)。発呼回数
指定処理では、システム制御部3は表示部8に時刻指定
送信ファイルのリダイヤル回数を設定するための画面を
表示させ、送信者にリダイヤル回数の設定を促す。そし
て、リダイヤル回数が設定されると、スキャナ10によ
る送信原稿の読み取りを開始し、読みとった画情報を時
刻指定送信ファイルとして画像メモリ7に蓄積する(S
103)。その後、現在時刻と指定時刻とを比較し(S
104)、現在時刻が指定時刻と一致したら(S104
でYes)、送信回数をカウントアップし(S10
5)、G3通信制御部4に対しファイル送信の起動をか
け、時刻指定送信ファイルの送信を開始する(S10
6)。その後、システム制御部3は、通信が正常に終了
したかどうかを判定し(S8107)、通信が正常に終
了した場合(S107でYes)、送信完了時刻、相手
先、ページ数などを記載した送信結果レポートを作成し
プロッタ11より出力させる(S108)。
(S107でNo)、ファクシミリ装置に予め設定され
ているリダイヤル回数(規定回数)と、その時刻指定フ
ァイルに対して行ったリダイヤル回数(S105による
カウント数−1)とを比較し(S109)、ステップS
102で設定された回数に達してなければ(S109で
Yes)、前回の通信終了(不達による終了)から予め
設定されている再発呼間隔時間が経過した後に、送信回
数をカウントアップし(S105)、リダイヤルを行う
(S106)。そして、リダイヤル回数がステップS1
02で設定された回数に達した時点で通信が正常に終了
しなければ(S107でNo、S109でNo)、その
時刻指定ファイルが不達に終わった旨を記載した送信結
果レポートをプロッタ11より出力させる(S11
0)。上記のように、この実施の形態では、指定された
時刻に送信できなかった場合における再発呼(リダイヤ
ル)の回数を任意に設定可能としたので、たとえば送信
者が必ずその時刻に相手先に送信したいという理由で昼
間に送信時刻を指定した場合は、再発呼の回数を少なめ
(あるいは無し)に設定しておくことにより、送信に失
敗したことを指定時刻から余り時間が経過しないうちに
送信者に伝えることができる。逆に通信コストを抑えた
いなどの理由で夜間に送信時刻を指定したような場合
は、再発呼の回数を多めに設定しておくことにより、再
発呼による送信を成功させやすくできる。
動作フロー図である。この実施の形態では、システム制
御部3は、新たな時刻指定送信ファイルが作成された
際、既に別の時刻指定送信ファイルが存在するか否かを
調べ、存在した場合には、送信者に対し当該新たな時刻
指定送信ファイルを当該別の時刻指定送信ファイルと同
時期に送信してもよいか否かの確認を促し、了解が得ら
れた場合には、当該新たな時刻指定送信ファイルを当該
別の時刻指定送信ファイルと同時期に送信させる。全体
の動作は以下のとおりである。まず、システム制御部3
が、利用者により時刻指定送信が選択されたか否かを判
定する(S201)。そして、時刻指定送信が選択され
たと判定したならば(S201でYes)、画像メモリ
7に別の時刻指定送信ファイル(未送信ファイル)が存
在するか否かチェックする(S202)。その結果、別
の時刻指定送信ファイルが存在しなければ(S202で
No)、スキャナ10による送信原稿の読み取りを開始
し、読みとった画情報を時刻指定送信ファイルとして画
像メモリ7に蓄積した後、ステップS205に進み、図
11中のステップS104〜S110と同様の処理を実
行する(S205〜S211)。一方、画像メモリ7に
別の時刻指定送信ファイルが存在した場合(S202で
Yes)、システム制御部3は表示部8に、「別の時刻
指定送信ファイルが既にセットされています。同時刻に
送信しますか?」といったメッセージを表示させて、新
たな時刻指定送信ファイルを既に存在する別の時刻指定
送信ファイルと同時期に送信してもよいか否かの判断を
送信者に促す。その結果、送信者の了解が得られなけれ
ば(S203でNo)、すなわち同時刻送信が拒否され
た場合には、現在時刻と各ファイル毎の指定時刻とをそ
れぞれ比較し(S204)、現在時刻が指定時刻に達し
た順に、該当する時刻指定送信ファイルの送信処理(S
206〜S211)を行う。この場合、前後の時刻指定
送信ファイルの送信間隔が長いとファクシミリ装置は省
エネルギ状態になるが、送信指定時刻になるたびに通常
使用状態に自動復帰して時刻指定送信ファイルの送信を
行う。
(S203でYes)、すなわち同時刻送信が許可され
た場合には、現在時刻と上記別の時刻指定送信ファイル
(送信管理部2で管理されている最初に設定された時刻
指定送信ファイル)の指定時刻とを比較し(S20
4)、現在時刻が当該指定時刻に達した時点で、当該別
の時刻指定送信ファイルの送信処理(S206〜S21
1)を行い、そのすぐ後に、ステップS203にて同時
刻送信が許可された時刻指定送信ファイルの送信処理
(S206〜S211)を行う。したがって、ファクシ
ミリ装置が省エネルギ状態になっている場合、一度通常
使用状態に自動復帰するだけで、複数の時刻指定送信フ
ァイルを送信することができる。上記のように、この実
施の形態では、新たな時刻指定送信ファイルが作成され
た際に既に別の時刻指定送信ファイルが存在した場合、
新たな時刻指定送信ファイルを既に存在する別の時刻指
定送信ファイルと同時期に送信することにより、省エネ
ルギ状態から通常使用状態に復帰する回数を減らしてフ
ァクシミリ装置の電力消費量を低減できる。また、夜間
などに複数のファイルを同時期にまとめて送信すること
により通信コストも抑えることができる。なお、上記の
説明では、既に登録されている時刻指定送信ファイルの
送信時に、新たに登録した時刻指定送信ファイルを送信
するようにしたが、これとは反対に、新たに登録した時
刻指定送信ファイルの送信時に既に登録されている時刻
指定送信ファイルを送信するようにしてかまわない。
うな優れた効果を発揮する。請求項1記載の発明では、
送信待ちの時刻指定送信ファイルがあるとき、上記送信
ファイルの送信指定時刻より所定時間前の直前時刻に達
すると、直接送信が禁止されるので、直接送信によって
妨げられずに指定の送信時刻に時刻指定送信を開始する
ことができる。また、請求項2記載の発明では、送信指
定時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルがあると、
それらを送信する際、上記時刻指定送信ファイルを記憶
している画像蓄積手段の空き容量を、短時間により多く
増やせる順に上記送信ファイルを送信するので、上記画
像蓄積手段を効率良く用いることができる。また、請求
項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、送
信指定時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルを送信
する際、ページ数の多い時刻指定送信ファイルから先に
送信するので、上記複数の時刻指定送信ファイルの画情
報を全て送るに要する時間は同じでも、上記時間中の先
の時間ほど画像記憶手段の空き容量の増加率が大きくな
り、したがって、画像蓄積手段の空き容量を短時間によ
り多く増やせる。また、請求項4記載の発明では、請求
項2記載の発明において、送信指定時刻が同一の複数の
時刻指定送信ファイルを送信する際、データ量の多い時
刻指定送信ファイルから先に送信するので、同様に、複
数の時刻指定送信ファイルの画情報を全て送るに要する
時間は同じでも、上記時間中の先の時間ほど画像記憶手
段の空き容量の増加率が大きくなり、したがって、画像
蓄積手段の空き容量を短時間により多く増やせる。
時刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルのなかにG3
伝送制御手順指定およびG4伝送制御手順指定の時刻指
定送信ファイルが含まれている場合、送信速度の速いG
4伝送制御手順指定の時刻指定送信ファイルから先に送
信されるので、同様に、複数の時刻指定送信ファイル内
の画情報を全て送るに要する時間は同じでも、上記時間
中の先の時間ほど画像記憶手段の空き容量の増加率が大
きくなり、したがって、画像蓄積手段の空き容量を短時
間により多く増やせる。また、請求項6記載の発明で
は、請求項3または請求項5記載の発明において、送信
指定時刻が同じで、且つ同じページ数または同じ伝送制
御手順指定の時刻指定送信ファイルが複数あるとき、上
記時刻指定送信ファイルについては、先に読み込んだ時
刻指定送信ファイルから先に送信されるので、制御が容
易になる。また、請求項7記載の発明では、送信指定時
刻が同一の複数の時刻指定送信ファイルがあると、次回
からは異なる送信時刻を指定するように促すメッセージ
が出力されるので、次回からは利用者の意図通りの送信
時刻に送信できる。また、請求項8記載の発明では、時
刻指定送信の操作時、時差のある相手先への送信時刻が
指定されると、相手先における着信時刻が表示され、そ
れを見て、送信指定時刻を変更することができるので、
適切な時刻に着信するように送信時刻を設定することが
できる。
た時刻に送信できなかった場合における再発呼の間隔を
任意に設定可能としたので、たとえば送信者が必ずその
時刻に相手先に送信したいという理由で昼間に送信時刻
を指定した場合は、再発呼の間隔を短めに設定しておく
ことにより、報知手段が作動するまでの時間が短なるの
で、送信に失敗したことを指定時刻から余り時間が経過
しないうちに送信者に伝えることができる。逆に通信コ
ストを抑えたいなどの理由で夜間に送信時刻を指定した
ような場合は、再発呼の間隔を長めに設定しておくこと
により、報知手段が作動するまでの時間、すなわち時刻
指定送信が無効となるまでの時間が長くなるので、再発
呼による送信を成功させやすくできる。また、請求項1
0記載の発明では、指定された時刻に送信できなかった
場合における再発呼の回数を任意に設定可能としたの
で、たとえば送信者が必ずその時刻に相手先に送信した
いという理由で昼間に送信時刻を指定した場合は、再発
呼の回数を少なめに設定しておくことにより、送信に失
敗したことを指定時刻から余り時間が経過しないうちに
送信者に伝えることができる。逆に通信コストを抑えた
いなどの理由で夜間に送信時刻を指定したような場合
は、再発呼の回数を多めに設定しておくことにより、再
発呼による送信を成功させやすくできる。また、請求項
11記載の発明では、新たな時刻指定送信ファイルが作
成された際に既に別の時刻指定送信ファイルが存在した
場合、新たな時刻指定送信ファイルを既に存在する別の
時刻指定送信ファイルと同時期に送信することにより、
省エネルギ状態から通常使用状態に復帰する回数を減ら
してファクシミリ装置の電力消費量を低減できるととも
に、夜間などにまとめて送信することで通信コストも抑
えられる。
成ブロック図である。
装置の動作フロー図である。
装置要部のデータ構成図である。
装置の動作フロー図である。
クシミリ装置要部のデータ構成図である。
装置の動作フロー図である。
装置の動作フロー図である。
装置の動作フロー図である。
装置の動作フロー図である。
リ装置の動作フロー図である。
リ装置の動作フロー図である。
リ装置の動作フロー図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 指定された時刻に時刻指定送信ファイル
の送信を開始する時刻指定送信手段を備えたファクシミ
リ装置において、送信待ちの時刻指定送信ファイルがあ
るとき、上記送信ファイルの送信指定時刻より所定時間
前の直前時刻に達したか否かを判定する時刻管理手段
と、上記時刻管理手段により上記直前時刻に達したと判
定された場合、直接送信を禁止する送信管理手段とを備
えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 指定された時刻に時刻指定送信ファイル
の送信を開始する時刻指定送信手段を備えたファクシミ
リ装置において、送信指定時刻が互いに同一である複数
の時刻指定送信ファイルがあったとき、上記時刻指定送
信ファイルを記憶している画像蓄積手段の空き容量を、
短時間に、より多く増やせる順に上記送信ファイルを送
信する送信手段を備えたことを特徴とするファクシミリ
装置。 - 【請求項3】 前記送信手段は、ページ数の多い時刻指
定送信ファイルから先に送信することを特徴とする請求
項2記載のファクシミリ装置。 - 【請求項4】 前記送信手段は、データ量の多い時刻指
定送信ファイルから先に送信することを特徴とする請求
項2記載のファクシミリ装置。 - 【請求項5】 前記送信手段は、G3伝送制御手順およ
びG4伝送制御手順のいずれによってもファクシミリ通
信を行うことが可能なファクシミリ通信手段を備え、送
信指定時刻が互いに同一の複数の時刻指定送信ファイル
のなかにG3伝送制御手順指定およびG4伝送制御手順
指定の両方の時刻指定送信ファイルが含まれている場
合、G4伝送制御手順指定の時刻指定送信ファイルから
先に送信することを特徴とする請求項2記載のファクシ
ミリ装置。 - 【請求項6】 前記送信手段は、送信指定時刻が互いに
同じで、且つ同じページ数または同じ伝送制御手順指定
の時刻指定送信ファイルが複数あるとき、上記時刻指定
送信ファイルについては、先に読み込んだ時刻指定送信
ファイルから先に送信することを特徴とする請求項3ま
たは請求項5記載のファクシミリ装置。 - 【請求項7】 指定された時刻に時刻指定送信ファイル
の送信を開始する時刻指定送信手段を備えたファクシミ
リ装置において、送信指定時刻が互いに同一の複数の時
刻指定送信ファイルがあったとき、次回からは異なる時
刻を指定するように促すメッセージを出力するメッセー
ジ出力手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装
置。 - 【請求項8】 指定された時刻に時刻指定送信ファイル
の送信を開始する時刻指定送信手段を備えたファクシミ
リ装置において、時差のある相手先への送信時刻が指定
されたとき、相手先における着信時刻を表示する表示手
段と、上記表示手段による着信時刻表示時に送信指定時
刻の変更を可能にさせる送信時刻変更手段とを備えたこ
とを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項9】 指定された時刻に時刻指定送信ファイル
の送信を開始する時刻指定送信手段と、指定された時刻
での送信に失敗した場合、送信に成功するまで所定回数
再発呼を繰り返させる再発呼手段と、当該所定回数再発
呼を行っても送信に成功しなかった場合にその旨を報知
する報知手段とを備えたファクシミリ装置において、前
記再発呼の間隔を任意に設定可能としたことを特徴とす
るファクシミリ装置。 - 【請求項10】 指定された時刻に時刻指定送信ファイ
ルの送信を開始する時刻指定送信手段と、指定された時
刻での送信に失敗した場合、送信に成功するまで所定回
数再発呼を繰り返させる再発呼手段と、当該所定回数再
発呼を行っても送信に成功しなかった場合にその旨を報
知する報知手段とを備えたファクシミリ装置において、
前記再発呼の回数を任意に設定可能としたことを特徴と
するファクシミリ装置。 - 【請求項11】 通常使用状態よりも消費電力の小さい
省エネルギ状態で待機し、指定された時刻になると通常
使用状態に自動復帰して時刻指定送信ファイルの送信を
開始する機能を備えたファクシミリ装置において、新た
な時刻指定送信ファイルが作成された際、既に別の時刻
指定送信ファイルが存在するか否かを調べ、存在した場
合には、当該新たな時刻指定送信ファイルを当該別の時
刻指定送信ファイルと同時期に送信してもよいか否かの
確認を促し、了解が得られた場合には、当該新たな時刻
指定送信ファイルを当該別の時刻指定送信ファイルと同
時期に送信する機能を備えたことを特徴とするファクシ
ミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03053999A JP3927718B2 (ja) | 1998-10-29 | 1999-02-08 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32455898 | 1998-10-29 | ||
JP10-324558 | 1998-10-29 | ||
JP03053999A JP3927718B2 (ja) | 1998-10-29 | 1999-02-08 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000201266A true JP2000201266A (ja) | 2000-07-18 |
JP3927718B2 JP3927718B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=26368921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03053999A Expired - Fee Related JP3927718B2 (ja) | 1998-10-29 | 1999-02-08 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3927718B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006108726A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Kyocera Corp | 通信端末装置 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP03053999A patent/JP3927718B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006108726A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Kyocera Corp | 通信端末装置 |
US7924773B2 (en) | 2004-09-30 | 2011-04-12 | Kyocera Corporation | Communication terminal |
Also Published As
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---|---|
JP3927718B2 (ja) | 2007-06-13 |
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