JP2000200999A - 基板マ―ク認識機構 - Google Patents

基板マ―ク認識機構

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JP2000200999A JP11000694A JP69499A JP2000200999A JP 2000200999 A JP2000200999 A JP 2000200999A JP 11000694 A JP11000694 A JP 11000694A JP 69499 A JP69499 A JP 69499A JP 2000200999 A JP2000200999 A JP 2000200999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、印刷配線基板が歪んでいても、
位置決め用に設けられたマークを明瞭に認識する。 【解決手段】 照明具22と基板4との間に光フィルタ
部23を設け、照明具22から基板4方向に照射される
光の領域を制御するよう構成した。この結果、光フィル
タ部23は、基板4の歪みに対応して、照射される光の
領域を変える、背景となる基板4からの外乱光を押さえ
るので、撮像カメラ21はコントラストの良好なマーク
4a像を捕らえることができ、マーク認識率を高めるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】通常、印刷配線基板には、集
積回路(IC)や抵抗、コンデンサ等、多くの電子部品
が組込まれるが、この発明は、それら電子部品の実装に
際して必要な基板位置決めのための基板マーク認識機構
の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品を印刷配線基板上の定められた
位置に正しく実装するには、予め基板位置の正確な認識
が必要であり、その基板位置認識のために基板面に、位
置決め用のマークが付されている。
【0003】図8は、部品装着ヘッド1に取り付けられ
た従来の基板マーク認識機構を示すもので、部品装着ヘ
ッド1自体はX−Y移動機構3のXスライダ31の下部
に固定されている。Xスライダ31は、Xガイドレール
31aの一端に設けられたX軸モータ31bによって図
示しないボールネジが駆動され、X方向にスライド自在
に構成されている。
【0004】また、Xガイドレール31a自体は、Yス
ライダ32に取り付けられている。そのYスライダ32
は、ボールネジ32aにより駆動され、Yガイドレール
32bに沿いスライドすることにより、Yガイドレール
32bを固定した固定部33に対し、Y方向に移動する
ように構成されている。
【0005】従って、Yスライダ32はY方向に、また
Xスライダ31はX方向にスライド自在に設けられたの
で、部品装着ヘッド1はX−Y方向の任意の位置に位置
決め可能であるとともに、図示しないが、部品装着ヘッ
ド1自体も、モータ制御により、X−Y方向に垂直なZ
軸方向を回転中心とし、水平(θ)方向に回動自在とな
るよう構成されている。なお、部品装着ヘッド1には、
上下方向にスライド移動自在に取り付けられた吸着用の
ノズル1aが設けられている。
【0006】そこでいま、図示しない搬送テーブルによ
り搬送されてきた基板4上面には、位置決め用に例えば
円形状のマーク4aが複数か所に設けられており、その
基板4上のマーク4aを基板マーク認識機構2の撮像カ
メラ21で撮影し、その撮像信号を画像処理装置5に供
給することによって、マーク4aの中心座標位置が割り
出される。
【0007】画像処理装置5はまた、予め定められた基
板4の基準位置との位置誤差をパターン認識により検出
し、制御装置6に供給するので、制御装置6はその位置
誤差が零となるよう部品装着ヘッド1をX−Y−θ方向
に制御する。
【0008】そこで、基板マーク認識機構2は、図9に
拡大して示したように、CCDカメラ等の撮像カメラ2
1がレンズ機構21aを介して基板4上のマーク4aの
映像を捕らえるために、マーク4aを明るく照らす照明
具22が撮像カメラ21と一体に取り付けられている。
【0009】照明具22は、複数個のLED(発光ダイ
オード)等のランプ22aが撮像カメラ21の光軸Zを
中心に取り囲む円周上に等間隔に複数個設けられ、いず
れも基板4上のマーク4a方向に向け照射するように配
置されている。
【0010】撮像カメラ21は、マーク4aからの反射
光を受けて撮像するが、マーク4aの鮮明な映像は、マ
ーク4aからの反射光とマーク4aを取巻く背景領域か
らの反射光との間のコントラストによって得られる。
【0011】なお、撮像カメラ21及び照明具22は部
品装着ヘッド1に一体的に固定されており、撮像カメラ
21の撮像方向軸(Z軸)は、図示のように、平らな基
板4面及びマーク4a面に垂直であり、また照明具22
の照明方向は、マーク4a面を照射するように配置され
ている。従って、図10(a)に要部断面を拡大して示
したように、一つの円周上に略等間隔に配列された照明
具22の各ランプ(22aa,22ab,22ac,2
2ad)は、いずれもマーク4a方向に向けて照射され
る。
【0012】ベーク板やエポキシ板等からなる基板4の
表面は暗く光反射係数は小さいのに対し、銅箔等からな
るマーク4aの表面は明るく光反射係数は大である。
【0013】従って、図10(a)に示すように、一つ
の円周上に配列された各ランプ(22aa,22ab,
22ac,22ad)がいずれも共通してマーク4a方
向を照射しているが、ランプ(22ab,22ac)か
らの照射光の一部に示したように、マーク4aに照射し
た光は実線で示すように反射光量は多く、またランプ
(22aa,22ad)からの照射光の一部に示したよ
うに、マーク4a以外の基板4面を照射した光は吸収さ
れる量が多く、破線で示すように反射光量は少ない。
【0014】従って、レンズ機構23を介して撮像カメ
ラ21は、良好なコントラストのもとで、図10(b)
に示すように、マーク4aの形状及び中心位置Pを正確
に捕らえることができる。
【0015】なお、印刷配線基板4としてはベーク板や
エポキシ板等の比較的堅い絶縁物を基材としたもののほ
かに、最近ではポリエステル等を基材としたフイルム状
のフレキシブル印刷配線基板が使用されるようになって
きた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
基板マーク認識機構は、搬送テーブル上の基板4面やマ
ーク4a表面は撮像カメラ21の撮像方向軸Zに垂直面
をなすものとして構成されている。
【0017】しかしながら、ベーク板等の堅い基材の印
刷配線基板4ならともかく、樹脂フィルム上に配線や位
置決め用のマークが銅箔によりプリントされたフレキシ
ブル印刷配線基板の場合は、厚さが薄く、折り曲がりや
すく、フレキシブル印刷配線基板が仮にパレット治具で
あるマザーボードに装着されたとしても、基板4表面は
変形し、必ずしも基板4面が撮像方向軸Zに垂直になり
難い。
【0018】従って、例えば図11(a)に示すよう
に、基板4面が変形し、搬送テーブル面との間に角度α
をなして傾斜した状熊になると、全体としてマーク4a
からの反射光軸が逸れるとともに、変形によりランプ2
2aaは反射面との間の距離が短くなり、背景である基
板4面から撮像カメラ21に供給される光量が大幅に増
加した。
【0019】そもそも、ポリエステル等の樹脂フィルム
からなる基板4の表面は、ベーク板等とは異なり、光反
射係数が大きいので、基板4とマーク4aとからの各反
射光との間にそれほど大きなコントラストが得られない
性質がある。
【0020】従って、フレキシブル印刷配線基板が仮に
マザーボードに取付けられた状態でマーク4aの位置検
出を行なったとしても、基板4表面の僅かな変形によ
り、マーク3aからの反射光軸が逸れ、背景である基板
4面から撮像カメラ21に供給される光、すなわち外乱
光が大幅に増加し、その結果、背景である基板4面の映
像と実際のマーク4aの部分の映像との間に十分なコン
トラストが得られず、図11(b)に実線で示すよう
に、全体として一方に広がった不正確な画像となる欠点
が生じた。
【0021】その結果、高精度な位置決めが不可能とな
るだけでなく、マーク4aか否かの識別も不可能にもな
り、認識エラーひいては部品実装装置の稼働率低下を招
いた。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するためになされたものであり、第1の発
明は、基板上に設けられた位置決め用のマークに向け光
を照射する照明具と、この照明具から照射された光の前
記マークからの反射光を受け前記マークを撮影する撮像
カメラとからなる基板マーク認識機構において、前記照
明具と前記基板との間に光フィルタを設け、前記照明具
から照射される光の領域を制御するよう構成されたこと
を特徴とする。
【0023】このように、照明具と基板との間に光フィ
ルタを設け、照明具から照射される光の領域を制御する
ように構成したので、仮に基板自体が変形し、マークと
その背景との間に十分なコントラストが得られない場合
でも、光フィルタは背景領域に照射される光量を低減す
ることができ、良好なコントラストを得ることができ
る。
【0024】第2の発明は、同じく基板上に設けられた
位置決め用のマークに向け光を照射する照明具と、この
照明具から照射された光の前記マークからの反射光を受
け前記マークを撮影する撮像カメラとからなる基板マー
ク認識機構において、前記照明具は、前記撮像カメラの
撮像方向の中心軸を囲むように配列された複数個のラン
プで構成され、これら複数個のランプを選択的に点灯可
能に構成されたことを特徴とする。
【0025】このように、第2の発明においても、照明
具は、撮像カメラの撮像方向の中心軸を囲むように配列
された複数個のランプで構成し、これら複数個のランプ
を選択的に点灯可能に構成したので、第1の発明と同様
に、背景領域に照射される光量を低減することができ、
良好なコントラストを得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による基板マーク認
識機構の一実施の形態を図1ないし図8を参照して詳細
に説明する。なお、図9ないし図11に示した従来の構
成と同一構成には、同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0027】すなわち、図1は部品装着ヘッド1に取り
付けられた本発明による基板マーク認識機構2の第1の
実施の形態を示すもので、搬送された基板4上面には、
位置決め用のマーク4aが複数か所に設けられ、基板4
上のマーク4aを基板マーク認識機構2の撮像カメラ2
1で撮影し、その撮像信号は画像処理装置4に供給され
る。
【0028】そこで、基板マーク認識機構2は、図2の
正面図、及び図3の斜視図にも拡大して示したように、
CCDカメラ等の撮像カメラ21がレンズ機構21aを
介して基板4上のマーク4a像を捕らえ得るように配置
されるとともに、照明具22は従来と同様に、撮像カメ
ラ21と一体に取り付けられている。
【0029】照明具22には、例えばハロゲン化金属ラ
ンプのような白色光を発生する複数個のランプ221,
222が撮像カメラ21の撮像を妨げないように環状に
配置されており、照明具22と基板4との間に光フィル
タ部23が配設されている。
【0030】光フィルタ部23は撮像カメラ21に固定
されたモータ24により回転可能に構成されており、モ
ータ24の回転軸は撮像カメラ21の光軸と平行となる
ように取り付けられている。
【0031】光フィルタ部23は図4に拡大して示すよ
うに、モータ24の駆動軸に固定された中心の周りには
図示のように、複数個の円形状の光フィルタ231,2
32,233,234,235,236がはめ込まれて
いる。円形状の各光フィルタ231〜236のいずれ
も、中央部は撮像カメラ21が基板4上のマーク4aを
捕らえることができるように円形の孔23Pが開けられ
ており、各光フィルタ231〜236の内、光フィルタ
231は照明具22からの白色光がそのまま通過し、従
来と同様に基板4面を照射するように構成されている
が、残りの他の光フィルタ232〜236は、照明具2
2から照射される光の領域をそれぞれ位置及び領域を変
え、部分的に制限するように黒色の遮光部23sが形成
されている。
【0032】従って、モータ24の回転駆動により、照
明具22とマーク4aとの間に介在する光フィルタとし
て、光フィルタ部23の光フィルタ231〜236のい
ずれかを選択することにより、マーク4aに向け照射さ
れる光の領域を任意に変更することができる。
【0033】なお、光フィルタ231、及び光フィルタ
232〜236の遮光部23sを除く部分は、単に照明
具22からの光を透過させるようにしてもよく、あるい
はそこに光拡散板をはめ込み、照明具22からの光を均
一に拡散させて基板4面を照射するように構成しても良
い。
【0034】そこでいま、ポリエステル等を基材とした
フイルム状のフレキシブル印刷配線基板4が変形し、マ
ーク4aとその背景部である基板4面との間に小さなコ
ントラストしか得られない場合、モータ24の回転制御
により、基板4の変形方向に対応して、各光フィルタ2
31〜236のうちのいずれかを選択することによっ
て、基板4面から反射する外乱光を抑制し、撮像カメラ
21はマーク4aの明瞭な映像を捕らえることができ
る。
【0035】従って、例えば図5(a)に示すように、
基板4面が搬送テーブル面との間に角度αをなした傾斜
状態において、モータ24の回転制御により、その基板
4の傾斜方向に対応して遮光部23sが配置されるよう
に、光フィルタ235を選択することができる。その結
果、変形により距離が近付いた側のランプ22aaから
の照射光は遮光部23sで遮断されるとともに、ランプ
22ab,22acからの照射光を示したようにマーク
4aへ照射された光は大きな反射係数で反射されるの
で、撮像カメラ21はマーク4aの明瞭な映像を捕らえ
ることができる。
【0036】上記説明では、光フィルタ232〜236
は中央部の孔23Pを除き、遮光部23sにより通過す
る光を遮断する領域を形成し、光透過部分では照明具2
2からの白色光を通過させるように説明したが、各光フ
ィルタ231〜236の光透過部分に色フィルタを嵌め
込み、特定波長の光のみを通過させるように構成するこ
ともできる。
【0037】すなわち、一般に基板4面のマーク4aは
銅箔によって形成されるが、マーク4aや基板4面の各
材質や色彩によっては、照射される光の波長の変化に対
するそれぞれの光反射率の変化量の割合が相違する。
【0038】そこで、マーク4a及び基板4面の各材質
及び色彩の組み合わせに対応して、マーク4a及び基板
4面からの反射光におけるコントラストが最大となる波
長を選択し、遮光部23sによる基板4面からの外乱光
をカット(遮断)するとともに、よりコントラストの強
調されたマーク4aの映像を得ることができる。
【0039】すなわち、図6は本発明による基板マーク
認識機構の第2の実施の形態に使用される光フィルタ2
31〜236の内の1構成(光フィルタ235)を示し
たもので、光フィルタ(235)の光透過領域に特定波
長の光を透過させる色フィルタ23cを嵌め込み構成し
た。
【0040】この結果、第1の実施の形態と同様に、フ
レキシブル基板4の場合のように、基板4面が変形して
いる場合は、光フィルタ(232〜236)の遮光部2
3sで基板4面からの外乱光を抑制し、しかも色フィル
タ23cを経て照射される特定波長の光がマーク4a及
び基板4面の材質及び色彩の組み合わせに対応すること
から、より明瞭なコントラストを得て、基板マーク認識
率を向上させることができる。
【0041】このように、第2の実施の形態では、色フ
ィルタ23cにより基板4方向に照射される光の波長を
選択し、最良のコントラストのもとでマーク4aの映像
が得られるように構成したが、色フィルタ23cを使用
することなく、照明具22の光源に、白色光のランプに
替えて、例えば発光色の異なるLEDを多数環状に配置
し、色別に発光するLEDを選択的に点灯させ、フレキ
シブル基板4及びマーク4aの材質や色彩に対応し、マ
ーク4aとその背景である基板4面からの各反射光のコ
ントラストが最良となるように構成することができる。
【0042】さらにまた、上記各実施の形態では、光フ
ィルタ部23をモータ24により回転させ、例えば変形
したフレキシブル基板面の変形方向に応じて、光フィル
タ231〜236による遮光方向及び遮光面積等を選択
し、最良のコントラストが得られるように構成したが、
遮光部23sを有する光フィルタ232〜236を採用
することなく、単に環状に多数配置したLED等の光源
を周囲方向に複数領域分割し、選択的に切替え消灯(O
FF)することによって、その消灯部分が光フィルタ2
32〜236の遮光部23sに対応するように構成さ
れ、上記第1及び第2の実施の形態と同様な効果を得る
ことができる。
【0043】すなわち、図7はこの発明による基板マー
ク認識機構の第3の実施の形態を示すもので、外乱光を
抑制したい方向のランプ22aaをOFF(消灯)する
ことにより、基板4からの反射光を抑制し、最良のコン
トラストを得るものである。
【0044】このような構成では、照明具22の各光源
22aa〜22adに対するON/OFF制御回路を必
要とするが、第1及び第2の実施の形態におけるよう
な、モータ24等の可動機構を不要とすることができ
る。
【0045】なお、この第3の実施の形態では、光フィ
ルタ232〜236の遮光部23sの機能をランプ22
の消灯(OFF)により実現したものであるが、光フィ
ルタ232〜236の他の透光部分、及び遮光部23s
のない光フィルタ231については、上記第2の実施の
形態における色フィルタを組合わせ適用し、基板4やマ
ーク4aの種類に対応して、最良のコントラストが得ら
れるように構成できることはいうまでもない。
【0046】なお、上記各実施の形態において、ランプ
としてLEDやハロゲン金属ランプを使用する旨説明し
たが、他の例えば白熱電球や蛍光灯、あるいは陰極線管
を採用することもできる。また、マーク4aは要するに
基板4の位置決め用の機能を備えれば良いので、予め基
板4上に設けたものでなくとも、例えば基板上に形成さ
れた配線パターンの一部や実装された一部品を位置決め
用のマーク対象として使用しても全く同様な効果を得る
ことができる。
【0047】以上説明のように本発明によれば、表面が
歪み、あるいは傾斜した基板上の位置決めマークに対
し、最良のコントラストからなる撮像画像が得られるも
のであり、部品実装装置に採用して得られる効果大であ
る。
【0048】
【発明の効果】上記のように、本発明による基板マーク
検出機構は、たとえ位置決め用のマーク周辺部からの反
射光が外乱光として作用するような場合でも、的確にこ
れを抑制し、常に最良のコントラストが得られるように
構成されたので、基板における位置決めの検出確率が向
上し、部品実装効率が高められるものであり、実用に際
して顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板マーク検出機構の第1の実施
の形態を適用した部品実装装置の構成図である。
【図2】図1に示す基板マーク検出機構の要部拡大図で
ある。
【図3】図1に示す基板マーク検出機構の要部斜視図で
ある。
【図4】図3に示す基板マーク検出機構のフィルタ部の
拡大平面図である。
【図5】図5(a)は光フィルタを使用した基板マーク
検出機構の正面図、図5(b)は図5(a)に示す基板
マーク検出機構に使用した光フィルタの平面図である。
【図6】本発明による基板マーク検出機構の第2の実施
の形態に使用される光フィルタを示す平面図である。
【図7】本発明による基板マーク検出機構の第3の実施
の形態を説明する正面図である。
【図8】従来の基板マーク検出機構を適用した部品実装
装置の構成図である。
【図9】図8に示す基板マーク検出機構の拡大正面図で
ある。
【図10】図10(a)は、図8に示す基板マーク検出
機構の拡大正面図である。図10(b)は、図10
(a)に示す基板マーク検出機構によるマーク撮像画像
を示す平面図である。
【図11】図11(a)は、基板が傾斜した場合の図8
に示す基板マーク検出機構の要部正面図である。図11
(b)は、図11(a)に示す基板マーク検出機構によ
り撮像されたマーク撮像画像を示す平面図である。
【符号の説明】
1 部品装着ヘッド 2 基板マーク認識機構 21 撮像カメラ 21a レンズ機構 22 照明具 22a ランプ 23 光フィルタ部 231〜236 光フィルタ 24 モータ 3 X−Y移動機構 4 基板 4a マーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けられた位置決め用のマーク
    に向け光を照射する照明具と、この照明具から照射され
    た光の前記マークからの反射光を受け前記マークを撮影
    する撮像カメラとからなる基板マーク認識機構におい
    て、 前記照明具と前記基板との間に光フィルタを設け、前記
    照明具から照射される光の領域を制御するよう構成され
    たことを特徴とする基板マーク認識機構。
  2. 【請求項2】 前記光フィルタは、前記照明具から照射
    された光を受け、特定の波長の光を通過可能に構成され
    たことを特徴とする請求項1記載の基板マーク認識機
    構。
  3. 【請求項3】 前記光フィルタは、前記マークに照射さ
    れて反射する反射光量とマーク以外の基板面に照射され
    て反射する反射光量との比(コントラスト)が最大とな
    る波長の光が通過するように設定されたことを特徴とす
    る請求項2記載の基板マーク認識機構。
  4. 【請求項4】 前記照明具は、互いに波長の異なる光を
    放射する複数個のランプを有し、これら複数個のランプ
    からの光を選択的に切り替えて前記基板に向け照射可能
    に構成されたことを特徴とする請求項1記載の基板マー
    ク認識機構。
  5. 【請求項5】 前記照明具は、前記マークに照射されて
    反射する反射光量とマーク以外の基板面に照射されて反
    射する反射光量との比(コントラスト)が最大となる波
    長の光を出力するように設定されたことを特徴とする請
    求項4記載の基板マーク認識機構。
  6. 【請求項6】 基板上に設けられた位置決め用のマーク
    に向け光を照射する照明具と、この照明具から照射され
    た光の前記マークからの反射光を受け前記マークを撮影
    する撮像カメラとからなる基板マーク認識機構におい
    て、前記照明具は、前記撮像カメラの撮像方向の中心軸
    を囲むように配列された複数個のランプで構成され、こ
    れら複数個のランプを選択的に点灯可能に構成されたこ
    とを特徴とする基板マーク認識機構。
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