JP2000200723A - チョ―クコイル - Google Patents
チョ―クコイルInfo
- Publication number
- JP2000200723A JP2000200723A JP10377217A JP37721798A JP2000200723A JP 2000200723 A JP2000200723 A JP 2000200723A JP 10377217 A JP10377217 A JP 10377217A JP 37721798 A JP37721798 A JP 37721798A JP 2000200723 A JP2000200723 A JP 2000200723A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- winding coils
- choke coil
- coil
- magnetic
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型のチョークコイルを提供すること。
【解決手段】 本発明のチョークコイルは、平角銅線
を、広い方の面を接して縦方向に積層巻回し、引き出し
線の他端を８の字状に折り返して、同じ巻数で積層巻回
し、流れる電流が作る磁界が、互いに同一方向に向く閉
磁気回路となる、２つの巻線コイル１，１ａと、分割さ
れたＵ字形のフェライトコアとからなる。２つの巻線コ
イル１，１ａに流れる電流が作る磁界は、一周する閉磁
気回路の磁界を互いに打ち消して零となり、かつ、２つ
の巻線コイル１，１ａに同一方向に入力する電流が作る
磁界は、互いに付勢するよう配置する。巻線コイル１ａ
を、底面を有する容器状ボビン６内に装着し、２つの巻
線コイル１，１ａ間を絶縁すると共に、絶縁板４の筒状
部の内部にＵ字形のフェライトコア３の磁脚と、筒状部
の外部に巻線コイル１，１ａとを挿入し、巻線コイル
１，１ａ及びＵ字形のフェライトコア３間を絶縁する。
を、広い方の面を接して縦方向に積層巻回し、引き出し
線の他端を８の字状に折り返して、同じ巻数で積層巻回
し、流れる電流が作る磁界が、互いに同一方向に向く閉
磁気回路となる、２つの巻線コイル１，１ａと、分割さ
れたＵ字形のフェライトコアとからなる。２つの巻線コ
イル１，１ａに流れる電流が作る磁界は、一周する閉磁
気回路の磁界を互いに打ち消して零となり、かつ、２つ
の巻線コイル１，１ａに同一方向に入力する電流が作る
磁界は、互いに付勢するよう配置する。巻線コイル１ａ
を、底面を有する容器状ボビン６内に装着し、２つの巻
線コイル１，１ａ間を絶縁すると共に、絶縁板４の筒状
部の内部にＵ字形のフェライトコア３の磁脚と、筒状部
の外部に巻線コイル１，１ａとを挿入し、巻線コイル
１，１ａ及びＵ字形のフェライトコア３間を絶縁する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョークコイルに
関し、特に、平角銅線を使用し、８の字状の巻線コイル
を２個組み合わせて、Ｕ字形のフェライトコアに組み込
んで形成したコモンモードチョークコイルに関する。
関し、特に、平角銅線を使用し、８の字状の巻線コイル
を２個組み合わせて、Ｕ字形のフェライトコアに組み込
んで形成したコモンモードチョークコイルに関する。
【０００２】
【従来の技術】コモンモードチョークコイルは、スイッ
チング電源の電源ラインに挿入して、電磁ノイズを除去
する対策部品として使用されている。従来は、トロイダ
ル状コアに、断面が丸形状の銅線を、巻回方向が同一方
向に巻回した２つの巻線コイルを組み込んだトロイダル
状コモンモードチョークコイルが用いられていた。
チング電源の電源ラインに挿入して、電磁ノイズを除去
する対策部品として使用されている。従来は、トロイダ
ル状コアに、断面が丸形状の銅線を、巻回方向が同一方
向に巻回した２つの巻線コイルを組み込んだトロイダル
状コモンモードチョークコイルが用いられていた。
【０００３】あるいは、図３に示すように、断面が丸形
状の銅線を８の字状になるように２つ直列に構成した巻
線コイル１２を、２つのＵ字形のフェライトコア３の脚
部に、絶縁仕切板１０、絶縁板１１を介して、２つ組み
込んだコモンモードチョークコイルが用いられていた。
状の銅線を８の字状になるように２つ直列に構成した巻
線コイル１２を、２つのＵ字形のフェライトコア３の脚
部に、絶縁仕切板１０、絶縁板１１を介して、２つ組み
込んだコモンモードチョークコイルが用いられていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコモン
モードチョークコイルは、断面が丸形状であるため、銅
線の占める割合である占積率が低く、巻線部が大型にな
っていた。あるいは、２つの巻線コイル間の絶縁仕切板
の厚みが厚く、また、十分な絶縁を確保するため、大型
になっていた。
モードチョークコイルは、断面が丸形状であるため、銅
線の占める割合である占積率が低く、巻線部が大型にな
っていた。あるいは、２つの巻線コイル間の絶縁仕切板
の厚みが厚く、また、十分な絶縁を確保するため、大型
になっていた。
【０００５】本発明は、上記の課題を解決し、小型のチ
ョークコイルを提供することにある。
ョークコイルを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、１本又は複数
本の平角銅線を、広い方の面を接して縦方向に積層巻回
し、引き出し線の他端を８の字状に折り返して、同じ巻
数で積層巻回し、流れる電流が作る磁界が、互いに同一
方向に向く閉磁気回路となる、２つの巻線コイルと、分
割された磁性コアとからなり、前記２つの巻線コイルに
流れる電流が作る磁界は、一周する閉磁気回路の磁界を
互いに打ち消して零となり、かつ、前記２つの巻線コイ
ルに同一方向に入力する電流が作る磁界は互いに付勢す
るよう配置したチョークコイルであって、前記巻線コイ
ルの一方を、底面を有する容器状ボビン内に装着し、前
記２つの巻線コイル間を絶縁すると共に、絶縁板の筒状
部の内部に前記磁性コアの磁脚と、前記筒状部の外部に
前記巻線コイルとを挿入し、前記巻線コイル及び前記磁
性コア間を絶縁するコモンモードチョークコイルであ
る。
本の平角銅線を、広い方の面を接して縦方向に積層巻回
し、引き出し線の他端を８の字状に折り返して、同じ巻
数で積層巻回し、流れる電流が作る磁界が、互いに同一
方向に向く閉磁気回路となる、２つの巻線コイルと、分
割された磁性コアとからなり、前記２つの巻線コイルに
流れる電流が作る磁界は、一周する閉磁気回路の磁界を
互いに打ち消して零となり、かつ、前記２つの巻線コイ
ルに同一方向に入力する電流が作る磁界は互いに付勢す
るよう配置したチョークコイルであって、前記巻線コイ
ルの一方を、底面を有する容器状ボビン内に装着し、前
記２つの巻線コイル間を絶縁すると共に、絶縁板の筒状
部の内部に前記磁性コアの磁脚と、前記筒状部の外部に
前記巻線コイルとを挿入し、前記巻線コイル及び前記磁
性コア間を絶縁するコモンモードチョークコイルであ
る。
【０００７】一方の８の字状の巻線コイルを絶縁仕切板
を底面とした容器状ボビン内に装着したので、絶縁仕切
板を薄くでき、小型化が可能となる。
を底面とした容器状ボビン内に装着したので、絶縁仕切
板を薄くでき、小型化が可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明のコモンモードチョークコ
イルの一実施の形態を図面を参照しながら、以下詳細に
説明する。
イルの一実施の形態を図面を参照しながら、以下詳細に
説明する。
【０００９】図１に、本発明のコモンモードチョークコ
イルの外観斜視図を示す。図１に示すように、本発明の
コモンモードチョークコイルは、平角銅線を厚さの薄い
方向の面を積層するように８の字状に巻回した２つの巻
線コイル１，１ａに、分割されたＵ字形のフェライトコ
ア３の両脚を挿入したものである。
イルの外観斜視図を示す。図１に示すように、本発明の
コモンモードチョークコイルは、平角銅線を厚さの薄い
方向の面を積層するように８の字状に巻回した２つの巻
線コイル１，１ａに、分割されたＵ字形のフェライトコ
ア３の両脚を挿入したものである。
【００１０】図２に、各構成部品を組立順に並べて示し
た分解斜視図を示す。なお、端子台及びコア抑えばねは
省略している。巻線コイル１と同じ仕様の巻線コイル１
ａ間には、絶縁樹脂製の絶縁耐圧機能を持たせた容器状
ボビン６が介在している。一方の巻線コイル１ａが、そ
の容器状ボビン６内に格納されるようになっている。容
器状ボビン６は、そのコイル間の仕切となる底部の厚み
は約１ｍｍである。なお、図３に示す従来の絶縁仕切板
１２の厚みは、約３〜４ｍｍである。底部の厚みが従来
よりも薄くできたのは、一方の巻線コイル１ａを容器状
ボビン６にて包み込むようにし、絶縁耐圧性能を維持向
上できたことによる。
た分解斜視図を示す。なお、端子台及びコア抑えばねは
省略している。巻線コイル１と同じ仕様の巻線コイル１
ａ間には、絶縁樹脂製の絶縁耐圧機能を持たせた容器状
ボビン６が介在している。一方の巻線コイル１ａが、そ
の容器状ボビン６内に格納されるようになっている。容
器状ボビン６は、そのコイル間の仕切となる底部の厚み
は約１ｍｍである。なお、図３に示す従来の絶縁仕切板
１２の厚みは、約３〜４ｍｍである。底部の厚みが従来
よりも薄くできたのは、一方の巻線コイル１ａを容器状
ボビン６にて包み込むようにし、絶縁耐圧性能を維持向
上できたことによる。
【００１１】容器状ボビン６の底部には、Ｕ字形のフェ
ライトコア３の両脚部が嵌入できる穴が形成されてい
る。また、２つの同形の巻線コイル１，１ａの両側に
は、同形の絶縁板４が組み込まれている、絶縁板４の中
心部の２箇所には、Ｕ字形のフェライトコア３の脚部と
巻線コイル間の絶縁耐圧を確保するための筒状部５が形
成されている。
ライトコア３の両脚部が嵌入できる穴が形成されてい
る。また、２つの同形の巻線コイル１，１ａの両側に
は、同形の絶縁板４が組み込まれている、絶縁板４の中
心部の２箇所には、Ｕ字形のフェライトコア３の脚部と
巻線コイル間の絶縁耐圧を確保するための筒状部５が形
成されている。
【００１２】図２に示す各構成部品を組立てた後、図示
してないがコア抑えばね７にてＵ字形のフェライトコア
３の背部から圧接し、同じく図示していないが端子台に
固定し、巻線コイル１，１ａの両方の引き出し線を端子
台の端子に溶接することにより、図１に示す本発明のコ
モンモードチョークコイル組立体が組立てられる。その
後、表面全体を絶縁樹脂でモールドし、本発明のコモン
モードチョークコイルが完成する。
してないがコア抑えばね７にてＵ字形のフェライトコア
３の背部から圧接し、同じく図示していないが端子台に
固定し、巻線コイル１，１ａの両方の引き出し線を端子
台の端子に溶接することにより、図１に示す本発明のコ
モンモードチョークコイル組立体が組立てられる。その
後、表面全体を絶縁樹脂でモールドし、本発明のコモン
モードチョークコイルが完成する。
【００１３】以上、本実施の形態では、Ｕ−Ｕ字形のフ
ェライトコアを使用したが、その他にＥ−Ｅ形コアを使
用したり、容器状ボビン、絶縁板の形状を、本発明の趣
旨を損なわずに変えることが可能である。また、本発明
は、コモンモードチョークコイルに限らず一般のチョー
クコイルにも同様に実施できる。
ェライトコアを使用したが、その他にＥ−Ｅ形コアを使
用したり、容器状ボビン、絶縁板の形状を、本発明の趣
旨を損なわずに変えることが可能である。また、本発明
は、コモンモードチョークコイルに限らず一般のチョー
クコイルにも同様に実施できる。
【００１４】
【発明の効果】上述の通り、本発明のチョークコイルに
よれば、巻線コイルには平角銅線を使用し、絶縁仕切板
には容器状ボビンの底部を利用しているので、特にＵ字
形のフェライトコアの脚部方向の長さ寸法が小さくで
き、全体の小型化が可能となる。
よれば、巻線コイルには平角銅線を使用し、絶縁仕切板
には容器状ボビンの底部を利用しているので、特にＵ字
形のフェライトコアの脚部方向の長さ寸法が小さくで
き、全体の小型化が可能となる。
【図１】本発明のコモンモードチョークコイルの外観斜
視図。
視図。
【図２】本発明のコモンモードチョークコイルの各構成
部品を組立順に並べて示した分解斜視図。
部品を組立順に並べて示した分解斜視図。
【図３】従来のコモンモードチョークコイルの分解斜視
図。
図。
１，１ａ （８の字状の）巻線コイル ３ Ｕ字形のフェライトコア ４ 絶縁板 ５ 筒状部 ６ 容器状ボビン ７ コア抑えばね ８ 端子台 １０ 絶縁仕切板 １１ （従来の）絶縁板 １２ （従来の）巻線コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０１Ｆ 27/28 Ｈ０１Ｆ 27/28 Ｌ
Claims (1)
- 【請求項１】 １本又は複数本の平角銅線を、広い方の
面を接して縦方向に積層巻回し、引き出し線の他端を８
の字状に折り返して、同じ巻数で積層巻回し、流れる電
流が作る磁界が、互いに同一方向に向く閉磁気回路とな
る、２つの巻線コイルと、分割された磁性コアとからな
り、前記２つの巻線コイルに流れる電流が作る磁界は、
一周する閉磁気回路の磁界を互いに打ち消して零とな
り、かつ、前記２つの巻線コイルに同一方向に入力する
電流が作る磁界は互いに付勢するよう配置したチョーク
コイルであって、前記巻線コイルの一方を、底面を有す
る容器状ボビン内に装着し、前記２つの巻線コイル間を
絶縁すると共に、絶縁板の筒状部の内部に前記磁性コア
の磁脚と、前記筒状部の外部に前記巻線コイルとを挿入
し、前記巻線コイル及び前記磁性コア間を絶縁すること
を特徴とするコモンモードチョークコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37721798A JP4240344B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | チョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37721798A JP4240344B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | チョークコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000200723A true JP2000200723A (ja) | 2000-07-18 |
| JP4240344B2 JP4240344B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=18508455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37721798A Expired - Lifetime JP4240344B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | チョークコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4240344B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6927650B2 (en) * | 2002-11-11 | 2005-08-09 | Minebea Co., Ltd. | Common mode choke coil with vertically arranged edgewise windings of rectangular wire |
| CN102655044A (zh) * | 2011-03-04 | 2012-09-05 | 三星电机株式会社 | 扼流线圈 |
| DE102018201488A1 (de) * | 2018-01-31 | 2019-08-01 | Siemens Aktiengesellschaft | Elektrisches Gerät mit Pressplatten zum Verspannen eines magnetisierbaren Kerns |
| US11290079B2 (en) | 2019-11-14 | 2022-03-29 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Device for filtering at least one signal |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BR112013002815B1 (pt) | 2010-08-11 | 2020-12-15 | Close Comfort Pty Ltd | Ar condicionado em um espaço de dormir |
-
1998
- 1998-12-29 JP JP37721798A patent/JP4240344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6927650B2 (en) * | 2002-11-11 | 2005-08-09 | Minebea Co., Ltd. | Common mode choke coil with vertically arranged edgewise windings of rectangular wire |
| CN102655044A (zh) * | 2011-03-04 | 2012-09-05 | 三星电机株式会社 | 扼流线圈 |
| DE102018201488A1 (de) * | 2018-01-31 | 2019-08-01 | Siemens Aktiengesellschaft | Elektrisches Gerät mit Pressplatten zum Verspannen eines magnetisierbaren Kerns |
| US11721471B2 (en) | 2018-01-31 | 2023-08-08 | Siemens Energy Global GmbH & Co. KG | Electric device with pressing plates for clamping a magnetizable core |
| US11290079B2 (en) | 2019-11-14 | 2022-03-29 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Device for filtering at least one signal |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4240344B2 (ja) | 2009-03-18 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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|
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