JP2000200025A - 体積ホログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラベル - Google Patents
体積ホログラム積層体、および体積ホログラム積層体作製用ラベルInfo
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- JP2000200025A JP2000200025A JP11057168A JP5716899A JP2000200025A JP 2000200025 A JP2000200025 A JP 2000200025A JP 11057168 A JP11057168 A JP 11057168A JP 5716899 A JP5716899 A JP 5716899A JP 2000200025 A JP2000200025 A JP 2000200025A
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- G03H2250/35—Adhesive layer
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H2250/00—Laminate comprising a hologram layer
- G03H2250/44—Colour tuning layer
Landscapes
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Abstract
ト量が制御でき、希望する再生波長を得ることを可能と
する体積ホログラム積層体および体積ホログラム積層体
作製用ラベルの提供を課題とする。 【解決手段】 本発明の体積ホログラム積層体1は、
基材上2に、第1粘着剤層3、体積ホログラム層5、第
2粘着剤層4、表面保護フイルム6が順次積層され、第
1及び/又は第2粘着剤層中に、体積ホログラム層を形
成する体積ホログラム記録材料よりも屈折率が小さい記
録波長シフト物質を含有させるか、または屈折率が大き
い記録波長シフト物質を含有させ、体積ホログラム層に
記録されたホログラム記録の再生波長をそれぞれ短波長
側、または長波長側にシフトさせたものであり、また、
体積ホログラム積層体作製用ラベルは、体積ホログラム
積層体を作製するために使用されるものである。
Description
長より短波長側、または長波長側にシフト可能とする体
積ホログラム積層体及び体積ホログラム積層体作製用ラ
ベルであって、単色、またはフルカラーのホログラム体
や液晶光学素子におけるカラーフィルタとして適した体
積ホログラム積層体及び体積ホログラム積層体作製用ラ
ベルに関する。
に、基材上に粘着剤層、体積ホログラム層、粘着剤層、
透明保護フイルムの順に積層された構成を有し、基材で
ある身分証明書等に体積ホログラム層に顔画像を記録し
たり、また、液晶光学素子におけるカラーフィルタとし
ての適用が進められているが、作製される体積ホログラ
ムから再生される像が被記録物と同じ色、すなわち再生
波長が記録波長と同一になるための手法が求められてい
る。また、記録波長に戻すだけでなく、目的や要求に合
った任意の色みに設定することも必要となる場合があ
る。
らの再生波長のシフト量を制御し、希望する再生波長を
得ることを可能とする体積ホログラム積層体および体積
ホログラム積層体作製用ラベルの提供を課題とする。
グラム積層体は、基材上に、第1粘着剤層、体積ホログ
ラム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層さ
れた体積ホログラム積層体において、該第1及び/又は
第2粘着剤層中に、体積ホログラム層の屈折率よりも小
さい屈折率を有する記録波長シフト物質を含有させ、体
積ホログラム層に記録されたホログラム記録の再生波長
を短波長側にシフトさせたことを特徴とする。
積ホログラム層の屈折率よりも、25℃で0.1以上小
さいことを特徴とする。
系化合物、弗素系化合物の少なくとも1種であることを
特徴とする。
基材上に、第1粘着剤層、体積ホログラム層、第2粘着
剤層、表面保護フイルムが順次積層された体積ホログラ
ム積層体において、該第1及び/又は第2粘着剤層中
に、体積ホログラム層の屈折率よりも大きい屈折率を有
する記録波長シフト物質を含有させ、体積ホログラム層
に記録されたホログラム記録の再生波長を長波長側にシ
フトさせたことを特徴とする。
ける記録波長シフト物質の屈折率が、体積ホログラム層
の屈折率よりも、25℃で0.06以上大きいことを特
徴とする。
ける記録波長シフト物質が、芳香族系化合物、ロジン系
タッキファイアー、テルペン系タッキファイアー、合成
樹脂系タッキファイアーの少なくとも1種であることを
特徴とする。
し架橋させる二液架橋型粘着剤であることを特徴とす
る。
化合物からなり、ホログラム記録されたものであること
を特徴とする。
用ラベルは、剥離シート上に、第1粘着剤層、体積ホロ
グラム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層
された体積ホログラム積層体作製用ラベルにおいて、該
第1及び/又は第2粘着剤層中に、体積ホログラム層の
屈折率よりも小さい屈折率を有する記録波長シフト物質
を含有させ、体積ホログラム層に記録されたホログラム
記録の再生波長を短波長側にシフトさせたことを特徴と
する。
用ラベルは、剥離シート上に、第1粘着剤層、体積ホロ
グラム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層
された体積ホログラム積層体作製用ラベルにおいて、該
第1及び/又は第2粘着剤層中に、体積ホログラム層の
屈折率よりも大きい屈折率を有する記録波長シフト物質
を含有させ、体積ホログラム層に記録されたホログラム
記録の再生波長を長波長側にシフトさせたことを特徴と
する。
ログラム積層体を、図1に断面図で示す。図中、1は体
積ホログラム積層体、2は基材、3は第1粘着剤層、4
は第2粘着剤層、5は体積ホログラム層、6は表面保護
フイルムである。
材2は、紙、合成紙、合成樹脂や金属からなるフイルム
やシートを用いることができ、受験票の如きシート状、
またIDカードのようなカード形状、また、パスポート
のような小冊子等さまざまな形態をとることができ、顔
写真、風景等を単色又はフルカラーでホログラム記録し
た体積ホログラム体を貼着する基材とされる。また、液
晶表示素子のカラーフィルタとする場合には、液晶セル
におけるガラス基板や電極層が基材となる。
おいては、基材2上に第1粘着剤層3を介して体積ホロ
グラム層5を積層した構成を図示するが、基材2上に体
積ホログラム層5を両面粘着テープを介して積層した構
造としてもよい。
に体積ホログラム記録材料を塗布した後、物体からの光
の波面に相当する干渉縞が透過率変調、屈折率変調の形
で層内に記録されたもので、2種以上の色を再現するカ
ラーホログラムであっても、また、単色ホログラムであ
ってもよく、また、複製に際しても、体積ホログラム原
版を密着させて露光現像することにより容易に作製でき
るものである。
マー、光重合可能な化合物、光重合開始剤、増感色素、
および必要に応じて添加される可塑剤、界面活性剤から
なる乾式の体積位相型ホログラム記録用途の感光性材料
である。
うな1分子中に少なくとも1個のエチレン性不飽和結合
を有する光重合、光架橋可能なモノマー、オリゴマー、
プレポリマー、及び、それらの混合物が挙げられ、例え
ば不飽和カルボン酸、及びその塩、不飽和カルボン酸と
脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カル
ボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド結合物が挙
げられる。
てはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、マレイン酸、及びそれらのハロゲ
ン置換不飽和カルボン酸、例えば、塩素化不飽和カルボ
ン酸、臭素化不飽和カルボン酸、フッ素化不飽和カルボ
ン酸等が挙げられる。不飽和カルボン酸の塩としては前
述の酸のナトリウム塩及びカリウム塩等がある。
和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例として
は、アクリル酸エステルとして、エチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブタンジオールジアクリレート、テトラメ
チレングリコールジアクリレート、プロピレングリコー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピ
ル)エーテル、トリメチロールエタントリアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリレート、1,4−シクロ
ヘキサンジオールジアクリレート、テトラエチレングリ
コールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ソ
ルビトールトリアクリレート、ソルビトールテトラアク
リレート、ソルビトールペンタアクリレート、ソルビト
ールヘキサアクリレート、トリ(アクリロイルオキシエ
チル)イソシアヌレート、ポリエステルアクリレートオ
リゴマー、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フ
ェノキシエチルメタクリレート、フェノールエトキシレ
ートモノアクリレート、2−(p−クロロフェノキシ)
エチルアクリレート、p−クロロフェニルアクリレー
ト、フェニルアクリレート、2−フェニルエチルアクリ
レート、ビスフェノールAの(2−アクリルオキシエチ
ル)エーテル、エトキシ化されたビスフェノールAジア
クリレート、2−(1−ナフチルオキシ)エチルアクリ
レート、o−ビフェニルメタクリレート、o−ビフェニ
ルアクリレートなどである。
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、トリメチロールエタントリメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオ
ールジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールジ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタク
リレート、ソルビトールトリメタクリレート、ソルビト
ールテトラメタクリレート、ビス−〔p−(3−メタク
リルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジ
メチルメタン、ビス−〔p−(アクリルオキシエトキシ
フェニル〕ジメチルメタン、2,2−ビス(4−メタク
リロイルオキシフェニル)プロパン、メタクリル酸−2
−ナフチル等がある。
コールジイタコネート、プロピレングリコールジイタコ
ネート、1,3−ブタンジオールジイタコネート、1,
4−ブタンジオールジイタコネート、テトラメチレング
リコールジイタコネート、ペンタエリスリトールジイタ
コネート、ソルビトールテトライタコネート等が挙げら
れる。
リコールジクロトネート、テトラメチレングリコールジ
クロトネート、ペンタエリスリトールジクロトネート、
ソルビトールテトラクロトネート等が挙げられる。
ングリコールジイソクロトネート、ペンタエリスリトー
ルジイソクロトネート、ソルビトールテトライソクロト
ネート等が挙げられる。
リコールジマレート、トリエチレングリコールジマレー
ト、ペンタエリスリトールジマレート、ソルビトールテ
トラマレート等が挙げられる。
2,2,3,3−テトラフルオロプロピルアクリレー
ト、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシ
ルアクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピルメタクリレート、1H,1H,2H,2H−ヘプタ
デカフルオロデシルメタクリレート、メタクリル酸−
2,4,6−トリブロモフェニル、ジブロモネオペンチ
ルジメタクリレート(商品名:NKエステルDBN、新
中村化学工業(株)製)、ジブロモプロピルアクリレー
ト(商品名:NKエステルA−DBP、新中村化学工業
(株)製)、ジプロモプロピルメタクリレート(商品
名:NKエステルDBP、新中村化学工業(株)製)、
メタクリル酸クロライド、メタクリル酸−2,4,6−
トリクロロフェニル、p−クロロスチレン、メチル−2
−クロロアクリレート、エチル−2−クロロアクリレー
ト、n−ブチル−2−クロロアクリレート、トリブロモ
フェノールアクリレート、テトラブロモフェノールアク
リレート等が挙げられる。
ン化合物とのアミドのモノマーの具体例としてはメチレ
ンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミ
ド、1,6−ヘキサメチレンビスアクリルアミド、1,
6−ヘキサメチレンビスメタクリルアミド、ジエチレン
トリアミントリスアクリルアミド、キシリレンビスアク
リルアミド、キシリレンビスメタクリルアミド、N−フ
ェニルメタクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド
等が挙げられる。
08号公報に記載された一分子に2個以上のイソシアネ
ート基を有するポリイソシアネート化合物、下記一般式 CH2 =C(R)COOCH2CH(R′)OH (式中R、R′は水素或いはメチル基を表す。)で示さ
れる水酸基を含有するビニルモノマーを付加させた1分
子中に2個以上の重合性ビニル基を含有するビニルウレ
タン化合物等が挙げられる。
載されたウレタンアクリレート類、特開昭48−641
83号公報、特公昭49−43191号公報、特公昭5
2−30490号公報にそれぞれ記載されているような
ポリエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)
アクリル酸等の多官能性のアクリレートやメタクリレー
トを挙げることができる。
o7、300〜308頁に光硬化性モノマー及びオリゴ
マーとして紹介されているものも使用することができ
る。
(2−アクリロイロキシエチル)アシッドフォスフェー
ト(商品名:ライトエステルPA、共栄社油脂化学工業
(株)製)、モノ(2−メタクリロイキエチル)アシッ
ドフォスフェート(商品名:ライトエステルPM、共栄
社油脂化学工業(株)製)が挙げられ、またエポキシア
クリレート系である商品名:リポキシVR−60(昭和
高分子(株)製)、商品名:リポキシVR−90(昭和
高分子(株)製)等が挙げられる。
(新中村化学工業(株)製)、商品名:NKエステル2
3G(新中村化学工業(株)製)も挙げられる。
ート類、
M−315)
M−325)、また、2,2′−ビス(4-アクリロキシ
・ジエトキシフェニル) プロパン(新中村化学 (株)
製、商品名、NKエステル A-BPE-4 )、テトラメチロ
ールメタンテトラアクリレート(新中村化学 (株)製、
商品名、NKエステル A-TMMT)等が挙げられる。
ては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン等の多価アルコール
類、およびこれらの多価アルコールの末端ヒドロキシル
基がエーテル化、アセチル化等によりブロックされた誘
導体、重量平均分子量200〜2,000、好ましくは
200〜600のポリエチレングリコール、重量平均分
子量300〜2,000、好ましくは300〜1000
のポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコ
ール類、フタル酸ジメチル(DMP)、フタル酸ジエチ
ル(DEP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸
ヘプチルノニル(HNP)、フタル酸ジ−2−エチルヘ
キシル(DOP)、フタル酸ジ−n−オクチル(DNO
P)、フタル酸ジ−i−オクチル(DCapP)、フタ
ル酸(79アルキル)(D79P)、フタル酸ジ−i−
デシル(DIDP)、フタル酸ジトリデシル(DTD
P)、フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)、フタル
酸ブチルベンジル(BDP)、エチルフタリルエチルグ
リコレート(EPEG)、ブチルフタリルブチルグリコ
レート(BPBG)等のフタル酸エステル系可塑剤、ア
ジピン酸−ジ−2−エチルヘキシル(DOA)、アジピ
ン酸−ジ−(メチルシクロヘキシル)、アジピン酸ジイ
ソデシル(DIDA)、アゼライン酸−ジ−n−ヘキシ
ル(DNHZ)、アゼライン酸−ジ−2−エチルヘキシ
ル(DOZ)、セバシン酸ジブチル(DBS)、セバシ
ン酸ジ−2−エチルヘキシル(DOS)等の脂肪族二塩
基酸エステル系可塑剤、クエン酸トリエチル(TE
C)、クエン酸トリブチル(TBC)、アセチルクエン
酸トリエチル(ATEC)、アセチルクエン酸トリブチ
ル(ATBC)等のクエン酸エステル系可塑剤、エポキ
シ化大豆油等のエポキシ系可塑剤、リン酸トリブチル
(TBP)、リン酸トリフェニル(TPP)、リン酸ト
リクレジル(YCP)、リン酸トリプロピレングリコー
ル等のリン酸エステル系可塑剤等のポリエステル系可塑
剤等が挙げられる。
ては、1,3−ジ(t−ブチルジオキシカルボニル)ベ
ンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラキス(t−
ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、N−フェ
ニルグリシン、2,4,6−トリス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、3−フェニル−5−イソオキサ
ゾロン、2−メルカプトベンズイミダゾール、また、イ
ミダゾール二量体類等が例示される。光重合開始剤は、
記録されたホログラムの安定化の観点から、ホログラム
記録後に分解処理されるのが好ましい。例えば有機過酸
化物系にあっては紫外線照射することにより容易に分解
されるので好ましい。
吸収光を有するチオピリリウム塩系色素、メロシアニン
系色素、キノリン系色素、スチリルキノリン系色素、ケ
トクマリン系色素、チオキサンテン系色素、キサンテン
系色素、オキソノール系色素、シアニン染料、ローダミ
ン染料、チオピリリウム塩系色素、ピリリウムイオン系
色素、ジフェニルヨードニウムイオン系色素等が例示さ
れる。なお、350nm以下、または600nm以上の
波長領域に吸収光を有する増感色素であってもよい。
タアクリル酸エステル又はその部分加水分解物、ポリ酢
酸ビニル又はその加水分解物、ポリビニルアルコールま
たはその部分アセタール化物、トリアセチルセルロー
ス、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリクロロプレ
ン、シリコーンゴム、ポリスチレン、ポリビニルブチラ
ール、ポリクロロプレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
エチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾール又はその誘導体、ポリ−N−ビニルピロリド
ン又はその誘導体、スチレンと無水マレイン酸の共重合
体またはその半エステル、アクリル酸、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、アクリル
アミド、アクリルニトリル、エチレン、プロピレン、塩
化ビニル、酢酸ビニル等の共重合可能なモノマー群の少
なくとも1つを重合成分とする共重合体等、またはそれ
らの混合物が用いられる。好ましくはポリイソプレン、
ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリビニルアルコ
ール、またポリビニルアルコールの部分アセタール化物
であるポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、
ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等、またはそれらの混合物
がが挙げられる。
加熱によるモノマー移動の工程があるが、そのためには
これらのマトリックス・ポリマーは、好ましくはガラス
転移温度が比較的低く、モノマー移動を容易にするもの
であることが必要である。
00重量部に対して10重量部〜1000重量部、好ま
しくは10重量部〜100重量部の割合で使用される。
量部に対して1重量部〜10重量部、好ましくは5重量
部〜10重量部の割合で使用される。
に対して0.01重量部〜1重量部、好ましくは0.0
1重量部〜0.5重量部の割合で使用される。
非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、陰イオ
ン系界面活性剤が挙げられる。
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ルベンゼン、テトラヒドロフラン、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチ
ルセロソルブアセテート、酢酸エチル、1,4−ジオキ
サン、1,2−ジクロロエタン、ジクロルメタン、クロ
ロホルム、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等、またはそれらの混合溶剤を使用し、固型分15%〜
25%の塗布液とされる。ホログラム記録層の乾燥後膜
厚としては、0.1μm〜50μm、好ましくは5μm
〜20μmである。
は、例えばデュポン社製のオムニデックス352、70
6が挙げられる。
粘着剤層としては、アクリル樹脂、アクリル酸エステル
樹脂、またはこれらの共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエス
テル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹
脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シリ
コーン樹脂等、また、アルファ−シアノアクリレート
系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリ
オレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル
系、シリコーン系接着剤が挙げられる。また、粘着剤層
が、使用時にイソシアネート系架橋剤、金属キレート系
架橋剤等を添加して架橋する、所謂二液架橋型粘着剤を
使用して形成されることもできる。また、粘着剤層とし
てヒートシール剤を使用してもよく、例えばエチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリ
レート共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル及
びその共重合樹脂、セルロース誘導体、ポリメチルメタ
クリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、SBS、SIS、SE
BS、SEPS等の熱可塑性エラストマー、又は反応ホ
ットメルト系樹脂等が挙げられる。粘着剤層の厚みとし
ては、4μm〜20μmとするとよい。
粘着剤層3、4の少なくとも一方に、25℃における屈
折率が体積ホログラム層を形成する体積ホログラム記録
材料よりも0.1以上小さい記録波長シフト物質を含有
させることを特徴とする。
率」「波長シフト物質の屈折率」と記載する場合には、
JIS K7142(プラスチックの屈折率測定方法に
準拠し、下記の測定方法で測定されるものである。 (使用装置) 多波長アッベ屈折率計DR−M2(アタ
ゴ社製) (干渉フィルター) 486nm (中間液) モノブロモナフタレン、屈折率=1.65
7(波長587nmにて) (サンプル測定用補助ガラス) 硝材:オハラ製S−LAL14、屈折率=1.6968(波長587nmに て)、サイズ:20×8×3mm 加工: 20×8 1面 一般光学研磨(測定面) 8×3 1面 研磨(表面粗さ6.3μRa以下)(採光面) 4角0.5C 全周0.3C面取り (測定方法)サンプル測定用補助ガラスの測定面に、測
定するサンプルを厚さ約100μmで積層し、よく乾燥
させた後、その測定面を下にし、中間液を介して屈折率
計のサンプル台の主プリズム上に載置し、サンプル測定
用補助ガラスを密着させて測定に供する。
2の体積ホログラム積層体においても同様であるが、体
積ホログラム層として成膜された状態で(株)アタゴ製
アッベ屈折率計で測定して得られる屈折率である。ま
た、記録波長シフト物質の屈折率は、後述する記録波長
シフト物質100%からなる膜を成膜し、同様に測定し
て得られるものである。なお、本発明における屈折率
は、25℃、400〜800nmにおける屈折率を適用
することができるが、比較する場合には、同一波長での
屈折率を使用することは勿論である。
ラム記録層における屈折率より、少なくとも0.1以
上、好ましくは0.13以上小さいものを使用する。体
積ホログラム記録層が光重合可能な化合物からなる場
合、通常、その屈折率は1.5程度であるが、このよう
な体積ホログラム積層体にあっては、記録波長シフト物
質としては、例えば屈折率が1.4以下のシリコーン系
化合物、弗素系化合物が挙げられる。
ノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイ
ル、カルボキシル変性シリコーンオイル、メタクリル変
性シリコーンオイル、弗素変性シリコーンオイル等のシ
リコーンオイルが挙げられ、例えば、信越化学工業
(株)製「KF−858、屈折率1.394」、「KF
96−10、屈折率1.399」、「KF96L−1、
屈折率1.382」等が例示される。また、トリメチル
クロロシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチ
ルメトキシシラン等のシラン化合物、または混合物が例
示される。
オロ酢酸、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロ
メチルベンズアルデヒド、1,4−ビストリフルオロメ
チルベンゼン、トリフルオロメチルベンジルアルコー
ル、また、これらの誘導体等、または混合物が例示され
る。
粘着剤層3、4の少なくとも一方に、25℃における屈
折率が体積ホログラム層の屈折率よりも0.06以上、
好ましくは0.1以上大きい記録波長シフト物質を含有
させることを特徴とする。体積ホログラム記録材料が光
重合可能な化合物からなる場合、通常、その屈折率は
1.5程度であるが、このような体積ホログラム積層体
にあっては、記録波長シフト物質としては、例えば0.
06以上の屈折率を有する芳香族系化合物が挙げられ
る。芳香族系化合物としては、3−フェニルピリジン、
2−フェニルピリジン、ジフェニルスルフィド、1,1
−ジフェニルエチレン、1′−アセトナフトン、1−ナ
フトアルデヒド等が例示されるが、そのヨウ化物、臭化
物であってもよく、例えば、1−ブロモナフタレン、
1,2−ジブロモベンゼン、3−ヨードアニリン等が挙
げられる。
る粘着剤として例示したロジン系タッキファイアー、テ
ルペン系タッキファイアー、合成樹脂系タッキファイア
ー、または混合物であって、体積ホログラム層よりも
0.06以上の屈折率を有するものを使用してもよい。
ロジン系タッキファイアーとしては、例えばガムロジ
ン、トール油ロジン、ウッドロジン、水素添加ロジン、
多量化ロジン等が具体的に例示され、また、テルペン系
タッキファイアーとしては、α−ピネン等を含有するテ
ルペン樹脂、芳香族変性テルペンが具体的に例示され、
さらに、合成樹脂系タッキファイアーとしては、シクロ
ペンタジエン、スチレン、キシレンの単独若しくは共重
合物等が具体的に例示される。
積層体にあっては、記録波長シフト物質としては、粘着
剤層に添加されて体積ホログラム積層体とされた後、粘
着剤層から体積ホログラム層へ移動することが可能であ
る物質であって、体積ホログラム層の屈折率との関係が
上述した関係を有する物質であれば、上述した記録波長
シフト物質に特定されるものではない。
屈折率を体積ホログラム層のそれに比して0.1以上小
さいものとすることにより撮影波長に比して再生波長を
ブルーシフト化でき、また、0.06以上大きくなるよ
うに選択することにより撮影波長に比して再生波長をレ
ッドシフト化できるものであり、シフトの程度は記録波
長シフト物質の種類、添加量を適宜選択することにより
容易に制御することができる。特に、ブルーシフト化さ
せる記録波長物質にあっては、体積ホログラム層中に移
行して膨潤させる機能を有するにも係わらず、得られる
再生波長は長波長側ではなく、その詳細な理由は不明で
あるが、短波長側にシフトし、任意の波長にブルーシフ
ト化できる。
着剤と共に有機溶剤中に溶解・分散され、剥離紙上に塗
布乾燥されて粘着剤層とされるが、粘着剤層中に0.1
重量%〜20重量%、好ましくは1重量%〜7重量%の
範囲で添加されるとよい。20重量%より多いと、粘着
剤層における粘着性を阻害するので好ましくない。
っては、第1粘着剤層および/または第2粘着剤層と体
積ホログラム層との間で記録波長シフト物質以外の移動
成分の移動を生じないものとしておくと、ブルーまたは
レッドシフト化の程度をより制御できる。そのために、
これらの移動成分を粘着剤層に添加し、体積ホログラム
層における移動成分とバランスさせておくとよいが、こ
れらの移動成分としては、体積ホログラム層の構成材料
として記載した光重合可能な化合物や可塑剤等が挙げら
れる。
光重合可能な化合物や可塑剤等と相違していてもよく、
例えば、界面活性剤、ポリアルキレングリコール等が挙
げられる。これらの移動成分は、分子量が100〜5,
000の低分子量成分であり、特に分子量が100〜
2,000のものを使用するとよい。分子量が100よ
り小さいと揮発性となり好ましくなく、また、5,00
0を越えると隣接層への移動性が少なくなり、添加の目
的を達しない可能性がある。
体積ホログラム層を構成する成分と相溶性を有する物質
を選択するのが好ましく、また、体積ホログラム層中に
移行して記録された干渉縞を完全に破壊したり、また、
記録再生を不能としないものであることが要求される。
これらの移動成分は、粘着剤層中に上記した添加成分で
ある記録波長シフト物質と合わせその粘着性を損なわな
い程度に含有されるとよく、合計量が20重量%以下と
されるとよいが、その含有量は、体積ホログラム層にお
ける移動成分の含有量との関係、また、所望する再生波
長との関係から適宜設定されるとよい。
ける表面保護フイルム6は、透明性を有し、ポリエチレ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ弗化エチレ
ン系フイルム、ポリ弗化ビニリデンフイルム、ポリ塩化
ビニルフイルム、ポリ塩化ビニリデンフイルム、エチレ
ン−ビニルアルコールフイルム、ポリビニルアルコール
フイルム、ポリメチルメタクリレートフイルム、ポリエ
ーテルスルホンフイルム、ポリエーテルエーテルケトン
フイルム、ポリアミドフイルム、テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合フイル
ム、ポリエチレンテレフタレートフイルム等のポリエス
テルフイルム、ポリイミドフイルム等の樹脂が例示さ
れ、膜厚としては2μm〜200μm、好ましくは10
μm〜50μmである。
ラム層が粘着性を有する場合、基材上に、粘着剤層、体
積ホログラム層、表面保護フイルムとする場合がある。
表面保護フイルムには、一般に、可塑剤が含有されてお
り、この場合においても、粘着剤層、体積ホログラム
層、表面保護フイルムの各層間で移動成分を上記の手法
で勘案しそのバランスを調整するとよい。
上には、表面保護フイルム表面の保護性を高める目的
で、必要に応じてハードコート処理が施されてもよい。
ハードコート処理は、例えばシリコーン系、含フッ素シ
リコーン系、メラミンアルキッド系、ウレタン−アクリ
レート系(紫外線硬化型)等をディッピング塗布、スプ
レー塗布、ロールコート塗布法により、膜厚1μm〜5
0μm、好ましくは3μm〜25μmに塗布するとよ
い。
イルム6表面又はハードコート処理面には、離型処理が
施されていてもよい。離型処理は、フッ素系離型剤、シ
リコーン系離型剤、ステアリン酸塩系離型剤、ワックス
系離型剤等をディッピング塗布、スプレー塗布、ロール
コート塗布法により行なうとよい。
積ホログラム層は、記録波長としては単一波長でホログ
ラム記録してもよく、また、二種以上の波長でカラーホ
ログラム記録されてもよい。
製するにあたって使用される体積ホログラム積層体作製
用ラベルについて、その断面の層構成を図2に示す。図
中、10は体積ホログラム積層体作製用ラベル、11は
剥離紙であり、図1と同一符号は同一内容を示す。
ルは、体積ホログラム積層体の作製に使用されるもので
あり、図2に示す如く、剥離紙11上に第1粘着剤層
3、体積ホログラム層5、第2粘着剤層4、表面保護フ
イルム6を積層したものである。
紙の他に、ポリエチレンテレフタレートフイルム表面を
フッ素系離型剤、シリコーン系離型剤により離型処理し
た離型性フィルムを使用してもよく、また、剥離紙の粘
着剤層側でない面には、ラベルの横からはみ出した粘着
剤によるブロッキングを避けるために剥離処理を施して
おくとよい。また、積層体を適宜の大きさで剥離紙から
剥離できるように、積層体は所謂「半抜き加工」されて
いてもよく、また、剥離紙にミシン目等の切れ目を入れ
ておいてもよい。
第1粘着剤層3側から、基材上に積層され、図1に示さ
れる体積ホログラム積層体が作製される。
タの作製)シリコンセパレータ(東京セロファン(株)
製「SP−PET05」膜厚50μm)上に、下記組成 ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 ・イソシアネート系架橋剤(日本カーバイド社製「ニッセツCK−101」) ・・・ 16重量部 の粘着剤溶液を、直ちに乾燥後膜厚15μmとなるよう
にコンマコーターで塗布した。これにポリエチレンテレ
フタレートフイルム(東レ(株)製「ルミラーT−6
0、膜厚50μm)をラミネートした。 (シリコンセパレータA/第1粘着剤層/シリコンセパ
レータBの作製)シリコンセパレータA(東京セロファ
ン(株)製「SP−PET05」膜厚50μm)上に、
下記組成 ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 ・シリコーンオイル(信越化学工業(株)製「KF−858」、屈折率1.3 94」 ・・・ 3重量部 の粘着剤溶液を、直ちに乾燥後膜厚15μmとなるよう
にコンマコーターで塗布した。これにシリコンセパレー
タB(東京セロファン(株)製「SP−PET02」膜
厚50μm)をラミネートした。 (ホログラム記録フイルムの作製)ポリエチレンテレフ
タレートフイルム(PETフィルム:50μm)/ホロ
グラム記録材料層(屈折率1.522)/ポリ塩化ビニ
ルフィルムの積層体からなるホログラム記録フイルム
(オムニデックス706;デュポン社製)にリップマン
ホログラムを514nmアルゴンレーザーで記録した。 (ホログラム積層体の作製)上記で得たホログラム記録
フイルムのポリ塩化ビニルフイルムを剥離し、また、上
記で得たシリコンセパレータA/第1粘着剤層/シリコ
ンセパレータBからシリコンセパレータAを剥離して、
両者をラミネートし、PETフイルム/体積ホログラム
層/第1粘着剤層/シリコンセパレータBを得た。
また、上記で得た透明保護フイルム/第2粘着剤層/シ
リコンセパレータのシリコンセパレータを剥離して両者
をラミネートし、透明保護フイルム/第2粘着剤層/ホ
ログラム記録材料/第1粘着剤層/シリコンセパレータ
Bからなる本発明の体積ホログラム積層体ラベルを得
た。
光特性を評価したところ、その再生波長は455nmで
あり、記録波長とのΔλは−59nmであり、大きくブ
ルーシフト化した。
ータBを剥離し、黒ベタ印刷物基材上に貼着し、青の輝
線波長が460nmの照明光源で観察したところ、明る
いホログラム像を再生することができた。
タの作製)シリコンセパレータ(東京セロファン(株)
製「SP−PET05」膜厚50μm)上に、下記組成 ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 ・イソシアネート系架橋剤(日本カーバイド社製「ニッセツCK−101」) ・・・ 16重量部 の粘着剤溶液を、直ちに乾燥後膜厚15μmとなるよう
にコンマコーターで塗布した。これにポリエチレンテレ
フタレートフイルム(東レ(株)製「ルミラーT−6
0、膜厚50μm)をラミネートした。 (シリコンセパレータA/第1粘着剤層/シリコンセパ
レータBの作製)シリコンセパレータA(東京セロファ
ン(株)製「SP−PET05」膜厚50μm)上に、
下記組成 ・アクリル系粘着剤(日本カーバイド社製「ニッセツPE−118」) ・・・100重量部 ・メチルエチルケトン ・・・ 30重量部 ・トルエン ・・・ 15重量部 ・酢酸エチル ・・・ 15重量部 ・1−ブロモナフタレン(試薬特級、純正化学(株)製、屈折率1.6576 ) ・・・ 7重量部 の粘着剤溶液を、直ちに乾燥後膜厚15μmとなるよう
にコンマコーターで塗布した。これにシリコンセパレー
タB(東京セロファン(株)製「SP−PET02」膜
厚50μm)をラミネートした。 (ホログラム記録フイルムの作製)PETフィルム/ホ
ログラム記録材料層(屈折率1.522)/PETフィ
ルムからなるホログラム記録フイルム(オムニデックス
706M;デュポン社製)にリップマンホログラムを4
88nmアルゴンレーザーで記録した。 (ホログラム積層体の作製)上記で得たホログラム記録
フイルムの一方のPETフィルムを剥離し、また、上記
で得たシリコンセパレータA/第1粘着剤層/シリコン
セパレータBからシリコンセパレータAを剥離して、両
者をラミネートし、PETフイルム/体積ホログラム層
/第1粘着剤層/シリコンセパレータBを得た。
また、上記で得た透明保護フイルム/第2粘着剤層/シ
リコンセパレータのシリコンセパレータを剥離して両者
をラミネートし、透明保護フイルム/第2粘着剤層/ホ
ログラム記録材料/第1粘着剤層/シリコンセパレータ
Bからなる本発明の体積ホログラム積層体ラベルを得
た。
光特性を評価したところ、その再生波長は558mであ
り、記録波長とのΔλは+70nmであり、大きくレッ
ドシフト化した。
ータBを剥離し、黒ベタ印刷物基材上に貼着し、緑の輝
線波長が560nmの照明光源で観察したところ、明る
いホログラム像を再生することができた。 (比較例1)実施例1における第1粘着剤層形成材料に
おいて、シリコーンオイル(信越化学工業(株)製「K
F−858」、屈折率1.394」を除いた他は同様に
して体積ホログラム積層体作製用ラベルを作製し、同様
に、その分光特性を評価したところ、その再生波長は4
72nmであった。 (比較例2)実施例1における第1粘着剤層形成材料に
おいて、1−ブロモナフタレンを除いた他は同様にして
体積ホログラム積層体作製用ラベルを作製し、同様に、
その分光特性を評価したところ、その再生波長は452
nmであった。
ホログラム積層体作製用ラベルは、撮影波長からの再生
波長のシフト量が制御でき、希望する再生波長を得るこ
とを可能とする。
で説明するための図である。
をその断面図で説明するための図である。
層、4は第2粘着剤層、5は体積ホログラム層、6は表
面保護フイルム、10は体積ホログラム積層体作製用ラ
ベル、11は剥離シートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 基材上に、第1粘着剤層、体積ホログラ
ム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層され
た体積ホログラム積層体において、該第1及び/又は第
2粘着剤層中に、体積ホログラム層の屈折率よりも小さ
い屈折率を有する記録波長シフト物質を含有させ、体積
ホログラム層に記録されたホログラム記録の再生波長を
短波長側にシフトさせたことを特徴とする体積ホログラ
ム積層体。 - 【請求項2】 記録波長シフト物質の屈折率が、体積ホ
ログラム層の屈折率よりも、25℃で0.1以上小さい
ことを特徴とする請求項1記載の体積ホログラム積層
体。 - 【請求項3】 記録波長シフト物質が、シリコーン系化
合物、弗素系化合物の少なくとも1種であることを特徴
とする請求項1、または請求項2記載の体積ホログラム
積層体。 - 【請求項4】 基材上に、第1粘着剤層、体積ホログラ
ム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積層され
た体積ホログラム積層体において、該第1及び/又は第
2粘着剤層中に、体積ホログラム層の屈折率よりも大き
い屈折率を有する記録波長シフト物質を含有させ、体積
ホログラム層に記録されたホログラム記録の再生波長を
長波長側にシフトさせたことを特徴とする体積ホログラ
ム積層体。 - 【請求項5】 記録波長シフト物質の屈折率が、体積ホ
ログラム層の屈折率よりも、25℃で0.06以上大き
いことを特徴とする請求項4記載の体積ホログラム積層
体。 - 【請求項6】 記録波長シフト物質が、芳香族系化合
物、ロジン系タッキファイアー、テルペン系タッキファ
イアー、合成樹脂系タッキファイアーの少なくとも1種
であることを特徴とする請求項4、または請求項5記載
の体積ホログラム積層体。 - 【請求項7】 粘着剤層が、使用時に架橋剤を添加し架
橋させる二液架橋型粘着剤であることを特徴とする請求
項1〜請求項6記載のいずれか1つ記載の体積ホログラ
ム積層体。 - 【請求項8】 体積ホログラム層が、光重合可能な化合
物からなり、ホログラム記録されたものであることを特
徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一つ記載の体積
ホログラム積層体。 - 【請求項9】 剥離シート上に、第1粘着剤層、体積ホ
ログラム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次積
層された体積ホログラム積層体作製用ラベルにおいて、
該第1及び/又は第2粘着剤層中に、体積ホログラム層
の屈折率よりも小さい屈折率を有する記録波長シフト物
質を含有させ、体積ホログラム層に記録されたホログラ
ム記録の再生波長を短波長側にシフトさせたことを特徴
とする体積ホログラム積層体作製用ラベル。 - 【請求項10】 剥離シート上に、第1粘着剤層、体積
ホログラム層、第2粘着剤層、表面保護フイルムが順次
積層された体積ホログラム積層体作製用ラベルにおい
て、該第1及び/又は第2粘着剤層中に、体積ホログラ
ム層の屈折率よりも大きい屈折率を有する記録波長シフ
ト物質を含有させ、体積ホログラム層に記録されたホロ
グラム記録の再生波長を長波長側にシフトさせたことを
特徴とする体積ホログラム積層体作製用ラベル。
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