JP2000199752A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2000199752A JP11001146A JP114699A JP2000199752A JP 2000199752 A JP2000199752 A JP 2000199752A JP 11001146 A JP11001146 A JP 11001146A JP 114699 A JP114699 A JP 114699A JP 2000199752 A JP2000199752 A JP 2000199752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力用信号線に対する供給用電力線からの電
磁ノイズを低減することができ,また電線の補強がで
き,配線作業が容易で,シール性にも優れた酸素センサ
を提供すること。 【解決手段】 ヒータ4に接続するための正負一対の供
給用電力線41,42と,検出素子3の電極33,34
に接続するための正負一対の出力用信号線31,32
と,これらを一体的に被覆した絶縁被覆部材5とからな
るリード線6を有する。上記リード線6は,該リード線
6を挿通するための挿通穴20を有する筒状シール部材
2を介して,酸素センサ外筒11,12に固定してあ
る。かつ,上記絶縁被覆部材5における上記正の供給用
電力線41と上記正の出力用信号線31との配置は,互
いの距離が最も離れた配設部位50に配置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,信号線に対する電力線からの電
磁的影響を低減することができるガスセンサに関する。
【0002】
【従来技術】従来のガスセンサとしての酸素センサ9
は,図6〜図8に示すごとく,ヒータ4に接続するため
の正負一対の供給用電力線941,942と,検出素子
3の電極33,34に接続するための正負一対の出力用
信号線931,932とを有する。上記供給用電力線9
41,942と上記出力用信号線931,932とは,
筒状シール部材92を介して,酸素センサ外筒11,1
2の開口部111にかしめ固定してある。
【0003】図7に示すごとく,上記筒状シール部材9
2には,その軸芯から等距離に4つの挿通穴920を等
間隔に設けてあり,上記正の供給用電力線941と上記
正の出力用信号線931とは,隣り合う挿通穴920に
挿通してある。また,上記負の供給用電力線942と上
記負の出力用信号線932とは,残りの挿通穴920に
挿通してある。
【0004】なお,図8中の符号314,424は接続
ホルダである。また,符号313,423は接続線であ
る。また,符号312,322,422は接続端子であ
る(実施形態例1参照)。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の酸
素センサには,次の問題がある。即ち,図7に示すごと
く,上記正の供給用電力線941と上記正の出力用信号
線931とは,隣り合う挿通穴920に挿通してある。
そのため,正の供給用電力線941と正の出力用信号線
931との間の距離Lは短い。一般に,電力線に電流を
流すとその周囲には磁界が発生する。この磁界の強さ
は,図9に示すごとく,上記距離Lが近いほど大きい。
【0006】そのため,上記のごとく,上記距離Lが短
い場合には,その周囲に与える電磁的影響が大きくな
る。それ故,上記正の供給用電力線941に比べて非常
に弱い電流を流す上記正の出力用信号線931に対し
て,電磁ノイズが発生しやすくなるという問題がある。
また,図8に示すごとく,上記供給用電力線941,9
42と上記出力用信号線931,932とは,上記筒状
シール部材92に挿通した以外の部分においては,1本
ずつバラバラの状態である。そのため,それぞれの断面
積が小さいので,1本ずつの電線の強度は低い。
【0007】また,上記供給用電力線941,942と
上記出力用信号線931,932とは,1本ずつ上記筒
状シール部材92の挿通穴920に挿通しなくてはなら
ない。そのため,これらの配線作業は煩雑である。ま
た,上記筒状シール部材92には複数の挿通穴920を
設けているため,上記筒状シール部材92のシール性が
低い。
【0008】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,出力用信号線に対する供給用電力線から
の電磁ノイズを低減することができ,また電線の補強が
でき,配線作業が容易で,シール性にも優れたガスセン
サを提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,ヒータに
接続するための正負一対の供給用電力線と,検出素子の
電極に接続するための正負一対の出力用信号線と,これ
らを一体的に被覆した絶縁被覆部材とからなるリード線
を有するガスセンサであって,上記リード線は,該リー
ド線を挿通するための挿通穴を有する筒状シール部材を
介して,ガスセンサ外筒に固定してあり,かつ,上記絶
縁被覆部材における上記正の供給用電力線と上記正の出
力用信号線との配置は,互いの距離が最も離れた配設部
位に配置してあることを特徴とするガスセンサにある。
【0010】本発明において最も注目すべきことは,上
記供給用電力線と上記出力用信号線とは上記絶縁被覆部
材により一体的に被覆されており,上記正の供給用電力
線と上記正の出力用信号線とは,上記絶縁性被覆材に対
して,互いの距離が最も離れた配設部位に配置してある
ことである。
【0011】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明のガスセンサにおいては,上記正の供給用電力線と上
記正の出力用信号線とは,互いの距離が最も離れた配設
部位に配置してある。そのため,隣り合う配設部位に配
置する場合に比べて,上記正の供給用電力線と正の出力
用信号線との間の距離を長くすることができる。それ
故,上記正の供給用電力線の電磁的影響が少なくなり,
上記正の出力用信号線に対する電磁ノイズを低減するこ
とができる。
【0012】また,上記リード線は,上記筒状シール部
材に挿通した以外の部分においても,上記供給用電力線
と上記出力用信号線とを上記絶縁被覆部材によって一体
的に被覆した長尺のハーネスを形成している。そのた
め,上記リード線は,上記供給用電力線と上記出力用信
号線と上記絶縁性被覆部材とにより,合算された大きな
断面積を有する。それ故,上記リード線全体として,電
線の強度を補強することができる。
【0013】また,上記筒状シール部材の挿通穴に上記
リード線を挿通するだけで,上記供給用電力線と上記出
力用信号線とを1度に配線できる。そのため,この配線
作業は容易である。また,上記筒状シール部材に設ける
挿通穴は1つでよい。そのため,上記筒状シール部材の
シール性を向上することができる。
【0014】従って,本発明によれば,出力用信号線に
対する供給用電力線からの電磁ノイズを低減することが
でき,また電線の補強ができ,配線作業が容易で,シー
ル性にも優れたガスセンサを提供することができる。
【0015】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記絶縁被覆部材には,その軸芯から等距離に正負一対の
供給用電力線と出力用信号線とを配設する4つの配設部
位が等間隔に位置しており,上記正の供給用電力線と上
記正の出力用信号線とは,それぞれ上記絶縁被覆部材の
軸芯を挟んで対向する配設部位に配置してあることが好
ましい(図2)。
【0016】この場合には,例えば,上記正の供給用電
力線と上記正の出力用信号線とが,それぞれ隣り合う上
記配設部位に配置してある場合に比べて,上記正の供給
用電力線と正の出力用信号線との間の距離を約1.41
倍にすることができる。そのため,上記供給用電力線の
電磁的影響を少なくして,上記出力用信号線に対する電
磁ノイズを確実に低減することができる。
【0017】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記絶縁被覆部材には,同一線上に正負一対の供給用電力
線と出力用信号線とを配設する4つの配設部位が位置し
ており,上記正の供給用電力線と上記正の出力用信号線
とは,それぞれ外側の配設部位に配置してあることが好
ましい(図4参照)。
【0018】この場合には,例えば,同一直線上に4つ
の配設部位が等間隔に位置しており,上記正の供給用電
力線と上記正の出力用信号線とが,それぞれ内側の配設
部位に配置してある場合に比べて,上記正の供給用電力
線と正の出力用信号線との間の距離を約3倍にすること
ができる。そのため,上記供給用電力線の電磁的影響を
少なくして,上記出力用信号線に対する電磁ノイズを確
実に低減することができる。
【0019】次に,請求項4に記載の発明のように,ヒ
ータに接続するための正負一対の供給用電力線と,検出
素子の電極に接続するための正負一対の出力用信号線
と,これらを一体的に被覆した絶縁被覆部材とからなる
リード線とを有するガスセンサであって,上記リード線
は,該リード線を挿通するための挿通穴を有する筒状シ
ール部材を介して,ガスセンサ外筒に固定してあり,か
つ,上記絶縁被覆部材には,その軸芯から等距離に正負
一対の供給用電力線と出力用信号線とを配設する3つの
配設部位が等間隔に位置しており,上記正の供給用電力
線と上記正の出力用信号線とは,それぞれ別個の配設部
位に配置してあり,一方,上記負の供給用電力線と上記
負の出力用信号線とは,同じ配設部位に配置してあるこ
とが好ましい(図5)。
【0020】この場合には,電磁的影響を与えやすい上
記正の供給用電力線と,出力信号への影響の大きい上記
正の出力用信号線とを,互いの距離が離れた配設部位に
配置することができる。そのため,電磁的影響を与えや
すいものとその影響を受けやすいものとを,離して配置
することによって,上記出力用信号線に対する電磁ノイ
ズを低減することができる。
【0021】また,上記負の供給用電力線と上記負の出
力用信号線とは,同じ配設部位に配置してある。そのた
め,上記負の供給用電力線と負の出力用信号線の基準レ
ベルを一致させることで,各々の基準レベルの相対的な
ドリフトを防止し,対ノイズ性を向上させることができ
る。また,上記負の供給用電力線と負の出力用信号線と
よりなるハーネス線を簡素化できる。
【0022】なお,上記正の出力用信号線は,電磁的影
響を受けた場合,アースとして作用する上記負の出力用
信号線に比べて,出力信号への影響が大きい。一方,ア
ースとして作用する上記負の供給用電力線は,上記正の
供給用電力線に比べて,電磁的影響を与えにくい。
【0023】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるガスセンサについて,図1
〜図3を用いて説明する。本例においては,上記ガスセ
ンサを酸素センサに適用する例を示す。本例の酸素セン
サ1は,図1〜図3に示すごとく,ヒータ4に接続する
ための正負一対の供給用電力線41,42と,検出素子
3の電極33,34に接続するための正負一対の出力用
信号線31,32と,これらを一体的に被覆した絶縁被
覆部材5とからなるリード線6を有する。上記リード線
6は,該リード線6を挿通するための挿通穴20を有す
る筒状シール部材2を介して,ガスセンサ外筒としての
酸素センサ外筒11,12の開口部111にかしめ固定
してある。
【0024】かつ,上記絶縁被覆部材5における上記正
の供給用電力線41と上記正の出力用信号線31との配
置は,互いの距離が最も離れた配設部位50に配置して
ある。具体的には,図2に示すごとく,断面円形状の上
記絶縁被覆部材5には,その軸芯から等距離に,上記供
給用電力線41,42,上記出力用信号線31,32を
配設する4つの配設部位50が等間隔に位置している。
また,上記正の供給用電力線41と上記正の出力用信号
線31とは,それぞれ上記絶縁被覆部材5の軸芯を挟ん
で対向する配設部位50に配置してある。
【0025】そして,上記リード線6は,上記供給用電
力線41,42,上記出力用信号線31,32を上記の
ごとく配置して,上記絶縁被覆部材5によって一体成形
されている。
【0026】以下,順を追って説明する。図2に示すご
とく,上記供給用電力線41,42と上記出力用信号線
31,32とは,例えばモールド一体成形等の方法によ
り,上記絶縁被覆部材5によって一体的に被覆されて,
上記リード線6を構成している。上記絶縁被覆部材5の
配設部位50は,上記供給用電力線41,42と上記出
力用信号線31,32とを被覆する際に形成される。上
記供給用電力線41,42,及び上記出力用信号線3
1,32は,Cu,軟SUS,硬SUS等からなる。ま
た,上記絶縁被覆部材5は,PTFE,ゴム等の樹脂か
らなる。
【0027】次に,上記検出素子3は,図3に示すごと
く,筒状に形成された例えばジルコニア等の固体電解質
よりなり,ハウジング10内に挿入配置されており,ハ
ウジング10にシール固定されている。上記検出素子3
は,その外側に電極33を,その内側に大気室に面する
電極34を有している。
【0028】また,上記ハウジング10の下端には,検
出素子3を覆うように被測定ガス側カバー109が設け
てある。一方,上記ハウジング10の上端には,カバー
13がかしめ固定され,このカバー13の上方には,上
記酸素センサ外筒12がかしめ固定されている。さら
に,この酸素センサ外筒12の上方には,上記酸素セン
サ外筒11がかしめ固定されている。
【0029】また,図3に示すごとく,上記検出素子3
には,上記電極33と導通する接続ホルダ314が設け
てある。そして,これより延設された接続線313は,
インシュレータ15に設けた挿通穴150において,接
続端子312と連結されている。この接続端子312に
は,上記リード線6内における出力用信号線31が接続
されている。なお,図示していないが,上記リード線6
内における出力用信号線32においても,上記と同様
に,検出素子3の電極34に対して導通が取られてい
る。
【0030】また,図3に示すごとく,上記検出素子3
の大気室にはヒータ4が挿入されており,接続ホルダ4
14,424には,それぞれ接続線(図示略)が接続さ
れている。これらの接続線はインシュレータ15に設け
た挿通穴150において,それぞれ接続端子412,4
22を介して上記リード線6内における供給用電力線4
1,42に接続されている。
【0031】また,図1,図3に示すごとく,上記筒状
シール部材2は,上記酸素センサ外筒11,12の開口
部111においてかしめ固定され,上記リード線6を挿
通穴20に挿通した状態で保持している。
【0032】次に,本例の作用につき説明する。本例の
酸素センサ1においては,図2に示すごとく,上記正の
供給用電力線41と上記正の出力用信号線31とは,そ
れぞれ上記絶縁被覆部材5の軸芯を挟んで対向する配設
部位50に配置してある。そのため,それぞれ隣り合う
配設部位50に配置する場合に比べて,上記正の供給用
電力線41と正の出力用信号線31との間の距離Lを約
1.41倍に長くすることができる。それ故,上記正の
供給用電力線41の電磁的影響が少なくなり,上記正の
出力用信号線31に対する電磁ノイズを確実に低減する
ことができる。
【0033】また,上記のごとく,電磁ノイズを低減す
ることにより,上記出力用信号線31,32のS/N比
を改善することができる。また,上記ヒータ4の温度を
制御するために,上記供給用電力線41,42に流す電
流をON又はOFFして制御する場合にも,上記と同様
の効果を得ることができる。
【0034】また,図3に示すごとく,上記リード線6
は,上記筒状シール部材2に挿通した以外の部分におい
ても,上記供給用電力線41,42と上記出力用信号線
31,32とを上記絶縁被覆部材5によって一体的に被
覆した長尺のハーネスを形成している。そのため,上記
リード線6は,上記供給用電力線41,42と上記出力
用信号線31,32と上記絶縁性被覆部材5とにより,
合算された約4倍以上の断面積を有する。それ故,上記
リード線6全体として,電線の強度を約4倍に補強する
ことができる。
【0035】また,図2に示すごとく,上記筒状シール
部材2の挿通穴20に上記リード線6を挿通するだけ
で,上記供給用電力線41,42と上記出力用信号線3
1,32とを1度に配線できる。そのため,この配線作
業は容易である。また,上記筒状シール部材2に設ける
挿通穴20は1つでよい。そのため,上記筒状シール部
材2のシール性を向上することができる。
【0036】実施形態例2 本例は,図4に示すごとく,板状の上記絶縁被覆部材5
には,同一直線上に4つの配設部位50が等間隔に位置
しており,上記正の供給用電力線41と上記正の出力用
信号線31とは,それぞれ外側の配設部位50に配置し
てあることが実施形態例1と異なる。なお,本例におい
ては,上記正の出力用信号線31と上記負の供給用電力
線42とは,隣り合う配設部位50に配置してあるが,
上記正の出力用信号線31と上記負の出力用信号線32
とを隣り合う配設部位50に配置してもよい。その他
は,実施形態例1と同様である。
【0037】本例においては,例えば,上記正の供給用
電力線41と上記正の出力用信号線31とが,それぞれ
内側の配設部位50に配置してある場合に比べて,上記
正の供給用電力線41と正の出力用信号線31との間の
距離Lを約3倍にすることができる。そのため,上記正
の供給用電力線41の電磁的影響を少なくして,上記正
の出力用信号線31に対する電磁ノイズを確実に低減す
ることができる。その他,実施形態例1と同様の効果を
得ることができる。
【0038】実施形態例3 本例は,図5に示すごとく,上記絶縁被覆部材5には,
その軸芯から等距離に3つの配設部位50が等間隔に位
置しており,上記正の供給用電力線41と上記正の出力
用信号線31とは,それぞれ別個の配設部位50に配置
してある。一方,上記負の供給用電力線42と上記負の
出力用信号線32とは,同じ配設部位50にまとめて配
置してある。その他は,実施形態例1と同様である。
【0039】本例においても,電磁的影響を与えやすい
上記正の供給用電力線41と,出力信号への影響の大き
い上記正の出力用信号線31とを,互いに離して配置す
ることによって,上記正の出力用信号線31に対する電
磁ノイズを低減することができる。
【0040】また,上記負の供給用電力線42と上記負
の出力用信号線32とは,同じ配設部位50に配置して
ある。そのため,上記負の供給用電力線42と負の出力
用信号線32の基準レベルを一致させることで,各々の
基準レベルの相対的なドリフトを防止し,対ノイズ性を
向上させることができる。また,上記負の供給用電力線
42と負の出力用信号線32とよりなるハーネス線を簡
素化できる。その他,実施形態例1と同様の効果を得る
ことができる。
【0041】上記実施形態例1,2,3においては,ガ
スセンサを酸素センサに適用した例を示したが,この他
にも,例えばCOセンサ,NOxセンサ等にも適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,酸素センサの要部断面
説明図。
【図2】実施形態例1における,リード線と筒状シール
部材との(a)一部断面斜視図,(b)断面図。
【図3】実施形態例1における,酸素センサの断面図。
【図4】実施形態例2における,リード線と筒状シール
部材との(a)一部断面斜視図,(b)断面図。
【図5】実施形態例3における,リード線と筒状シール
部材との(a)一部断面斜視図,(b)断面図。
【図6】従来例における,酸素センサの要部断面説明
図。
【図7】従来例における,リード線と筒状シール部材と
の(a)一部断面斜視図,(b)断面図。
【図8】従来例における,酸素センサの断面図。
【図9】従来例における,正の供給用電力線と正の出力
用信号線と間の距離と磁界の強さとの関係を示す線図。
【符号の説明】
1...酸素センサ, 11,12...酸素センサ外筒, 111...開口部, 2...筒状シール部材, 20...挿通穴, 3...検出素子, 31...正の出力用信号線, 32...負の出力用信号線, 33,34...電極, 4...ヒータ, 41...正の供給用電力線, 42...負の供給用電力線, 5...絶縁被覆部材, 50...配設部位, 6...リード線,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 誠 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 鈴木 一徳 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2G004 BB01 BH02 BH09 BH11 BH20 BJ02 BM07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータに接続するための正負一対の供給
    用電力線と,検出素子の電極に接続するための正負一対
    の出力用信号線と,これらを一体的に被覆した絶縁被覆
    部材とからなるリード線を有するガスセンサであって,
    上記リード線は,該リード線を挿通するための挿通穴を
    有する筒状シール部材を介して,ガスセンサ外筒に固定
    してあり,かつ,上記絶縁被覆部材における上記正の供
    給用電力線と上記正の出力用信号線との配置は,互いの
    距離が最も離れた配設部位に配置してあることを特徴と
    するガスセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記絶縁被覆部材に
    は,その軸芯から等距離に正負一対の供給用電力線と出
    力用信号線とを配設する4つの配設部位が等間隔に位置
    しており,上記正の供給用電力線と上記正の出力用信号
    線とは,それぞれ上記絶縁被覆部材の軸芯を挟んで対向
    する配設部位に配置してあることを特徴とするガスセン
    サ。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記絶縁被覆部材に
    は,同一線上に正負一対の供給用電力線と出力用信号線
    とを配設する4つの配設部位が位置しており,上記正の
    供給用電力線と上記正の出力用信号線とは,それぞれ外
    側の配設部位に配置してあることを特徴とするガスセン
    サ。
  4. 【請求項4】 ヒータに接続するための正負一対の供給
    用電力線と,検出素子の電極に接続するための正負一対
    の出力用信号線と,これらを一体的に被覆した絶縁被覆
    部材とからなるリード線とを有するガスセンサであっ
    て,上記リード線は,該リード線を挿通するための挿通
    穴を有する筒状シール部材を介して,ガスセンサ外筒に
    固定してあり,かつ,上記絶縁被覆部材には,その軸芯
    から等距離に正負一対の供給用電力線と出力用信号線と
    を配設する3つの配設部位が等間隔に位置しており,上
    記正の供給用電力線と上記正の出力用信号線とは,それ
    ぞれ別個の配設部位に配置してあり,一方,上記負の供
    給用電力線と上記負の出力用信号線とは,同じ配設部位
    に配置してあることを特徴とするガスセンサ。
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