JP2000199594A - 樹脂製継手 - Google Patents

樹脂製継手

Info

Publication number
JP2000199594A
JP2000199594A JP11002072A JP207299A JP2000199594A JP 2000199594 A JP2000199594 A JP 2000199594A JP 11002072 A JP11002072 A JP 11002072A JP 207299 A JP207299 A JP 207299A JP 2000199594 A JP2000199594 A JP 2000199594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
joining
joined
resin
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11002072A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Oguchi
貴士 小口
Koji Harada
浩次 原田
Ryosuke Ito
良輔 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11002072A priority Critical patent/JP2000199594A/ja
Publication of JP2000199594A publication Critical patent/JP2000199594A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の継手に比べ、より安定な状態で摩擦溶融
接合を行うことができる新規な樹脂製継手を提供する。 【解決手段】内部に設けられた接合部に、配管材の接合
対象部を挿入した状態で、接合部と接合対象部との接合
面を摩擦溶融することによって接合部に接合対象部を接
合するようになっている樹脂製継手において、継手入口
側から継手奥側に向かって一定のテーパ角度で徐々に縮
径し、接合対象部端縁が内面に当接しつつ接合部にガイ
ドするガイド部を、接合部より継手入口側に備えるとと
もに、接合部が、ガイド部との境界部から奥側に向かっ
て平行に延びる筒状、または、ガイド部との境界部から
ガイド部のテーパ角度より小さいテーパ角度で徐々に縮
径しつつ奥側に向かって延びる筒状に形成されている構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管やエルボ、チー
ズ、レジューサー、インクリーザー等の配管材の接合対
象部(スピゴット部)を接合部に摩擦溶融接合させて配
管材を接続するのに好適な樹脂製継手に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦溶融接合によって配管材を継手に接
合する場合、継手の接合部内周面と、この接合部に差し
込まれる配管材の接合対象部外周面とが接触していなけ
れば、接合部内周面および接合対象部外周面との間に摩
擦熱が発生しない。すなわち、接合部および接合対象部
の界面が溶融せず、接続が不完全になる。ところが、配
管材は、同じ呼び径でもその径が完全に一致しているわ
けではなく、その径にある程度の幅が認められている。
したがって、どうしても径に大小があり、継手の接合部
内径を、一様に決めることができない。すなわち、継手
内径より接合対象部の外径が大きいと接合対象部を接合
部内に挿入ができず、接合対象部の外径が小さすぎる
と、接合対象部外壁面と接合部内周面とが接触せず、う
まく摩擦溶融させることができないという問題がある。
【0003】そこで、この問題に対して、特開昭50−
151275号公報において、接合部を継手入口から奥
に向かって徐々に縮径する筒状に形成し、接合対象部の
外径が異なっても、規格内の径差であれば、接合できる
ようにした継手構造が提案されている。
【0004】一方、継手を含む樹脂製配管材の場合、断
面形状が真円ではなく、製造時に楕円形に変形すること
が多い。さらに、配管材のうちでも長尺の管の場合、コ
イル状に巻き込んで保存したりすることもあるが、巻き
込んで保存した時に管の断面形状が楕円形に変形するこ
ともある。したがって、このように断面形状が楕円形に
変形した配管材あるいは継手を用いて摩擦溶融接合しよ
うとした場合、接合時にどうしても継手の接合部内周面
と接合対象部の外周面との間に隙間が生じる。また、接
合時に、配管材の接合対象部と継手の軸芯がずれてたり
した場合にも同様に隙間が生じる。そして、この隙間が
生じると、やはり十分に接合せず、周方向での強度が不
均一になるという問題がある。
【0005】そこで、この問題に対して、本出願人が特
願平9−75776号において、接合部の内面に溝を設
け、溶融した樹脂を強制的に隙間へ流し込み、伝熱で継
手の接合部内周面および接合対象部外周面を溶融するこ
とによって周方向の強度を均一化するようにした継手構
造を既に提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の特関昭
50−151275号公報の継手構造、特願平9−75
776号の継手構造には、以下のような問題がある。
【0007】〔特関昭50−151275号公報の継手
構造の場合〕接合部がテーパ状になっているため、接合
対象部を接合量分だけ継手の接合部に挿入すると、接合
対象部が接合部内周面から圧縮応力を受ける。そして、
この状態で加熱で柔らかくなると、配管材の接合対象部
がその形状を保持できなくなり座屈し易いという問題が
新たに生じる。特に、接合対象部の外径の大小差が大き
い場合には、継手の長さを短くしようとすると、接合部
のテーパ角度を大きくせざるを得ないが、テーパ角度を
大きくすると、接合部の強度をあまり必要としなくとも
接合対象部を挿入中に必ず座屈するという問題がある。
一方、接合強度を高めるには、接合しろを大きくすれば
よいが、座屈させずに接合しろを大きくするには、テー
パ角度を小さくしなかけばならない。すなわち、テーパ
角度の小さい方が周方向強度均一化に寄与するというの
はテーパによる隙間を楕円化による隙間に比べ大きくし
すぎないことで溶融樹脂をより周方向へ流し込むためで
ある。しかし、テーパ角度を小さくすると圧縮応力を小
さくできるが、接合対象部の径の大小を吸収するため
に、継手を長くせざるを得ない。
【0008】さらに、配管材がコイル状に巻かれていて
巻ぐせがついている場合、軸芯がずれるため、接合対象
部の先端を継手の入口(受口)ヘ導くのが難しく、継手
の入口は大きい方がよい。しかし、先ほどのテーパでの
課題との兼ね合いでテーパ角度を小さくすると、受け口
の径を大きくするためにどうしても継手の長さを長くせ
ざるを得ない。
【0009】〔特願平9−75776号の継手構造の場
合〕継手内面に溝を設けた場合、周方向強度を均一にす
る効果は大きいものの、特願平9−75776号の継手
構造では、継手入口から接合部の全体にわたって溝が設
けられているため、条件によって溶融樹脂が溝の谷まで
完全に埋めることができず、施工後にこの埋めきられて
いない溝の一部が逆に水みちとなり、管路内を流れる流
体が漏洩する恐れが生じる。
【0010】また、継手の中央部の内径が接合対象部の
外径より十分に小さく無い場合(接合対象部が薄肉のも
のであれば、接合対象部の内径と同等程度)、同じ呼び
径の配管材でも実際には接合対象部の外径に大小が存在
するので、左右から配管材に同じ圧力をかけて接合対象
部を同時に挿入しようとすると、径の小さい接合対象部
の方の挿入抵抗が小さいために、径の小さい接合対象部
側が中央を越えて挿入され、他方の配管材の接合対象部
の挿入しろが小さくなり、強度不足になるといった問題
がある。他方、接合部のテーパ角度を大きくして継手中
央部の内径を小さくすれば接合対象部の端部が中央部を
越える問題はなくなるが、先にも述べたように接合対象
部が座屈すると言う問題が生じ、角度を小さいままで内
径を小さくすれば継手全体を無駄に長くせざるを得な
い。
【0011】さらに、特公昭53−28344号公報に
おいては、2つの配管材の管端面を突き合わせた状態で
摩擦して接合する際に、一方の配管材の管端部内面を傾
斜加工し、他方の配管材の管端部内側に円筒体部を設け
るように加工した接合構造が提案されている。すわな
ち、配管材の管端面同士を摩擦溶融接合させる場合にお
いて、溶融物が管路の内面に流出固化し、流量損失が生
じたり、小口径の場合特に管閉塞になるという問題や摩
擦溶融接合の際生じる摩耗粉が使用中に輸送液中へ流れ
出すという問題に対して、傾斜面と円筒体部の空間に流
出物を収容して管内面に流れ出すことを防ぎ、しかも円
筒体部を容易にフープ応力変形させて一方の配管材の管
端部内面に密着させるようにしている。
【0012】しかしながら、特公昭53−28344号
公報の継手構造の場合、円筒体部については実際に現
場で接合する際に接合対象部を加工することは加工時
間、設備、管理の面から難しい、特公昭53−283
44号公報の構造では円筒体部が容易にフープ応力変形
しやすい薄肉になっているが、これでは流れ出た樹脂の
温度で円筒体部の取り付け部が軟化し、溶融樹脂の圧力
で容易に変形して流路の抵抗となってしまう、仮に軟
化しても変形しないように円筒体部を十分に厚くすれ
ば、円筒体部が容易にフープ応力変形せず、溶融物の輸
送液体への流れ出しを防ぐ効果がなくなってしまう、と
いう課題があることが検討により分かった。
【0013】さらに、継手の肉厚について検討を加えた
ところ、接合対象部同等以下の肉厚では脈動等内圧負荷
時に継手が変形するため、接合部端部がノッチとなって
亀裂が継手肉厚方向へ進展し、やがて継手が割れるとい
う問題を生じることが分かってきた。
【0014】本発明は、上記した各問題に対処できてよ
り安定な状態で摩擦溶融接合を行うことができる新規な
樹脂製継手を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に記載の発明にかかる樹脂
製継手(以下、「請求項1の継手」と記す)は、内部に
設けられた接合部に、配管材の接合対象部を挿入した状
態で、接合部と接合対象部との接合面を摩擦溶融するこ
とによって接合部に接合対象部を接合するようになって
いる樹脂製継手において、継手入口側から継手奥側に向
かって一定のテーパ角度で徐々に縮径し、接合対象部端
縁が内面に当接しつつ接合部にガイドするガイド部を、
接合部より継手入口側に備えるとともに、接合部が、ガ
イド部との境界部から奥側に向かって平行に延びる筒
状、または、ガイド部との境界部からガイド部のテーパ
角度より小さいテーパ角度で徐々に縮径しつつ奥側に向
かって延びる筒状に形成されている構成とした。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明にかかる樹
脂製継手(以下、「請求項2の継手」と記す)は、請求
項1の継手において、ガイド部のテーパ角度を1°以上
10°以下にした。本発明の請求項3に記載の発明にか
かる樹脂製継手(以下、「請求項3の継手」と記す)
は、請求項1または請求項2の継手において、接合部の
テーパ角度を0°以上5°以下にした。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明にかかる樹
脂製継手(以下、「請求項4の継手」と記す)は、請求
項1〜請求項3のいずれかの継手において、ガイド部よ
り継手入口側に、継手入口側からガイド部に向かってガ
イド部のテーパ角度より大きなテーパ角度で徐々に縮径
する受口部を備えている構成とした。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明にかかる樹
脂製継手(以下、「請求項5の継手」と記す)は、内部
に設けられた接合部に、配管材の接合対象部を挿入した
状態で、接合部と接合対象部との接合面を摩擦溶融する
ことによって接合部に接合対象部を接合するようになっ
ている樹脂製継手において、少なくとも接合部が、継手
入口側から奥側に向かって徐々に縮径するように設けら
れているとともに、継手入口側部分の少なくとも差口の
外径と略同じか少し小径になった部分から接合部の奥側
に向かって少なくとも1本の溝が形成されている構成と
した。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明にかかる樹
脂製継手(以下、「請求項6の継手」と記す)は、請求
項5の継手において、溝の谷部の最大径を接合対象部の
外径より小さくした。本発明の請求項7に記載の発明に
かかる樹脂製継手(以下、「請求項7の継手」と記す)
は、請求項1〜請求項6のいずれかの継手において、接
合部の奥側に接合対象部の端面が受けられるストッパー
部を設けた。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明にかかる樹
脂製継手(以下、「請求項8の継手」と記す)は、請求
項1〜請求項7のいずれかの継手において、接合部を有
する継手本体と、その外周面が継手本体に設けられた接
合部内周面と対面するとともに、接合部に差し込まれた
接合対象部の内側に臨むように継手本体に支持固定され
た円筒体部とを有し、この円筒体部の継手入口側の肉厚
が、円筒体部の支持固定側より薄くなっている構成とし
た。
【0021】本発明の請求項9に記載の発明にかかる樹
脂製継手(以下、「請求項9の継手」と記す)は、内部
に設けられた接合部に、配管材の接合対象部を挿入した
状態で、接合部と接合対象部との接合面を摩擦溶融する
ことによって接合部に接合対象部を接合するようになっ
ている樹脂製継手において、接合部の肉厚が、接合対象
部の肉厚より厚くなっている構成とした。
【0022】請求項1〜請求項9の継手において、接合
対象部(接合対象物)とは、特に限定されないが、たと
えば、エルボ、チーズ、レジューサー、インクリーザー
等の配管材の差口部や、接合部に差し込まれて接合され
る直管等の管端部などが挙げられる。
【0023】ガイド部の継手入口側の内径は、接合対象
部の外径規格の最大値以上であり、ガイド部と接合部の
境界での内径は通常は接合対象部の外径規格の最小値以
下とする。ガイド部とは、接合前に接合対象部を継手に
挿入する際に接合対象部の端縁が当接する継手内面部分
で、継手入口から所定の長さを有する部分である。
【0024】接合部とは接合後に接合対象部外面と継手
内面とが当接する部分で継手内面のガイド部より継手の
奥側の部分をいう。なお、接合部、ガイド部、受口部の
テーパについては、連続的に角度が減少するような形状
でもストレートでも構わない。
【0025】摩擦溶融接合方法としては、たとえば、特
に限定されないが、継手軸を中心にして継手を回転させ
る方法や、継手軸を中心にして継手を正転、逆転方向へ
振動させる方法などが挙げられる。
【0026】たとえば、図21に示すような接合装置1
00を用いて接合することができる。なお、図21中、
101は継手、102は配管材としての管、103は管
102を固定するクランプ、104は継手回転治具、1
05はモータ、106はモータ105の回転を継手回転
治具104に伝達するタイミングべルト、107はクラ
ンプ103を継手101方向へ進退させるエアーシリン
ダである。
【0027】配管材の接合対象部および継手を形成する
樹脂としては、熱可塑性樹脂が好適であり、たとえは、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブチン、ポリ塩化ビニル、架橋ポリエチレ
ン、ポリフェニレンスルフィド等があげられる。継手の
製造方法としては特に限定されないが、形状面で問題が
なけれは、成形コストの面から射出成形が良いと考えら
れる。
【0028】請求項2の継手において、ガイド部のテー
パ角度が1°以上10°以下に限定されるが、より好ま
しくは、2°以上6゜以下である。すなわち、10゜を
越える角度であれは継手と接合対象部の軸芯が同一にな
りにくく傾いて挿入される恐れがあり、1゜未満であれ
はガイド部が長くなったり、ガイド部としての機能がな
くなるという弊害も生じる恐れがある。
【0029】請求項3の継手において、接合部のテーパ
角度が0°以上5°以下に限定されるが、さらに好まし
くは、0°以上2°以下である。すなわち、接合部が高
強度つまり母材同等の強度を発現するにはある程度の接
合しろが必要である。その接合しろの長さは以下の式
(1)で簡易的に求めることができる。
【0030】 L≧t×(1−t/D)σ/τ ・・・ (1) 式(1)中、Lは接合しろ、tは接合対象部の肉厚、D
は接合対象部の外径、σは接合対象部の引張許容応力、
τは接合部の剪断許容応力をあらわす。
【0031】ところが、実際には安全率もしくは応力集
中係数といった係数が乗じられるため、接合しろは2L
とされている。よって継手の片側に2L以上の長さが必
要となる。そして、この2Lの挿入しろに対し、接合対
象部を座屈させないようにするために0°以上5°以下
がよい。
【0032】請求項4の継手において、受口部の端面の
内径は、〔(接合対象部の最大外径)+2X〕以上が好
ましい。すなわち、接合対象部の外径の大小については
ガイド部にて吸収可能であるが、樹脂管の場合、管がコ
イル状に巻かれて保管されている場合がある。管の巻き
の曲率半径をR、接合装置100のクランプ103から
の管の出しろをYとすれは直管に比してのずれ量Xは以
下の式(2)にて求まる。
【0033】 X=R−(R2 −Y2 1/2 ・・・ (2) よって継手の(接合対象部挿入側の)端面の内径は
〔(管の最大外径)+2〕以上にすることが好ましい。
【0034】請求項5および請求項6の継手において、
溝の形としては縦溝、横溝、スパイラル(ねじ)溝等様
々な溝に対し適用できる。
【0035】請求項7の継手において、ストッパー部の
形状は、接合対象部の挿入長さを規制することができれ
ば、特に限定されないが、たとえば、図22(a)〜
(d)のような形状が挙げられる。すなわち、図22
(a)のように、継手200の内周面全周にわたってス
トッパー部201を設けるようにしても構わないし、図
22(b)に示すように、一部に突起状に設けるように
しても構わないし、図22(c)および図22(d)に
示すように、周方向に間欠的に設けるようにしても構わ
ない。また、継手200の内部形状は、図22(d)に
示すように、異径にしても構わない。
【0036】ストッパー部の継手内側への突出長さは、
接合される接合対象部の内面に出ない程度にする。ま
た、ストッパー部の位置は通常は継手長さ方向の中央部
であるが、図22(d)に示すように、管径が異なる場
合には接合部が確保できれは中央部でなくともよく、さ
らには左右別個に設けられていても良い。
【0037】請求項8の継手において、円筒体部は、そ
の外周面が継手の軸に平行に形成され、円筒体部の内面
の肉厚を先端部ほど薄肉化することによって形成するこ
とが好ましい。請求項9の継手において、継手の接合部
の肉厚は、接合対象部の肉厚以上であれば特に限定され
ないが、接合対象部の肉厚の1.5倍以上にすることが
好ましい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、請求項1〜
請求項4の継手の1つの実施の形態をあらわしている。
【0039】図1に示すように、この継手1は、両側に
配管材Pの接合対象部3が挿入接続される筒状になって
いて、両継手入口側から受口部11,ガイド部12,接
合部13を順に備えている。接合部13は、図2に示す
ように、継手入口側から奥側に向かって管軸に対して0
°以上5°以下のテーパ角度αで徐々に縮径している。
【0040】ガイド部12は、接合部13に連続して設
けられていて、最小径部が配管材Pの規格値の最小径よ
り小径で、最大径部が配管材Pの規格値の最大径より大
径になっているとともに、図2に示すように、継手入口
側から奥側に向かって、接合部13のテーパ角度αより
大きく、かつ、管軸に対して1°以上10°以下のテー
パ角度βで徐々に縮径している。受口部11は、図2に
示すように、ガイド部12のテーパ角度βより大きいテ
ーパ角度γで継手入口からガイド部12に向かって継手
入口からガイド部12まで設けられている。
【0041】この継手1は、以上のように、接合部13
の継手入口側にガイド部12が設けられているととも
に、接合部13のテーパ角度αが、ガイド部12のテー
パ角度βより小さくなっているので、継手の長さを長く
することなく、接合対象部である管端部3の座屈を押さ
えることができる。すなわち、全域ではなく継手入口か
らある位置までをガイド部12としてテーパを付与し、
それ以降の奥部を接合部13として管軸に対して平行も
しくはガイド部12より小さいテーパを付与すること
で、座屈を押さえ、無駄に継手を長くすることなく管端
部3の外径の大小を吸収することができる。
【0042】また、ガイド部12のテーパ角度βが管軸
に対して1°以上10°以下であるので、管端部3がガ
イド部12によってガイドされて管軸を継手1の軸芯に
一致させることができるとともに、ガイド部12の長さ
があまり長くならない。すなわち、継手1全体の長さを
抑えることができる。また、接合部13のテーパ角度α
が0°以上5°以下であるので、接合しろを2L以上に
することができ、圧縮応力が増加することがなくなり、
より安全側の継手設計が可能になる。
【0043】継手1内面を単純なテーパからガイド部1
2,接合部13と分離し、接合部13のテーパ角度αを
ガイド部12のテーパ角度βより小さくしたので、管端
部3の挿入負荷が減少することにより摩擦溶融接合にお
いては継手1に相対運動を生じさせる動力源の出力を小
さくでき、装置の小型化・低価格化が可能となる。さら
に、ガイド部12よりも継手入口側にガイド部12より
大きなテーパ角度γの受口部11を設けたので、巻き癖
のついた管の端部も容易に継手1内に導いて軸芯をあわ
せつつ接合することが可能になる。
【0044】図3は、請求項5および請求項6の継手の
1つの実施の形態をあらわしている。図3に示すよう
に、この継手4は、ガイド部41と接合部42とを備え
ている。
【0045】ガイド部41は、上記継手1と同様に、継
手入口側から奥側に向かって、接合部42のテーパ角度
αより大きく、かつ、管軸に対して1°以上10°以下
のテーパ角度βで徐々に縮径している。接合部42は、
上記継手1と同様に、継手入口側から奥側に向かって管
軸に対して0°以上5°以下のテーパ角度αで徐々に縮
径している。
【0046】また、継手4の内壁面には、多数の溝43
が管軸に平行に刻設されている。溝43は、ガイド部4
1の中間位置から接合部42の奥まで設けられていると
ともに、溝43の底の最大径部、すなわち、ガイド部4
1側の始端部の径が、接合される配管材Pの規格値の最
小外径より小径となっている。
【0047】この継手4は、以上のようになっているの
で、溝43が溶融樹脂によって完全に埋められなくても
配管材Pの管端部3の外径の方が溝谷径より大きいの
で、水みちになることはなくなり、楕円等による隙間へ
と溶融樹脂を強制的に流し込み、周方向の強度を均一化
させる機能を発現させることができる。
【0048】図4は、請求項7の継手の1つの実施の形
態をあらわしている。図4に示すように、この継手5
は、ガイド部51と、接合部52と、ストッパー部53
とを備えている。
【0049】ガイド部51は、上記継手1と同様に、継
手入口側から奥側に向かって、接合部52のテーパ角度
αより大きく、かつ、管軸に対して1°以上10°以下
のテーパ角度βで徐々に縮径している。接合部52は、
上記継手1と同様に、継手入口側から奥側に向かって管
軸に対して0°以上5°以下のテーパ角度αで徐々に縮
径している。
【0050】ストッパー部53は、継手5の中央に内面
にリング状に突出するように設けられていて、ストッパ
ー部53の内径は、配管材Pの規格値の最小外径より小
さくなっている。
【0051】この継手5は、以上のようになっているの
で、左右の配管材Pの管端部3の径に大小があっても、
同じ力、同じ速度で挿入した時に、配管材Pの管端面が
ストッパー部53に受けられ、小径側の配管材Pの端部
が他方の接合部52側へ突き抜けることがない。
【0052】図5は、請求項8の継手の1つの実施の形
態をあらわしている。図5に示すように、この継手6
は、継手本体61と、円筒体部62とを備えている。
【0053】継手本体61は、ガイド部61aと、接合
部61bと、ストッパー部61cとを備えている。ガイ
ド部61aは、上記継手1と同様に、継手入口側から奥
側に向かって、接合部61bのテーパ角度αより大き
く、かつ、管軸に対して1°以上10°以下のテーパ角
度βで徐々に縮径している。
【0054】接合部61bは、上記継手1と同様に、継
手入口側から奥側に向かって管軸に対して0°以上5°
以下のテーパ角度αで徐々に縮径している。ストッパー
部61cは、継手6の中央に内面にリング状に突出する
ように設けられていて、ストッパー部61cの内径は、
配管材Pの規格値の最小外径より小さくなっている。
【0055】円筒体部62は、その外径が、配管材Pの
規格値の最小内径より小さく、取り付け部である中央部
62aでストッパー部61cに一体に取り付けられてい
るとともに、内壁面が中央部62aを挟んで両端62b
に向かって徐々に薄肉化されている。
【0056】この継手6は、以上のようになっており、
上記継手5の効果に加え、円筒体部62を備えているの
で、溶融樹脂の管路内部への流れ出しによる流量損失
や、摩擦溶融接合によって生じる磨耗粉の管路内の流体
中への流れ出しを防止することができる。しかも、円筒
体部62の肉厚を取り付け部である中央部62a側より
両端62bを薄くしたので、取り付け部である中央部6
2aが漏れ出てきた樹脂の圧力にによって変形すること
がないとともに、先端部である両端62bが、内圧負荷
時に管端部3の内面に密着するように容易に変形する。
【0057】図6は、請求項9の継手の1つの実施の形
態をあらわしている。図6に示すように、この継手7
は、ガイド部71と、接合部72とを備えている。
【0058】ガイド部71は、上記継手1と同様に、継
手入口側から奥側に向かって、接合部72のテーパ角度
αより大きく、かつ、管軸に対して1°以上10°以下
のテーパ角度βで徐々に縮径している。接合部72は、
上記継手1と同様に、継手入口側から奥側に向かって管
軸に対して0°以上5°以下のテーパ角度αで徐々に縮
径している。
【0059】また、接合部72は、その肉厚t2が、配
管材Pの肉厚t1より大きくなっている。
【0060】この継手7は、以上のように、接合部72
の肉厚t2が、配管材Pの肉厚t1より大きくなってい
るので、脈動圧発生時に継手7の変形を抑えることがで
き、継手7の疲労破壊を生じさせない。
【0061】本発明にかかる継手は、上記の実施の形態
に限定されない。たとえば、上記継手5の場合、ストッ
パー部53が中央部に設けられていたが、管径が異なる
場合には接合部が確保できれば中央部でなくともよく、
さらには左右別個に設けられていても良い。
【0062】
【実施例】以下に、本発明の実施例をその比較例と対比
させつつ具体的に説明する。
【0063】(実施例1)呼び径27の金型と呼び径1
0のコアにて押出した高密度ポリエチレン製厚肉管を切
削して各部が図7に示すような寸法の継手Aを得た。な
お、高密度ポリエチレン製厚肉管は、切削前に85℃の
熱水中に48時間浸し、ゲル分率を70%にした。この
継手Aと配管材として呼び径13A(外径17±0.1
5mm、肉厚2.1±0.2mm)のポリエチレン樹脂の直
管(積水化学工業社製エスロペックス)とを図21に示
す接合装置100を用いて以下のようにして接合を行っ
た。
【0064】15kg/cm2 で接合対象部としての管の端
部を継手Aに挿入後、継手Aを1500rpm で回転させ
同時に管を6kg/cm2 で挿入しながら、15秒後に回転
を停止させ、十分に冷却した後、装置100から接合品
を取り外した。ただし、管の挿入量を制限しないと管が
座屈したり、管径が小さい場合は継手中央を越えて突き
抜けてしまうので、管が5mm以上挿入されないようにし
た。同様にして計9本の接合品を作製した。なお、接合
時、管の端部を継手内に挿入する際にはガイド部により
スムーズに継手A内へ管が導かれた。
【0065】このようして得た9本の接合品のうち3本
を継手Aの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面を
観察したところ、管は座屈を生じていないが、溶融樹脂
が内面へ漏れ出しており、流路の抵抗となっていた。さ
らに、この半分に切断した試料を軸方向へ半分に切断し
計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の試験片Tを作製
した。この試験片Tの管の部分をチャックし引張試験を
行ったところ、12ケのうち管の断面の楕円の長軸部分
にあたる6ケは管の部分で伸びた後、破壊したが、管の
断面の楕円の短軸部分にあたる6ケは接合部で剥離し
た。
【0066】また、残りの接合品のうち3本を熱間内圧
試験(JIS K 6788)したところ、2本は13.5kg
/cm2 に昇圧中に水みちにより漏水した。1本は内圧1
3.5kg/cm2 で50時間以内に接合部から漏水した。
さらに、残りの3本の接合品を脈動圧試験(0→20kg
/cm2 の0. 5Hzの矩形波)したところ、1本が1万回
で接合部から漏水し、2本が3万回で継手Aが疲労破壊
した。
【0067】(実施例2)各部が図8に示すような寸法
の継手Bを用いた以外は、実施例1と同様にして継手B
と管とを接合して9本の接合品を得た。なお、変更した
寸法は実施例1における管・継手Bの溶融量とほぼ同量
になるように設計してある。また、挿入量については継
手B内径を実施例1に比べ大きくしたことで座屈が減少
したが、管の突き抜けが生じるので8mm以上挿入されな
いよう制御して接合を行った。
【0068】このようして得た9本の接合品のうち3本
を継手Bの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面を
観察したところ、溶融した樹脂が管路の内面に漏れ出し
ており、流路の抵抗となっていた。またガイド部へ漏れ
だした部分も接合しているように観察された。さらに、
この半分に切断した試料を軸方向へ半分に切断し計3本
×4ケ=12ケの1/4円筒状の試験片Tを作製した。
【0069】この試験片Tの管の部分をチャックし引張
試験を行ったところ、12ケのうち8ケは管の部分で伸
びた後、破壊したが、管の楕円の短軸部分の4ケは接合
部で剥離した。残りの接合品のうち3本を熟間内圧拭験
(JIS K 6788)したところ1本は13.5kg/cm2
に昇圧中に水みちにより漏水し、2本は13.5kg/cm
2 の内圧で90時間以内に接合部から漏水した。残り3
本の接合品は脈動圧試験(0→20kg/cm2 の0.5Hz
の矩形波)を行ったところ、3本とも3万回で継手Bが
疲労破壊した。
【0070】(実施例3)各部が図9に示すような寸法
の継手Cを用いた以外は、実施例1と同様にして継手C
と管とを接合して9本の接合品を得た。なお、変更した
寸法は実施例1における管・継手Cの溶融量とほぼ同量
になるように設計してある。接合条件は実施例1と同様
であるが、管の挿入量の制御としては接合部のテーパを
小さくしたので座屈は生じなくなり、突き抜けが起こる
のを防ぐために8mm以上挿入されないよう制御し、9本
の接合品を作製した。
【0071】このようにして得た9本の接合品のうち3
本を継手Cの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面
を観察したところ、溶融した樹脂が管路の内面に漏れ出
しており、流路の抵抗となっていた。さらに、この半分
に切断した試料を軸方向へ半分に切断し計3本×4ケ=
12ケの1/4円筒状の試験片Tを作製した。
【0072】この試験片Tの管の部分をチャックし引張
試験を行ったところ、引張試験では12ケのうち8ケは
管の部分で伸びた後、破壊したが、管の楕円の短軸部分
の4ケは接合部で剥離した。残りの接合品のうち3本を
熱間内圧試験(JIS K 6788)したところ1本は1
3.5kg/cm2 に昇圧中に水みちにより漏水し、2本は
13.5kg/cm2 の内圧で130時間以内に接合部から
漏水した。残り3本の接合品は脈動圧試験(0→20kg
/cm2 の0.5Hzの矩形波)を行ったところ、3本とも
3万回で継手Cが疲労破壊した。
【0073】(実施例4)各部が図10に示すような寸
法の継手Eと、500mmの曲率半径で巻かれた呼び径1
3A(外径17±0.15mm、肉厚2.1±0.2mm)
のポリエチレン樹脂管(積水化学工業社製エスロペック
ス)を用い、クランプからの管の出代を30mm(管の接
合部の軸芯からのずれは0.9mm)とした以外は、実施
例1と同様にして継手Eと管とを接合して9本の接合品
を得た。
【0074】このようにして得た9本の接合品のうち3
本を継手Eの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面
を観察したところ、継手Eの軸方向に縦に切断し接合部
内面を観察すると溶融した樹脂が管路の内面に漏れ出し
ており、流路の抵抗となっていた。さらに、この半分に
切断した試料を軸方向へ半分に切断し計3本×4ケ=1
2ケの1/4円筒状の試験片Tを作製した。
【0075】この試験片Tの管の部分をチャックし引張
試験を行ったところ、12ケのうち6ケは管の部分で伸
びた後、破壊したが、管の楕円の短軸部分の6ケは接合
部で剥離した。残りの接合品のうち3本を熱間内圧試験
(JIS K 6788)したところ2本は13.5kg/cm2
に昇圧中に水みちにより漏水した。1本は内圧13.5
kg/cm2 で50時間以内に接合部から漏水した。残り3
本の接合品は脈動圧試験(0→20kg/cm2 の0。5Hz
の矩形波)を行ったところ、1本が1万回で接合部から
漏水し、2本3万回で継手Eが疲労破壊した。
【0076】(実施例5)各部が図11に示すような寸
法の継手Fを用いた以外は、実施例1と同様にして継手
Fと管とを接合して9本の接合品を得た。なお、変更し
た寸法は実施例1における継手Fの溶融量とほほ同量に
なるように設計するとともに、継手F内面に内径が1
7.2mmの位置から奥部に縦溝をつけてある。また管の
大小を吸収するために継手F長さを長くした。また、管
の挿入量の制御としては接合部のテーパを小さくしたの
で座屈は生じなくなり突き抜けが起こるのを防ぐために
8mm以上挿入されないよう制御し、9本の接合品を作製
した。
【0077】このようにして得た9本の接合品のうち3
本を継手Fの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面
を観察したところ、溶融した樹脂が管路の内面に漏れ出
しており、流路の抵抗となっていた。さらに、この半分
に切断した試料を軸方向へ半分に切断し計3本×4ケ=
12ケの1/4円筒状の試験片Tを作製した。
【0078】この試験片Tの管の部分をチャックし引張
試験を行ったところ、12ケの試験片Tは、全て管の部
分で伸びた後、破壊した。また、残りの接合品のうち3
本を熱間内圧試験(JIS K 6788)したところ1本は
13.5kg/cm2 に昇圧後30時間後に水みちにより浸
水した。2本は13.5kg/cm2 の内圧で200時間後
管から破壊した。残り3本の接合品は脈動圧試験(0→
20kg/cm2 の0.5Hzの矩形波)を行ったところ、3
本とも3万回で継手Fが疲労破壊した。
【0079】(実施例6)各部の寸法が図12に示すよ
うな、溝開始位置が異なること以外は実施例5と同様の
継手Gを用いて実施例5と同様にして9本の接合品を作
製した。このようにして得た9本の接合品のうち3本を
継手Gの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面を観
察したところ、溶融した樹脂が管路の内面に漏れ出して
おり、流路の抵抗となっていた。
【0080】さらに、この半分に切断した試料を軸方向
へ半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の
試験片Tを作製した。この試験片Tの管の部分をチャッ
クし引張試験を行ったところ、12ケの試験片Tは、全
て管の部分で伸びた後、破壊した。また、残りの接合品
のうち3本を熱間内圧試験(JIS K 6788)したとこ
ろ3本とも13.5kg/cm2 の内圧で200時間後管か
ら破壊した。残り3本の接合品は脈動圧試験(0→20
kg/cm 2 の0.5Hzの矩形波)を行ったところ、3本と
も3万回で継手Gが疲労破壊した。
【0081】(実施例7)各部の寸法が図13に示すよ
うな、実施例2の継手形状にストッパー部を加えた以外
は、実施例2と同様の寸法の継手Hを用い、管の挿入量
制御は行わなかった以外は、実施例1と同様にして9本
の接合品を作製した。このようにして得た9本の接合品
のうち3本を継手Hの軸を通る平面で半分に切断し、接
合部内面を観察したところ、溶融した樹脂が管路の内面
に漏れ出しており、流路の抵抗となっていた。
【0082】さらに、この半分に切断した試料を軸方向
へ半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の
試験片Tを作製した。この試験片Tの管の部分をチャッ
クし引張試験を行ったところ、12ケのうち6ケは管の
部分で伸びた後、破壊したが、管の楕円の短軸部分の6
ケは接合部で剥離した。
【0083】また、残りの接合品のうち3本を熱間内圧
試験(JIS K 6788)したところ2本は13.5kg/
cm2 に昇圧中に水みちにより漏水した。1本は内圧1
3.5kg/cm2 で50時間以内に接合部から漏水し
た。残り3本の接合品は脈動圧試験(0→20kg/cm2
の0.5Hzの矩形波)を行ったところ、1本が1万回で
接合部から浸水し、2本が3万回で継手Hが疲労破壊し
た。
【0084】(実施例8)各部の寸法が図14に示すよ
うな、実施例7の継手形状に円筒体部を加えた形状の継
手Iを用いた以外は、実施例7と同様にして9本の接合
品を作製した。なお、管の挿入量制御は行わなかった。
このようにして得た9本の接合品のうち3本を継手Iの
軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面を観察したと
ころ、溶融した樹脂は円筒体部で止められ管路内面には
漏れ出していなかった。
【0085】さらに、この半分に切断した試料を軸方向
へ半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の
試験片Tを作製した。この試験片Tの管の部分をチャッ
クし引張試験を行ったところ、12ケのうち8ケは管の
部分で伸びた後、破壊したが、管の楕円の短軸部分の4
ケは接合部で剥離した。
【0086】また、残りの接合品のうち3本を熱間内圧
試験(JIS K 6788)したところ、1本は13.5k
g/cm2 に昇圧中に水みちにより浸水し、2本は13.
5kg/cm2 の内圧で90時間以内に接合部から漏水し
た。残り3本の接合品は脈動圧試封(0→20kg/cm2
の0.5Hzの矩形波)を行ったところ、3本とも3万回
で継手Iが疲労破壊した。
【0087】(実施例9)各部の寸法が図15に示すよ
うな、実施例5の形状で内面に溝が無く、厚さを厚くし
た継手Jを用いた以外は、実施例1と同様にして9本の
接合品を作製した。なお、管の挿入量は、8mm以上挿入
されないよう制御した。このようにして得た9本の接合
品のうち3本を継手Jの軸を通る平面で半分に切断し、
接合部内面を観察したところ、溶融した樹脂が管路の内
面に漏れ出しており、流路の抵抗となっていた。
【0088】さらに、この半分に切断した試料を軸方向
へ半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の
試験片Tを作製した。この試験片Tの管の部分をチャッ
クし引張試験を行ったところ、12ケのうち8ケは管の
部分で伸びた後、破壊したが、管の楕円の短軸部分の4
ケは接合部で剥離した。
【0089】また、残りの接合品のうち3本を熱間内圧
拭験(JIS K 6788)したところ1本は13.5kg/
cm2 に昇圧中に水みちにより漏水し、2本は13.5kg
/cm 2 の内圧で130時間以内に接合部から漏水した。
残り3本の接合品は脈動圧試験(0→20kg/cm2
0.5Hzの矩形波)を行ったところ、3本とも10万回
でも異常はなかった。
【0090】(実施例10)各部の寸法が図16に示す
ような、継手Kを射出成形にて製作した。なお、射出後
85℃の熱水中に48時間浸し、ゲル分率を70%にし
た。このようにして得た継手Kと、500mmの曲率半径
で巻かれた呼び径13A(外径17±0.15mm、肉厚
2.1±0.2mm)のポリエチレン樹脂管(積水化学工
業社製エスロペックス)を用い、クランプからの管の出
代を30mm(管の接合部の軸芯からのずれは0.9mm)
とした以外は、実施例1と同様にして9本の接合品を作
製した。なお、管の挿入量制御は行わなかった。
【0091】このようにして得た9本の接合品のうち3
本を継手Kの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面
を観察したところ、管はストッパー部まで挿入されてお
り座屈は生じておらず、溶融樹脂の内面への漏れ出しも
なかった。さらに、この半分に切断した試料を軸方向へ
半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の試
験片Tを作製した。
【0092】この試験片Tの管の部分をチャックし引張
試験を行ったところ、12ケとも接合部で破壊すること
なく管部分から破壊した。また、残りの接合品のうち3
本を熱間内圧試験(JIS K 6788)したところ3本と
も13.5kg/cm2 の内圧で200時間後、管が破壊し
た。残り3本の接合品は脈動圧試験(0→20kg/cm2
の0.5Hzの矩形波)を行ったところ、10万回でも異
常はなかった。
【0093】(比較例1)各部の寸法が図17に示すよ
うな内面に単純なテーパを設けただけの継手Mを用いた
以外は、実施例1と同様にして9本の接合品を作製し
た。なお、管の挿入量につしヽては制限しないと管が座
届してしまうので、管が3mm以上挿入されないようにし
た。このようにして得た9本の接合品のうち3本を継手
Mの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面を観察し
たところ、溶融した樹脂が管路内にわずがに流れ出てい
た。
【0094】さらに、この半分に切断した試料を軸方向
へ半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の
試験片Tを作製した。この試験片Tの管の部分をチャッ
クし引張試験を行ったところ、12ケ全てが接合部から
剥離した。また、残りの接合品のうち3本を熱間内圧試
験(JIS K 6788)したところ3本とも13.5kg/
cm2 の内圧に昇圧中漏水した。さらに、脈動圧試験にお
いても昇圧中に漏水した。
【0095】(比較例2)各部の寸法が図18に示すよ
うな継手Nの内面全面に溝を設けた継手Nを用いた以外
は、実施例1と同様にして9本の接合品を作製した。な
お、管の挿入量は、突き抜けが起こるのを防ぐために8
mm以上挿入されないよう制御した。このようにして得た
9本の接合品のうち3本を継手Nの軸を通る平面で半分
に切断し、接合部内面を観察したところ、座屈を生じて
はいないが、溶融した樹脂が管路に漏れだしていた。
【0096】さらに、この半分に切断した試料を軸方向
へ半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の
試験片Tを作製した。この試験片Tの管の部分をチャッ
クし引張試験を行ったところ、12ケとも接合部で破壊
することなく管部分から破壊した。
【0097】また、残りの接合品のうち3本を熱間内圧
試験(JIS K 6788)したところ3本とも13.5kg
/cm2 に昇圧中に接合部から漏水した。残る3本で脈動
圧試験(0→20kg/cm2 の0.5Hzの矩形波)を行っ
たところ、1本は2千回で接合部から漏水し、他の2本
は3万回で継手Nが疲労破壊した。
【0098】(比較例3)各部の寸法が図19に示すよ
うな継手Oの内面の円筒体部が一様な厚さとなっている
継手Oを用いた以外は、実施例8と同様にして9本の接
合品を作製した。なお、管の挿入量制御は行わなかっ
た。このようにして得た9本の接合品のうち3本を継手
Oの軸を通る平面で半分に切断し、接合部内面を観察し
たところ、溶融樹脂が円筒体部の一部を根本付近から内
面に押し曲げて変形しており流路抵抗となっていた。
【0099】さらに、この半分に切断した試料を軸方向
へ半分に切断し計3本×4ケ=12ケの1/4円筒状の
試験片Tを作製した。この試験片Tの管の部分をチャッ
クし引張試験を行ったところ、12ケのうち8ケは管の
部分で伸びた後、破壊したが、管の楕円の短軸部分の4
ケは接合部で剥離した。
【0100】また、残りの接合品のうち3本を熱間内圧
試験(JIS K 6788)したところ1本は13.5kg/
cm2 に昇圧中に水みちにより漏水し、2本は13.5kg
/cm 2 の内圧で130時間以内に接合部から漏水した。
残り3本の接合品は脈動圧試験(0→20kg/cm2
0.5Hzの矩形波)を行ったところ、3本とも3万回で
継手Oが疲労破壊した。
【0101】
【発明の効果】以上のように、請求項1の継手は、内面
にテーパを有するガイド部とガイド部より小さいテーパ
を有する接合部を設けることで接合対象部の外径の大小
を吸収し、接合部の座屈の発生を抑え、継手を短くする
ことができる。請求項2の継手は、ガイド部のテーパ角
度を1°以上10゜以下に規制するようにしたので、継
手と接合対象部の軸芯をあわせ、請求項1の継手の強度
をより安定的なものにすることができる。
【0102】請求項3の継手は、接合部のテーパ角度を
0°以上5゜以下に規制するようにしたので、接合部と
接合対象部との接合強度が高強度となり、耐圧管への通
用が可能となるとともに、挿入時の負荷を小さくし、継
手の小型化に寄与する。請求項4の継手は、ガイド部よ
りも継手入口側にガイド部より大きなテーパ角度の受口
部を設けたので、巻き癖のついた管の端部も容易に継手
内に導いて軸芯をあわせつつ接合することが可能にな
る。
【0103】請求項5および請求項6の継手は、また継
手内面の接合対象部の外径より小さい部分に溝を設ける
ようにしたので、外側へ通じる水みちによる水漏れを生
じることなく周方向の強度を均一にし、接合対象部や継
手が楕円化していても安定した接合品が得られる。請求
項7の継手は、継手の内側にストッパー部を設けること
で接合対象部を適切な位置まで安定して挿入することが
可能となり接合をより完全なものとすることができる。
【0104】請求項8の継手は、樹脂漏れ防止の円筒体
部を継手内部に設け、円筒体部の継手本体との取り付け
部側を厚く、先端部を薄くするようにしたので、溶融樹
脂の温度・圧力で変形し、使用時に流路抵抗となった
り、接合時の粉が管路内に流出することを防止できる。
請求項9の継手は、継手の接合部の肉厚を接合対象部の
肉厚より厚くしたので、使用時の圧力脈動による継手の
疲労破壊を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項4の継手の1つの実施の形態
をあらわす断面図である。
【図2】図1の要部拡大説明図である。
【図3】請求項5または請求項6の継手の1つの実施の
形態をあらわす断面図である。
【図4】請求項7の継手の1つの実施の形態をあらわす
断面図である。
【図5】請求項8の継手の1つの実施の形態をあらわす
断面図である。
【図6】請求項9の継手の1つの実施の形態をあらわす
断面図である。
【図7】実施例1の継手の寸法図である。
【図8】実施例2の継手の寸法図である。
【図9】実施例3の継手の寸法図である。
【図10】実施例4の継手の寸法図である。
【図11】実施例5の継手の寸法図であって、同図
(a)はその横断面図、同図(b)は同図(a)の要部
拡大図、同図(c)は溝部の拡大縦断面図である。
【図12】実施例6の継手の寸法図であって、同図
(a)はその横断面図、同図(b)は同図(a)の要部
拡大図、同図(c)は溝部の拡大縦断面図である。
【図13】実施例7の継手の寸法図である。
【図14】実施例8の継手の寸法図である。
【図15】実施例9の継手の寸法図である。
【図16】実施例10の継手の寸法図である。
【図17】比較例1の継手の寸法図である。
【図18】比較例2の継手の寸法図である。
【図19】比較例3の継手の寸法図である。
【図20】試験片の断面図である。
【図21】摩擦接合に用いる接合装置の側面図である。
【図22】請求項7の継手の1例をあらわし、同図
(a)は、ストッパー部がリング状に設けられた継手の
横断面図および縦断面図、同図(b)は、ストッパー部
が一部に設けられた継手の横断面図および縦断面図、同
図(c)は、ストッパー部が間欠的に設けられた継手の
横断面図および縦断面図、同図(d)は、接続部が異径
になっている継手の横断面図および縦断面図である。
【符号の説明】
1,4,5,6,7,A,B,C,E,F,G,H,
I,J,K,M,N 継手 P 配管材 3 管端部(接合対象部) 11 受口部 12,41,51,61a,71 ガイド部 13,42,52,61b,72 接合部 53,61c ストッパー部 61 継手本体 62 円筒体部 62a 中央部(取り付け部) 62b 両端(先端)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に設けられた接合部に、配管材の接合
    対象部を挿入した状態で、接合部と接合対象部との接合
    面を摩擦溶融することによって接合部に接合対象部を接
    合するようになっている樹脂製継手において、継手入口
    側から継手奥側に向かって一定のテーパ角度で徐々に縮
    径し、接合対象部端縁が内面に当接しつつ接合部にガイ
    ドするガイド部を、接合部より継手入口側に備えるとと
    もに、接合部が、ガイド部との境界部から奥側に向かっ
    て平行に延びる筒状、または、ガイド部との境界部から
    ガイド部のテーパ角度より小さいテーパ角度で徐々に縮
    径しつつ奥側に向かって延びる筒状に形成されているこ
    とを特徴とする樹脂製継手。
  2. 【請求項2】ガイド部のテーパ角度が1°以上10°以
    下である請求項1に記載の樹脂製継手。
  3. 【請求項3】接合部のテーパ角度が0°以上5°以下で
    ある請求項1または請求項2に記載の樹脂製継手。
  4. 【請求項4】ガイド部より継手入口側に、継手入口側か
    らガイド部に向かってガイド部のテーパ角度より大きな
    テーパ角度で徐々に縮径する受口部を備えている請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載の樹脂製継手。
  5. 【請求項5】内部に設けられた接合部に、配管材の接合
    対象部を挿入した状態で、接合部と接合対象部との接合
    面を摩擦溶融することによって接合部に接合対象部を接
    合するようになっている樹脂製継手において、少なくと
    も接合部が、継手入口側から奥側に向かって徐々に縮径
    するように設けられているとともに、継手入口側部分の
    少なくとも差口の外径と略同じか少し小径になった部分
    から接合部の奥側に向かって少なくとも1本の溝が形成
    されていることを特徴とする樹脂製継手。
  6. 【請求項6】溝の谷部の最大径が接合対象部の外径より
    小さい請求項5に記載の樹脂製継手。
  7. 【請求項7】接合部の奥側に接合対象部の端面を受けて
    接合対象部の挿入長さを規制するストッパー部を有する
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の樹脂製継手。
  8. 【請求項8】接合部を有する継手本体と、その外周面が
    継手本体に設けられた接合部内周面と対面するととも
    に、接合部に差し込まれた接合対象部の内側に臨むよう
    に継手本体に支持固定された円筒体部とを有し、この円
    筒体部の継手入口側の肉厚が、円筒体部の支持固定側よ
    り薄くなっている請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    の樹脂製継手。
  9. 【請求項9】内部に設けられた接合部に、配管材の接合
    対象部を挿入した状態で、接合部と接合対象部との接合
    面を摩擦溶融することによって接合部に接合対象部を接
    合するようになっている樹脂製継手において、接合部の
    肉厚が、接合対象部の肉厚より厚くなっていることを特
    徴とする樹脂製継手。
JP11002072A 1999-01-07 1999-01-07 樹脂製継手 Withdrawn JP2000199594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11002072A JP2000199594A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 樹脂製継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11002072A JP2000199594A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 樹脂製継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000199594A true JP2000199594A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11519149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11002072A Withdrawn JP2000199594A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 樹脂製継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000199594A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006017170A1 (de) * 2006-04-12 2007-10-18 A. Raymond Et Cie Fluidleitungsverbindungsteil
JP2012067867A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Kurashiki Kako Co Ltd コネクタ及びチューブとコネクタとの溶接構造
JP2012197806A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kurashiki Kako Co Ltd 燃料チューブ及びそのコネクタ
JP2015209914A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 本田技研工業株式会社 配管材の接合方法
CN108662322A (zh) * 2018-08-09 2018-10-16 江西汇丰管业有限公司 一种中空壁缠绕管滚塑接头

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006017170A1 (de) * 2006-04-12 2007-10-18 A. Raymond Et Cie Fluidleitungsverbindungsteil
JP2012067867A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Kurashiki Kako Co Ltd コネクタ及びチューブとコネクタとの溶接構造
JP2012197806A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kurashiki Kako Co Ltd 燃料チューブ及びそのコネクタ
JP2015209914A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 本田技研工業株式会社 配管材の接合方法
CN108662322A (zh) * 2018-08-09 2018-10-16 江西汇丰管业有限公司 一种中空壁缠绕管滚塑接头
CN108662322B (zh) * 2018-08-09 2024-03-08 江西汇丰管业有限公司 一种中空壁缠绕管滚塑接头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1193631A (en) Plastic pipe joint
EP1717506A1 (en) Resin pipe joint unit
CN107614953B (zh) 重量轻的高流量软管组件及制造方法
KR20120089749A (ko) 파이프 섹션 접합
WO2017170971A1 (ja) 中空糸膜モジュールおよびその製造方法
JP2000199594A (ja) 樹脂製継手
JPH07301374A (ja) 多層管の接続方法
US8343407B1 (en) Process for overmolding a rigid curved profile
EP1511960B1 (de) Rohrverbindungsformteil für vorisolierte rohrleitungen
JP4843340B2 (ja) チューブ材の接合構造、チューブ材の接合方法、および管端部切断方法
TWI736767B (zh) 樹脂製管構件、樹脂製管構件之製造方法、樹脂製管接頭及樹脂製配管
JP2007155031A (ja) 電気融着式角度自在継手
JP2001056084A (ja) 熱可塑性樹脂製継手
JP2001173870A (ja) 摩擦溶融接合用継手及びそれを用いた熱可塑性樹脂管の接合方法
JP4484852B2 (ja) 熱可塑性樹脂製管の接続方法、接続用管セットおよび接続用管
JP2017227228A (ja) 加熱融着継手、その接合方法及び接合体
JP4064206B2 (ja) 熱可塑性樹脂管の接合方法
JPH11227051A (ja) 熱可塑性樹脂管の接合方法
KR200347935Y1 (ko) 배관 파이프용 열 융착 연결구
JP2004100765A (ja) ホース溶着接続構造
JP2003266544A (ja) 管状部材の接合方法
JP4071987B2 (ja) 熱可塑性樹脂管の熱融着接合補助材及び熱可塑性樹脂管の接合方法
KR200387864Y1 (ko) 지중매설관의 연결장치
JP2001009917A (ja) 熱可塑性樹脂管状体の接合方法
US11231136B2 (en) Flangeless coupler fused inside opposing ends of conduits

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080910

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20081031