JP2000199248A - 排水管継手 - Google Patents

排水管継手

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JP2000199248A
JP2000199248A JP10374290A JP37429098A JP2000199248A JP 2000199248 A JP2000199248 A JP 2000199248A JP 10374290 A JP10374290 A JP 10374290A JP 37429098 A JP37429098 A JP 37429098A JP 2000199248 A JP2000199248 A JP 2000199248A
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pipe
pipe joint
drainage
drain
branching
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JP10374290A
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Noriatsu Kojima
徳厚 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水立て管に排水横枝管を接続するための排
水管継手において、従来立て管排水の流幕により横枝管
受け口の流入口が閉塞されることにより管継手内部の空
気コアと横枝管内部との間の通気が遮断され、その結
果、排水トラップが破封する問題があったので、本発明
では、横枝管受け口の流入口が立て管排水の流幕により
閉塞されることのない排水管継手を提供する。 【解決手段】 排水横枝管3を接続するための受け口1
3の管継手内部側の流入口13aの上方に、立て管排水
Tを流下方向左右に分岐するための分流凸部14を管継
手内方に張り出して設けるとともに、該分流凸部14に
対抗する管継手壁部を外方に膨出させて拡径壁部15を
設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばマンショ
ン等の建築物において上階から下階に貫いて配管される
排水立て管に、例えば各階の大便器排水や雑排水を排水
するための横枝管を接続するための排水管継手(以下、
単に「管継手」とも言う)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の排水管継手は、横枝管
を接続するための横枝管受け口を有する胴部と、この胴
部の上部に設けられた、上流側の排水立て管を接続する
ための上部受け口と、胴部の下部に設けられた、下流側
の排水立て管を接続するための下部受け口を備えてい
る。胴部は、上流側の立て管から流下する排水と、横枝
管から流入する排水が合流する部分であるため大量の排
水をスムーズに流下させる必要があり、このためにこの
胴部は立て管等よりも大径に設定され、この胴部と下部
受け口との間は下方へ小径となるテーパ管部が設けられ
ている。このような排水管継手において、立て管排水は
管内壁面を旋回させながら流下させることにより立て管
及び管継手の中心に常に大気に連通した空気芯を確保
し、これにより管継手に接続する各横枝管内を常時大気
圧に維持して排水トラップの封水を維持する技術が公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
管継手においては、一度に大量の立て管排水が管内壁面
を伝わって流下すると、その流幕により横枝管受け口の
管継手内部側の流入口が閉塞される場合があり、この場
合には管継手内部側と横枝管受け口側ひいては横枝管の
内部の通気が遮断され、その結果排水トラップの封水が
下流側に引かれて破封する問題があった。本発明は、こ
の問題に鑑みなされたもので、大量の立て管排水が流下
しても、横枝管受け口の管継手内部側の流入口を閉塞さ
せない排水管継手を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、各
請求項に記載した構成の排水管継手とした。請求項1記
載の排水管継手によれば、横枝管受け口の管継手内部側
の流入口の上方において立て管排水が分流凸部により流
下方向左右に分岐されて、立て管排水の流幕が横枝管受
け口の流入口の前方において開かれ、これにより管継手
内部と横枝管との通気が確保され、ひいては大量の立て
管排水が流下しても排水トラップの封水が維持される。
【0005】しかも、分流凸部により分岐された立て管
排水は、拡径壁部によりその流路面積が十分に確保され
るので当該管継手内部の閉塞が防止され、これにより該
立て管排水のスムーズな流下を確保することができる。
【0006】又、横枝管受け口の流入口前方において立
て管排水の流幕が開かれるので、横枝管排水と立て管排
水との衝突が低減され、これにより横枝管排水の管継手
内へのスムーズな流入を促すことができる。更に、立て
管排水が横枝管受け口の上流側において分岐されてその
流幕が開けられるので、該立て管排水が横枝管に逆流す
ることが防止される。
【0007】請求項2記載の排水管継手によれば、立て
管排水の流幕が横枝管受け口の流入口の前方において開
かれることにより管継手内部と横枝管との通気が確保さ
れるとともに、分流凸部により分流された立て管排水
が、該分流凸部に対向する拡径壁部に流れ込むことによ
り管継手内部の閉塞が防止される。
【0008】請求項3記載の排水管継手によれば、立て
管排水の流幕が横枝管受け口の流入口の前方において開
かれることにより管継手内部と横枝管との通気が確保さ
れるとともに、分流凸部により分流された立て管排水
が、該分流凸部の流下方向左右側方の拡径壁部に流れ込
むことにより管継手内部の閉塞が防止される。
【0009】請求項4記載の排水管継手によれば、分流
凸部の左右傾斜面は、排水流下方向左右に傾斜している
とともに、管継手中心側にも傾斜しているため、該左右
傾斜面により立て管排水が流下方向左右に確実に分岐さ
れるとともに、該分流凸部に汚物等が堆積することを防
止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図6に基づいて説明する。図1は、本実施形態の排水
管継手10を用いた配管施工例を示している。この排水
管継手10は、上流側の立て管1を接続するための上部
受け口11と、下流側の立て管2を接続するための下部
接続部12と、横枝管3を接続するための横枝管受け口
13を有している。この横枝管3を介して大便器4から
の排水(横枝管排水Y)が管継手10に流入し、上流側
の立て管排水Tに合流される。図中Cはコンクリートス
ラブを示している。
【0011】上記管継手10の内部構造が図2に示され
ている。横枝管受け口13の管継手内部側の流入口13
aの上方には三角錐形状の分流凸部14が管継手内方に
向けて突き出すように形成されている。この分流凸部1
4は、図3に示すように立て管排水Tを流下方向右側
(図では左側)に分流するための右傾斜面14aと流下
方向左側(図では右側)に分流するための左傾斜面14
bを有している。又、図2に示すように左右傾斜面14
a,14bの稜線部分14cも管継手10の中心部に向
けて下る方向に傾斜している。この分流凸部14によ
り、管内壁を伝って流下してきた立て管排水Tが流入口
13aの上方において流下方向左右に分岐され、これに
より該流入口13aの流入方向前方において立て管排水
Tの流幕が開けられる。
【0012】上記分流凸部14に対向する管継手壁部
は、図2及び図4に示すように外方に向けて球面形状に
膨出形成されて、当該管継手10の胴部には拡径壁部1
5が設けられている。この拡径壁部15により分流凸部
14の対向部位に十分な流路面積が確保される。この拡
径壁部15によれば、分流凸部14により流下方向左右
に分岐された立て管排水Tをこの拡径壁部15に流入さ
せることができるので、流入口13aの前方において立
て管排水Tの流幕が開けられることにより管継手内部が
閉塞するおそれはない。
【0013】このように構成した排水管継手10によれ
ば、上流側の立て管1から管継手10内に流下した立て
管排水Tは管内壁面を伝わって幕のような状態で流下
し、横枝管受け口13の管継手内部側の流入口13aの
上方において分流凸部14により流下方向左右に分岐さ
れ、これにより該流入口13aの流入方向前方における
立て管排水Tの流幕が開けられる。このため、横枝管受
け口13の内部ひいては横枝管3の内部と管継手10の
中心部が常時連通され、これにより両者間の通気状態を
常時確保できるので、大量の立て管排水が流下しても大
便器等衛生器具の排水トラップ(図示省略)の封水を良
好に維持することができる。
【0014】又、横枝管受け口13の流入口13aの流
入方向前方の流幕が開かれるので、立て管排水によって
横枝管排水Yの流入が阻害されることがなく、これによ
り管継手内部の閉塞を回避して横枝管排水Yのスムーズ
な流入を確保するとともに、管内の圧力変動を抑制して
排水トラップの維持を図ることができる。
【0015】又、立て管排水Tが横枝管受け口13の流
入口13aの上方(手前)で左右に分岐されるので、該
立て管排水Tが横枝管受け口13に逆流することを防止
することができる。
【0016】更に、分流凸部14は排水流下方向左右に
傾斜する傾斜面14a,14bを有し、且つ両傾斜面1
4a,14bの稜線部分14cが管継手10の中心に向
かって傾斜しているので、立て管排水に混入する汚物等
が分流凸部14に堆積することを防止できる。
【0017】以上説明した実施形態には種々変更を加え
て実施することができる。例えば、分流凸部14は三角
錐形状をなす構成で例示したが、上面が略球面形状を有
する分流凸部としてもよい。
【0018】又、拡径壁部15は、分流凸部14と流下
方向同一レベルの範囲(ほぼ同じ高さの範囲)に設けれ
ば足りる。従って、この拡径壁部15は、分流凸部14
とほぼ同一レベルの範囲で、上記例示したように当該分
流凸部14に対向する範囲に設ける構成とする他、例え
ば図5に示す排水管継手20のように分流凸部14に対
して流下方向左右側方(図示上下)の範囲に拡径壁部1
6,16を設ける構成としてもよい。又、図6に示す排
水管継手30のように分流凸部14に対向する範囲及び
流下方向両側方の範囲を含む管軸回りほぼ全周にわたる
範囲に拡径壁部17を設ける構成としてもよい。このよ
うに拡径壁部15(又は16,17)は、分流凸部14
と同一レベルの範囲において管軸回りの任意の範囲に設
けることができる。なお、「分流凸部14と同一レベル
の範囲」とは、分流凸部14とほぼ同じ高さの部位を中
心としてその上下一定の範囲に跨る範囲をいう。
【0019】又、横枝管受け口を胴部回りの1カ所のみ
に有する構成(1口タイプ)の排水管継手10を例示し
たが、2カ所以上に横枝管受け口を有するいわゆる排水
集合管継手に適用することもできる。更に、立て管1,
2を接続するための上部受け口11及び下部接続部11
については例示した形態のものに限らず、公知の種々接
続形態に適用することができる。例えば、上流側の立て
管1に対する接続についても下流側の立て管2と同様フ
ランジ突き合わせ形式であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、排水管継手
を用いた配管施工例の側面図である。
【図2】排水管継手の縦断面図である。
【図3】図2の(3)矢視図であり、立て管排水の流幕が
開けられた状態を示す図である。
【図4】拡径壁部を分流凸部に対向する範囲に設けた排
水管継手の平面図である。
【図5】拡径壁部を分流凸部に対して流下方向左右側方
の範囲に設けた排水管継手の平面図である。
【図6】拡径壁部を分流凸部に対向する範囲及び流下方
向左右側方の範囲にわたって設けた排水管継手の平面図
である。
【符号の説明】
1…上流側の排水立て管 2…下流側の排水立て管 3…排水横枝管 C…コンクリートスラブ 10…排水管継手 11…上部受け口 12…下部接続部 13…横枝管受け口、13a…横枝管排水の流入口(管
継手内部側) 14…分流凸部、14a…右傾斜面、14b…左傾斜
面、14c…稜線部分 15,16,17…拡径壁部 T…立て管排水 Y…横枝管排水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水立て管に排水横枝管を接続するため
    の排水管継手であって、前記排水横枝管を接続するため
    の受け口の管継手内部側の流入口の上方に、立て管排水
    を流下方向左右に分岐するための分流凸部を管継手内方
    に張り出して設けるとともに、該分流凸部と流下方向同
    一レベルの範囲において当該排水管継手の壁部を外方に
    膨出させて拡径壁部を設けた構成とした排水管継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排水管継手であって、拡
    径壁部を分流凸部に対向する範囲に設けた構成とした排
    水管継手。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の排水管継手であって、拡
    径壁部を分流凸部に対して流下方向左右側方の範囲に設
    けた構成とした排水管継手。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載した排水管
    継手であって、分流凸部は、立て管排水を流下方向右側
    に分岐するための右傾斜面と、流下方向左側に分岐する
    ための左傾斜面を有する三角錐形状とした排水管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105735456A (zh) * 2016-02-26 2016-07-06 上海深海宏添建材有限公司 一种建筑排水用新型旋流器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105735456A (zh) * 2016-02-26 2016-07-06 上海深海宏添建材有限公司 一种建筑排水用新型旋流器
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