JP2000199133A - ドラフト装置 - Google Patents

ドラフト装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】人手により紡いだような素朴で自然な風合を与
える糸を工業的に提供することを目的とする。 【解決手段】ドラフト装置のフロントローラ13または
バックローラ11の内の一方を一定の回転数とするとと
もに、他方を音楽信号に応じて回転数を変化させ、これ
によってドラフト率を変化させるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラフト装置に係
り、とくにバックローラとフロントローラの周速の比率
にほぼ比例したドラフト比で通過する繊維束を延伸する
ようにしたドラフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不連続な繊維を紡いで糸を製造するため
に、ドラフト装置が用いられる。ドラフト装置は不連続
な繊維を引き揃えたスライバや糸を延伸するものであっ
て、バックローラに対してフロントローラの回転数を速
くすることにより、バックローラとフロントローラの周
速の比率にほぼ比例したドラフト比でスライバを延伸す
るようにしている。なおこのようなドラフト装置は、練
条機、粗紡機、精紡機等の各種の紡績機械の主要部をな
すものである。
【0003】従来のドラフト装置は、より均一な延伸を
行なうことを目的としてなされていた。すなわち長さ方
向における糸の太さを一定するためには、ドラフト比を
常に適正な値に維持する必要がある。また太さムラのあ
るスライバの場合には、このようなスライバの太さムラ
を矯正するようにドラフト比を制御することが試みられ
ている。このような技術は総て均整な糸を製造すること
を目的としている。
【0004】長さ方向に沿って太さが均整になっている
糸が高い商品価値を有することは当然である。ところが
必ずしも均整な糸が総ての人々の要求にマッチするもの
ではない。すなわち人手によって紡いだような太さムラ
のある糸がかえって市場で高い評価を受けることがあ
る。例えば太さムラのある糸を用いて製布した織物が均
整な糸による織物に比べて商品としての個性を発揮し、
あるいはまた特徴ある風合を与えることがある。
【0005】そこで例えば特開平7−268728号公
報では、1/fゆらぎを有する信号によって粗糸にドラ
フトを与え、糸の太さに1/fゆらぎ変動をもたせた自
然な快適感をもつ糸を精紡する方法を提案している。ま
た特開平9−31766号公報には、混紡工程におい
て、スライバまたは粗糸の供給に1/fゆらぎ信号を付
与し、混紡スライバ、混紡粗糸または混紡糸の混紡率に
1/fゆらぎ変動をもたせて、自然な快適感をもつ混紡
糸を製造する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような1/
fゆらぎを有する糸の製造装置においては、シーケンサ
に数十個のゆらぎデータを予め設定しておき、これらの
データを繰返して利用してローラの回転速度をこれに応
じて変化させるようにしている。このデータは所定時間
毎に次のデータに変換され、D/A変換器を通してサー
ボモータに入力されるようになっている。従って比較的
短い周期の時間で一定の変化が繰返される。すなわち数
秒の周期で一定の変化を繰返すようになっており、何時
も同じ繰返しパターンで制御が行なわれることになる。
従って必ずしも人手によって紡いだような風合が糸に与
えられるとは限らないという問題がある。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、人手によって紡いだようなより優れた
風合が付与される糸を製造するドラフト装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の一発明は、バック
ローラとフロントローラの周速の比率にほぼ比例したド
ラフト比で通過する繊維束を延伸するようにしたドラフ
ト装置において、前記バックローラまたは前記フロント
ローラの回転数を変更することによってドラフト比を制
御する制御手段と、音楽信号を再生する再生手段と、を
具備し、前記再生手段によって再生された音楽信号に応
じて前記制御手段を介してドラフト比を制御することを
特徴とするドラフト装置に関するものである。ここでバ
ックローラとフロントローラの内の一方が一定の回転数
で駆動されるとともに、他方の回転数が前記制御手段に
よって制御されてよい。
【0009】また一対のドラフトユニットを具備し、こ
れら一対のドラフトユニットの制御手段が互いに逆相と
なるようにドラフト比を制御するようにしてよい。ある
いはまた一対のドラフトユニットを具備し、これら一対
のドラフトユニットの制御手段が互いに独立にドラフト
比を制御するようにしてよい。ここで一対のドラフトユ
ニットがそれぞれ別々の繊維束を延伸するとともに、一
対のドラフトユニットで延伸された繊維束が互いに重合
わされてよい。
【0010】本願発明の大きな特徴は、音楽信号を再生
手段によって再生するとともに、このような音楽信号に
応じて制御手段によってドラフト装置のバックローラま
たはフロントローラの回転数を制御するようにしたもの
である。すなわちバックローラまたはフロントローラの
回転数を変更するための制御データを簡単に得ることが
可能になるとともに、各種の音楽の中から好ましいもの
を選択してバックローラあるいはフロントローラの制御
に用いることが可能になる。また音楽の再生によって制
御データを得るようにしているために、デジタルデータ
を人手で入力してシーケンサ等で制御した場合に比べ
て、繰返しの周期がはるかに大きな値になり、これによ
って人手によって紡いだようなより自然な風合を有する
糸を提供することことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の第1の実施
の形態のドラフト装置を示している。このドラフト装置
は図1および図2に示すようにバックローラ11とミド
ルローラ12とフロントローラ13とから構成されてい
る。なおこれらのバックローラ11、ミドルローラ1
2、およびフロントローラ13の上部には図2に示すよ
うに、トップバックローラ16、トップミドルローラ1
7、およびトップフロントローラ18が組合わされ、こ
れらのローラ間を通過するスライバを周速の変化によっ
て引伸すようにし、これによって所定のドラフト比でス
ライバの延伸を行なうようにしている。
【0012】図1に示すようにバックローラ11はサー
ボモータ21の出力軸に直結されている。これに対して
フロントローラ13はサーボモータ22の出力軸に直結
されている。またバックローラ11の軸には歯車23が
固着されており、この歯車23が中間遊車24を介して
ミドルローラ12の従動歯車25に伝動されるようにな
っている。そしてサーボモータ21がコントローラ27
によって駆動されるようになっている。
【0013】次にコントローラ27の構成について説明
すると、図3に示すようにこのコントローラ27はレコ
ードプレーヤ、CDプレーヤ、テープレコーダ等の音楽
信号再生装置30を有している。そしてこの音楽信号再
生装置30の出力側がトランス31に接続されている。
トランス31の二次側は4つのダイオードをブリッジに
組合わせてーる全波整流器32に接続されるとともに、
この全波整流器32の出力側が位相反転スイッチ33を
介してサーボコントロールユニット34に接続されてい
る。そしてこのサーボコントロールユニット34によっ
てサーボモータ21の回転制御を行なうようにしてい
る。
【0014】サーボコントロールユニット34の入力端
子に印加される電圧と回転数との関係が図4に示されて
いる。すなわちサーボコントロールユニット34に印加
される電圧を変更することによって、サーボモータ21
の回転数が大きく変動することが示されている。すなわ
ちこの実施の形態においては、コントロールユニット3
4に入力される電圧が0ボルトのときに50rpmの回
転数に設定されるのに対し、入力電圧をプラス側に大き
くしていくと、50〜80rpmの範囲内で変動するこ
とになる。またコントロールユニット34に印加される
入力電圧の値をマイナス方向に大きくしていくと、20
〜50rpmの範囲内で回転数が変化することになる。
【0015】今サーボコントロールユニット34の入力
電圧をX(V)とし、サーボモータ21の回転数をN
(rpm)とすると、 N=5X+50 の関係が成立し、入力電圧Xを変更すると回転数Nが上
記の式に従って変化することになる。
【0016】そこで例えばテープレコーダから成る音声
信号再生装置30によってカセットテープに記録されて
いる音楽信号を再生する。この音楽信号はテープレコー
ダのイヤホンジャックから容易に取出すことが可能にな
る。そして取出された再生信号をトランス31によって
昇圧する。そしてこの後ダイオード32によって全波整
流する。そして全波整流された出力信号を位相反転スイ
ッチ33を介してコントロールユニット34に印加する
ことによって、サーボモータ21の回転数が変化する。
【0017】図5はある音楽を録音したカセットテープ
をテープレコーダから成る再生装置30によって再生し
たときの、サーボモータ21の回転数の変化を示してい
る。このグラフから明らかなように、音楽信号再生装置
30で音楽を再生すると、これに応じてサーボモータ2
1の回転数が変動することが明らかであって、サーボモ
ータ21の変速制御がコントローラ27によって行なわ
れることになる。
【0018】図1に示すバックローラ11、ミドルロー
ラ12、およびフロントローラ13から成る3線式ドラ
フト装置のドラフト比は、フロントローラ13の周速V
fとバックローラ11の周速Vbとによって決定され、
両者の比Vf/Vbによって表わされる。ここで上述の
如くバックローラ11の周速をコントローラ27および
サーボモータ21によって音楽信号に合わせて図5に示
すように変速制御する。これに対してフロントローラ1
3の回転数をサーボモータ22によって一定の回転数に
制御する。するとドラフト比がバックローラ11の回転
数の変化に応じて変動することになり、このために繊維
束のドラフト比が経時的に変化することになる。すなわ
ちこのような装置によって、人為的に太さムラのある糸
を紡ぐことが可能になる。
【0019】このように本実施の形態のドラフト装置に
よれば、音楽信号再生装置30によって音楽信号を再生
するとともに、このような音楽信号に応じてバックロー
ラ11の回転数を所定の範囲内の任意の回転数に制御す
ることが可能になり、このような回転数の変化に応じて
このドラフト装置のドラフト比を任意に変化させ、太さ
ムラのある糸を紡ぐことが可能になる。すなわち人手に
よって紡いだような自然な風合を与える糸を工業的に提
供することが可能になる。
【0020】ここで糸の太さの変動は、音楽信号再生装
置30で再生される音楽の種類に依存する。従ってこの
ような再生装置で再生される音楽の種類を童謡、クラシ
ック音楽、ジャズ音楽、演歌、ポップス、浪曲節、読経
音等の各種の音楽に変更することにより、このドラフト
装置で紡がれる糸の風合が大きく変化することになる。
またこのようなサーボモータ21の制御データは、テー
プレコーダに装着するカセットテープの変更のみによっ
て容易に対応することが可能になり、このために制御デ
ータを準備する操作が非常に簡単になる。またこのよう
なドラフト装置によれば、1つの曲が終るまでサーボモ
ータ21の回転数を連続的に変化させることが可能にな
り、このために制御データの周期が非常に長くなる。と
くに曲の長いクラシック音楽等を用いれば、テジタルデ
ータの繰返し利用による制御とは比べものにならない長
い周期をもった制御を行なうことが可能になる。
【0021】次に図6によって別の実施の形態を説明す
る。この実施の形態はバックローラ11とミドルローラ
12の回転数を一定の回転数にし、フロントローラ13
の回転数をコントローラ27によって変速制御するよう
にしたものである。すなわちフロントローラ13に直結
されているサーボモータ22をコントローラ27によっ
て変速制御するようにしている。
【0022】図7はさらに別の実施の形態を示してい
る。この実施の形態はサーボモータ22によってフロン
トローラ13とミドルローラ12とを変速制御するよう
にしており、バックローラ11をサーボモータ21によ
って一定の回転数で回転駆動するようにしている。
【0023】コントローラ27によってサーボモータ2
2を変速制御すると、フロントローラ13の回転数が変
動するとともに、さらに中間遊車24および従動歯車2
5を介してミドルローラ12の回転数が変動することに
なり、このためにフロントローラ13とミドルローラ1
2とがともに変速制御されるようになる。
【0024】次に図8によってさらに別の実施の形態を
説明する。この実施の形態は一対のドラフトユニットか
ら構成されており、これらのドラフトユニットについて
それぞれドラフト比を任意に変更できるようにしたもの
である。すなわち左右のユニットは何れも図1に示す構
成と同一の構成になっており、しかも左右のユニットの
バックローラ11と直結されたサーボモータ21が別々
にコントローラ27によって制御されるようになってい
る。従って両側のドラフトユニットでそれぞれ別々のド
ラフト比で繊維束を構成するスライバを並行して延伸す
ることが可能になる。
【0025】ここで同時に並行して延伸された両側のド
ラフトユニットのスライバがともにミキシングローラ4
2に供給され、このミキシングローラ42によってミキ
シングされることになる。なおミキシングローラ42は
別サーボモータ43によって一定の回転数で回転駆動さ
れるようになっている。従って左右のドラフトユニット
でそれぞれ別々の種類の繊維を延伸するとともに、これ
らをミキシングローラ42において混合することによっ
て、混紡率または太さが変化する糸を得ることが可能に
なる。
【0026】図8に示すように左右のドラフトユニット
のコントローラ27を互いにケーブルによって接続する
とともに、一対のドラフトユニットのドラフト比が互い
に逆相になるように制御すると、図9に示すように、太
さが一定であって両者の混紡率が互いに補うように変化
する糸が得られる。すなわち一方のドラフトユニットの
ドラフト比を上げると他方のドラフトユニットのドラフ
ト比が低くなり、一方のドラフトユニットのドラフト比
を低くすると他方のドラフトユニットのドラフト比が高
くなる。これによって太さが一定であって繊維束Aと繊
維束Bの太さが互いに音楽信号に応じて変化するような
糸が得られる。従って2種類の原料を用いると、それら
の混紡率が音楽に応じて変化する糸が紡がれるようにな
る。
【0027】これに対して図10に示すように左右のド
ラフトユニットのコントローラ27によってそれぞれ別
々にドラフトユニットのドラフト比を制御することによ
り、混紡率と太さとがともに変化する糸が得られる。す
なわち第1のドラフトユニットによって繊維束Aの割合
が制御されるとともに、第2のドラフトユニットのコン
トローラ27によって繊維束Bの太さが制御されること
になる。そして全体の太さは繊維束Aの太さと繊維束B
の太さとの重合わせたものとなり、非常に風合の特殊な
糸が紡がれることになる。
【0028】なおここで左右のドラフトユニットの配置
は必ずしも同一平面上において左右に並置される必要は
ない。すなわち上下に並べて配置してもよく、あるいは
またV字型に配置されてもよく、あるいはまた一方のド
ラフトユニットを水平に配置し、他方のドラフトユニッ
トを垂直に配置するようにしてもよい。
【0029】以上本発明を図示の実施の形態によって説
明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるこ
となく、本発明の技術的思想に含まれる範囲内において
各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態におい
ては、音楽信号再生装置30で再生された音楽信号をト
ランス31によって昇圧し、全波整流器32で直流に整
流してサーボコントロールユニット34に入力するよう
にしているが、コントローラ27の構成はこのようなも
のに限定されない。すなわち例えば音楽信号再生装置3
0によって取出された再生信号をアンプで増幅するとと
もに、一定の直流電圧に重畳した状態でサーボコントロ
ールユニット34に印加するようにしてもよい。
【0030】また上記実施の形態においては、バックロ
ーラ11あるいはフロントローラ13の回転数を変更す
るためにこれらのローラ11、13に直結されたサーボ
モータ21、22を用いて回転数を変更するようにして
いるが、このような構成に代えて、一定の回転数で回転
するモータと無段変速機とを組合わせ、これによってバ
ックローラ11またはフロントローラ13の回転数を変
更するようにしてもよい。また上記実施の形態は何れも
3線式のドラフト装置に関するものであるが、本発明は
2線式ドラフト装置、4線式ドラフト装置、エプロン式
ドラフト装置等の各種のドラフト装置に広く適用可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、バックローラと
フロントローラの周速の比率にほぼ比例したドラフト比
で通過する繊維束を延伸するようにしたドラフト装置に
おいて、バックローラまたはフロントローラの回転数を
変更することによってドラフト比を制御する制御手段
と、音楽信号を再生する再生手段と、を具備し、再生手
段によって再生された音楽信号に応じて制御手段を介し
てドラフト比を制御するようにしたものである。
【0032】従って音楽信号に応じて制御手段を介して
ドラフト比が制御されるようになり、このために音楽信
号に応じて太さが変化する糸を紡ぐことが可能になる。
【0033】バックローラとフロントローラの内の一方
が一定の回転数で駆動されるとともに、他方の回転数が
制御手段によって制御されるようにした構成によれば、
これらのバックローラとフロントローラの回転数の比に
よってドラフト比が制御されることになる。
【0034】一対のドラフトユニットを具備し、これら
一対のドラフトユニットの制御手段が互いに逆相となる
ようにドラフト比を制御するようにした構成によれば、
一対のドラフトユニットから供給される繊維束の太さが
音楽信号に応じて互いに逆相で変化するとともに、太さ
が全体としてほぼ一定な糸が紡がれるようになる。
【0035】一対のドラフトユニットを具備し、これら
一対のドラフトユニットの制御手段が互いに独立にドラ
フト比を制御するようにした構成によれば、太さと混合
される2種類の繊維束の太さの比が互いに別々に変化す
る糸が紡がれるようになる。
【0036】一対のドラフトユニットがそれぞれ別々の
繊維束を延伸するとともに、一対のドラフトユニットで
延伸された繊維束が互いに重合わされるようにした構成
によれば、太さが一定で混合比が異なるか、混合比と全
体の太さが異なる糸が紡がれるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラフト装置の要部平面図である。
【図2】同ドラフト装置の要部側面図である。
【図3】コントローラのブロック図である。
【図4】入力電圧とサーボモータの回転数との関係を示
すグラフである。
【図5】音楽信号とローラの回転数との関係を示すグラ
フである。
【図6】別の実施の形態のドラフト装置の要部平面図で
ある。
【図7】さらに別の実施の形態のドラフト装置の要部平
面図である。
【図8】さらに別の実施の形態のドラフト装置の要部平
面図である。
【図9】2種類の繊維束の割合が変化し、しかも太さが
一定な糸を表わす平面図である。
【図10】2種類の繊維束の割合と合さったときの太さ
が変化する糸を表わす平面図である。
【符号の説明】
11 バックローラ 12 ミドルローラ 13 フロントローラ 16 トツプバックローラ 17 トップミドルローラ 18 トップフロントローラ 21、22 サーボモータ 23 歯車 24 中間遊車 25 従動歯車 27 コントローラ 30 音楽信号再生装置 31 トランス 32 全波整流器 33 位相反転スイッチ 34 サーボコントロールユニット 42 ミキシングローラ 43 サーボモータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックローラとフロントローラの周速の比
    率にほぼ比例したドラフト比で通過する繊維束を延伸す
    るようにしたドラフト装置において、 前記バックローラまたは前記フロントローラの回転数を
    変更することによってドラフト比を制御する制御手段
    と、 音楽信号を再生する再生手段と、 を具備し、前記再生手段によって再生された音楽信号に
    応じて前記制御手段を介してドラフト比を制御すること
    を特徴とするドラフト装置。
  2. 【請求項2】バックローラとフロントローラの内の一方
    が一定の回転数で駆動されるとともに、他方の回転数が
    前記制御手段によって制御されることを特徴とする請求
    項1に記載のドラフト装置。
  3. 【請求項3】一対のドラフトユニットを具備し、これら
    一対のドラフトユニットの制御手段が互いに逆相となる
    ようにドラフト比を制御することを特徴とする請求項1
    に記載のドラフト装置。
  4. 【請求項4】一対のドラフトユニットを具備し、これら
    一対のドラフトユニットの制御手段が互いに独立にドラ
    フト比を制御することを特徴とする請求項1に記載のド
    ラフト装置。
  5. 【請求項5】一対のドラフトユニットがそれぞれ別々の
    繊維束を延伸するとともに、一対のドラフトユニットで
    延伸された繊維束が互いに重合わされることを特徴とす
    る請求項3または請求項4に記載のドラフト装置。
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