JP2000198726A - 過酸化脂質生成抑制剤及びこれを含有する組成物 - Google Patents

過酸化脂質生成抑制剤及びこれを含有する組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い過酸化脂質生成抑制能を有し、活性酸素
や過酸化脂質によって引き起こされる障害を抑制する過
酸化脂質生成抑制剤及びこれを含有する組成物を提供す
る。 【解決手段】 キク科ハハコグザ属グナファリウム・セ
ミアンプレキシコール(ゴールドロボ)[Gnaphalium se
miamplexicaule(GOLD LOBO)]の抽出物を含む過酸化脂質
生成抑制剤と、該抑制剤を含有することを特徴とする組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酸化脂質生成抑
制剤及び該抑制剤を含有する組成物に関するものであ
る。更に本発明は、該抑制剤を含有する医薬品、医薬部
外品、化粧品などの分野に利用可能な皮膚外用剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生体内で生成される活性酸素が、
不飽和脂肪酸と反応して過酸化脂質を生じ、人体に悪影
響を及ぼすことが明らかになってきている。例えば、活
性酸素は、虚血障害や放射線障害、過酸化脂質やその酸
化分解物は、核酸や蛋白に作用し、動脈硬化、高血圧
症、それらにより発症するによる血管障害、肝機能障
害、網膜症や白内障などを引き起こす。特に皮膚では、
紫外線などの環境因子の刺激を直接受けるため、活性酸
素が生成しやすく、活性酸素濃度の上昇、過酸化脂質の
生成等のシミ・ソバカス等の異常な色素沈着、炎症、浮
腫、壊死、皺、老化等その影響が顕著である。
【0003】又、化粧品、医薬品、飲食品等において
は、油脂類を含有するものが多く、保存中や使用時に活
性酸素と反応して過酸化脂質を生成し、これによる品質
低下や栄養の低下・人体への毒性の発現が大きな問題に
なっている。
【0004】このために、従来より生体内過酸化脂質異
常を改善する薬剤の探索研究が、広く行われている。代
表的なものでは、天然物由来のものとして、脂溶性のト
コフェロール(ビタミンE)や、水溶性のアスコルビン
酸(ビタミンC)があり、合成化合物としてBHT(3,
5-tert-butyl-4-hydroxytolen)やBHA(2,(3)-tert-
butyl-hydroxyanysol)等が挙げられるが、その効果は
満足できるものではなかった。
【0005】これに対し、生体内過酸化脂質異常を改善
する効果の高い過酸化脂質生成抑制物質を得ようという
試みが数多くなされており、種々の生薬抽出物が開示さ
れている(例えば、特開平5-316963号、特開平6-183987
号、特開平8-175964号等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記生薬抽出
物は、トコフェロールやアスコルビン酸等に比べれば、
ある程度高い過酸化脂質異常改善効果は得られるが、未
だ充分な過酸化脂質生成抑制効果を有するものではな
い。又、合成化合物のBHT、BHAには、発癌性の疑
いが持たれている等の問題がある。従って、過酸化脂質
生成抑制効果に優れ、かつ安全性の高い物質が望まれて
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況を鑑み、従来技術の問題点を改良せんとして鋭意
研究を重ねた結果、驚くべきことにキク科ハハコグサ属
の植物であるグナファリウム・セミアンプレキシコール
(ゴールドロボ)[Gnaphalium semiamplexicaule(GOLD
LOBO)]の抽出物が、強い過酸化脂質生成抑制能を有する
ことを見出した。
【0008】すなわち、本発明は、グナファリウム・セ
ミアンプレキシコール(ゴールドロボ)[Gnaphalium se
miamplexicaule(GOLD LOBO)]の抽出物を含有することを
特徴とする過酸化脂質生成抑制剤及びこの過酸化脂質生
成抑制剤を含有する化粧品、食品、医薬品等の組成物を
提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳述
する。発明に用いるグナファリウム・セミアンプレキシ
コール(Gnaphalium semiamplexicaule)とは、メキシコ
原産のキク科ハハコグサ属に属する植物である。
【0010】本発明で使用するグナファリウム・セミア
ンプレキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)の抽
出物とは、当該植物の葉、茎、花、種子、果実、樹皮、
根茎、根等の植物体の一部または全部から抽出して得ら
れるものである。好ましくは、葉もしくは花の一方、又
は両方の混合物から抽出して得られるものがよい。又、
一般的には乾燥あるいは生植物をそのままあるいは裁断
して使用する。使用する抽出溶媒は、当乾燥又は生植物
の乾物換算当たり5〜50部に対し下記抽出溶媒100
部が用いられる。
【0011】抽出溶媒としては、一般的には水、低級1
価アルコール類(メタノール、エタノール、1―プロパ
ノール、2―プロパノール、1―ブタノール、2―ブタ
ノール等)、液状多価アルコール(1,3―ブチレング
リコール、プロピレングリコール等)、低級アルキルエ
ステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサ
ン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチル
ケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジプロピルエーテル)、アセトニトリル等
が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても2種以上
を混合して用いても良い。好ましくは、水もしくは水溶
性溶媒(水との任意の割合で混合可能な溶媒。例えば、
エタノール、メタノール、プロピレングリコール等)の
うち1種又は2種以上の溶媒を用いるのがよい。
【0012】抽出方法は特に限定されないが、常温又は
加熱下で行われ、その方式としては通常抽出、ソックス
レー抽出等がある。抽出時間に制限はないが一般的には
1時間〜1週間が好ましい。
【0013】当該抽出液はそのまま使用しても良いが、
各種処理を施して使用することもできる。例えばこれら
を常圧あるいは減圧下で濃縮した濃縮液、又はさらに該
濃縮液中の溶媒を蒸発乾固させた固形物、また濃縮液か
ら晶析後濾別乾燥した固形物、又は濃縮液を凍結乾燥し
た固形物等が挙げられる。
【0014】本発明に係るグナファリウム・セミアンプ
レキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)の抽出物
の過酸化脂質生成抑制剤としての乾物換算当たりの使用
量(配合量)は、特に限定されないが、総量を基準とし
て0.001〜20.0重量%(以下 wt%とい
う)、特に0.01〜10wt%が望ましい。
【0015】本発明の過酸化脂質生成抑制剤を含有する
組成物は、上記過酸化脂質生成抑制剤を配合することを
特徴とし、その用途は任意であるが化粧品、食品、医薬
品、医薬部外品、トイレタリー用品等に広く用いること
ができる。
【0016】本発明が適用される化粧品としては、剤形
は特に限定されず、例えば、化粧水、乳液、クリーム、
ファンデーション、パック、口紅、洗顔料、シャンプ
ー、リンス、ヘアトニック等を挙げることができる。こ
れらの化粧品には、化粧品に一般的に用いられる各種成
分、すなわち水性成分、油性成分、粉末成分、アルコー
ル類、エステル類、界面活性剤、保湿剤、美白成分、紫
外線吸収剤、増粘剤、色剤、香料、抗酸化剤、pH調整
剤、キレート剤、防腐剤等の成分を配合することができ
る。
【0017】本発明が適用される食品は、特に限定され
ず、例えば一般食品として各々の食品原料に抽出物の所
要量を加え、通常の製造法により加工製造することによ
り得ることができる。
【0018】本発明が適用される医薬品、医薬部外品と
しては、剤形は特に限定されず、例えば錠剤、顆粒剤、
カプセル剤、水薬等の内服剤、軟膏、パップ剤、クリー
ム、水剤などの外用剤、無菌溶液剤、懸濁液剤等の注射
剤、浴用剤等が挙げられる。これらの医薬品は、生理的
に認められるベヒクル、担体、賦形剤、結合剤、安定
剤、香味剤等と共に要求される単位用量形態をとりう
る。例えば、錠剤、カプセル剤のための組成物は、トラ
ガント、アラビアゴム、ゼラチン等の結合剤、微晶性セ
ルロース等の賦形剤、ゼラチン化澱粉、アルギン酸等の
膨化剤、ステアリン酸マグネシウム等の潤滑剤、ショ
糖、乳糖、サッカリンのような甘味剤、ペパーミント、
アカモノ油、チェリーのような香味剤等を共に混和し、
通常の方法によって処方することができる。また、注射
剤のための無菌組成物は、注射用水のようなベヒクル中
の活性物質、ゴマ油、ヤシ油、落花生油、綿実油のよう
な天然産出植物油、またはエチルオレートのような合成
脂肪ベヒクルを溶解又は懸濁させる通常の方法によって
処方することができる。外用剤としては基剤としてワセ
リン、パラフィン、油脂類、ラノリン、マクロゴール等
を用い、通常の方法によって軟膏剤、クリーム剤とす
る。
【0019】本発明の皮膚外用剤とは、外用可能なあら
ゆる剤形を意味し、例えば、化粧水、乳液、クリーム、
ファンデーション、パック、エッセンス、口紅、洗顔
料、ゲル剤、エアゾル剤、軟膏、パップ剤、ペースト
剤、プラスター剤浴用剤、洗浄剤等の皮膚に適用される
ものや、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアト
ニック等の毛髪に適用されるものを挙げることができ
る。また、本発明の皮膚外用剤は、医薬用、医薬部外
用、化粧用のいずれにも用いることができる。
【0020】本発明の皮膚外用剤には、通常の皮膚外用
剤に用いられる成分である水性成分、油性成分、粉末成
分、ロウ類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界
面活性剤、保湿剤、美白成分、紫外線吸収剤、増粘剤、
色剤、香料、抗酸化剤、pH調整剤、キレート剤、防腐
剤等を本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合するこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。なお、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0022】[抽出例1](グナファリウム・セミアン
プレキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)抽出物
Iの製造) 乾燥したグナファリウム・セミアンプレキシコール(Gna
phalium semiamplexicaule)100gを1Lのメタノー
ルで室温にて24時間抽出、さらにその後2回同様に抽
出を行った後、抽出液を併せて濃縮乾固し、粉状固形物
8gを得た。
【0023】[抽出例2](グナファリウム・セミアン
プレキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)抽出物I
Iの製造) 乾燥したグナファリウム・セミアンプレキシコール(Gna
phalium semiamplexicaule)100gを水/エタノール
(1:1、容量比)溶媒1L中に入れ、室温で24時間
攪拌しながら抽出を行った後濾過し、その濾液を濃縮乾
固し、粉状固形物9.2gを得た。
【0024】[抽出例3](グナファリウム・セミアン
プレキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)抽出物I
IIの製造) 乾燥したグナファリウム・セミアンプレキシコール(Gna
phalium semiamplexicaule)100gを1Lの1,3―
ブチレングリコールと水との混合液(1:1)で室温に
て10日間抽出後濾過し、その濾液を濃縮乾固し、粉状
固形物7.2gを得た。
【0025】[試験例1]上記抽出物の過酸化脂質生成
抑制能を調べるために、本発明において使用した過酸化
脂質生成抑制効果の評価試験法は以下の通りである。
尚、比較のために、dl―α―トコフェロール、ビタミ
ンC(ナカライテスク(株)製)についても同様の評価
を行い、検体100ug/mlにおける脂質過酸化抑制
率(%)を求めた。
【0026】(1) 過酸化脂質生成抑制効果試験(ミトコ
ンドリアにおける脂質過酸化) 生体脂質の過酸化抑制能を調べるために、ミトコンドリ
アにおける脂質過酸化抑制能を高柳らの方法(Takayana
gi et al.,Biochem.J.192:853-860,1980)を参考に測定
した。ラット(Wistar系オス、体重100−15
0g)より摘出した肝臓より常法通り調整したミトコン
ドリア画分50ul及び検体10ulを以下の溶液に加
えた。 100 mM HEPES-NaOH, pH7.0 500 ul 100 uM rotenon 10 ul 20 mM ADP 100 ul 20 mM FeCl3 100 ul D.W. 130 ul 840 ul 上記混合物を37℃、5分保温後、100ulの1mM
NADHを添加し37℃,15分反応させ、90ul,
2%BHTと2mlTCA−TBA−HCl溶液を添加
混合後100℃,15分間加熱した。室温に冷却後、5
000rpmで10分間遠心分離を行い、上清中の吸光
度(535nm)を測定した。結果を第1表(表1)に
示す。抽出例1、2、3のグナファリウム・セミアンプ
レキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)抽出物
は、dl―α―トコフェロール、ビタミンCに比べ、ミ
トコンドリアにおける脂質過酸化の抑制効果に優れてい
ることがわかる。
【0027】(2) 過酸化脂質生成抑制効果試験(ミクロ
ソームにおける脂質過酸化) 生体脂質の過酸化抑制能を調べるために、ミクロソーム
における脂質過酸化抑制能をPedersonらの方法(Peders
on et al.,J.Biol.Chem.248:7134-7141,1973)を参考に
測定した。ラット(Wistar系オス、体重100−
150g)より摘出した肝臓より常法通り調整したミク
ロソーム画分50ul及び検体10ulを以下の溶液に
加えた。 上記混合物を37℃、5分保温後、100ulの1mM
NADPHを添加し37℃,15分反応させ、90u
l,2%BHTと2mlTCA−TBA−HCl溶液を
添加混合後100℃,15分間加熱した。室温に冷却
後、5000rpmで10分間遠心分離を行い、上清中
の吸光度(535nm)を測定した。結果を第1表(表
1)に示す。抽出例1、2、3のグナファリウム・セミ
アンプレキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)抽
出物は、dl―α―トコフェロール、ビタミンCに比
べ、ミクロソームにおける脂質過酸化の抑制効果に優れ
ていることがわかる。
【0028】
【表1】 第1表 ─────────────────────────── 試験 生体膜脂質過酸化抑制率(%) ミトコンドリア ミクロソーム ─────────────────────────── 抽出例1 98 96 抽出例2 96 96 抽出例3 90 90 dl―α―トコフェロール 12 20 ビタミンC 30 18 ───────────────────────────
【0029】[実施例1](クリーム) 下記記載の配合量においてB成分をA成分に混合し、均
一に加熱溶解して温度を80℃にした。次いでC成分を
注入撹拌混合した後、撹拌しながら30℃まで冷却しク
リームを得た。 (組成) 配合成分 配合量(wt%) (A) スクワラン 10.0 オリーブ油 10.0 固形パラフィン 5.0 セタノール 4.0 ソルビタンモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 2.0 (B) グナファリウム・セミアンプレキシコール抽出物 抽出物I(抽出例1) 1.0 (C) グリセリン 5.0 メチルパラペン 0.1 精製水 100wt%残量
【0030】[比較例1](クリーム) 実施例1において成分(B)グナファリウム・セミアン
プレキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)抽出物
を除いた以外はすべて実施例1と同様にして調製し、前
述した各試験に使用した。
【0031】[実施例2](二相型ローション) 下記記載の配合量においてA成分を室温にて均一に混合
溶解し、B成分をゆっくり撹拌添加し二相型ローション
を得た。 (組成) 配合成分 配合量(wt%) (A) オリーブ油 15.0 ミリスチン酸イソプロピル 5.0 ポリオキシエチレンノニル フェノールエーテル(2E.O.) 0.5 グリセリン 5.0 メチルパラペン 0.1 エタノール 7.0 精製水 65.4 (B) 抽出物III (抽出例3) 2.0
【0032】[比較例2](二相型ローション) 実施例2において成分(B)グナファリウム・セミアン
プレキシコール(Gnaphalium semiamplexicaule)抽出物
を除いた以外はすべて実施例2と同様にして調製し、前
述した各試験に使用した。
【0033】[試験例2]有用性評価試験 実施例1、2及び比較例1、2において調製された組成
物の有用性評価試験を下記の試験方法によって行った。
則ち、健康な女性(25〜40才)80名を20名ずつ
に4群に分け、それぞれ実施例1、2及び比較例1、2
の試料を1日2回ずつ塗布し、塗布開始後3ヶ月後の老
化防止効果(肌荒れ防止、皮膚の艶・張り)についてア
ンケート調査を行って評価した。アンケートの評価基準
は、有効なものを「優」、やや有効なものを「良」、わ
ずかに有効なものを「可」、無効なものを「不可」とし
て、比較例と比較して評価を行った。第2表(表2)に
示すごとく、比較例1、2に比べ実施例1、2では良好
な結果が得られた。
【0034】
【表2】 第2表 ───────────────────────────── 試験 肌荒れ防止効果 皮膚の艶・張り促進効果 効果 優 良 可 不可 優 良 可 不可 ───────────────────────────── 実施例1 18 2 0 0 19 1 0 0 比較例1 0 0 1 19 0 1 1 18 実施例2 17 2 1 0 19 1 0 0 比較例2 0 0 0 20 0 0 1 19 ───────────────────────────── 注)数値は人数
【0035】[実施例3](油性軟膏) 下記記載の配合量において各成分を混合し、80℃まで
加温し徐々に冷却し油性軟膏を得た。 (組成) 配合成分 配合量(wt%) (A)ワセリン 96.0 ショートニングオイル 3.0 (B)抽出物I(抽出例1) 1.0
【0036】[試験例3]実施例3で調製された油性軟
膏を試験例1の過酸化脂質生成抑制効果の評価試験法に
示す方法と同様の方法に準じて過酸化脂質生成抑制試験
を行った。その結果、該油性軟膏は(B)成分を配合し
ない以外全ての成分を含む油性軟膏と比べて、生体膜脂
質過酸化の抑制効果に優れていた。
【0037】
【発明の効果】本発明の過酸化脂質生成抑制剤を含む化
粧品、医薬品、医薬部外品、食品等の組成物は、生体内
に生成した活性酸素や過酸化脂質によって引き起こされ
る障害を抑制する効果がある。従って、健康上、美容上
の障害についての治療に有効であり、さらに飲食品の安
定化・保存性の向上にも有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 博行 広島県福山市清水ケ丘11−3 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AA122 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC352 AC422 AC482 BB51 CC02 CC05 DD05 DD22 DD30 DD31 EE10 EE12 FF01 FF05 4C088 AB26 AC03 AC04 AC05 AC06 AC11 AC13 BA07 BA09 BA10 CA03 MA01 MA11 MA63 NA14 ZA89

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グナファリウム・セミアンプレキシコー
    ル(Gnaphalium semiamplexicaule)の抽出物を含有する
    ことを特徴とする過酸化脂質生成抑制剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の過酸化脂質生成抑制剤
    を含有することを特徴とする組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の過酸化脂質生成抑制剤
    を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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