JP2000198548A - 粉粒体投入システム - Google Patents

粉粒体投入システム

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JP2000198548A
JP2000198548A JP11002883A JP288399A JP2000198548A JP 2000198548 A JP2000198548 A JP 2000198548A JP 11002883 A JP11002883 A JP 11002883A JP 288399 A JP288399 A JP 288399A JP 2000198548 A JP2000198548 A JP 2000198548A
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powder
guiding tube
powdery
floor
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JP11002883A
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English (en)
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Yukihiro Noguchi
幸廣 野口
Nobuaki Tanaka
伸秋 田中
Masahiro Sato
正浩 佐藤
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のフロービン投入システムでは、上階から
下階まで粉粒体を落下させるため、例えば粉粒体が医薬
品の錠剤や顆粒の場合には、錠剤の割れや、摩損が生じ
たり、顆粒の粒子が分離したりという不都合が発生する
場合があり、医薬品の製造上、大きな問題となる。 【解決手段】そこで本発明では、建物の上階から下階に
粉粒体誘導チューブ8を設置し、上階において粉粒体誘
導チューブの上方に搬送された粉粒体容器(フロービ
ン)3の排出部に、誘導チューブの上部に構成した投入
接続部を接続した状態において、粉粒体を排出部から誘
導チューブを通して落下させて下階の機器9に投入する
粉粒体投入システムにおいて、粉粒体誘導チューブは可
撓筒体として構成し、上部から下部に複数のピンチバル
ブ25を構成し、これらの複数のピンチバルブを種々の
動作モードで制御できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品製剤工場等
において、所定位置まで搬送された粉粒体容器から製剤
機械等の機器に粉粒体を投入するための粉粒体投入シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、医薬品製剤工場における原料や
中間品としての粉粒体の搬送は、空気輸送により行った
り、フロービン等の密閉された粉粒体容器により行って
おり、製剤機械への投入は空気輸送管を接続して行った
り、フロービン投入システムを利用して前記フロービン
から粉粒体誘導チューブを通して投入することが行われ
ている。
【0003】後者のフロービン投入システムは、建物の
上階から下階に粉粒体誘導チューブを設置し、上階にお
いて粉粒体誘導チューブの上方に搬送された粉粒体容器
の排出部に、粉粒体誘導チューブの上部に構成した投入
接続部を接続し、この状態において、粉粒体を排出部か
ら粉粒体誘導チューブを通して下階に設置した製剤機械
に投入するものである。このシステムは工程間を密閉し
た状態で搬送できるため、前者の空気輸送システムと比
較すると、クロス汚染や異物混入の可能性が極めて低い
という利点がある。このようなフロービン投入システム
は、例えば、本出願人による他の出願、特願平9−18
3661号の願書に添付した明細書及び図面を参照のこ
と。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した後者の従来の
ものでは、次のような課題がある。 a.上階から下階まで粉粒体を落下させるため、例えば
粉粒体が医薬品の錠剤や顆粒の場合には、錠剤の割れ
や、摩損が生じたり、顆粒の粒子が分離したりという不
都合が発生する場合があり、医薬品の製造上、大きな問
題となる。このため、これを防止するためのシステムが
必要となり、コスト高となることが多い。 b.従来のシステムでは、粉粒体誘導チューブの交換や
上階の投入個所周りの洗浄性が悪く、システム導入後の
運用面にかなりの問題がある。 c.従来のシステムでは、上階における粉粒体容器の搬
送の自動化は行われているが、それからの動作には人手
が必要で、完全自動化が困難であった。 従って、本発明はこのような課題を解決することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、建物の上階から下階に粉粒体誘導
チューブを設置し、上階において粉粒体誘導チューブの
上方に搬送された粉粒体容器の排出部に、粉粒体誘導チ
ューブの上部に構成した投入接続部を接続した状態にお
いて、粉粒体を排出部から誘導チューブを通して落下さ
せて下階の機器に投入する粉粒体投入システムにおい
て、粉粒体誘導チューブは可撓筒体として構成し、上部
から下部に複数のピンチバルブを構成した粉粒体投入シ
ステムを提案する。
【0006】そして本発明では、前記構成において、ピ
ンチバルブは、粉粒体誘導チューブの両側に対向して一
対の押圧体を配置して構成し、一対の押圧体は独立して
粉粒体誘導チューブに押圧可能に構成することを提案す
る。この場合、押圧体は粉粒体誘導チューブの外側に設
置した鞘筒に設置した伸縮装置により進退可能に設置す
ることができる。
【0007】また本発明では、前記構成において、複数
のピンチバルブは、上部から下部に順次開とする動作、
また、複数のピンチバルブは、偏った位置での半開状態
が可能な構成とし、隣接したピンチバルブの半開位置を
異なった位置に設定することにより、粉粒体誘導チュー
ブの粉粒体経路をジグザグ状に構成することを動作モー
ドの一つとすることを提案する。また本発明では、この
動作モードにおいて、半開位置は、適宜時間毎に逆に設
定することを提案する。
【0008】また本発明では、前記構成において、上階
に、粉粒体容器に保持した識別手段の情報読取手段を構
成し、読み取った情報に基づいてピンチバルブの動作モ
ードを設定する構成とすることを提案する。
【0009】また本発明では、前記構成において、粉粒
体誘導チューブは可撓シートにより構成し、上下両端を
環状装着体に着脱可能に装着する構成とすることを提案
する。そしてこの構成において、粉粒体誘導チューブの
上端を折り返して、折り返し部を環状体に装着すると共
に、折り返し端を落下防止部に支持することを提案す
る。
【0010】さらに本発明では、前記の構成において、
投入接続部は、粉粒体誘導チューブの上部を昇降可能と
すると共に、シャッターを設けた構成とし、その周囲に
集塵装置を設置することを提案する。
【0011】また本発明では、前記の構成において、投
入接続部の下方に受け皿を着脱自在に設置することを提
案する。
【0012】以上の本発明によれば、可撓筒体により構
成した粉粒体誘導チューブの上部から下部に設けた複数
のピンチバルブを動作させることにより、粉粒体誘導チ
ューブからの粉粒体の落下パターンを制御することがで
き、こうして粉粒体の割れや摩損等を防止することがで
きる。
【0013】粉粒体誘導チューブは可撓シートにより構
成し、上下両端を環状装着体に着脱可能に装着する構成
とすることにより、交換等のメンテナンスが容易とな
る。
【0014】粉粒体誘導チューブの上部に構成した投入
接続部の周囲に集塵装置を設置したり、投入接続部の下
方に、上方からの落下物の受け皿を着脱自在に設けれ
ば、投入接続部の周りを清浄環境に維持することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図1は医薬品製剤工場において原料や
中間品としての錠剤や顆粒等の粉粒体を製剤機械に供給
する装置として使用されているフロービン投入装置に本
発明を適用した例を示すもので、図2は図1の一部を拡
大して示す説明図、図3は図2の一部を拡大して示す説
明図、さらに図4は図1のA−A矢視図である。符号1
は床、2aは上階、2bは下階を示すもので、上階2a
には粉粒体を搬送する密閉容器であるフロービン3を搬
送する自動搬送装置4と、フロービン3を所定の投入位
置にもたらすコンベヤ5を設けている。尚、図4におい
ては、フロービン3は破線で示している。床1には開口
部を設けてダクト6を設置し、このダクト6を貫通して
上下階2a,2bに渡って鞘筒7を設置しており、鞘筒
7の内側に粉粒体誘導チューブ8を設置している。これ
ら鞘筒7と粉粒体誘導チューブ8の下端は下階2bに設
置した製剤機械等の機器9に接続している。
【0016】粉粒体誘導チューブ8はビニール等の合成
樹脂、シリコンゴム、布等の可撓シートにより可撓筒体
として構成しており、その上下両端側を環状装着体1
0,11に着脱可能に装着する構成としている。図3は
粉粒体誘導チューブ8の上端における環状装着体10へ
の装着機構の一例を示すものである。この機構では、環
状装着体10は、当接させてクランプ(図示省略)によ
り固定する上部材10aと下部材10bとから構成して
おり、下部材10bの当接側に環状溝12を形成すると
共に、この環状溝12よりも外側と内側の夫々にシリコ
ンガスケット13を設置している。また粉粒体誘導チュ
ーブ8の上部には、伸縮させるための蛇腹部14を構成
すると共に上端を折り返しており、折り返し部15を前
記環状溝12内に差し込んだ状態で上部材10aと下部
材10bを当接させ、クランプで固定する。一方、鞘筒
7の上端は、上述したように粉粒体誘導チューブ8を装
着する環状装着体10よりも下方に位置させており、そ
の上端に環状支持体16を設けている。そして環状支持
体16の上側にはシリンダ等の伸縮駆動装置17を設置
して、前記環状装着体10を昇降可能に支持している。
更に、環状支持体16の上側には円筒状ガイド18を設
置しており、上述したように折り返した粉粒体誘導チュ
ーブ8の端部19を、この円筒状ガイド18に固定し
て、粉粒体の投入接続部として構成している。以上の構
成では、粉粒体誘導チューブ8の上端側は、クランプを
用いて環状装着体10に挟んで装着するので、交換が容
易であると共に、折り返し部15を設けているので粉粒
体の荷重に対しても外れにくく、万が一、外れたとして
も折り返した端部を円筒状ガイド18に固定しているの
で、落下を防止することができる。一方、粉粒体誘導チ
ューブ8の下端側は粉粒体の荷重による外れを余り考慮
する必要がないため、折り返し部を構成しないでクラン
プにより環状装着体11に装着する構成とすることがで
きる。
【0017】前記粉粒体投入接続部の上側には駆動機構
20により水平方向に進退するシャッター21を設置し
ており、その下方には前記環状支持体16の外周に集塵
装置22の吸込口23を位置させている。またダクト6
の上側には鞘筒7の周囲側にステンレス製等のパン24
を取り外し自在に設置している。
【0018】上述したとおり本発明では、粉粒体誘導チ
ューブ8は可撓シートにより可撓筒体として構成してお
り、上部から下部に複数のピンチバルブ25を構成して
いることを特徴とする。即ち、図示の例では、上部から
下部に5つのピンチバルブ25(25a,25b,25
c,25d,25e)を構成している。これらのピンチ
バルブ25は、粉粒体誘導チューブ8の両側に対向して
一対の押圧体26a,26bを配置して構成しており、
この一対の押圧体26a,26bは、夫々粉粒体誘導チ
ューブ8の外側に設置した鞘筒7に設置したシリンダ等
の伸縮駆動装置27a,27bにより進退可能に設置し
ており、これらの伸縮駆動装置27a,27bを独立し
て進退駆動することにより、押圧体26a,26bは独
立して粉粒体誘導チューブ8に押圧可能に構成してい
る。図示例の場合には押圧体26a,26bが進退する
方向は、全てのピンチバルブ22において平行な方向で
あるが、場合によってはこれらを異ならせることもでき
る。
【0019】前記ピンチバルブ25は、一対の押圧体2
6a,26bの両方を伸縮駆動装置27a,27bによ
り前進させると、図6に示すように粉粒体誘導チューブ
8を閉塞し、逆に一対の押圧体26a,26bの両方を
伸縮駆動装置27a,27bにより後退させると、図7
に示すように粉粒体誘導チューブ8の閉塞を解除して全
開状態とすることができるものである。そしてこれらの
伸縮駆動装置27a,27bを独立して進退駆動し、例
えば図8に示すように図中左側の伸縮駆動装置27aの
みを前進させると、右側に偏った位置において半開状態
とすることができ、逆に図中右側の伸縮駆動装置27b
のみを前進させると、左側に偏った位置において半開状
態とすることができる。
【0020】一方、フロービン3は下側に粉粒体を排出
するための排出部としてピンチバルブ28を設けると共
に、粉粒体を識別するための識別タグ(図示省略)を取
付ており、また上階2aにはフロービン3が自動搬送装
置4により所定の位置に至った際に識別タグの情報を読
み取り、ピンチバルブ25等の制御を行うための識別装
置29を設置している。
【0021】次に以上のシステムにおける全体的動作例
を段階的に説明する。 1.まず、投入室として構成される上階2aに、フロー
ビン3が適宜の自動搬送装置4により搬送される。 2.フロービン3が所定位置に到着したら識別装置29
により、フロービン3に取り付けられている識別タグの
内容を読み取り、フロービン3内の粉粒体の種類を認識
し、粉粒体の種類と、その粉粒体に対する製剤機械の処
理能力を勘案して、複数のピンチバルブ25の動作モー
ドを決定し、従って粉粒体誘導チューブ8を通しての粉
粒体の落下パターンを決定する。この動作モード、そし
て落下パターンについては後述する。尚、この段階で
は、搬送されてきた粉粒体が正しいものか否かの確認を
行うことができる。 3.フロービン3をコンベヤ5により自動搬送装置4か
らコンベヤ5上の所定位置まで搬送し、同時に、シャッ
ター21を開とし、集塵装置22を動作させて投入接続
部となる個所の集塵を行う。 4.フロービン3を所定位置にもたらした後、伸縮駆動
装置17を伸長させて粉粒体投入接続部、即ち、粉粒体
誘導チューブ8の上部と共に環状装着体10を上昇さ
せ、これをフロービン3のピンチバルブ28の下側に当
接して接続状態とする。 5.前記ステップ2以降の適宜段階において複数のピン
チバルブ25を、ステップ2において決定した落下パタ
ーンの初期状態にする。 6.フロービン3のピンチバルブ28を開として粉粒体
を排出する。こうして粉粒体は、粉粒体誘導チューブ8
の上部から下部へと所定の落下パターンで落下して製剤
機械9に投入される。 7.粉粒体がある程度排出された段階において、フロー
ビン3をバイブレータにより弱振動させて粉粒体の排出
を促進する。 8.粉粒体が全て排出されたことが検知された後、ピン
チバルブ28を閉にする。 9.粉粒体投入接続部を下降させると共に、集塵装置2
2を動作させて、この部分の集塵を行う。 10.フロービン3を搬出させるべく、コンベヤ5を作
動させ、同時にシャッター21を閉じる。 11.シャッター21が完全に閉じられた後、粉粒体投
入接続部を上昇させ、環状装着体10をシャッター21
の下面に密着させ、粉粒体誘導チューブ8の上部開口を
閉じて次の投入まで待機する。 12.フロービン3を自動搬送装置4により搬送して、
自動洗浄の過程を経た後、保管場所まで搬送する。
【0022】次に本発明における複数のピンチバルブ2
5の動作モード、そしてそれによる粉粒体誘導チューブ
8を通しての粉粒体の落下パターンを説明する。尚、本
発明においては、いずれの落下パターンにおいても、粉
粒体が粉粒体誘導チューブ8を通して上端から下端まで
直接に落下することを防止するものである。まず粉粒体
の落下パターンを考えると、下階2bの製剤機械9が、
打錠機のように粉粒体の投入落下速度よりも機械の処理
能力よりも遅い場合には、粉粒体は粉粒体誘導チューブ
8内に詰まった状態となって落下速度が遅くなり、逆
に、製剤機械9が検査機のように処理能力が非常に早い
場合には、粉粒体の落下速度が早く、しかも連続的に落
下するようになる。本発明では、このような粉粒体の落
下パターンの違いに対応して次のようなモードで複数の
ピンチバルブ25を動作させる。
【0023】まず前者の場合、即ち、粉粒体の投入落下
速度よりも機械の処理能力よりも遅い場合には、粉粒体
は粉粒体誘導チューブ8内に詰まった状態となるため、
最初に投入落下させる粉粒体の直接的落下を防止すれば
良い。そのために本発明では、複数のピンチバルブ25
は、上部から下部に順次開とする。即ち、複数のピンチ
バルブ25を次のステップで制御する。 1.まず、図1及び図5に示すように、最も上側のピン
チバルブ25aを閉として、それよりも下方への落下を
防止する。 2.ステップ1の状態でフロービン3のピンチバルブ2
8を開として粉粒体を排出する。 3.ステップ2でフロービン3から排出された粉粒体
が、最も上側のピンチバルブ25aの上方に詰まった状
態となったら、2番目のピンチバルブ25bを閉じた後
に、上側のピンチバルブ25aを開とする。すると、1
番目のピンチバルブ25aの上方に溜まっていた粉粒体
が2番目のピンチバルブ25bの上側に落下し、次いで
フロービン3から排出される粉粒体がその上に溜まって
行く。尚、2番目のピンチバルブ25bを閉とする時点
は、このようにピンチバルブ25aを開とする前の適宜
時点で行っても良い。 4.次いでステップ3における排出で、図9に示すよう
に粉粒体が2番目のピンチバルブ25bの上方に詰まっ
た状態となったら、ステップ3と同様に、3番目のピン
チバルブ25cを閉じた後に、2番目のピンチバルブ2
5bを開としてフロービン3からの粉粒体の排出を行
う。この状態では粉粒体は図10に示すように3番目の
ピンチバルブ25cの上方に溜まって行く。 5.以下、以上と同様な動作を順次行って、閉状態の最
も下側のピンチバルブ25eの上方に粉粒体が溜まった
状態となったら、このピンチバルブ25eを開とし、こ
うして全てのピンチバルブ25(25a,25b,25
c,25d,25e)が開となる。 以上の動作モードでは、最初に投入落下した粉粒体は、
上部から下部に至る複数のピンチバルブにより段階的に
止められて落下するため、落下の運動量が緩衝されて、
割れ等の発生を防止することができる。尚、複数のピン
チバルブ25の数、そして隣接間の間隔は、粉粒体の粒
径等に応じて予め設定することもできるし、狭い間隔で
設置されている複数のピンチバルブ25を飛ばして上述
したような動作を行わせることもできる。
【0024】次に後者の場合、即ち、粉粒体の投入落下
速度よりも機械の処理能力の方が早い場合には、粉粒体
は粉粒体誘導チューブ8内を連続的に落下するため、前
述した動作モードは適合しない。この場合には、ピンチ
バルブ25を図8に示すように偏った位置での半開状態
とし、そしてこの偏った半開位置を隣接したピンチバル
ブ25で異なった位置に設定する。例えば図11では、
一つおきのピンチバルブ25a,25c,25eは図中
右側を半開状態とすると共に、これらに隣接するピンチ
バルブ25b,25dは図中左側を半開状態としてい
る。また図12では、図11とは逆に、一つおきのピン
チバルブ25a,25c,25eは図中左側を半開状態
とすると共に、これらに隣接するピンチバルブ25b,
25dは図中右側を半開状態としている。いずれの動作
においても、粉粒体誘導チューブ8の粉粒体経路はジグ
ザグ状に構成されるため、錠剤等の粉粒体は落下におい
て粉粒体誘導チューブ8に接触し、従って落下速度が抑
制されるため、落下の運動量による割れ等の発生を抑制
することができる。
【0025】この動作モードにおいては、半開位置側の
粉粒体経路に粉粒体が溜まる現象が起こる場合も考えら
れるが、この場合には、半開位置を適宜時間毎に逆に設
定し、即ち、所定時間毎に図11の状態と図12の状態
を切り換えることにより、このような現象の発生を防ぐ
ことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 a.可撓筒体により構成した粉粒体誘導チューブの上部
から下部に設けた複数のピンチバルブを動作させること
により、粉粒体誘導チューブからの粉粒体の落下パター
ンを多様に制御することができ、こうして粉粒体の割れ
や摩損等を防止することができる。 b.粉粒体誘導チューブの交換が容易であると共に、上
階の投入個所周りの洗浄性が良く、システム導入後のメ
ンテナンス性が非常高い。 c.完全自動化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したフロービン投入システムの
実施の形態を示す説明図である。
【図2】 図1の一部の拡大図である。
【図3】 図2の一部の拡大図である。
【図4】 図1のA−A矢視図であり、図1のフロービ
ンは破線で示している。
【図5】 鞘筒と粉粒体誘導チューブのみを示す説明図
である。
【図6】 図5の一部の拡大図である。
【図7】 図5の他の一部の拡大図である。
【図8】 動作モードの一形態を、図5の状態から遷移
した状態で示す説明図である。
【図9】 動作モードの一形態を、図8の状態から遷移
した状態で示す説明図である。
【図10】 動作モードの一形態を、図9の状態から遷
移した状態で示す説明図である。
【図11】 動作モードの他の形態を示す説明図であ
る。
【図12】 動作モードの他の形態を、図11とは異な
った状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1 床 2a 上階 2b 下階 3 フロービン(粉粒体容器) 4 自動搬送装置 5 コンベヤ 6 ダクト 7 鞘筒 8 粉粒体誘導チューブ 9 製剤機械(機器) 10,11 環状装着体 10a 上部材 10b 下部材 12 環状溝 13 シリコンガスケット 14 蛇腹部 15 折り返し部 16 環状支持体 17 伸縮駆動装置 18 円筒状ガイド 19 折り返した端部 20 駆動機構 21 シャッター 22 集塵装置 23 吸込口 24 パン 25(25a〜25e) ピンチバルブ 26a,26b 押圧体 27a,27b 伸縮駆動装置 28 ピンチバルブ(排出部) 29 識別装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正浩 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 3F011 AA02 BA02 BC07 3F075 AA08 BA02 BB01 CA02 CA09 CD08 CD11 DA08 DA26

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の上階から下階に粉粒体誘導チュー
    ブを設置し、上階において粉粒体誘導チューブの上方に
    搬送された粉粒体容器の排出部に、粉粒体誘導チューブ
    の上部に構成した投入接続部を接続した状態において、
    粉粒体を排出部から誘導チューブを通して落下させて下
    階の機器に投入する粉粒体投入システムにおいて、粉粒
    体誘導チューブは可撓筒体として構成し、上部から下部
    に複数のピンチバルブを構成したことを特徴とする粉粒
    体投入システム
  2. 【請求項2】 ピンチバルブは、粉粒体誘導チューブの
    両側に対向して一対の押圧体を配置して構成し、一対の
    押圧体は独立して粉粒体誘導チューブに押圧可能に構成
    したことを特徴とする請求項1記載の粉粒体投入システ
  3. 【請求項3】 押圧体は粉粒体誘導チューブの外側に設
    置した鞘筒に設置した伸縮装置により進退可能に設置し
    たことを特徴とする請求項2記載の粉粒体投入システム
  4. 【請求項4】 複数のピンチバルブは、上部から下部に
    順次開とする動作を動作モードの一つとすることを特徴
    とする請求項1〜3までのいずれか1項に記載の粉粒体
    投入システム
  5. 【請求項5】 複数のピンチバルブは、偏った位置での
    半開状態が可能な構成とし、隣接したピンチバルブの半
    開位置を異なった位置に設定することにより、粉粒体誘
    導チューブの粉粒体経路をジグザグ状に構成することを
    動作モードの一つとすることを特徴とする請求項1〜3
    までのいずれか1項に記載の粉粒体投入システム
  6. 【請求項6】 半開位置は、適宜時間毎に逆に設定する
    ことを特徴とする請求項5記載の粉粒体投入システム
  7. 【請求項7】 上階に、粉粒体容器に保持した識別手段
    の情報読取手段を構成し、読み取った情報に基づいてピ
    ンチバルブの動作モードを設定する構成としたことを特
    徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載の粉粒
    体投入システム
  8. 【請求項8】 粉粒体誘導チューブは可撓シートにより
    構成し、上下両端を環状装着体に着脱可能に装着する構
    成としたことを特徴とする請求項1記載の粉粒体投入シ
    ステム
  9. 【請求項9】 粉粒体誘導チューブの上端を折り返し
    て、折り返し部を環状体に装着すると共に、折り返し端
    を落下防止部に支持したことを特徴とする請求項7記載
    の粉粒体投入システム
  10. 【請求項10】 投入接続部は、粉粒体誘導チューブの
    上部を昇降可能とすると共に、シャッターを設けた構成
    とし、その周囲に集塵装置を設置したことを特徴とする
    請求項1記載の粉粒体投入システム
  11. 【請求項11】 投入接続部の下方に受け皿を着脱自在
    に設置したことを特徴とする請求項1記載の粉粒体投入
    システム
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