JP4285833B2 - 粉粒体の供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉粒体の供給装置、詳しくは、樹脂ペレットなどの粉粒体を受け入れて、たとえば、計量装置、混合装置、乾燥装置、成形装置などの各種の処理装置に供給するための粉粒体の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プラスチックの成形工場などにおいては、気力輸送装置により原料となる樹脂ペレットを気力輸送して、たとえば、計量、混合、乾燥、成形などの各種の処理を行なうようにしている。
【0003】
このような気力輸送装置は、たとえば、図に示すように、吸引式のブロワ1とローダホッパ2とによって構成されており、ブロワ1とローダホッパ2とを配管4により接続するとともに、ローダホッパ2と原料タンク3とを配管5により接続して、ブロワ1を運転して、原料タンク3に貯蔵される樹脂ペレットを吸引することにより、樹脂ペレットをローダホッパ2に気力輸送するようにしている。そして、このようなローダホッパ2の供給口10には、水平方向にスライドするスライドゲート9が設けられており、このスライドゲート9の開閉により、このローダホッパ2から、たとえば、計量装置、混合装置、乾燥装置、成形装置などの各種の処理装置8に所定量の樹脂ペレットを供給するようにしている。
【0004】
なお、ローダホッパ2およびブロワ1の上流側には、フィルタ6および7がそれぞれ設けられており、フィルタ6により、気力輸送されてきた樹脂ペレットと空気とを分離するとともに、フィルタ7により粉塵を取り除いてブロワ1の良好な運転を確保するようにしている。なお、フィルタ6および7は、そのいずれか一方のみ設けてもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ローダホッパ2によって、樹脂ペレットを処理装置8に供給する時にはスライドゲート9を水平方向に開閉させるが、処理装置8が、たとえば、計量装置のような場合には、ローダホッパ2に樹脂ペレットを残留させた状態でスライドゲート9の閉動作させる。その時、連続供給される樹脂ペレットが、その閉じようとするスライドゲート9と供給口10と間に挟み込まれ、これによって、スライドゲート9や供給口10が損傷してしまうという不具合を生じる。
【0006】
また、樹脂ペレットが挟み込まれると、スライドゲート9が完全に閉じられない状態となるため、その隙間から樹脂ペレットが漏れたり、また、上記したように樹脂ペレットを吸引式のブロワ1によって気力輸送している場合には、その隙間から大気が引き込まれ、その結果、輸送経路が負圧とならず輸送能力の低下や輸送不能となるという不具合を生じる。
【0007】
本発明は、上記した不具合を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、スライドゲートの閉動作を、粉粒体を挟み込むことなく良好に行なうことができる、粉粒体の供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、粉粒体を受け入れる供給部と、前記供給部から粉粒体を供給するための供給口と、前記供給口を開閉するためのスライドゲートとを備える、粉粒体の供給装置において、前記供給部に、前記供給口における上方部分の粉粒体の流れを阻止するための流れ阻止手段を設けるとともに、前記スライドゲートが、下方から上方に向かう動作によって、閉動作されるように構成されており、前記流れ阻止手段が、前記供給口の上方部分を形成する第1内壁面と、この第1内壁面に連続する第2内壁面とによって構成されており、前記第1内壁面は、前記第2内壁面と所定の角度をもって前記第2内壁面から下方向に向かって、かつ、水平面と交わる角度において前記粉粒体の安息角よりも小さい角度で形成され、上下方向にスライド可能であり、下方にスライドしたときには、前記第1内壁面から下方に向かって突出する邪魔板を備えることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、供給部に受け入れられた粉粒体は、スライドゲートの開動作によって供給口から供給されるが、供給される粉粒体は、流れ阻止手段によって、供給口の上方部分への流れ込みがないか、あるいは少ない状態で供給される。そして、スライドゲートの閉動作時においては、このスライドゲートが下方から上方に向かって動作される、つまり、下方から、粉粒体の流れ込みがない上方部分に向かって動作されるため、連続供給される粉粒体が閉動作されるスライドゲートに挟まれかかったとしても、この粉粒体を、その粉粒体が流れ込まない空間に逃がすことができる。その結果、スライドゲートは、粉粒体を挟み込むことなく、完全に閉じるように動作される。
【0011】
このような構成によると、第1内壁面が第2内壁面と所定の角度をもって第2内壁面から下方向に向かって形成されているため、供給部の第2内壁面に沿って流れてきた粉粒体が第1内壁面に達すると、供給される方向に流されながら安息角に沿って広がろうとするが、この第1内壁面は、水平面と交わる角度において粉粒体の安息角よりも小さい角度で形成されているため、粉粒体が安息角に沿って広がりながら流れても、粉粒体は、第1内壁面との接触がないか、あるいは少ない状態で、供給口から供給される。そのため、供給部に受け入れられた粉粒体は、供給口の上方部分への流れ込みがないか、あるいは少ない状態で供給される。
【0012】
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の粉粒体の供給装置が、吸引式の気力輸送手段に接続されていることを特徴としている。
【0013】
本発明の粉粒体の供給装置では、スライドゲートによる閉動作を、粉粒体を挟み込むことなく完全に閉じるように行なえるので、吸引式の気力輸送手段に接続しても、粉粒体の挟み込みによってスライドゲートと供給口との間に隙間が形成され、この隙間から大気が引き込まれることによって、輸送経路が負圧とならず、そのため輸送能力の低下や輸送不能になるという不具合を生じることがなく、常に良好な気力輸送を行なうことができ、気力輸送手段の信頼性を向上させることができる。
【0014】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記スライドゲートは、前記供給口に対して、接触および離間可能に設けられていることを特徴としている。
【0015】
このような構成によると、粉粒体を気力輸送する時には、スライドゲートが閉じた状態で輸送される必要があるが、スライドゲートは供給口に対して接触および離間可能に設けられているので、供給装置内の負圧により、供給口に密着状に接触するようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を説明するための参考実施形態を示す概略説明図であって、フィード部が接続されている気力輸送装置を示す。図1において、この気力輸送装置1は、吸引式の気力輸送手段としての吸引式ブロワ11とローダホッパ12とによって構成されており、原料タンク13に貯蔵される粉粒体としての樹脂ペレットを、たとえば、計量装置、混合装置、乾燥装置、成形装置などの各種の処理を行なうための処理装置14に供給するように構成されている。
【0017】
すなわち、吸引式ブロワ11とローダホッパ12とは、配管15aにより接続されており、また、ローダホッパ12と原料タンク13とは、配管15bにより接続されている。また、ローダホッパ2の出口側、およびブロワ1の上流側には、フィルタ16および17がそれぞれ設けられている。
【0018】
そして、吸引式ブロワ11が運転されることにより、このように接続された輸送経路内が負圧となり、その結果、原料タンク3に貯蔵される樹脂ペレットが吸引されて、配管15bを介してローダホッパ12に気力輸送される。なお、気力輸送されてきた樹脂ペレットと空気とは、フィルタ16により分離され、分離された空気は、配管15aを介してフィルタ17に入り、さらに粉塵などが取り除かれた後、吸引式ブロワ11から排気される。そして、気力輸送された樹脂ペレットは、このローダホッパ12から処理装置14に供給される。なお、フィルタ16および17は、そのいずれか一方のみ設けてもよい。
【0019】
ローダホッパ12は、一時的に樹脂ペレットを溜めるタンク部18と、このタンク部18の下側に接続され、樹脂ペレットを処理装置14に供給するための、フィード部19とを備えている。
【0020】
図2に示すように、フィード部19は、タンク部18から自重によって流れてくる樹脂ペレットを受け入れる供給部20と、供給部20から樹脂ペレットを供給するための供給口21と、供給口21を開閉するためのスライドゲート22とを備えている。
【0021】
供給部20は、下方に傾斜する筒状をなし、下方に向かって開口面積が絞られる上側管部23と、この上側管部23の下端から連続して形成される筒状の下側管部24とが一体に形成されており、下側管部24の下端の開口部によって供給口21が形成されている。なお、この供給口21は、水平面25と直交する垂直方向に沿って形成されている。供給部20を、このような下方に傾斜する筒状とし、その供給口21を、タンク部18の径方向外側に配置するようにすれば、たとえば、処理装置8の受入口を中心として複数のローダホッパ12をその円周上に配置することにより、複数のローダホッパ12から1つの処理装置8に樹脂ペレットなどを同時または連続して供給することができる。
【0022】
なお、この供給部20は、樹脂ペレットを流すことができればその形状は問わず、角筒状または円筒状であってよく、また、下方に垂直方向に向けて形成してもよい。
【0023】
また、供給部20は、その上側管部23において、水平面25と直交方向に形成される第2内壁面としての垂直壁面26と、その下側管部24において、この垂直壁面26の下端から連続し、かつ、この垂直壁面26と所定の角度をもって下方に向かって傾斜する第1内壁面としての傾斜壁面27とを備えている。この傾斜壁面27は、水平面25と交わる角度において樹脂ペレットの安息角θよりも小さい角度αで形成されている。本実施形態では、これら垂直壁面26と傾斜壁面27とによって、供給口21における上方部分の樹脂ペレットの流れを阻止するための流れ阻止手段が形成される。
【0024】
スライドゲート22は、図3にも示すように、供給口21に取り付けられる支持プレート28と、この支持プレート28上に設けられるガイド部材29と、このガイド部材29に取り付けられるゲート部材30と、このゲート部材30に取り付けられるエアシリンダ31とを備えている。
【0025】
支持プレート28は、矩形平板状をなし、供給口21を受け入れるための矩形状の開口部32が形成されている。ガイド部材29は、長手方向に延びる断面L字状の案内溝33が形成されており、供給口21の両側において互いに対向し、案内溝33が向き合った状態で、1対として設けられている。ゲート部材30は、略矩形平板状をなし、その両側部が、1対のガイド部材29の案内溝33に遊嵌された状態で、上下方向にスライド可能とされている。また、このゲート部材30の上部には、供給口21と同形の開口窓34が開口されている。なお、ガイド部材29は、長手方向に延びる断面L字状の案内溝33が形成されるものでなくとも、たとえば、丸棒状のものなどであってもよい。
【0026】
エアシリンダ31は、供給口21の上下方向の長さとほぼ等しいストロークで動作するプランジャ35を備えており、ローダホッパ12のタンク部18に、プランジャ35が上下方向にストロークするような向きでホルダ36によって支持されている。プランジャ35の下端には、略コ字状に形成される挟持部材37が取り付けられている。そして、この挟持部材37にゲート部材30の上端部を遊嵌した状態で、固定ピン38を、この挟持部材37とゲート部材30の上端部とに挿通固定することによって、エアシリンダ31にゲート部材30が取り付けられている。
【0027】
これによって、ゲート部材30は、エアシリンダ31の駆動によって上下方向にスライド動作が可能となるが、これとともに、ゲート部材30は、ガイド部材29および挟持部材37に遊嵌された状態で取り付けられているので、固定ピン38に沿って水平方向にも若干の移動が可能とされる。なお、エアシリンダ31のゲート部材30への取り付けは、このような構成に限らず、たとえば、プランジャ35の下端に、平板状の挟持部材37を取り付けて、その平板状の挟持部材37に、ゲート部材30の上端部を遊嵌した固定ピン38を固定するようにしてもよい。
【0028】
そして、エアシリンダ31は、このゲート部材30が開状態にある時には、図2に示すように、ゲート部材30の開口窓34が、供給口21と一致するように、また、閉状態にある時には、図4に示すように、ゲート部材30の開口窓34が、供給口21よりも上方に位置し、ゲート部材30の下部によって、供給口21が閉じられる状態となるように配置されている。
【0029】
このような構成によって、フィード部19から樹脂ペレットを供給する場合には、エアシリンダ31の駆動により、プランジャ35を下方向に進出させることによって、ゲート部材30を開動作させればよい。図2に示すように、これによって、ゲート部材30の開口窓34が供給口21と一致するため、樹脂ペレットは、自重によって供給口21から開口窓34を通って流出される。また、このような開状態にある場合には、樹脂ペレットが供給口21から連続的に流出されるので、タンク部18からフィード部19の供給部20に受け入れられた樹脂ペレットは、供給口21に向かって流されるが、上側管部23の垂直壁面26に沿って流れてきた樹脂ペレットが、下側管部24の傾斜壁面27に達すると、傾斜壁面27が垂直壁面26に対して所定の角度を有しているため、樹脂ペレットは、供給口21に向かう方向に流されながら安息角θに沿って広がりながら流れるようになる。しかし、この傾斜壁面27は、水平面25と交わる角度において樹脂ペレットの安息角θよりも小さい角度αで形成されているため、樹脂ペレットが安息角θに沿って広がりながら流れても、その樹脂ペレットは、たとえば、点線40に示すような流れとなるため、傾斜壁面27と接触しないか、あるいは接触が少ない状態で、供給口21から流出されるようになる。そのため、供給部20に受け入れられた樹脂ペレットは、供給口21の上方部分39への流れ込みがないか、あるいは少ない状態で流出される。
【0030】
また、フィード部19からの樹脂ペレットの供給を停止する場合には、エアシリンダ31の駆動により、プランジャ35を上方向に退避させることにより、ゲート部材30を閉動作させればよい。これによって、ゲート部材30の開口窓34が供給口21に対して上方向にスライドするため、図4に示すように、供給口21は、ゲート部材30の下部によって閉鎖されるようになる。そして、この閉動作時には、ゲート部材30が、樹脂ペレットが流れ込まない供給口21における上方部分39に向かって動作されるため、供給口21から連続的に流出される樹脂ペレットが、閉動作されるゲート部材30に挟まれかかったとしても、この樹脂ペレットを、その樹脂ペレットが流れ込まない空間41に逃がすことができる。その結果、ゲート部材30は、樹脂ペレットを挟み込むことなく、完全に閉じるように動作される。
【0031】
したがって、このようなスライドゲート22によれば、ゲート部材30を常に完全に閉じるように閉動作させることができるので、樹脂ペレットを挟み込むことによる、ゲート部材30、エアシリンダ31および供給口21の損傷などを防止することができ、スライドゲート22の良好な開閉動作を確保して、ローダホッパ12の耐久性を向上させることができる。
【0032】
また、スライドゲート22による閉動作を、樹脂ペレットを挟み込むことなく常に完全に閉じるように行なえるので、吸引式ブロワ11に接続しても、たとえば、樹脂ペレットの挟み込みによってゲート部材30と供給口21との間に隙間が形成され、この隙間から大気が引き込まれることによって輸送経路が負圧とならず、そのため、輸送能力の低下や輸送不能になるという不具合が発生することもなく、常に良好な気力輸送を行なうことができ、気力輸送装置1の信頼性を向上させることができる。
【0033】
とりわけ、本実施形態のスライドゲート22では、ゲート部材30が、ガイド部材29および挟持部材37に遊嵌された状態で取り付けられているので、固定ピン38に沿って水平方向にも若干の移動が可能とされているので、ゲート部材30は供給口21に対して接触および離間が可能となっている。そのため、開閉動作時には、ゲート部材30は、たとえば、自重により流出しようとする樹脂ペレットに押されたような場合には、供給口21から離れた状態(たとえば、この状態は図2に示される。)でスライドされる。このような場合には、ゲート部材30と供給口21との摩擦接触が少なくなり、円滑かつ効率のよい開閉動作を確保することができる。
【0034】
一方、スライドゲート22が閉じた状態で、樹脂ペレットを気力輸送する時には、吸引式ブロワ11の運転によりローダホッパ12内が負圧となるため、ゲート部材30は供給口21に対して密着状に接触(たとえば、この状態は図4に示される。)するようになる。そのため、輸送経路の気密性を高めることができる。したがって、気力輸送の輸送効率が高められ、輸送能力の向上およびランニングコストの低減を図ることができる。
【0036】
図5は、本発明の粉粒体の供給装置の一例としてのフィード部を示す側断面図である。
このフィード部19では、に示すように、図2に示す構成において、傾斜壁面27における任意の位置に、さらに邪魔板42上方方向(実線および点線で示される。)にスライド可能に設けられている。このような邪魔板42を設けることにより、樹脂ペレットの種類が異なることにより安息角θが変わっても、その邪魔板42をその安息角θに応じて適宜スライドさせることによって、供給口21における上方部分39の粉粒体の流れを常に阻止することができる。
【0037】
なお、上記実施形態および参考実施形態では、スライドゲート22のゲート部材30を、水平面25と直交する垂直方向にスライド動作させるように構成したが、たとえば、供給口21の開口を傾斜状に形成して、ゲート部材30を、垂直方向に対して斜め方向にスライド動作(すなわち、閉動作時においては、斜め上方に向かう動作)させるように構成してもよい。
また、上記実施形態および参考実施形態では、粉粒体の供給装置として、ローダホッパ12のフィード部19を適用したが、本発明の粉粒体の供給装置は、吸引式の気力輸送装置1に限らず、その他のプラスチック、セラミック、金属および食品などの分野における種々の粉粒体を供給するために使用することができる。
また、上記実施形態および参考実施形態では、垂直壁面26と所定の角度をもって下方に向かって傾斜する傾斜壁面27を形成し、この傾斜壁面27を、水平面25と交わる角度において樹脂ペレットの安息角よりも小さい角度αで形成することにより、簡易かつ確実に流れ阻止手段を形成するようにしたが、たとえば、傾斜壁面27とせずに、垂直壁面26と直交するような水平壁面として形成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、スライドゲートを完全に閉じるように閉動作させることができるので、閉状態における粉粒体の漏れを防止できるとともに、粉粒体を挟み込むことによるスライドゲートや供給口の損傷を防止することができ、スライドゲートの良好な開閉動作を確保して、装置の耐久性を向上させることができる。
【0039】
また、流れ阻止手段を、第1内壁面および第2内壁面のみにより構成しているので、簡易かつ確実に、粉粒体の供給口の上方部分への流れ込みを阻止することができる。
【0040】
請求項に記載の発明によれば、本発明の粉粒体の供給装置を吸引式の気力輸送手段に接続することにより、常に良好な気力輸送を行なうことができ、気力輸送手段の信頼性を向上させることができる。
【0041】
請求項に記載の発明によれば、粉粒体を気力輸送する時には、スライドゲートが供給口に密着するようになるため、輸送経路の気密性を高めることができる。したがって、気力輸送の輸送効率が高められ、輸送能力の向上およびランニングコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を説明するための参考実施形態を示す概略説明図であって、フィード部が接続されている気力輸送装置を示す
【図2】 図1に示すローダホッパの、スライドゲートが開状態における要部断面図である。
【図3】 図2における要部正面図である。
【図4】 図1に示すローダホッパの、スライドゲートが閉状態における要部断面図である。
【図本発明の粉粒体の供給装置の一例としてのフィード部を示す側断面図である。
【図】 従来の気力輸送装置の概略説明図である。

Claims (3)

  1. 粉粒体を受け入れる供給部と、前記供給部から粉粒体を供給するための供給口と、前記供給口を開閉するためのスライドゲートとを備える、粉粒体の供給装置において、
    前記供給部に、前記供給口における上方部分の粉粒体の流れを阻止するための流れ阻止手段を設けるとともに、
    前記スライドゲートが、下方から上方に向かう動作によって、閉動作されるように構成されており、
    前記流れ阻止手段が、前記供給口の上方部分を形成する第1内壁面と、この第1内壁面に連続する第2内壁面とによって構成されており、
    前記第1内壁面は、
    前記第2内壁面と所定の角度をもって前記第2内壁面から下方向に向かって、かつ、水平面と交わる角度において前記粉粒体の安息角よりも小さい角度で形成され、
    上下方向にスライド可能であり、下方にスライドしたときには、前記第1内壁面から下方に向かって突出する邪魔板を備えることを特徴とする、粉粒体の供給装置。
  2. 吸引式の気力輸送手段に接続されていることを特徴とする、請求項に記載の粉粒体の供給装置。
  3. 前記スライドゲートは、前記供給口に対して、接触および離間可能に設けられていることを特徴とする、請求項に記載の粉粒体の供給装置。
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