JP2000198522A - 搬送物支持装置 - Google Patents

搬送物支持装置

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JP2000198522A
JP2000198522A JP11003165A JP316599A JP2000198522A JP 2000198522 A JP2000198522 A JP 2000198522A JP 11003165 A JP11003165 A JP 11003165A JP 316599 A JP316599 A JP 316599A JP 2000198522 A JP2000198522 A JP 2000198522A
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JP
Japan
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cylinder
rod
pair
support device
turning
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Pending
Application number
JP11003165A
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English (en)
Inventor
Shigehiko Harada
茂彦 原田
Isamu Sumasu
勇 須増
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数車種のボディを左右両側から支持する旋回
式ボディ支持アームを生産されるボディに応じて正確に
選択停止させ、安定した状態で自動車を搬送すること。 【解決手段】 搬送装置10は、走行レールRに沿って
移動する前後一対のハンガーアーム12,12を有す
る。ハンガーアーム12,12の下縁にボディの支持装
置14が設けられている。支持装置14のフレーム16
には、前後一対の垂直旋回軸18,20が回転自在に取
り付けられている。第1の垂直旋回軸18及び第2の垂
直旋回軸20にはそれぞれ歯車22,24が取り付けら
れている。フレーム16と垂直旋回軸18の旋回レバー
26との間には、背面合わせのシリンダ対28が設けら
れている。第2の垂直旋回軸20には、その上端に水平
アーム30が着脱自在に取り付けられている。シリンダ
対28は第1のシリンダ32と第2のシリンダ34より
構成されている。第1のシリンダ32のロッドは、支持
装置14のフレーム16にヒンジ結合され、第2のシリ
ンダ34のロッドは、旋回レバー26の先端にヒンジ結
合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きさの異なる搬
送物を左右から支持する支持装置に関する。より詳細に
は、本発明は、自動車組立ラインにおいて複数車種のボ
ディを前後左右で正確な位置で支持することができる搬
送物支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車組立ラインでは、1つのラ
インで複数種の自動車が生産される。例えば、1つの自
動車組立ラインでセダンやレクリエーショナルヴィーク
ル等の車種が生産される。これらの車種はボディのサイ
ズや形状が異なるので、それぞれの車種に対応できるよ
うに搬送装置におけるボディ支持アームの位置を変更す
る必要がある。例えば、吊下式の搬送装置では、ハンガ
ーアームの下端にボディの4隅を支持する支持アームが
設けられている。その支持アームは、垂直旋回軸と、そ
の旋回軸に取り付けられて水平方向に延びる複数のアー
ムと、旋回軸を旋回駆動する油圧式又は空圧式シリンダ
より構成されている。複数のアームは旋回軸からの距離
がそれぞれ異なっており、選択されたアームをボディに
対応する定位置に停止させることで、複数車種のボディ
を支持できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、選択された
アームを定位置に停止させるために、ブレーキ付きシリ
ンダが使用されており、特定車種のボディを支持する
際、ブレーキに頼っている。1つのラインで3車種の自
動車を生産する場合、シリンダは、そのロッドの前進限
で1つの車種に対応させて旋回軸を停止させ、そのロッ
ドの後退限で他の1つの車種に対応させて旋回軸を停止
させる。しかし、前進限と後退限の間の中間位置でブレ
ーキによりロッドを停止させて旋回軸を停止させると、
アームの停止精度にばらつきが生じる。そのため、個々
のアームがボディの特定の位置に整合せず、しかも4隅
の相対的な支持位置も狂って自動車ボディが不安定な状
態で搬送されることになる。こうなると、重量物を搬送
するのに危険であり、ロボットによる無人化組立作業も
困難になり、作業者の安全も確保することができない。
また、中間位置に対応させてロッドの突出量を調整する
にも、多大な時間や手間がかかり、ハンガーアーム毎に
4つのシリンダを調整するとなると、その調整作業は膨
大である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送物を左右
から支持するそれぞれの支持具が、垂直旋回軸と、該旋
回軸に取り付けられた複数の水平アームと、前記旋回軸
を旋回駆動するシリンダ対を有し、前記シリンダ対が第
1のストロークで作動するロッドを備えた第1シリンダ
と第2のストロークで作動するロッドを備えた第2シリ
ンダとを背面合わせで固定して構成され、前記第1シリ
ンダのロッドが前記支持具フレームに取り付けられると
ともに、前記第2シリンダのロッドが前記旋回軸に取り
付けられている搬送物支持装置により前記課題を解決し
た。
【0005】本発明の搬送物支持装置は、自動車のボデ
ィを支持するのに好適であり、以下、ハンガーアームの
下縁で、自動車ボディの前後左右を支持する吊り下げ式
自動車ボディ搬送装置を例にして、本発明の搬送物支持
装置の動作を説明する。なお、本発明の搬送物支持装置
は、床面走行式自動車ボディ搬送装置にも用いることが
できる。
【0006】第1シリンダ及び第2シリンダはそれぞれ
所定ストロークで作動するロッドを備えており、それぞ
れのロッドの前進限と後退限の停止位置を利用すること
で、シリンダ対は垂直旋回軸を所定の角度で旋回させ
る。第1シリンダ及び第2シリンダのON・OFFの組
合せにより、シリンダ対は3又は4の動作位置をとる。
第1シリンダのロッドのストロークと第2シリンダのロ
ッドのストロークを同じくすると、シリンダ対は3つの
動作位置をとり、第1シリンダのロッドのストロークと
第2シリンダのロッドのストロークを異ならせると、シ
リンダ対は4つの動作位置をとる。シリンダ対の動作位
置に対応して、垂直旋回軸は3又は4の角度位置で停止
する。水平アームは、シリンダ対の動作位置の数すなわ
ち垂直旋回軸の角度位置の数に対応して複数設けられて
いる。そして、シリンダ対の動作位置によって使用され
るべき水平アームが選択される。それぞれの水平アーム
の停止位置は、第1シリンダのロッド及び第2シリンダ
のロッドの前進限又は後退限によって定められ、生産車
種のサイズに対応した位置に正確に停止する。こうする
ことで、個々の水平アームの停止位置精度が向上し、ひ
いては、前後左右の水平アームの相対的な停止位置精度
が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、3つ又は4つの水平
アームを角度的に90度以上間隔をおいて設けることが
好ましい。こうすることにより、選択された水平アーム
のみを左右の垂直旋回軸より内側に突出させることがで
きる。この場合、水平アームを180度以上旋回させる
ことが必要になる。そのため、本形態の支持装置では、
シリンダ対が旋回駆動する第1の垂直旋回軸と、水平ア
ームが取り付けられた第2の垂直旋回軸とを設け、ギヤ
又はベルト等を利用してそれぞれの垂直旋回軸を所定の
減速比で連結し、水平アームが取り付けられた垂直旋回
軸を増速旋回させることが好ましい。例えば、第2の垂
直旋回軸に3つの水平アームを90度間隔で設け、減速
比を1/2にして第1の垂直旋回軸を45度毎に旋回さ
せると、シリンダ対は第1の垂直旋回軸と干渉すること
なく、水平アームを旋回させる。
【0008】また、シリンダ対の一方のシリンダのロッ
ドにラックを設けるとともに、垂直旋回軸にピニオンを
設け、ラックのピニオンを噛合させると、シリンダ対と
干渉することなく垂直旋回軸を旋回させることができ
る。例えば、第2の垂直旋回軸に4つの水平アームを9
0度間隔で設け、さらに、第1のシリンダのロッドのス
トロークと第2のシリンダのロッドのストロークの比を
1:2にすることで、4つの水平アームは90度毎に停
止する。
【0009】
【実施例】図1及び図2には、天井吊り下げ式の自動車
ボディの搬送装置10の組立ラインの一部が示されてい
る。搬送装置10は、走行レールRに沿って移動する前
後一対のハンガーアーム12,12を有し、ハンガーア
ーム12,12の下縁にボディの支持装置14が設けら
れている。支持装置14はその姿勢を維持するためガイ
ドレールGに沿って案内されており、ハンガーアーム1
2は傾動ができなくなっている。なお、図1及び図2に
示された実施例では、搬送装置自体が天井吊り下げ式で
あるが、本発明は、床面走行式の搬送装置にも利用する
ことができる。
【0010】図3及び図4に示されるように、支持装置
14は、ハンガーアーム12に固定されたフレーム16
を有し、このフレーム16に、前後一対の垂直旋回軸1
8,20が回転自在に取り付けられている。第1の垂直
旋回軸18及び第2の垂直旋回軸20にはそれぞれ歯車
22,24が取り付けられており、1/2の減速比で噛
合している。支持装置14のフレーム16と、第1の垂
直旋回軸18の旋回レバー26の間には、背面合わせの
シリンダ対28がそれぞれロッドをヒンジ結合されてい
る。第2の垂直旋回軸20には、その上端において、水
平アーム30が着脱自在に取り付けられている。
【0011】シリンダ対28は第1のシリンダ32と第
2のシリンダ34より構成され、それぞれのシリンダ3
2,34のロッドは所定のストロークで作動する。第1
のシリンダ32のロッドは、支持装置14のフレーム1
6にヒンジ結合され、第2のシリンダ34のロッドは、
旋回レバー26の先端にヒンジ結合されている。第1及
び第2シリンダ32,34は空圧式でロッドが作動する
が、他の駆動手段を採用してもよい。本実施例では、第
1のシリンダ32のロッドストロークと第2のシリンダ
34のロッドストロークは同じである。両方のシリンダ
のロッドが後退限にあるとき、いずれか一方のシリンダ
のロッドが前進限にあるとき、及び、両方のシリンダの
ロッドが前進限にあるときの3つの動作位置がある。こ
れにより、第1の垂直旋回軸18は3つの角度位置で停
止し、第1の垂直旋回軸18に歯車同士で噛合する第2
の垂直旋回軸20も3つの角度位置で停止する。
【0012】それぞれの支持装置14において、水平ア
ーム30は90度間隔で3方向に延びており、それぞれ
の水平アーム30,30,30の長さは異なる。第2の
垂直旋回軸20が取り付けられた3本の水平アームは、
シリンダ対28の動作に伴って、いずれか1つの水平ア
ーム30のみが搬送物であるボディAの下方に延び、そ
の搬送物Aを支持するようになっている。水平アーム3
0,30,30のそれぞれの長さは、生産車種のボディ
のサイズや形状に対応しており、組立ラインを流れる自
動車に応じて選択される。また、水平アーム自体を交換
することで、より多品種の搬送物を支持することができ
る。
【0013】また、第1のシリンダ32のロッドのスト
ロークと第2のシリンダ34のロッドのストロークを
1:2の比率に設定することで、第2の垂直旋回軸20
は、4つの停止位置を有することになり、水平アームを
90度間隔で4本にして4車種の自動車の生産に対応さ
せることもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、第1シリンダと第2シリンダ
とを背面合わせで固定して、シリンダのロッドの前進限
と後退限において垂直旋回軸及び水平アームを停止させ
るようになっているので、ロッドのストロークの中間位
置で停止させる場合に比べて水平アームの停止位置精度
が極めて正確である。従って、個々の水平アームの停止
位置が搬送物に整合するとともに、複数の水平アームの
停止位置も互い整合し、正確で且つ安定して搬送物を搬
送することができる。また、本発明では、ロッドの前進
限及び後退限のみを利用して水平アームの停止位置を定
めているので、中間停止位置を定めるブレーキ機構が不
要であり、例えば、停止位置を検知するための近接スイ
ッチやリミットスイッチを使用する必要もない。さら
に、ロッドの前進限及び後退限で水平アームの停止位置
を定めているので、試運転時のロッドの突出量の調整が
不要であり、水平アームの停止位置の調整が極めて容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による搬送物支持装置を有する搬送装
置の正面図。
【図2】 本発明による搬送物支持装置を有する搬送装
置の側面図。
【図3】 支持装置の側面図。
【図4】 上部フレームを除く支持装置の平面図。
【符号の説明】
A 搬送物 G ガイ
ドレール R 走行レール 10 搬送
装置 12 ハンガーアーム 14 支持
装置 16 フレーム 18,20 垂直
旋回軸 22,24 歯車 26 旋回
レバー 28 シリンダ対 30 水平
アーム 32,34 シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を左右から支持するそれぞれの支
    持具が、垂直旋回軸と、該旋回軸に取り付けられた複数
    の水平アームと、前記旋回軸を旋回駆動するシリンダ対
    を有し、 前記シリンダ対が第1のストロークで作動するロッドを
    備えた第1シリンダと第2のストロークで作動するロッ
    ドを備えた第2シリンダとを背面合わせで固定して構成
    され、前記第1シリンダのロッドが前記支持具フレーム
    に取り付けられるとともに、前記第2シリンダのロッド
    が前記旋回軸に取り付けられていることを特徴とする、
    搬送物支持装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102910426A (zh) * 2011-09-23 2013-02-06 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种自行小车转向系统
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CN108439180A (zh) * 2018-05-11 2018-08-24 中国汽车工业工程有限公司 一种实现底涂大小车共线交接的机构
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CN109573500A (zh) * 2018-12-17 2019-04-05 天奇自动化工程股份有限公司 适应不同轮距的随行机构

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