JPH0720094Y2 - ワークの移載装置 - Google Patents
ワークの移載装置Info
- Publication number
- JPH0720094Y2 JPH0720094Y2 JP1989118783U JP11878389U JPH0720094Y2 JP H0720094 Y2 JPH0720094 Y2 JP H0720094Y2 JP 1989118783 U JP1989118783 U JP 1989118783U JP 11878389 U JP11878389 U JP 11878389U JP H0720094 Y2 JPH0720094 Y2 JP H0720094Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- arm
- transfer device
- receiving portion
- rotating plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ワークの移載装置に関し、例えば、自動車車
体の溶接工程から塗装工程に車体を搬送する際などに用
いられる移載装置に関する。
体の溶接工程から塗装工程に車体を搬送する際などに用
いられる移載装置に関する。
（従来の技術） 自動車車体の溶接工程から塗装工程に車体を搬送する際
には、仕上げ作業を終了して台車（第４図に「23」にて
示す）に搭載された車体を洗浄工程用ハンガーに移載す
るために、テーブルリフタあるいはドロップリフタと呼
ばれる移載装置が設置されている。
には、仕上げ作業を終了して台車（第４図に「23」にて
示す）に搭載された車体を洗浄工程用ハンガーに移載す
るために、テーブルリフタあるいはドロップリフタと呼
ばれる移載装置が設置されている。
従来の移載装置（テーブルリフタ）は、第４図に示すよ
うに、フロアコンベア（不図示）の両側に立つ４本の支
柱１を有し、各支柱１に固着されたガイドレール２に沿
って上下移動可能なように都合４つのアーム支持部３が
設けられており、前記フロアコンベアに対して同じ側に
位置する２つのアーム支持部３は補強材などにより連結
されている。そして、各側に位置するアーム支持部３
は、ワイヤ４を介して図示しない駆動モータによって同
時に上下移動するように構成されている。
うに、フロアコンベア（不図示）の両側に立つ４本の支
柱１を有し、各支柱１に固着されたガイドレール２に沿
って上下移動可能なように都合４つのアーム支持部３が
設けられており、前記フロアコンベアに対して同じ側に
位置する２つのアーム支持部３は補強材などにより連結
されている。そして、各側に位置するアーム支持部３
は、ワイヤ４を介して図示しない駆動モータによって同
時に上下移動するように構成されている。
このアーム支持部３には、対向する複数対のローラ５が
設けられ、このローラ５間には、先端にアタッチメント
と呼ばれる車体の受け部６を有するアーム７が設けられ
ている。このアーム７は、図示しないエアーシリンダ等
からなる駆動源によって、車体Ｗに対して前記受け部６
が接する位置と、この車体Ｗから後退する位置とに往復
移動可能になっている。
設けられ、このローラ５間には、先端にアタッチメント
と呼ばれる車体の受け部６を有するアーム７が設けられ
ている。このアーム７は、図示しないエアーシリンダ等
からなる駆動源によって、車体Ｗに対して前記受け部６
が接する位置と、この車体Ｗから後退する位置とに往復
移動可能になっている。
この移載装置内であって、前記フロアコンベアの上部に
は、塗装工程の洗浄工程用ハンガ８を搬送するオーバー
ヘッドコンベア９（フリーレールのみを図示する）が設
けられ、さらに、この移載装置内でハンガ８を開閉する
ハンガ開閉装置（不図示）が当該移載装置に設けられて
いる。
は、塗装工程の洗浄工程用ハンガ８を搬送するオーバー
ヘッドコンベア９（フリーレールのみを図示する）が設
けられ、さらに、この移載装置内でハンガ８を開閉する
ハンガ開閉装置（不図示）が当該移載装置に設けられて
いる。
前記アーム７先端に取り付けられる受け部６は、例えば
シルアウタやシルフランジの形状など、対応する所定位
置の形状に形成されており、通常ゴム系樹脂により構成
されている。
シルアウタやシルフランジの形状など、対応する所定位
置の形状に形成されており、通常ゴム系樹脂により構成
されている。
（考案が解決しようとする課題） ところが、このような従来の移載装置にあっては、アー
ム先端の受け部が車体の所定位置に対応した形状となっ
ていることから、多種類の車体を生産する、いわゆる多
車種混合ラインに適用できなかった。したがって、一つ
の生産ラインにおいては、外形寸法が近似した車種のみ
を生産せざるを得なかった。
ム先端の受け部が車体の所定位置に対応した形状となっ
ていることから、多種類の車体を生産する、いわゆる多
車種混合ラインに適用できなかった。したがって、一つ
の生産ラインにおいては、外形寸法が近似した車種のみ
を生産せざるを得なかった。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、多車種混合ラインに適応し得る移載装置
を提供することを目的とする。
たものであり、多車種混合ラインに適応し得る移載装置
を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するための本考案は、ワークに接する受
け部を有する複数のアームを、前記ワークに対して近接
する前進位置と離間する後退位置とに移動自在に設ける
と共に移載位置間を上下動自在に設けてなる移載装置に
おいて、前記各アーム先端に、回動板を回転自在に取り
付け、前記回動板にワークを支持しかつ幅方向に位置決
めする複数の受け部を取り付け、移載されるワークに応
じて前記回動板を回転させて前記複数の受け部から所定
の受け部を選択する選択手段を前記アームに取り付け、
ワークの種類に応じた信号が入力される入力部と、入力
された信号に基づいて前記選択手段に動作信号を出力す
る出力部とを有する制御手段により前記選択手段の作動
制御を行うことを特徴とするワークの移載装置である。
け部を有する複数のアームを、前記ワークに対して近接
する前進位置と離間する後退位置とに移動自在に設ける
と共に移載位置間を上下動自在に設けてなる移載装置に
おいて、前記各アーム先端に、回動板を回転自在に取り
付け、前記回動板にワークを支持しかつ幅方向に位置決
めする複数の受け部を取り付け、移載されるワークに応
じて前記回動板を回転させて前記複数の受け部から所定
の受け部を選択する選択手段を前記アームに取り付け、
ワークの種類に応じた信号が入力される入力部と、入力
された信号に基づいて前記選択手段に動作信号を出力す
る出力部とを有する制御手段により前記選択手段の作動
制御を行うことを特徴とするワークの移載装置である。
（作用） このように構成した本考案にあっては、移載されるワー
クの種類に応じた信号が制御手段に入力されると、制御
手段からワークの種類に応じた信号が出力され、選択手
段が作動される。この選択手段は、アームの先端に回動
自在に取り付けられる回動板を回転させるものであり、
この回動板が回転されると、回動板に取り付けられた複
数の受け部のうちから移載されるワークに対応した受け
部が選択され、所定の位置に移動される。このようにし
て選択された受け部にワークを接しさせると、このワー
クが幅方向について位置決めされる。したがって、多種
類のワークを同一ラインにて生産することができる。
クの種類に応じた信号が制御手段に入力されると、制御
手段からワークの種類に応じた信号が出力され、選択手
段が作動される。この選択手段は、アームの先端に回動
自在に取り付けられる回動板を回転させるものであり、
この回動板が回転されると、回動板に取り付けられた複
数の受け部のうちから移載されるワークに対応した受け
部が選択され、所定の位置に移動される。このようにし
て選択された受け部にワークを接しさせると、このワー
クが幅方向について位置決めされる。したがって、多種
類のワークを同一ラインにて生産することができる。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は、本考案の一実施例を示す要部側面図、第２図
および第３図は、同実施例の受け部を選択する状態を示
す要部側面図である。
および第３図は、同実施例の受け部を選択する状態を示
す要部側面図である。
本実施例の移載装置は、自動車車体の溶接工程から塗装
工程に搬送する際に用いる移載装置であって、第４図に
示す従来の移載装置と同様にフロアコンベアの両側に樹
立された４本の支柱１を有し、各支柱１に固着されたガ
イドレール２に沿って上下移動可能なように都合４つの
アーム支持部３が設けられている。また、このアーム支
持部３は、前記フロアコンベアに対して同じ側に位置す
る２つのアーム支持部３は補強材などによって連結され
ている。各側に位置するアーム支持部３は、ワイヤ４を
介して図示しない駆動モータによって同時に上下移動す
るように構成されている。
工程に搬送する際に用いる移載装置であって、第４図に
示す従来の移載装置と同様にフロアコンベアの両側に樹
立された４本の支柱１を有し、各支柱１に固着されたガ
イドレール２に沿って上下移動可能なように都合４つの
アーム支持部３が設けられている。また、このアーム支
持部３は、前記フロアコンベアに対して同じ側に位置す
る２つのアーム支持部３は補強材などによって連結され
ている。各側に位置するアーム支持部３は、ワイヤ４を
介して図示しない駆動モータによって同時に上下移動す
るように構成されている。
このアーム支持部３には、対向する複数対のローラ５が
設けられ、このローラ５間にはアーム７が設けられてい
る。アーム７先端には、２種類の受け部10a,10bを有す
る回動板11が軸12を中心として回動自在に取り付けられ
ている。
設けられ、このローラ５間にはアーム７が設けられてい
る。アーム７先端には、２種類の受け部10a,10bを有す
る回動板11が軸12を中心として回動自在に取り付けられ
ている。
第2,3図に詳示するように、前記回動板11に取り付けら
れた受け部10a,10bは、車幅が狭い車体（ワーク）W1の
シルアウタの形状に対応して形成された受け部10aと、
この車幅より広い車幅の車体W2のシルアウタの形状に対
応して形成された受け部10bとからなり、互いに90°の
位相で回動板11に固定されている。このように車幅に応
じた形状の受け部10a,10bを用いると、ワークＷは、ハ
ンガ８に積込まれると同時に幅方向について正確に位置
決めされる。この結果、移載先におけるワークＷの搬送
位置が極めて安定するので、アーム７からハンガ８への
ワークＷの受渡し作業が円滑かつ確実に行われる。また
ハンガ８にワークを位置決めする手段を設ける必要がな
いので、ハンガを軽量化でき、オーバーヘッドコンベア
９の負担を軽減できる。回動板11の一側から突出した突
出部13にはピン14によって第１リンク15が回動自在に取
り付けられ、一方この第１リンク15の他端は、アーム７
にピン16によって回動自在に取り付けられた第２リンク
17の一端が、回動板11から突出した突出部18の長孔19と
共にピン20により回動自在に取り付けられている。ま
た、第２リンク17の下端には、アーム７に取り付けられ
たエアーシリンダ（選択手段）21の先端部がピン22によ
り回動自在に取り付けられている。このように構成した
リンク機構により、エアーシリンダ21の先端部を第２図
に示す状態から前進させると、第３図に示すように回動
板11は受け部10bが水平位置となるように90°回動す
る。このように、エアシリンダ21を進退させることによ
りアーム７の位置とは無関係に受け部10a,10bを切換え
ることができるので、例えばハンガ８へワークＷを積込
む位置においてもエアシリンダ21により受け部10a,10b
を切換えることができる。したがって、受け部を切換え
るための別ステージを設ける必要がなく、向上のスペー
スを有効に使用することができる。このエアーシリンダ
21への作動指令は、例えば車種検出手段からの車種検出
データを入力する入力部と、この入力されたデータによ
ってエアーシリンダ先端を前進あるいは後退させる出力
信号を発する出力部とを備えた制御手段により行うこと
ができる。具体的には、複数の光電管によって車体形状
を判断し、この判断データを制御手段に入力すると共
に、判断されたデータが車種W1である場合にはエアーシ
リンダ21に後退指令を発して受け部10aを水平位置に
し、一方、判断されたデータが車種W2である場合にはエ
アーシリンダ21に前進指令を発して受け部10bを水平位
置にする。
れた受け部10a,10bは、車幅が狭い車体（ワーク）W1の
シルアウタの形状に対応して形成された受け部10aと、
この車幅より広い車幅の車体W2のシルアウタの形状に対
応して形成された受け部10bとからなり、互いに90°の
位相で回動板11に固定されている。このように車幅に応
じた形状の受け部10a,10bを用いると、ワークＷは、ハ
ンガ８に積込まれると同時に幅方向について正確に位置
決めされる。この結果、移載先におけるワークＷの搬送
位置が極めて安定するので、アーム７からハンガ８への
ワークＷの受渡し作業が円滑かつ確実に行われる。また
ハンガ８にワークを位置決めする手段を設ける必要がな
いので、ハンガを軽量化でき、オーバーヘッドコンベア
９の負担を軽減できる。回動板11の一側から突出した突
出部13にはピン14によって第１リンク15が回動自在に取
り付けられ、一方この第１リンク15の他端は、アーム７
にピン16によって回動自在に取り付けられた第２リンク
17の一端が、回動板11から突出した突出部18の長孔19と
共にピン20により回動自在に取り付けられている。ま
た、第２リンク17の下端には、アーム７に取り付けられ
たエアーシリンダ（選択手段）21の先端部がピン22によ
り回動自在に取り付けられている。このように構成した
リンク機構により、エアーシリンダ21の先端部を第２図
に示す状態から前進させると、第３図に示すように回動
板11は受け部10bが水平位置となるように90°回動す
る。このように、エアシリンダ21を進退させることによ
りアーム７の位置とは無関係に受け部10a,10bを切換え
ることができるので、例えばハンガ８へワークＷを積込
む位置においてもエアシリンダ21により受け部10a,10b
を切換えることができる。したがって、受け部を切換え
るための別ステージを設ける必要がなく、向上のスペー
スを有効に使用することができる。このエアーシリンダ
21への作動指令は、例えば車種検出手段からの車種検出
データを入力する入力部と、この入力されたデータによ
ってエアーシリンダ先端を前進あるいは後退させる出力
信号を発する出力部とを備えた制御手段により行うこと
ができる。具体的には、複数の光電管によって車体形状
を判断し、この判断データを制御手段に入力すると共
に、判断されたデータが車種W1である場合にはエアーシ
リンダ21に後退指令を発して受け部10aを水平位置に
し、一方、判断されたデータが車種W2である場合にはエ
アーシリンダ21に前進指令を発して受け部10bを水平位
置にする。
なお、回動板11を回動させるために用いる駆動手段（本
実施例にあってはエアーシリンダ21）および上記リンク
機構は、本実施例に限定されることはなく、他の一般的
な手段および機構を用いることができる。
実施例にあってはエアーシリンダ21）および上記リンク
機構は、本実施例に限定されることはなく、他の一般的
な手段および機構を用いることができる。
さらに、前記アーム７は、図示しないエアーシリンダ等
からなる駆動源によって、車体（ワーク）Ｗに対して前
記受け部10a,10bの一方が接する位置と、この車体Ｗか
ら後退する位置とに往復移動可能になっている。
からなる駆動源によって、車体（ワーク）Ｗに対して前
記受け部10a,10bの一方が接する位置と、この車体Ｗか
ら後退する位置とに往復移動可能になっている。
また、第４図に示す従来例と同様に、この移載装置内で
あって、前述したフロアコンベアの上部には、塗装工程
の洗浄工程用ハンガ８を搬送するオーバーヘッドコンベ
ア９（フリーレールのみを示す）が設けられ、さらに、
この移載装置内でハンガ８を開閉するハンガ開閉装置
（不図示）が当該移載装置に設けられている。
あって、前述したフロアコンベアの上部には、塗装工程
の洗浄工程用ハンガ８を搬送するオーバーヘッドコンベ
ア９（フリーレールのみを示す）が設けられ、さらに、
この移載装置内でハンガ８を開閉するハンガ開閉装置
（不図示）が当該移載装置に設けられている。
次に、本実施例の移載装置を用い、台車に搭載された状
態で溶接工程を終了した車体を塗装工程のハンガに移載
する場合について説明する。
態で溶接工程を終了した車体を塗装工程のハンガに移載
する場合について説明する。
まず、アーム７が所定の原位置にある状態で、溶接工程
を終了して台車23に搭載された車体Ｗが、移載装置内に
搬送されると、図示しない光電管などからなる車種検出
手段によって車体の種類が判断される。すると、この判
断データがエアーシリンダ21に出力され、当該判断デー
タが車体W1である場合には受け部10aを、また車体W2で
ある場合には受け部10bを選択するようにシリンダ21が
前進あるいは後退する。この動作と相前後して、空ハン
ガ８（車体を搭載していないハンガ）が当該移載装置内
に搬送され、ハンガ開閉装置によってハンガアームが開
いた状態で待機する。
を終了して台車23に搭載された車体Ｗが、移載装置内に
搬送されると、図示しない光電管などからなる車種検出
手段によって車体の種類が判断される。すると、この判
断データがエアーシリンダ21に出力され、当該判断デー
タが車体W1である場合には受け部10aを、また車体W2で
ある場合には受け部10bを選択するようにシリンダ21が
前進あるいは後退する。この動作と相前後して、空ハン
ガ８（車体を搭載していないハンガ）が当該移載装置内
に搬送され、ハンガ開閉装置によってハンガアームが開
いた状態で待機する。
前述したようにアーム先端の受け部10が車体Ｗの種類に
対応した受け部に選択され、かつアーム７が後退した状
態で、アーム支持部３が原位置から車体Ｗのシルアウタ
より僅かに下まで下降する。ついで、アーム７が車体Ｗ
に対して前進すると、受け部10がシルアウタの下部に位
置するようになる。この状態から、アーム支持部３が駆
動手段によって上昇すると、受け部10がシルアウタに当
接することとなり、これによって車体Ｗが台車23から離
れアーム７のみに搭載されてハンガ８方向に上昇する。
対応した受け部に選択され、かつアーム７が後退した状
態で、アーム支持部３が原位置から車体Ｗのシルアウタ
より僅かに下まで下降する。ついで、アーム７が車体Ｗ
に対して前進すると、受け部10がシルアウタの下部に位
置するようになる。この状態から、アーム支持部３が駆
動手段によって上昇すると、受け部10がシルアウタに当
接することとなり、これによって車体Ｗが台車23から離
れアーム７のみに搭載されてハンガ８方向に上昇する。
アーム支持部３が、ハンガ８が待機する所定の位置まで
上昇すると、当該アーム支持部３は停止しハンガ８が閉
じる。ついで、アーム支持部３が再び原位置に戻るため
に下降すると、今までアーム７に搭載されていた車体Ｗ
はハンガ８に移載されることとなる。そしてワークＷ
は、受け部10a,10bに載置されると同時に幅方向につい
て正確に位置決めされる。一方、原位置まで下降したア
ーム支持部３は、アーム７が後退した状態で次の車体を
待機する。
上昇すると、当該アーム支持部３は停止しハンガ８が閉
じる。ついで、アーム支持部３が再び原位置に戻るため
に下降すると、今までアーム７に搭載されていた車体Ｗ
はハンガ８に移載されることとなる。そしてワークＷ
は、受け部10a,10bに載置されると同時に幅方向につい
て正確に位置決めされる。一方、原位置まで下降したア
ーム支持部３は、アーム７が後退した状態で次の車体を
待機する。
このような車幅などの車体形状が異なる複数種類の車体
を同一ラインにて生産する場合にあっても、本実施例の
移載装置によれば、受け部を適宜選択することにより好
適に対応することができ、多車種混合生産を実現するこ
とができる。
を同一ラインにて生産する場合にあっても、本実施例の
移載装置によれば、受け部を適宜選択することにより好
適に対応することができ、多車種混合生産を実現するこ
とができる。
本考案は、上述した実施例に限定されることなく本考案
の要旨を越えない限りにおいて種々の変更を行なうこと
ができる。例えば、アーム先端に取り付ける複数の受け
部は２種類に限定されることなく、３種類以上設けても
良い。また、上記実施例にあっては、複数の受け部を固
定した回動板を鉛直面上で回動自在に設けたが、これを
水平面上で回動自在に設けることも可能である。この場
合、受け部に加わる車体の荷重をシリンダで受けずに別
部材で受けるように構成することができるため、受け部
の強度が向上する。
の要旨を越えない限りにおいて種々の変更を行なうこと
ができる。例えば、アーム先端に取り付ける複数の受け
部は２種類に限定されることなく、３種類以上設けても
良い。また、上記実施例にあっては、複数の受け部を固
定した回動板を鉛直面上で回動自在に設けたが、これを
水平面上で回動自在に設けることも可能である。この場
合、受け部に加わる車体の荷重をシリンダで受けずに別
部材で受けるように構成することができるため、受け部
の強度が向上する。
さらに、上述した実施例に係る移載装置は、溶接工程と
塗装工程との間に設置される移載装置について説明した
が、例えば溶接工程内、あるいは塗装工程内、もしくは
塗装工程と組立工程との間等に設置される移載装置にも
適用し得ることは詳述するまでもない。
塗装工程との間に設置される移載装置について説明した
が、例えば溶接工程内、あるいは塗装工程内、もしくは
塗装工程と組立工程との間等に設置される移載装置にも
適用し得ることは詳述するまでもない。
（考案の効果） 以上述べたように本考案によれば、各アームの先端に取
り付けられる回動板を選択手段によって回転させること
により、回動板に取り付けられた複数の受け部のうちか
ら移載するワークに対応した受け部を選択するようにし
たため、複数種類のワークを移載することができ、汎用
性に富む移載装置を提供することができる。また、受け
部により、ワークが幅方向について正確に位置決めされ
るので、移載先でのワークの位置精度が向上し、次工程
へのワークの受渡し作業が円滑かつ確実になる。そし
て、受け部を選択する選択手段がアームに取り付けられ
ているので、アームの位置とは無関係に、受け部を選択
することができる。さらに、この選択手段の動作を、ワ
ークの種類に応じて信号が入力される制御手段により制
御しているので、移載されるワークに応じた受け部を自
動的に選択することができる。したがって、このような
移載装置を用いれば、ワークオン変化に柔軟に対応で
き、多車種混合生産が可能になる。
り付けられる回動板を選択手段によって回転させること
により、回動板に取り付けられた複数の受け部のうちか
ら移載するワークに対応した受け部を選択するようにし
たため、複数種類のワークを移載することができ、汎用
性に富む移載装置を提供することができる。また、受け
部により、ワークが幅方向について正確に位置決めされ
るので、移載先でのワークの位置精度が向上し、次工程
へのワークの受渡し作業が円滑かつ確実になる。そし
て、受け部を選択する選択手段がアームに取り付けられ
ているので、アームの位置とは無関係に、受け部を選択
することができる。さらに、この選択手段の動作を、ワ
ークの種類に応じて信号が入力される制御手段により制
御しているので、移載されるワークに応じた受け部を自
動的に選択することができる。したがって、このような
移載装置を用いれば、ワークオン変化に柔軟に対応で
き、多車種混合生産が可能になる。
第１図は本考案の一実施例を示す要部側面図、第２〜３
図は同実施例の受け部を示す側面図、第４図は従来の移
載装置を示す側面図である。 W1,W2…車体（ワーク）、７…アーム、10a,10b…受け
部。
図は同実施例の受け部を示す側面図、第４図は従来の移
載装置を示す側面図である。 W1,W2…車体（ワーク）、７…アーム、10a,10b…受け
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−203607（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−216878（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−216879（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−205872（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−203608（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−120178（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−29363（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−192766（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−173281（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−50080（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−107095（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−101772（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭64−7095（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭51−44303（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】ワークに接する受け部を有する複数のアー
ムを、前記ワークに対して近接する前進位置と離間する
後退位置とに移動自在に設けると共に移載位置間を上下
動自在に設けてなる移載装置において、 前記各アーム先端に、回動板を回転自在に取り付け、 前記回動板にワークを支持しかつ幅方向に位置決めする
複数の受け部を取り付け、 移載されるワークに応じて前記回動板を回転させて前記
複数の受け部から所定の受け部を選択する選択手段を前
記アームに取り付け、 ワークの種類に応じた信号が入力される入力部と、入力
された信号に基づいて前記選択手段に動作信号を出力す
る出力部とを有する制御手段により前記選択手段の作動
制御を行うことを特徴とするワークの移載装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989118783U JPH0720094Y2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | ワークの移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989118783U JPH0720094Y2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | ワークの移載装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0359920U JPH0359920U (ja) | 1991-06-12 |
| JPH0720094Y2 true JPH0720094Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31666932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989118783U Expired - Lifetime JPH0720094Y2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | ワークの移載装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720094Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5255546B2 (ja) * | 2009-10-13 | 2013-08-07 | 本田技研工業株式会社 | 車体の移載方法 |
| CZ308803B6 (cs) * | 2020-03-11 | 2021-05-26 | ŠKODA AUTO a.s. | Výtah převěšovací stanice karoseri |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5550080U (ja) * | 1978-09-29 | 1980-04-01 | ||
| JPS57203608A (en) * | 1981-06-04 | 1982-12-14 | Honda Motor Co Ltd | Article suspension conveyance unit for overhead conveyor |
| JPS62216878A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-24 | Mazda Motor Corp | 車両組立ラインのボデイ搬送装置 |
| JPS647095U (ja) * | 1987-07-01 | 1989-01-17 |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP1989118783U patent/JPH0720094Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0359920U (ja) | 1991-06-12 |
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