JP2000198510A - 棒鋼端尺材の在庫管理方法およびその装置 - Google Patents

棒鋼端尺材の在庫管理方法およびその装置

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JP2000198510A
JP2000198510A JP37423098A JP37423098A JP2000198510A JP 2000198510 A JP2000198510 A JP 2000198510A JP 37423098 A JP37423098 A JP 37423098A JP 37423098 A JP37423098 A JP 37423098A JP 2000198510 A JP2000198510 A JP 2000198510A
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reading
end piece
bar
detector
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JP37423098A
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English (en)
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Toru Tokiwa
徹 常盤
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保管される棒鋼端尺材のIDに加えて、その
長さおよび保管位置を管理する。 【解決手段】 保管スペース3に端尺材Mを、ID表示
端面Eを上向きにして立てて保管し、任意の端尺材Mの
IDを読み取り、端尺材Mの長さを測定し、読み取った
IDおよび測定した長さを、保管スペース3の中での当
該端尺材Mの位置とともに登録する。このように、保管
される端尺材MのIDおよび長さを、その保管位置とと
もに登録することで、保管スペース3にあるすべての端
尺材Mについて、必要な材料情報、材料長および保管位
置を正確に管理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、端面にID表示
が付された棒鋼端尺材の在庫管理方法と、在庫管理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、棒鋼加工業者は、製鋼メーカか
ら仕入れた各種棒鋼の定尺材を、ユーザの注文に応じて
適宜に切断して出荷している。
【0003】このような棒鋼の端面には、その材料情報
を表すIDとして、材質(鋼種)・形状寸法とともに、
材料情報としてとくに重要な溶融番号とも呼ばれるチャ
ージナンバが表示されている。そして、この種のIDは
ユーザにとっていずれも重要な材料情報であるため、定
尺材から切断して取り出した製品には、IDが明記され
て出荷されるようになっている。
【0004】そのため、このような棒鋼の定尺材を切断
していく場合、ID表示が付された端面とは反対側から
製品取りをしていき、ID表示が付された端面を最後ま
で残すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常は
製品ロットが少ないことが多いため、定尺材から製品取
りされて残った端尺材が多種発生する。
【0006】このような端尺材はそれぞれ長さが不定で
あるため、在庫管理が煩わしいものであるが、次回の注
文に応じる際には、定尺材より優先して端尺材から製品
を切り出す必要があり、これを怠ると、いたずらに端尺
材が増える結果、製品歩留まりが悪くなってしまう。
【0007】そのため、製品歩留まりを向上させるに
は、定尺材にも増して端尺材の在庫管理が重要な意味を
もつ。
【0008】ところが、端尺材は長さを含めて多種多様
であるため、その在庫管理を適切に行うことは困難であ
り、そのため従来は、切断機のオペレータに端尺材の在
庫管理が一任されているのが一般的である。
【0009】そのため、切断機のオペレータ以外の第三
者が、端尺材から優先的に製品切り出しを行おうとして
も、適切な端尺材を見つけることが困難であり、それで
も製品切り出しが必要な場合は定尺材から切り出すほか
はなく、その結果、製品歩留まりを悪くしてしまう等の
課題があった。
【0010】この発明は上記従来のもののもつ課題を解
決して、保管される棒鋼端尺材のIDに加えて、その長
さおよび保管位置を管理することのできる棒鋼端尺材の
在庫管理方法およびその装置を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、保管スペースに端尺材を、ID表示端面を
上向きにして立てて保管する工程と、任意の端尺材のI
Dを読み取る工程と、端尺材の長さを測定する工程と、
読み取ったIDおよび測定した長さを、保管スペースの
中での当該端尺材の位置とともに登録する工程とからな
る。
【0012】このように、保管される端尺材のIDおよ
び長さを、その保管位置とともに登録することで、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理できることとな
る。
【0013】またこの発明は、端尺材を多数本保管可能
の保管スペースに、ID表示端面を上向きにして端尺材
を立てて保管する工程と、ID読み取り用の検出器を任
意の端尺材の真上へ移動させる工程と、端尺材の真上で
検出器を所定高さに接近させてIDを読み取る工程と、
読み取り位置を検出する工程と、読み取り終了後、検出
器を端尺材の上面に接触させることで当該端尺材の長さ
を測定する工程と、読み取ったID、測定した長さ、お
よび検出した位置を登録する工程とからなる。
【0014】このように、保管される端尺材のIDおよ
び長さを、その保管位置とともに登録することで、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理できることとな
る。
【0015】またこの発明は、端尺材を多数本保管可能
の保管スペースに、ID表示端面を上向きにして端尺材
を立てて保管する工程と、任意の端尺材のIDを検出器
で読み取る工程と、読み取り終了後、当該端尺材の上面
に置かれた検出器から上向きに位置確認用のビームを発
生する工程と、保管スペースの上方所定高さにおいてビ
ーム検出器を移動させ、保管スペースの中でビームの発
生位置を探査する工程と、ビーム検出器がビームの真上
にきたとき、その位置を検出する工程と、その位置にお
いて、所定高さから端尺材に向けて測長用のビームを発
生して当該端尺材の長さを測定する工程と、読み取った
ID、測定した長さ、および検出した位置を登録する工
程とからなる。
【0016】このように、保管される端尺材のIDおよ
び長さを、その保管位置とともに登録することで、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理できることとな
る。
【0017】またこの発明は、端尺材を多数本保管可能
の保管スペースに、ID表示端面を上向きにして端尺材
を立てて保管する工程と、読み取り検出器および測長器
を任意の端尺材の真上へ移動させる工程と、検出器およ
び測長器が目標の端尺材の真上にきたとき、その位置を
検出する工程と、その位置において、端尺材の上方所定
高さから検出器でIDを読み取る工程と、端尺材の上方
所定高さから測長器で当該端尺材の長さを測定する工程
と、読み取ったID、測定した長さ、および検出した位
置を登録する工程とからなる。
【0018】このように、保管される端尺材のIDおよ
び長さを、その保管位置とともに登録することで、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理できることとな
る。
【0019】またこの発明は、ID読み取り用の読取手
段と、読取手段を支持して、保管スペースにID表示端
面を上向きにして立てて保管される任意の端尺材の真上
へ移動させ、さらにその位置から当該端尺材の上面に向
けて移動させる支持手段と、支持手段に設けられ、読取
手段が端尺材の真上にきたとき、その位置を検出する位
置検出手段と、支持手段に設けられ、読取手段が端尺材
の上面に接近してそのIDを読み取った後、さらにその
上面に接触したとき、その高さから当該端尺材の長さを
測定する測長手段と、読み取ったID、測定した長さ、
および検出した位置を登録する登録手段とを備える。
【0020】このように、保管される端尺材のIDおよ
び長さを、その保管位置とともに登録することで、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理できることとな
る。
【0021】またこの発明は、保管スペースにID表示
端面を上向きにして立てて保管される任意の端尺材のI
Dを読み取る読取手段と、読取手段に一体に設けられた
位置確認用のビーム発生手段と、保管スペースの上方所
定高さにおいて移動可能に設けられたビーム検出手段
と、IDの読み取り終了後、読取手段が当該端尺材の上
面に置かれた状態でビーム発生手段から上向きに発生す
る位置確認用のビームを狙って、ビーム検出手段を移動
させて位置決めする移動手段と、ビーム検出手段がビー
ムの真上にきたとき、その位置を検出する位置検出手段
と、移動手段にビーム検出手段とともに設けられ、その
位置において、所定高さから端尺材に向けて測長用のビ
ームを発生して当該端尺材の長さを測定する測長手段
と、読み取ったID、測定した長さ、および検出した位
置を登録する登録手段とを備える。
【0022】このように、保管される端尺材のIDおよ
び長さを、その保管位置とともに登録することで、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理できることとな
る。
【0023】さらにこの発明は、ID読み取り用の読取
手段と、測長手段と、読取手段および測長手段を所定高
さに支持して、保管スペースにID表示端面を上向きに
して立てて保管される任意の端尺材の真上へ移動させて
位置決めする移動手段と、移動手段に設けられ、読取手
段および測長手段が端尺材の真上にきたとき、その位置
を検出する位置検出手段とを備え、その位置において、
読取手段が所定高さから端尺材のIDを読み取り、ま
た、測長手段が所定高さから端尺材に向けて測長用のビ
ームを発生して当該端尺材の長さを測定するように構成
し、さらに、読み取ったID、測定した長さ、および検
出した位置を登録する登録手段を備える。
【0024】このように、保管される端尺材のIDおよ
び長さを、その保管位置とともに登録することで、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理できることとな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して説明する。図1は、この発明による棒鋼端尺材
の在庫管理装置の一実施の形態を示す概略的斜視図であ
り、図2はそのブロック図である。
【0026】この在庫管理装置は、棒鋼端尺材Mの上向
き端面Eに付されたID表示ラベルLの読み取りおよび
長さ測定のため、読取検出器およびビーム測長器を、対
象となる棒鋼端尺材Mの真上までオペレータが手動で移
動させる手動タイプのものであって、装置本体1と、制
御装置41とで構成されている。
【0027】装置本体1は、多種多様の棒鋼端尺材Mが
ID表示端面Eを上向きにして立てて保管される保管ス
ペース3を備え、保管スペース3は、好ましくは棒鋼加
工工場の壁を背にして壁と平行に左右に延びて立設され
た支持フレーム5の手前側において、左右の長さに比べ
て前後の奥行きが比較的短く形成されたものであり、し
たがって、実質的には壁際に配置されている。
【0028】支持フレーム5の背面には、それに沿って
保管スペース3の左右両端間を延びたガイドレール7が
設けられ、ガイドレール7に係合するローラ9を備えた
走行体11が、ガイドレール7に沿ってX軸方向に走行
可能に支持フレーム5に取り付けられている。
【0029】走行体11は、支持フレーム5に走行可能
に取り付けられた基部13から前方へ延びて保管スペー
ス3のほぼ前縁まで水平に張り出した張出部15を備
え、張出部15の前端には手動ハンドル17が設けら
れ、オペレータがこの手動ハンドル17を持って左右に
移動させることで、走行体11はガイドレール7に沿っ
てX軸方向に走行するようになっている。
【0030】走行体11には、張出部15の側面に、張
出部15に対して前後方向に移動可能な移動体19が設
けられ、また、移動体19の側面に、移動体19に対し
て上下方向に移動可能な昇降体21が設けられ、昇降体
21から前方へ延びた手動レバー23をオペレータが前
後に移動させることで、移動体19は張出部15に沿っ
てY軸方向に移動し、また、手動レバー23をオペレー
タが上下に移動させることで、昇降体21は移動体19
に沿ってZ軸方向に昇降するようになっている。
【0031】昇降体21の下端には、保管スペース3の
任意の位置に置かれた端尺材MのID表示ラベルLのI
Dを読み取る読取検出器25が取り付けられている。
【0032】端尺材MのID表示ラベルLが、IDを例
えばバーコードで表示している場合は、読取検出器25
としてバーコードリーダを使用することができる。ま
た、製鋼メーカから仕入れた棒鋼定尺材の状態で、その
端面Eに付されたID表示がバーコードその他コード化
されていない場合は、入荷の際、そのID表示の内容を
例えばバーコード化して、そのID表示ラベルLを元の
ID表示の上に貼り付けることで、バーコードリーダで
読み取り可能となる。
【0033】また、オペレータが手動ハンドル17、手
動レバー23を操作して、読取検出器25を任意の端尺
材Mの真上に位置させたとき、その位置を検出する位置
検出器27が設けられている。
【0034】このような位置検出器27は、例えば、ガ
イドレール7に対する走行体11の位置を検出する、基
準位置で原点出しした適宜のX軸位置用エンコーダ27
xと、走行体11に対する移動体19の位置を検出す
る、基準位置で原点出しした適宜のY軸位置用エンコー
ダ27yと、移動体19に対する昇降体21の位置を検
出する、基準位置で原点出しした適宜のZ軸位置用エン
コーダ27zとを組み合わせることで実現することがで
きる。
【0035】また、任意の端尺材Mの真上位置で、オペ
レータが手動レバー23を操作して読取検出器25を端
尺材Mの端面Eに接近させて、ID表示ラベルLのID
を読み取った後、さらに下降させて端尺材Mの端面Eに
接触したとき、そのときの読取検出器25の高さから、
端尺材Mの長さを測定する測長器29が設けられてい
る。
【0036】このような測長器29は、例えば、Z軸位
置用エンコーダ27zを利用して実現することができ
る。
【0037】制御装置41は、CPU43、ROM4
5、RAM47、I/O49、キーボード51、表示装
置53等を備えたコンピュータで構成されたものであ
り、読取検出器25から読み取った端尺材MのIDデー
タが入力され、また、位置検出器27(X軸位置用エン
コーダ27x、Y軸位置用エンコーダ27y、Z軸位置
用エンコーダ27z)からその端尺材Mの位置データが
入力され、さらに、測長器29(Z軸位置用エンコーダ
27z)から入力されたその端尺材Mの位置(高さ)デ
ータをCPU43が演算して長さデータを求め、これら
をRAM47に登録するようになっている。
【0038】次に、上記の実施の形態の作用について、
図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0039】まず、オペレータが、保管スペース3に端
尺材Mを、ID表示端面Eを上向きにして立てて保管す
る(ステップS1)。
【0040】この保管の都度、オペレータが手動ハンド
ル17および手動レバー23を操作して、読取検出器2
5を端尺材Mの真上の所定高さに接近させる(ステップ
S2)。
【0041】そして、読取検出器25でID表示ラベル
LのIDデータを読み取り、それを制御装置41に登録
する(ステップS3)。
【0042】この読み取り時のX軸位置用エンコーダ2
7xおよびY軸位置用エンコーダ27yの出力によっ
て、端尺材MのX軸位置およびY軸位置を検出し、それ
を制御装置41に登録する(ステップS4)。
【0043】つぎに、オペレータが、読取検出器25を
下降させてID表示端面Eに接触させ、その高さでの測
長器29(Z軸位置用エンコーダ27z)の出力をCP
U43が演算して端尺材Mの長さを求め、それを制御装
置41に登録する(ステップS5)。
【0044】このような、IDデータの読み取り・登
録、X軸・Y軸位置の検出・登録、および長さの測定・
登録を、すべての端尺材Mについて保管スペース3に保
管するたびに行う。
【0045】それにより、保管スペース3にあるすべて
の端尺材Mについて、材質(鋼種)・形状寸法・チャー
ジナンバ(溶融番号)を含む材料情報と、材料長とが、
その保管位置とともに正確に制御装置41に記録される
こととなる。
【0046】その結果、必要に応じてオペレータが、制
御装置41を操作して、材質(鋼種)・形状寸法・製品
長さ・個数を入力し、検索することで、該当する端尺材
Mの有無、および最適な端尺材Mがどこにあるかを簡単
に知ることができ、その端尺材Mを迅速に取り出せるこ
ととなる。
【0047】図4は、この発明による棒鋼端尺材の在庫
管理装置の他の実施の形態を示す概略的斜視図であり、
図5はそのブロック図である。
【0048】この在庫管理装置は、棒鋼端尺材Mの上向
き端面Eに付されたID表示ラベルLの読み取りおよび
長さ測定のため、読取検出器を対象となる棒鋼端尺材M
の真上にオペレータが手動で位置させ、また、レーザ測
長器をその位置まで自動的に移動させる半自動タイプの
ものであって、装置本体1と、ハンディスキャナ31
と、制御装置41とで構成されている。そして、図1に
示す手動タイプのものと同様の部分には、図1と同様の
符号を付けて示してある。
【0049】装置本体1は、多種多様の棒鋼端尺材Mが
ID表示端面Eを上向きにして立てて保管される保管ス
ペース3を備え、保管スペース3は、好ましくは棒鋼加
工工場の壁を背にして壁と平行に左右に延びて立設され
た支持フレーム5の手前側において、左右の長さに比べ
て前後の奥行きが比較的短く形成されたものであり、し
たがって、実質的には壁際に配置されている。
【0050】支持フレーム5の背面には、それに沿って
保管スペース3の左右両端間を延びたガイドレール(図
示省略)が設けられ、ガイドレールに係合するローラ
(図示省略)を備えた走行体11が、X軸用モータ18
(図5)の作動によりガイドレールに沿ってX軸方向に
走行可能に支持フレーム5に取り付けられている。
【0051】走行体11は、支持フレーム5に走行可能
に取り付けられた基部13から前方へ延びて保管スペー
ス3のほぼ前縁まで水平に張り出した張出部15を備
え、張出部15の前端にはY軸用モータ24およびY軸
位置用エンコーダ27yが設けられ、このY軸用モータ
24の作動により、張出部15に設けられた位置検出器
27をY軸方向に移動するようになっている。
【0052】ハンディスキャナ31は、保管スペース3
の任意の位置に置かれた端尺材MのID表示ラベルLの
IDを読み取る読取検出器25(図5)を備えている。
端尺材MのID表示ラベルLが、IDを例えばバーコー
ドで表示している場合は、読取検出器25としてバーコ
ードリーダを使用することができる。また、製鋼メーカ
から仕入れた棒鋼定尺材の状態で、その端面Eに付され
たID表示がバーコードその他コード化されていない場
合は、入荷の際、そのID表示の内容を例えばバーコー
ド化して、そのID表示ラベルLを(元のID表示の上
に)貼り付けることで、バーコードリーダで読み取り可
能となる。
【0053】またハンディスキャナ31には、位置確認
用に赤外線ビーム等の位置信号ビームを発生するビーム
発生器33が、読取検出器25と一体に設けられてい
る。すなわち、例えば、細長い筐体の一方の端部側に読
取検出器25が配置され、また、他方の端部側に位置確
認用のビーム発生器33が配置されている。
【0054】一方、張出部15の位置検出器27には、
ハンディスキャナ31が読取検出器25を下向きにして
端尺材MのID表示端面Eに置かれた状態で、ビーム発
生器33から真上に向けて発生する位置信号ビームを検
出するビーム検出器35が設けられている。
【0055】ビーム検出器35は、走行体11のX軸走
行にともなって張出部15がビーム発生器33の上方に
きたとき、ビーム発生器33から発生されるビームを検
出するとともに、位置検出器27のY軸移動にともなっ
てビーム検出器35がビーム発生器33の真上にきたと
き、ビーム発生器33から発生されるビームの中心を検
出するようになっている。
【0056】また、位置検出器27にはレーザ測長器3
0が設けられ、レーザ測長器30は、測長用のレーザー
ビームを下向きに発生してそれが端尺材MのID表示端
面Eで反射して戻ってくるまでの時間を計測すること
で、ID表示端面Eまでの距離を測定し、その距離とレ
ーザ測長器30の設置高さとの差から、端尺材Mの長さ
を測定するように構成されている。
【0057】そのため、レーザ測長器30を作動させる
際には、ハンディスキャナ31を端尺材MのID表示端
面Eから取り除く必要がある。
【0058】これに対して、ハンディスキャナ31を端
尺材MのID表示端面Eから取り除かない場合には、レ
ーザ測長器30は、測長用のレーザービームを発生して
それがハンディスキャナ31上面で反射して戻ってくる
までの時間を計測することで、ハンディスキャナ31上
面までの距離を測定し、その距離およびハンディスキャ
ナ31の長さと、レーザ測長器30の設置高さとの差か
ら、端尺材Mの長さを測定することができるものであ
る。
【0059】制御装置41は、CPU43、ROM4
5、RAM47、I/O49、キーボード51、表示装
置53等を備えたコンピュータで構成されたものであ
り、読取検出器25から読み取った端尺材MのIDデー
タが入力され、また、位置検出器27(X軸位置用エン
コーダ27x、Y軸位置用エンコーダ27y、Z軸位置
用エンコーダ27z)からその端尺材Mの位置データが
入力され、さらに、測長器29(Z軸位置用エンコーダ
27z)から入力されたその端尺材Mの位置(高さ)デ
ータをCPU43が演算して長さデータを求め、これら
をRAM47に登録するようになっている。
【0060】次に、上記の実施の形態の作用について、
図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0061】まず、オペレータが、保管スペース3に端
尺材Mを、ID表示端面Eを上向きにして立てて保管す
る(ステップS11)。
【0062】このような保管状態で、オペレータが、ハ
ンディスキャナ31を持って端尺材Mの真上の所定高さ
に接近させ、読取検出器25でID表示ラベルLのID
データを読み取り、それを制御装置41に登録する(ス
テップS12)。
【0063】つぎに、オペレータが、ハンディスキャナ
31をID表示端面Eに載せ、ビーム発生器33から上
向きビームを(例えば赤外線ビーム)発生させる(ステ
ップS13)。
【0064】そこで、ビーム検出器35がそのビームを
検出する位置までX軸用モータ18を作動し、検出位置
でのX軸位置用エンコーダ27xの出力によって端尺材
MのX軸位置を検出し、それを制御装置41に登録する
(ステップS14)。
【0065】続いて、ビーム検出器35がそのビームの
中心を検出する位置までY軸用モータ24を作動し、検
出位置でのY軸位置用エンコーダ27yの出力によって
端尺材MのY軸位置を検出し、それを制御装置41に登
録する(ステップS15)。
【0066】つぎに、レーザ測長器30で端尺材Mの長
さを測定し、それを制御装置41に登録する(ステップ
S16)。
【0067】このような、IDデータの読み取り・登
録、X軸・Y軸位置の検出・登録、および長さの測定・
登録を、保管スペース3に保管されるすべての端尺材M
について行う。
【0068】それにより、保管スペース3にあるすべて
の端尺材Mについて、材質(鋼種)・形状寸法・チャー
ジナンバ(溶融番号)を含む材料情報と、材料長とが、
その保管位置とともに正確に制御装置41に記録される
こととなる。
【0069】その結果、必要に応じてオペレータが、制
御装置41を操作して、材質(鋼種)・形状寸法・製品
長さ・個数を入力し、検索することで、該当する端尺材
Mの有無、および最適な端尺材Mがどこにあるかを簡単
に知ることができ、その端尺材Mを迅速に取り出せるこ
ととなる。
【0070】図7は、この発明による棒鋼端尺材の在庫
管理装置のさらに他の実施の形態を示す概略的斜視図で
あり、図8はそのブロック図である。
【0071】この在庫管理装置は、棒鋼端尺材Mの上向
き端面Eに付されたID表示ラベルLの読み取りおよび
長さ測定のため、読取検出器およびレーザ測長器を、対
象となる棒鋼端尺材Mの真上まで自動的に移動させる全
自動タイプのものであって、装置本体1と、制御装置4
1とで構成されている。そして、図4に示す半自動タイ
プのものと同様の部分には、図4と同様の符号を付けて
示してある。
【0072】装置本体1は、多種多様の棒鋼端尺材Mが
ID表示端面Eを上向きにして立てて保管される保管ス
ペース3を備え、保管スペース3は、好ましくは棒鋼加
工工場の壁を背にして壁と平行に左右に延びて立設され
た支持フレーム5の手前側において、左右の長さに比べ
て前後の奥行きが比較的短く形成されたものであり、し
たがって、実質的には壁際に配置されている。
【0073】支持フレーム5の背面には、それに沿って
保管スペース3の左右両端間を延びたガイドレール7が
設けられ、ガイドレール7に係合するローラ9を備えた
走行体11が、X軸用モータ18(図8)の作動により
ガイドレール7に沿ってX軸方向に走行可能に支持フレ
ーム5に取り付けられている。
【0074】走行体11は、支持フレーム5に走行可能
に取り付けられた基部13から前方へ延びて保管スペー
ス3のほぼ前縁まで水平に張り出した張出部15を備
え、張出部15の前端にはY軸用モータ24およびY軸
位置用エンコーダ27yが設けられ、このY軸用モータ
24の作動により、張出部15に設けられた位置検出器
27をY軸方向に移動するようになっている。
【0075】位置検出器27には、保管スペース3の任
意の位置に置かれた端尺材Mの真上位置において、ID
表示ラベルLのIDを読み取る読取検出器25(図8)
と、その端尺材Mの長さを測定するレーザ測長器30
(図8)とが設けられている。
【0076】読取検出器25は、端尺材MのID表示ラ
ベルLが、IDを例えばバーコードで表示している場合
は、バーコードリーダを使用することができる。また、
製鋼メーカから仕入れた棒鋼定尺材の状態で、その端面
Eに付されたID表示がバーコードその他コード化され
ていない場合は、入荷の際、そのID表示の内容を例え
ばバーコード化して、そのID表示ラベルLを元のID
表示の上に貼り付けることで、バーコードリーダで読み
取り可能となる。
【0077】レーザ測長器30は、測長用のレーザービ
ームを下向きに発生してそれが端尺材MのID表示端面
Eで反射して戻ってくるまでの時間を計測することで、
ID表示端面Eまでの距離を測定し、その距離とレーザ
測長器30の設置高さとの差から、端尺材Mの長さを測
定するように構成されている。
【0078】制御装置41は、CPU43、ROM4
5、RAM47、I/O49、キーボード51、表示装
置53等を備えたコンピュータで構成されたものであ
り、読取検出器25から読み取った端尺材MのIDデー
タが入力され、また、位置検出器27(X軸位置用エン
コーダ27x、Y軸位置用エンコーダ27y、Z軸位置
用エンコーダ27z)からその端尺材Mの位置データが
入力され、さらに、測長器29(Z軸位置用エンコーダ
27z)から入力されたその端尺材Mの位置(高さ)デ
ータをCPU43が演算して長さデータを求め、これら
をRAM47に登録するようになっている。
【0079】次に、上記の実施の形態の作用について、
図9に示すフローチャートを用いて説明する。
【0080】まず、オペレータが、保管スペース3に端
尺材Mを、ID表示端面Eを上向きにして立てて保管す
る(ステップS21)。
【0081】このような保管スペース3の上方で、X軸
用モータ18およびY軸用モータ24を作動して、位置
検出器27を端尺材Mの真上に位置させる(ステップS
22)。
【0082】その位置でのX軸位置用エンコーダ27x
およびY軸位置用エンコーダ27yの出力によって、端
尺材MのX軸位置およびY軸位置を検出し、それを制御
装置41に登録する(ステップS23)。
【0083】このとき、読取検出器25でID表示ラベ
ルLのIDデータを読み取り、それを制御装置41に登
録する(ステップS24)。
【0084】同時に、レーザ測長器30で端尺材Mの長
さを測定し、それを制御装置41に登録する(ステップ
S25)。
【0085】このような、X軸・Y軸位置の検出・登
録、IDデータの読み取り・登録、および長さの測定・
登録を、保管スペース3に保管されるすべての端尺材M
について行う。
【0086】それにより、保管スペース3にあるすべて
の端尺材Mについて、材質(鋼種)・形状寸法・チャー
ジナンバ(溶融番号)を含む材料情報と、材料長とが、
その保管位置とともに正確に制御装置41に記録される
こととなる。
【0087】その結果、必要に応じてオペレータが、制
御装置41を操作して、材質(鋼種)・形状寸法・製品
長さ・個数を入力し、検索することで、該当する端尺材
Mの有無、および最適な端尺材Mがどこにあるかを簡単
に知ることができ、その端尺材Mを迅速に取り出せるこ
ととなる。
【0088】なお、上記の実施の形態では、レーザ測長
器30を使用したが、これに限定するものでなく、他の
ビーム測長器をはじめ適宜の非接触式測長器を使用する
ことが可能である。
【0089】
【発明の効果】この発明は以上のように、保管スペース
に端尺材を、ID表示端面を上向きにして立てて保管す
る工程と、任意の端尺材のIDを読み取る工程と、端尺
材の長さを測定する工程と、読み取ったIDおよび測定
した長さを、保管スペースの中での当該端尺材の位置と
ともに登録する工程とからなる構成としたので、保管ス
ペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理することがで
き、その結果、必要に応じてオペレータが、材質(鋼
種)・形状寸法・製品長さ・個数を入力し、検索するこ
とで、該当する端尺材の有無、および最適な端尺材がど
こにあるかを簡単に知ることができ、その端尺材を迅速
に取り出すことができる効果がある。
【0090】またこの発明は、端尺材を多数本保管可能
の保管スペースに、ID表示端面を上向きにして端尺材
を立てて保管する工程と、ID読み取り用の検出器を任
意の端尺材の真上へ移動させる工程と、端尺材の真上で
検出器を所定高さに接近させてIDを読み取る工程と、
読み取り位置を検出する工程と、読み取り終了後、検出
器を端尺材の上面に接触させることで当該端尺材の長さ
を測定する工程と、読み取ったID、測定した長さ、お
よび検出した位置を登録する工程とからなる構成とした
ので、保管スペースにあるすべての端尺材について、必
要な材料情報、材料長および保管位置を正確に管理する
ことができ、その結果、必要に応じてオペレータが、材
質(鋼種)・形状寸法・製品長さ・個数を入力し、検索
することで、該当する端尺材の有無、および最適な端尺
材がどこにあるかを簡単に知ることができ、その端尺材
を迅速に取り出すことができる効果がある。
【0091】またこの発明は、端尺材を多数本保管可能
の保管スペースに、ID表示端面を上向きにして端尺材
を立てて保管する工程と、任意の端尺材のIDを検出器
で読み取る工程と、読み取り終了後、当該端尺材の上面
に置かれた検出器から上向きに位置確認用のビームを発
生する工程と、保管スペースの上方所定高さにおいてビ
ーム検出器を移動させ、保管スペースの中でビームの発
生位置を探査する工程と、ビーム検出器がビームの真上
にきたとき、その位置を検出する工程と、その位置にお
いて、所定高さから端尺材に向けて測長用のビームを発
生して当該端尺材の長さを測定する工程と、読み取った
ID、測定した長さ、および検出した位置を登録する工
程とからなる構成としたので、保管スペースにあるすべ
ての端尺材について、必要な材料情報、材料長および保
管位置を正確に管理することができ、その結果、必要に
応じてオペレータが、材質(鋼種)・形状寸法・製品長
さ・個数を入力し、検索することで、該当する端尺材の
有無、および最適な端尺材がどこにあるかを簡単に知る
ことができ、その端尺材を迅速に取り出すことができる
効果がある。
【0092】またこの発明は、端尺材を多数本保管可能
の保管スペースに、ID表示端面を上向きにして端尺材
を立てて保管する工程と、読み取り検出器および測長器
を任意の端尺材の真上へ移動させる工程と、検出器およ
び測長器が目標の端尺材の真上にきたとき、その位置を
検出する工程と、その位置において、端尺材の上方所定
高さから検出器でIDを読み取る工程と、端尺材の上方
所定高さから測長器で当該端尺材の長さを測定する工程
と、読み取ったID、測定した長さ、および検出した位
置を登録する工程とからなる構成としたので、保管スペ
ースにあるすべての端尺材について、必要な材料情報、
材料長および保管位置を正確に管理することができ、そ
の結果、必要に応じてオペレータが、材質(鋼種)・形
状寸法・製品長さ・個数を入力し、検索することで、該
当する端尺材の有無、および最適な端尺材がどこにある
かを簡単に知ることができ、その端尺材を迅速に取り出
すことができる効果がある。
【0093】またこの発明は、ID読み取り用の読取手
段と、読取手段を支持して、保管スペースにID表示端
面を上向きにして立てて保管される任意の端尺材の真上
へ移動させ、さらにその位置から当該端尺材の上面に向
けて移動させる支持手段と、支持手段に設けられ、読取
手段が端尺材の真上にきたとき、その位置を検出する位
置検出手段と、支持手段に設けられ、読取手段が端尺材
の上面に接近してそのIDを読み取った後、さらにその
上面に接触したとき、その高さから当該端尺材の長さを
測定する測長手段と、読み取ったID、測定した長さ、
および検出した位置を登録する登録手段とを備える構成
としたので、保管スペースにあるすべての端尺材につい
て、必要な材料情報、材料長および保管位置を正確に管
理することができ、その結果、必要に応じてオペレータ
が、材質(鋼種)・形状寸法・製品長さ・個数を入力
し、検索することで、該当する端尺材の有無、および最
適な端尺材がどこにあるかを簡単に知ることができ、そ
の端尺材を迅速に取り出すことができる効果がある。
【0094】またこの発明は、保管スペースにID表示
端面を上向きにして立てて保管される任意の端尺材のI
Dを読み取る読取手段と、読取手段に一体に設けられた
位置確認用のビーム発生手段と、保管スペースの上方所
定高さにおいて移動可能に設けられたビーム検出手段
と、IDの読み取り終了後、読取手段が当該端尺材の上
面に置かれた状態でビーム発生手段から上向きに発生す
る位置確認用のビームを狙って、ビーム検出手段を移動
させて位置決めする移動手段と、ビーム検出手段がビー
ムの真上にきたとき、その位置を検出する位置検出手段
と、移動手段にビーム検出手段とともに設けられ、その
位置において、所定高さから端尺材に向けて測長用のビ
ームを発生して当該端尺材の長さを測定する測長手段
と、読み取ったID、測定した長さ、および検出した位
置を登録する登録手段とを備える構成としたので、保管
スペースにあるすべての端尺材について、必要な材料情
報、材料長および保管位置を正確に管理することがで
き、その結果、必要に応じてオペレータが、材質(鋼
種)・形状寸法・製品長さ・個数を入力し、検索するこ
とで、該当する端尺材の有無、および最適な端尺材がど
こにあるかを簡単に知ることができ、その端尺材を迅速
に取り出すことができる効果がある。
【0095】さらにこの発明は、ID読み取り用の読取
手段と、測長手段と、読取手段および測長手段を所定高
さに支持して、保管スペースにID表示端面を上向きに
して立てて保管される任意の端尺材の真上へ移動させて
位置決めする移動手段と、移動手段に設けられ、読取手
段および測長手段が端尺材の真上にきたとき、その位置
を検出する位置検出手段とを備え、その位置において、
読取手段が所定高さから端尺材のIDを読み取り、ま
た、測長手段が所定高さから端尺材に向けて測長用のビ
ームを発生して当該端尺材の長さを測定するように構成
し、さらに、読み取ったID、測定した長さ、および検
出した位置を登録する登録手段を備える構成としたの
で、保管スペースにあるすべての端尺材について、必要
な材料情報、材料長および保管位置を正確に管理するこ
とができ、その結果、必要に応じてオペレータが、材質
(鋼種)・形状寸法・製品長さ・個数を入力し、検索す
ることで、該当する端尺材の有無、および最適な端尺材
がどこにあるかを簡単に知ることができ、その端尺材を
迅速に取り出すことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】棒鋼端尺材の在庫管理装置の一実施の形態を示
す概略的斜視図である。
【図2】図1のもののブロック図である。
【図3】図2のものの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】棒鋼端尺材の在庫管理装置の他の実施の形態を
示す概略的斜視図である。
【図5】図4のもののブロック図である。
【図6】図5のものの動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】棒鋼端尺材の在庫管理装置のさらに他の実施の
形態を示す概略的斜視図である。
【図8】図7のもののブロック図である。
【図9】図8のものの動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
M 棒鋼端尺材 E ID表示端面 L ID表示ラベル 1 装置本体 3 保管スペース 5 支持フレーム 7 ガイドレール 9 ローラ 11 走行体 13 基部 15 張出部 17 手動ハンドル 18 X軸用モータ 19 移動体 21 昇降体 23 手動レバー 24 Y軸用モータ 25 読取検出器 27 位置検出器 27x X軸位置用エンコーダ 27y Y軸位置用エンコーダ 27z Z軸位置用エンコーダ 29 測長器 30 レーザ測長器 31 ハンディスキャナ 33 ビーム発生器 35 ビーム検出器 41 制御装置 43 CPU 45 ROM 47 RAM 49 I/O 51 キーボード 53 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F069 AA31 AA42 CC05 CC09 GG02 GG04 GG07 GG12 GG45 GG59 GG62 HH11 HH30 JJ08 MM04 MM13 MM26 3F022 AA05 CC01 MM03 MM07 MM11 MM19 MM24 MM28 PP04 QQ03 5B049 BB07 CC27 DD01 DD02 EE01 FF03 FF04 GG03 GG06 GG07 5B072 BB04 CC24 DD02 JJ11

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面にID表示が付された棒鋼の端尺材
    を在庫管理する方法であって、 保管スペースに端尺材を、ID表示端面を上向きにして
    立てて保管する工程と、 任意の端尺材のIDを読み取る工程と、 前記端尺材の長さを測定する工程と、 読み取ったIDおよび測定した長さを、前記保管スペー
    スの中での当該端尺材の位置とともに登録する工程と、
    からなることを特徴とする棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  2. 【請求項2】 前記保管スペースは、端尺材を多数本ラ
    ンダムに保管可能な広さであることを特徴とする請求項
    1記載の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  3. 【請求項3】 端面にID表示が付された棒鋼の端尺材
    を在庫管理する方法であって、 端尺材を多数本保管可能の保管スペースに、ID表示端
    面を上向きにして端尺材を立てて保管する工程と、 ID読み取り用の検出器を任意の端尺材の真上へ移動さ
    せる工程と、 端尺材の真上で検出器を所定高さに接近させてIDを読
    み取る工程と、 読み取り位置を検出する工程と、 読み取り終了後、検出器を端尺材の上面に接触させるこ
    とで当該端尺材の長さを測定する工程と、 読み取った前記ID、測定した前記長さ、および検出し
    た前記位置を登録する工程と、からなることを特徴とす
    る棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  4. 【請求項4】 前記長さの測定は、前記検出器があらか
    じめ決められた原点高さから端尺材の上面に接触するま
    で下降する距離から求めることを特徴とする請求項3記
    載の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  5. 【請求項5】 前記登録は、前記保管スペースに端尺材
    を保管するたびに行うことを特徴とする請求項3記載の
    棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  6. 【請求項6】 端面にID表示が付された棒鋼の端尺材
    を在庫管理する方法であって、 端尺材を多数本保管可能の保管スペースに、ID表示端
    面を上向きにして端尺材を立てて保管する工程と、 任意の端尺材のIDを検出器で読み取る工程と、 読み取り終了後、当該端尺材の上面に置かれた前記検出
    器から上向きに位置確認用のビームを発生する工程と、 保管スペースの上方所定高さにおいてビーム検出器を移
    動させ、保管スペースの中で前記ビームの発生位置を探
    査する工程と、 ビーム検出器が前記ビームの真上にきたとき、その位置
    を検出する工程と、 前記位置において、所定高さから前記端尺材に向けて測
    長用のビームを発生して当該端尺材の長さを測定する工
    程と、 読み取った前記ID、測定した前記長さ、および検出し
    た前記位置を登録する工程と、からなることを特徴とす
    る棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  7. 【請求項7】 前記検出器はハンディタイプのものであ
    り、ID読み取り用の検出器と、位置確認用のビーム発
    生器とが組み合わされていることを特徴とする請求項6
    記載の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  8. 【請求項8】 前記測長用のビームを発生する際、前記
    検出器を端尺材の上面から取り除き、測長用のビームが
    当該端尺材の上面で反射して前記所定高さに戻る時間で
    長さを測定することを特徴とする請求項6記載の棒鋼端
    尺材の在庫管理方法。
  9. 【請求項9】 前記測長用のビームが、端尺材の上面に
    置かれた前記検出器の上面で反射して前記所定高さに戻
    る時間で、当該端尺材の長さを測定することを特徴とす
    る請求項6記載の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  10. 【請求項10】 端面にID表示が付された棒鋼の端尺
    材を在庫管理する方法であって、 端尺材を多数本保管可能の保管スペースに、ID表示端
    面を上向きにして端尺材を立てて保管する工程と、 読み取り検出器および測長器を任意の端尺材の真上へ移
    動させる工程と、 前記検出器および測長器が目標の端尺材の真上にきたと
    き、その位置を検出する工程と、 前記位置において、端尺材の上方所定高さから前記検出
    器でIDを読み取る工程と、 端尺材の上方所定高さから前記測長器で当該端尺材の長
    さを測定する工程と、読み取った前記ID、測定した前
    記長さ、および検出した前記位置を登録する工程と、か
    らなることを特徴とする棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  11. 【請求項11】 前記測長器は、前記所定高さから発生
    した測長用のビームが当該端尺材の上面で反射して前記
    所定高さに戻る時間で長さを測定することを特徴とする
    請求項10記載の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  12. 【請求項12】 前記IDには、材質・形状寸法・チャ
    ージナンバが含まれることを特徴とする請求項1、3、
    6または10記載の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  13. 【請求項13】 端面に付されたID表示が機械読み取
    りできないものの場合、検出器で読み取り可能なID表
    示を端面に付す工程を含むことを特徴とする請求項1、
    3、6または10記載の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  14. 【請求項14】 登録された端尺材のID、長さおよび
    保管位置を、要求に応じて出荷作業者に提供する工程を
    含むことを特徴とする請求項1、3、6または10記載
    の棒鋼端尺材の在庫管理方法。
  15. 【請求項15】 端面にID表示が付された棒鋼の端尺
    材を在庫管理する装置であって、 ID読み取り用の読取手段と、 前記読取手段を支持して、保管スペースにID表示端面
    を上向きにして立てて保管される任意の端尺材の真上へ
    移動させ、さらにその位置から当該端尺材の上面に向け
    て移動させる支持手段と、 支持手段に設けられ、前記読取手段が前記端尺材の真上
    にきたとき、その位置を検出する位置検出手段と、 支持手段に設けられ、前記読取手段が前記端尺材の上面
    に接近してそのIDを読み取った後、さらにその上面に
    接触したとき、その高さから当該端尺材の長さを測定す
    る測長手段と、 読み取った前記ID、測定した前記長さ、および検出し
    た前記位置を登録する登録手段と、を備えていることを
    特徴とする棒鋼端尺材の在庫管理装置。
  16. 【請求項16】 端面にID表示が付された棒鋼の端尺
    材を在庫管理する装置であって、 保管スペースにID表示端面を上向きにして立てて保管
    される任意の端尺材のIDを読み取る読取手段と、 前記読取手段に一体に設けられた位置確認用のビーム発
    生手段と、 保管スペースの上方所定高さにおいて移動可能に設けら
    れたビーム検出手段と、 IDの読み取り終了後、前記読取手段が当該端尺材の上
    面に置かれた状態で前記ビーム発生手段から上向きに発
    生する位置確認用のビームを狙って、前記ビーム検出手
    段を移動させて位置決めする移動手段と、 ビーム検出手段が前記ビームの真上にきたとき、その位
    置を検出する位置検出手段と、 前記移動手段にビーム検出手段とともに設けられ、前記
    位置において、所定高さから前記端尺材に向けて測長用
    のビームを発生して当該端尺材の長さを測定する測長手
    段と、 読み取った前記ID、測定した前記長さ、および検出し
    た前記位置を登録する登録手段と、を備えていることを
    特徴とする棒鋼端尺材の在庫管理装置。
  17. 【請求項17】 端面にID表示が付された棒鋼の端尺
    材を在庫管理する装置であって、 ID読み取り用の読取手段と、 測長手段と、 前記読取手段および前記測長手段を所定高さに支持し
    て、保管スペースにID表示端面を上向きにして立てて
    保管される任意の端尺材の真上へ移動させて位置決めす
    る移動手段と、 移動手段に設けられ、前記読取手段および前記測長手段
    が前記端尺材の真上にきたとき、その位置を検出する位
    置検出手段とを備え、 前記位置において、前記読取手段が所定高さから前記端
    尺材のIDを読み取り、また、前記測長手段が所定高さ
    から前記端尺材に向けて測長用のビームを発生して当該
    端尺材の長さを測定するように構成し、 さらに、読み取った前記ID、測定した前記長さ、およ
    び検出した前記位置を登録する登録手段を備えている、
    ことを特徴とする棒鋼端尺材の在庫管理装置。
  18. 【請求項18】 前記IDには、材質・形状寸法・チャ
    ージナンバが含まれることを特徴とする請求項15、1
    6または17記載の棒鋼端尺材の在庫管理装置。
  19. 【請求項19】 前記IDはバーコードで表示され、前
    記読取手段はバーコードリーダであることを特徴とする
    請求項15、16または17記載の棒鋼端尺材の在庫管
    理装置。
  20. 【請求項20】 前記保管スペースは端尺材を多数本ラ
    ンダムに保管可能な広さであることを特徴とする請求項
    15、16または17記載の棒鋼端尺材の在庫管理装
    置。
  21. 【請求項21】 前記測長手段は、前記所定高さから発
    生した測長用のビームが当該端尺材の上面で反射して前
    記所定高さに戻る時間で長さを測定することを特徴とす
    る請求項16または請求項17記載の棒鋼端尺材の在庫
    管理装置。
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JP2009539071A (ja) * 2006-05-30 2009-11-12 ラトュンデ アンド カンパニー ゲーエムベーハー 複数のパイプ部材の測定装置
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