JP2000198407A - 自動車用乗員保護装置の配設構造 - Google Patents
自動車用乗員保護装置の配設構造Info
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Abstract
する。 【解決手段】 エアバッグ袋体16の内圧がルーフヘッ
ドライニング52及び連結プレート70から補強ブラケ
ット64の締結部64Aを介して固定ブラケット44に
モーメントとして入力されるようになっている。この結
果、固定ブラケット44のエアバッグ袋体案内部44G
が、車幅方向内側壁部先端44B側を中心にして車室内
側の位置へ回転変形するため、ルーフヘッドライニング
52が車室内側へ展開すると共に、エアバッグ袋体案内
部44Gによりエアバッグ袋体16がケース26ととも
に車室内側へ確実に押し出され、十分なエアバッグ袋体
展開スペースが得られるようになっている。
Description
の高荷重作用時にインフレータからガスを噴出させ、当
該ガスによってピラー部及びルーフサイドレール部に沿
ってエアバッグ袋体をカーテン状に膨出させる自動車用
乗員保護装置の配設構造に関する。
る乗員頭部の保護性能を向上させるべく、ピラー部から
ルーフサイドレール部に跨がって折り畳み状態で格納さ
れたバッグを、ウインドガラスに沿ってカーテン状に膨
張させる自動車用乗員保護装置の配設構造の一例が特開
平10−138859号公報に開示されている。
員保護装置の配設構造では、フロントピラーとルーフサ
イドレール100とに跨がって配設されているエアバッ
グ装置102のエアバッグ袋体104を、内装部品であ
るアシストグリップ106を固定するための締結具10
8を用いてブラケット110に共締めしており、エアバ
ッグ袋体104専用の固定点数を削減している。
動車用乗員保護装置の配設構造では、ルーフサイドレー
ル100に固定したアシストグリップ106に近接して
頭部保護エアバッグ袋体104を配設した場合に、アシ
ストグリップ106によって、エアバッグ袋体104の
展開スペースが制約され、エアバッグ袋体104の展開
性能に影響を及ぼすことが懸念される。
体の展開スペースを充分に確保することができる自動車
用乗員保護装置の配設構造を得ることが目的である。
は、車体の所定部位に配置されると共に車体側部への所
定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレータと、ピ
ラー部及びルーフサイドレール部に沿って折り畳み状態
で格納されると共にインフレータから噴出されたガスが
流入されることによりカーテン状に膨出されるエアバッ
グ袋体と、を含んで構成される乗員保護装置を備えた自
動車に適用される自動車用乗員保護装置の配設構造であ
って、エアバッグ袋体展開時の前記エアバッグ袋体の内
圧を天井材及びアシストグリップを介してアシストグリ
ップ固定ブラケットに伝え、該固定ブラケットを変形さ
せることによりエアバッグ袋体を天井材とともに車室内
方へ移動可能としたことを特徴とする。
ると、車体の所定部位に配置されたインフレータからガ
スが噴出される。このため、ピラー部及びルーフサイド
レール部に沿って折り畳み状態で格納されたエアバッグ
袋体内へガスが流入され、エアバッグ袋体はピラー部及
びルーフサイドレール部に沿ってカーテン状に膨出され
る。
びアシストグリップを介して固定ブラケットに伝わり、
固定ブラケットが変形してエアバッグ袋体が天井材とと
もに車室内側に移動する。この結果、十分なエアバッグ
袋体展開スペースが得られ、エアバッグ袋体の展開性能
を確保できる。また、固定ブラケットの変形により天井
材の変形モードも制御可能である。
自動車用乗員保護装置の配設構造において、前記エアバ
ッグ袋体の内圧が作用する領域においてアシストグリッ
プの両端締結部を相互に連結する金属製連結プレートを
設ける一方、前記固定ブラケットを内突時にエネルギー
吸収可能なハット型断面として車幅方向内側壁部のみを
車体に固定すると共に、車幅方向外側壁部にエアバッグ
袋体案内部を設定したことを特徴とする。
び連結プレートからアシストグリップ締結部を介して固
定ブラケットにモーメントとして入力され、固定ブラケ
ットが回転変形してエアバッグ袋体案内部によりエアバ
ッグ袋体を車室内側へ確実に押圧することができる。ま
た、アシストグリップに車室内側から作用する衝撃荷重
を固定ブラケットの断面変形により吸収可能である。
自動車用乗員保護装置の配設構造において、前記アシス
トグリップの締結部には金属製補強ブラケットが一体的
に設けられ、該補強ブラケットに前記金属製連結プレー
トを固定したことを特徴とする。
属製補強ブラケット及び金属製連結プレートにより、エ
アバッグ袋体展開時のアシストグリップの破断を防止で
きる。
自動車用乗員保護装置の配設構造において、前記固定ブ
ラケットは、内突時にエネルギー吸収可能なハット型断
面とされ、対向する両壁部先端が車体に固定され、且つ
前記壁部の中間に変形促進部が設けられたアシストグリ
ップ固定ブラケットと、該アシストグリップ固定ブラケ
ットに両端上部が固定され、下部にエアバッグ袋体案内
部が形成されたエアバッグ袋体案内ブラケットと、から
成ることを特徴とする。
シストグリップに車室内側から作用する衝撃荷重を固定
ブラケットを構成するアシストグリップ固定ブラケット
の変形促進部を起点とする変形により吸収可能である。
また、固定ブラケットはアシストグリップ固定ブラケッ
トを介して、その両端が車体に固定されているため、ア
シストグリップ使用時における下方への引っ張り荷重に
よる変形を抑制できる。
に配置されると共に車体側部への所定の高荷重作用時に
ガスを噴出するインフレータと、ピラー部及びルーフサ
イドレール部に沿って折り畳み状態で格納されると共に
インフレータから噴出されたガスが流入されることによ
りカーテン状に膨出されるエアバッグ袋体と、を含んで
構成される乗員保護装置を備えた自動車に適用される自
動車用乗員保護装置の配設構造であって、前記アシスト
グリップは内突時にエネルギー吸収可能なハット型断面
とされ対向する両壁部先端が車体に固定された固定ブラ
ケットに取付けられており、前記アシストグリップはエ
アバッグ袋体展開時の前記エアバッグ袋体の内圧により
エアバッグ袋体を天井材とともに車室内方へ移動させる
移動手段を有することを特徴とする。
ると、車体の所定部位に配置されたインフレータからガ
スが噴出される。このため、ピラー部及びルーフサイド
レール部に沿って折り畳み状態で格納されたエアバッグ
袋体内へガスが流入され、エアバッグ袋体はピラー部及
びルーフサイドレール部に沿ってカーテン状に膨出され
る。
動手段によりエアバッグ袋体が天井材とともに車室内側
に移動する。この結果、十分なエアバッグ袋体展開スペ
ースが得られ、エアバッグ袋体の展開性能を確保でき
る。また、固定ブラケットの変形を積極的に利用せず、
別途設けた移動手段によってエアバッグ袋体を移動させ
る構成としたので、固定ブラケットの設計自由度が大き
い。さらに、アシストグリップに車室内側から作用する
衝撃荷重を固定ブラケットの断面変形により吸収可能で
ある。
自動車用乗員保護装置の配設構造において、前記移動手
段は、前記エアバッグ袋体の内圧が作用する領域におい
てアシストグリップの両端締結ブラケットを相互に連結
する金属製連結プレートと、該連結プレートに一体的に
設けられたエアバッグ袋体案内部とから成ることを特徴
とする。
ートに作用し、エアバッグ袋体案内部がエアバッグ袋体
を車室内側へ確実に押圧することができる。また、エア
バッグ袋体案内部を有する金属製連結プレートを追加す
るだけの簡単な構成で上記効果を達成することができ
る。
に配置されると共に車体側部への所定の高荷重作用時に
ガスを噴出するインフレータと、ピラー部及びルーフサ
イドレール部に沿って折り畳み状態で格納されると共に
インフレータから噴出されたガスが流入されることによ
りカーテン状に膨出されるエアバッグ袋体と、を含んで
構成される乗員保護装置を備えた自動車に適用される自
動車用乗員保護装置の配設構造であって、両側部に一体
成形された補強用フランジを有し、前記アシストグリッ
プの両端締結部をそれぞれルーフサイドレールのインナ
パネルに直接固定する一対の取付ブラケットと、前記補
強用フランジに形成され変形の起点となる脆弱部と、前
記一対の取付ブラケットを相互に連結する金属製連結プ
レートと、を有することを特徴とする。
ると、車体の所定部位に配置されたインフレータからガ
スが噴出される。このため、ピラー部及びルーフサイド
レール部に沿って折り畳み状態で格納されたエアバッグ
袋体内へガスが流入され、エアバッグ袋体はピラー部及
びルーフサイドレール部に沿ってカーテン状に膨出され
る。
付ブラケットはフランジに形成された脆弱部を起点とし
てエアバッグ袋体の展開方向へ倒れ込むように曲げ変形
する。この結果、金属製連結プレートとともに天井材が
車室内側に大きく展開する。このため、十分なエアバッ
グ袋体展開スペースが得られ、エアバッグ袋体の展開性
能を確保できる。また、アシストグリップの両端締結部
をそれぞれ一対の取付ブラケットによりルーフサイドレ
ールのインナパネルに直接固定するため、アシストグリ
ップ固定ブラケットと金属製補強ブラケットとの2部品
を取付ブラケットの1部品にできるため、コストダウン
が可能である。また、取付ブラケットのフランジに変形
の起点となる脆弱部を形成したので、アシストグリップ
に車室内側から作用する衝撃荷重を取付ブラケットの断
面変形により吸収可能である。
配設構造の第1実施形態を図1〜図6に従って説明す
る。
印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
置としてのエアバッグ装置10は、フロントピラー部
(Aピラー部)12とインストルメントパネル14との
接続部付近に配設され作動することによりガスを噴出す
るインフレータ15と、このインフレータ15と接続さ
れフロントピラー部12からルーフサイドレール部18
に沿って折り畳み状態で格納されたエアバッグ袋体16
と、を含んで構成されている。
ックス下方に配設された図示しないセンタコントロール
ユニットと接続されている。また、センタコントロール
ユニットは、センタピラー部(Bピラー部)22の下端
部付近に配設された図示しないセンサ(例えば、加速度
センサ)と接続されている。従って、車体側部への所定
の高荷重作用状態がセンサによって検出されると、セン
タコントロールユニットによってインフレータ15が作
動するようになっている。また、インフレータ15の具
体的な構成としては、内部に封入されたガス発生剤を燃
焼させることによりガスを噴出させるガス発生剤封入タ
イプや、内部に設けられた隔壁を破断させることにより
高圧ガスを噴出させる高圧ガス封入タイプ等が適用可能
である。なお、本実施形態では、インフレータ15をフ
ロントピラー部12とインストルメントパネル14との
接続部付近に配設したが、これ以外の車体の所定部位に
インフレータを配設してチューブ等でエアバッグ袋体1
6の前端部に接続するようにしても良い。
状のケース内に折り畳み状態で収納され、この状態でフ
ロントピラー部12からルーフサイドレール部18に沿
って格納されている。具体的には、エアバッグ袋体16
の前端部はガスが流入されるようにインフレータ15に
接続されており、又中間部はフロントピラー部12から
ルーフサイドレール部18に沿って配置されており、さ
らに後端部は図示しないクォータピラー部(Cピラー
部)付近に配置されている。また、エアバッグ袋体16
は、側面視における膨張形状が略平行四辺形状となるよ
うに形成されている。具体的には、折り目を境にした両
者が略平行四辺形状となるように裁断された一枚の基布
を当該折り目で折ってその周縁部同士を縫合することに
より、或いは、略平行四辺形状に裁断された二枚の基布
の周縁部同士を縫合することにより、更には袋織りによ
り、エアバッグ袋体16の外郭が構成されている。
車幅方向の外端部には、ルーフレール部34が配設され
ている。ルーフレール部34は、車室外側へ比較的大き
く突出された断面略ハット形状のレールアウタパネル3
6と、このレールアウタパネル36の内方へ向けて若干
突出されたレールインナパネル38と、によって構成さ
れている。これらのレールアウタパネル36、レールイ
ンナパネル38の両端フランジ部は溶接によりそれぞれ
互いに接合されて、閉断面を構成している。また、前記
二者によって構成されるルーフレール部34の上端部は
ルーフパネル32の車幅方向の外端部に溶着されてお
り、さらにルーフレール部34の下端部にはオープニン
グウエザストリップ42が嵌着されている。また、レー
ルインナパネル38の車室内側の面には固定ブラケット
44が溶着されている。
の車体前後方向から見た断面形状は、車室内側から荷重
が加わった場合、所謂、内突時にエネルギー吸収可能な
ハット型断面なっており、固定ブラケット44の両端基
部44Aには取付孔45がそれぞれ穿設されている。な
お、図5には固定ブラケット44の前端部側のみが示さ
れている。
の両端部においては、車幅方向内側壁部先端44Bが、
車体としてのレールインナパネル38に固定されてお
り、図2に示される如く、固定ブラケット44の前後方
向中間部44Cは、車体側に固定されていない。
はその前後両端に形成された壁部44Dの先端44E
が、レールインナパネル38(図1参照)に固定されて
おり、この壁部44Dの中間部には、切欠等によって変
形促進部44Fが形成されている。
は、ハット型断面が開くとともに、壁部44Dが変形促
進部44Fを起点に変形することでエネルギーを吸収で
きるようになっている。また、固定ブラケット44の下
部には、エアバッグ袋体案内部44Gが形成されてい
る。
びルーフレール部34の室内側には、基材48及び表皮
50から成る天井材としての樹脂製のルーフヘッドライ
ニング(成形天井)52が所定の間隔を開けて配設され
ている。ルーフヘッドライニング52の外端部は、前述
したオープニングウエザストリップ42に弾性的に係止
されている。また、ルーフヘッドライニング52の車幅
方向外端部近傍(ルーフサイドレール部18における所
定位置)には、ルーフレール部34側へ凹む凹部54が
形成されている。
幅方向外端部とレールインナパネル38及び固定ブラケ
ット44によって囲まれた空間部56には、エアバッグ
装置10のエアバッグ袋体16及びケース26が格納さ
れている。エアバッグ袋体16は長手直角断面形状が矩
形状となるように折り畳まれている。なお、図示を省略
したがエアバッグ袋体16の上端部に所定の間隔を開け
て突出形成された取付部は、ケース26の上端部に所定
の間隔を開けて突出形成された一対の取付部に挟持され
た状態で、固定ブラケット44及びレールインナパネル
38に固定されている。また、ルーフヘッドライニング
52の凹部54には、樹脂製とされた回転式アシストグ
リップ60が配設されている。
折り畳み状態に保持するためのものであり、折り畳んだ
エアバッグ袋体16を破断可能なテープ等で止めること
によりケース26を省略することが可能である。
0は、乗員が把持するグリップ部60Aと、このグリッ
プ部60Aの前後端部に設けられた締結部60Bとが一
体成形されている。
0の各締結部60Bには、それぞれ金属製補強ブラケッ
ト64が一体的に設けられている。
の締結部64Aは有底の円筒状とされており、底部に取
付孔65が穿設されている。締結部64Aの外周部から
延設された延設部64Bの下端部には前後一対の軸受部
64Cが形成されており、これらの軸受部64Cに支持
された軸62には、図1に示される如く、アシストグリ
ップ60の取付部60Bが回転可能に軸支されている。
には、樹脂カバー67が被されている。また、補強ブラ
ケット64は、固定ビス66及びナット68によって固
定ブラケット44の両端基部44Aに固定されている。
より具体的には、ルーフヘッドライニング52の凹部5
4の所定位置に形成された切欠55内に、補強ブラケッ
ト64の締結部64Aが挿入され、この状態で固定ビス
66が、締結部64Aに穿設された取付孔65と固定ブ
ラケット44の両端基部44Aに穿設された取付孔45
とを貫通し、ナット68と螺合することにより、補強ブ
ラケット64の締結部64Aが固定ブラケット44に固
定されている。
16が展開する際のエアバッグ袋体の内圧が作用する領
域、具体的には、ルーフヘッドライニング52を挟ん
で、エアバッグ袋体16及びケース26と対向する部位
において、補強ブラケット64の締結部64Aを相互に
連結する金属製連結プレート70が配設されている。
前後方向中間部70Aは、開口部を車室内側へ向けたコ
字状となっており、図2に示される如く、連結プレート
70の前後方向中間部70Aには、カバー72が取付け
られている。また、図4に示される如く、連結プレート
70の前後方向両端部には、略上方へ向けて連結部70
Bが形成されており、連結部70Bが補強ブラケット6
4の延設部64Bに溶着されている。
ると、側面衝突されたことがセンサによって検出され
る。このため、インフレータ14が作動して、所定量の
ガスが噴出される。これにより、エアバッグ袋体16が
膨張し始め、その際の膨張圧でケース26をその角部に
て破断させて展開させる。膨張したエアバッグ袋体16
は、フロントピラーのピラーガーニッシュ及びルーフサ
イドレール部18に位置するルーフヘッドライニング5
2の外端部を押し開きながら、ルーフサイドレール部1
8の下方にカーテン状に膨出される。これにより、エア
バッグ袋体16が車体側部と乗員頭部との間に介在さ
れ、乗員頭部を保護する。
16の内圧(図1の矢印P)がルーフヘッドライニング
52及び連結プレート70から補強ブラケット64の締
結部64Aを介して固定ブラケット44にモーメント
(図1の矢印M)として入力される。この結果、車体へ
固定されていない固定ブラケット44のエアバッグ袋体
案内部44Gが、車幅方向内側壁部先端44B側を中心
にして、図1の二点鎖線で示す車室内側の位置へ回転変
形する。このため、図1の二点鎖線で示すように、ルー
フヘッドライニング52が車室内側へ展開するのにとも
なって、エアバッグ袋体案内部44Gによりエアバッグ
袋体16がケース26とともに、車室内側へ確実に押し
出される。この結果、十分なエアバッグ袋体展開スペー
スが得られ、エアバッグ袋体16の展開性能を確保でき
る。更に、固定ブラケット44の変形によりルーフヘッ
ドライニング52の変形モードも制御可能である。
4がエネルギー吸収可能なハット型断面なっているた
め、アシストグリップ60に車室内側から作用する衝撃
荷重を固定ブラケット44の断面変形により吸収可能で
ある。また、金属製とした補強ブラケット64及び金属
製とした連結プレート70により、エアバッグ袋体展開
時のアシストグリップ60の破断を防止できる。さら
に、本実施形態では、固定ブラケット44は両端基部4
4Aにおける、車幅方向内側壁部先端44B及び壁部4
4Dの先端44Eが、レールインナパネル38に固定さ
れているため、アシストグリップ使用時における下方へ
の引っ張り荷重による、固定ブラケット44の変形を抑
制できる。
ブラケット44を、別部材とされたエアバッグ袋体案内
ブラケット74とアシストグリップ固定ブラケット76
とで構成し、エアバッグ袋体展開時には、エアバッグ袋
体案内ブラケット74のみが変形するようにしても良
い。具体的には、車体前後方向から見た断面形状がハッ
ト型断面とされたアシストグリップ固定ブラケット76
の基部76Aに、エアバッグ袋体案内ブラケット74の
両端上部74Aが溶着されており、アシストグリップ固
定ブラケット76における対向する両壁部先端76B、
76Cが、それぞれレールインナパネル38に溶着され
ている。更に、アシストグリップ固定ブラケット76の
対向する両壁部としての壁部76D、76Eの中間部に
は、ビード等による変形促進部76F、76Gが形成さ
れており、アシストグリップ60に車室内側から作用す
る衝撃荷重をアシストグリップ固定ブラケット76の変
形促進部76F、76Gを起点する変形により吸収可能
となっている。
設構造の第2実施形態を図9〜図12に従って説明す
る。
同一符号を付してその説明を省略する。
金属製連結プレート70の前後方向中間部70Aにエア
バッグ袋体案内部70Cが形成されており、金属製連結
プレート70とエアバッグ袋体案内部70Cとが、エア
バッグ袋体展開時のエアバッグ袋体の内圧によりエアバ
ッグ袋体16をルーフヘッドライニング52とともに車
室内方へ移動させる移動手段を構成している。
のエアバッグ袋体案内部70Cは、ルーフヘッドライニ
ング52に穿設された貫通孔78を通ってエアバッグ袋
体16及びケース26の上方へ延設されている。
0は、車体前後方向から見た断面形状がハット型断面と
されており、基部80Aの中央部には取付孔45が穿設
されている。
の基部80Aには、補強ブラケット64が、固定ビス6
6及びナット68によって固定されている。また、固定
ブラケット80の対向する両壁部先端80B、80C
が、それぞれレールインナパネル38に溶着されてい
る。
ると、側面衝突されたことがセンサによって検出され
る。このため、インフレータ14が作動して、所定量の
ガスが噴出される。これにより、エアバッグ袋体16が
膨張し始め、その際の膨張圧でケース26をその角部に
て破断させて展開させる。膨張したエアバッグ袋体16
は、フロントピラー部12のピラーガーニッシュ及びル
ーフサイドレール部18に位置するルーフヘッドライニ
ング52の外端部を押し開きながら、ルーフサイドレー
ル部18の下方にカーテン状に膨出される。これによ
り、エアバッグ袋体16が車体側部と乗員頭部との間に
介在され、乗員頭部を保護する。
16の内圧(図10の矢印P)がルーフヘッドライニン
グ52を介して連結プレート70にモーメント(図10
の矢印M)として入力される。この結果、連結プレート
70の前後方向中間部70Aに形成されたエアバッグ袋
体案内部70Cが、図10の二点鎖線で示す車室内側の
位置へ回転変形する。このため、図10の二点鎖線で示
すように、ルーフヘッドライニング52が車室内側へ展
開するのにともなって、エアバッグ袋体案内部70Cに
よりエアバッグ袋体16がケース26とともに、車室内
側へ確実に押し出される。この結果、十分なエアバッグ
袋体展開スペースが得られ、エアバッグ袋体16の展開
性能を確保できる。更に、連結プレート70の変形によ
りルーフヘッドライニング52の変形モードも制御可能
である。
がエネルギー吸収可能なハット型断面なっているため、
アシストグリップ60に車室内側から作用する衝撃荷重
を固定ブラケット80の断面変形により吸収可能であ
る。また、金属製とした補強ブラケット64及び金属製
とした連結プレート70により、エアバッグ袋体展開時
のアシストグリップ60の破断を防止できる。
は、対向する両壁部先端80B、80Cがそれぞれレー
ルインナパネル38に固定されているため、アシストグ
リップ使用時における下方への引っ張り荷重による、固
定ブラケット80の変形を抑制できる。また、固定ブラ
ケット80の変形を積極的に利用せず、別途設けた連結
プレート70によってエアバッグ袋体16を移動させる
構成としたので、固定ブラケット80の設計自由度が大
きい。さらに、エアバッグ袋体案内部70Cを有する金
属製連結プレート70を追加するだけの簡単な構成で上
記効果を達成することができる。
設構造の第3実施形態を図13〜図15に従って説明す
る。
同一符号を付してその説明を省略する。
アシストグリップ82が固定式となっており、この固定
式アシストグリップ82は、乗員が把持するグリップ部
82Aと、このグリップ部82Aの前後端部に設けられ
た一対の締結部82Bと、一対の締結部82Bを連結す
る連結部82Cと、で構成されている。また、アシスト
グリップ82には、金属製ブラケット84がインサート
されている。
おけるアシストグリップ82の締結部82Bにインサー
トされた部位は、補強プレート部86となっている。こ
の補強プレート部86の締結部86Aは有底の円筒状と
されており、底部に取付孔65が穿設されている。締結
部86Aの外周部から下方へ延設された部位は、連結プ
レート部88の両端部88Aとなっている。
おける連結プレート部88は、エアバッグ袋体16が展
開する際のエアバッグ袋体の内圧が作用する領域、具体
的には、ルーフヘッドライニング52を挟んで、エアバ
ッグ袋体16及びケース26と対向する部位に配設され
ている。なお、連結プレート部88の中間部88Bは、
アシストグリップ82の連結部82Cにインサートされ
ている。
ると、側面衝突されたことがセンサによって検出され
る。このため、インフレータ14が作動して、所定量の
ガスが噴出される。これにより、エアバッグ袋体16が
膨張し始め、その際の膨張圧でケース26をその角部に
て破断させて展開させる。膨張したエアバッグ袋体16
は、フロントピラー部12のピラーガーニッシュ及びル
ーフサイドレール部18に位置するルーフヘッドライニ
ング52の外端部を押し開きながら、ルーフサイドレー
ル部18の下方にカーテン状に膨出される。これによ
り、エアバッグ袋体16が車体側部と乗員頭部との間に
介在され、乗員頭部を保護する。
16の内圧(図14の矢印P)がルーフヘッドライニン
グ52及びブラケット84の連結プレート部88から補
強ブラケット部86を介して固定ブラケット44にモー
メント(図14の矢印M)として入力される。この結
果、車体へ固定されていない固定ブラケット44のエア
バッグ袋体案内部44Gが、車幅方向内側壁部先端44
B側を中心にして、図14及び図15の二点鎖線で示す
車室内側の位置へ回転変形する。このため、図14及び
図15の二点鎖線で示すように、ルーフヘッドライニン
グ52が車室内側へ展開するのにともなって、エアバッ
グ袋体案内部44Gによりエアバッグ袋体16がケース
26とともに、車室内側へ確実に押し出される。この結
果、十分なエアバッグ袋体展開スペースが得られ、エア
バッグ袋体16の展開性能を確保できる。更に、固定ブ
ラケット44の変形によりルーフヘッドライニング52
の変形モードも制御可能である。
4がエネルギー吸収可能なハット型断面なっているた
め、アシストグリップ60に車室内側から作用する衝撃
荷重を固定ブラケット44の断面変形により吸収可能で
ある。また、アシストグリップ82にインサートした金
属製ブラケット84により、エアバッグ袋体展開時のア
シストグリップ82の破断を防止できる。
設構造の第4実施形態を図16及び図17に従って説明
する。
同一符号を付してその説明を省略する。
図1に示される固定ブラケット44と金属製補強ブラケ
ット64とに代えて、取付ブラケット90が配設されて
おり、取付ブラケット90自体にエネルギ吸収機能を付
加することにより、固定ブラケットを廃止可能とした構
成となっている。取付ブラケット90の車室外側端部
は、レールインナパネル38への取付部90Aとなって
おり、取付部90Aの略中央部には取付孔92が穿設さ
れている。取付ブラケット90は、固定ビス66及びナ
ット68によってレールインナパネル38に直接固定さ
れている。より具体的には、ルーフヘッドライニング5
2の凹部54の所定位置に形成された貫通孔94に、取
付ブラケット90の車室外側部が挿通され、この状態で
固定ビス66が、取付部90Aに穿設された取付孔65
とレールインナパネル38に穿設された取付孔92とを
貫通し、ナット68と螺合することにより、取付ブラケ
ット90の取付部90Aがレールインナパネル38に固
定されている。
0の車室内側端部には、略下方へ向けて延設部90Bが
形成されており、この延設部90Bの下端部に、前後一
対の軸受部90Cが形成されている。これらの軸受部9
0Cに支持された軸62には、図16に示される如く、
アシストグリップ60の取付部60Bが回転可能に軸支
されている。
0の車室内側部には、樹脂カバー96が被されている。
樹脂カバー96の下端部は、断面J字状の係止部96B
となっており、取付ブラケット90の軸受部90Cに嵌
合されている。また、係止部96Bの上部にはインテグ
ラルヒンジ96Cが形成されており、樹脂カバー96の
上端部には、係止爪96Aが形成されている。この係止
爪96Aは、取付ブラケット90の取付部90Aから車
室内方へ延設された係止部90Dの先端に形成された係
止孔97に係止されている。
16が展開する際のエアバッグ袋体の内圧が作用する領
域、具体的には、ルーフヘッドライニング52を挟ん
で、エアバッグ袋体16及びケース26と対向する部位
において、前後の取付ブラケット90の各延設部90B
を相互に連結する金属製連結プレート70が配設されて
いる。また、この連結プレート70の前後方向両端部に
形成された連結部70Bが取付ブラケット90の延設部
90Bに溶接等によって固定されている。
0の前後両側部には、取付部90Aから軸受部90Cに
至る、補強用フランジ90E、90Fが一体成形されて
いる。これらの補強用フランジ90E、90Fには、そ
れぞれ取付部90Aの下端部と一致するコーナ部に脆弱
部としての切欠98が形成されており、エアバッグ袋体
16の内圧(図16の矢印P)がルーフヘッドライニン
グ52及び連結プレート70から取付ブラケット90の
延設部90Bにモーメント(図16の矢印M)として入
力された場合には、取付ブラケット90が、切欠98を
起点にして図16に二点鎖線で示されるように、エアバ
ッグ袋体の展開方向へ倒れ込むように曲げ変形するよう
になっている。
ると、側面衝突されたことがセンサによって検出され
る。このため、インフレータ14が作動して、所定量の
ガスが噴出される。これにより、エアバッグ袋体16が
膨張し始め、その際の膨張圧でケース26をその角部に
て破断させて展開させる。膨張したエアバッグ袋体16
は、フロントピラー部12のピラーガーニッシュ及びル
ーフサイドレール部18に位置するルーフヘッドライニ
ング52の外端部を押し開きながら、ルーフサイドレー
ル部18の下方にカーテン状に膨出される。これによ
り、エアバッグ袋体16が車体側部と乗員頭部との間に
介在され、乗員頭部を保護する。
16の内圧(図16の矢印P)がルーフヘッドライニン
グ52及び連結プレート70から取付ブラケット90の
延設部90Bにモーメント(図16の矢印M)として入
力される。この結果、取付ブラケット90が、切欠98
を起点にして図16に二点鎖線で示されるように、エア
バッグ袋体の展開方向へ倒れ込むように曲げ変形する。
レート70とともにルーフヘッドライニング52が車室
内側に大きく展開する。このため、十分なエアバッグ袋
体展開スペースが得られ、エアバッグ袋体の展開性能を
確保できる。また、アシストグリップ60の両端締結部
60Bをそれぞれ一対の取付ブラケット90によりルー
フサイドレール34のインナパネル38に直接固定する
ため、第1実施形態におけるアシストグリップ固定ブラ
ケット44と金属製補強ブラケット64との2部品を取
付ブラケット90の1部品にできるため、コストダウン
が可能である。また、取付ブラケット90のフランジ9
0E、90Fに変形の起点となる切欠98を形成したの
で、アシストグリップ60に車室内側から作用する衝撃
荷重を取付ブラケット90の断面変形により吸収可能で
ある。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本発明は前後席用のカーテン状エアバッ
グ袋体を装備した車体の後席用アシストグリップにも適
用可能である。また、上記各実施形態では、フロントピ
ラー部12からルーフサイドレール部18に沿ってエア
バッグ袋体16が配設される構成において本発明を適用
するものとして説明したが、これに限らず、例えば、ク
ォータピラー部(Cピラー部)からルーフサイドレール
部18に沿ってエアバッグ袋体16が配設される構成
(即ち、必要に応じてインフレータをクォータピラー部
側に配設したもの)においても本発明を適用することも
可能である。
護装置の配設構造は、エアバッグ袋体の展開スペースを
充分に確保することができると共に、固定ブラケットの
変形により天井材の変形モードも制御できるという優れ
た効果を有する。
装置の配設構造は、請求項1記載の効果に加えて、アシ
ストグリップに車室内側から作用する衝撃荷重を固定ブ
ラケットにより吸収できるという優れた効果を有する。
装置の配設構造は、請求項2記載の効果に加えて、エア
バッグ袋体展開時のアシストグリップの破断を防止でき
るという優れた効果を有する。
装置の配設構造は、請求項1記載の効果に加えて、アシ
ストグリップに車室内側から作用する衝撃荷重を固定ブ
ラケットにより吸収できると共に、アシストグリップ使
用時における下方への引っ張り荷重による変形を抑制で
きるという優れた効果を有する。
装置の配設構造は、エアバッグ袋体の展開スペースを充
分に確保することができると共に、アシストグリップに
車室内側から作用する衝撃荷重を固定ブラケットにより
吸収できるという優れた効果を有する。さらに、別途設
けた移動手段によってエアバッグ袋体を移動させる構成
としたので、固定ブラケットの設計自由度が大きいとい
う優れた効果を有する。
装置の配設構造は、エアバッグ袋体案内部を有する金属
製連結プレートを追加するだけの簡単な構成で請求項5
記載の効果を達成することができるという優れた効果を
有する。
装置の配設構造は、エアバッグ袋体の展開スペースを充
分に確保することができると共に、コストダウンが可能
であるという優れた効果を有する。また、アシストグリ
ップに車室内側から作用する衝撃荷重を取付ブラケット
の断面変形により吸収できるという優れた効果を有す
る。
装置の配設構造を示す車体斜め後方内側から見た斜視図
である。
装置の配設構造の補強ブラケットと連結プレートを示す
車体斜め前方内側から見た分解斜視図である。
装置の配設構造の固定ブラケットを示す車体斜め前方内
側から見た斜視図である。
装置の配設構造が適用された車室内側前部を示す車体斜
め後方内側から見た斜視図である。
乗員保護装置の配設構造の固定ブラケットを示す車体斜
め前方内側から見た斜視図である。
装置の配設構造を示す図1に対応する断面図である。
護装置の配設構造を示す図2に対応する断面図である。
護装置の配設構造の補強ブラケットと連結プレートを示
す車体斜め前方内側から見た分解斜視図である。
護装置の配設構造の固定ブラケットを示す車体斜め前方
内側から見た斜視図である。
護装置の配設構造のアシストグリップを示す車体斜め後
方内側から見た斜視図である。
護装置の配設構造を示す図1に対応する断面図である。
護装置の配設構造を示す図2に対応する断面図である。
護装置の配設構造を示す図1に対応する断面図である。
護装置の配設構造の取付ブラケットを示す車体斜め後方
内側から見た斜視図である。
の配設構造を示す断面図である。
(移動手段) 74 エアバッグ袋体案内ブラケット 76 アシストグリップ固定ブラケット 76F アシストグリップ固定ブラケットの変形促進
部 76G アシストグリップ固定ブラケットの変形促進
部 80 固定ブラケット 82 固定式アシストグリップ 84 金属製ブラケット 86 金属製ブラケットの補強プレート部 88 金属製ブラケットの連結プレート部 90 取付ブラケット 90E 取付ブラケットの補強用フランジ 90F 取付ブラケットの補強用フランジ 98 切欠(脆弱部)
Claims (7)
- 【請求項1】 車体の所定部位に配置されると共に車体
側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレ
ータと、ピラー部及びルーフサイドレール部に沿って折
り畳み状態で格納されると共にインフレータから噴出さ
れたガスが流入されることによりカーテン状に膨出され
るエアバッグ袋体と、を含んで構成される乗員保護装置
を備えた自動車に適用される自動車用乗員保護装置の配
設構造であって、 エアバッグ袋体展開時の前記エアバッグ袋体の内圧を天
井材及びアシストグリップを介してアシストグリップ固
定ブラケットに伝え、該固定ブラケットを変形させるこ
とによりエアバッグ袋体を天井材とともに車室内方へ移
動可能としたことを特徴とする自動車用乗員保護装置の
配設構造。 - 【請求項2】 前記エアバッグ袋体の内圧が作用する領
域において前記アシストグリップの両端締結部を相互に
連結する金属製連結プレートを設ける一方、前記固定ブ
ラケットを内突時にエネルギー吸収可能なハット型断面
として車幅方向内側壁部のみを車体に固定すると共に、
車幅方向外側壁部にエアバッグ袋体案内部を設定したこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動車用乗員保護装置
の配設構造。 - 【請求項3】 前記アシストグリップの締結部には金属
製補強ブラケットが一体的に設けられ、該補強ブラケッ
トに前記金属製連結プレートを固定したことを特徴とす
る請求項2に記載の自動車用乗員保護装置の配設構造。 - 【請求項4】 前記固定ブラケットは、内突時にエネル
ギー吸収可能なハット型断面とされ、対向する両壁部先
端が車体に固定され、且つ前記壁部の中間に変形促進部
が設けられたアシストグリップ固定ブラケットと、該ア
シストグリップ固定ブラケットに両端上部が固定され、
下部にエアバッグ袋体案内部が形成されたエアバッグ袋
体案内ブラケットと、から成ることを特徴とする請求項
1に記載の自動車用乗員保護装置の配設構造。 - 【請求項5】 車体の所定部位に配置されると共に車体
側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレ
ータと、ピラー部及びルーフサイドレール部に沿って折
り畳み状態で格納されると共にインフレータから噴出さ
れたガスが流入されることによりカーテン状に膨出され
るエアバッグ袋体と、を含んで構成される乗員保護装置
を備えた自動車に適用される自動車用乗員保護装置の配
設構造であって、 前記アシストグリップは内突時にエネルギー吸収可能な
ハット型断面とされ対向する両壁部先端が車体に固定さ
れた固定ブラケットに取付けられており、前記アシスト
グリップはエアバッグ袋体展開時の前記エアバッグ袋体
の内圧によりエアバッグ袋体を天井材とともに車室内方
へ移動させる移動手段を有することを特徴とする自動車
用乗員保護装置の配設構造。 - 【請求項6】 前記移動手段は、前記エアバッグ袋体の
内圧が作用する領域においてアシストグリップの両端締
結ブラケットを相互に連結する金属製連結プレートと、
該連結プレートに一体的に設けられたエアバッグ袋体案
内部とから成ることを特徴とする請求項5に記載の自動
車用乗員保護装置の配設構造。 - 【請求項7】 車体の所定部位に配置されると共に車体
側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレ
ータと、ピラー部及びルーフサイドレール部に沿って折
り畳み状態で格納されると共にインフレータから噴出さ
れたガスが流入されることによりカーテン状に膨出され
るエアバッグ袋体と、を含んで構成される乗員保護装置
を備えた自動車に適用される自動車用乗員保護装置の配
設構造であって、 両側部に一体成形された補強用フランジを有し、前記ア
シストグリップの両端締結部をそれぞれルーフサイドレ
ールのインナパネルに直接固定する一対の取付ブラケッ
トと、前記補強用フランジに形成され変形の起点となる
脆弱部と、前記一対の取付ブラケットを相互に連結する
金属製連結プレートと、を有することを特徴とする自動
車用乗員保護装置の配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00212799A JP3405246B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 自動車用乗員保護装置の配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00212799A JP3405246B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 自動車用乗員保護装置の配設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000198407A true JP2000198407A (ja) | 2000-07-18 |
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ID=11520687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP00212799A Expired - Lifetime JP3405246B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 自動車用乗員保護装置の配設構造 |
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Country | Link |
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- 1999-01-07 JP JP00212799A patent/JP3405246B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3405246B2 (ja) | 2003-05-12 |
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