JP2000198378A - チャイルドシ―トの装着構造 - Google Patents

チャイルドシ―トの装着構造

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JP2000198378A
JP2000198378A JP11003221A JP322199A JP2000198378A JP 2000198378 A JP2000198378 A JP 2000198378A JP 11003221 A JP11003221 A JP 11003221A JP 322199 A JP322199 A JP 322199A JP 2000198378 A JP2000198378 A JP 2000198378A
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child seat
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locking
frame
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Tomoya Kushiyama
智哉 串山
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Delta Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートの前後動の自由度が確保された
上でチャイルドシートを車両用シートに確実に装着する
ことができるようにする。 【解決手段】 シートボトム11およびシートバック1
2をそれぞれ支持する、ボトムフレーム21およびバッ
クフレーム22からなるフレーム構造体2を備えた車両
用シート1のシートボトム11上に着脱自在にチャイル
ドシート5を装着するものであり、フレーム構造体2に
チャイルドシート5を係止するフレーム構造体2と一体
のアンカー金具4が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
設けられたシートに着脱自在に装着される、いわゆるチ
ャイルドシートを、シートに取り付けるためのチャイル
ドシートの装着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭53−38026号公報に
記載されているような車両用のチャイルドシートが知ら
れている。このチャイルドシートは、側面視で円弧状の
チャイルドシート本体と、このチャイルドシート本体を
車両用シートに掛け回す係止ベルトとからなっている。
係止ベルトは、車両用シートの安全ベルトが兼用され、
チャイルドシート本体をシートバック上に載置した状態
でこの係止ベルトをチャイルドシート本体に幅方向に横
断するように掛け回し、先端の留め金具を車体の適所に
係止することによってチャイルドシートを車両用シート
に装着するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のチャイルドシートの装着構造においては、チャ
イルドシートを車両用シートに装着した状態で、チャイ
ルドシートを車両用シートに固定する係止ベルトは、そ
の両端部が車体側に固定されているため、車両用シート
を後退させたときには係止ベルトのチャイルドシートに
対する係止状態が弛み、チャイルドシートを車両用シー
トに確実に留めることができなくなるという不都合が生
じる他、車両用シートを前進させようとしても、掛け回
された係止ベルトに規制されて前進させることができ
ず、結局、チャイルドシートの装着された車両用シート
は、前後動の自由度が著しく阻害されるという問題点を
有しているのである。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、車両用シートの前後動の自
由度が確保された上でチャイルドシートを車両用シート
に確実に装着することができるチャイルドシートの装着
構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
チャイルドシートの装着構造は、シートボトムおよびシ
ートバックがそれぞれ支持される、ボトムフレームおよ
びバックフレームからなるフレーム構造体を備えた車両
用シートのシートボトム上に着脱自在に装着されるチャ
イルドシートの装着構造であって、上記フレーム構造体
は、チャイルドシートを係止するフレーム構造体と一体
の係止部材を有していることを特徴とするものである。
【0006】このチャイルドシートの装着構造によれ
ば、チャイルドシートは、車両用シートに装着されるこ
とによりフレーム構造体と一体の係止部材に係止された
状態になるため、フレーム構造体の前後動によって車両
用シートを進退させても、車両用シートとチャイルドシ
ートとの相対的な位置関係は不変であり、車両用シート
の進退でチャイルドシートの係止状態が変わるような不
都合が生じることはなく、チャイルドシートの車両用シ
ートへの最適の装着状態を常に確保した上で車両用シー
トを進退させることが可能になる。従って、車両用シー
トへの係止手段が車両側に固定される従来のチャイルド
シートの装着構造ではチャイルドシートを装着した状態
で車両用シートを進退させることができなくなるという
不都合が存在するが、本発明ではかかる不都合が存在せ
ず、車両用シートの前後動の自由度を確保する上で有効
である。
【0007】本発明の請求項2記載のチャイルドシート
の装着構造は、請求項1記載のチャイルドシートの装着
構造において、上記係止部材は、上記ボトムフレームの
後端部に設けられていることを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項3記載のチャイルドシート
の装着構造は、請求項1記載のチャイルドシートの装着
構造において、上記ボトムフレームは、下部に車両フロ
アに固定されたロアーレールに案内されて前後動するア
ッパーレールを有し、上記係止部材は、上記アッパーレ
ールの後端部に設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明の請求項4記載のチャイルドシート
の装着構造は、請求項1記載のチャイルドシートの装着
構造において、上記係止部材は、上記バックフレームの
下端部に設けられていることを特徴とするものである。
【0010】請求項2〜4記載のチャイルドシートの装
着構造によれば、チャイルドシートは係止ベルトを介し
てボトムフレーム若しくはアッパーレールの後端部また
はバックフレームの下端部などの車両用シートの後方部
分に設けられた係止部材に係止されるため、係止状態が
安定し、車両の急停止等によってチャイルドシートに前
方に向かう力が加わっても、チャイルドシートが回転す
るようなモーメントが発生せず、従って、着座している
乳幼児がモーメントに起因してチャイルドシートから飛
び出すような不都合が回避される。
【0011】本発明の請求項5記載のチャイルドシート
の装着構造は、請求項1乃至4のいずれかに記載のチャ
イルドシートの装着構造において、上記係止部材は、逆
U字形状を呈したアンカー金具で形成され、このアンカ
ー金具の両端部が、上記フレーム構造体に一体に固定さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】このチャイルドシートの装着構造によれ
ば、チャイルドシートの後方部分に、フレーム構造体に
固定されることによって輪状になったアンカー金具の輪
の中に嵌め込んで係止する所定の係止突片を突設するこ
とにより、この係止突片をアンカー部材に嵌め込むとい
う簡単な操作でチャイルドシートを車両用シートに装着
することができ、チャイルドシートの装着操作の容易性
を確保する上で有効である。
【0013】本発明の請求項6記載のチャイルドシート
の装着構造は、請求項5記載のチャイルドシートの装着
構造において、上記アンカー金具は、先端部がシートボ
トムの後縁部とシートバックとの下縁部との間から外部
に露出し得るように形状設定されていることを特徴とす
るものである。
【0014】このチャイルドシートの装着構造によれ
ば、アンカー金具がシートの外部に露出していることに
より、チャイルドシートの装着操作がより容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るチャイルド
シートの装着構造の第1実施形態を示す斜視図であり、
図2は、その側面図である。これらの図に示すように、
チャイルドシート5の装着される車両用シート1は、車
両のフロアFに前後方向に延びるように敷設された幅方
向一対のスライダー3に案内されて前後動可能に設けら
れている。かかる車両用シート1は、着座席であるシー
トボトム11と、背凭れとしてのシートバック12とを
備えて構成されている。これらシートボトム11および
シートバック12は、内部に発泡性合成樹脂などの柔軟
性材料が配され、その外面がトリムで覆われて形成され
ている。かかるシートボトム11およびシートバック1
2からなる車両用シート1は、スライダー3に接続され
たフレーム構造体2によって支持され、フレーム構造体
2の前後動によって進退するようになっている。
【0016】上記フレーム構造体2は、シートボトム1
1を支持する平面視で略矩形状のボトムフレーム21
と、このボトムフレーム21の後端部に立設された、シ
ートバック12を支持する逆U字形状のバックフレーム
22とからなっている。
【0017】ボトムフレーム21の後部には、幅方向一
対の下部連結ブラケット23が立設されている一方、バ
ックフレーム22の両下端部にはそれぞれ下部連結ブラ
ケット23に対応した上部連結ブラケット24が設けら
れ、これら左右の各連結ブラケット23,24にフレー
ム構造体2を幅方向に横断した連結軸25が嵌挿され、
これによってバックフレーム22は連結軸25回りに正
逆回動してシートバック12の姿勢を変更し得るように
なっている。
【0018】また、下部連結ブラケット23と上部連結
ブラケット24との間には任意の傾倒姿勢でシートバッ
ク12の連結軸25回りの回動を規制する図略のナック
ル機構が介設されているとともに、下部連結ブラケット
23には操作レバー26が設けられ、この操作レバー2
6の操作でナックル機構に上記規制を行わせたり、規制
を解除したりし得るようになっている。
【0019】また、ボトムフレーム21は、その下面部
に幅方向一対の前後方向に延びるアッパーレール32を
有している一方、車両のフロアF上には上記下部連結ブ
ラケット23に対応したロアーレール31が固設され、
アッパーレール32が幅方向への移動が規制された状態
でロアーレール31に案内されつつ前後動することによ
り車両用シート1が進退し得るようになっている。
【0020】また、ロアーレール31とアッパーレール
32との間には任意の前後位置で車両用シート1の移動
を規制する図略のロック機構が介設されているととも
に、ボトムフレーム21の前端下部には操作レバー33
が設けられ、この操作レバー33の操作で車両用シート
1の進退をロックしたりロック解除を行い得るようにな
っている。
【0021】そして、本実施形態においては、上記ボト
ムフレーム21の後端部に本発明に係るアンカー金具4
が設けられている。具体的には、ボトムフレーム21の
隅部に幅方向一対の支持ブラケット27が設けられ、こ
れら一対の支持ブラケット27間に逆U字形状を呈した
架橋ロッド41がボルト止めで架橋され、この架橋ロッ
ド41に幅方向一対のアンカー金具4が溶接止めで固定
されている。上記架橋ロッド41は、各アンカー金具4
がシートボトム11の後縁部とシートバック12の下縁
部との間の隙間から前方に向けて露出するように形状お
よび長さ寸法が設定されている。かかるアンカー金具4
にチャイルドシート5が係止されるのである。
【0022】上記チャイルドシート5は、チャイルドシ
ート本体51と、この本体51の下部に上記アンカー金
具4に対応して設けられた係止ロッド52とを備えて構
成されている。チャイルドシート本体51は、合成樹脂
材料を原料として射出成形法あるいはブロー成形法等に
よって一体に形成されている。かかるチャイルドシート
本体51の前面側に着座凹部53が形成され、乳幼児を
この着座凹部53に嵌め込んで座らせるようになってい
る。かかるチャイルドシート本体51の適所には2本の
安全ベルト54が設けられ、これらの安全ベルト54が
着座凹部53を斜めに横断して前部でクロスするように
乳幼児に掛け回されることによってチャイルドシート5
に着座している乳幼児の安全を期している。
【0023】上記係止ロッド52は、アンカー金具4に
係脱自在に係止されるものであり、これによってシート
ボトム11上に載置されたチャイルドシート5が車両用
シート1から離脱するのを防止するようになっている。
図3は、チャイルドシート5の係止ロッド52がアンカ
ー金具4に係止された状態を示す図2の部分拡大図であ
り、(イ)は、係止ロッド52がアンカー金具4に係止
される直前の状態、(ロ)は、係止ロッド52がアンカ
ー金具4に係止されつつある状態、(ハ)は、係止ロッ
ド52がアンカー金具4に係止された状態をそれぞれ示
している。
【0024】図3に示すように、係止ロッド52の後端
部には、アンカー金具4の水平杆4aに対応した前後方
向(図3の左右方向)に延びる切込み溝52aが凹設さ
れている。かかる係止ロッド52には、切込み溝52a
が水平杆4aに外嵌された状態でこの外嵌状態をロック
するロック手段54が設けられている。このロック手段
54は、幅方向一対の係止ロッド52間に自軸心回りに
回動可能に架橋された水平軸55と、この水平軸55回
りに共回り可能に設けられた係止プレート56および操
作レバー57と、上記係止プレート56を水平軸55回
りに時計方向に付勢する例えばコイルバネ等の付勢手段
58とを備えて構成されている。また、水平軸55の後
方斜め下部にはストッパー59が設けられ、係止プレー
ト56はこのストッパー59に当止することによってそ
れ以上の時計方向への回動が阻止されるようになってい
る。
【0025】上記係止プレート56は、係止ロッド52
に摺接状態で設けられ、後端部(図3の右端部)が先細
りにされることによって形成された、上記水平杆4aに
対向する誘導傾斜56aを有しているとともに、この誘
導傾斜56aの直前位置に下方から上方に向けて切り込
まれて形成された係止溝56bが設けられている。そし
て、この係止溝56bは、溝幅寸法が水平杆4aの直径
よりも僅かに大きく寸法設定されているとともに、上記
切込み溝52aの溝底部分と重なり合うように位置設定
され、これによってアンカー金具4の水平杆4aがこの
係止溝56bに嵌まり込み得るようになっている。
【0026】かかる構成のロック手段54によれば、チ
ャイルドシート5を車両用シート1に装着するに際して
は、チャイルドシート5をシートボトム11上に載置し
た後、図3の(イ)に示すように、各係止ロッド52の
後端部をアンカー金具4の水平杆4aに対向させる。こ
の状態で矢印で示すように、チャイルドシート5を後退
させると、まず係止ロッド52の切込み溝52aが水平
杆4aに外嵌する。そして、さらにチャイルドシート5
の後退を継続することにより、係止プレート56は、図
3の(ロ)に示すように、その誘導傾斜56aが水平杆
4aに干渉し、付勢手段58の付勢力に抗して水平軸5
5回りに反時計方向に回動する。これによって水平杆4
aが切込み溝52aの奥部に入り込んでいく。
【0027】そして、さらにチャイルドシート5をシー
トバック12に向けて押圧することにより、図3の
(ハ)に示すように、水平杆4aが切込み溝52aの奥
部に入り込んだ状態になる。この状態では、係止プレー
ト56が付勢手段58の付勢力によって図6の(ロ)に
示す状態から水平軸55回りに時計方向に回動して水平
杆4aが係止溝56bに嵌まり込み、これによってチャ
イルドシート5の前進が阻止されたロック状態になる。
【0028】上記ロック状態を解除するには、操作レバ
ー57を前方に操作して水平軸55回りに回動させれば
よい。こうすることによって係止溝56bが外嵌してい
る係止プレート56が水平軸55回りに時計方向に共回
りし、係止溝56bによる水平杆4aの係止が解除され
るため、チャイルドシート5を車両用シート1から切り
離すことが可能になる。
【0029】図4は、本発明に係るチャイルドシートの
装着構造の第2実施形態を示す斜視図である。この実施
形態においては、アンカー金具4が架橋ロッド41を介
してアッパーレール32に固定されている。具体的に
は、一対のアッパーレール32の後端部間に補強板32
aが差し渡され、この補強板32aに上記同様のアンカ
ー金具4の突設された架橋ロッド41の両側部がボルト
止め等によって固定され、これによって一対のアンカー
金具4がシートボトム11の後端縁とシートバック12
の下端縁の間から外部に露出するようになっている。そ
の他の構造は第1実施形態のものと同様である。
【0030】図5は、本発明に係るチャイルドシートの
装着構造の第3実施形態を示す斜視図である。この実施
形態においては、架橋ロッド41がバックフレーム22
の連結軸25に設けられ、この架橋ロッド41に上記同
様にアンカー金具4が設けられている。その他の構造は
第1実施形態のものと同様である。
【0031】以上詳述したように、本発明のチャイルド
シート5の装着構造は、シートボトム11およびシート
バック12をそれぞれ支持する、ボトムフレーム21お
よびバックフレーム22からなるフレーム構造体2を備
えた車両用シート1のシートボトム11上に着脱自在に
チャイルドシート5を装着するものであり、フレーム構
造体2にチャイルドシート5を係止するフレーム構造体
2と一体のアンカー金具4を設けて構成したため、チャ
イルドシート5は、車両用シート1に装着されることに
よりフレーム構造体2と一体のアンカー金具4に係止さ
れた状態にすることができ、フレーム構造体2の前後動
によって車両用シート1を進退させても、車両用シート
1とチャイルドシート5との相対的な位置関係を不変に
することができる。
【0032】従って、車両用シート1の進退でチャイル
ドシート5の係止状態が変わるような不都合が生じるこ
とはなく、チャイルドシート5の車両用シート1への最
適の装着状態を常に確保した上で車両用シート1を進退
させることができる。すなわち、車両用シート1への係
止手段が車両側に固定される従来のチャイルドシート5
の装着構造ではチャイルドシート5を装着した状態で車
両用シート1を進退させることができなくなるという不
都合が存在するが、本発明ではかかる不都合が存在せ
ず、車両用シート1の前後動の自由度を確保することが
できる。
【0033】また、アンカー金具4を、ボトムフレーム
21の後端部に設けたり、アッパーレール32の後端部
に設けたり、さらには、バックフレーム22の下端部に
設けることにより、チャイルドシート5は係止ベルトを
介してボトムフレーム21若しくはアッパーレール32
の後端部またはバックフレーム22の下端部などの車両
用シート1の後方部分に設けられたアンカー金具4に係
止され、これによってチャイルドシート5の係止状態が
安定し、車両の急停止等によってチャイルドシート5に
前方に向かう力が加わっても、チャイルドシート5が回
転するようなモーメントが発生せず、着座している乳幼
児がモーメントに起因してチャイルドシート5から飛び
出すような不都合を確実に防止することができる。
【0034】また、アンカー金具4を、逆U字形状を呈
した金属片で形成し、その両端部をフレーム構造体2に
一体に溶接止めしたため、チャイルドシート5の後方部
分に、フレーム構造体2に固定されることによって輪状
になったアンカー金具4の輪の中にチャイルドシート5
の係止ロッド52を嵌め込んで係止するという簡単な操
作でチャイルドシート5を車両用シート1に装着するこ
とができ、チャイルドシート5の装着操作の容易に行う
上で有効である。
【0035】さらに、アンカー金具4は、先端部がシー
トボトム11の後縁部とシートバック12との下縁部と
の間から外部に露出し得るように形状設定されているた
め、チャイルドシート5の装着操作をより容易に行うこ
とができる。
【0036】本発明は上記の実施形態に限定されるもの
ではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0037】(1)上記の実施形態においては、アンカ
ー金具4は両端部が架橋ロッド41に溶接止めされるU
字形状のもので形成されているが、本発明は、アンカー
金具としてU字形状を呈したものを採用することに限定
されるものではなく、L字形状の釣針状のもの等各種の
形状のアンカー金具を採用することが可能である。但
し、アンカー金具の種類に応じてチャイルドシート5の
係止ロッド52の形状およびロック手段54の構成も変
更を要する場合がある。
【0038】(2)上記の実施形態においては、チャイ
ルドシートの装着構造が自動車用のシートに適用されて
いるが、鉄道車両用や船舶用のシート、さらには航空機
用のシートにも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のチャイルドシー
トの装着構造によれば、シートボトムおよびシートバッ
クがそれぞれ支持される、ボトムフレームおよびバック
フレームからなるフレーム構造体にチャイルドシートを
係止する係止部材が一体に設けられているため、チャイ
ルドシートを、係止部材に係止することによって車両用
シートを進退させても、車両用シートとチャイルドシー
トとの相対的な位置関係は不変であり、車両用シートの
進退でチャイルドシートの係止状態が変わるような不都
合が生じることはなく、チャイルドシートの車両用シー
トへの最適の装着状態を常に確保した上で車両用シート
の前後動が可能であり、チャイルドシートを装着しても
車両用シート進退の自由度を確保することができる。
【0040】本発明の請求項2〜4記載のチャイルドシ
ートの装着構造によれば、係止部材を、ボトムフレーム
の後端部、アッパーレールの後端部あるいはバックフレ
ームの下端部に設けたため、チャイルドシートは係止ベ
ルトを介してボトムフレーム若しくはアッパーレールの
後端部またはバックフレームの下端部などの車両用シー
トの後方部分に設けられた係止部材に係止されて係止状
態が安定し、車両の急停止等によってチャイルドシート
に前方に向かう力が加わっても、チャイルドシートが回
転するようなモーメントが発生せず、着座している乳幼
児がモーメントに起因してチャイルドシートから飛び出
すような不都合を確実に防止することができる。
【0041】本発明の請求項5記載のチャイルドシート
の装着構造によれば、係止部材として逆U字形状のアン
カー金具を採用し、このアンカー金具の両端部をフレー
ム構造体に一体に固定したため、フレーム構造体に固定
されることによって輪状になったアンカー金具の輪の中
に嵌め込んで係止する所定の係止突片をチャイルドシー
トの後方部分に突設することにより、この係止突片をア
ンカー部材に嵌め込むという簡単な操作でチャイルドシ
ートを車両用シートに装着することができ、チャイルド
シートの装着操作を容易に行うことができる。
【0042】本発明の請求項6記載のチャイルドシート
の装着構造によれば、アンカー金具を、先端部がシート
ボトムの後縁部とシートバックとの下縁部との間から外
部に露出し得るように形状設定したため、アンカー金具
がシートの外部に露出していることにより、係止突片の
嵌め込み操作が容易になり、チャイルドシートをシート
に簡単に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャイルドシートの装着構造の第
1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すチャイルドシートの側面図である。
【図3】チャイルドシートの係止ロッドがアンカー金具
に係止された状態を示す図2の部分拡大図であり、
(イ)は、係止ロッドがアンカー金具に係止される直前
の状態、(ロ)は、係止ロッドがアンカー金具に係止さ
れつつある状態、(ハ)は、係止ロッドがアンカー金具
に係止された状態をそれぞれ示している。
【図4】本発明に係るチャイルドシートの装着構造の第
2の実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るチャイルドシートの装着構造の第
3の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用シート 11 シートボトム 12 シートバック 2 フレーム構造体 21 ボトムフレーム 22 バックフレーム 3 スライダー 31 ロアーレール 32 アッパーレール 4 アンカー金具 5 チャイルドシート 51 チャイルドシート本体 52 係止ロッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートボトムおよびシートバックがそれ
    ぞれ支持される、ボトムフレームおよびバックフレーム
    からなるフレーム構造体を備えた車両用シートのシート
    ボトム上に着脱自在に装着されるチャイルドシートの装
    着構造であって、上記フレーム構造体は、チャイルドシ
    ートを係止するフレーム構造体と一体の係止部材を有し
    ていることを特徴とするチャイルドシートの装着構造。
  2. 【請求項2】 上記係止部材は、上記ボトムフレームの
    後端部に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    のチャイルドシートの装着構造。
  3. 【請求項3】 上記ボトムフレームは、下部に車両フロ
    アに固定されたロアーレールに案内されて前後動するア
    ッパーレールを有し、上記係止部材は、上記アッパーレ
    ールの後端部に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のチャイルドシートの装着構造。
  4. 【請求項4】 上記係止部材は、上記バックフレームの
    下端部に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    のチャイルドシートの装着構造。
  5. 【請求項5】 上記係止部材は、逆U字形状を呈したア
    ンカー金具で形成され、このアンカー金具の両端部が、
    上記フレーム構造体に一体に固定されていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載のチャイルドシ
    ートの装着構造。
  6. 【請求項6】 上記アンカー金具は、先端部がシートボ
    トムの後縁部とシートバックとの下縁部との間から外部
    に露出し得るように形状設定されていることを特徴とす
    る請求項5記載のチャイルドシートの装着構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519767A (ja) * 2008-05-02 2011-07-14 レカロ エアクラフト シーティング ゲーエムベーハー アンド シーオー.ケージー チャイルドシートを固定する固定装置を有する航空機乗客シート

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