JPH05185869A - 車両用子供シート - Google Patents

車両用子供シート

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Publication number
JPH05185869A
JPH05185869A JP4002715A JP271592A JPH05185869A JP H05185869 A JPH05185869 A JP H05185869A JP 4002715 A JP4002715 A JP 4002715A JP 271592 A JP271592 A JP 271592A JP H05185869 A JPH05185869 A JP H05185869A
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JP
Japan
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webbing
vehicle
seat
base
lock member
Prior art date
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Pending
Application number
JP4002715A
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English (en)
Inventor
Isao Washimi
功 鷲見
Hiroshi Tsuge
広 柘植
Sumikazu Sasaki
澄和 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で子供シートを車両のシートに取
り付け、取り付けに必要な部品の紛失の恐れをなくし、
更に、ウエビングがリクライニング動作に影響されて緩
むことを防止する。 【構成】 後部座席10に載置されるベース12に、シ
ート本体20が、車両前後方向に傾動自在に支持され
て、リクライニング動作がなされる。ベース12と共に
シート本体20には、車両用ウエビング60が跨って掛
けられる。そして、シート本体20には、シート本体2
0に形成されたウエビング60が跨がる跨がり部56を
開閉する蓋70が支持されるとともに、ベース12に
は、ウエビング60を介して蓋70と対向するロック部
材86が、第1の位置と第2の位置の間で移動可能に設
けられ、蓋70の閉時には、操作プレート102を操作
することにより、第1の位置で、ウエビング60がロッ
クされ、第2の位置で、ロックが解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックル装置に係合さ
せた車両の乗員保護用ウエビングによって車両のシート
に取り付けられる車両用子供シートに関する。
【0002】
【従来の技術】3点式のシートベルト装置では、ウエビ
ングの一端が、車両側壁の下部に設けられた巻取装置に
巻き取られ、他端が、車両側壁の上部のショルダアンカ
を通って、車両側壁の下部のアンカプレートに係止され
ている。ウエビングの中間部には、タングプレートがス
ライド自在に嵌合しており、タングプレートを車両中央
部に固定されたバックル装置に係合させることにより、
ウエビングは、ショルダアンカとタングプレートとの間
がショルダウエビングとされ、タングプレートとバック
ル装置との間がラップウエビングとされて、乗員に装着
される。
【0003】一方、車両用子供シートとして、子供が着
座されるシート本体が、ベースに傾動自在に設けられて
リクライニング動作をなすものが知られている。
【0004】上記ウエビングを用いて、助手席、あるい
は後部座席に子供シートを取り付けるには、ラップウエ
ビングをベースと共にシート本体に跨がらせて掛け、タ
ングプレートをバックル装置に係合させて行っている。
【0005】この際、ラップウエビングを緊張させてラ
ップウエビングが緩まないように、従来は、図9に示す
ようなロッキングクリップ150が用いられていた。
【0006】ロッキングクリップ150は、対向する一
対の枠片がその中央部で開口されて開口片152とさ
れ、この一対の枠片と直交する他の一対の対向する枠片
の中央部が支持片154で支持された形状とされてお
り、ウエビング156は、バックル装置158に係合さ
せたタングプレート160と子供シートとの間におい
て、ラップウエビング160とショルダウエビング16
2とが重ね合わされた状態で、開口片152の開口か
ら、支持片154と開口片152との間に挿通されて挟
み込まれ、ロックされるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
車両用子供シートでは、ロッキングクリップ150にウ
エビング156を通すのが面倒であるので子供シートの
取り付けは容易でなく、また、ロッキングクリップ15
0が子供シートとは別体であるのでロッキングクリップ
150を紛失する恐れもある。更に、ベースと共にシー
ト本体には、ウエビングが跨がって掛け渡されており、
しかも、ウエビング156はロッキングプレート150
によってロックされているので、シート本体がリクライ
ニング動作をなす際、シート本体の傾動に伴いラップウ
エビング160が追随して緩む恐れがあり、その度にロ
ッキングクリップ150を調整してラップウエビングを
緊張させる必要がある。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、簡単な操作で
子供シートを車両のシートに取り付けることができ、ま
た、取り付けに必要な部品の紛失の恐れもなく、更に、
ウエビングがリクライニング動作に影響されて緩むこと
のない車両用子供シートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バックル装置に係合させた車両の乗員保
護用ウエビングによって車両のシートに取り付けられる
車両用子供シートであって、前記車両のシートに載置さ
れるベースと、子供が車両前後方向を向いて着座可能と
されベースに支持されて車両前後方向に傾動自在となっ
てリクライニング動作をなすとともに前記ウエビングに
よってベースと共に跨がれて掛けられるようにウエビン
グが跨がる跨がり部が形成されたシート本体と、このシ
ート本体に支持されて跨がり部を開閉でき開時にウエビ
ングの脱着を許容するカバー部材と、前記跨がり部のウ
エビングを介してカバー部材と対向してベースに設けら
れるとともにカバー部材の閉時においてカバー部材との
間で跨がり部のウエビングをロックする第1の位置とロ
ックを解除する第2の位置との間で移動可能なロック部
材と、前記ベースに設けられロック部材を第1の位置と
第2の位置とに移動操作する操作部材と、を備えたこと
を特徴とする車両用子供シートを提案するものである。
【0010】
【作用】本発明に係る車両用子供シートによれば、子供
シートを取り付けるには、まず、シート本体が支持され
たベースを車両のシートに載せ、その後、カバー部材を
開け、ウエビングを跨がり部に位置させてバックル装置
に係合させる。
【0011】そして、ロック部材が第1の位置にある状
態で、カバー部材を閉めれば、カバー部材とロック部材
との間でウエビングがロックされる。これにより、子供
シートが車両のシートに保持される。
【0012】なお、子供シートを取り外すには、カバー
部材を開ければよく、これによりウエビングは跨がり部
から取り除かれる。
【0013】一方、シート本体をベースに対して傾動さ
せてリクライニング動作させるには、まず、操作部材に
よって、ロック部材を第1の位置から第2の位置に移動
させる。第2の位置では、カバー部材とロック部材との
間でのウエビングのロックが解除される。これにより、
シート本体をベースに対して傾動させても、ウエビング
はシート本体の傾動に伴い追随することなく、ウエビン
グの緩みが防止される。そして、所定の傾動位置で、操
作部材によってロック部材を第1の位置に移動させる
と、ウエビングは、再度、ロックされる。
【0014】このように、簡単な操作で子供シートを車
両のシートに取り付けることができ、また、取り付けに
必要な部品の紛失の恐れもなく、更に、ウエビングがリ
クライニング動作に影響されて緩むことがない。
【0015】
【実施例】本発明に係る車両用子供シートの一実施例を
図1乃至図8に基づき詳細に説明する。
【0016】図2(車両前方を矢印FRで示し、車両上
方を矢印UPで示し、また車両横方向内方を矢印INで
示す)には、本実施例に係る車両用子供シートが示され
ている。
【0017】子供シートでは、車両のシートを構成する
後部座席10にベース12が載置される。ベース12
は、底壁14を有し、底壁14の車両横方向両側縁には
一対の脇壁16が設けられて車両前方から車両後方に向
かって円弧状に次第に高く立ち上げ形成されるととも
に、底壁14の車両後方縁には背壁18が立ち上げ形成
されて上記一対の脇壁16が接続される形状となってい
る。
【0018】ベース12には、シート本体20が支持さ
れている。シート本体20は、その底部がベース12の
脇壁16と背壁18との内側に位置するように配され、
子供が車両前方を向いて着座できるように、着座部22
と背当て部24とを備えている。また、着座部22の車
両横方向両側には、サイドサポート26が上方に突出形
成されるとともに、背当て部24の車両横方向両側に
も、サイドサポート28が前方に突出形成されている。
更に、着座部22の中央部には、クロッチバックル30
が上方に突設されており、クロッチバックル30には、
背当て部24に取り付けられた子供保護用ウエビング3
2(一部のみ図示)が係脱自在に係合される。
【0019】ベース12の両脇壁16の車両前方部に
は、図1に示すように、その内面に、案内溝34が形成
されている。案内溝34は、ベース12の脇壁16の立
ち上がりに合わせて車両後方に向けて円弧状に延びてい
る。そして、シート本体20の底部には、図3に示すよ
うに、案内溝34に対向して車両横方向両側に複数対の
案内突起36が形成されており、案内突起36が案内溝
34に係合して案内溝34に沿って移動することによ
り、シート本体20が車両前後方向に傾動してリクライ
ニング動作をなす。
【0020】また、ベース12の底壁14の車両前方部
には、図1に示すように、一対のリブ状の止め片38が
突設されている。止め片38は、車両前後方向に延び、
車両後方に向けて次第に高くなるように円弧状に立ち上
げられている。また、止め片38には、止め片38の円
弧状の立ち上がりに従い、円弧線上に、複数の止め孔4
0が形成されている。一方、シート本体20の底部に
は、図3にも示すように、止め孔40に対応する止め軸
42が取り付けブラケット44を介して設けられてい
る。取り付けブラケット44は、車両前後方向から見て
上方を開放したコ字型に形成されてシート本体20の底
部に固定されている。止め軸42は、その軸方向が車両
横方向とされて、取り付けブラケット44の内部からブ
ラケット44の側片を貫通して外部に延出され、その軸
方向に移動可能となっている。また、取り付けブラケッ
ト44内には、車両前後方向に移動可能な長板状の操作
レバー46が設けられている。操作レバー46には、車
両後方端部に、車両上下方向から見てハの字状に一対の
案内孔48が形成され、図1に示すように、案内孔48
には、止め軸42の立ち上げ屈曲部50が係合されてい
る。また、操作レバー46とブラケット44との間に
は、図3に示すように、コイルばね52が介在されてい
る。コイルばね52によれば、常時は、止め軸42が止
め孔40と係合した状態にあり、シート本体20のベー
ス12に対する傾動位置が保持される。これに対して、
操作レバー46の車両前方端部に開口形成された把持部
54が、コイルばね52に対抗して引っ張られ、操作レ
バー46が車両前方に移動すると、案内孔48に沿って
止め軸42の立ち上げ屈曲部50が案内されて、止め軸
42は、ブラケット44の内方に移動し、止め孔40と
係合した状態から外れた状態となり、シート本体20の
ベース12に対する傾動が許容される。
【0021】シート本体20には、着座部22と背当て
部24との間に、図3に示すように、凹設された跨がり
部56が形成されている。跨がり部56には、図2に示
すように、ベース12の両脇壁16上面に跨がり部56
と連続して形成された凹部58を通った車両用ウエビン
グ60がベース12と共にシート本体20を跨ぐように
掛けられる。
【0022】ウエビング60は、その一端が車両の側壁
下部に設けられた巻取り装置(図示を省略)に巻き取ら
れ、他端が車両の側壁上部のショルダアンカ(図示を省
略)を通って、車両の側壁下部のアンカプレート(図示
を省略)に係止されている。ウエビング60の中間部に
は、図2に示すように、タングプレート62が嵌合され
て、タングプレート62は、後部座席10の車両横方向
中央寄りに位置されたバックル装置64に係合される。
ウエビング60のうち、タングプレート62とアンカプ
レートとの間はラップウエビング66とされ、タングプ
レート62とショルダアンカとの間はショルダウエビン
グ68とされる。
【0023】跨がり部56では、ウエビング60は、タ
ングプレート62がバックル装置64に係合された状態
で、ラップウエビング66とショルダウエビング68と
が重ね合わされて位置される。
【0024】また、跨がり部56には、カバー部材を構
成する矩形な蓋70が設けられている。蓋70は、車両
横方向両側が車両前方に延出されて車両横方向を軸方向
とする軸部72を持ち、軸部72によってシート本体2
0の着座部22に支持されて軸部72の回りに回動自在
となっている。これにより、跨がり部56が開閉可能と
なる。なお、蓋70の車両後方端の中央部には、ストッ
パ片74が突出され、蓋70の閉時には、ストッパ片7
4に対応して背当て部24に設けられた止め具76によ
って係脱自在に弾性的に係止される。
【0025】蓋70の下面には、図1に示すように、シ
ート本体20の車両横方向両端部に、一対の係合凸部7
8が形成され、跨がり部56のウエビング60に対向位
置される。なお、係合凸部78に対向して、跨がり部5
6には、図3に示すように、一対の矩形の切り欠き孔5
7が形成されており、蓋70の閉時には、係合凸部78
が切り欠き孔57を貫通して下方に突出される。
【0026】一方、ベース12内には、脇壁16間に、
中板80が掛け渡されている。中板80は、車両横方向
中央部から背壁28に至っており、中板80の高さが車
両後方に向かうのに従い高くなるように傾斜されてい
る。また、中板80には、上記係合凸部78に対向する
位置に、一対の支持ブラケット82が設けられている。
支持ブラケット82は、車両横方向から見て角筒状に形
成され、更に、ブラケット82の上片84が、車両横方
向にフランジ状に延出されてなり、その上片84が中板
80の上面に支持された状態で、中板80を貫通して垂
下固定されている。また、支持ブラケット82には、ロ
ック部材86が設けられている。ロック部材86は、上
端にフランジ88を形成して車両前後方向から見て倒立
ハット型に形成され、フランジ88がブラケット82の
外部に残り、ロック部材86の両側片90がブラケット
82の上片84を貫通するようにして、ブラケット82
内に入り込んでおり、上方に位置する第1の位置から下
方に位置する第2の位置に上下(中板80と垂直方向
に)に移動可能となっている。そして、ロック部材86
の内部には、ブラケット82の外部で、係合凹部92が
形成される。
【0027】これにより、蓋70の閉時にあって、ロッ
ク部材86の第1の位置では、図4及び図5に示すよう
に、跨がり部56のウエビング60を介して、係合凸部
78が係合凹部92に入り込んで係合される。これによ
り、跨がり部56のウエビング60は、ラップウエビン
グ66とショルダウエビング68とが合わされた状態
で、係合凸部78と係合凹部92との間で屈曲されると
ともに、ロック部材86のフランジと、これに対向する
蓋70の下面との間で押圧されて、ロックされる。これ
により、ラップウエビン66がアンカプレートとバック
ル装置64との間で緊張状態に保持される。
【0028】蓋70の閉時にあって、ロック部材86の
第2の位置では、図6及び図7に示すように、係合凸部
78と係合凹部92とが非係合状態となってロックが解
除され、ウエビング60は、係合凸部78と係合凹部9
2との間でフリーとなる。
【0029】また、ロック部材86の底は、図4に示す
ように、車両前後方向両端部が閉成されて底片94とさ
れ、中間部が開放されて開口96とされ、底片94とブ
ラケット82の上片84との間には、車両前後方向両端
部に、コイルばね98が介在されている。コイルばね9
8は、ロック部材86を、常時、第2の位置に位置させ
るように付勢する。
【0030】ブラケット82内には、その底片100の
上面に、操作部材を構成する操作プレート102が設け
られている。操作プレート102は、車両前後方向に移
動でき、操作プレート102の上面には、ロック部材8
6の両底片94に当接する一対の頂部104と、頂部1
04間に形成された谷部106とを備え、操作プレート
102が車両前方に移動して、頂部104がロック部材
86の底片94から外れると、コイルばね98の付勢力
に伴い、ロック部材86が車両下方に移動し、開口部9
6に頂部104が入り込んだ状態となり、すなわち、ロ
ック部材86の底片94が操作プレート102の谷部1
06に当接するとともに、ロック部材86のフランジ8
8がブラケット82の上片84に当接して、ロック部材
86が第2の位置に到る(図6)。操作プレート102
の頂部104と谷部106との間、並びに、操作プレー
ト102の車両後方端部は、傾斜面105で形成され、
操作プレート102が車両後方に移動する際、ロック部
材86の底片94が傾斜面105に沿って押し上げら
れ、ロック部材86が第1の位置に移動できるようにな
っている。
【0031】また、操作プレート102には、中板80
との間にコイルばね108が介在され、常時は、操作プ
レート102が車両後方に移動付勢されている。このコ
イルばね108は、上記コイルばね98より付勢力が強
く形成されており、操作プレート102の車両後方端
が、中板80に垂下された規制突起81に当接されて、
操作プレート102の車両後方の移動が拘束されたこの
拘束位置で、操作プレート102の頂部104がロック
部材86の底片94と当接されるようになっている。
【0032】更に、操作プレート102の車両前方端部
には、ワイヤ109の一端が係止され、ワイヤ109の
他端は、図1に示すように、前記操作レバー46に連結
されており、操作プレート102は、操作レバー46と
連動する。すなわち、シート本体20をベース12に対
して傾動させるために、操作レバー46を車両前方に引
っ張れば、操作プレート102も車両前方に引っ張られ
るようになっている。
【0033】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
子供シートを取り付けるには、シート本体20が支持さ
れたベース12を後部座席10に載せ、その後、蓋70
を開け(図8)、ラップウエビング66とショルダウエ
ビング68とを重ね合わせた状態で、ウエビング60を
跨がり部56に位置させて、タングプレート62をバッ
クル装置64に係合させる。
【0034】そして、ロック部材86が第1の位置にあ
る状態で、蓋70を閉めれば、ウエビング60を介し
て、係合凸部78と係合凹部92とが係合し、蓋70と
ロック部材86との間で、ラップウエビング66とショ
ルダウエビング68とを重ね合わせたウエビング60が
ロックされる(図4及び図5)。これにより、子供シー
トが後部座席10に保持される。
【0035】なお、子供シートを取り外すには、止め具
76を押して、ストッパ片74との係止を解き、蓋70
を開ければよく(図8)、これによりウエビング60は
跨がり部56から取り除かれる。
【0036】一方、シート本体20をベース12に対し
て傾動させてリクライニング動作させるには、まず、操
作レバー46を車両前方に引っ張る。これによって、止
め軸42が止め孔40から外れて、シート本体20の傾
動が許容される。
【0037】操作レバー46を車両前方に引っ張ると、
これと同時に、ロック部材102が車両前方に引っ張ら
れて移動し、ロック部材86の底片94からロック部材
102の頂部104が外れ、ロック部材86は、第1の
位置から第2の位置に移動する。
【0038】第2の位置では(図6及び図7)、蓋70
とロック部材86との間でのウエビング60のロックが
解除されて、フリーの状態となる。これにより、シート
本体20をベース12に対して傾動させても、ウエビン
グ60はシート本体20の傾動に伴い追随することな
く、ラップウエビング66の緩みが防止される。
【0039】なお、蓋70の係合凸部78、及びロック
部材86の係合凹部92は、シート本体20の傾動範囲
に渡って、車両前後方向に十分広い幅を有しており、係
合凸部78は、シート本体20の傾動に伴い、ウエビン
グ60、係合凹部92に対して相対移動しても、ウエビ
ング60を介して係合凹部92に確実に係合できるよう
になっている。
【0040】そして、所定の傾動位置で操作レバー46
を原位置に戻せば、止め軸42が止め孔40に係合し
て、シート本体20は、所定の傾動位置が保持される。
また、操作プレート102も、車両後方に移動して、ロ
ック部材86が第1の位置に移動し、ウエビング60
は、再度、ロックされる。
【0041】このように、簡単な操作で子供シートを後
部座席10に取り付けることができ、また、取り付けに
必要な部品の紛失の恐れもなく、更に、ウエビング60
がリクライニング動作に影響されて緩むことがない。
【0042】また、蓋70の開時にあっては、蓋70に
よって、子供が着座できないので、子供が着座するとき
は、必ず、蓋を閉めることが求められ、従って、ウエビ
ングのロックの有無が確実に確認される。
【0043】更に、リクライニング動作のための操作レ
バー46とウエビングのロックを解除するための操作プ
レート102とが連動しているので、リクライニング動
作時には、必ず、ウエビング60のロックが解除される
ことになり、リクライニング動作を容易かつ迅速になす
ことができる。
【0044】なお、ウエビング60は、その表面が水平
でなく、斜めとされて子供シートに掛けられているの
で、これに対応して、蓋70の係合凸部78、ロック部
材68の係合凹部が斜めに形成され、また、ロック部材
86は、鉛直方向ではなく、ウエビング60の表面と直
交する方向に移動して、ウエビング60を、より的確に
ロックするようになっている。
【0045】以上実施例を説明したが、本発明は、上記
実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であ
る。例えば、上記実施例では、車両の後部座席10に取
付けられる子供シートについて説明したが、後部座席1
0に限定されるものではなく、また、ウエビングとし
て、3点式のシートベルト装置のものを用いているが、
これに限定されるものでもない。
【0046】
【発明の効果】本発明の車両用子供シートでは、簡単な
操作で子供シートの取り付けを行うことができ、また、
取り付けに必要な部品の紛失の恐れもなく、更に、ウエ
ビングがリクライニング動作に影響されて緩むことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用子供シートを車
両横方向内方から見た要部の分解斜視図である。
【図2】本実施例に係る車両用子供シートを車両横方向
内方から見た全体斜視図である。
【図3】本実施例に係る車両用子供シートのシート本体
を車両下方から見た斜視図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図4において、ロック部材が第2の位置に移動
した状態を示す図である。。
【図7】図5において、ロック部材が第2の位置に移動
した状態を示す図である。。
【図8】図4において、蓋が開いた状態を示す図であ
る。
【図9】従来の車両用子供シートの取り付けに用いられ
るロッキングクリップを示す斜視図である。
【符号の説明】 10 後部座席(車両のシート) 12 ベース 20 シート本体 56 跨がり部 60 ウエビング 64 バックル装置 70 蓋(カバー部材) 86 ロック部材 102 操作プレート(操作手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックル装置に係合させた車両の乗員保
    護用ウエビングによって車両のシートに取り付けられる
    車両用子供シートであって、前記車両のシートに載置さ
    れるベースと、子供が車両前後方向を向いて着座可能と
    されベースに支持されて車両前後方向に傾動自在となっ
    てリクライニング動作をなすとともに前記ウエビングに
    よってベースと共に跨がれて掛けられるようにウエビン
    グが跨がる跨がり部が形成されたシート本体と、このシ
    ート本体に支持されて跨がり部を開閉でき開時にウエビ
    ングの脱着を許容するカバー部材と、前記跨がり部のウ
    エビングを介してカバー部材と対向してベースに設けら
    れるとともにカバー部材の閉時においてカバー部材との
    間で跨がり部のウエビングをロックする第1の位置とロ
    ックを解除する第2の位置との間で移動可能なロック部
    材と、前記ベースに設けられロック部材を第1の位置と
    第2の位置とに移動操作する操作部材と、を備えたこと
    を特徴とする車両用子供シート。
JP4002715A 1992-01-10 1992-01-10 車両用子供シート Pending JPH05185869A (ja)

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