JP2000198266A - インクジェット記録紙 - Google Patents
インクジェット記録紙Info
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- JP2000198266A JP2000198266A JP11002429A JP242999A JP2000198266A JP 2000198266 A JP2000198266 A JP 2000198266A JP 11002429 A JP11002429 A JP 11002429A JP 242999 A JP242999 A JP 242999A JP 2000198266 A JP2000198266 A JP 2000198266A
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- JP
- Japan
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- ink jet
- jet recording
- acid
- ink
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インク吸収性、耐水性に優れた光沢インクジ
ェット記録紙を提供する。 【課題手段】 少なくとも支持体の片面に無水グルコー
ス単位1個あたりの硝酸エステル基置換度が0.2〜
2.95、カルボキシアルキルエーテル基置換度が0.
05〜2.8であるカルボキシアルキルセルロースの硝
酸エステル類3〜80重量%及び水性高分子20〜97
重量%からなる塗工膜を有し、該支持体がカチオン性の
サイズ剤を含有することを特徴とするインクジェット記
録紙。
ェット記録紙を提供する。 【課題手段】 少なくとも支持体の片面に無水グルコー
ス単位1個あたりの硝酸エステル基置換度が0.2〜
2.95、カルボキシアルキルエーテル基置換度が0.
05〜2.8であるカルボキシアルキルセルロースの硝
酸エステル類3〜80重量%及び水性高分子20〜97
重量%からなる塗工膜を有し、該支持体がカチオン性の
サイズ剤を含有することを特徴とするインクジェット記
録紙。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録紙に関するものである。さらに詳しくはインク吸収
性、耐水性に優れたインクジェット記録紙に関する。
録紙に関するものである。さらに詳しくはインク吸収
性、耐水性に優れたインクジェット記録紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている記録方式として、ワ
イヤードット記録方式、感熱発色記録方式、感熱溶融熱
転写記録方式、感熱昇華転写記録方式、電子写真記録方
式、インクジェット記録方式等の種々の記録方式があ
る。この中で、インクジェット方式は記録用シートとし
て普通紙を使用できること、プリントコストが安いこ
と、装置がコンパクトで騒音がなく、高速記録、カラー
化が容易であるなどの特徴がある。これらでプリントア
ウトされたものは大型のポスター、ディスプレイ、チラ
シ等の意匠性を持つメディアとして近年急速にその需要
が高まっている。
イヤードット記録方式、感熱発色記録方式、感熱溶融熱
転写記録方式、感熱昇華転写記録方式、電子写真記録方
式、インクジェット記録方式等の種々の記録方式があ
る。この中で、インクジェット方式は記録用シートとし
て普通紙を使用できること、プリントコストが安いこ
と、装置がコンパクトで騒音がなく、高速記録、カラー
化が容易であるなどの特徴がある。これらでプリントア
ウトされたものは大型のポスター、ディスプレイ、チラ
シ等の意匠性を持つメディアとして近年急速にその需要
が高まっている。
【0003】一般的なインクジェット記録用のインクに
は水性インクが使用されており、鮮明な画像を再現する
ためには、高いインク吸収速度とインク定着性がインク
ジェット記録紙に要求されている。また、鮮明な画像を
得るにはインクジェット記録紙自体に光沢を付与するこ
とも有効である。画像の光沢とインク吸収性、定着性を
改良する方法として例えば、カルボキシアルキルセルロ
ースの硝酸エステル類を利用した方法が提案されている
が、支持体の構成については具体的には言及されていな
い(特開平9−76627号公報)。あるいは、カルボ
キシアルキルセルロースの硝酸エステル類を用いて抄紙
して得られる紙が提案されているが、紙の内部にカルボ
キシアルキルセルロースの硝酸エステル類が均一に分散
されるため、高い表面光沢を得ることが困難である(特
開平10−325096号公報)。
は水性インクが使用されており、鮮明な画像を再現する
ためには、高いインク吸収速度とインク定着性がインク
ジェット記録紙に要求されている。また、鮮明な画像を
得るにはインクジェット記録紙自体に光沢を付与するこ
とも有効である。画像の光沢とインク吸収性、定着性を
改良する方法として例えば、カルボキシアルキルセルロ
ースの硝酸エステル類を利用した方法が提案されている
が、支持体の構成については具体的には言及されていな
い(特開平9−76627号公報)。あるいは、カルボ
キシアルキルセルロースの硝酸エステル類を用いて抄紙
して得られる紙が提案されているが、紙の内部にカルボ
キシアルキルセルロースの硝酸エステル類が均一に分散
されるため、高い表面光沢を得ることが困難である(特
開平10−325096号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インク吸収
性、耐水性に優れたインクジェット記録紙を提供するこ
とを目的とする。
性、耐水性に優れたインクジェット記録紙を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
の解決のためには、カルボキシアルキルセルロースの硝
酸エステル類が有用であることを見出し本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は少なくとも支持体の片面に
無水グルコース単位1個あたりの硝酸エステル基置換度
が0.2〜2.95、カルボキシアルキルエーテル基置
換度が0.05〜2.8であるカルボキシアルキルセル
ロースの硝酸エステル類3〜80重量%及び水性高分子
20〜97重量%からなる塗工膜を有し、該支持体がカ
チオン性のサイズ剤を含有することを特徴とするインク
ジェット記録紙に関するものである。
の解決のためには、カルボキシアルキルセルロースの硝
酸エステル類が有用であることを見出し本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は少なくとも支持体の片面に
無水グルコース単位1個あたりの硝酸エステル基置換度
が0.2〜2.95、カルボキシアルキルエーテル基置
換度が0.05〜2.8であるカルボキシアルキルセル
ロースの硝酸エステル類3〜80重量%及び水性高分子
20〜97重量%からなる塗工膜を有し、該支持体がカ
チオン性のサイズ剤を含有することを特徴とするインク
ジェット記録紙に関するものである。
【0006】本発明で使用する支持体としては、上質
紙、中質紙、ボンド紙、アート紙、コピー紙、段ボール
紙、塗工紙、難燃紙などの紙が挙げられる。本発明で使
用するサイズ剤としては、カチオン性の樹脂、あるいは
カチオン性を呈する無機物が使用できる。カチオン性の
樹脂とは、アミド基、イミド基、1級アミノ基、2級ア
ミノ基、3級アミノ基、1級アンモニウム塩基、2級ア
ンモニウム塩基、3級アンモニウム塩基、4級アンモニ
ウム塩基から選ばれる少なくとも1種のカチオン基を含
むモノマーあるいはポリマーである。商品名としてはワ
イステックスE100、ワイステックスH180、ワイ
ステックスN50、ワイステックスT101(以上ナガ
セ化成製)、ネオフィックスRD5、ネオフィックスR
250、ネオフィックスRD40、ネフィックスR80
0(以上日華化学製)、HCポリマー(大阪有機化学
製)、ポリアリルアミンPAS−H−5L、PAS−H
10L、PAA−HCL−10L(以上日東紡績製)、
スミレーズレジンSR1001(住友化学製)、ハイマ
ックスSC700(ハイモ製)、ポリフィックス601
(昭和子分子製)、DM30A、LDM、4−MAC
(以上旭電化製)などが挙げられる。カチオン性を呈す
る無機物としては、硫酸亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸
亜鉛アルミニウム、硫酸亜鉛カリウム、硫酸亜鉛アンモ
ニウム、擬ベーマイトアルミナゾル、硝酸アルミニウム
などが挙げられる。特に、染料の定着性の点から、カチ
オン基として4級アンモニウム塩基を有するネオフィッ
クスシリーズ、変性ポリアミン樹脂からなるポリフィッ
クスシリーズが好ましい。
紙、中質紙、ボンド紙、アート紙、コピー紙、段ボール
紙、塗工紙、難燃紙などの紙が挙げられる。本発明で使
用するサイズ剤としては、カチオン性の樹脂、あるいは
カチオン性を呈する無機物が使用できる。カチオン性の
樹脂とは、アミド基、イミド基、1級アミノ基、2級ア
ミノ基、3級アミノ基、1級アンモニウム塩基、2級ア
ンモニウム塩基、3級アンモニウム塩基、4級アンモニ
ウム塩基から選ばれる少なくとも1種のカチオン基を含
むモノマーあるいはポリマーである。商品名としてはワ
イステックスE100、ワイステックスH180、ワイ
ステックスN50、ワイステックスT101(以上ナガ
セ化成製)、ネオフィックスRD5、ネオフィックスR
250、ネオフィックスRD40、ネフィックスR80
0(以上日華化学製)、HCポリマー(大阪有機化学
製)、ポリアリルアミンPAS−H−5L、PAS−H
10L、PAA−HCL−10L(以上日東紡績製)、
スミレーズレジンSR1001(住友化学製)、ハイマ
ックスSC700(ハイモ製)、ポリフィックス601
(昭和子分子製)、DM30A、LDM、4−MAC
(以上旭電化製)などが挙げられる。カチオン性を呈す
る無機物としては、硫酸亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸
亜鉛アルミニウム、硫酸亜鉛カリウム、硫酸亜鉛アンモ
ニウム、擬ベーマイトアルミナゾル、硝酸アルミニウム
などが挙げられる。特に、染料の定着性の点から、カチ
オン基として4級アンモニウム塩基を有するネオフィッ
クスシリーズ、変性ポリアミン樹脂からなるポリフィッ
クスシリーズが好ましい。
【0007】本発明で使用するカルボキシアルキルセル
ロースの硝酸エステル類とは、カルボキシアルキルセル
ロース中に含まれる硝酸エステル基置換度が0.2〜
2.95、カルボキシアルキルエーテル基置換度が0.
05〜2.8であり、たとえば、カルボキシメチルセル
ロースを硝酸、硫酸、水の混酸中で反応させて調整した
物をいい、詳しくは特開平5−39301号公報、特開
平5−39302号公報に示された水性セルロース誘導
体を使用することができる。
ロースの硝酸エステル類とは、カルボキシアルキルセル
ロース中に含まれる硝酸エステル基置換度が0.2〜
2.95、カルボキシアルキルエーテル基置換度が0.
05〜2.8であり、たとえば、カルボキシメチルセル
ロースを硝酸、硫酸、水の混酸中で反応させて調整した
物をいい、詳しくは特開平5−39301号公報、特開
平5−39302号公報に示された水性セルロース誘導
体を使用することができる。
【0008】硝酸エステル基置換度が0.2未満では、
塗膜の耐水性が不十分であり、2.95を越えると、親
水性が不十分になる。カルボキシアルキルエーテル基置
換度が0.05未満では水への溶解性が不十分になり、
塗膜のインク吸収性が不十分になり、2.8を越える
と、塗膜の耐水性が不十分となる。本発明において、カ
ルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類の硝酸エ
ステル基置換度の好ましい範囲は0.2以上、2.2以
下であり、カルボキシアルキルエーテル基置換度の好ま
しい範囲は0.05以上、1.5以下である。
塗膜の耐水性が不十分であり、2.95を越えると、親
水性が不十分になる。カルボキシアルキルエーテル基置
換度が0.05未満では水への溶解性が不十分になり、
塗膜のインク吸収性が不十分になり、2.8を越える
と、塗膜の耐水性が不十分となる。本発明において、カ
ルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類の硝酸エ
ステル基置換度の好ましい範囲は0.2以上、2.2以
下であり、カルボキシアルキルエーテル基置換度の好ま
しい範囲は0.05以上、1.5以下である。
【0009】本発明においては、上記カルボキシルアル
キルセルロースの硝酸エステル類以外の水溶性高分子を
併用する。本発明で使用する水性高分子としては、石灰
処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチンなど
のゼラチン誘導体、例えばフタール酸、マレイン酸、フ
マール酸などの二塩基酸の無水物と反応したゼラチン等
の各種ゼラチン、酸化でんぷん、エーテル化でんぷんな
どのでんぷん類、メチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ースなどのセルロース誘導体、ポリアルキレンオキサイ
ドおよびそれらの誘導体、ポリアクリル酸、ポリメタア
クリル酸またはそのエステル、塩類及びそれらの共重合
体、ポリヒドロキシエチルメタアクリレート及びその共
重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジウム
ハライド、各種鹸化度のポリビニルアルコール、カチオ
ン変性、カルボキシ変性、両性のポリビニルアルコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリビニルエーテル、アルキルビニルエーテル・無
水マレイン酸共重合体、スチレン・無水マレイ酸共重合
体、及びそれらの塩、ポリエチレンイミンなどの合成ポ
リマー、スチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタア
クリレート・ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共
重合体ラテックス、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル・マレ
イン酸エステル共重合体、酢酸ビニル・アクリル酸エス
テル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体などの酢
酸ビニル共重合体ラテックス、アクリル酸エステル重合
体、メタクリル酸エステル重合体、エチレン・アクリル
酸エステル共重合体、スチレン・アクリル酸エステル共
重合体などのアクリル系重合体または共重合体のラテッ
クス、塩化ビニリデン系共重合体ラテックスあるいはこ
れらの各種重合体のカルボキシル基などの官能基含有単
量体による官能基変性重合体ラテックス、メラミン樹
脂、尿素樹脂などの熱硬化性合成樹脂などの水性接着剤
および、ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル
コーポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂
などの合成樹脂をあげることができるが、カチオン変成
ポリビニルアルコールが好ましい。
キルセルロースの硝酸エステル類以外の水溶性高分子を
併用する。本発明で使用する水性高分子としては、石灰
処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチンなど
のゼラチン誘導体、例えばフタール酸、マレイン酸、フ
マール酸などの二塩基酸の無水物と反応したゼラチン等
の各種ゼラチン、酸化でんぷん、エーテル化でんぷんな
どのでんぷん類、メチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ースなどのセルロース誘導体、ポリアルキレンオキサイ
ドおよびそれらの誘導体、ポリアクリル酸、ポリメタア
クリル酸またはそのエステル、塩類及びそれらの共重合
体、ポリヒドロキシエチルメタアクリレート及びその共
重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジウム
ハライド、各種鹸化度のポリビニルアルコール、カチオ
ン変性、カルボキシ変性、両性のポリビニルアルコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリビニルエーテル、アルキルビニルエーテル・無
水マレイン酸共重合体、スチレン・無水マレイ酸共重合
体、及びそれらの塩、ポリエチレンイミンなどの合成ポ
リマー、スチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタア
クリレート・ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共
重合体ラテックス、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル・マレ
イン酸エステル共重合体、酢酸ビニル・アクリル酸エス
テル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体などの酢
酸ビニル共重合体ラテックス、アクリル酸エステル重合
体、メタクリル酸エステル重合体、エチレン・アクリル
酸エステル共重合体、スチレン・アクリル酸エステル共
重合体などのアクリル系重合体または共重合体のラテッ
クス、塩化ビニリデン系共重合体ラテックスあるいはこ
れらの各種重合体のカルボキシル基などの官能基含有単
量体による官能基変性重合体ラテックス、メラミン樹
脂、尿素樹脂などの熱硬化性合成樹脂などの水性接着剤
および、ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル
コーポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂
などの合成樹脂をあげることができるが、カチオン変成
ポリビニルアルコールが好ましい。
【0010】本発明に使用するカチオン変成ポリビニル
アルコールとは、アミド基、イミド基、1級アミノ
基、、2級アミノ基、3級アミノ基、1級アンモニウム
塩基、2級アンモニウム塩基、3級アンモニウム塩基、
4級アンモニウム塩基から選ばれる少なくとも1種のカ
チオン基を含むポリビニルアルコールである。また、カ
チオン変成量としては0.01モル%以上含有するポリ
ビニルアルコールを指す。カチオン変成量の好ましい範
囲は0.1〜30モル%である。さらには、0.1〜1
5モル%が好ましい。カチオン基の変性量が0.01モ
ル%未満では塗膜の耐水性が不十分となり好ましくな
い。平均鹸化度としては、40〜100モル%が好まし
い。鹸化度が40モル%未満ではインク吸収性が不十分
となる。平均重合度としては、100−5000が好ま
しい。さらには200−3000が好ましい。平均重合
度が100未満では、塗膜の耐水性が低下し、5000
を越えると溶液粘度が高すぎて、樹脂の混合や支持体へ
の塗工などの作業性が悪くなる。
アルコールとは、アミド基、イミド基、1級アミノ
基、、2級アミノ基、3級アミノ基、1級アンモニウム
塩基、2級アンモニウム塩基、3級アンモニウム塩基、
4級アンモニウム塩基から選ばれる少なくとも1種のカ
チオン基を含むポリビニルアルコールである。また、カ
チオン変成量としては0.01モル%以上含有するポリ
ビニルアルコールを指す。カチオン変成量の好ましい範
囲は0.1〜30モル%である。さらには、0.1〜1
5モル%が好ましい。カチオン基の変性量が0.01モ
ル%未満では塗膜の耐水性が不十分となり好ましくな
い。平均鹸化度としては、40〜100モル%が好まし
い。鹸化度が40モル%未満ではインク吸収性が不十分
となる。平均重合度としては、100−5000が好ま
しい。さらには200−3000が好ましい。平均重合
度が100未満では、塗膜の耐水性が低下し、5000
を越えると溶液粘度が高すぎて、樹脂の混合や支持体へ
の塗工などの作業性が悪くなる。
【0011】本発明に使用できるカルボキシアルキルセ
ルロースの硝酸エステル類と水性高分子の混合比は固形
分重量で、カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステ
ル類3〜80重量%、水性高分子20〜97重量%が好
ましい。カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル
類が3重量%未満では塗膜の耐水性が不十分となり、8
0重量%以上では成膜性が低下する。
ルロースの硝酸エステル類と水性高分子の混合比は固形
分重量で、カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステ
ル類3〜80重量%、水性高分子20〜97重量%が好
ましい。カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル
類が3重量%未満では塗膜の耐水性が不十分となり、8
0重量%以上では成膜性が低下する。
【0012】本発明で使用するカルボキシアルキルセル
ロースの硝酸エステル類と水性高分子からなる塗工剤に
は、本発明の特性を損なわない範囲で公知の添加剤が使
用できる。例えば、塗膜の強度、耐水性を向上させる目
的でアルデヒド化合物、メラミン樹脂、活性化ビニル化
合物、酸無水物、イソシアネート化合物、活性化ビニル
化合物、多価金属含有化合物などの水酸基架橋剤が使用
できる。これらの中でもメラミン樹脂が好ましく、さら
に好ましくは低級アルコールでエーテル化したメチル化
メチロールメラミンなどのメチロールメラミン誘導体が
好ましく用いられる。これらの好ましい添加量は、カル
ボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類と水性高分
子の合計量に対して0.1重量%〜20重量%である。
添加量が0.1重量%以下では耐水性が十分に発現され
ない場合があり、20重量%を越えると染料インクの画
像鮮明性が低下する場合がある。
ロースの硝酸エステル類と水性高分子からなる塗工剤に
は、本発明の特性を損なわない範囲で公知の添加剤が使
用できる。例えば、塗膜の強度、耐水性を向上させる目
的でアルデヒド化合物、メラミン樹脂、活性化ビニル化
合物、酸無水物、イソシアネート化合物、活性化ビニル
化合物、多価金属含有化合物などの水酸基架橋剤が使用
できる。これらの中でもメラミン樹脂が好ましく、さら
に好ましくは低級アルコールでエーテル化したメチル化
メチロールメラミンなどのメチロールメラミン誘導体が
好ましく用いられる。これらの好ましい添加量は、カル
ボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類と水性高分
子の合計量に対して0.1重量%〜20重量%である。
添加量が0.1重量%以下では耐水性が十分に発現され
ない場合があり、20重量%を越えると染料インクの画
像鮮明性が低下する場合がある。
【0013】画像鮮明性を向上する目的で、陰イオン性
界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活
性剤、両性界面活性剤が使用できる。陰イオン性界面活
性剤としては、脂肪酸石鹸、N−アシルアミノ酸および
その塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプ
チドなどのカルボン酸塩、硫酸化油、高級アルコール硫
酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、脂肪酸アルキ
ロールアマイドの硫酸エステル塩などの硫酸エステル
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル
塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩などのスルホン酸塩、アルキルエーテル燐酸エステル
塩、アルキル燐酸エステル塩などの燐酸エステル塩等が
挙げられる。
界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活
性剤、両性界面活性剤が使用できる。陰イオン性界面活
性剤としては、脂肪酸石鹸、N−アシルアミノ酸および
その塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプ
チドなどのカルボン酸塩、硫酸化油、高級アルコール硫
酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、脂肪酸アルキ
ロールアマイドの硫酸エステル塩などの硫酸エステル
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル
塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩などのスルホン酸塩、アルキルエーテル燐酸エステル
塩、アルキル燐酸エステル塩などの燐酸エステル塩等が
挙げられる。
【0014】陽イオン性界面活性剤としては、脂肪族の
第1級アミン塩、第2級アミン塩、第3級アミン塩、第
4級アンモニウム塩や、ベンザルコニウム塩、塩化ベン
ゼントニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩な
どが挙げられる。両性界面活性剤としては、カルボキシ
ベタイン型、アミノカルボン酸型、イミダゾリニウムベ
タイン型、レシチン型等が挙げられる。
第1級アミン塩、第2級アミン塩、第3級アミン塩、第
4級アンモニウム塩や、ベンザルコニウム塩、塩化ベン
ゼントニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩な
どが挙げられる。両性界面活性剤としては、カルボキシ
ベタイン型、アミノカルボン酸型、イミダゾリニウムベ
タイン型、レシチン型等が挙げられる。
【0015】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル型、ポリオキシエチレンステロ
ールエーテル型、ポリオキシエチレンラノリン誘導体
型、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル型、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型、ポリ
オキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル型、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル型、脂肪酸グリセリド
型、ポリグリセリン脂肪酸エステル型、ソルビタン脂肪
酸エステル型、プロピレングリコール脂肪酸エステル
型、脂肪酸アルカノールアミド型、ポリオキシエチレン
脂肪酸アミド型、ポリオキシエチレンアルキルアミン
型、アルキルアミンオキサイド型等が挙げられる。これ
らの内、非イオン性界面活性剤が好ましく、特にポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル型などのソルビタ
ンエステルエーテル型やポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル型が好ましい。
シエチレンアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル型、ポリオキシエチレンステロ
ールエーテル型、ポリオキシエチレンラノリン誘導体
型、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル型、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型、ポリ
オキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル型、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル型、脂肪酸グリセリド
型、ポリグリセリン脂肪酸エステル型、ソルビタン脂肪
酸エステル型、プロピレングリコール脂肪酸エステル
型、脂肪酸アルカノールアミド型、ポリオキシエチレン
脂肪酸アミド型、ポリオキシエチレンアルキルアミン
型、アルキルアミンオキサイド型等が挙げられる。これ
らの内、非イオン性界面活性剤が好ましく、特にポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル型などのソルビタ
ンエステルエーテル型やポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル型が好ましい。
【0016】界面活性剤の添加量は、カルボキシアルキ
ルセルロースの硝酸エステル類と水性高分子の合計量に
対して0.1重量%〜20重量%が好ましく、さらに好
ましくは0.1重量%〜10重量%である。0.1重量
%以下では画像鮮明性の改良効果が顕著でなく、20重
量%以上ではインクのにじみが生じる場合がある。イン
クの染料の定着性を向上させる目的で、カチオン化セル
ロース誘導体、カチオン化でんぷん、カチオン化グアガ
ム、ジアリル4級アンモニウム塩重合物、ジアリル4級
アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合物、アニリ
ン樹脂、ポリチオ尿素、ポリエチレンイミン、ポリビニ
ルピリジン類等の水溶性カチオン化ポリマーを添加でき
る。好ましい添加量としては塗工液全体の固形分に対し
て20重量%以下である。さらに好ましくは10重量%
以下である。水溶性カチオン化ポリマーの添加量が20
重量%以上では、ゲル化、相分離が生じる場合がある。
塗膜の耐水性を向上させる目的でpH調整剤が使用でき
る。pH調整剤としては無機酸、有機酸が使用できる
が、塗工液の安定性の点から有機酸が好ましい。中でも
25℃の水中における酸解離定数の逆数の対数値が1〜
6の有機酸が好ましい。この場合、一塩基酸、n塩基酸
を問わず、酸解離定数の逆数の対数値は第一段の解離の
値を指す。これらの有機酸としては、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、マレイン酸、イ
タコン酸などのジカルボン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン
酸、酪酸などの脂肪酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ
酸、酒石酸、クエン酸などのオキシ酸などが挙げられ
る。pH調整剤を使用して得られた塗工液の好ましいp
Hは2〜8、さらに好ましくは4〜7である。pHが8
を越えると塗膜の耐水性向上の効果が低く、pHが2未
満では溶液の増粘が生じるなど作業性が低下する。その
他にも炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、結晶
セルロース等のマット剤、消泡剤、塗布性改良剤、増粘
剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、耐
光性向上剤、保存性向上剤等があげられる。これらは2
種以上を併用して使用することが出来る。
ルセルロースの硝酸エステル類と水性高分子の合計量に
対して0.1重量%〜20重量%が好ましく、さらに好
ましくは0.1重量%〜10重量%である。0.1重量
%以下では画像鮮明性の改良効果が顕著でなく、20重
量%以上ではインクのにじみが生じる場合がある。イン
クの染料の定着性を向上させる目的で、カチオン化セル
ロース誘導体、カチオン化でんぷん、カチオン化グアガ
ム、ジアリル4級アンモニウム塩重合物、ジアリル4級
アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合物、アニリ
ン樹脂、ポリチオ尿素、ポリエチレンイミン、ポリビニ
ルピリジン類等の水溶性カチオン化ポリマーを添加でき
る。好ましい添加量としては塗工液全体の固形分に対し
て20重量%以下である。さらに好ましくは10重量%
以下である。水溶性カチオン化ポリマーの添加量が20
重量%以上では、ゲル化、相分離が生じる場合がある。
塗膜の耐水性を向上させる目的でpH調整剤が使用でき
る。pH調整剤としては無機酸、有機酸が使用できる
が、塗工液の安定性の点から有機酸が好ましい。中でも
25℃の水中における酸解離定数の逆数の対数値が1〜
6の有機酸が好ましい。この場合、一塩基酸、n塩基酸
を問わず、酸解離定数の逆数の対数値は第一段の解離の
値を指す。これらの有機酸としては、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、マレイン酸、イ
タコン酸などのジカルボン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン
酸、酪酸などの脂肪酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ
酸、酒石酸、クエン酸などのオキシ酸などが挙げられ
る。pH調整剤を使用して得られた塗工液の好ましいp
Hは2〜8、さらに好ましくは4〜7である。pHが8
を越えると塗膜の耐水性向上の効果が低く、pHが2未
満では溶液の増粘が生じるなど作業性が低下する。その
他にも炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、結晶
セルロース等のマット剤、消泡剤、塗布性改良剤、増粘
剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、耐
光性向上剤、保存性向上剤等があげられる。これらは2
種以上を併用して使用することが出来る。
【0017】本発明の光沢インクジェット記録媒紙に使
用するサイズ剤の支持体への付着量は0.2〜2.0g
/m2が望ましい。0.2g/m2未満ではインクの定着
性が不十分となり、2.0g/m2を越えるとインクの
吸収性が低下する場合が生じる。本発明のインクジェッ
ト記録紙の支持体上に設けられる塗工膜の厚みは、0.
1〜10μmが良い。好ましくは0.2〜5μmであ
る。厚みが0.1μm未満になると塗膜の光沢が低下
し、10μmを超えるとインク吸収性が不十分となる。
用するサイズ剤の支持体への付着量は0.2〜2.0g
/m2が望ましい。0.2g/m2未満ではインクの定着
性が不十分となり、2.0g/m2を越えるとインクの
吸収性が低下する場合が生じる。本発明のインクジェッ
ト記録紙の支持体上に設けられる塗工膜の厚みは、0.
1〜10μmが良い。好ましくは0.2〜5μmであ
る。厚みが0.1μm未満になると塗膜の光沢が低下
し、10μmを超えるとインク吸収性が不十分となる。
【0018】本発明で使用するカルボキシアルキルセル
ロースの硝酸エステル類は、水及び/または水を主成分
とした有機溶剤に溶解させることができる。それらの溶
剤への溶解性を上げるためにカルボキシアルキルセルロ
ースの硝酸エステル類に含まれるカルボキシル基が一
部、あるいは全部中和されていてもかまわない。中和の
ためにはアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン、アンモニウムイオン、有機アミン等の陽イオンの1
種または2種以上を用いることが出来る。この場合、中
和の程度は、目的とする溶液の水、有機溶剤等の組成に
応じて任意に決定されるが、一般的には、含まれるカル
ボキシル基の50%以上が中和されていることが好まし
い。カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類を
中和することで溶液の粘度が低下し、支持体への塗工性
が向上する。
ロースの硝酸エステル類は、水及び/または水を主成分
とした有機溶剤に溶解させることができる。それらの溶
剤への溶解性を上げるためにカルボキシアルキルセルロ
ースの硝酸エステル類に含まれるカルボキシル基が一
部、あるいは全部中和されていてもかまわない。中和の
ためにはアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン、アンモニウムイオン、有機アミン等の陽イオンの1
種または2種以上を用いることが出来る。この場合、中
和の程度は、目的とする溶液の水、有機溶剤等の組成に
応じて任意に決定されるが、一般的には、含まれるカル
ボキシル基の50%以上が中和されていることが好まし
い。カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類を
中和することで溶液の粘度が低下し、支持体への塗工性
が向上する。
【0019】本発明で使用できるカルボキシアルキルセ
ルロースの硝酸エステル類の溶解に使用できる有機溶剤
としては、アルコール類、多価アルコール類、多価アル
コール類の誘導体、ケトン類、エステル類、カーボネー
ト類等の中から選ばれる1種または2種以上の組み合わ
せからなる溶剤が挙げられる。アルコール類としては、
メタノール、エタノール、nープロパノール、nーブタ
ノール、nーペンタノール、nーヘキサノール、nーヘ
プタノール、nーオクタノール、nーノニルアルコー
ル、nーデカノール、nーウンデカノールまたは、これ
らの異性体、シクロペンタノール、シクロヘキサノール
等があげられる。好ましくは、アルキル炭素数が1〜6
個を有するアルコール類である。多価アルコール類とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3ーブチレングリコール、1,4ーブチレングリコ
ール、1,5ーペンタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,6ーヘキサンジオール、1,2ーシクロヘキ
サンジオール、1,7ーヘプタンジオール、1,8ーオ
クタンジオール、1,9ーノナンジオール、1,10ー
デカンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトール等
があげられる。多価アルコールの誘導体類としては、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロ
ピルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレン
グリコールイソブチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、酢酸セ
ロソルブ等、または有機合成化学協会編の溶剤ポケット
ブック(p、479〜p、574),(1990年9月
20日、オーム社発行)に記載された多価アルコールと
その誘導体類があげられる。ケトン類としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチル
イソブチルケトン、ジイソプロピルケトン、シクロペン
タノン、シクロヘキサノン等があげられる。エステル類
としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ア
ミル、乳酸エステル、酪酸エステル、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、及び、εーカプロラクト
ン、εーカプロラクタム等の環状エステル類があげられ
る。エーテル類としては、ジエチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、nーブチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、テトラヒドロピラン、1,4ージオキサン等があげ
られる。カーボネート類としては、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネー
ト、エチレンカーボネート等があげられる。
ルロースの硝酸エステル類の溶解に使用できる有機溶剤
としては、アルコール類、多価アルコール類、多価アル
コール類の誘導体、ケトン類、エステル類、カーボネー
ト類等の中から選ばれる1種または2種以上の組み合わ
せからなる溶剤が挙げられる。アルコール類としては、
メタノール、エタノール、nープロパノール、nーブタ
ノール、nーペンタノール、nーヘキサノール、nーヘ
プタノール、nーオクタノール、nーノニルアルコー
ル、nーデカノール、nーウンデカノールまたは、これ
らの異性体、シクロペンタノール、シクロヘキサノール
等があげられる。好ましくは、アルキル炭素数が1〜6
個を有するアルコール類である。多価アルコール類とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3ーブチレングリコール、1,4ーブチレングリコ
ール、1,5ーペンタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,6ーヘキサンジオール、1,2ーシクロヘキ
サンジオール、1,7ーヘプタンジオール、1,8ーオ
クタンジオール、1,9ーノナンジオール、1,10ー
デカンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトール等
があげられる。多価アルコールの誘導体類としては、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロ
ピルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレン
グリコールイソブチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、酢酸セ
ロソルブ等、または有機合成化学協会編の溶剤ポケット
ブック(p、479〜p、574),(1990年9月
20日、オーム社発行)に記載された多価アルコールと
その誘導体類があげられる。ケトン類としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチル
イソブチルケトン、ジイソプロピルケトン、シクロペン
タノン、シクロヘキサノン等があげられる。エステル類
としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ア
ミル、乳酸エステル、酪酸エステル、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、及び、εーカプロラクト
ン、εーカプロラクタム等の環状エステル類があげられ
る。エーテル類としては、ジエチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、nーブチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、テトラヒドロピラン、1,4ージオキサン等があげ
られる。カーボネート類としては、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネー
ト、エチレンカーボネート等があげられる。
【0020】本発明のインクジェット記録紙の塗工膜の
形成方法は、エアドクタコーター、ロッドコーター、ナ
イフコーター、リバースロールコーター、トランスファ
ロールコーター、キスコーター、キャストコーティン
グ、スプレイコーター、スロットオリフィスコーター、
カレンダコーター、ブレードコーター、グラビアコータ
ー、カーテンコーター、ロールコーターなどの公知の方
法を適用することが公知の表面処理を施すことができ
る。また、必要に応じて支持体の両面に該塗工剤を設け
る、あるいは該塗工剤とは物性の異なる塗膜を該塗工膜
の裏面の支持体へ塗工しても良い。尚、塗工液濃度、塗
膜乾燥条件は特に限定されるものではないが、塗膜乾燥
条件は基材の諸特性に悪影響を及ぼさない範囲で行うの
が望ましい。
形成方法は、エアドクタコーター、ロッドコーター、ナ
イフコーター、リバースロールコーター、トランスファ
ロールコーター、キスコーター、キャストコーティン
グ、スプレイコーター、スロットオリフィスコーター、
カレンダコーター、ブレードコーター、グラビアコータ
ー、カーテンコーター、ロールコーターなどの公知の方
法を適用することが公知の表面処理を施すことができ
る。また、必要に応じて支持体の両面に該塗工剤を設け
る、あるいは該塗工剤とは物性の異なる塗膜を該塗工膜
の裏面の支持体へ塗工しても良い。尚、塗工液濃度、塗
膜乾燥条件は特に限定されるものではないが、塗膜乾燥
条件は基材の諸特性に悪影響を及ぼさない範囲で行うの
が望ましい。
【0021】本発明でいう光沢とは、記録紙表面の光沢
値を光沢計(60度−60度)で測定した場合の光沢値
が40以上の値を示すものをいう。本発明のインクジェ
ット記録紙は、カチオン性サイズ剤を含有した紙基材上
に、カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類と
水性高分子からなる薄膜の塗工層を設けることによって
構成される。紙基材はそれ自体が多孔性が高く、インク
の溶剤を大量かつ急速に吸収する効果があり、塗工層
は、紙基材へのインクの吸収を阻害しない程度の薄膜と
し、かつインク成分中の染料成分を吸着する機能を発揮
する。さらに、塗工膜中にはカルボキシアルキルセルロ
ースの硝酸エステル類が含有されるため、薄膜であって
も高い光沢を付与することが可能となる。また、塗工膜
が吸着できなかった染料は、紙基材中のカチオン性サイ
ズ剤が定着するために、耐水性テスト時の染料成分の滲
み出しが少ないという特徴がある。
値を光沢計(60度−60度)で測定した場合の光沢値
が40以上の値を示すものをいう。本発明のインクジェ
ット記録紙は、カチオン性サイズ剤を含有した紙基材上
に、カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル類と
水性高分子からなる薄膜の塗工層を設けることによって
構成される。紙基材はそれ自体が多孔性が高く、インク
の溶剤を大量かつ急速に吸収する効果があり、塗工層
は、紙基材へのインクの吸収を阻害しない程度の薄膜と
し、かつインク成分中の染料成分を吸着する機能を発揮
する。さらに、塗工膜中にはカルボキシアルキルセルロ
ースの硝酸エステル類が含有されるため、薄膜であって
も高い光沢を付与することが可能となる。また、塗工膜
が吸着できなかった染料は、紙基材中のカチオン性サイ
ズ剤が定着するために、耐水性テスト時の染料成分の滲
み出しが少ないという特徴がある。
【0022】本発明のカチオン性サイズ剤を有する紙基
材上に、カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル
を含有する塗工膜を設けることによって、インク吸収
性、鮮明性、耐水性と光沢の優れたインクジェット記録
紙が得られる。
材上に、カルボキシアルキルセルロースの硝酸エステル
を含有する塗工膜を設けることによって、インク吸収
性、鮮明性、耐水性と光沢の優れたインクジェット記録
紙が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明をさら
に説明する。なお、本発明における各種特性の測定方法
は以下の通りである。 [記録紙表面光沢の測定方法]光沢計UGV−5D(ス
ガ試験機製)を用い、60度−60度の条件にて光沢値
を測定した。 [インク吸収性の評価方法]インクジェットプリンター
(PM700C;セイコーエプソン社製)でインクジェ
ット記録紙にべた印字する。記録直後に印字面を擦りイ
ンク吸収の速度を判定した。 ○:画像の変化無し、△:やや画像のかすれ有り、×:
画像が不鮮明になる [印字鮮明性の評価方法]インクジェットプリンター
(PM700C;セイコーエプソン社製)でインクジェ
ット記録媒体にべた印字し、印字面の鮮明性を目視評価
する。 ○:良好、△:やや白抜け有り、×:白抜けが著しい [耐水性の評価方法]べた印字したインクジェット記録
紙を室温の水中に1分間浸漬し、インクの流出の程度を
目視評価した。 ○:良好、△:やや流出、×:ほぼ完全に流出
に説明する。なお、本発明における各種特性の測定方法
は以下の通りである。 [記録紙表面光沢の測定方法]光沢計UGV−5D(ス
ガ試験機製)を用い、60度−60度の条件にて光沢値
を測定した。 [インク吸収性の評価方法]インクジェットプリンター
(PM700C;セイコーエプソン社製)でインクジェ
ット記録紙にべた印字する。記録直後に印字面を擦りイ
ンク吸収の速度を判定した。 ○:画像の変化無し、△:やや画像のかすれ有り、×:
画像が不鮮明になる [印字鮮明性の評価方法]インクジェットプリンター
(PM700C;セイコーエプソン社製)でインクジェ
ット記録媒体にべた印字し、印字面の鮮明性を目視評価
する。 ○:良好、△:やや白抜け有り、×:白抜けが著しい [耐水性の評価方法]べた印字したインクジェット記録
紙を室温の水中に1分間浸漬し、インクの流出の程度を
目視評価した。 ○:良好、△:やや流出、×:ほぼ完全に流出
【0024】
【製造例1】カルボキシメチルセルロース(セロゲン5
A;第一工業製薬(株)製;カルボキシメチルエーテル
基置換度=0.7)100gと、硫酸/硝酸/水(=5
9/20/21重量部)の混酸5000gを5リットル
の反応容器中に入れ、5〜10℃で60分間撹拌を継続
しながら硝化反応を行う。反応生成物を遠心分離で除酸
し、直ちに多量の水で洗浄する。反応生成物を80℃で
2時間乾燥して、120gのカルボキシメチルセルロー
スの硝酸エステルを得た。この硝酸エステルの無水グル
コース単位1個あたりの硝酸エステル基置換度は、カル
ボキシメチルセルロースのカルボキシメチルエーテル基
置換度(0.7)と、CHNコーダーによる窒素含有量
の測定より1.9であるとわかった。
A;第一工業製薬(株)製;カルボキシメチルエーテル
基置換度=0.7)100gと、硫酸/硝酸/水(=5
9/20/21重量部)の混酸5000gを5リットル
の反応容器中に入れ、5〜10℃で60分間撹拌を継続
しながら硝化反応を行う。反応生成物を遠心分離で除酸
し、直ちに多量の水で洗浄する。反応生成物を80℃で
2時間乾燥して、120gのカルボキシメチルセルロー
スの硝酸エステルを得た。この硝酸エステルの無水グル
コース単位1個あたりの硝酸エステル基置換度は、カル
ボキシメチルセルロースのカルボキシメチルエーテル基
置換度(0.7)と、CHNコーダーによる窒素含有量
の測定より1.9であるとわかった。
【0025】次に、ここで得られた無水グルコース単位
1個あたりの硝酸エステル基置換度が1.9、カルボキ
シメチルエーテル基置換度が0.7のカルボキシメチル
セルロースの硝酸エステル100gとイオン交換水57
1.4g、イソプロピルアルコール300gを密閉型混
合機に入れ、撹拌を行った。さらに中和剤として10%
アンモニア水を28.6g添加した。加温しながら完全
に溶解させ固形分10%の溶液を得た(これをバインダ
ー液Aとする)。
1個あたりの硝酸エステル基置換度が1.9、カルボキ
シメチルエーテル基置換度が0.7のカルボキシメチル
セルロースの硝酸エステル100gとイオン交換水57
1.4g、イソプロピルアルコール300gを密閉型混
合機に入れ、撹拌を行った。さらに中和剤として10%
アンモニア水を28.6g添加した。加温しながら完全
に溶解させ固形分10%の溶液を得た(これをバインダ
ー液Aとする)。
【0026】
【製造例2】カチオン変成ポリビニルアルコール(CM
318:クラレ社製、重合度1700、鹸化度86−9
1%、カチオン基量1−3モル%))100g、イオン
交換水800g、イソプロピルアルコール100gを混
合機にいれ、完全に溶解するまで撹拌を行い、固形分1
0%の溶液を得た(これをバインダー液Bとする)。バ
インダー液Aとバインダー液Bを重量比換算で20対8
0で混合してバインダー液Cを調整した。
318:クラレ社製、重合度1700、鹸化度86−9
1%、カチオン基量1−3モル%))100g、イオン
交換水800g、イソプロピルアルコール100gを混
合機にいれ、完全に溶解するまで撹拌を行い、固形分1
0%の溶液を得た(これをバインダー液Bとする)。バ
インダー液Aとバインダー液Bを重量比換算で20対8
0で混合してバインダー液Cを調整した。
【0027】
【実施例1】パルプ/水酸化アルミニウム/サランラテ
ックス=29/59/12よりなるコンポジット紙(坪
量140g/m2、白色度94−95%、引張強さ;d
ry6.8kg/15mm幅)を支持体とし、サイズ剤
として高分子4級アンモニウム塩(商品名ネオフィック
スR250;日華化学製)を坪量0.2g/m2 となる
ように支持体に含浸した。サイズ剤が含浸した支持体上
に膜厚が1〜2μmになるようにロッドコーターでバイ
ンダー液Cを塗工し、80℃×15分間乾燥してインク
ジェット記録紙を得た。その評価結果は次のようにな
る。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
ックス=29/59/12よりなるコンポジット紙(坪
量140g/m2、白色度94−95%、引張強さ;d
ry6.8kg/15mm幅)を支持体とし、サイズ剤
として高分子4級アンモニウム塩(商品名ネオフィック
スR250;日華化学製)を坪量0.2g/m2 となる
ように支持体に含浸した。サイズ剤が含浸した支持体上
に膜厚が1〜2μmになるようにロッドコーターでバイ
ンダー液Cを塗工し、80℃×15分間乾燥してインク
ジェット記録紙を得た。その評価結果は次のようにな
る。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
【0028】
【実施例2】サイズ剤を変性ポリアミン樹脂(商品名ポ
リフィックス601;昭和高分子製)に変更した以外は
実施例1と同様にしてインクジェット記録紙を得た。そ
の評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
リフィックス601;昭和高分子製)に変更した以外は
実施例1と同様にしてインクジェット記録紙を得た。そ
の評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
【0029】
【実施例3】サイズ剤を塩化アルミニウムに変更した以
外は実施例1と同様にしてインクジェット記録紙を得
た。その評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:48、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
外は実施例1と同様にしてインクジェット記録紙を得
た。その評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:48、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
【0030】
【実施例4】支持体を中性PPC用紙(リコー製)に変
更した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録
紙を得た。その評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
更した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録
紙を得た。その評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:○
【0031】
【比較例1】パルプ/水酸化アルミニウム/サランラテ
ックス=29/59/12よりなるコンポジット紙(坪
量140g/m2、白色度94−95%、引張強さ;d
ry6.8kg/15mm幅)をインクジェット記録紙
として使用した評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:0.5、インク吸収性:○、鮮明性:×、
耐水性:×
ックス=29/59/12よりなるコンポジット紙(坪
量140g/m2、白色度94−95%、引張強さ;d
ry6.8kg/15mm幅)をインクジェット記録紙
として使用した評価結果は以下のようになる。 表面光沢値:0.5、インク吸収性:○、鮮明性:×、
耐水性:×
【0032】
【比較例2】サイズ剤を使用せずに実施例1と同様にし
てインクジェット記録紙を得た。その評価結果は以下の
ようになる。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:×
てインクジェット記録紙を得た。その評価結果は以下の
ようになる。 表面光沢値:50、インク吸収性:○、鮮明性:○、耐
水性:×
【0033】
【比較例3】バインダー液Cを塗工せずに実施例1と同
様にしてインクジェット記録紙を得た。その評価結果は
以下のようになる。 表面光沢値:0.5、インク吸収性:○、鮮明性:×、
耐水性:×
様にしてインクジェット記録紙を得た。その評価結果は
以下のようになる。 表面光沢値:0.5、インク吸収性:○、鮮明性:×、
耐水性:×
【0034】
【比較例4】特開平10−325096の実施例1に記
載の方法で、カルボキシメチルセルロースの硝酸エステ
ルを含有する紙を作り、実施例1と同様に評価した。そ
の結果は以下のようになる。 表面光沢値:0.5、インク吸収性:○、鮮明性:×、
耐水性:×
載の方法で、カルボキシメチルセルロースの硝酸エステ
ルを含有する紙を作り、実施例1と同様に評価した。そ
の結果は以下のようになる。 表面光沢値:0.5、インク吸収性:○、鮮明性:×、
耐水性:×
【0035】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録紙は、基材
としてカチオン性サイズ剤を有する紙を使用するため
に、高いインク吸収性、鮮明性と耐水性を発揮し、ま
た、表面にカルボキシアルキルセルロースの硝酸エステ
ルを含有する塗工膜を有することによって、高い光沢を
発現することができる。基材として紙を使用しているた
めに、記録紙自体の製造コストを安く抑えられるだけで
なく、リサイクルすることも可能である。
としてカチオン性サイズ剤を有する紙を使用するため
に、高いインク吸収性、鮮明性と耐水性を発揮し、ま
た、表面にカルボキシアルキルセルロースの硝酸エステ
ルを含有する塗工膜を有することによって、高い光沢を
発現することができる。基材として紙を使用しているた
めに、記録紙自体の製造コストを安く抑えられるだけで
なく、リサイクルすることも可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも支持体の片面に無水グルコー
ス単位1個あたりの硝酸エステル基置換度が0.2〜
2.95、カルボキシアルキルエーテル基置換度が0.
05〜2.8であるカルボキシアルキルセルロースの硝
酸エステル類3〜80重量%及び水性高分子20〜97
重量%からなる塗工膜を有し、該支持体がカチオン性の
サイズ剤を含有することを特徴とするインクジェット記
録紙。 - 【請求項2】 水性高分子がカチオン変成ポリビニルア
ルコールであることを特徴とする請求項1記載のインク
ジェット記録紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002429A JP2000198266A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | インクジェット記録紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002429A JP2000198266A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | インクジェット記録紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000198266A true JP2000198266A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11529028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11002429A Pending JP2000198266A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | インクジェット記録紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000198266A (ja) |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11002429A patent/JP2000198266A/ja active Pending
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