JP2000198088A - 工業用ロボット - Google Patents

工業用ロボット

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Publication number
JP2000198088A
JP2000198088A JP11004513A JP451399A JP2000198088A JP 2000198088 A JP2000198088 A JP 2000198088A JP 11004513 A JP11004513 A JP 11004513A JP 451399 A JP451399 A JP 451399A JP 2000198088 A JP2000198088 A JP 2000198088A
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JP
Japan
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axis direction
robot
axis
joint body
welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP11004513A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Hirata
昭一 平田
Kenji Kusumeki
健二 久寿米木
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 関節体用の駆動モーターがX軸方向に、ロボ
ットアーム支持部分がZ軸方向に、それぞれ張出すため
ロボットが大形化する不具合がある。。 【解決手段】 ロボット本体131を、ガイドレール1
30に摺動自在に係合する基部131aと、基部のX軸
方向一方の端部からZ軸方向に立上る立上り部131b
とを有するL字形で、且つ、基部131aのY軸方向中
央部に両ガイドレール130間に凹入する凹部131c
を有するものに形成する。基部131a内に、関節体用
の駆動モータ132aを凹部131cに入り込むように
収納すると共に、立上り部131bのX軸方向他方の側
面に減速機132bを介して関節体132を片持ち支持
し、駆動モータ132aと減速機132bとを巻掛け伝
動手段132cを介して連結する。また、関節体132
のX軸方向他方の側面にロボットアーム133をU軸方
向に摺動自在に係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、XYZの3軸直交
座標系のY軸方向に間隔を存して並設したX軸方向に長
手の1対のガイドレールに移動自在に支持されるロボッ
ト本体と、ロボット本体にX軸方向の回転軸線回りに回
動自在に支持される関節体と、関節体上の静止座標系の
前記回転軸線に直交する所定の座標軸をU軸として、関
節体にU軸方向に移動自在に支持されるU軸方向に長手
のロボットアームとを備える工業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の工業用ロボットにおいて
は、ロボット本体のZ軸方向先端部を二股形状に形成
し、この二股部に関節体を両端支持させて、二股部のX
軸方向外側面に取付けた駆動モータにより関節体を回動
させると共に、二股部からZ軸方向に張出す関節体の部
分にロボットアームをU軸方向に摺動自在に支持させて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のもので
は、ロボット本体から関節体用の駆動モータがX軸方向
に張出すためロボットのX軸方向寸法が大きくなると共
に、関節体のロボットアーム支持部分がロボット本体の
Z軸方向に張出すためロボットのZ軸方向寸法も大きく
なり、ロボットが大形化する不具合がある。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、X軸方向及び
Z軸方向の寸法を短縮した小形の工業用ロボットを提供
することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、XYZの3軸直交座標系のY軸方向に間隔を
存して並設したX軸方向に長手の1対のガイドレールに
移動自在に支持されるロボット本体と、ロボット本体に
X軸方向の回転軸線回りに回動自在に支持される関節体
と、関節体上の静止座標系の前記回転軸線に直交する所
定の座標軸をU軸として、関節体にU軸方向に移動自在
に支持されるU軸方向に長手のロボットアームとを備え
る工業用ロボットにおいて、ロボット本体を、前記両ガ
イドレールに摺動自在に係合する基部と、基部のX軸方
向一方の端部からZ軸方向に立上る立上り部とを有する
L字形で、且つ、基部のY軸方向中央部に前記両ガイド
レール間に凹入する凹部を有するものに形成し、前記基
部内に、関節体用の駆動モータをX軸方向に平行な姿勢
で前記凹部に入り込むように収納すると共に、前記立上
り部のX軸方向他方を向く側面に、前記回転軸線上に位
置する減速機を介して関節体を片持ち支持させて、前記
駆動モータと減速機とを巻掛け伝動手段を介して連結
し、更に、関節体をX軸方向に偏平な板状に形成して、
関節体のX軸方向他方を向く側面にロボットアームをU
軸方向に摺動自在に支持させている。
【0006】本発明によれば、ロボット本体の立上り部
からX軸方向他方に向けて減速機と関節体とロボットア
ームとが順に配置される。ここで、X軸方向他方は立上
り部に対するロボット本体の基部の屈曲方向に一致する
から、基部内に収納する関節体用の駆動モータに対し減
速機と関節体とロボットアームとがX軸方向にオーバー
ラップして配置されることになり、ロボットのX軸方向
寸法を短縮できる。
【0007】また、関節体のロボットアーム支持部分を
ロボット本体のZ軸方向に張出させずに済み、且つ、関
節体用の駆動モータをロボット本体の基部の凹部に入り
込むように配置することで基部のZ軸方向高さを低くで
きるため、ロボットのZ軸方向寸法も短縮できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、前方に向って順
に、フロア投入ステーション1とルーフ投入ステーショ
ン2と組立ステーション3とアイドルステーション4と
を配置した車体組立ラインを示している。
【0009】フロア投入ステーション1にはフロアW1
用の置台5が設けられており、図示しない上流側のフロ
ア加工ラインから払出されるフロアW1を置台5上に立
設した複数のワーク受け5aにより位置決めして支持し
得るようにしている。組立ステーション1にも、図3に
示す如く、フロアW1を位置決めして支持する複数のワ
ーク受け6aを立設した置台6が設けられており、フロ
ア投入ステーション1の置台5に載置されたフロアW1
を第1トランスファ装置71によりフロア投入ステーシ
ョン1から組立ステーション3にルーフ投入ステーショ
ン3を通過させて搬送し、組立ステーション3の置台6
に載置するようにしている。
【0010】また、ライン上方に、ルーフ投入ステーシ
ョン2と組立ステーション3との間に往復動自在な走行
枠8を設け、走行枠8にルーフW2用とリヤルーフレー
ルW3用とダッシュボードアッパW4用の各保持具
1,92,93を昇降自在に吊設し、図示しない移載機
によりルーフ投入ステーション2の側方から投入される
ルーフW2、リヤルーフレールW3、ダッシュボードア
ッパW4の3部材を各保持具91,92,93に受取ら
せ、走行枠8の組立ステーション3への往動でこれら3
部材W2,W3,W4を組立ステーションに搬入するよ
うにしている。
【0011】そして、組立ステーション3において、置
台6上のフロアW1に左右のサイドパネルW5,W5を
溶接結合すると共に、リヤルーフレールW3及びダッシ
ュボードアッパW4の両端部を両サイドパネルW5,W
5に溶接結合し、更に、両サイドパネルW5,W5の上
縁部間にルーフW2を上方から挿入セットして、ルーフ
W2とサイドパネルW5とを溶接結合し、かくて組立て
られた自動車車体Wを第2トランスファ装置72により
組立ステーション3から図示しない下流側の車体増打ラ
インにアイドルステーション4を通過させて払出すよう
にしている。
【0012】組立ステーション3の左右両側部には、夫
々、図3の左半部に示されている横方向内方の溶接位置
と、図3の右半部に示されている横方向外方の待機位置
とに進退自在な可動台10が設けられており、可動台1
0に前後1対の支柱10a,10aを立設して、両支柱
10a,10a間に前後方向の回転軸線11a回りに回
転自在な回転枠11を軸支している。そして、回転枠1
1にサイドパネルW5用のセット治具12を取付け、セ
ット治具12を横方向内方を向く内向き姿勢(図3の左
半部の姿勢)と上方を向く上向き姿勢(図3の右半部の
姿勢)とに回転枠9の回転で反転自在としている。セッ
ト治具12は、枠組みした治具枠にサイドパネルW5を
位置決めして保持する複数のワーク受け12aやクラン
パー12bを取付けて構成される。尚、図1ではセット
治具を省略している。
【0013】回転枠11は、回転軸線11aに沿って延
在する棒状部材11bと、棒状部材11bの前後両端の
フランジ部材11c,11cとを備えており、前記各支
柱10aに前記回転軸線11a上に位置させてモータ1
1dと同軸型減速機11eとを取付け、この減速機11
eの出力端に各フランジ部材11cを連結して、回転枠
11を回転させるようにしている。そして、前記両フラ
ンジ部材11c,11cに前記セット治具12の前後両
端部を着脱自在に連結し、車体の機種変更に際し機種に
応じてセット治具12を交換し得るようにしている。
【0014】また、セット治具12が前記内向き姿勢と
なる位相に回転枠11を回転したときに上方と下方を向
く棒状部材11bの上面と下面とに、夫々、動作端に溶
接ガンGを取付けた複数の溶接ロボット13を上下逆向
きにして前後方向に移動自在に搭載している。尚、本実
施形態で棒状部材11bは、2本の角パイプ11b1
11b1を前後複数の連結片11b2で結合して成るもの
に構成されているが、単一のパイプや中実棒で棒状部材
を構成しても良い。
【0015】回転枠11には、更に、溶接ロボット13
に接続すべきケーブル類を支持するケーブル支持枠14
が取付けられている。ケーブル支持枠14は、セット治
具12が内向き姿勢となる位相に回転枠11を回転した
状態において、棒状部材11bに対し横方向外方、且
つ、上方に位置して前後方向に延在する、棒状部材11
bの上面側に搭載した溶接ロボット13用のケーブル類
を挿通支持するダクト状の上枠部14aと、棒状部材1
1bに対し横方向外方、且つ、下方に位置して前後方向
に延在する、棒状部材11bの下面側に搭載した溶接ロ
ボット13用のケーブル類を挿通支持するダクト状の下
枠部14bと、上下の両枠部14a,14bの前後両端
部を連結する前後1対のダクト状の縦枠部14c,14
cと、各縦枠部14cの上端部から各支柱10aの前後
方向外側に張出すダクト状の張出し部14dとを備え、
各縦枠部14cにおいて回転枠11の各フランジ部材1
1cに連結されている。そして、可動台10の移動スペ
ースの前後両外側にケーブル担持部材15を配置して、
その一端を張出し部14dに連結し、ケーブル担持部材
15から引出されるケーブル類のうち棒状部材11bの
上面側に搭載する溶接ロボット13用のケーブル類を張
出し部14dを通して上枠部14aに挿入し、棒状部材
11bの下面側に搭載する溶接ロボット13用のケーブ
ル類を張出し部14dと縦枠部14cとを通して下枠部
14bに挿入している。上下の各枠部14a,14bと
各溶接ロボット13との間にはケーブル担持部材13a
が配置されており、各枠部14a,14bから引出した
ケーブル類をケーブル担持部材13aに担持させて各溶
接ロボット13に接続している。
【0016】また、組立ステーション2の左右各側の上
下に夫々前後方向に長手の固定フレーム16,17を設
け、各フレーム16,17に、夫々、動作端に溶接ガン
Gを取付けた複数の溶接ロボット18,19を前後方向
に移動自在に搭載している。図中18a,19aは夫々
溶接ロボット18,19用のケーブル類を担持するケー
ブル担持部材である。尚、図1ではケーブル担持部材1
5,13a,18a,19aを省略している。
【0017】自動車車体Wの組立てに際しては、先ず、
可動台10を待機位置に移動すると共に回転枠11の回
転でセット治具12を上向き姿勢に反転し、この状態で
図示しない移載機によりサイドパネルW5を上方からセ
ット治具12にセットすると共に、フロアW1とルーフ
W2とリヤルーフレールW3とダッシュボードアッパW
4とを組立ステーション3に搬入する。次に、セット治
具12を内向き姿勢に反転すると共に可動台10を溶接
位置に移動し、フロアW1と夫々所定の組付位置に下降
させたリヤルーフレールW3及びダッシュボードアッパ
W4とにサイドパネルW5を側方から接合させ、この状
態で回転枠11の棒状部材11bの下面側に搭載した下
部溶接用の溶接ロボット13によりサイドパネルW5を
フロアW1に溶接結合すると共に、棒状部材11bの上
面側に搭載した上部溶接用の溶接ロボット13によりリ
ヤルーフレールW3及びダッシュボードアッパW4の端
部をサイドパネルW5に溶接結合し、更に、左右のサイ
ドパネルW5,W5間に上方からルーフW2を挿入セッ
トし、上部溶接用の溶接ロボット13によりサイドパネ
ルW5をルーフW2に溶接結合する。
【0018】尚、各溶接ロボット13は夫々複数の打点
部の溶接を行うもので、打点数の多い機種ではサイクル
タイムが長くなる。この場合には、上下の固定フレーム
16,17に搭載した溶接ロボット18,19によりフ
ロアW1とルーフW2とに対するサイドパネルW5の溶
接をアシストし、サイクルタイムの短縮を図る。
【0019】以上の如くして自動車車体Wの組立てを完
了すると、セット治具12によるサイドパネルW5の保
持を解き、可動台10の待機位置への移動と、セット治
具12の上向き姿勢への反転とを行って、セット治具1
2に次のサイドパネルW5をセットすると共に、組立ス
テーション3からの自動車車体Wの払出しと、組立ステ
ーション3への次のフロアW1、ルーフW2、リヤルー
フレールW3、ダッシュボードアッパW4の搬入とを行
う。そして、以上の作業の繰返しで自動車車体Wを連続
して組立てる。
【0020】尚、セット治具12を横方向外方を向く外
向き姿勢に反転して、セット治具12に横方向外方から
サイドパネルW5をセットすることも可能であり、ま
た、サイドパネルW5を予め組立てずに、サイドパネル
W5の構成部材をセット治具12に所要の位置関係でセ
ットし、回転枠11に搭載した溶接ロボット13により
これら構成部材を溶接結合してサイドパネルW5を組立
てることも可能である。
【0021】ところで、回転枠11に搭載した溶接ロボ
ット13は回転枠11の回転でその回転軸線11a回り
に公転するが、溶接ロボット13用のケーブル類は回転
枠11に取付けたケーブル支持枠14に支持されている
ため、溶接ロボット13が公転してもケーブル類がから
み合うことはない。更に、セット治具12が内向き姿勢
となる位相に回転枠11を回転した状態において、ケー
ブル支持枠14の重心は回転軸線11aに対し横方向外
方に位置しており、回転枠14にケーブル支持枠14の
重量による回転モーメントがセット治具12の重量によ
る回転モーメントを打消す方向に作用する。即ち、ケー
ブル支持枠14が回転枠11のバランサとして機能し、
回転枠11をスムーズに回転させることができる。
【0022】また、回転枠11の回転により発生する溶
接ロボット13の回転慣性力が大きくなると、セット治
具12が上向き姿勢や内向き姿勢になったところで回転
枠11の回転を停止する際、溶接ロボット13の回転枠
9に対する係合部に大きな力が作用し、係合部の変形を
生ずる可能性がある。然し、本実施形態では、回転枠1
1の回転軸線11aに沿って延在する棒状部材11bの
上下両面に上部溶接用と下部溶接用の上下2組の溶接ロ
ボット13を上下逆向きにして搭載しているため、各溶
接ロボット13の搭載位置が回転軸線11aに可及的に
近付き、回転枠11の回転による各溶接ロボット13の
回転慣性力が小さくなる。従って、各溶接ロボット13
の回転枠11に対する係合部に回転枠11の回転停止時
に作用する力も小さくなり、係合部の変形で各溶接ロボ
ット13の位置決め精度が悪化するといった不具合は生
じない。
【0023】図4を参照して、溶接ロボット13は、回
転枠11に対する静止座標系の前後方向に沿う座標軸を
X軸、セット治具12が内向き姿勢となる状態において
横方向に沿う座標軸及び上下方向に沿う座標軸を夫々Y
軸及びZ軸として、棒状部材11bの上下各面にY軸方
向に間隔を存して並設したX軸方向に長手の1対のガイ
ドレール130,130に移動自在に支持されるロボッ
ト本体131と、ロボット本体131にガイドレール1
30からZ軸方向に離間した位置でX軸方向の回転軸線
回りに回動自在に支持される関節体132と、関節体1
32の回動中立位置でY軸に平行になる、関節体132
に対する静止座標系の座標軸をU軸として、関節体13
2にU軸方向に移動自在に支持されるU軸方向に長手の
ロボットアーム133とを備え、ロボットアーム133
のU軸方向内方端に手首134を介して溶接ガンGを搭
載して成るものに構成されている。これによれば、関節
体132の回動によるロボットアーム133の揺動とロ
ボットアーム133のU軸方向の移動とで溶接ガンGを
広範囲に移動することができ、溶接ロボット13を、溶
接ガンGの可動範囲を等しくした直交座標型ロボットよ
りも小型軽量化できる。 前記ケーブル支持枠14の上
下の各枠部14a,14bは、上部溶接用と下部溶接用
の各溶接ロボット13のロボットアーム133をU軸方
向外方のストローク端に移動し、且つ、関節体132の
回動でロボットアーム133のU軸方向外方端がガイド
レール130からZ軸方向に離間するような方向の揺動
端にロボットアーム133を揺動した状態におけるロボ
ットアーム133のU軸方向外方端の位置に対しロボッ
トアーム133の揺動方向外側に位置するように配置さ
れている。そして、各溶接ロボット13のロボット本体
131にロボットアーム133の揺動方向外側に突出す
るケーブル受け135を取付け、各枠部14a,14b
から引出されるケーブル類を担持する二次元的に湾曲自
在な前記ケーブル担持部材13aを、各枠部14a,1
4bと各溶接ロボット13のケーブル受け135との間
に、X軸及び前記揺動端におけるU軸に平行で、且つ、
前記揺動端に存するロボットアーム133の揺動方向外
側に位置する平面上で湾曲するように配置している。こ
れによれば、各枠部14a,14bから引出されるケー
ブル類の取回しスペースを、ロボット本体131及びロ
ボットアーム133の動きを阻害することなく可及的に
縮少できる。
【0024】また、各溶接ロボット13のロボット本体
131は、図5及び図6に示す如く前記両ガイドレール
130,130に摺動自在に係合する基部131aと、
基部131aのX軸方向一方の端部からZ軸方向に立上
る立上り部131bとを有するL字形で、且つ、基部1
31aのY軸方向中央部に両ガイドレール130,13
0間に凹入する凹部131cを有するものに形成されて
いる。そして、基部131a内に、関節体132用の駆
動モータ132aをX軸方向に平行な姿勢で前記凹部1
31cに入り込むように収納すると共に、立上り部13
1bのX軸方向他方を向く側面に、関節体132の回転
軸線上に位置するハーモニックドライブ型等の同軸型減
速機132bを介して関節体132を片持ち支持させ、
駆動モータ132aと減速機132bとを巻掛け伝動手
段たるタイミングベルト132cを介して連結してい
る。更に、関節体132をX軸方向に扁平な板状に形成
して、関節体132のX軸方向他方を向く側面にロボッ
トアーム133をこれに取付けたガイドレール133a
においてU軸方向に摺動自在に支持させている。これに
よれば、ロボット本体131の立上り部131bからX
軸方向他方に向けて減速機132bと関節体132とロ
ボットアーム133とが順に配置されることになり、こ
こで、X軸方向他方は立上り部131bに対するロボッ
ト本体131の基部131aの屈曲方向に一致するか
ら、基部131a内に収納する関節体132用の駆動モ
ータ132aに対し減速機132aと関節体132とロ
ボットアーム133とをX軸方向にオーバーラップして
配置することが可能になる。また、関節体132のロボ
ットアーム支持部分をロボット本体131のZ軸方向に
張出させずに済み、且つ、関節体132用の駆動モータ
132aをロボット本体131の基部131aの凹部1
31cに入り込ませることで基部131aのZ軸方向高
さを低くできる。かくて、溶接ロボット13のX軸方向
寸法及びZ軸方向寸法を短縮して、溶接ロボット13を
可及的に小型化できる。
【0025】尚、ロボット本体131のY軸方向外側部
にはロボット本体131用の駆動モータ131dが取付
けられており、該モータ131dに同軸型減速機131
eを介して連結されるピニオン131fを棒状部材11
bに固定のラック131gに噛合させて、ロボット本体
131をX軸方向に移動させるようにし、また、関節体
132にU軸方向外方への張出し部を形成して、この張
出し部のX軸方向一方を向く側面に前記減速機132b
及び立上り部131bに対しX軸方向にオーバーラップ
するようにロボットアーム133用の駆動モータ133
bをX軸方向に平行な姿勢で取付け、該モータ133b
に同軸型減速機133cを介して連結されるピニオン1
33dをロボットアーム133に固定のラック133e
に噛合させて、ロボットアーム133をU軸方向に移動
させるようにしている。
【0026】前記各溶接ロボット13の手首134は、
U軸回りに回動自在な第1手首部1341と、U軸に直
交するV軸回りに回動自在な第2手首部1342と、V
軸に直交するW軸回りに回動自在な第3手首部1343
とから成る3軸構造のものに構成されており、第3手首
部1343に溶接ガンGを取付けている。そして、ロボ
ットアーム133のU軸方向外方端に、第1手首部13
1用の駆動モータ1341aと、第2手首部1342
の駆動モータ1342aとを取付け、駆動モータ1341
aに同軸型減速機1341bとギア1341cとを介して
連結される中空の回転軸1341dをロボットアーム1
33の中空部に挿通して、この回転軸1341dの先端
に第1手首部1341を連結すると共に、駆動モータ1
342aに直結される回転軸1342bを回転軸1341
dの中空部に挿通し、この回転軸1342bの先端に第
1手首部1341内のベベルギア1342cと同軸型減速
機1342dとを介して第2手首部1342を連結してい
る。また、第2手首部134 2に第3手首部1343用の
駆動モータ1343aを取付け、このモータ1343aに
同軸型減速機1343bを介して第3手首部1343を連
結している。
【0027】前記ケーブル担持部材13aに担持される
ケーブル類のうちロボット本体131用の駆動モータ1
31dと関節体132用の駆動モータ132aとに対す
るケーブル類は前記ケーブル受け135で分岐してこれ
らモータ131d,132aに接続し、残りのケーブル
類Cは、ケーブル受け135と関節体132に取付けた
ケーブル分岐板136との間に弛みを付けて配置し、こ
れらケーブル類のうちロボットアーム133用の駆動モ
ータ133bに対するケーブル類をケーブル分配板13
6で分岐して該モータ133bに接続し、更に、その残
りのケーブル類を、ケーブル分配板136とロボットア
ーム133のU軸方向外方端との間に配置したU軸及び
Z軸に平行な平面上で湾曲自在なケーブル担持部材13
7に担持させ、このケーブル担持部材137に担持され
るケーブル類のうち第1と第2の両手首部1341,1
342用の駆動モータ1341a,1342aに対するケ
ーブル類をケーブル担持部材137のロボットアーム1
33側の連続端で分岐してこれらモータ1341a,1
342aに接続し、その残りの第3手首部1343用の駆
動モータ1343aに対するケーブル類CMと、溶接ガ
ンG用のケーブル類CGとを夫々ロボットアーム133
の外面に形成した各凹溝133f,133gに収容した
状態でロボットアーム133に沿わせて配置し、これら
ケーブル類をロボットアーム133のU軸方向内方端の
近傍でロボットアーム133から引出して駆動モータ1
343aと溶接ガンGとに接続している。尚、ロボット
アーム133のU軸方向外方端には、溶接ガンG用のケ
ーブル類CGのうち溶接ガンGの加圧シリンダ用エア配
管を接続する切替バルブGVが取付けられており、溶接
ガンGと切替バルブGVとの間のエア配管長さを短縮し
て、溶接ガンGを応答性良く開閉制御し得るようにして
いる。
【0028】また、ロボット本体131の基部131a
には、ガイドレール130用のカバー130aを挿通す
る透孔部131hが形成されており、基部131aのX
軸方向一端に、カバー130aをZ軸方向両側から挟む
1対の挟みローラ131i,131iを取付けると共
に、基部131aのX軸方向他端にカバー130aをZ
軸方向内側から支える支えローラ130jを取付け、カ
バー130aが透孔部131hの内面に当接しないよう
にしている。尚、カバー130aは、ガイドレール13
0に搭載する複数の溶接ロボット13の夫々のX軸方向
移動範囲に合わせて複数に分割されており、隣接するカ
バー130a同士を連結片130bで連結し、この連結
を解いて各溶接ロボット13をカバー130aと共にガ
イドレール130から取外すことができるようにしてい
る。
【0029】以上、溶接ロボット13に本発明を適用し
た実施形態について説明したが、溶接ロボット以外の工
業用ロボットにも同様に本発明を適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、X軸方向及びZ軸方向の寸法を短縮して、ロ
ボットの小形化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明ロボットを具備する車体組立ラインの
斜視図
【図2】 車体組立ラインの側面図
【図3】 図2のIII-III線から見た組立ステーション
の正面図
【図4】 図2のIV-IV線拡大截断面図
【図5】 図4のV-V線截断面図
【図6】 図5のVI-VI線截断面図
【符号の説明】
13 溶接ロボット(工業用ロボット) 130
ガイドレール 131 ロボット本体 131
a 基部 131b 立上り部 13
1c 凹部 132 関節体 132
a 駆動モータ 132b 減速機 132c タイミングベルト(巻掛け伝動手段) 13
3 ロボットアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XYZの3軸直交座標系のY軸方向に間
    隔を存して並設したX軸方向に長手の1対のガイドレー
    ルに移動自在に支持されるロボット本体と、ロボット本
    体にX軸方向の回転軸線回りに回動自在に支持される関
    節体と、関節体上の静止座標系の前記回転軸線に直交す
    る所定の座標軸をU軸として、関節体にU軸方向に移動
    自在に支持されるU軸方向に長手のロボットアームとを
    備える工業用ロボットにおいて、 ロボット本体を、前記両ガイドレールに摺動自在に係合
    する基部と、基部のX軸方向一方の端部からZ軸方向に
    立上る立上り部とを有するL字形で、且つ、基部のY軸
    方向中央部に前記両ガイドレール間に凹入する凹部を有
    するものに形成し、 前記基部内に、関節体用の駆動モータをX軸方向に平行
    な姿勢で前記凹部に入り込むように収納すると共に、前
    記立上り部のX軸方向他方を向く側面に、前記回転軸線
    上に位置する減速機を介して関節体を片持ち支持させ
    て、前記駆動モータと減速機とを巻掛け伝動手段を介し
    て連結し、 更に、関節体をX軸方向に偏平な板状に形成して、関節
    体のX軸方向他方を向く側面にロボットアームをU軸方
    向に摺動自在に支持させる、 ことを特徴とする工業用ロボット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104842339A (zh) * 2014-02-19 2015-08-19 发那科株式会社 具备线缆拖链的机器人行走装置、机器人系统和加工系统
CN108527335A (zh) * 2018-06-20 2018-09-14 无棣县萱妤技术服务工作室 一种工业机器人底座
CN112429031A (zh) * 2020-11-12 2021-03-02 泰安万川电器设备有限公司 一种矿车摘挂钩的方法

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