JP2000197958A - ダイカスト鋳造装置 - Google Patents

ダイカスト鋳造装置

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JP2000197958A
JP2000197958A JP10377328A JP37732898A JP2000197958A JP 2000197958 A JP2000197958 A JP 2000197958A JP 10377328 A JP10377328 A JP 10377328A JP 37732898 A JP37732898 A JP 37732898A JP 2000197958 A JP2000197958 A JP 2000197958A
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mold
push
die casting
push pin
casting apparatus
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Masao Komiyama
正生 小宮山
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Furukawa Chuzo Kk
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薄肉で駄肉の少ない成形物を鋳造できるダイカ
スト鋳造装置を提供する。 【解決手段】ダイカストにより製造される薄肉板状シャ
ーシのリブに対応してキャビティー内に形成された溝2
21内に、先端が位置し、溝221と同じ断面形状の溝
311が形成されている第1の押しピン31と、先端3
20に溝311を有さない第2の押しピン32を設け、
これらを鋳型の入れ子22aから押出して、成形物を離
型させる。この際、第1の押しピン31の押出し距離よ
りも、第2の押しピン31の押出し距離を大きく取るこ
とによって、成形物の離型と同時に、溝311と成形物
のリブとの離脱を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイカストに係
り、詳しくは薄肉のダイカスト製品を製造するためのダ
イカスト鋳造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト鋳造によって製造される製品
は、大量生産が可能なため家電製品などに多く用いられ
ている。近年、家電製品等の大型化、軽量化などに伴っ
て、家電製品に用いられる部品についても、より大型
化、軽量化が要求されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ダイカスト鋳
造によって生産される製品には、大きさや形状について
ある程度の制限がある。例えば、鋳造された製品を型か
ら抜く場合に、複数の押しピンを型から突出させて離型
させるが、押しピンが当接する部分には、駄肉を設けた
ピン座が設置される。
【0004】精密部品のシャーシには、電子部品や基板
が多数取り付けられるが、近年の小型化、軽量化を背景
として、シャーシにセットされる部品の位置も、部品の
収容効率を向上させるために、部品間の距離が精密に設
計される。シャーシを鋳造する場合に、シャーシ自体に
上記駄肉が形成されていると、電子部品や基板の取り付
けの邪魔となり、無駄な空間が生じて収容効率を悪くさ
せる。
【0005】また、軽量化を図るためには、シャーシを
構成する材料の厚さを薄くする必要があるが、そのため
には構造的な強度を維持させるために、リブなどの補強
構造が必要となる。しかし、このような補強構造を設け
ると全体の形状が複雑となり、離型が難しくなるという
問題が生ずる。このような問題は、薄肉の製品を鋳造す
る場合は、特に顕著に生ずるものである。さらに、薄肉
の製品については、溶湯の温度低下が速くなるため、鋳
型の隅々まで均等に溶湯を行き渡らせることが難しく、
薄肉で大型の製品をダイカスト鋳造することは困難とな
っていた。
【0006】この発明の目的は、第1に、駄肉の少ない
成形物を鋳造できるダイカスト鋳造装置を提供すること
を目的としている。第2に薄肉であっても、鋳型の隅々
まで、より均等に溶湯を送り込むことができるダイカス
ト鋳造装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
する本発明の以下の構成を有する。 (1) 鋳型と、前記鋳型に対して先端が出没自在に設
置され、成形物に形成されるリブの横断面形状に合致し
た形状の溝が先端に形成されている第1の押しピンと、
前記鋳型に対して先端が出没自在に設置され、先端が成
形物に当接する第2の押しピンとを有し、前記第1の押
しピンと前記第2の押しピンが鋳型から突出することに
よって、成形物を離型する構成であって、前記第1の押
しピンの突出距離よりも前記第2の押しピンの突出距離
を大きくしたことを特徴とするダイカスト鋳造装置。
【0008】(2) 第1の押しピンに接続された第1
の押出し部材と、第2の押しピンが接続された第2の押
出し部材と、第1の押出し部材と第2の押出し部材の間
に介挿され、前記第1および第2の押しピンの押出し方
向に対して直角の方向へ移動可能に配置された調整部材
と、前記調整部材に当接し、押しピンの軸方向に対して
傾斜したガイド面を有するガイド部材と、前記調整部材
と、前記第1の押出し部材又は前記第2の押出し部材の
一方が接触する各接触面には、前記調整部材の移動位置
に応じて前記第1の押出し部材と前記第2の押出し部材
の距離を調整する調整手段が設けられている上記(1)
に記載のダイカスト鋳造装置。
【0009】(3) 前記調整手段は、前記調整部材
と、前記第1の押出し部材又は前記第2の押出し部材の
一方とのそれぞれの接触面の対向する位置に形成された
凸部を有している上記(2)に記載のダイカスト鋳造装
置。
【0010】(4) 薄板状の鋳物を鋳造する鋳型と、
前記鋳型に溶湯を注入するゲートと、キャビティーの表
面に形成された複数の凹部を有することを特徴とするダ
イカスト鋳造装置。
【0011】(5) 前記凹部は、縦横に形成された複
数の溝である上記(4)に記載のダイカスト鋳造装置。
【0012】(6) 前記凹部の深さは、0.5〜3ミ
リメートルの範囲内である上記(4)または(5)に記
載のダイカスト鋳造装置。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態につ
いて、添付図面に基づいて詳細に説明する。本発明のダ
イカスト鋳造装置1は、電子部品を取り付ける電子機器
用シャーシ4を鋳造するもので、図1は、その部分断面
図である。ダイカスト鋳造装置1は、鋳型部2と、離型
手段3を備えている。鋳型部2は、主型21と、入れ子
22とを有している。入れ子22は、主型21に形成さ
れた入れ子挿入部211に収納されている。この入れ子
挿入部211には、入れ子22の保温性を高める為に溝
が設けられ、入れ子22と主型21の間に空間212が
形成される構成となっている。そして、一対の入れ子2
2a、22bによって鋳型が形成される。鋳型には後述
するゲートが複数臨んでおり、このゲートから溶湯が鋳
込まれる。溶湯は、例えば、300〜450kg/cm
2の鋳込み圧力、3.5〜4.5m/sの鋳込みスピー
ドで流し込まれ、これにより、例えば、可鋳面積が10
0mm×650mm程度、重量が5〜6kg程度の成形物4
が形成される。なお、これら値は一例であって、この範
囲に限定されるものではない。
【0014】離型手段3は、鋳型に対して先端310が
出没自在に設置され、成形物4に形成される突出部とし
てのリブ41に合致した形状の溝311を先端310に
有する第1の押しピン31と、鋳型に対して先端320
が出没自在に設置され、先端320が成形物4に当接す
る第2の押しピン32と、第1の押しピン31の基端が
接続された第1の押出し部材33と、第2の押しピン3
2の基端が接続された第2の押出し部材34と、第1の
押出し部材33と第2の押出し部材34の間に介挿さ
れ、前記第1および第2の押しピン31、32の押出し
方向に対して直角の方向へ移動可能に配置された調整部
材35と、調整部材35に当接し、押しピン31、32
の軸方向に対して傾斜したガイド面361を有するガイ
ド部材36と、調整部材35の移動位置に応じて前記第
1の押出し部材33と第2の押出し部材34の距離を調
整する調整手段5とを有している。
【0015】第1の押しピン31は、主型21および入
れ子22a内を挿通し、図2に示されているように、入
れ子22aで構成される鋳型において、キャビティー2
20内でリブを形成する溝221に先端310が臨んで
いる。先端310には溝311が形成されており、上記
溝221と合致する形状となっている。そして、第1の
押しピン31の基端は第1の押出し部材33に固定さ
れ、押出し部材33と第1の押しピン31が一体とし
て、ピンの軸方向に移動する構成となっている。
【0016】第2の押しピン32は、主型21および入
れ子22a内を挿通し、図2に示されているように、入
れ子22aで構成される鋳型において、リブ41を形成
する溝221の底部に先端320が臨んでいる。そし
て、第2の押しピン32の基端は第2の押出し部材34
に固定され、押出し部材34と第2の押しピン35が一
体として、ピンの軸方向に移動する構成となっている。
第1の押出し部材33と、第2の押出し部材34は、ピ
ン31、32の軸方向に向けて重ねて配置されており、
その間には調整部材35が介挿されている。第1の押出
し部材33は、2つの部材33a、33bをボルト33
0で締着することによって構成され、部材33a、33
bによってピン31の基端が固定されている。$ 調整
部材35は、押しピン31、32の軸方向に対して直角
の方向に移動自在に設けられている。また、押しピン3
1、32の軸方向に対しては、第1の押出し部材33と
第2の押出し部材34と共に移動する構成となってい
る。調整部材35の端部には、ガイド部材36のガイド
面361が当接する当接部351が設けられている。ガ
イド面361は、押しピン31、32の軸方向に対して
傾斜しており、調整部材35の該軸方向への移動によっ
て、軸方向に対して直角方向に調整部材35を押出す構
成となっている。
【0017】図3に示されているように、調整部材35
と第1の押出し部材33が接触する各接触面352、3
31において、対向する位置に凸部353、332が形
成されている。この凸部353、332は、同じ高さに
形成されており、凸部353、332の端部には、傾斜
面が形成され、調整部材35の移動によって、容易に凸
部同士の当接が解除できる構成となっている。
【0018】以上のように構成された、本発明のダイカ
スト装置1の離型作用について説明する。第2の押出し
部材34を、鋳型の方向へ押出す。これにより、第1の
押出し部材33も調整部材35を介して、第2の押出し
部材34と一体として移動する。この2つの押出し部材
33、34が同時に移動することによって、第1の押し
ピン31と第2の押しピン32が同時に移動し、図2に
示されているように、各押しピン31、32の先端31
0、320が鋳型から突出して、成形物4は鋳型から離
型する。
【0019】さらに、第2の押出し部材34を移動させ
ると、調整部材35がガイド部材36によって、押出し
方向に対して直角の方向に移動し、図3で示されている
ように、調整部材35の凸部353と、第1の押出し部
材33の凸部332との当接が外れて、第1の押出し部
材33と、調整部材35の距離が、凸部の高さ分短くな
る。これにより、第1の押出し部材33と第2の押出し
部材34の距離が縮まり、第1の押しピン31の突出距
離よりも第2の押しピン32の突出距離が大きくなる。
この結果、第1の押しピン31の先端の溝311から成
形物4のリブ41が離型することができる。このような
離型動作によって、駄肉の少ないリブを有する鋳造製品
を製造することが可能となる。
【0020】なお、上記実施形態においては、凸部は調
整部材35と第1の押出し部材33の間に形成されてい
たが、その他、調整部材35と第2の押出し部材34の
間に形成されていてもよい。また、調整手段としての構
成は、凸部に限らず、調整部材35と第1の押出し部材
33の接触面を平面として、この平面を押しピン31、
32の押出し方向に対して傾斜した傾斜面とした構成と
してもよい。なお、上記実施形態では、突出部としてリ
ブ41を例に挙げて説明したが、溝311が係合する突
出部はリブに限らず、フランジやその他の隆起した凸状
の部位であってもよい。
【0021】図4は、鋳型の温度を調整する温度設定手
段を設けた場合の構成を示す、ダイカスト鋳造装置1の
部分断面図、図5は、同じく平面図である。主型21と
入れ子22には、熱媒体である油が流通する油流通路2
41と、熱媒体である水が流通する水流通路242が、
それぞれ形成されている。熱媒体である油と水は、それ
ぞれ独立した流通路を流通し、各流通路には温度設定手
段と、流通手段が設けられている。
【0022】主型21と入れ子22に形成されている各
油流通路241は、油が循環する構成となっており、鋳
型内を油が流れている間に、熱交換が行われ、温度を上
げることによって、鋳型を所定の温度に調整することが
できる。水流通路242については、水が循環する構成
となっており、鋳型内を水が流れている間に、熱交換が
行われ、温度を下げることによって、鋳型を所定の温度
に調整する構成となっている。さらに、主型21と入れ
子22を有する鋳型部2には、複数の温度センサ25が
挿入され、鋳型の温度を検出する構成となっている。
【0023】鋳型の温度を調整する温度調整手段6は、
図6に示されているように、油の流路を形成し、油流通
路241を含む流通路61と、この流通路61に油を循
環させる(或いは、油を流通路61に供給する)流通手
段としてのポンプ62と、流通路61に設置され、流れ
込んだ油を所望の温度に設定する温度設定手段63と、
既述の温度センサ25と、流通路61に設けられた一対
のバルブ611、612と、該バルブ611、612間
に配設されたバイパス路613とを備えている。バルブ
611、612はソレノイドバルブであって、この切換
は、温度設定手段63によって電気的に制御される。
【0024】温度設定手段63は、温度センサ25によ
って検出された鋳型の温度が、所望の温度より低い場合
には、油の温度を上げ、高い場合には、バルブ611、
612を切り替えて、油をバイパス路613へ通し、鋳
型内に油が通らない状態として、鋳型を冷ます。鋳型の
温度を調整する手段としては、上記ように液状の熱媒体
を介して温度調整する場合の他、直接熱源を鋳型に設け
る構成としてもよい。熱源としては、例えば、通電によ
って発熱する電熱線を用いてもよい。
【0025】水流通路242についても同様の構成を有
しているので説明を省略するが、熱媒体として水を用い
た場合には、鋳型の冷却を目的とする。このため、温度
設定手段63は、送られた水の温度を下げる制御動作を
行う。また、鋳型が所望の温度まで下げられれば、水を
バイパス路へ導いて、鋳型内を水が通らない状態とす
る。一方、主型21には、成形物4に平面方向に穴を形
成するためのプランジャ27が配置され、先端の挿入部
271は、キャビティー220内に突出している。離型
時は、プランジャー27が後退させられ、挿入部271
に応じた穴が形成される。
【0026】次にキャビティー220内の構成について
説明する。図7は、キャビティー220内の構成を示す
部分拡大斜視図である。キャビティーの表面には、成形
物であるシャーシ4に設けられるフランジやリブを形成
するための溝221、222、223が形成されてお
り、表面には凹部としての溝224、225が等間隔で
縦横に形成されている。また、ボスを形成するための穴
226が、所望の位置に形成されている。一方、キャビ
ティー220の片側辺には、所定の間隔でゲート23が
配置され、溶湯をゲート23まで導く湯路231が入れ
子22aに形成されている。キャビティー220を挟ん
でゲートの反対側には、吸引装置26が設けられ、複数
の吸引口がキャビティー220内に臨んでいる。
【0027】溝224、225は、例えば、深さが0.
5〜3.0mm程度、好ましくは、1.0〜2.5mm程度
であって、幅は、高さの1.5〜3倍程度の形状を有し
ている。この溝の幅や深さは、一例であって、この値に
特に限定されるものではない。薄肉の成形物を鋳造する
場合には、より迅速に鋳型の隅々まで溶湯を送り込む必
要があるが、そのために鋳込み圧や鋳込みスピードを上
げるとともに、溶湯を鋳型全体に均等に広げる必要があ
る。上記のような複数の溝を設けることによって、鋳込
み時に、溶湯に抵抗が加わり、ゲートから噴出する溶湯
の勢いが分散されて、鋳型内の全域に、溶湯を均等に流
し込ませることができる。また、このような鋳型で形成
された成形物であるシャーシは、溝状の凹部に対応して
形成された格子状の凸部が表面に多数形成されることと
なる。この凸部によって、鋳造直後の収縮による内部応
力の集中が分散され、亀裂の発生が抑制される。
【0028】この実施形態では、キャビティーの片面に
凹部を形成しているが、反対側の面に形成されていても
よく、或いは両面に形成されていてもよい。なお、本実
施形態の凹部である溝224、225は、縦横方向に形
成され、格子状に形成されているが、ゲートを中心点と
した円弧状に形成されていてもよい。この場合には、溶
湯の分散がより効率良く行われる。さらに、格子状でな
く、ハニカム状(六角形)となるように溝224、22
5を形成してもよい。この場合には、同じ強度でより軽
量のシャーシを鋳造することができる。
【0029】凹部は、上記のように溝224、225と
なるような溝でなくてもよく、複数の穴であってもよ
く、この穴や溝の形状は、他の如何なる形状であっても
よい。また、ゲート23から離れるに従って、溝22
4、225の間隔を広げてもよい。溶湯の勢いの強いゲ
ート付近では、溝224、225の間隔を狭くして、溶
湯の流れに対する抵抗を大きくし、溶湯の勢いが弱まる
位置、つまりゲート23から離れた位置では、抵抗を小
さくすることにより、溶湯を一層均等にかつ一層迅速に
鋳込むことができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、駄肉の
少ない突出部を有する鋳造製品を製造することが可能と
なる。請求項2に記載の発明によれば、簡易な構造で、
押しピンの押出し動作に連動して押しピンの突出距離の
調整ができる。請求項3に記載の発明によれば、凸部を
設けることにより、この凸部の高さによって第1の押し
ピンと第2の押しピン突出距離の差を正確に規定でき
る。
【0031】請求項4に記載の発明によれば、鋳型内の
平面に複数の凹部を形成することにより、溶湯注入時の
溶湯の分散を促し、鋳型内に溶湯を迅速かつ均等に送り
込むことができる。請求項5に記載の発明によれば、鋳
造直後の収縮によって、成形物に亀裂が発生するという
不都合が抑制される。請求項6に記載の発明によれば、
溶湯を均等に送り込み、或いは亀裂の発生を抑制すると
ともに、鋳造物の重量増加を最小限に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイカスト鋳造装置の部分断面図であ
る。
【図2】鋳型から突出した押しピンの状態を示す、鋳型
の部分斜視図である。
【図3】調整手段の構成を示す、ダイカスト鋳造装置の
部分拡大断面図である。
【図4】鋳型の温度を調整する温度設定手段を設けた場
合の構成を示す、ダイカスト鋳造装置の部分断面図であ
る。
【図5】鋳型の温度を調整する温度設定手段を設けた場
合の構成を示す、ダイカスト鋳造装置の平面図である。
【図6】温度調整手段の構成を示す模式図である。
【図7】キャビティー内の構成を示す部分拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ダイカスト鋳造装置 2 鋳型部 224、225 溝 23 ゲート 3 離型手段 31 第1の押しピン 32 第2の押しピン 33 第1の押出し部材 34 第2の押出し部材 35 調整部材 36 ガイド部材 361 ガイド面 332 凸部 353 凸部 4 成形物(シャーシ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型と、 前記鋳型に対して先端が出没自在に設置され、成形物に
    形成される突出部の横断面形状に合致した形状の溝が先
    端に形成されている第1の押しピンと、 前記鋳型に対して先端が出没自在に設置され、先端が成
    形物に当接する第2の押しピンとを有し、 前記第1の押しピンと前記第2の押しピンが鋳型から突
    出することによって、成形物を離型する構成であって、 前記第1の押しピンの突出距離よりも前記第2の押しピ
    ンの突出距離を大きくしたことを特徴とするダイカスト
    鋳造装置。
  2. 【請求項2】 第1の押しピンに接続された第1の押出
    し部材と、 第2の押しピンが接続された第2の押出し部材と、 第1の押出し部材と第2の押出し部材の間に介挿され、
    前記第1および第2の押しピンの押出し方向に対して直
    角の方向へ移動可能に配置された調整部材と、 前記調整部材に当接し、押しピンの軸方向に対して傾斜
    したガイド面を有するガイド部材と、 前記調整部材と、前記第1の押出し部材又は前記第2の
    押出し部材の一方が接触する各接触面には、前記調整部
    材の移動位置に応じて前記第1の押出し部材と前記第2
    の押出し部材の距離を調整する調整手段が設けられてい
    る請求項1に記載のダイカスト鋳造装置。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記調整部材と、前記
    第1の押出し部材又は前記第2の押出し部材の一方との
    それぞれの接触面の対向する位置に形成された凸部を有
    している請求項2に記載のダイカスト鋳造装置。
  4. 【請求項4】 薄板状の鋳物を鋳造する鋳型と、 前記鋳型に溶湯を注入するゲートと、 キャビティーの表面に形成された複数の凹部を有するこ
    とを特徴とするダイカスト鋳造装置。
  5. 【請求項5】 前記凹部は、縦横に形成された複数の溝
    である請求項4に記載のダイカスト鋳造装置。
  6. 【請求項6】 前記凹部の深さは、0.5〜3ミリメー
    トルの範囲内である請求項4または5に記載のダイカス
    ト鋳造装置。
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