JP2000197914A - 中空形材の押出用ダイス - Google Patents
中空形材の押出用ダイスInfo
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- JP2000197914A JP2000197914A JP10369879A JP36987998A JP2000197914A JP 2000197914 A JP2000197914 A JP 2000197914A JP 10369879 A JP10369879 A JP 10369879A JP 36987998 A JP36987998 A JP 36987998A JP 2000197914 A JP2000197914 A JP 2000197914A
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Abstract
を交換する必要がなく、経済的に有利となり、しかも、
汎用性を付与でき、さらに、組立て工数を低減できる中
空形材の押出用ダイスを提供する。 【解決手段】 ダイス雄型2は、軸芯X回りに材料導入
用の複数の導入孔24を有し、軸芯Xと同軸に所定の横
断面形状を有する貫通孔25が形成されたダイス雄型本
体2Aと、これとは別成形された軸状体23とからな
り、軸状体23は、貫通孔25に装入・固定される軸芯
部27と、付け根側が上記軸芯部27の下流端に一体形
成された成形凸部28と、この成形凸部28の先端側外
周面に一体形成されたベアリング部30とで構成されて
いる。成形時に成形凸部28に亀裂などが生じても、軸
状体23のみを取り替えればよく、しかも、複数種の軸
状体23を用意しておけば、各種中空形材Mの成形に対
応可能となる。
Description
材、セミホロー材などの中空形材の製造に好適に用いら
れる押出用ダイスに関し、特にダイス雄型を複数の部材
で分割構成した押出用ダイスに関する。
として、図3に示すように、軸芯X回りに材料導入用の
複数の導入孔(200)を有するダイス雄型本体( 2
01)の接合面側に、該ダイス雄型本体(201)の軸
芯Xと同軸上に位置して成形凸部(202)を一体形成
し、この成形凸部(202)先端面にボルト部(20
3)を突設して、このボルト部(203)に環状のベア
リング部(204)を嵌合し、該ボルト部(203)に
螺着されたナット(205)により、上記ベアリング部
(204)を締め付け・固定したものが知られている。
上記成形凸部(202)の先端面にねじ孔(206)を
形成し、成形凸部(202)の先端面に当接させた上記
ベアリング部(204)を、上記ねじ孔(206)に螺
着した押さえボルト(207)により、締め付け・固定
したものも知られている。
は、押出機のコンテナ内で加熱されたAlビレットなど
の成形材料は、押出圧力により、ダイス雄型本体(20
1)の複数の導入孔(200)を経て、ダイス雌型本体
(101)の流入部(102)側へ流入するが、この
時、成形凸部(202)には、成形材料を介して不均一
な成形圧が加わる傾向にある。この不均一な成形圧によ
って、上記成形凸部(202)の付け根部(202a)
に無理な応力が集中してクラックなどが発生することが
ある。とくに、成形材料として、例えばZn含有の三元
系アルミニウム合金をビレットとして使用する場合に
は、Znによって上記ダイス雌型本体(101)の構成
材が化学的な浸食作用を受けて脆弱化し、上記クラック
が発生しやすい状態となる。
に、ダイス雄型本体(201)にベアリング部(20
4)を有する成形凸部(202)が一体形成されている
ので、成形凸部(202)の付け根部(102a)にク
ラックが生じると、ダイス雄型として使えず、これを全
部廃棄して、新たなものと交換しなければならず、経済
的に大きな負担を強いられことになる。
形状が決まっているので、横断面形状の異なる中空形材
を成形するには、それに対応する種々のダイス雄型を用
意しなければならず、製造コストが高くなる。
(202)にベアリング部(204)をボルト止めして
いるので、部品点数が多く、しかも加工や組み立てに手
間がかかるといった問題がある。
されたもので、成形凸部の損傷があっても、ダイス雄型
全体を交換する必要がなく、経済性に優れ、しかも、汎
用性を付与でき、さらに、組立て工数を低減できる中空
形材の押出用ダイスを提供することを目的とする。
ルダイス雌型と同雄型の組み合わせからなる中空形材の
押出し用ダイスにおいて、上記ダイス雄型は、軸芯回り
に材料導入用の複数の導入孔を有し、上記軸芯と同軸で
所定の横断面形状を有する貫通孔が形成されたダイス雄
型本体と、上記ダイス雄型本体とは別成形された軸状体
とからなり、軸状体は、上記貫通孔に装入・固定される
軸芯部と、付け根側が上記軸芯部の下流端に一体形成さ
れた成形凸部と、この成形凸部の先端側外周面に一体形
成されたベアリング部とで構成されていることを特徴と
する中空形材の押出用ダイスによって解決される。
記ベアリング部が一体形成された成形凸部を含む軸状体
が上記ダイス雄型本体とは別成形されているので、成形
凸部の付け根部にクラックが生じても、上記軸状体のみ
を交換すればよく、ダイス雄型全体を交換するものに比
較して、経済的である。
用意しておけば、横断面形状の異なる各種の中空形材の
成形に容易に対応可能となる。
成されているので、部品点数も少なくなるうえ、製作も
容易となり、生産コストの低減化に寄与できる。
係る中空形材の押出用ダイスを示す平面図、図2は、図
1のAーA線に沿った断面図である。
イス(A)は、中空部を有する円形筒状の中空形材を製
造するためのものである。
うに、ポートホールダイス雌型(1)と同雄型(2)と
により構成されている。
(1A)における接合面(11)の周縁に位置決め用突
出縁部(12)が、また、上記接合面(11)の中央に
は、成形材料が流入する凹状の流入部(13)がそれぞ
れ形成されている。さらに、上記流入部(13)の中央
には、ダイス雌型本体(1A)を軸芯X方向(ダイス雌
型本体の厚さ方向)へ貫通する横断面円形状の押出孔
(14)が形成されている。この押出孔(14)の入口
側の内周面は、ベアリング部(15)として、また、押
出孔(14)の入口側の内周面は、ベアリング部(1
5)に続くリリーフ部(16)として、それぞれ構成さ
れている。
体(2A)と、ダイス雄型本体(2A)の軸芯Xに同軸
に配設された軸状体(23)とからなる。
合面(21)の周縁に、上記位置決め用突出縁部(1
2)に嵌合する位置決め用段部(22)が形成され、ま
た、材料導入用の複数の導入孔(24)が軸芯Xの回り
に等配して形成されている。
は、上記軸芯Xに同軸で、所定の横断面形状、たとえば
円形の貫通孔(25)が形成されており、この貫通孔
(25)の内周面には、雌ねじ部(26)が形成されて
いる。
5)に装入・固定される円柱形の軸芯部(27)と、こ
の軸芯部(27)よりも小径で、かつ該軸芯部(27)
の下流端(雌型側)に一体形成された成形凸部(28)
とから構成されており、この成形凸部(28)の先端
は、上記ダイス雌型(1)における押出孔(14)に臨
出している。また、上記軸芯部(27)の外周面には、
上記雌ねじ部(26)に螺合する雄ねじ部(29)が形
成されている。
は、上記ダイス雌型(1A)側のベアリング部(15)
に対向して、環状のベアリング部(30)が形成されて
おり、両ベアリング部(15),(30)の対向間隔
は、中空形材Mの肉厚を決める成形間隙(31)を構成
している。
雄ねじ部(29)を上記貫通孔(25)の雌ねじ部(2
6)に対して、図2に示す位置までねじ込んで固定する
ことにより、上記ダイス雄型本体(2A)に一体化され
る。
が堅固であれば、このままでもよいが、さらに、上記ダ
イス雄型本体(2A)と軸芯部(27)との間を溶接
(ろう付けを含む)すれば、両者(2A),(27)と
の一体化が一段と堅牢なものとなる。
押出機のコンテナ内で加熱されたAlのビレットなどの
成形材料は、押出圧力により、ダイス雄型(2)の複数
の導入孔(24)に流れ込む。そして、導入孔(24)
に流入された成形材料は、ダイス雌型(1)の流入部
(13)を経由してここで一旦、合流したのち、雌雄両
型(1),(2)のベアリング部(15),(30)の
対向間隔である成形間隙(31)から押し出され、円形
中空形材に成形される。
(13)側に流入する際、成形凸部(28)の外周面に
対して、成形圧が周方向で均等的に付勢されないと、成
形凸部(28)の付け根部に、クラックなどが発生する
場合がある。ところが、上記上記軸芯部(27)に成形
凸部(28)を一体形成してなる軸状体(23)は、ダ
イス雄型本体(2A)に対して別体構成であるので、た
とえ上記クラックなどが発生したとしても、ダイス雄型
(2)を全て廃棄しなくても、ダイス雄型本体(2A)
から軸状体(23)だけを取り外し、この軸状体(2
3)を新たなものと交換すれば、ダイス雄型(2)を再
使用でき、経済的である。
を成形する際に、各種のダイス雄型(2)を用意しなく
ても、各種形状の軸状体(23)だけを用意しておけよ
く、低コストにして汎用性を持たせることが可能とな
る。
(28)に一体形成されているので部品点数の削減化が
達成されるうえ、従来のように、ベアリング部(30)
の取り付け部分を加工したり、ベアリング部(30)を
成形凸部(28)にボルト止めしたりする手間が要ら
ず、製作上の作業工数が低減される。
(27)を貫通孔(25)に装入・固定する手段は、前
述のねじ込み構造に限らず、バヨネット方式や圧入など
の任意の手段を選択可能である。
を、軸芯に貫通孔が形成されたダイス雄型本体と、先端
にベアリング部が一体形成された成形凸部を上記貫通孔
に装入・固定される軸芯部の下流端に一体形成してなる
軸状体とで構成したので、成形時に成形凸部の付け根部
にクラックが生じたとしても、上記ダイス雄型を廃棄処
分しなくても、上記軸状体のみを取り替えるだけで、再
使用が可能で、ダイスコストを大幅に低減させることが
できるうえ、複数種の軸状体を用意しておけば、各種中
空形材の成形に対応が可能で、適用範囲が広げられる。
体形成してあるので、ベアリング部をねじ止めする場合
に比し、組立性が向上する。
の押出用ダイスを示す平面図である。
示す断面図である。
型を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポートホールダイス雌型と同雄型の組み
合わせからなる中空形材の押出用ダイスにおいて、 上記ダイス雄型は、軸芯回りに材料導入用の複数の導入
孔を有し、上記軸芯と同軸で所定の横断面形状を有する
貫通孔が形成されたダイス雄型本体と、上記ダイス雄型
本体とは別成形された軸状体とからなり、 軸状体は、上記貫通孔に装入・固定される軸芯部と、付
け根側が上記軸芯部の下流端に一体形成された成形凸部
と、この成形凸部の先端側外周面に一体形成されたベア
リング部とで構成されていることを特徴とする中空形材
の押出用ダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369879A JP2000197914A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 中空形材の押出用ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369879A JP2000197914A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 中空形材の押出用ダイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000197914A true JP2000197914A (ja) | 2000-07-18 |
JP2000197914A5 JP2000197914A5 (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=18495544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10369879A Pending JP2000197914A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 中空形材の押出用ダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000197914A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-12-25 JP JP10369879A patent/JP2000197914A/ja active Pending
Cited By (11)
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