JP2000197071A - マトリクス型表示装置の白バランス調整回路及び方法 - Google Patents

マトリクス型表示装置の白バランス調整回路及び方法

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Shigehiro Masuchi
重博 増地
Nobuyoshi Yamagishi
信義 山岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質を損なうことなく、白バランス及び高階
調領域の輝度のばらつきを同時に補正することができる
マトリクス型表示装置の白バランス調整回路を提供す
る。 【解決手段】 指定領域ドライブ調整回路50R,50
G,50Bは、逆ガンマ補正回路4より出力されたR,
G,B信号における予め設定した階調レベル以上の領域
のゲインをR,G,B信号それぞれで調整する。表示パ
ネル6に全白信号を表示したときの白バランス及び輝度
を指定領域ドライブ調整回路50R,50G,50Bに
よって調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル的に限ら
れた中間階調で画像表示するプラズマディスプレイパネ
ル表示装置(PDP),フィールドエミッションディス
プレイ装置(FED),デジタルマイクロミラーデバイ
ス(DMD),エレクトロルミネッセンスディスプレイ
装置(EL)等に用いられるマトリクス型表示装置の白
バランス調整回路及び方法に係り、特に、製造時にパネ
ル毎に生じてしまう白バランス(色温度)と高階調領域
の輝度のばらつきを同時に補正し、かつ、画質を損なわ
ないように白バランスを調整することができるマトリク
ス型表示装置の白バランス調整回路及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号を表示するマトリクス型表示装
置の内、例えば、1フィールドを複数のサブフィールド
に分割して階調表示するPDPや、PWM変調によって
階調表示を行うELやFED等の表示装置においては、
駆動方法によってはデジタル的に制限された階調数でし
か映像を表現することができない。
【0003】ところで、受像機を陰極線管(CRT)を
用いたCRT表示装置と想定しているテレビジョン放送
等では、予め、送信側でガンマ補正を施しており、受像
機自体の逆ガンマ特性と併せてリニアな輝度特性となる
ようにしている。しかしながら、上記のようなマトリク
ス型表示装置においては、CRT表示装置とは異なり、
入力映像信号の階調特性にほぼ比例したそのままの輝度
特性、即ち、リニアな特性にて表示される。
【0004】従って、デジタルで画像表示するマトリク
ス型表示装置では、普段見慣れているCRT表示装置で
画像表示する場合と同様な階調特性で画像表示する必要
があるため、入力映像信号に2.2乗の逆ガンマ補正を
施し、リニアな階調特性に戻してから画像表示してい
る。
【0005】しかしながら、上記のマトリクス型表示装
置に用いる表示パネルは、1画素を構成する各ドット単
位でセルを形成しているため、各表示パネル毎の製造上
のばらつきが発生する。一例としてPDPの場合では、
蛍光体の塗布のばらつきや誘電体層の厚みのばらつき、
あるいは、電極や障壁等の膜厚のばらつき、さらには、
前面板と背面板とを封着する際の真空度のばらつきや希
ガス封入時に起こる不純ガスの量等のばらつきがある。
このような製造上のばらつきは、他のマトリクス型表示
装置においても、多かれ少なかれ発生する。
【0006】上記のような各表示パネル毎のばらつきが
製造上で生じると、デジタル変換したR(赤),G
(緑),B(青)の映像信号に2.2乗の逆ガンマ補正
をそれぞれ施してマトリクス型表示装置に画像表示した
場合、当然のことながら、表示パネル毎に白バランスが
異なってしまう。また、このようなマトリクス型表示装
置を複数台並べて表示する場合や、表示パネルを複数枚
用いてマルチ画面システムとして製品化する場合等で
は、パネル毎の白バランスのばらつきがより目立つこと
になり、表示品質が損なわれる原因となる。
【0007】このため、上記のようなマトリクス型表示
装置の使用形態を考慮すると、表示パネル毎に製造上で
生じる白バランスのばらつきを回路側で補正する必要が
ある。デジタルで画像表示するマトリクス型表示装置に
おいて、白バランスを補正する場合、従来は、A/D変
換前のアナログ信号の状態で、R,G,Bの各映像信号
のゲインをゲイン調整回路によって個別に可変して設定
したり、A/D変換後のデジタル信号の状態で、R,
G,Bの各映像信号のゲインを逆ガンマ補正回路によっ
て個別に可変して設定したりしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルで
画像表示するマトリクス型表示装置では、例えばデジタ
ル変換したR,G,Bの各映像信号に対して逆ガンマ補
正を施して画像表示するので、特に、低輝度領域におけ
る階調数が損なわれ、階調の連続性がなくなるという現
象が生じる。
【0009】図5は、入力信号をランプ波形信号とした
場合の画像表示例である。ランプ波形信号は階調特性が
リニアなので、逆ガンマ補正を施してデジタルのまま画
像表示すると、図5に示すように、表示パネルに表示さ
れる表示画像は、グレー(白,黒を含む)の階調毎の階
段状波形となる。このとき、階段状波形は、黒に近い階
調になる程、階調が不足するため、階段の幅が大きくな
る。即ち、図5中の右側の1段の幅より左側の1段の幅
の方が大きい。
【0010】従来の方法によってR,G,Bの各映像信
号のゲインを個別に可変して設定すると、各映像信号の
階調損失量に違いが生じるため、ランプ波形信号で画像
表示した場合に、低階調レベルにおいて、垂直方向のカ
ラーバーとして視認されてしまう画質妨害が生じるとい
う問題点があった。また、上記のゲインの可変方法は、
逆ガンマ補正による階調損失に加えて、さらにゲインを
下げることによる階調損失が加わるために、低階調側で
ビット落ちしたかのようなデジタル的な画質妨害として
視認されてしまう問題点もあった。
【0011】図6は、ランプ波形信号を入力した際の上
記の問題点の一例を示した図である。図6(A),
(B)においては、各入力信号の階調2の領域の階調幅
が異なる場合の画質妨害を示している。ここでは、ゲイ
ンがB信号,G信号,R信号の順で大きいとする。この
場合、図6(B)に示すように、階調2の階調幅は領域
から領域の間で示される。この内、R信号の階調2
の幅は領域と領域であり、G信号の階調2の幅は領
域と領域と領域であり、B信号の階調2の幅は領
域と領域である。
【0012】このように、R,G,Bの各映像信号毎に
同じ階調における階調幅が異なるため、図5に示す階調
2のグレーの領域が減少したり、図6(B)のように、
全くグレー領域がなくなってしまい、カラーバーのみと
なってしまう場合もある。この問題点は、階調毎のグレ
ーの領域が減少する高階調側では、次第に画質妨害とし
て視認されなくなるが、特に目立ちやすい低階調側では
画質に大きく影響する。
【0013】以上の説明では、一例としてランプ波形信
号を表示した場合の問題点について示したが、他の信号
や自然画の画像信号等においても、同様に、画質妨害が
発生してしまう。さらには、ゲインを可変することによ
って、白バランスのばらつきを補正することができたと
しても、高階調領域における階調毎の輝度が表示パネル
毎にばらついてしまうという問題点もあった。
【0014】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、製造時に表示パネル毎に生じてしまう白バ
ランス及び高階調領域の輝度のばらつきを同時に補正す
ることができ、さらに、画質を損なうことなく、白バラ
ンスと高階調領域の輝度の双方を調整することができる
マトリクス型表示装置の白バランス調整回路及び方法を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)R,G,B信号の
黒レベル及びゲインをそれぞれ調整する映像信号レベル
調整回路と、前記映像信号レベル調整回路より出力され
たR,G,B信号それぞれに逆ガンマ補正を施してリニ
アな階調特性に戻す逆ガンマ補正回路と、前記逆ガンマ
補正回路より出力されたR,G,B信号を画像表示する
表示パネルとを備えたマトリクス型表示装置の白バラン
ス調整回路において、前記逆ガンマ補正回路より出力さ
れたR,G,B信号における予め設定した階調レベル以
上の領域のゲインをR,G,B信号それぞれで調整する
ドライブ調整回路を前記白バランス調整回路として設
け、前記表示パネルに調整信号を表示したときの白バラ
ンスを前記ドライブ調整回路によって調整するよう構成
したことを特徴とするマトリクス型表示装置の白バラン
ス調整回路を提供し、(2)R,G,B信号の黒レベル
及びゲインをそれぞれ調整する映像信号レベル調整回路
と、前記映像信号レベル調整回路より出力されたR,
G,B信号それぞれに逆ガンマ補正を施してリニアな階
調特性に戻す逆ガンマ補正回路と、前記逆ガンマ補正回
路より出力されたR,G,B信号を画像表示する表示パ
ネルとを備えたマトリクス型表示装置の白バランス調整
方法において、前記表示パネルに調整信号を表示し、前
記逆ガンマ補正回路より出力されたR,G,B信号にお
ける予め設定した階調レベル以上の領域のゲインをR,
G,B信号それぞれで調整することにより、白バランス
を調整することを特徴とするマトリクス型表示装置の白
バランス調整方法を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマトリクス型表示
装置の白バランス調整回路及び方法について、添付図面
を参照して説明する。図1は本発明のマトリクス型表示
装置の白バランス調整回路の一実施例を示すブロック
図、図2は本発明のマトリクス型表示装置の白バランス
調整回路を動作させない場合の画像表示例を示す図、図
3は図1中の指定領域ドライブ調整回路50R,50
G,50Bの具体的構成の一例を示すブロック図、図4
は本発明のマトリクス型表示装置の白バランス調整回路
による動作を説明するための図である。
【0017】図1は、本発明の白バランス調整回路を含
むマトリクス型表示装置の全体構成の一例を示してい
る。ここでは、マトリクス型表示装置の一例としてPD
Pの場合について示している。図1において、R信号,
G信号,B信号の3系統の入力映像信号が映像信号レベ
ル調整回路1に入力される。映像信号レベル調整回路1
は、R,G,B信号の黒レベル及びゲインを次段のA/
D変換器2の入力電圧の範囲を考慮してそれぞれ調整
し、A/D変換器2に入力する。
【0018】映像信号レベル調整回路1における黒レベ
ル及びゲインの調整は、外部からデジタル的に制御信号
を送り、その制御信号をD/A変換して制御してもよい
し、可変抵抗等でアナログ的に制御してもよい。なお、
映像信号レベル調整回路1は、R,G,B信号の黒レベ
ル及びゲインを、全て同じレベルとなるように調整す
る。
【0019】A/D変換器2は、アナログ信号である
R,G,B信号をそれぞれデジタル信号に変換し、映像
信号処理回路3に入力する。映像信号処理回路3は、デ
ジタル信号とされたR,G,B信号を表示パネル6の表
示画素数に応じて画素変換したり、表示画質を向上する
ための信号処理等施し、逆ガンマ補正回路4に入力す
る。逆ガンマ補正回路4入力されたR,G,B信号にそ
れぞれ同じ特性の逆ガンマ補正を施し、指定領域ドライ
ブ調整部5に入力する。
【0020】指定領域ドライブ調整部5は、R信号用の
指定領域ドライブ調整回路50Rと、G信号用の指定領
域ドライブ調整回路50Gと、B信号用の指定領域ドラ
イブ調整回路50Bとよりなる。指定領域ドライブ調整
回路50R,50G,50Bを総称して調整回路指定領
域ドライブ50と呼ぶこととする。この調整回路指定領
域ドライブ50が本発明の白バランス調整回路となって
いる。指定領域ドライブ調整回路50の具体的構成及び
動作については、後に詳述する。なお、図1では、簡略
化のため、映像信号レベル調整回路1〜逆ガンマ補正回
路4までをそれぞれ1つの回路ブロックにて示したが、
実際には、R,G,B信号それぞれに対して信号処理す
る3系統の回路よりなる。
【0021】指定領域ドライブ調整回路50は、予め設
定した階調レベル以上の領域において、R,G,B信号
のゲインをそれぞれ可変して、表示パネル6に入力す
る。表示パネル6は、いわゆるパネル本体とこのパネル
本体を駆動するための駆動回路とよりなる。表示パネル
6に入力されたR,G,B信号は、サブフィールド処理
等の各種の駆動処理が施され、表示パネル6の画面上に
表示される。なお、指定領域ドライブ調整回路50にて
予め設定する階調レベルは、表示パネル6で画像表示す
る際に低輝度領域における階調数が損なわれず、かつ、
階調の連続性を保つことができる階調レベルに設定す
る。
【0022】図2は、図1における逆ガンマ補正回路4
より出力されたR,G,B信号に対し、指定領域ドライ
ブ調整回路50によって処理を行わないでそのまま表示
パネル6に表示した場合の画像表示例である。ここで
は、入力映像信号としてランプ波形信号を用いている。
リニアな特性であるランプ波形信号は、逆ガンマ補正回
路4によって、図2(A)に示すような特性となり、表
示パネル6の画面には図2(B)のように表示される。
【0023】図2に示すように、A/D変換前の黒レベ
ル及びゲインをR,G,B信号の全て同じレベルとし、
さらに、同じ特性の逆ガンマ補正をR,G,B信号に施
すことにより、図5と同様に、表示パネル6に表示され
る画像は、グレーの階調毎の階段状波形となり、カラー
バーとして視認される画質妨害は発生しない。このよう
な画質状態とした後に、指定領域ドライブ調整回路50
において、白バランスと輝度とを調整する。以下、その
調整方法について詳細に説明する。
【0024】図3は、指定領域ドライブ調整回路50の
具体的構成の一例を示している。図3において、入力信
号はR,G,B信号である。図3において、ドライブ調
整回路501及び遅延回路505には、入力信号とし
て、R,G,B信号のいずれかが入力される。ドライブ
調整回路501は、逆ガンマ補正後のリニアな階調特性
となった入力信号の入出力階調の傾きを上下に変更する
ように演算し、加算器503に入力する。ドライブ調整
回路501における演算方法は種々考えられるが、一例
として、入出力階調の傾きを調整するよう所定の係数を
乗算する。
【0025】しきい値レベル設定部502は、ゲインの
可変開始ポイントとなるしきい値階調レベルを設定し、
その値を加算器503及び領域合成部506に入力す
る。加算器503は、ドライブ調整回路501の出力信
号としきい値レベル設定部502で設定したしきい値階
調レベルとを加算してリミッタ504に入力する。これ
により、ドライブ調整回路501によって入出力階調の
傾きが調整されたR,G,B信号は、しきい値階調レベ
ルの分だけ底上げされる。リミッタ504は、加算器5
03の出力における原信号のビット数による値を超えた
分(いわゆるオーバーフロー)を制限して領域合成部5
06に入力する。
【0026】遅延回路505は、ドライブ調整回路50
1からリミッタ504の出力までの経路へと供給された
入力信号の遅延分と合わせるため、遅延回路505へと
供給された入力信号を遅延して、領域合成部506に入
力する。領域合成部506は、ゲインの可変開始ポイン
トより前(即ち、しきい値階調レベル未満)までは、遅
延回路505からの入力信号を選択し、ゲインの可変開
始ポイント以上(即ち、しきい値階調レベル以上)で
は、リミッタ504からの入力信号を選択する。これに
より、入力信号における可変開始ポイントまでのゲイン
は入力信号のゲインそのままで可変されず、可変開始ポ
イント以上の部分のゲインが調整され、出力される。
【0027】次に、本発明の白バランス調整回路による
白バランス及び輝度の調整方法の一例について以下に説
明する。図4は、指定領域ドライブ調整回路50におけ
る動作を示している。ランプ波形信号を入力した場合、
指定領域ドライブ調整回路50の入力時点では、逆ガン
マ補正回路4によって逆ガンマ補正が施されているの
で、入出力階調の傾きは直線(リニア)にはならない
が、図4においては、簡略化のため、入出力階調の傾き
を直線として示している。図3の回路構成により、図4
に示すように、しきい値階調レベルまでは、入力された
R,G,B信号のゲインは可変されない。なお、可変開
始ポイントとなるしきい値階調レベルは、前述のよう
に、予め画質検討を十分行った結果、低輝度領域におけ
る階調損失が画質妨害として視認されない階調レベルを
決定して、その階調レベルを設定する。
【0028】入力信号におけるしきい値階調レベル以上
の領域に対しては、各信号毎にゲインの傾きを上下に可
変する。しきい値階調レベル以上の領域におけるゲイン
の調整は、ゲインを上げる方向及びゲインを下げる方向
の双方で可能である。このゲインの調整は、表示パネル
6に一例として全白信号の調整信号を表示して行う。即
ち、入力信号として高階調側の任意の階調レベル(調整
用全白信号階調レベル)の全白信号を入力し、表示パネ
ル6上での表示画像を色彩輝度計等で所望の白バランス
(色温度)及び輝度となるよう測定しながら調整する。
本発明の構成では、白バランスを調整するのと同時に全
白信号を表示したときの輝度が調整されることになる。
調整信号は全白信号に限定されることはなく、白バラン
スを調整することができる信号であればよい。
【0029】なお、調整用全白信号階調レベルは、でき
る限り大きい階調レベルに設定することが好ましいが、
出力信号がリミッタされないような範囲の階調レベルを
選択することが必要であり、一例として、階調200程
度(256階調の場合)を用いる。また、表示パネルの
ばらつき範囲を考慮して階調レベルを設定することがよ
り好ましい。
【0030】以上のようにして、本発明では、各映像信
号のゲインを可変しても、低輝度領域における階調損失
及び輝度低下がないので、低輝度領域においても画質を
損なうことなく、白バランスを調整することができ、輝
度も併せて調整することができる。表示パネル毎の白バ
ランス及び輝度のばらつきをなくすことができるので、
マトリクス型表示装置を複数台並べて表示する場合や、
表示パネルを複数枚用いてマルチ画面システムとして製
品化する場合にも有効である。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のマ
トリクス型表示装置の白バランス調整回路及び方法は、
逆ガンマ補正回路より出力されたR,G,B信号におけ
る予め設定した階調レベル以上の領域のゲインをR,
G,B信号それぞれで調整するドライブ調整回路を白バ
ランス調整回路として設け、表示パネルに調整信号を表
示したときの白バランスをこのドライブ調整回路によっ
て調整するよう構成したので、製造時に表示パネル毎に
生じてしまう白バランス及び高階調領域の輝度のばらつ
きを同時に補正することができ、さらに、低輝度領域に
おいても画質を損なうことがなく、白バランスと高階調
領域の輝度の双方を調整することができる。表示パネル
のばらつきによる白バランスや輝度のばらつきも補正す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明を動作させない場合の画像表示例を示す
図である。
【図3】図1中の指定領域ドライブ調整回路50R,5
0G,50Bの具体的構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の動作を説明するための図である。
【図5】マトリクス型表示装置にランプ波形信号を入力
した場合の表示画像を示す図である。
【図6】従来例の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 映像信号レベル調整回路 2 A/D変換器 3 映像信号処理回路 4 逆ガンマ補正回路 5 指定領域ドライブ調整部(白バランス調整回路) 6 表示パネル 50R,50G,50B 指定領域ドライブ調整回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C061 BB15 BB17 CC05 5C066 AA03 BA20 CA08 DD07 EA08 EA14 EA16 EC05 GA01 HA02 KA08 KA12 KC11 KD04 KE02 KE03 KE19 KM15 5C082 BA34 BA35 CA85 MM10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】R,G,B信号の黒レベル及びゲインをそ
    れぞれ調整する映像信号レベル調整回路と、 前記映像信号レベル調整回路より出力されたR,G,B
    信号それぞれに逆ガンマ補正を施してリニアな階調特性
    に戻す逆ガンマ補正回路と、 前記逆ガンマ補正回路より出力されたR,G,B信号を
    画像表示する表示パネルとを備えたマトリクス型表示装
    置の白バランス調整回路において、 前記逆ガンマ補正回路より出力されたR,G,B信号に
    おける予め設定した階調レベル以上の領域のゲインを
    R,G,B信号それぞれで調整するドライブ調整回路を
    前記白バランス調整回路として設け、 前記表示パネルに調整信号を表示したときの白バランス
    を前記ドライブ調整回路によって調整するよう構成した
    ことを特徴とするマトリクス型表示装置の白バランス調
    整回路。
  2. 【請求項2】R,G,B信号の黒レベル及びゲインをそ
    れぞれ調整する映像信号レベル調整回路と、 前記映像信号レベル調整回路より出力されたR,G,B
    信号それぞれに逆ガンマ補正を施してリニアな階調特性
    に戻す逆ガンマ補正回路と、 前記逆ガンマ補正回路より出力されたR,G,B信号を
    画像表示する表示パネルとを備えたマトリクス型表示装
    置の白バランス調整方法において、 前記表示パネルに調整信号を表示し、前記逆ガンマ補正
    回路より出力されたR,G,B信号における予め設定し
    た階調レベル以上の領域のゲインをR,G,B信号それ
    ぞれで調整することにより、白バランスを調整すること
    を特徴とするマトリクス型表示装置の白バランス調整方
    法。
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