JP3862730B2 - 色信号補正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、電子放出型ディスプレイなどの表示器を用いてテレビジョン信号やコンピュータなどの画像信号を受信し画像を表示する、テレビジョン受信機やディスプレイ装置などの画像表示装置及びそれに用いられる色信号補正装置に関するものである。
画像信号であるNTSCやHDTVのようなTV信号を例に挙げると、これは、CRTを用いた受信機を対象に考えており、CRTが有するγ特性(輝度信号−発光輝度特性の非線形な特性)を送出側で予め補正して(γ補正と呼ぶ)出力されている。
しかしながら、表示器の発光量が画像信号の輝度レベルに正確に対応しないという現象が現れることがある。
一例をあげると、電子放出型ディスプレイの場合、冷陰極素子等を単純マトリクス配線したマルチ電子ビーム源において、線順次駆動の採用により1つの画素の選択時間が長くなった結果、1画素の発光体(蛍光体)が電子ビーム照射を受ける時間が長くなり過ぎ、蛍光体の発光量が電子ビーム照射時間に比例しなくなる、飽和現象を示すことがある。本明細書では、この現象を蛍光体の飽和と呼ぶことにする。
この飽和の程度は蛍光体の種類や、電子ビームの密度、電子ビームの照射時間などにより変化する。
そして蛍光体の材料や、色の種類により飽和の特性が変わると、表示される画像の色バランス、特に無彩色(白色)の色度点が所望の値とならない。
このような課題を解決する技術は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1記載のRGB各蛍光体の階調に応じた飽和特性を図13に示す。図13において、横軸は、規格化した輝度データで、縦軸は規格化した輝度を示す。
そして、図13に示した上に凸の曲線の逆関数(補正関数)を算出し、入力輝度データ(輝度要求値、階調データとも呼ぶ)を補正関数に代入することによって補正輝度データを算出することで、入力輝度データに対し、蛍光体の発光輝度がリニアになる。そして、その補正関数をRGBそれぞれに持つことによって、各蛍光体の飽和特性は補正することができる。
これ以外にも、白色の調整方法が特許文献2、3などで提案されている。
特開2000−75833号公報 特開昭63−160492号公報 特開2001−119717号公報
しかしながら、これらの従来技術では、無彩色や有彩色の色度点の変動抑制が充分ではなかった。
例えば、特許文献1のように色信号の入力階調レベルに対する出力輝度レベルを補正す
る方法では、輝度の非線形性の補正は可能となったが、まだ階調レベルの変化と連動して無彩色の色度点が変動するという現象を抑えることができない。詳しくは、CIEのxy色度図上で、蛍光体の飽和の補正を行った後の各階調レベルにおける白の色度点を表すと、階調レベルの変化に連動して、白の色度点が図14に示す計測点のように点21〜点22へと変動してしまうことがあった。
本発明者が鋭意研究した結果、この階調レベルの変化に応じた色度点の変動、特に無彩色の色度点の変動は、各色の蛍光体の単色の階調特性において、3刺激値XYZ全てに異なった飽和特性があることに起因するものであることが判明した。
特に、表示器に用いられる蛍光体の多くは、赤と緑の蛍光体におけるZが、飽和特性が比較的互いに似ているX、Yに比べて、直線に近い階調特性を示す。(図15参照)。図15において、横軸は規格化した階調データ、縦軸は3刺激値の規格化した値を示す。
従って、Yの飽和特性の逆関数を補正関数として補正すると、Yの階調特性は線形になったとしても、Zは過補正になってしまい、Zの階調特性は下向きに凸の特性となってしまう(図16参照)。図16において、横軸は規格化した階調データ、縦軸は規格化した補正後の3刺激値を示す。
図16からわかるように、赤及び緑において、Z成分が相対的に不足することによって、補正後のXYZのバランス、つまり、X又はYの値とZの値との差が、階調レベルの変化に応じて変動するので、有彩色である単色においても色度点が変動してしまう。ましてや、無彩色の白色においては、Zの成分だけが、階調によっては極端に減少してしまい、それによって、XYZの成分のバランスが崩れてしまうので、白色の色度座標であるx及びyの値が変化してしまい、白の色度点が変動するのである。
本発明は、上述した本発明者の新しい知見に基づいてなされたものであり、その目的は、各階調レベルにおける3刺激値XYZのバランス変動を抑制し、発光体の飽和特性に起因する階調レベルの変化に連動した単色の色度点の変動、或いは無彩色の色度点の変動を抑制し、表示画質を向上させる、色信号補正装置及び色信号補正装置を搭載した画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用する。
本発明の第1態様は、それぞれ異なる色に発光する複数の発光体にそれぞれ対応した複数色の色信号に、それぞれの色の色信号の階調レベルと発光輝度との非線形性を補正するための補正処理を施す発光特性補正部と、前記複数色のうちの所定の色の色信号の階調レベルに基づいて、オフセット値を決定するオフセット値決定手段と、前記所定の色以外の少なくとも1つの色の色信号に、該オフセット値を付加するオフセット値付加手段と、を有しており、前記発光特性補正部が行う補正処理は、前記所定の色の色信号の階調レベルを補正することに伴って、前記所定の色のX成分Y成分Z成分のバランスの変化が生じる補正処理であり、前記オフセット値は、前記補正処理によるX成分Y成分Z成分のバランスの変化によって生じる色度点の変動を抑制する値であることを特徴とする色信号補正装置である。

本発明の第2態様は、それぞれ異なる色に発光する複数の発光体にそれぞれ対応した複数色の色信号に、それぞれの色の色信号の階調レベルと発光輝度との非線形性を補正するための補正処理を施す工程と、前記複数色のうちの所定の色の色信号の階調レベルに基づいて、オフセット値を決定する工程と、前記所定の色以外の少なくとも1つの色の色信号に、該オフセット値を付加する工程と、を実行する半導体集積回路を有しており、前記発光特性補正部が行う補正処理は、前記所定の色の色信号の階調レベルを補正することに伴って、前記所定の色のX成分Y成分Z成分のバランスの変化が生じる補正処理であり、前記オフセット値は、前記補正処理によるX成分Y成分Z成分のバランスの変化によって生じる色度点の変動を抑制する値であることを特徴とする色信号補正装置である。
本発明によれば、3刺激値のバランスを保つように各色の色信号を補正することによって、従来からの課題であった、階調レベルの変化に連動した単色の色度点の変動、及び無彩色の階調特性における色度点の変動を抑えることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
図1、図2は、本発明の一実施形態による色信号補正装置のブロック図である。
色信号補正装置801は、それぞれ異なる色に発光する複数の発光体にそれぞれ対応した複数色の色信号(Ra、Ga、Ba)に、各色の発光輝度特性を補正するための補正処理を施す発光特性補正部(812)を備えている。
そして、色信号補正装置801は、白色のような所定の色の輝度レベルの変化に連動した該色の色度点の変動を抑制するための、色度補正用のオフセット値(Rb、Gb)を、入力された複数色の色信号のうちから選択される少なくとも1つの色信号(Ra、Ga)の輝度レベルに基づいて、決定するオフセット値決定手段(711、712)と、少なくとも1つの残りの色信号(Ba)に、該オフセット値(Rb、Gb)を付加するオフセッ
ト値付加手段(731、732)と、を有する。
本願発明が適用できる表示器としては、電界放出型又は表面伝導型の冷陰極素子と発光体として電子を受けて発光する蛍光体とを組み合わせた表示器、発光体としての有機EL素子又は無機EL素子を用いた表示器、発光体として紫外線を受けて発光する蛍光体を備えたプラズマ表示器などが挙げられる。
発光特性補正部812としては、発光体の飽和を補正するもの、つまり、入力色信号の輝度レベルに対する出力色信号の輝度レベルを、輝度レベルに応じて変更することにより、表示器への入力色信号の輝度レベルに対する発光輝度が線形になるように補正する非線形補正回路が好適に用いられる。
色度点の変動を抑制できる色としては、無彩色である白色に限定されることはなく、有彩色である緑色、赤色、青色など、他の色であってもよい。また、オフセット値を決定するためのパラメータとなる輝度レベルを提供する色信号としては、図1では、赤色信号と緑色信号の両方としたが、これらのうち何れか1つであってもよい。
例えば、緑色の色度点の変動を抑える場合、緑色信号(Ga)の輝度レベルに基づいて、青色信号(Ba)に付加するオフセット値(Gb)を決める。同様に、赤色の色度点の変動を抑える場合、赤色信号(Ra)の輝度レベルに基づいて、青色信号(Ba)に付加するオフセット値(Rb)を決める。また、青色の色度点の変動を抑える場合には、緑色信号(Ga)の輝度レベル(この場合は0レベル)に基づいて、青色信号(Ba)に付加するオフセット値(Gb)を決めればよい。
そして、青色信号(Ba)に他の色信号に基づいて決定されたオフセット値(第1のオフセット値)を付加した場合に、3刺激値のうち、XがZの次に強くなるので、このXの
増加分を減らすために、Xの多い赤色信号に、第2のオフセット値として、負のオフセット値を付加することも好ましいものである。こうして、赤色信号の輝度レベルを下げると、肌色やオレンジ色などの淡色が青みがかることを抑制できる。また、このような負のオフセット値は、青色信号に付加されるオフセット値に基づいて決定することがより好ましいものである。
こうして、第2のオフセット値付加手段により、第1のオフセット値に基づいて決定された第2のオフセット値を、第1のオフセット値が付加されない色信号に付加することにより、他の色の色度点の変動を抑制することができる。
本発明に用いられるオフセット値付加手段は、発光特性補正部に入力される前記複数色の色信号のうちから選択される1つ又は複数の色信号の輝度レベルに基づいて、決定されたオフセット値を、前記発光特性補正部に入力される少なくとも1つの残りの色信号に付
加する。或いは、オフセット値付加手段は、発光特性補正部から出力された複数色の色信号のうちから選択される1つ又は複数の色信号の輝度レベルに基づいて、決定されたオフセット値を、発光特性補正部から出力された少なくとも1つの残りの色信号に付加しても
よい。
本発明に用いられるオフセット値としては、色信号の階調レベルの増加に対して、非線形に増加又は減少する値であることが好ましい。
また、例えば、乗算器のような、オフセット値調整手段を設け、複数色の色信号間の輝度レベルのバランスに応じて、オフセット値の調整を行うことも好ましいものである。これは、オレンジ色、桃色、肌色のような淡色において、階調レベルの変化に連れた色度点の変動抑制に効果を発揮する。
また、色再現範囲を変えたくない場合には、複数の色信号として、単色を示す色信号の入力を判断する判断手段を比較器や論理ゲートなどで構成して設け、単色と判断された場合には、オフセット値の付加を禁止する禁止手段を論理ゲートなどで構成して設けることも好ましいものである。
オフセット値が付加される色としては、前述した説明では、3刺激値のうち、Zに注目したが、発光体の種類によっては、XやYが他の刺激値成分に比べて異なる場合もありうるので、その場合には、赤や緑の色信号にオフセット値を付加するように変更することも可能である。
以下では表示器として冷陰極素子、特に表面伝導型放出素子と蛍光体とを用いた構成を例に挙げて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、R及びGの色信号からなる入力画像データの値から3刺激値XYZのバランスを一定に保つように、R及びGのそれぞれの画像データに応じてオフセット値を選択し、そのオフセット値をBの色信号からなる画像データに加算する色度点補正部と、色度点補正部から出力された画像データに対し、それぞれ各蛍光体の発光輝度の飽和特性に応じた飽和補正を行う発光特性補正部とによって、単色の3刺激値XYZのバランスを階調に関わらず一定にして、好適な色、特に無彩色の色度点の変動を抑える補正を行う。
そして、複数の冷陰極素子、本実施形態では複数の表面伝導型放出素子を、複数の走査配線と変調配線による単純マトリクス上の交点に配置したマルチ電子源を有する表示装置
において、マルチ電子源からの電子ビーム照射を受け発光する蛍光体を有する表示パネルにTV信号を表示する画像表示装置に、この色信号補正装置を組み込むことにより、好適な画像表示を行う画像表示装置を構成することができる。
以下、本願の特徴である色信号補正装置及び色信号補正装置を搭載した画像表示装置のハードウェアの構成について、順に説明を行う。
(システム全体と各部分の機能説明)
本発明の実施形態にかかわる画像表示装置の表示パネルの概観、単純マトリクス構造をもつ電気的な接続、表面伝導型放出素子の特性については、特開2000−75833号に記載されているので、ここでは説明を省略する。尚、本実施形態の画像表示装置において、線順次駆動、パルス幅変調手段によって、画像表示を行った。
次に、ハードウェアの構成を、図3に示す。図3はその回路構成の概略を示すブロック図である。
Dx1〜DxM及びDx1′〜DxM′は表示パネル1の走査配線の電圧供給端子、Dy1〜DyNは表示パネル1の変調配線の電圧供給端子、Hvはフェースプレートとリアプレートの間に加速電圧を印加するための高圧供給端子、Vaは高圧電源、2及び2′は走査回路、3は同期信号分離回路、4はタイミング発生回路、7はYPbPr信号をRGB信号に変換するための変換回路、17は必要に応じて設けられる逆γ処理部、10は本発明の色信号補正装置、5は画像データ1ライン分のシフトレジスタ、6は画像データ1ライン分のラッチ回路、8は表示パネルの変調配線に変調信号を出力するパルス幅変調手段である。
また、図3においてR、G、BはRGBパラレルの入力画像データ、Ra,Ga,Baは後述する逆γ変換処理を施したRGBパラレルの画像データ、Rc、Gc、Bcは色補正信号装置10で色度点の変動を抑え、且つ蛍光体の飽和を補正するために補正されたRGBパラレルの画像データ、Dataは表示パネル1の画素配列に合わせたデータ配列の変換を行うデータ配列変換部9によりパラレル・シリアル変換された画像データである。
入力された画像信号は、まず図3に示す同期分離回路3により同期信号Vsync、Hsyncを分離し、タイミング発生回路4に供給する。同期分離された画像信号YPbPrは、RGB変換手段に供給される。RGB変換手段7の内部には、輝度・色差信号YPbPrから原色信号RGBへの変換回路の他に、不図示のローパスフィルタやA/D変換器などが設けられており、YPbPr信号をディジタルRGB信号へと変換し、逆γ処理部17へと供給されている。
図3のタイミング発生回路4は、様々な映像フォーマットに対応したタイミング信号を発生し、各部の動作タイミング信号を発生する回路である。タイミング発生回路4が発生するタイミング信号としては、シフトレジスタ5の動作タイミングを制御するTsft、シフトレジスタから、ラッチ回路6へデータをラッチするための制御信号Dataload、変調手段8のパルス幅変調開始信号Pwmstart,パルス幅変調のためのクロックPwmclk、走査回路2の動作を制御するTscanなどがある。
図3の走査回路2及び2′は、表示パネルを一水平走査期間に1行ずつ順次走査するために、接続端子Dx1〜DxMに対して選択電位Vsまたは非選択電位Vnsを出力する回路である。
走査回路2及び2′はタイミング発生回路4からのタイミング信号Tscanに同期し
て、一水平期間ごとに選択している走査配線を順次切り替え、走査を行う回路である。
なお、Tscanは垂直同期信号及び水平同期信号などから作られるタイミング信号群である。
次に、図3に記載の逆γ処理部17について説明を行う。
CRTは入力に対しほぼ2.2乗の発光特性(以降逆γ特性とよぶ)を備えている。TV放送波からの入力画像信号は、CRTのこのような特性が考慮されており、CRTに表示した際にリニアな発光特性となるように、一般に0.45乗のγ特性をもつように変換されている。
一方、本発明の実施の形態に係る画像表示装置の表示パネル1は駆動電圧の印加時間により変調を施す場合などのように、印加時間に対しほぼリニアな発光特性を有しているため、逆γ処理部17でTV放送波からの入力画像信号を2.2乗し、画像信号のリニアに変換しておく。このような変換を逆γ変換とよぶ。
(色信号補正装置)
図2は色信号補正装置のブロック図である。図2において、811は色度点補正部、812は発光特性補正部である。
色度点補正部811では、前述したように、色度点補正を行うためのオフセット値を画像データRa、Ga、Baに加算し、その結果得られた画像データRw、Gw、Bwを発光特性補正部812へ出力する。
発光特性補正部812によって、画像データRw、Gw、Bwの入力階調レベルに対する出力輝度レベルを変更し、輝度の非線形性を補正する、蛍光体飽和補正を行う。こうして、好適な色、特にホワイトバランス変動の補正がなされた画像データRc、Gc、Bcが生成される。
(色度点補正部)
図1は色度点補正部の構成を示している。
711はR色度補正テーブル、712はG色度補正テーブルである。R色度補正テーブル711及びG色度補正テーブル712から、青の画像データBaに加算されるオフセット値Rb及びGbが出力され、加算器731及び732でそれぞれ加算される。そして、青の画像データBaは、オフセット値が加算された画像データBwとして、色度点補正部から出力され、発光特性補正部812へ入力される。
遅延回路721、722は、青の画像データBaにオフセット値が加算されるのにかかる時間だけ、オフセット値が加算されないデータの先行を妨げ、出力タイミングを調整するために設けられたもので、フリップフロップなどを用いて構成できる。
R色度補正テーブル711は赤の画像データRaに基づいて、青の画像データBaに加算するオフセット値となるデータRbを出力する。R色度補正テーブル711には、図4(a)のような、階調レベルの増加に対して、非線形に増加してから減少する値が格納されている。つまり、R色度補正テーブル711は、階調方向に対し、非線形な補正テーブルである。
G色度補正テーブル712は、緑の画像データGaに基づいて、青の画像データBaに
加算するオフセット値となるデータGbを出力する。G色度補正テーブル712には、図4(b)のような、階調レベルの増加に対して、非線形に増加してから減少する値が格納されている。つまり、G色度補正テーブル712は、階調方向に対し、非線形な補正テーブルである。
図4(a)、図4(b)は、横軸に入力画像データ、縦軸に青の画像データに加算するオフセット値を示す。入出力は8bit処理を例に挙げている。
図4(a)、図4(b)のオフセット値は、いくつかの隣接階調レベルにおいて、同一のオフセット値をとっているので、オフセット値の数が抑えられている。
図4に示すオフセット値は、次のように算出する。図5(a)は、赤の蛍光体の、輝度の飽和補正後の3刺激値XYZのうち、Zの階調特性を示す。また直線は最高階調レベルから最低階調レベルまで結んだ直線で、下に凸の曲線は計測値を示す。そして直線と計測値との差分を求め、差分の値が、青の蛍光体のZ値の何階調レベル分に相当するかを階調レベルごとに算出し、階調方向に対し非線形なオフセット値のテーブルを作成する。
図5(b)は、緑の蛍光体の刺激値Zの階調特性である。緑の蛍光体のオフセット値についても同様の方法で、直線と計測値との差分を求め、差分の値が、青の蛍光体のZ値の何階調レベル分に相当するかを階調レベルごとに算出し、階調方向に対し非線形なオフセット値のテーブルを作成する。
本形態で用いた蛍光体は、現在実用化されているカラー陰極線管用の蛍光であり、いわゆるP−22蛍光体として知られているものである。すなわち、緑色発光蛍光体として銅付活硫化亜鉛蛍光体(ZnS:Cu)、赤色発光蛍光体としてユーロピウム付活酸硫化イットリウム蛍光体(YS:Eu)、青色発光蛍光体として銀付活硫化亜鉛蛍光体(ZnS:Ag)が用いられている。この蛍光体では、青の蛍光体を発光させた時、どの階調においてもZ成分がX、Y成分に比べ、極端に大きい。図6に、ある階調における、発光色である青の3刺激値の成分値を示す。図6から、青の蛍光体では、Zの成分値が、X、Yに比べ極端に大きいことがわかる。従って青の蛍光体を余分に発光させるように色信号を補正することにより、Z成分の不足を補うことができる。
(発光特性補正部)
発光特性補正部のブロック図を図7に示す。発光特性補正部812は、R発光特性補正テーブルメモリ981、G発光特性補正テーブルメモリ982、及びB発光特性補正テーブルメモリ983を備えている。
R発光特性補正テーブルメモリ981は、図8(a)に示すような、画像データRwが入力されると、補正画像データRcが出力されるテーブルが記憶されている。図8(a)は、蛍光体の飽和特性の関数の逆関数の特性を示しており、この逆関数の特性をもった補正テーブルにより、飽和特性をもった赤の蛍光体の輝度の階調特性が、線形な階調特性となる。
G発光特性補正テーブルメモリ982も同様に、図8(b)に示すような、画像データGwが入力されると、補正画像データGcが出力されるテーブルが記憶されている。図8(b)は、蛍光体の飽和特性の関数の逆関数の特性を示しており、この逆関数の特性をもった補正テーブルにより、飽和特性をもった緑の蛍光体の輝度の階調特性が、線形な階調特性となる。
B発光特性補正テーブルメモリ983も同様に、図8(c)に示すような、画像データ
Bwが入力されると、補正画像データBcが出力されるテーブルが記憶されている。図8(c)は、蛍光体の飽和特性の関数の逆関数の特性を示しており、この逆関数の特性をもった補正テーブルにより、飽和特性をもった青の蛍光体の輝度の階調特性が、線形な階調特性となる。図8(a)〜図8(c)のテーブルは同一ではなく互いに異なっているが、何れも、飽和特性をもった発光体の階調特性が、線形な階調特性となるように補正する回路である。
このように、赤及び緑の画像データから、色度点の変動を抑えるための青の画像データに加算するオフセット値を求め、オフセット値を青の画像データに加算することによって、単色の階調方向に対する3刺激値XYZのバランスを一定にして色度の変動を抑え、且つ、無彩色の階調方向に対する色度点の変動を抑えることができ、好適な画像データ(色信号)を作成することができる。
なお蛍光体の発光特性は、蛍光体の種類、電子ビームの密度、電子ビームの照射時間、フェースプレートとリアプレートの加速電圧などによって変化するので、本実施形態の色信号補正装置801の色度点補正部811、発光特性補正部812で用いられた各種補正テーブルに記載の内容は、これらに限定されるものではない。
そして、色信号補正装置10から、色度点の変動を抑えるため補正された出力画像データRc、Gc、Bcが、図3のデータ配列変換部9へ出力される。
図3に記載のデータ配列変換部9はRGBパラレルな画像信号であるRc、Gc、Bcを表示パネルの画素配列にあわせて並べかえをする機能を有し、RGBのパラレルな画像信号は、RGBのシリアル画像データSDataとしてシフトレジスタ5へ出力される。詳細については記載しないが、タイミング発生回路4からのタイミング制御信号に基づいて動作する。
図3のデータ配列変換部9からの出力である画像データDataは、シフトレジスタ5により、シリアルなデータフォーマットから、各変調配線毎のパラレルな画像データID1〜IDNへとシリアル/パラレル変換されラッチ回路へ出力される。ラッチ回路では1水平期間が開始される直前にタイミング信号Dataloadにより、シフトレジスタからのデータをラッチする。ラッチ回路6の出力は、パラレルな画像データD1〜DNとして変調手段8へと供給される。
変調手段は、図9(a)に示したように、PWMカウンタと、各変調配線ごとにコンパレータとスイッチ(同図ではFET)を備えたパルス幅変調回路(PWM回路)である。
画像データD1〜DNと変調手段の出力パルス幅の関係は、図9(b)のようなリニアな関係にある。
図9(c)に変調手段の出力波形の例を3つ示す。
同図において上側の波形は、変調手段への入力データが0の時の波形,中央の波形は、変調手段への入力データが128の時の波形,下側の波形は、変調手段への入力データが255の時の波形である。
なお、本実施形態では変調手段への入力データD1〜DNのビット数は8ビットとした。また、入力データに対して発光体の出力輝度レベルがリニアになるように、変調手段の出力電圧値や出力電流値を設定すれば、変調方法は、パルス幅変調に限定されることはなく、電圧振幅変調や電流振幅変調であってもよい。
このような構成で、色信号補正装置を搭載して、画像の表示を行ったところ、従来からの課題であった単色及び無彩色の階調特性において、3刺激値のバランスを保つことができるようになり、色度点の変動を抑えることができた。また、青の蛍光体は色の3刺激値のうち、Yの値が小さいので、輝度特性についても、良好な特性を得ることができた。そして自然画像についても、良好な画像を得ることができた。
また、蛍光体によっては、オフセット値を加算することによって、3刺激値XYZの、別の刺激値が大きくなってしまうことがあるので、加算される青色の画像データではなく赤色の画像データに、加算する第1のオフセット値Rb及び/又はGbに応じて、別の減算する調整オフセット値(第2のオフセット値)を付加してもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、色信号補正装置に単色の画像データが入力された時、例えば緑の画像データを除く他色の画像データの値が0であっても、緑の画像データの値に応じて、青の画像データにオフセット量を加算して、出力し、画像表示を行っていたが、この場合、僅かながら色再現範囲が変化することがあった。
そこで第2の実施形態では、単色の色再現範囲の劣化を防止するため、単色の画像データが入力された時は、色度点補正用のオフセット値を加算しないようにして、それ以外の画像データが色信号補正装置に入力された時、R及びGの画像データの値から3刺激値XYZのバランスを一定に保つように、R及びGのそれぞれの画像データに応じてオフセット値を選択し、そのオフセット値をBの画像データに加算する色度点補正部と、色度点補正部から出力された画像データに対し、それぞれ各蛍光体の飽和特性に応じた飽和補正を行う発光特性補正部とによって、単色の3刺激値XYZのバランスを階調に関わらず一定にして、好適な色、特に無彩色の色度点の変動を抑える補正を行う信号処理回路、即ち色信号補正装置を構成する。
図10を参照して、第2の実施形態における色信号補正装置の色度点補正部の説明を行う。図10(a)は色度点補正部815の構成を示している。
911はR色度補正テーブル、912はG色度補正テーブルである。R色度補正テーブル911、及びG色度補正テーブル912から、青の画像データBaに加算されるオフセットデータRb、及びGbが出力され、加算器931、及び932でそれぞれ加算される。そして、青の画像データBaは、オフセット値が加算された画像データBwとして、色度点補正部815から出力され、図2に示したように、発光特性補正部812へ入力される。
遅延回路921、922は、青の画像データRaにオフセット値が加算されるのにかかる時間だけデータの出力を遅延させるもので、フリップフロップなどによって構成できる。
R色度補正テーブル911は図10(b)ように構成されている。R色度補正テーブル911は、RED色度補正テーブルメモリ951と、比較器961(a)961(b)、NAND回路962、AND回路963で構成される。RED色度補正テーブルメモリ951は、赤の画像データRaに基づいて、青の画像データBaに加算するオフセット値のデータ、データRbを出力する。
RED色度補正テーブルメモリ951には、第1の実施形態と同様な図4(a)に示すテーブルが保存されており、赤の画像データの大きさに対し、非線形にオフセット値Rb
は変化する。
また、赤単色のみの画像データの場合、青の画像データBaに何も加算しないために、赤以外の画像データGa、Baの画像データが0であった場合、比較器961(a)、961(b)はHレベルを出力し、よってNAND回路962の出力はLレベルとなる。この結果、AND回路968では、Lが入力されることから、赤以外の画像データGa、Baの画像データが0であった場合、RED色度補正テーブルメモリには0の値が入力され、オフセット値のデータRbは0となる。
G色度補正テーブル912もR色度補正テーブル911同様、図10(c)のように構成されている。G色度補正テーブル912は、GREEN色度補正テーブルメモリ952と、比較器966(a)、966(b)、NAND回路967、及びAND回路968で構成される。GREEN色度補正テーブルメモリ951は緑の画像データGaに基づいて、青の画像データBaに加算するオフセット値となるデータGbを出力する。GREEN色度補正テーブルメモリ952には、図4(b)に示すテーブルが保存されており、緑の画像データGaの大きさによって、オフセット値Gbは変化する。
また、緑単色のみの画像データの場合、青の画像データBaに何も加算しないために、緑以外の画像データRa、Baの画像データが0であった場合、比較器966(a)、966(b)はHレベルを出力し、よってNAND回路967の出力はLレベルとなる。この結果、AND回路968では、Lが入力されることから、緑以外の画像データRa、Baの画像データが0であった場合、GREEN色度補正テーブルメモリには0の値が入力され、オフセット値のデータRbは0となる。
このように、単色の画像データが入力された時には、比較器とNAND回路とを含む判断手段によって、画像データが単色であるとの判断を下し、その結果をAND回路を含む禁止手段によって、メモリへのオフセット値のアドレス入力を止めて、画像データへのオフセット値の加算を禁止する。それ以外の画像データが入力された時には、赤、及び緑の蛍光体の画像データより、青の蛍光体のオフセット値を求め青の画像データに加算し、加算した画像データに対し、蛍光体の発光特性(飽和特性)を補正する。
こうして、単色の色度点の変動を抑えて、色再現範囲の劣化を防止し、且つ、無彩色の各階調レベルごとの3刺激値のバランスがほぼ一定になるので、色度点の変動が抑制できる。
上記の色信号補正装置を第1の実施形態と同様に、画像表示装置に搭載して、画像の表示を行ったところ、単色の色再現範囲を狭めることなく、従来からの課題であった無彩色の階調特性において、3刺激値のバランスを保つことができるようになり、色度点の変動を抑えることができた。また輝度特性についても、良好な特性を得ることができた。そして自然画像についても、良好な画像を得ることができた。
また、本実施形態においては、オフセットの付加によって色再現範囲を狭めないようにするため、単色の画像データが入力された時、オフセット量を0とする構成で説明をおこなった。しかしながら、単色に僅かに他の色が混ざると、オフセットの加算によって、単色の時と比べ急激に色相が変化することがあるので、RGBの画像データのバランスにより、オフセット値に更にゲインを乗算して、急激な色相の変化を防止して良い。
(第3の実施形態)
図11に急激な色相の変化を防止したR色度補正テーブル、及びG色度補正テーブルの構成を示す。図11(a)及び(b)において、バランス調整メモリ955、956は、
RGBの画像データのバランスに応じたゲインであるgainR及びgainGを其々出力し、乗算器935及び936にて、其々のオフセット値にゲインを乗算して、その乗算値を其々の色度点補正用のオフセット値としてR色度補正テーブル915、及びG色度補正テーブル916から出力する。
図11のバランス調整メモリ955は、RGBのデータの比が1:1:1あった場合、gainR=1を出力する。またRGBの比が1:0:0の単色であった場合、gainR=0を出力する。またRGBの比が2:1:1であった場合gainR=0.5を出力する。このように、RGBのバランスに応じて、0〜1のゲインの値が、バランス調整メモリ955及び956に格納されている。上記のようにR色度補正テーブル及びG色度補正テーブルを構成することで、色再現範囲を狭めないようにして、且つ急激な色相の変化を防止し、そして色度点の変動を抑制することができる。この形態においても、バランス調整メモリが画像データが単色を示すデータであるか否かを判断し、禁止手段としての乗算器に付与するゲインを決定することで、単色時のオフセット値の付加を禁止している。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、それぞれ各蛍光体の飽和特性に応じた飽和補正を行う発光特性補正部の下流に、3刺激値XYZのバランスを一定に保つように、飽和補正後のR及びGの補正画像データの値に応じてオフセット値を選択し、そのオフセット値をBの飽和補正後の補正画像データに加算する色度点補正部を設けている。これよって、色の3刺激値XYZのバランスを階調に関わらず一定にして、好適な色、特に無彩色の色度の変動を抑える補正を行う。
以下に、本実施形態における色信号補正装置の説明を行う。
(色信号補正装置)
本実施形態における、色信号補正装置のブロック図を図12に示す。画像データRa、Ga、Baは発光特性補正部812へ入力され、各蛍光体の飽和特性に応じた飽和補正を行い、補正画像データRf、Gf、Bfを出力し、色度点補正部813へ転送される。色度点補正部813では、Rf及びGfの値から3刺激値XYZのバランスを一定に保つようにオフセット値を選択し、そのオフセット値をBfに加算することで、色の3刺激値XYZのバランスを階調に関わらず一定にして、無彩色の色度の変動を抑える色信号補正装置を構成している。
発光特性補正部812は、第1の実施形態で説明を行った構成と同じある(図7参照)。発光特性補正用のテーブルの構成も第1の実施形態と同じである(図8参照)。
また、色度点補正部813は、第1の実施形態で説明を行った構成と同じである(図1参照)。オフセット値のテーブルの作成も第1の実施形態と同じである。
上記の色信号補正装置802を第1の実施形態と同様に、画像表示装置に搭載して、画像の表示を行ったところ、従来からの課題であった単色、及び無彩色の階調特性において、3刺激値のバランスを保つことができるようになり、色度点の変動を抑えることができた。また輝度特性についても、良好な特性を得ることができた。そして自然画像についても、良好な画像を得ることができた。
また、本実施形態においても、第2、3の実施形態で説明した構成を適用できる。
また、本実施形態においても、冷陰極素子を用いた構成にて色信号補正装置で用いられる色度点補正テーブル及び発光特性補正テーブルを作成し説明を行ったが、色信号補正装
置で用いられる色度点補正テーブル及び発光特性補正テーブルは、ELD、PDPなどの表示器に応じてそれらの特性等を計測し、色度点補正テーブル及び発光特性補正テーブルの各テーブルの値は作成すればよい。
上述したように、本発明の各実施形態による色信号補正方法は、機能ブロックとして半導体集積回路により実現可能であり、これを他の機能ブロックとともに集積化することができる。この場合、本発明の色信号補正方法は、HDLで記述され論理合成可能な設計資産(IPコア)として電子データ形式で利用され得る。また、本発明の色信号補正方法は、マイクロプロセッサで実行可能なソフトウエアで実現されてもよい。
第1の実施形態における色度点補正部の構成を示す図である。 第1の実施形態における色信号補正装置のブロック図である。 色信号補正装置を内蔵した第1の実施形態の画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における色度点補正部の色度点補正テーブルを示す図である。 赤、及び緑の蛍光体の、飽和補正後のZの階調特性を示すグラフである。 青の蛍光体における3刺激値の比較を示す図である。 発光特性補正部の構成を示す図である。 発光特性補正部における発光特性補正テーブルを示す図である。 画像表示装置の変調手段の構成及び動作を説明する図である。 第2の実施形態における、色度点補正部の構成を示す図である。 第3の実施形態における、色再現範囲が狭くなるのを防止し、急激な色相の変化を抑制する色度点補正部の構成を示す図である。 第4の実施形態における色信号補正装置のブロック図を示す図である。 従来の発光輝度特性を示すグラフである。 蛍光体の飽和補正後の、無彩色の階調特性の色度点変化を示す図である。 赤、緑の蛍光体の3刺激値XYZの階調特性を示すグラフである。 赤、緑の蛍光体の飽和補正後の3刺激値XYZの階調特性を示すグラフである。

Claims (3)

  1. それぞれ異なる色に発光する複数の発光体にそれぞれ対応した複数色の色信号に、それぞれの色の色信号の階調レベルと発光輝度との非線形性を補正するための補正処理を施す発光特性補正部と、
    前記複数色のうちの所定の色の色信号の階調レベルに基づいて、オフセット値を決定するオフセット値決定手段と、
    前記所定の色以外の少なくとも1つのの色信号に、該オフセット値を付加するオフセット値付加手段と、
    有しており、
    前記発光特性補正部が行う補正処理は、前記所定の色の色信号の階調レベルを補正することに伴って、前記所定の色のX成分Y成分Z成分のバランスの変化が生じる補正処理であり、
    前記オフセット値は、前記補正処理によるX成分Y成分Z成分のバランスの変化によって生じる色度点の変動を抑制する値であることを特徴とする色信号補正装置。
  2. それぞれ異なる色に発光する複数の発光体にそれぞれ対応した複数色の色信号に、それぞれの色の色信号の階調レベルと発光輝度との非線形性を補正するための補正処理を施す工程と、
    前記複数色のうちの所定の色の色信号の階調レベルに基づいて、オフセット値を決定する工程と、
    前記所定の色以外の少なくとも1つのの色信号に、該オフセット値を付加する工程と、を実行する半導体集積回路を有しており、
    前記発光特性補正部が行う補正処理は、前記所定の色の色信号の階調レベルを補正することに伴って、前記所定の色のX成分Y成分Z成分のバランスの変化が生じる補正処理であり、
    前記オフセット値は、前記補正処理によるX成分Y成分Z成分のバランスの変化によって生じる色度点の変動を抑制する値であることを特徴とする色信号補正装置。
  3. 請求項1又は2に記載の色信号補正装置と、
    前記信号補正装置が出力する信号に基づいて画像を表示する表示器と
    を有することを特徴とする画像表示装置。

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