JP2000196328A - 電波到来方向推定方法およびアンテナ装置 - Google Patents

電波到来方向推定方法およびアンテナ装置

Info

Publication number
JP2000196328A
JP2000196328A JP10372740A JP37274098A JP2000196328A JP 2000196328 A JP2000196328 A JP 2000196328A JP 10372740 A JP10372740 A JP 10372740A JP 37274098 A JP37274098 A JP 37274098A JP 2000196328 A JP2000196328 A JP 2000196328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arrival
antenna
estimation
radio wave
estimating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10372740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3920483B2 (ja
Inventor
Kisho Odate
紀章 大舘
Hiroki Shiyouki
裕樹 庄木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP37274098A priority Critical patent/JP3920483B2/ja
Priority to US09/472,809 priority patent/US6377213B1/en
Publication of JP2000196328A publication Critical patent/JP2000196328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3920483B2 publication Critical patent/JP3920483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S3/00Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received
    • G01S3/02Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received using radio waves
    • G01S3/14Systems for determining direction or deviation from predetermined direction
    • G01S3/46Systems for determining direction or deviation from predetermined direction using antennas spaced apart and measuring phase or time difference between signals therefrom, i.e. path-difference systems
    • G01S3/48Systems for determining direction or deviation from predetermined direction using antennas spaced apart and measuring phase or time difference between signals therefrom, i.e. path-difference systems the waves arriving at the antennas being continuous or intermittent and the phase difference of signals derived therefrom being measured
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S3/00Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received
    • G01S3/02Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received using radio waves
    • G01S3/74Multi-channel systems specially adapted for direction-finding, i.e. having a single antenna system capable of giving simultaneous indications of the directions of different signals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q25/00Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns
    • H01Q25/002Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns providing at least two patterns of different beamwidth; Variable beamwidth antennas

Abstract

(57)【要約】 【課題】受信機の数が少なく装置の小型化、低コスト化
が可能であり、未知の電波環境においても到来方向の推
定を少ない計算処理で行うことができる電波到来方向推
定方法を提供する。 【解決手段】アレイアンテナを構成する複数のアンテナ
素子により到来電波を受信し、この受信により得られた
高周波信号を一つの受信機に入力して生成される受信信
号からBS−MUSUCにより到来電波の到来方向を推
定するに際して、まずビーム幅の広いアンテナビームを
複数個形成した状態で第1の到来方向推定を行い(S1
〜S3)、次いで第1の到来方向推定で得られた推定結
果の方向にビーム幅のより狭いアンテナビームを複数個
形成した状態で第2の到来方向推定を行う(S4〜S
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダや移動体
通信用基地局などに適用される電波到来方向推定方法お
よび電波到来方向推定機能を有するアンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電波の到来方向を推定する技術は、例え
ばレーダによる飛翔体の追尾や到来方向の検知、あるい
は移動無線通信システムの基地局においてアンテナのビ
ームパターンを特定の移動局に向けたり、逆に特定の移
動局に向けない制御、さらには干渉波の到来方向を検出
してその方向にビームパターンのヌルを形成する、とい
った各種の制御に用いられる。
【0003】このような電波到来方向推定技術の中で、
特に同一周波数の複数の電波の到来方向を同時に推定で
きる高分解技術として、MUSIC(Multiple Signal C
lassification)法が知られている。このMUSICの詳
細は、R.O.Schm it,“Multple Emitter Location and
Signal Parameter Estimation”,IEEE Trans. Antennas
and Propagaton, vol.AP-34, no.3,pp.276-280, Marc
h,1986.(文献1)に記載されている。
【0004】MUSICとは、アレイアンテナを構成す
る各アンテナ素子から出力される高周波信号を受信機に
入力し、この受信機からの受信信号の共分散行列を求
め、この行列の固有値および固有ベクトルを計算し、固
有値と雑音電力の大小比較より固有ベクトルを信号部分
空間と雑音部分空間に分け、これら信号部分空間と雑音
部分空間の直交性を利用して、電波到来方向の推定を行
うアルゴリズムである。特徴としては、ビームバターン
のヌルを利用した到来方向の推定であることから一般的
に高分解能と言われていること、そして、「アンテナ素
子数−1」の数の到来電波の方向を同時に推定できるこ
とである。
【0005】しかしながら、MUSICではそれぞれの
アンテナ素子から出力される高周波信号を受信復調して
受信信号を得るために、アンテナ素子数と同じ数の受信
機を必要とする。例えば、到来電波の数が未知である伝
搬環境においてMUSICを適用する場合には、アンテ
ナ素子の数を十分に多くする必要があり、これに伴い受
信機の数も同じ数だけ設ける必要があるため、装置が大
型化し、コストも高くなるという問題点がある。
【0006】また、アンテナ素子数が多くなると、電波
到来方向の推定に用いる共分散行列の次数が大きくな
る。共分散行列は多数のサンプルの平均から求めるため
にデータ量が多く、その計算処理に時間がかかる。さら
に、この共分散行列の固有値計算に際し、行列の次数が
大きくなると、次数の3乗に比例して計算処理に要する
時間が増大する。このように計算処理に長時間を必要と
することは、特にオンライン処理で電波到来方向の推定
を行いたい場合に、大きな問題となってくる。
【0007】このようなMUSICの持つ問題点を解決
する方法として、以下の技術が既に報告されている。第
1の方法は、図15に示すように各アンテナ素子201
から出力される高周波信号を切り替えスイッチ202に
より切り替えて一つの受信機203に順次入力し、この
受信機203の受信信号を到来方向推定部204に導い
てMUSICと同様の演算を行う方法である。この方法
の詳細は、関澤、“多重波電波到来方向推定方法用リニ
アアレーアンテナの開発”、信学技報、RCS96-128、pp.7
-14(Jan.1997)(文献2)に記載されている。
【0008】しかし、この方法は受信機203が一つで
済むため、装置の小型化、低コスト化が可能であるが、
各アンテナ素子201から出力される高周波信号を測定
している間に伝搬環境が変わってしまうと、到来方向の
正しい推定ができなくなってしまうという問題点があ
り、特にアンテナ素子202の数が多くなると、その問
題は顕著となる。また、この手法では計算処理そのもの
は基本的にMUSICと同様であり、計算処理に時間が
かかる点は改善されない。
【0009】第2の方法は、ビームスペースMUSIC
(以下、BSーMUSICと記述)と呼ばれる手法を用
いることである。このBS−MUSICの詳細は、HARR
YB.LEE and MICHAELS.WENGROVITZ,“Resolution Thresh
old of Beamspace MUSIC For Two Closely Spaced Emit
ters”,IEEE Trans.Acoust., speech,and Signal Proce
ssing, vo1.ASSP-38, no.9, pp.1545-1559, Sept.,199
0.(文献3)に記載されている。
【0010】図16を用いてBS−MUSICを簡単に
説明すると、各アンテナ素子211から出力される高周
波信号をビーム形成回路212に入力して複数のアンテ
ナビームを形成し、各ビーム毎の高周波信号を受信機2
13で受信して、これらの受信信号を基に到来方向推定
部214により電波到来方向の推定を行う。アルゴリズ
ムとしてのMUSICとの違いは、計算式の中にアンテ
ナビームを形成したときの各アンテナ素子211からの
高周波信号に乗じた重みベクトルを用いている点であ
り、基本的にはMUSICに類似した計算手順である。
BS−MUSICにおいても、図16に示したように文
献2の手法と同様に受信機213は一つでよく、装置の
小型化、低価格化が可能である。
【0011】しかし、このBS−MUSICでは、アン
テナビームを向けた方向からの到来電波は、ビームのメ
インローブで受信されるのに対し、アンテナビームを向
けていない方向の到来電波は、ビームのサイドローブで
受信されることになるので、ほとんど受信されないのと
同じである。すなわち、ビーム形成回路212でビーム
を向けた方向については到来方向を推定できるが、ビー
ムを向けていない方向は到来方向の推定を行うことがで
きない。しかし、未知の伝搬環境にBS−MUSICを
適用する場合には、全ての方向にアンテナビームを向け
ることが全方向の電波到来方向推定を行う上で必要とな
る。また、BS−MUSICにおいて分離できる到来電
波の数は、「ビーム形成回路において形成したビームの
数−1」であり、MUSICと同じように制限がある。
【0012】従って、多数の到来電波が存在する可能性
のある環境においてBS−MUSICで正確な到来方向
の推定を行うには、多数の到来電波を想定して、多数の
アンテナ素子を用いて多数のアンテナビームを形成する
必要があり、計算処理に必要な時間が長くなるという二
番目の問題点は解決されない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のMUSIC法を用いた電波到来方向推定技術では、多
数の受信機を必要とし、装置の大型化、高価格化を招く
という問題点があり、また到来電波の数が未知の伝搬環
境でも到来方向の推定を正確に行うためにアンテナ素子
数を多くすると、計算処理に長時間を要し、オンライン
処理が難しくなるという問題点がある。
【0014】さらに、MUSICを改良して受信機を一
つで済むようにした文献2や文献3に開示された技術に
おいても、多数の到来電波が存在する可能性のある環境
で到来方向の推定を正確に行うためには、多数のアンテ
ナ素子を用いる必要があり、計算処理に必要な時間が長
いという問題点は解決されない。
【0015】本発明は、このような従来の問題点を解消
するためになされたもので、受信機の数が少なく装置の
小型化、低コスト化が可能であり、また未知の電波環境
においても到来方向の推定を少ない計算処理で行うこと
ができる電波到来方向推定方法および該推定方法による
電波到来方向推定機能を有するアンテナ装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は所定形状で配列された複数のアンテナ素子
により到来電波を受信し、この受信により得られた高周
波信号を一つの受信機に入力して生成される受信信号か
ら前記到来電波の到来方向を推定する電波到来方向推定
方法において、ビーム幅の広い第1のアンテナビームを
複数個形成した状態で到来方向を推定する第1の到来方
向推定ステップと、この第1の到来方向推定ステップよ
る推定結果の方向に第2のアンテナビームよりビーム幅
の狭いアンテナビームを複数個形成した状態で到来方向
を推定する第2の到来方向推定ステップとを有すること
を特徴とする。
【0017】すなわち、第1の到来方向推定ステップで
はビーム幅の広いアンテナビームを用いて粗い推定を行
い、第2の到来方向推定ステップではビーム幅の狭いア
ンテナビームを第1の到来方向推定ステップで得られた
推定結果の方向に絞って形成することにより、正確な推
定を行う。
【0018】このような電波到来方向推定方法による
と、一つの受信機を用いた比較的簡単なハードウェア構
成で、しかも未知の電波環境においても到来方向の推定
を少ない計算処理で、例えばBS−MUSCにおいては
少ないデータ数、小さな行列を用いて到来方向の推定を
行うことができる。
【0019】本発明に係る電波到来方向推定機能を有す
るアンテナ装置は、所定の配列形状で配列され、到来電
波を受信して高周波信号を出力する複数のアンテナ素子
と、これら複数のアンテナ素子から出力される高周波信
号を個別に位相シフトする複数の移相手段と、複数のア
ンテナ素子から到来電波の受信に供されるアンテナ素子
を選択する選択手段と、移相手段により位相シフトさ
れ、かつ選択手段により選択されたアンテナ素子からの
高周波信号を合成する信号合成手段と、この信号合成手
段から出力される高周波信号を受信して受信信号を生成
する受信機と、この受信信号を基に到来電波の到来方向
を推定する到来方向推定手段と、移相手段の位相シフト
量および選択手段による選択を制御する制御手段とを有
することを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る電波到来方向推定機能
を有する他のアンテナ装置は、反射型フェーズドアレイ
アンテナを用いて構成されたものであって、所定の配列
形状で配列され、到来電波を受信して高周波信号を出力
する複数のアンテナ素子と、これら複数のアンテナ素子
から出力される高周波信号を個別に位相シフトする複数
の移相手段と、複数のアンテナ素子から到来電波の受信
に供されるアンテナ素子を選択する選択手段と、移相手
段により位相シフトされ、かつ選択手段により選択され
たアンテナ素子からの高周波信号を反射させて該アンテ
ナ素子から電波として再放射させる手段と、アンテナ素
子から再放射される電波を受信して高周波信号を出力す
る一次放射アンテナと、この一次放射アンテナから出力
される高周波信号を受信して受信信号を生成する受信機
と、この受信信号を基に到来電波の到来方向を推定する
到来方向推定手段と、移相手段の位相シフト量および選
択手段による選択を制御する制御手段とを有することを
特徴とする。
【0021】このような構成のアンテナ装置において、
選択手段により複数のアンテナ素子のうちの一部の素子
を選択し、かつ移相手段の移相シフト量の制御により所
定の複数のアンテナビームを形成した状態で、到来方向
推定手段により第1の到来方向推定を行い、次に、選択
手段により複数のアンテナ素子の全てを選択し、かつ移
相手段の移相シフト量の制御により少なくとも一つのア
ンテナビームを形成した状態で、到来方向推定手段によ
り第2の到来方向推定を行うことによって、一つの受信
機を用いた比較的簡単なハードウェア構成で、しかも未
知の電波環境においても到来方向の推定を少ない計算処
理で到来方向の正確な推定を行うことができる。
【0022】ここで、複数のアンテナ素子から到来電波
の受信に供されるアンテナ素子を選択するための選択手
段は、具体的には例えばアンテナ素子の数と同数の高周
波スイッチ、あるいは、アンテナ素子の数と同数の可変
利得増幅器からなる。高周波スイッチのオン・オフ、あ
るいは可変利得増幅器の利得は制御手段により個別に制
御される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る電波到来方向推定機能を有するアンテナ装置の構成
を示す図である。このアンテナ装置は、複数のアンテナ
素子11、各アンテナ素子11にそれぞれ対応して設け
られた複数の可変移相器12、各可変移相器12の出力
側に設けられた複数の高周波スイッチ13、信号合成器
14、受信機15、到来方向推定部16およびコントロ
ーラ17から構成される。
【0024】アンテナ素子11は、所定の配列形状、例
えば一列の線状に配列されてアレイアンテナを構成し、
同一周波数の複数の電波(到来電波)を受信する。アン
テナ素子11としては、例えばパッチアンテナや、モノ
ボールアンテナなど、比較的広い指向性を持ったアンテ
ナ素子が用いられる。広い指向性を持ったアンテナ素子
を使用することで、広範囲の方向からの到来電波を受信
できるので、到来方向推定範囲が広がる。
【0025】可変移相器12は、各アンテナ素子11に
個別に接続され、対応するアンテナ素子11から出力さ
れる高周波信号の高周波位相を位相シフトするものであ
り、その位相シフト量はコントローラ17によって制御
される。
【0026】高周波信号の位相をシフトすることは、複
数のアンテナ素子11から構成されるアレイアンテナの
指向性を変えることに相当する。この位相シフト量をコ
ントローラ17により制御することで、特定の方向にア
ンテナビーム(指向性パターン)を向けることできる。
すなわち、各アンテナ素子11から出力される高周波信
号の位相をシフトすることは、ある特定方向の範囲から
の到来に限定して電波を受信することと等価である。
【0027】可変移相器12により位相シフトされた受
信信号は、コントローラ17により選択的にオン・オフ
される高周波スイッチ13を介して信号合成器18によ
り合成される。すなわち、可変移相器12から出力され
る受信信号は、対応する高周波スイッチ13がオンとな
っていれば信号合成器18に入力され、対応する高周波
スイッチ13がオフであれば信号合成器18に入力され
ない。
【0028】従って、このような高周波スイッチ13の
選択的なオン・オフによって、受信に供されるアンテナ
素子11の数を変更することができる。これにより後に
詳しく説明するように、まず始めに少数のアンテナ素子
11を用いて到来方向の大まかな推定を行い、その結果
を基に多数のアンテナ素子11(例えば全てのアンテナ
素子)を用いて細かな推定を行うことができる。
【0029】高周波スイッチ13からの出力は、信号合
成器14に入力される。信号合成器14は、入力された
受信信号(高周波信号)をそれぞれ所定の位相関係、例
えば位相差0で一つの信号に合成する。この信号合成器
14からの出力信号は一つの受信機15により受信復調
され、受信信号して出力される。この受信機15の出力
から、電波到来方向推定部16においてディジタル信号
処理による演算によってアレイアンテナに到来する電波
の到来方向が推定される。
【0030】次に、電波到来方向推定部16について説
明する。なお、以下では簡単のために、電波到来方向の
推定を一次元(方位角のみ)の方向として説明するが、
2次元方向(方位角+仰角)の推定についても、同様の
手順によって行うことができる。
【0031】図2に、電波到来方向推定部16の構成を
示す。この電波到来方向推定部16は、共分散行列計算
部21、固有値/固有ベクトル計算部22、評価関数計
算部23、重み行列記憶部25、ステアリングベクトル
記憶部26および方位推定データ出力部24の6つのブ
ロックから構成されている。以下、BS−MUSICに
基づいた処理の流れを説明する。
【0032】まず、最初にコントローラ17は可変移相
器12および高周波スイッチ13の制御を行う。このと
きの受信機15からの受信信号をxlとする。コントロ
ーラ17は再び可変移相器12および高周波スイッチ1
3の制御を行うが、このときの受信機15からの受信信
号をx2とする。以下、同様の操作をn回繰り返す。
【0033】このようにしてn回のコントローラ17か
らの指示によって得られた受信信号x1,x2,…,x
nをn行1列の行列Xで表すと、共分散行列計算部21
によって求められる共分散行列は次式で表される。
【0034】
【数1】
【0035】ここに、E[ ]は受信信号のサンプル値
の平均、HはXの共役転置を示す。サンプル値の平均と
は、x1,x2,…,xnについてそれぞれN個時系列
的にサンプリングを行ってXXH をN個求め、それらを
全てを足し合わせ平均化することである。BS−MUS
ICでは、全体のサンプル数はN×n個となる。そし
て、全ての測定は伝搬環境が変わらないうちに終了しな
くてはならない。
【0036】このように受信信号x1,x2,…,xn
を求めるときに用いた可変移相器12の位相シフト量の
値を列に持った行列をWとし、これを重み行列とする。
言い換えれば、行列Wの各列はx1,x2,…,xnを
求めるときに用いた可変移相器12の位相シフト量の値
である。この行列Wは、重み行列記憶部25に記憶され
る。
【0037】次に、共分散行列Sの最小固有値、および
最小固有値に対応する固有ベクトルを固有値/固有ベク
トル訃算部22で計算する。
【0038】次に、各方位毎に次式で表される評価関数
MU(θ)を評価関数計算部23で計算する。
【0039】
【数2】
【0040】ここに、a(θ)はステアリングベクトル
であり、アンテナ素子11の配置とアンテナ素子11間
の相互結合によって決まるもので、予めステアリングベ
クトル記憶部26に記憶されている。
【0041】そして、評価関数PMU(θ)の計算結果を
用いて、方位推定データ出力部24が到来方向の推定結
果を出力する。
【0042】このようにして、BS−MUSICによっ
て電波の到来方向を推定できる。次に、本実施形態にお
ける電波到来方向推定手順について、図11に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0043】本実施形態では、始めにアレイアンテナを
構成する複数のアンテナ素子11のうちの一部のアンテ
ナ素子のみを用いて、広いビーム幅のアンテナビームを
形成し(ステップS1)、さらに全方位角をカバーする
ようにアンテナビームの方向を決め(ステップS2)、
この状態でBS−MUSICによる第1の到来方向推定
を行う。
【0044】次に、アンテナ素子11のうち第1の到来
方向推定で用いた素子数より多い、例えば全てのアンテ
ナ素子を用いて、ビーム幅の狭い、つまり指向性の鋭い
アンテナビームを形成し(ステップS4)、かつこのア
ンテナビームの方向を第1の到来方向の推定結果を基に
限定し(ステップS5)、この状態でBS−MUSIC
による第2の到来方向推定を行う。
【0045】以下、具体例を用いてさらに詳細に説明す
る。まず、アレイアンテナのモデルとしては、アンテナ
素子11の数を32素子とし、到来方向を推定しようと
する電波の高周波波長で半波長間隔に直線状に並べる。
また、アンテナ素子11をバッチアンテナと仮定して、
各アンテナビームのビームパターンを半値角が90°の
cosθパターンとする。そして、到来電波の数は5
つ、それぞれの到来電波の振幅は等振幅、到来角度はθ
=0°、+1°、+20°、−38°、−40°と仮定
する。
【0046】第1の到来方向推定では、例えば32素子
のアンテナ素子11のうち位置が隣接した8素子を用い
る。すなわち、高周波スイッチ13はコントローラ17
により32個のうちアンテナ素子11の上記8素子に対
応する8個がオン、他の24個は全てオフとなるように
制御される。
【0047】そして、コントローラ17による制御によ
り可変移相器12の位相シフト量を制御して、図3に示
すような7つのアンテナビームを形成し、これら7つの
アンテナビームによる受信信号を基に第1の到来方向推
定を行う。
【0048】図4に、この第1の到来方向推定による推
定結果を示す。図4より3つのピークがあり、3つの到
来電波の存在が確認できる。しかしながら、実際の到来
電波の数は5つであるので、この推定結果は間違ってい
る。この誤りの原因は、使用するアンテナ素子の素子数
が第1の到来方向推定では8素子と比較的少ないため
に、アレイアンテナとしてのアンテナビームの幅が比較
的広くなり、近い角度から来た到来電波を同一のものと
みなすことによる。
【0049】このように第1の到来方向推定では、到来
方向の正確な推定は行われないが、その推定結果は図4
に示したように実際の到来電波の極く近傍の方向にピー
クを持っている。すなわち、大体の到来方向を第1の到
来方向推定によって見出だすことができることが分か
る。
【0050】次に、細かな到来方向の分離を第2の到来
方向推定で行う。複数の到来電波の到来方向が近い場合
に、それらを分離して正確に推定するために、第2の到
来方向推定では狭いビーム幅のアンテナビームを用い
る。この例では、アレイアンテナを構成するアンテナ素
子11が32素子であり、32素子全てを用いて第2の
到来方向推定を行う。
【0051】第1の到来方向推定で粗い推定ができてい
るので、その方向付近のみにアンテナビームを向け、B
S−MUSICによる第2の到来方向推定を行う。具体
的には、まず第1の到来方向推定で得られた図4中の0
°方向のピークに関して、それを分離するために、図5
に示すような5つのアンテナビームを用いて到来方向の
推定を行う。5つのアンテナビームを用いると、原理的
には4つの到来電波の分離ができることとなる。
【0052】このときの推定結果を図6(a)(b)に
示す。図6(a)における0°方向近傍の推定結果の拡
大図を図6(b)に示したように、0°と1°の方向の
2つの到来電波が正しく分離され、到来方向の推定がで
きていることが分かる。
【0053】このように第2の到来方向推定では、第1
の到来方向推定では分離できなかった到来方向について
も分離できている。また、第2の到来方向推定では5つ
のビームしか用いていないので、データ数は少なくて済
み、さらに行列の次数も小さくなるので、計算処理に要
する時間の減少に大いに貢献する。
【0054】ここで、注意しなくてはならないことは、
0°付近の到来方向の推定は正確になされているが、そ
の他の領域の到来方向の推定は正しくできていないこと
である。アンテナビームを向けていない方向の到来電波
は、ビ一ムのサイドローブで受信することとなるので、
ノイズと同じように扱われてしまうためである。その他
の領域の到来方向については、次に述べるように更なる
処理を必要とする。
【0055】第1の到来方向推定の推定結果より、+2
0°方向にピークが存在しているので、第2の到来方向
推定では図7に示すように5つのアンテナビームを+2
0°方向に向けて到来方向の推定を行う。
【0056】このときの推定結果を図8(a)(b)に
示す。図8(a)における20°方向近傍の推定結果の
部分拡大図が図8(b)である。20°方向には一つし
か到来電波はなく、到来方向の正しい推定ができている
ことが分かる。
【0057】次に、第1の到来方向推定の推定結果から
−40°方向にもピークが存在しているので、第2の到
来方向推定により図9に示すように5つのアンテナビー
ムを−40°方向に向けて到来電波の推定を行う。
【0058】このときの推定結果を図10(a)(b)
に示す。図10(a)における−40°方向近傍の部分
拡大図が図10(b)である。−38°方向と−40°
方向の2つの到来電波が明確に分離でき、S到来方向が
正しく推定できていることが分かる。
【0059】このようにして、本実施形態によるとまず
始めに粗く第1の到来方向推定を行い、次に細かく第2
の到来方向推定を行うことで、正確に電波の到来方向を
推定することが可能となる。
【0060】このように二段階に分けて到来方向の推定
を行う利点をまとめると、次の通りである。一つは、取
り扱うデータ数の減少であり、二つ目は、行列の次数の
減少である。これにより、計算処理にかかる時間が大幅
に短縮される。以下に、具体的な数値例を挙げて、この
効果について述べる。
【0061】比較のため、まず全てのアンテナ素子(3
2素子)を用いて到来方向の推定を行う従来の方法の処
理量を求めてみる。なお、以下の検討においては、固有
値計算に要する処理量は行列の次数の3乗に比例すると
仮定する。例えば、32個のアンテナビームを形成し
て、BS−MUSICを実施する場合には、32×サン
プリング数のデータを必要とし、また行列の大きさは3
2×32であるから、固有値計算にかかる時間は32の
3乗に比例する。
【0062】これに対して、本実施形態によれば第1の
到来方向推定では7個のアンテナビームを形成してBS
−MUSICを実施するので、データ数は7×サンプリ
ング数、行列の大きさは7×7の行列である。また、第
2の到来方向推定では5個のアンテナビームを形成して
BS−MUSICを3回実施するので、データ数は5×
サンプリング数×3(回)、行列の大きさは5×5であ
る。従って、固有値計算にかかる時間は7の3乗に比例
する時間と、5の3乗に比例する時間の3回分との和と
なる。
【0063】すなわち、単純比較でデータ数を比較する
と、従来例では32×サンプリング数、本実施形態では
22×サンプリング数となる。また、固有値計算の処理
量を比較すると、従来例では32の3乗(=3276
8)に比例する時間、本実施形態では7の3乗(=34
3)に比例する時間と5の3乗×3回(=375)に比
例する時間の合計(すなわち、718に比例する時間)
となる。明らかに、本実施形態の方がデータ数および固
有値計算に要する時間は少なくて済み、計算時間短縮の
効果は絶大である。
【0064】また、上記の具体例では、第1の到来方向
推定において3つの到来電波が存在する場合を仮定した
が、この数がより少なくなったときには、本発明の手法
による効果はさらに大きくなる。
【0065】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態として、反射型フェーズドアレイアンテナを用
いて電波到来方向を推定する方法とそのアンテナ装置に
ついて説明する。図12は、本実施形態に係る電波到来
方向推定機能を有するアンテナ装置の構成図である。
【0066】図12において、同一周波数の到来電波を
受信する所定形状に配列された複数のアンテナ素子13
1と、各アンテナ素子131に個別に接続され、対応す
るアンテナ素子11から出力される高周波信号を位相シ
フトする可変移相器132と、各可変移相器132の出
力端子にそれぞれの一端が接続された高周波スイッチ1
33については、第1の実施形態と同様である。
【0067】本実施形態では、各高周波スイッチ133
の一端に無反射終端134が接続されている。また、本
実施形態においては、一次放射アンテナ(一次放射器と
もいう)135がさらに設けられ、この一次放射アンテ
ナ135からの出力が一つの受信機136で受信され、
この受信機136の出力を基に到来方向推定部137で
電波到来方向の推定が行われる構成となっている。可変
移相器132の位相シフト量、高周波スイッチ133の
オン・オフおよび到来方向推定部137の制御は、コン
トローラ138によって行われる。
【0068】次に、本実施形態の反射型フェーズドアレ
イアンテナを用いた場合の到来方向推定動作を説明す
る。アンテナ素子131は、複数の到来電波を受信す
る。アンテナ素子131から出力される高周波信号は、
可変移相器132によって位相シフトされる。可変移相
器12により位相シフトされた高周波信号は、コントロ
ーラ138により選択的にオン・オフされる高周波スイ
ッチ133の各一端に与えられる。
【0069】ここで、可変移相器132から出力された
高周波信号は、その可変移相器132に接続されている
高周波スイッチ133がオフのときは高周波スイッチ1
31で反射されてアンテナ素子131の方に戻り、アン
テナ素子131から電波として再放射される。さらに、
可変移相器132から出力された高周波信号は、その可
変移相器132に接続されている高周波スイッチ133
がオンのときは、無反射終端134によって減衰され、
アンテナ素子131から再放射されない。
【0070】アンテナ素子131からの再放射された電
波は、空間を伝わって一次放射アンテナ135で受信さ
れる。そして、一次放射アンテナ135から出力される
高周波信号が受信機136に入力され、この受信機13
6からの出力に基づいて到来方向推定部137によって
到来方向の推定が行われる。
【0071】本実施形態においては、コントローラ13
8によって高周波スイッチ133のオン・オフを制御す
ることで、再放射に供されるアンテナ素子131の数を
変更することができる。これにより第1の実施形態と同
様に、始めに少数のアンテナ素子131を用いて粗い第
1の到来方向推定を行い、次にその結果に基づき多数の
アンテナ素子131(例えば全てのアンテナ素子)を用
いて細かな第2の到来方向推定を行うことが可能であ
り、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0072】また、本実施形態においては、第1の実施
形態のように信号合成器を用いていないので、信号合成
器内における信号の減衰が生じないという利点がある。
【0073】(第3の実施形態)図13は、本発明の第
3の実施形態に係る電波到来方向推定機能を有するアン
テナ装置の構成図である。本実施形態は、図1に示した
第1の実施形態における高周波スイッチ13に代えて、
可変利得増幅器142を用いている。他の構成要素、す
なわち、アンテナ素子141、可変移相器143、信号
合成器144、受信機145および到来方向推定部14
6については、第1の実施形態と同様である。コントロ
ーラ147は、可変移相器143および到来方向推定部
146の制御に加えて、可変利得増幅器142の利得
(増幅率)の制御も行う。
【0074】一般に、アンテナ素子からの微弱な高周波
信号を増幅するために、アンテナ素子の出力側に低雑音
増幅器(LNA)が設置されるが、本実施形態ではアン
テナ素子141からの高周波信号を増幅する増幅器とし
て可変利得増幅器142を用い、これらの可変利得増幅
器142の利得を選択的に制御することで、アンテナビ
ームのビーム幅を変えて、先と同様に第1の到来方向推
定と第2の到来方向推定を切り替えて行うようにしてい
る。
【0075】すなわち、第1の電波到来方向推定におい
ては、可変利得増幅器142のうち一部の増幅器のみを
動作させることで、アンテナ素子141の一部のみが実
質的に受信に供されるようにして、ビーム幅の広いアン
テナビームを形成する。この場合、可変利得増幅器14
2の利得と可変移相器143の位相シフト量の組合わせ
によって、より広いビーム幅のアンテナビームを形成す
ることもできる。
【0076】第2の到来方向推定においては、全ての可
変利得増幅器142の利得を同じにすることで、全ての
アンテナ素子141で受信を行うようにして、狭いビー
ム幅のアンテナビームを作ることができる。
【0077】このように本実施形態では、可変利得増幅
器142の利得を制御することで、アンテナビームのビ
ーム幅を制御し、これまでの実施形態と同様の手順によ
り電波到来方向の正確な推定を行うことができる。
【0078】(第4の実施形態)図14は、本発明に係
る電波到来方向推定機能を有するアンテナ装置の構成を
示す図であり、受信機を複数用いて計算処理のリアルタ
イム性を向上させた例である。
【0079】このアンテナ装置は、同一周波数の到来電
波を受信する所定形状に配列された複数のアンテナ素子
151と、全てのアンテナ素子151に個別に接続され
た信号分配器152と、複数のビーム合成回路153
と、複数の受信機154と、電波到来方向推定部155
およびコントローラ156によって構成される。ビーム
合成回路153は、例えば複数の可変移相器と、複数の
高周波スイッチまたは可変利得増幅器と、信号合成器か
ら構成される。
【0080】アンテナ素子151から出力される高周波
信号は、コントローラ156による制御下で信号分配器
152によって複数のビーム合成回路153に分配され
る。各ビーム合成回路153では、アンテナビームが第
1の到来方向推定時には広いビーム幅となり、第2の到
来方向推定時には狭いビーム幅となるように、コントロ
ーラ156によって内部の可変移相器の位相シフト量や
高周波スイッチのオン・オフが制御される。
【0081】そして、これらのビーム合成回路153に
より合成された信号がそれぞれに接続されている受信機
154によって受信され、これらの受信機154からの
出力を基に到来方向推定部155で第1の到来方向推定
および第2の到来方向推定がこれまでの実施形態と同様
にして行われる。
【0082】本実施形態においては、同時に複数のアン
テナビームによる受信信号を得ることができる。例え
ば、受信機154の数を3つとすれば、同時に3つのア
ンテナビームによる高周波信号を受信できる。従って、
受信機が1個の場合に比べて、同時形成されるアンテナ
ビームのビーム数倍の処理能力となり、リアルタイム性
の向上に大いに貢献することになる。
【0083】本実施形態の構成は、複数の受信機154
を必要とするため、コスト面では不利となるので、コス
ト面よりリアルタイム性を要求される用途に適してい
る。
【0084】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。本実施形態においては、到
来方向の推定の手順を「第1の到来方向推定」→「第2
の到来方向推定」→……→「第Nの到来方向推定」(N
は3以上の整数)のように、3段階以上に分けて到来方
向の推定を行う。
【0085】第1の到来方向推定では、条件によっては
到来方向が全くわからない場合がある。例えば、ビーム
の数を7つとして、全方位にアンテナビームを向けて推
定を行ったとき、実際の到来電波は全方位から等間隔に
7つ存在する場合がある。その場合には、到来方向の推
定結果は、ピークを持たないこととなる。その結果、第
2の到来方向推定においては、どの方向にアンテナビー
ムを向けてよいか判断がつかない場合がある。
【0086】このような場合には、第2の到来方向推定
ではアンテナビームのビーム数を少しだけ増やし、第1
の到来方向推定よりは、少しだけ高分解に到来方向を推
定することが必要になる。このようにすれば、ある程度
の到来方向の推定が可能であるため、第3あるいはそれ
以降の到来方向推定により、正確に到来方向の推定を行
うことができるようになる。
【0087】本発明は上述した実施形態に限られず、種
々変形して実施することができる。例えば、図1におけ
る可変移相器12と高周波スイッチ13の位置関係は逆
でもよく、また図13における可変利得増幅器142と
可変移相器143の位置関係も逆でもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば例
えば受信機の数を一つとするBS−MUSICに基づい
て到来方向の推定を行うので、高精度の推定ができ、さ
らにハードウェア構成を簡単化できるため、低コスト化
に有効である。
【0089】また、広いビーム幅のアンテナビームを用
いた第1の到来方向推定を行い、この推定結果に基づい
て狭いビーム幅のアンテナビームを用いた第2の到来方
向推定を行うことで、電波環境が未知の場合においても
大幅に計算処理時間の短縮化を図りつつ、正確な到来方
向の推定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る電波到来方向
推定機能を有するアンテナ装置の構成を示すブロック図
【図2】 同実施形態における到来方向推定部の詳細な
構成を示すブロック図
【図3】 同実施形態における第1の到来方向推定に用
いるアンテナビームのビームパターンを示す図
【図4】 図3のビームパターンを用いたときの第1の
電波到来方向推定による推定結果を示す図
【図5】 同実施形態における第2の到来方向推定に用
いるアンテナビームのビームパターンを示す図
【図6】 図5のビームパターンを用いたときの第2の
電波到来方向推定による推定結果及びその一部を拡大し
て示す図
【図7】 同実施形態における第2の到来方向推定に用
いる他のアンテナビームのビームパターンを示す図
【図8】 図7のビームパターンを用いたときの第2の
電波到来方向推定による推定結果を示す図
【図9】 同実施形態における第2の到来方向推定に用
いるさらに別のアンテナビームのビームパターンを示す
【図10】 図9のビームパターンを用いたときの第2
の電波到来方向推定による推定結果及びその一部を拡大
して示す図
【図11】 同実施形態に係る電波到来方向の推定手順
を示すフローチャート
【図12】 本発明の第2の実施形態に係る電波到来方
向推定機能を有するアンテナ装置の構成を示すブロック
【図13】 本発明の第3の実施形態に係る電波到来方
向推定機能を有するアンテナ装置の構成を示すブロック
【図14】 本発明の第4の実施形態に係る電波到来方
向推定機能を有するアンテナ装置の構成を示すブロック
【図15】 従来の電波到来方向推定機能を有するアン
テナ装置の構成を示すブロック図
【図16】 従来のBS−MUSICを用いた電波到来
方向推定機能を有するアンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
11…アンテナ素子 12…可変移相器 13…高周波スイッチ 14…信号合成器 15…受信機 16…到来方向推定部 17…コントローラ 21…共分散行列計算部 22…固有値/固有ベクトル計算部 23…評価関数計算部 24…方位推定データ出力部 25…重み行列記憶部 26…ステアリングベクトル記憶部 131…アンテナ素子 132…可変移相器 133…高周波スイッチ 134…無反射終端 135…一次放射アンテナ 136…受信機 137…到来方向推定部 138…コントローラ 141…アンテナ素子 142…可変利得増幅器 143…可変移相器 144…信号合成器 145…受信機 146…到来方向推定部 147…コントローラ 151…アンテナ素子 152…信号分配器 153…ビーム合成回路 154…受信機 155…到来方向推定部 156…コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 DB03 DB04 EA04 EA06 FA13 FA26 FA30 FA31 FA32 GA02 GA08 HA04 HA05 JA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状で配列された複数のアンテナ素子
    により到来電波を受信し、この受信により得られた高周
    波信号を一つの受信機に入力して生成される受信信号か
    ら前記到来電波の到来方向を推定する電波到来方向推定
    方法において、 ビーム幅の広い第1のアンテナビームを複数個形成した
    状態で前記到来方向を推定する第1の到来方向推定ステ
    ップと、 前記第1の到来方向推定ステップよる推定結果の方向に
    前記第2のアンテナビームよりビーム幅の狭いアンテナ
    ビームを複数個形成した状態で前記到来方向を推定する
    第2の到来方向推定ステップとを有することを特徴とす
    る電波到来方向推定方法。
  2. 【請求項2】所定の配列形状で配列され、到来電波を受
    信して高周波信号を出力する複数のアンテナ素子と、 前記複数のアンテナ素子から出力される高周波信号を個
    別に位相シフトする複数の移相手段と、 前記複数のアンテナ素子から前記到来電波の受信に供さ
    れるアンテナ素子を選択する選択手段と、 前記移相手段により位相シフトされ、かつ前記選択手段
    により選択されたアンテナ素子からの高周波信号を合成
    する信号合成手段と、 前記信号合成手段から出力される高周波信号を受信して
    受信信号を生成する受信機と、 前記受信信号を基に前記到来電波の到来方向を推定する
    到来方向推定手段と、 前記移相手段の位相シフト量および前記選択手段による
    選択を制御する制御手段とを有することを特徴とするア
    ンテナ装置。
  3. 【請求項3】所定の配列形状で配列され、到来電波を受
    信して高周波信号を出力する複数のアンテナ素子と、 前記複数のアンテナ素子から出力される高周波信号を個
    別に位相シフトする複数の移相手段と、 前記複数のアンテナ素子から前記到来電波の受信に供さ
    れるアンテナ素子を選択する選択手段と、 前記移相手段により位相シフトされ、かつ前記選択手段
    により選択されたアンテナ素子からの高周波信号を反射
    させて該アンテナ素子から電波として再放射させる手段
    と、 前記アンテナ素子から再放射される電波を受信して高周
    波信号を出力する一次放射アンテナと、 前記一次放射アンテナから出力される高周波信号を受信
    して受信信号を生成する受信機と、 前記受信信号を基に前記到来電波の到来方向を推定する
    到来方向推定手段と、 前記移相手段の位相シフト量および前記選択手段による
    選択を制御する制御手段とを有することを特徴とするア
    ンテナ装置。
  4. 【請求項4】前記選択手段により前記複数のアンテナ素
    子のうちの一部の素子を選択し、かつ前記移相手段の移
    相シフト量の制御により所定の複数のアンテナビームを
    形成した状態で、前記到来方向推定手段により第1の到
    来方向推定を行い、 次に、前記選択手段により前記複数のアンテナ素子の全
    てを選択し、かつ前記移相手段の移相シフト量の制御に
    より少なくとも一つのアンテナビームを形成した状態
    で、前記到来方向推定手段により第2の到来方向推定を
    行うことを特徴とする請求項2または3記載のアンテナ
    装置。
  5. 【請求項5】前記選択手段は、前記アンテナ素子の数と
    同数の高周波スイッチからなり、該高周波スイッチは前
    記制御手段により個別にオン・オフが制御されることを
    特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載のアンテ
    ナ装置。
  6. 【請求項6】前記選択手段は、前記アンテナ素子の数と
    同数の可変利得増幅器からなり、該可変利得増幅器は前
    記制御手段により個別に利得が制御されることを特徴と
    する請求項2乃至4のいずれか1項記載のアンテナ装
    置。
JP37274098A 1998-12-28 1998-12-28 電波到来方向推定方法およびアンテナ装置 Expired - Fee Related JP3920483B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37274098A JP3920483B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 電波到来方向推定方法およびアンテナ装置
US09/472,809 US6377213B1 (en) 1998-12-28 1999-12-28 Wave arrival direction estimating method and antenna apparatus having wave arrival direction estimating function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37274098A JP3920483B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 電波到来方向推定方法およびアンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000196328A true JP2000196328A (ja) 2000-07-14
JP3920483B2 JP3920483B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=18500973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37274098A Expired - Fee Related JP3920483B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 電波到来方向推定方法およびアンテナ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6377213B1 (ja)
JP (1) JP3920483B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021723A1 (fr) * 2000-09-08 2002-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de station de base et procede de deduction de la direction d'arrivee
JP2002314470A (ja) * 2001-04-18 2002-10-25 Kddi Corp 送受信周波数分割多重無線装置
JP2003008500A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Kddi Corp 無線基地局装置、及びその送信先移動機選択方法
WO2006067869A1 (ja) 2004-12-24 2006-06-29 Fujitsu Limited 到来方向推定装置及びプログラム
JP2007013811A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Ricoh Co Ltd アンテナ装置および指向性可変アンテナの指向性制御方法
JP2008026035A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Murata Mfg Co Ltd レーダ
WO2008111142A1 (ja) * 2007-03-09 2008-09-18 Fujitsu Limited 無線局
JP2008267909A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Mitsubishi Electric Corp 信号処理装置およびその方法
JP2009044667A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 National Institute Of Information & Communication Technology 通信方法及び通信システム
JP2011014980A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Ntt Docomo Inc 電波伝搬パラメータ推定装置、電波伝搬パラメータ推定方法
JP2011239293A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Advanced Telecommunication Research Institute International アンテナ装置およびそれを備えた受信機
JP2012013569A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Honda Elesys Co Ltd 電子走査型レーダ装置、受信波方向推定方法及び受信波方向推定プログラム
JP2014112898A (ja) * 2008-03-17 2014-06-19 Qualcomm Incorporated Mimoシステム内のフィードバックをもつ多重解像度ビーム形成
CN104035074A (zh) * 2014-06-03 2014-09-10 哈尔滨工程大学 基于空间谱估计算法的雷达与诱饵信号识别方法
US10009895B2 (en) 2015-12-08 2018-06-26 Fujitsu Llimited Beamforming for selecting a transmitting direction based on feedback from a reception device
JP2020053942A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社Kddi総合研究所 アレイアンテナ制御装置及びアレイアンテナ制御方法
CN112068112A (zh) * 2020-07-30 2020-12-11 西安电子科技大学 一种宽窄脉冲测角方法

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19916855A1 (de) * 1999-04-14 2000-10-26 Heinz Lindenmeier Funktelefonanlage mit Gruppenantenne für Fahrzeuge
FR2805614B1 (fr) * 2000-02-25 2003-08-22 Thomson Csf Procede de localisation de sources radioelectriques au moyen d'un radiogoniometre haute resolution deux voies
JP2001305202A (ja) * 2000-04-24 2001-10-31 Toyota Central Res & Dev Lab Inc Musicスペクトラム計算方法、その装置及び媒体
EP1253434B1 (en) * 2001-04-27 2010-04-07 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. Method for estimating a direction of arrival
US6600446B2 (en) * 2001-06-29 2003-07-29 Lockheed Martin Corporation Cascadable architecture for digital beamformer
GB0130687D0 (en) * 2001-12-21 2002-02-06 Nokia Corp Parameter estimation for adaptive antenna system
US7684776B2 (en) * 2002-12-24 2010-03-23 Intel Corporation Wireless communication device having variable gain device and method therefor
US7175687B2 (en) * 2003-05-20 2007-02-13 Exxonmobil Research And Engineering Company Advanced erosion-corrosion resistant boride cermets
KR100585714B1 (ko) * 2003-05-26 2006-06-07 엘지전자 주식회사 기지국 원형배열안테나의 신호원 서칭장치 및 방법
US20070223710A1 (en) * 2006-03-09 2007-09-27 Peter Laurie Hearing aid to solve the 'Cocktail Party' problem
CN101507151B (zh) * 2006-07-05 2013-01-09 新加坡科技研究局 用于对接收信号进行分类的方法和装置
US7856215B2 (en) * 2006-12-06 2010-12-21 Broadcom Corp. Method and system for using a multi-RF input receiver for diversity selection
EP2108630B1 (en) 2007-02-02 2016-08-17 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Diamond sintered compact
EP2113496A4 (en) 2007-02-02 2011-11-30 Sumitomo Elec Hardmetal Corp DIAMOND SINTER BODY
EP2149175A4 (en) * 2007-03-09 2013-01-30 Ericsson Telefon Ab L M NETWORK ANTENNA ARRANGEMENT
US8799342B2 (en) * 2007-08-28 2014-08-05 Honda Motor Co., Ltd. Signal processing device
US8428897B2 (en) * 2008-04-08 2013-04-23 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for spectral cross coherence
EP2182375A1 (en) 2008-10-30 2010-05-05 Nederlandse Organisatie voor toegepast- natuurwetenschappelijk onderzoek TNO A combined direction finder and radar system, method and computer program product
US9182485B1 (en) * 2011-05-24 2015-11-10 Garmin International, Inc. Transmit/receive module for electronically steered weather radar
CN104246530A (zh) * 2012-04-18 2014-12-24 瑞典爱立信有限公司 用于doa估计的天线布置
JP6000631B2 (ja) * 2012-05-10 2016-10-05 オリンパス株式会社 無線通信装置、無線通信システム、アンテナ制御方法、及びプログラム
US8988278B2 (en) * 2012-07-23 2015-03-24 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Digital beam forming using phased array architecture
US10754002B1 (en) 2012-11-05 2020-08-25 Gregory Dean Gibbons Method and apparatus for determining the direction of arrival of radio or acoustic signals, and for transmitting directional radio or acoustic signals
KR20140060405A (ko) * 2012-11-09 2014-05-20 삼성전자주식회사 수신 신호 분리 방법 및 장치
KR102029102B1 (ko) * 2012-11-19 2019-11-11 삼성전자주식회사 빔포밍 시스템에서 빔 방향 선택 방법 및 장치
CN103308883B (zh) * 2013-06-21 2014-12-24 北京交通大学 一种基于单天线的到达角估计方法
US10382002B2 (en) * 2015-03-27 2019-08-13 Tdk Corporation Apparatus and methods for tunable phase networks
CN106658540B (zh) * 2015-10-28 2021-07-09 索尼公司 无线通信系统中的装置和方法
US10153549B2 (en) * 2016-03-07 2018-12-11 Raytheon Company Correlated fanbeam extruder
US10288715B2 (en) * 2016-09-09 2019-05-14 Raytheon Company Systems and methods for direction finding using augmented spatial sample covariance matrices
US10288716B2 (en) 2016-09-09 2019-05-14 Raytheon Company Systems and methods for direction finding based on minimum distance search to principal components
US10768265B2 (en) 2016-11-09 2020-09-08 Raytheon Company Systems and methods for direction finding using compressive sensing
KR20180070325A (ko) * 2016-12-16 2018-06-26 삼성전자주식회사 광 조향 opa
KR20200097101A (ko) * 2019-02-07 2020-08-18 현대모비스 주식회사 차량용 레이더 장치 및 그 제어 방법
US20200309891A1 (en) * 2019-03-26 2020-10-01 Silicon Laboratories Inc. Optimization For Angle Of Arrival And Angle Of Departure Detection
FR3107347B1 (fr) * 2020-02-13 2022-01-07 Continental Automotive Capteur d’angle pour véhicule automobile.
US11832226B2 (en) * 2020-03-26 2023-11-28 Qualcomm Incorporated Indicating slot format indices used across multiple user equipments
US10877124B1 (en) * 2020-06-23 2020-12-29 Charles A Uzes System for receiving communications

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4316191A (en) * 1980-04-14 1982-02-16 The Bendix Corporation Low angle radar processing means
FR2718249B1 (fr) 1994-04-05 1996-04-26 Thomson Csf Procédé et dispositif radar de mesure de distance.
JP3497672B2 (ja) * 1996-09-18 2004-02-16 株式会社東芝 アダプティブアンテナおよびマルチキャリア無線通信システム
JP3597678B2 (ja) * 1997-08-18 2004-12-08 富士通株式会社 レーダ装置

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002084217A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基地局装置および到来方向推定方法
US7095984B2 (en) 2000-09-08 2006-08-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Base station apparatus and direction-of-arrival estimating method
WO2002021723A1 (fr) * 2000-09-08 2002-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de station de base et procede de deduction de la direction d'arrivee
JP2002314470A (ja) * 2001-04-18 2002-10-25 Kddi Corp 送受信周波数分割多重無線装置
JP4576742B2 (ja) * 2001-04-18 2010-11-10 Kddi株式会社 送受信周波数分割多重無線装置
JP2003008500A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Kddi Corp 無線基地局装置、及びその送信先移動機選択方法
US7847733B2 (en) 2004-12-24 2010-12-07 Fujitsu Limited Direction-of-arrival estimating device and program
WO2006067869A1 (ja) 2004-12-24 2006-06-29 Fujitsu Limited 到来方向推定装置及びプログラム
JP2007013811A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Ricoh Co Ltd アンテナ装置および指向性可変アンテナの指向性制御方法
JP2008026035A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Murata Mfg Co Ltd レーダ
WO2008111142A1 (ja) * 2007-03-09 2008-09-18 Fujitsu Limited 無線局
JP2008267909A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Mitsubishi Electric Corp 信号処理装置およびその方法
JP2009044667A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 National Institute Of Information & Communication Technology 通信方法及び通信システム
JP2014112898A (ja) * 2008-03-17 2014-06-19 Qualcomm Incorporated Mimoシステム内のフィードバックをもつ多重解像度ビーム形成
JP2011014980A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Ntt Docomo Inc 電波伝搬パラメータ推定装置、電波伝搬パラメータ推定方法
JP2011239293A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Advanced Telecommunication Research Institute International アンテナ装置およびそれを備えた受信機
JP2012013569A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Honda Elesys Co Ltd 電子走査型レーダ装置、受信波方向推定方法及び受信波方向推定プログラム
CN104035074A (zh) * 2014-06-03 2014-09-10 哈尔滨工程大学 基于空间谱估计算法的雷达与诱饵信号识别方法
US10009895B2 (en) 2015-12-08 2018-06-26 Fujitsu Llimited Beamforming for selecting a transmitting direction based on feedback from a reception device
JP2020053942A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社Kddi総合研究所 アレイアンテナ制御装置及びアレイアンテナ制御方法
JP7142529B2 (ja) 2018-09-28 2022-09-27 株式会社Kddi総合研究所 アレイアンテナ制御装置及びアレイアンテナ制御方法
CN112068112A (zh) * 2020-07-30 2020-12-11 西安电子科技大学 一种宽窄脉冲测角方法
CN112068112B (zh) * 2020-07-30 2022-09-27 西安电子科技大学 一种宽窄脉冲测角方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6377213B1 (en) 2002-04-23
JP3920483B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3920483B2 (ja) 電波到来方向推定方法およびアンテナ装置
US7117018B2 (en) Array beamforming with wide nulls
US7679560B2 (en) Method and apparatus for adaptive direction estimation of radio waves
JP4339801B2 (ja) 固有値分解を利用しない信号到来方向推定手法および受信ビーム形成装置
JP2006270847A (ja) アンテナ装置
JP3738705B2 (ja) 適応アンテナ装置
US20050206564A1 (en) Adaptive beam-forming system using hierarchical weight banks for antenna array in wireless communication system
US6680699B2 (en) Signal reception method and device
Taillefer et al. Reactance-domain ESPRIT algorithm for a hexagonally shaped seven-element ESPAR antenna
Wang et al. Design of optimum sparse array for robust MVDR beamforming against DOA mismatch
JP3629195B2 (ja) 到来方向推定装置及び到来方向推定方法
KR100477619B1 (ko) 어레이 안테나의 널 방향 제어 방법
JP4146743B2 (ja) アレイアンテナ装置、これを用いた携帯端末および相互結合補償方法
Abdullah et al. Comparative Study of Super-Performance DOA Algorithms based for RF Source Direction Finding and Tracking
CN111693979A (zh) 一种基于泰勒展开的数字阵列单脉冲测角方法
CN111817766A (zh) 联合阵列天线单元方向图的波束形成方法
RU2366047C1 (ru) Адаптивная антенная решетка
Badawy et al. A simple angle of arrival estimation system
JP4072149B2 (ja) 分散開口アンテナ装置
JP3438527B2 (ja) 信号波到来角度推定装置及びアレーアンテナ制御装置
WO2008129114A1 (en) An improved method for channel sounding and an apparatus using the method
JP2003168912A (ja) アンテナ装置
JP2004101522A (ja) 電波到来方向探知方法及び装置
Goto et al. Reduced complexity direction-of-arrival estimation for 2d planar massive arrays: A separation approach
Chiba et al. Adaptive array antenna for mobile communication

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees