JP2000195796A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000195796A
JP2000195796A JP10372653A JP37265398A JP2000195796A JP 2000195796 A JP2000195796 A JP 2000195796A JP 10372653 A JP10372653 A JP 10372653A JP 37265398 A JP37265398 A JP 37265398A JP 2000195796 A JP2000195796 A JP 2000195796A
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Japan
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chamber
atmospheric pressure
wafer
cassette
main controller
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JP10372653A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Takada
政利 高田
Yoshinori Imai
義則 今井
Nobuaki Yamaguchi
信明 山口
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被処理基板の成膜処理に悪影響を及ぼす物質の
装置内部での濃度を容易に所定値以下に保持し、製品の
品質の向上を図る。 【解決手段】被処理基板への成膜処理に悪影響を及ぼす
不要物質の装置内部での濃度を測定する濃度測定手段1
8、29、31、41、43と、装置内部を真空排気す
る排気手段と、装置内部を大気圧復帰させるガスパージ
手段と、前記濃度測定手段の測定値が所定値以下になる
迄装置内部の真空排気と大気圧復帰とを繰返す様前記排
気手段とガスパージ手段を制御する制御手段50、4
4,45,46,47,48、53と、を具備し、被処
理基板の成膜処理に悪影響を及ぼす物質の装置内部での
濃度を所定値以下に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウェー
ハ、LCD基板等被処理基板に成膜処理を施す基板処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板処理装置はシリコンウェーハ、LC
D基板等被処理基板に成膜処理を施し半導体素子を製造
するものであり、該基板処理装置には被処理基板を1枚
或は複数枚ずつ処理する枚葉式と一度に多数の被処理基
板を処理するバッチ式とがある。
【0003】前記枚葉式、バッチ式のいずれの方式の場
合に於いても、酸素、水分、パーティクル等は被処理基
板への成膜処理に悪影響を及ぼす要因となるものであ
り、特に被処理基板の自然酸化膜の生成や基板処理装置
の爆発を防止する上で、処理室に隣接する移載室やカセ
ット室の酸素濃度を所定値以下に保持することは極めて
重要である。従って、基板処理装置では装置内での酸素
濃度を所定値以下に保持する様にしている。
【0004】図7に於いて、従来の基板処理装置を説明
する。
【0005】図中1は移載室であり、該移載室1の前面
側に並列に第1カセット室2、第2カセット室3がそれ
ぞれ第1ゲートバルブ4、第2ゲートバルブ5を介して
気密に連設されている。又、前記移載室1の後面側には
放射状に第1反応室6、第2反応室7がそれぞれ第3ゲ
ートバルブ8、第4ゲートバルブ9を介して気密に連設
されている。
【0006】前記移載室1内にはウェーハ搬送ロボット
10が設けられ、該ウェーハ搬送ロボット10は屈伸自
在の3節リンクの搬送アーム11を具備している。該搬
送アーム11の先端位置のリンクは2股状のツィーザ1
2となっており、該ツィーザ12にウェーハ13が載置
される様になっている。
【0007】又、前記移載室1には第1窒素ガス導入管
14、第1排気管15が接続され、前記第1窒素ガス導
入管14は窒素ガス供給源(図示せず)に接続され、前
記第1排気管15の末端は図示しない排気装置に接続さ
れている。前記第1窒素ガス導入管14には第1流量コ
ントローラ44が設けられ、前記第1排気管15には第
1バイパス管16が接続され、該第1バイパス管16に
は上流側から第1バルブ17、第1酸素濃度計18が設
けられている。
【0008】前記第1カセット室2、第2カセット室3
の前面側にはウェーハカセット19を搬入搬出する為の
第5ゲートバルブ20、第6ゲートバルブ21がそれぞ
れ設けられ、前記第1カセット室2の側面には第2窒素
ガス導入管22、第2排気管23が接続され、前記第2
カセット室3の側面には第3窒素ガス導入管24、第3
排気管25が接続され、前記第2窒素ガス導入管22、
第3窒素ガス導入管24は窒素ガス供給源(図示せず)
に接続され、前記第2排気管23及び第3排気管25の
末端は図示しない排気装置に接続されている。前記第2
窒素ガス導入管22、第3窒素ガス導入管24には第2
流量コントローラ45、第3流量コントローラ46が設
けられ、前記第2排気管23、第3排気管25には前記
第1排気管15と同様にそれぞれ第2バイパス管26、
第3バイパス管27が設けられ、該第2バイパス管2
6、第3バイパス管27には前記第1バイパス管16と
同様にそれぞれ第2バルブ28、第2酸素濃度計29及
び第3バルブ30、第3酸素濃度計31が設けられてい
る。
【0009】前記第1反応室6には第1酸素ガス導入管
32、第4排気管33が接続され、前記第2反応室7に
は第2酸素ガス導入管34、第5排気管35が接続され
ている。又、前記第1反応室6、前記第2反応室7には
それぞれ第4窒素ガス導入管36、第5窒素ガス導入管
37が接続され、前記第1酸素ガス導入管32及び第2
酸素ガス導入管34は酸素ガス供給源に(図示せず)接
続され、前記第4窒素ガス導入管36、第5窒素ガス導
入管37は窒素ガス供給源(図示せず)に接続され、又
前記第4排気管33及び前記第5排気管35の末端は図
示しない排気装置に接続されている。
【0010】前記第4窒素ガス導入管36、第5窒素ガ
ス導入管37には第4流量コントローラ47、第5流量
コントローラ48が設けられ、前記第4排気管33、第
5排気管35には前記第1排気管15と同様にそれぞれ
第4バイパス管38、第5バイパス管39が設けられ、
該第4バイパス管38、第5バイパス管39には前記第
1バイパス管16と同様にそれぞれ第4バルブ40、第
4酸素濃度計41及び第5バルブ42、第5酸素濃度計
43が設けられている。
【0011】以下、前記第1反応室6内で前記ウェーハ
13に酸化膜生成処理が行われる過程を説明する。
【0012】前記第5ゲートバルブ20を介して前記ウ
ェーハ13を装填した前記ウェーハカセット19が前記
第1カセット室2内に搬送された後、前記第5ゲートバ
ルブ20が閉塞され、前記第1カセット室2内が気密に
保たれる。
【0013】該第1カセット室2内を前記第2排気管2
3を介して排気し真空引きする。該第1カセット室2内
が所定の真空度に到達すると、該第1カセット室2内を
前記第2窒素ガス導入管22を介して窒素ガスでパージ
し大気圧に復帰させ、前記第1カセット室2内の酸素濃
度を低下させる。この時の窒素ガス導入流量は前記第2
流量コントローラ45により制御される。
【0014】前記第2バルブ28を開放し、前記第2酸
素濃度計29により前記第1カセット室2内の酸素濃度
を測定し、該測定値が所定値を超えている場合には、前
記第1カセット室2内の酸素濃度が所定値以下になる
迄、手動操作で上記した真空排気及び大気圧復帰を繰返
し行う。
【0015】前記移載室1、第1反応室6内についても
同様に室内の酸素濃度の測定値が所定値以下になる迄、
該移載室1、第1反応室6内を前記第1排気管15、第
4排気管33を介して排気し真空引きした後、前記第1
窒素ガス導入管14、第4窒素ガス導入管36を介して
窒素ガスでパージし大気圧に復帰させる。
【0016】前記第1ゲートバルブ4及び前記第3ゲー
トバルブ8を開放し、前記ウェーハ搬送ロボット10を
作動させ前記ウェーハ13を前記ウェーハカセット19
から前記第1反応室6に搬入する。前記第1ゲートバル
ブ4及び前記第3ゲートバルブ8を閉塞し、前記第1酸
素ガス導入管32を介して前記第1反応管6内に酸素ガ
ス或は水蒸気を導入しつつ、前記第4排気管33より排
気し、前記ウェーハ13に酸化膜生成処理を行う。
【0017】該ウェーハ13の処理完了後、酸素ガスの
導入を停止し、前記第1反応室6内を真空引き処理した
後、該第1反応室6内に前記第4窒素ガス導入管36を
介して窒素ガスを導入し、前記第1反応室6内を大気圧
に復帰させる。
【0018】前記第1反応室6内の酸素濃度が所定測定
値以下となったところで、前記第3ゲートバルブ8及び
前記第1ゲートバルブ4を開放し、前記ウェーハ搬送ロ
ボット10により処理済みの前記ウェーハ13は前記第
1反応室6から前記第1カセット室2内の前記ウェーハ
カセット19に搬送され、前記第1ゲートバルブ4が閉
塞した状態で該ウェーハカセット19は前記第5ゲート
バルブ20を介して外部へ搬出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の基板処
理装置では、装置内の酸素濃度の測定、酸素濃度が所定
値を超えている場合に酸素濃度を低下させる為の真空排
気及び大気圧復帰は手動操作で行っており、非常に手間
が掛かっていた。
【0020】又、前記第3ゲートバルブ8の開放時に該
第3ゲートバルブ8を介して前記第1反応室6中の残存
酸素或は残存蒸気が前記移載室1に逆拡散し、前記ウェ
ーハ13に無用の自然酸化膜を生成させる等、該ウェー
ハ13の成膜処理に悪影響を及ぼす虞れがあった。
【0021】本発明は斯かる実情に鑑み、被処理基板の
成膜処理に悪影響を及ぼす物質の装置内部での濃度を容
易に所定値以下に保持し、製品の品質の向上を図るもの
である。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、被処理基板へ
の成膜処理に悪影響を及ぼす不要物質の装置内部での濃
度を測定する濃度測定手段と、装置内部を真空排気する
排気手段と、装置内部を大気圧復帰させるガスパージ手
段と、前記濃度測定手段の測定値が所定値以下になる迄
装置内部の真空排気と大気圧復帰とを繰返す様前記排気
手段とガスパージ手段を制御する制御手段と、を具備す
る基板処理装置に係り、又前記濃度測定手段が酸素濃度
計である基板処理装置に係り、更に又前記制御手段が装
置内部へのパージガス導入量を制御する機能を有する流
量コントローラと、真空排気の実行、パージガス導入の
為のガス導入バルブの開閉制御の実行を行うシーケンサ
と、前記濃度測定手段の検出結果により前記シーケン
サ、流量コントローラを作動する主制御装置とを具備す
る基板処理装置に係るものであり、被処理基板の成膜処
理に悪影響を及ぼす不要物質の装置内部での濃度を所定
値以下に保持する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0024】本実施の形態に於いて、機器の構成は図7
で示したものと同様であるので、以下は図7を参照し、
図1〜図6に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0025】主制御装置50に主操作装置51が接続さ
れ、該主操作装置51は図示していないが操作部と表示
部を有し、該操作部より前記ウェーハ搬送ロボット10
等の動作パターンの設定、処理ウェーハの枚数、ウェー
ハ処理のレシピの設定、或はレシピの選択等の処理条件
を前記主制御装置50に入力し、又該主制御装置50か
らウェーハの処理状況に関する情報、装置内の圧力、酸
素濃度の信号等が前記主操作装置51に出力され、これ
ら処理状況に関する情報が前記表示部によって表示され
る。
【0026】前記主制御装置50からの制御信号はメカ
コントローラ52、シーケンサ53、プロセスモジュー
ルコントローラ54に出力される。前記移載室1、第1
カセット室2、第2カセット室3、第1反応室6、第2
反応室7に設けられた圧力計(図示せず)からの圧力検
出信号、第1酸素濃度計18、第2酸素濃度計29、第
3酸素濃度計31、第4酸素濃度計41、第5酸素濃度
計43からの酸素濃度検出信号は、前記主制御装置50
に入力される。
【0027】該主制御装置50はこれら検出信号を基に
前記シーケンサ53を制御して各窒素ガス導入管14,
22,24,36,37に設けられたガス導入バルブ
(図示せず)の開閉制御を行い、又前記流量コントロー
ラ44,45,46,47,48を制御して前記移載室
1、第1カセット室2、第2カセット室3、第1反応室
6、第2反応室7に導入される窒素ガスの流量を制御す
る。
【0028】前記主制御装置50は前記主操作装置51
から入力されたウェーハの処理条件に基づき前記プロセ
スモジュールコントローラ54に処理制御信号を発し、
該プロセスモジュールコントローラ54は前記第1反応
室6、第2反応室7、温度、圧力、酸素ガスの導入流量
等を設定、制御する。
【0029】前記主制御装置50はメイン制御部56、
運転レシピバッチ管理部57、運転レシピ管理部58、
装置モード管理部59、搬送系統制御部60等のサブプ
ログラムを具備する主制御プログラム71によって動作
する様になっている。
【0030】前記運転レシピバッチ管理部57はウェー
ハカセット19単位での搬送状態等を管理し、前記運転
レシピ管理部58は前記ウェーハカセット19内の各ウ
ェーハ13の搬送状態を管理する様になっている。
【0031】前記装置モード管理部59は装置全体の状
態を管理し、前記主操作装置51からの前記ウェーハ搬
送ロボット10等各機器の動作パターンの設定、ウェー
ハ処理条件の設定を監視し、該設定の変更があった場合
には変更された設定情報を前記シーケンサ53、プロセ
スモジュールコントローラ54に指令する様になってい
る。
【0032】又、前記搬送系統制御部60は前記運転レ
シピバッチ管理部57により割当てられた前記ウェーハ
カセット19の搬送経路に関する情報を前記メカコント
ローラ52へ指示する様になっている。
【0033】前記メカコントローラ52は主にウェーハ
搬送動作を制御するコントローラであり、メイン制御部
61、ゲートバルブ制御部62、モニタ制御部63、移
載室制御部64、第1カセット室制御部65、第2カセ
ット室制御部66等のサブプログラムを具備するメカコ
ントロールプログラム72により動作する様になってい
る。
【0034】前記ゲートバルブ制御部62は、前記第1
ゲートバルブ4、第2ゲートバルブ5、第3ゲートバル
ブ8、第4ゲートバルブ9、第5ゲートバルブ20及び
第6ゲートバルブ21の開閉動作を制御する機能を有
し、前記モニタ制御部63は前記主制御装置50から前
記第1カセット室2、第2カセット室3、移載室1内の
圧力状態の情報を得て、各室間の前記各ゲートバルブ
4,5,8,9を開放可能な状態かどうか或は前記ウェ
ーハ搬送ロボット10が動作可能な状態かどうかを常時
監視する機能を有している。
【0035】前記移載室制御部64は前記ウェーハ搬送
ロボット10を駆動するモータ(図示せず)或はエアシ
リンダ等のアクチュエータを駆動制御し、前記第1カセ
ット室制御部65及び第2カセット室制御部66はそれ
ぞれウェーハの搬送に必要なウェーハ搬送ロボット10
との同期制御、或は前記第1カセット室2及び第2カセ
ット室3に対する前記ウェーハカセット19の投入及び
払出し、更に前記第1カセット室2及び第2カセット室
3内での前記ウェーハ13の姿勢合わせ等の為の各機器
を制御する様になっている。
【0036】前記主操作装置51はマルチタスク制御部
67、キー入力制御部68、画面更新部69、アラーム
制御部70等のサブプログラムを具備する操作プログラ
ム73に基づき動作する様になっている。
【0037】前記キー入力制御部68はキー入力の有無
を監視し、入力されたキー信号を判別し、更に制御内容
を決定し、前記主制御装置50に制御情報を発する機能
を有し、前記画面更新部69は画面の切換時に最新画面
に更新する様になっている。又、前記アラーム制御部7
0はアラームの発生及び回復を画面に表示すると共にア
ラーム発生時のインターロック移行先の設定を行う様に
なっている。
【0038】前記主操作装置51からは処理前或は処理
中を問わず、真空排気、大気圧復帰処理の自動制御、手
動制御モードの選択が可能であり、又、手動制御モード
を選択した場合の真空排気、大気圧復帰処理の対象室の
選択、真空排気及び大気圧復帰処理のコマンド種別、実
行回数の設定がGUI(Graphical User Interface)上で
設定可能となっている。更に、前記主操作装置51から
オペレータによる強制終了操作が行われる迄前記制御を
繰返す連続処理モードの設定が可能となっている。
【0039】手動制御による真空排気、大気圧復帰処理
のコマンドには図5に示す様に真空排気、大気圧復帰の
繰返し制御を行った後最後に真空状態にするサイクルエ
バックと、図6に示す様に該サイクルエバックと反対に
最後に大気圧状態とするサイクルリークとがある。
【0040】更に、前記真空排気処理のコマンド種別に
は、ゲートバルブを閉塞し処理室内を気密に保持した状
態で該処理室内を減圧し、所定の真空度到達後も前記ゲ
ートバルブを閉塞した状態で排気のみを行うEVAC
1、該EVAC1後、少量の窒素ガスを前記処理室内に
導入しながら、所定の真空度を保ちつつ排気するEVA
C2、反応室内の反応副生成物が前記移載室1に逆拡散
するのを防ぐ為、前記EVAC1後、該移載室1にのみ
窒素ガスを導入し該移載室1内の圧力を前記反応室内の
圧力より若干高めに保つEVAC3、及びウェーハ13
の搬送時、各処理室内に一定量の窒素ガスを導入しなが
ら該各処理室内を低真空圧に保つEVAC4がある。
又、前記大気圧復帰処理のコマンド種別には、窒素ガス
のパージによる大気圧復帰のLEAK1、該LEAK1
後、窒素ガスを空気で再度置換するLEAK2がある。
【0041】以下、前記主操作装置51により前記移載
室1、第1カセット室2及び第1反応室6に対して真空
排気、大気圧復帰処理の自動制御モードが選択されてい
る場合の作用を説明する。
【0042】先ず、処理が完了してウェーハカセット1
9を移載室1に払出す場合について説明する。
【0043】前記第1反応室6でのウェーハ処理が完了
すると、前記プロセスモジュールコントローラ54は処
理終了信号を前記主制御装置50へ送出し、該主制御装
置50は前記シーケンサ53へ排気処理開始信号を送出
する。該シーケンサ53は前記第4排気管33に設けら
れた排気バルブ(図示せず)を開放し、該第4排気管3
3を介して前記第1反応室6内を排気し真空引きする。
【0044】前記第1反応室6内が所定の真空度に到達
すると、前記シーケンサ53は前記第4窒素ガス導入管
36に設けられた窒素ガス導入バルブ(図示せず)を開
放する。前記第4流量コントローラ47が前記第1反応
室6への窒素ガス導入量を制御しつつ、前記第4窒素ガ
ス導入管36から前記第1反応室6内へ所要流量で窒素
ガスが導入される。該窒素ガスにより前記第1反応室6
内はパージされ大気圧に復帰し、該第1反応室6内の酸
素濃度は低下する。
【0045】前記主制御装置50により前記第4バルブ
40が開放され、前記第4酸素濃度計41により前記第
1反応室6内の酸素濃度の測定が開始される。一定時
間、前記第1反応室6内の酸素濃度が測定された後、該
測定値のデータが前記主制御装置50へ送出される。該
主制御装置50の前記運転レシピ管理部58により前記
測定値と予め前記主操作装置51を介して前記運転レシ
ピ管理部58に設定された酸素濃度の値とが比較され、
前記測定値が設定酸素濃度値を越える場合には、前記主
制御装置50は前記シーケンサ53へ真空排気、大気圧
復帰制御続行信号を再度送出する。該シーケンサ53は
前記排気バルブ(図示せず)を開放し、前記第1反応室
6内は再度前記第4排気管33を介して真空引きされ
る。
【0046】以降、前述したのと同様に大気圧復帰処理
が行われ、前記第1反応室6内の測定酸素濃度が所定値
以下になる迄前記真空排気、大気圧復帰処理が繰返し行
われる。
【0047】前記測定値が前記設定酸素濃度値以下であ
ると前記運転レシピ管理部58が判断した場合には、前
記主制御装置50は前記シーケンサ53への真空排気、
大気圧復帰制御続行信号の送出を停止すると共に前記第
4バルブ40を閉塞して、酸素濃度の測定を完了する。
該シーケンサ53は前記第1反応室6内が窒素ガスパー
ジにより大気圧に復帰した状態で前記排気バルブ等を閉
鎖し、前記第1カセット室2内の真空排気、大気圧復帰
制御を停止させる。
【0048】第1反応室6から第1カセット室2へのウ
ェーハ13の搬送は、前記第1反応室6、移載室1、第
1カセット室2が連通状態になるので、前記移載室1、
第1カセット室2に対しても同様の手順で室内の酸素濃
度の測定値が所定値以下になる迄前述したのと同様の手
順で真空排気、大気圧復帰処理がそれぞれ独立して行わ
れる。
【0049】前記移載室1及び第1カセット室2内の酸
素濃度が所定値以下になると、前記第3ゲートバルブ8
及び第1ゲートバルブ4が開放される。前記移載室制御
部64により前記ウェーハ搬送ロボット10が駆動さ
れ、前記ウェーハ13が前記第1反応室6から前記第1
カセット室2のウェーハカセット19に移載される。次
に、未処理のウェーハ13が前記ウェーハカセット19
より前記第1カセット室2に搬入される。一連のウェー
ハ13搬送が完了すると、前記第3ゲートバルブ8が閉
塞され、前記第1反応室6内が気密に保たれ、更にウェ
ーハ13の処理が行われる。
【0050】而して前記第3ゲートバルブ8が開放され
た場合、前記第1反応室6内の酸素濃度は所定値以下と
なっているので、第1反応室6から移載室1内への酸素
の逆流はない。
【0051】次に、第1カセット室2内にウェーハカセ
ット19が投入された場合の第1カセット室2から移載
室1の酸素、或はパーティクルの逆流の防止について説
明する。
【0052】前記ゲートバルブ制御部62により第5ゲ
ートバルブ20が開放され、ウェーハ13が装填された
ウェーハカセット19が前記第5ゲートバルブ20を通
って前記第1カセット室2内に投入される。該第1カセ
ット室2内に於ける前記ウェーハカセット19の投入及
び前記ウェーハ13のオリフラ合わせ等の為の各機器は
前記第1カセット室制御部65により制御される。その
後、前記ゲートバルブ制御部62により前記第5ゲート
バルブ20が閉塞され前記第1カセット室2内が気密に
保たれる。
【0053】該第1カセット室2内への前記ウェーハカ
セット19の搬送が完了すると、前記メカコントローラ
52は搬送完了信号を前記主制御装置50へ送出し、該
主制御装置50は前記シーケンサ53へ排気処理開始信
号を送出する。該シーケンサ53は前記第2排気管23
に設けられた排気バルブ(図示せず)を開放し、前記第
2排気管23を介して前記第1カセット室2内を排気し
真空引きする。
【0054】前記第1カセット室2内が所定の真空度に
到達すると、前記シーケンサ53は前記第2窒素ガス導
入管22に設けられた窒素ガス導入バルブ(図示せず)
を開放する。前記第2流量コントローラ45が前記第1
カセット室2への窒素ガス導入量を制御しつつ、第2窒
素ガス導入管22から前記第1カセット室2内へ所要量
の窒素ガスが導入される。該窒素ガスにより前記第1カ
セット室2内はパージされ大気圧に復帰し、該第1カセ
ット室2内の酸素濃度は低下する。
【0055】前記主制御装置50により前記第2バルブ
28が開放され、前記第2酸素濃度計29により前記第
1カセット室2内の酸素濃度の測定が開始される。一定
時間、前記第1カセット室2内の酸素濃度が測定された
後、該測定値のデータが前記主制御装置50へ送出され
る。該主制御装置50の前記運転レシピ管理部58によ
り前記測定値と予め前記主操作装置51を介して前記運
転レシピ管理部58に設定された酸素濃度の値とが比較
され、前記測定値が設定酸素濃度値を越える場合には、
前記主制御装置50は前記シーケンサ53へ真空排気、
大気圧復帰制御続行信号を再度送出する。該シーケンサ
53は前記排気バルブ(図示せず)を開放し、前記第1
カセット室2内は再度前記第2排気管23を介して排気
され真空引きされる。
【0056】以降、前述したのと同様に大気圧復帰処理
が行われ、前記第1カセット室2内の測定酸素濃度が所
定値以下になる迄前記真空排気、大気圧復帰処理が繰返
し行われる。
【0057】前記測定値が前記設定酸素濃度値以下であ
ると前記運転レシピ管理部58が判断した場合には、前
記主制御装置50は前記シーケンサ53への真空排気、
大気圧復帰制御続行信号の送出を停止すると共に前記第
1酸素濃度計40に停止信号を送出する。該シーケンサ
53は前記排気バルブ等を閉鎖し、前記第1カセット室
2内の真空排気、大気圧復帰制御を停止させる。
【0058】以降、前記移載室1、第1反応室6内につ
いても、室内の酸素濃度の測定値が所定値以下になる迄
前述したのと同様の手順で前記真空排気、大気圧復帰処
理が繰返される。
【0059】而して、前記第1カセット室2内の酸素濃
度が所定値以下に制御されることで、第1カセット室2
から移載室1内への酸素の逆流、更にパーティクルの逆
流も防止される。従って、ウェーハ搬送過程での無用の
自然酸化膜の生成を防止することができる。同様に、パ
ーティクルがウェーハへ付着することによる品質の低下
を防止できる。
【0060】前記主操作装置51から真空排気、大気圧
復帰処理の手動制御モードが選択されている場合には、
該主操作装置51により選択された室に対して選択され
たコマンド種別の真空排気或は大気圧復帰処理が設定さ
れた実行回数繰返し行われ、前記選択された室内の酸素
濃度は低下する。設定された回数の所要の真空排気、大
気圧復帰処理が完了した後、前記選択された室内の酸素
濃度が所定値を越えている場合には、前記主操作装置5
1からの再度の設定により、更に真空排気、大気圧復帰
制御を実行させ、前記選択された室内の酸素濃度を所定
値以下に低下させることができる。
【0061】尚、上記実施の形態に於いては、酸素濃度
計を測定手段とし酸素濃度を所定値以下に低下させる場
合について説明したが、他の測定手段を使用してパーテ
ィクルや水分等被処理基板への成膜処理に悪影響を及ぼ
す他の物質を所定値以下に低減させる場合についても実
施可能であることは言う迄もない。
【0062】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、被処理
基板への成膜処理に悪影響を及ぼす酸素等、不要物質濃
度が所定値以下になる迄装置内部の真空排気と大気圧復
帰とを自動で繰返し行う様制御されるので省力化が図
れ、不要物質濃度を容易且つ確実に低減することができ
るので、装置内部に残置した不要物質が酸素である場合
は自然酸化膜の生成が防止でき、或は不要物質がパーテ
ィクルである場合はパーティクル付着による品質の低下
を防止でき、品質の向上を図ることができる等の優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】該実施の形態に於ける主制御装置を動作させる
プログラムの構成図である。
【図3】該実施の形態に於けるメカコントローラを動作
させるプログラムの構成図である。
【図4】該実施の形態に於ける主操作装置を動作させる
プログラムの構成図である。
【図5】該実施の形態に於けるサイクルエバックの動作
を示す説明図である。
【図6】該実施の形態に於けるサイクルリークの動作を
示す説明図である。
【図7】基板処理装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
14 第1窒素ガス導入管 15 第1排気管 18 第1酸素濃度計 22 第2窒素ガス導入管 23 第2排気管 24 第3窒素ガス導入管 25 第3排気管 29 第2酸素濃度計 31 第3酸素濃度計 33 第4排気管 35 第5排気管 36 第4窒素ガス導入管 37 第5窒素ガス導入管 41 第4酸素濃度計 43 第5酸素濃度計 44 第1流量コントローラ 45 第2流量コントローラ 46 第3流量コントローラ 47 第4流量コントローラ 48 第5流量コントローラ 50 主制御装置 51 主操作装置 52 メカコントローラ 53 シーケンサ 54 プロセスモジュールコントローラ 55 オペレーションコントローラ 56 メイン制御部 61 メイン制御部 67 マルチタスク制御部 71 主制御プログラム 72 メカコントロールプログラム 73 操作プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 信明 東京都千代田区飯田橋4丁目7番11号 国 際電気アルファ株式会社内 Fターム(参考) 5F045 AA20 AC11 DQ17 EB12 EG05 GB07 GB15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板への成膜処理に悪影響を及ぼ
    す不要物質の装置内部での濃度を測定する濃度測定手段
    と、装置内部を真空排気する排気手段と、装置内部を大
    気圧復帰させるガスパージ手段と、前記濃度測定手段の
    測定値が所定値以下になる迄装置内部の真空排気と大気
    圧復帰とを繰返す様前記排気手段とガスパージ手段を制
    御する制御手段と、を具備することを特徴とする基板処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度測定手段が酸素濃度計である請
    求項1の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が装置内部へのパージガス
    導入量を制御する機能を有する流量コントローラと、真
    空排気の実行、パージガス導入の為のガス導入バルブの
    開閉制御の実行を行うシーケンサと、前記濃度測定手段
    の検出結果により前記シーケンサ、流量コントローラを
    作動する主制御装置とを具備する請求項1の基板処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103456A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Nec Electronics Corp アニール装置の管理方法およびアニール方法
KR20210024141A (ko) * 2018-09-21 2021-03-04 가부시키가이샤 코쿠사이 엘렉트릭 반도체 장치의 제조 방법, 기판 처리 장치 및 프로그램

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