JP2000195102A - 光型情報担体 - Google Patents

光型情報担体

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JP2000195102A
JP2000195102A JP10369561A JP36956198A JP2000195102A JP 2000195102 A JP2000195102 A JP 2000195102A JP 10369561 A JP10369561 A JP 10369561A JP 36956198 A JP36956198 A JP 36956198A JP 2000195102 A JP2000195102 A JP 2000195102A
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JP10369561A
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Takeo Kojima
竹夫 小島
Takayuki Kizawa
隆行 鬼澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光が入射する読み取り面側の光透過
性基板を薄型化することにより、高密度化に対応した光
型情報担体を提供する。 【解決手段】 基板1上に、反射層2又は記録層3と光
透過性粘着層4と保護層5とを順次積層してなる再生専
用又は記録再生用の光型情報担体であって、前記光透過
性粘着層4は、全光線透過率80%以上、ヘイズ5%以
下、複屈折値20nm以下の光透過性層である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光型情報担体に係わ
り、特にレーザー光が入射する読み取り側を薄型化して
高記録密度化を可能とする光型情報担体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクは高密度、大容量、小
型化を目指し開発が進められている。高密度化は光学ピ
ックアップの記録・再生時の光を照射するための対物レ
ンズの開光数を大きくして記録・再生光のスポット径を
小さくすることで可能である。この場合、光ディスクの
入射面側(光が通過及び反射する面)の厚みを薄くする
必要がある。例えばCD(コンパクトディスク)の入射
面側の厚みは約1.2mmなのに対し、記録容量がCD
の6〜8倍であるDVD(ディジタルビデオディスク)
の入射面側の厚みは約0.6mmである。
【0003】上記のような光ディスクの製造を図3の工
程図を参照しながら説明する。初めにガラス原盤を研磨
洗浄し、そのガラス原盤上にレジストを塗布する(ステ
ップS1,S2)。そのガラス原盤のレジスト上に、レ
ーザー光により任意の信号(例えば再生専用ならピット
列、記録再生用ならトラッキング用の溝等)をカッティ
ングし、現像することで任意の信号をガラス原盤上に形
成する(ステップS3)。そのガラス原盤に例えばスパ
ッタリングにより例えばニッケルの導電化膜を付け、電
鋳によりガラス原盤からメタルマスターを製作する(ス
テップS4,S5)。メタルマスターに付いたレジスト
の除去、裏面研磨、内外周加工等を行いメタルマスター
を仕上げる(ステップS6〜S8)。
【0004】このメタルマスターから信号の反転したレ
プリカ基板を作成する。レプリカ基板作成方法は、安価
で量産に適した射出成形が一般的である。これは、前記
したメタルマスターを射出成形用の金型に付け、光ディ
スク用としては一般的なPC(ポリカーボネート)樹脂
を溶融した状態で金型に射出し、冷却固化することによ
り作製する(ステップS9)。このレプリカ基板の信号
面に反射層または記録層をスパッタリング等により形成
し、更にその上に保護層を形成する(ステップS10,
S11)。保護層の形成は一般的には、紫外線硬化樹脂
を用いたスピン塗布により行われている。紫外線硬化樹
脂を紫外線の照射により硬化させた後、CDの場合はそ
の上に印刷を行う(ステップS12)。DVDの場合は
ダミー基板等をレプリカ基板の情報信号面側に貼り合せ
た後、ダミー基板の表面に印刷する(ステップS13,
S14)。最終的な形態は、CDやDVDは内径φ15
mm、外径φ120mm、厚み1.2mmで、共に記録
・再生時に光が入射する面は、レプリカ基板の情報信号
面とは反対の面となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では更
なる高密度化の要求があり、例えばCDやDVDと同じ
大きさのディスク1面当たりに約15GBの記録容量を
入れようとした場合、入射面側の基板厚みは約0.3m
mになる。同様に1面当たり20GB以上の記録容量を
入れようとした場合は約0.1mmになる。この様な薄
いレプリカ基板を従来の射出成形により得るのは、現状
では困難である。また、高密度になるに従いレプリカ基
板の物理的特性の向上も必要であり、特に複屈折・反り
角等が上げられる。
【0006】そこで、本発明は、上記した課題を解決す
るためになされたものであり、基板上に、反射層又は記
録層と光透過性シートとを順次積層してなる再生専用又
は記録再生用の光型情報担体であって、前記光透過性シ
ートは、全光線透過率80%以上、ヘイズ5%以下、複
屈折値20nm以下の光透過性シートとすることによっ
て、レーザー光が入射する読み取り面側の光透過性基板
を薄型化することにより、高密度化に対応した光型情報
担体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、次の(1)〜(5)の構成を有する
光型情報担体を提供する。 (1) 情報信号面が形成された基板上に、反射層と光
透過性シートとを順次積層してなる再生専用の光型情報
担体であって、前記光透過性シートは、全光線透過率8
0%以上、ヘイズ5%以下、複屈折値20nm以下の光
透過性シートであることを特徴とする光型情報担体。 (2) 基板上に、記録層と光透過性シートとを順次積
層してなる記録再生用の光型情報担体であって、前記記
録層は、反射膜と第1誘電体膜と記録膜と第2誘電体膜
とを、前記基板上に積層してなり、前記光透過性シート
は、全光線透過率80%以上、ヘイズ5%以下、複屈折
値20nm以下の光透過性シートであることを特徴とす
る光型情報担体。 (3) 前記光透過性シートと前記保護層との屈折率の
差が、0.3以下であることを特徴とする請求項1又は
請求項2記載の光型情報担体。 (4) 前記光透過性シートは、常温に於ける弾性係数
が1×109Pa以下である光透過性層であることを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の光型情報担体。 (5) 前記保護層は、紫外線硬化型樹脂又はフィルム
からなる保護層であることを特徴とする請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載の光型情報担体。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明の光型情報担体は、情報信
号面を形成した基板上に、反射層又は記録層を付け、そ
の上に光透過性シートを貼り、更にその上に保護層の形
態をした光型情報担体である。この光型情報担体が再生
専用の場合は、基板上に反射層が付けられ、一方、記録
再生用の場合には、基板上に、反射膜と第1誘電体膜と
記録膜と第2誘電体膜とから構成される記録層が付けら
れる。
【0009】前記した光透過性シートは、全光線透過率
80%以上、ヘイズ5%以下、複屈折値20nm以下で
ある。また、前記した光透過性シートと前記した保護層
の屈折率の差が0.3以下である。また、前記した光透
過性シートは常温に於ける弾性係数が1×109Pa以
下である。また、前記した保護層は紫外線硬化型樹脂又
はフィルムである。また、前記した保護層がフィルムで
形成された場合のその厚みは50μm以下である。
【0010】さて、高密度光ディスクの最終形態を考え
ると、その外形寸法は、CD、DVDの流れからみて、
厚み1.2mm、内径φ15mm、外径φ120mmが
予想される。また、記録・再生時のレーザー光の入斜面
は、情報信号又はプリグルーブが記録された情報信号面
を備えた基板のこの情報信号面の上下側のどちらからで
も読める点を考慮すると、本発明の光型情報担体の1つ
の実施形態としては図1のような高密度光ディスク10
が考えられる。
【0011】この高密度光ディスク10が再生専用型の
場合は、情報信号が記録されている情報信号面1aが形
成された基板1上に、反射層2と光透過性シート4と保
護層5とを順次積層してなる。
【0012】一方、高密度光ディスク10が記録再生用
の場合には、プリグルーブが形成されている情報信号面
1aを備えた基板1上に、記録層3と光透過性シート4
と保護層5とを順次積層してなる。前記した記録層3は
反射膜と、いわゆる上引き層である第1誘電体膜と、記
録膜と、いわゆる下引き層である第2誘電体膜(いずれ
も図示せず)とを前記した基板1上に順次積層してな
る。図1中、6は印刷層、xはレーザー光の入射方向を
示す。
【0013】ここで、図1についてさらに説明すると、
反射層2(又は記録層3)、光透過性シート(光透過性
粘着シート)4、保護層5とを全て合わせた入斜面側の
厚みT1が0.3mmなら、基板1の厚みT2は0.9
mmとなる。また、この入斜面の厚みT1が0.1mm
なら基板1の厚みT2は1.1mmとなるため、入射面
側の厚みに対して比較的に厚い基板1は射出成形で容易
に製作することができる。
【0014】これに対して、前記した入斜面側の製作は
次のように行われる。即ち、まず基板1の情報信号面1
a上に反射層2(又は記録層3)をスパッタリング等で
付け、次にその上に反射層2(又は記録層3)の保護を
兼ねた光透過性シート4である例えば透明粘着シートを
貼り、更にその上に保護層5として紫外線硬化樹脂又
は、厚みが薄く(50μm以下)しかも光学特性の優れ
た保護フィルムを貼る。印刷は基板1の情報信号面1a
とは反対の面1bに行う。
【0015】こうして製作された高密度光ディスク10
への記録・再生時のレーザー光の入斜方向xは保護層
5、光透過性シート4側からとなるため、この光透過性
シート4を形成する透明粘着シートは光学特性(光透過
性、透明性)の優れたものを選定する必要がある。特に
全光線透過率、ヘイズ、複屈折値等の項目は重要であ
る。
【0016】さて、高密度光ディスクの光学特性を上げ
るための一つと項目としては、反り角があり、この反り
角を如何に小さく出来るかによりその特性が左右され
る。この反り角にはラジアル方向とタンジェンシャル方
向がある。このうち、ラジアル方向の反り角の補正は、
この高密度光ディスクを記録・再生する高密度記録・再
生のドライブにラジアルチルト補正サーボ機構が付く可
能性が高いので、これにより良好に補正される。しか
し、タンジェンシャル方向の反り角のチルト補正は、現
行の技術ではこれをプレーヤ側で補正することは難し
く、ディスク側で補正する対策が必要である。
【0017】ここで、前記した高密度光ディスクに生じ
る反り角を考えた場合、この反り角が大きくなる原因
は、光透過性シート4を形成する透明粘着シートを反射
層2(又は記録層3)が積層形成された基板1上に貼る
時に、この透明粘着シートが不均一に伸び、張力が働
き、その力が基板1を変形させるためである。よって、
情報信号面1aを備えた基板1の弾性係数よりこの透明
粘着シートの弾性係数が小さく、透明粘着シートの伸び
が一定範囲内であれば、貼る時に張力の不均一があって
も基板1に依存するため反り角は大きくならない。この
結果、前記した高密度光ディスクに生じるタンジェンシ
ャル方向の反り角のチルト補正を行うことができる。
【0018】ところで、光透過性シート4を形成する透
明粘着シートの伸びを一定範囲内にして、反射層2(又
は記録層3)が積層形成された基板1上に貼る方法とし
ては、次の通りである。この透明粘着シートは一定以上
伸びないようにその両面に粘着防止用のセパレータがそ
れぞれ予め仮着されている。まず反射層2(又は記録層
3)が積層形成された基板1をベースに固定し、次に、
基板1に対向する面のセパレータを外し、ゴムローラ等
でもう一方のセパレータ側から透明粘着シートに圧力を
かけながら、反射層2(又は記録層3)が積層形成され
た基板1上に、この透明粘着シートを密に貼り付けるこ
とで達成できる。
【0019】前記した透明粘着シートの両面に仮着され
るセパレータは、例えば紙、PET(ポリエチレンテレ
フタレート)、ポリエステル、ポリプロピレン等の高分
子フィルムが上げられるが、特に伸びが小さいこと及び
紙粉が無い点でPETフィルム及びポリエステルフィル
ムが好ましい。また弾性係数の小さな透明粘着シートを
作製するには基材レスの単層構造が好ましい。よって、
前記した透明粘着シートは両面粘着性を有するシートに
なるため、透明粘着シートへのゴミの付着防止及び透明
粘着シートの破損保護を目的にした光学特性の優れた保
護層5を付ける。
【0020】前記した保護層5はスピン工法で紫外線硬
化樹脂を薄く塗布した後、紫外線を照射し硬化させても
良い。または光学特性の優れた50μm以下の薄い光透
過性フィルム(透明フィルム)を貼っても良い。50μ
m以上であるとフィルムを貼る時の張力の不均一さが大
きくなり、反り角が増えるので、フィルムは50μm以
下〜10μmまで許容でき、このうち、30μmが光学
特性、反り角防止の点で最も良い。また、フィルムの材
質としてはPC、PMMA、PVC、PET等が上げら
れる。
【0021】前記した保護層5を形成するフィルムの貼
り方は、前記した透明粘着シートの貼り方と同様に透明
粘着シートを貼った基板1をベースに固定し、透明粘着
シートのもう一方のセパレータを剥がし、このフィルム
をゴムローラ等で圧力をかけながら貼り付ける。一方、
光透過性シート4と保護層5の屈折率の差が大きいと、
記録・再生時のレーザー光が光透過性シート4と保護層
5の境界での反射量が大きくなり、透過光の減少だけで
なくノイズが増大する等の悪影響が出る。よって、光透
過性シート4を形成する透明粘着シートと保護層5を形
成する透明フィルムの屈折率の差は0.3以下が望まし
い。
【0022】[実施例]次に、本発明の光型情報担体の
具体的な実施例について、図1,図2、表1,表2を用
いて詳細に述べる。初めに、本発明の光型情報担体の一
実施例である光ディスク10の製作方法について、図1
及び図2を用いて述べる。図1は本発明の光型情報担体
の断面図、図2は透明粘着シートを基板に貼る過程を説
明するための図である。
【0023】初めに、光ディスクグレードのPC樹脂を
用いて、厚みが0.9mm、内径φ15mm、外径φ1
20mmの情報信号入りの情報信号面1aを有する基板
1を射出成形法により作製した。この基板1の情報記録
面1a上にアルミニウムの反射層2を厚み50nm付け
た(記録再生型の光ディスクでは記録層3を付けること
は前述した通りである)。
【0024】この基板1を図2のセンターピン12をガ
イドとしてベース11上に情報信号面1aを上にして置
いた。この際、この基板1上には反射層2(又は記録層
3)が積層されていることは勿論である。ベース11に
は複数の孔13が穿設加工されており、またこの孔13
は図示しない真空ポンプへとつながっているので、基板
1を減圧固定した。また、前述した透明粘着シート4a
の一方の面に仮着されているセパレータ14はこの透明
粘着シート4aより大きくなっているので、このセパレ
ータ14だけをベース11に加工されている孔15によ
り、減圧固定した(図2中左側部)。尚、孔15は図示
しない真空ポンプへとつながっている。
【0025】次に、セパレータ14の付いた透明粘着シ
ート4aの内側にゴムローラ16を入れ、このセパレー
タ14上から基板1に圧力をかけながら透明粘着シート
4aを基板1に密に貼り付けた。この時ゴムローラ16
にかける力は10Nで行った。また反射層2(又は記録
層3)と光透過性シートである透明粘着シート4a間に
気泡が入らないように、この透明粘着シート4aはゴム
ローラ16に巻き付けるようにした。
【0026】次に、セパレータ14を透明粘着シート4
aから剥がし、この上に紫外線硬化樹脂をスピン工法で
塗布し、紫外線を照射して樹脂を硬化させて保護層5を
形成した。尚、硬化後の紫外線硬化樹脂の厚みは約5μ
mで行った。最後にタイトル等をスクリーン印刷にて基
板1の面6に行い、高密度光ディスク10を得た。
【0027】上記の方法で、各種の粘着シート4aを貼
り合わせた高密度光ディスクを作製し、反り角と信号特
性の1つであるジッターを測定した。また、透明粘着シ
ート4aの全光線透過率、ヘイズ、複屈折、弾性係数等
を測定し、透明粘着シート4aの特性と反り角、信号特
性の関係を調べた結果を表1に示す。尚、情報信号2は
再生専用信号(ピット形状)とし、反射層厚は50nm
で行った。
【表1】
【0028】これにより、前記した透明粘着シートの全
光線透過率が80%以下であると、前記した光ディスク
の信号特性(ジッター)は悪くなる(サンプルNo.1,N
o.2,No.3の各全光線透過率は93%,80%,78
%、サンプルNo.1,No.2,No.3の各ジッターは○,○,
×、)。また、ヘイズが5%以上でもジッターが悪くな
る(サンプルNo.1,No.2,No.4の各ヘイズは0.2
%,5%,6%、サンプルNo.1,No.2,No.4の各ジ
ッターは○,○,×)。また複屈折が20nm以上でも
ジッターが悪くなる(サンプルNo.1,No.2,No.5の
各複屈折は13nm,20nm,25nm、サンプルN
o.1,No.2,No.5の各ジッターは○,○,×)。また
弾性係数が1×109Pa以上だと反り角が悪く再生で
きないことが判明した。尚、表1中でジッター及び反り
角の良いものは○印、悪いものは×印で示す。
【0029】一方、紫外線硬化樹脂の保護層5の変わり
にPVCフィルム、PCフィルムを用いてフィルムの厚
みを変えて、再生専用型の高密度光ディスク10を作製
し、複屈折及び反り角、信号特性(ジッター)の違いを
調べた。その結果を表2に示す。
【表2】
【0030】その結果PVCフィルム及びPCフィルム
共、厚みが50μm以下だと反り角と信号特性も良好で
安定して再生できたが、それ以上だと反り角が大きくな
り再生が不安定でジッターが測れなかった。尚、反射層
2厚は50nmで、また光透過性シート4である透明粘
着シート4aは表1中のサンプル1を使用した。尚、本
実施例では再生専用の高密度光ディスク10について述
べたが、追記型、書換え可能型の記録再生用の高密度光
ディスクにでも同様な結果が得られることは言うまでも
ない。
【0031】
【発明の効果】上述したように、本発明は基板上に、反
射層又は記録層と光透過性シートと保護層とを順次積層
してなる再生専用又は記録再生用の光型情報担体であっ
て、前記光透過性シートは、全光線透過率80%以上、
ヘイズ5%以下、複屈折値20nm以下の光透過性層と
することによって、レーザー光が入射する読み取り面側
の光透過性基板を薄型化することにより、光学特性及び
機械的特性の優れた高密度化に対応した光型情報担体を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光型情報担体の断面図である。
【図2】透明粘着シートを基板に貼る過程を説明するた
めの図である。
【図3】光ディスクの製造工程図である。
【符号の説明】
1 基板 2 反射層 3 記録層 4 光透過性シート 4a 透明粘着フィルム 5 保護層 10 光ディスク(光型情報担体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号面が形成された基板上に、反射層
    と光透過性シートとを順次積層してなる再生専用の光型
    情報担体であって、 前記光透過性シートは、全光線透過率80%以上、ヘイ
    ズ5%以下、複屈折値20nm以下の光透過性シートで
    あることを特徴とする光型情報担体。
  2. 【請求項2】基板上に、記録層と光透過性シートとを順
    次積層してなる記録再生用の光型情報担体であって、 前記記録層は、反射膜と第1誘電体膜と記録膜と第2誘
    電体膜とを、前記基板上に積層してなり、 前記光透過性シートは、全光線透過率80%以上、ヘイ
    ズ5%以下、複屈折値20nm以下の光透過性シートで
    あることを特徴とする光型情報担体。
  3. 【請求項3】前記光透過性シートと前記保護層との屈折
    率の差が、0.3以下であることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の光型情報担体。
  4. 【請求項4】前記光透過性シートは、常温に於ける弾性
    係数が1×109Pa以下である光透過性層であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の光型情報担
    体。
  5. 【請求項5】前記保護層は、紫外線硬化型樹脂又はフィ
    ルムからなる保護層であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の光型情報担体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7761887B2 (en) 2001-06-15 2010-07-20 Lg Electronics Inc. Recording medium having a reflector to prevent traveling of beam to recording layer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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