JP2000194733A - 機構設計方法及び装置並びに機構設計プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

機構設計方法及び装置並びに機構設計プログラムを記録した記録媒体

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JP2000194733A
JP2000194733A JP10368712A JP36871298A JP2000194733A JP 2000194733 A JP2000194733 A JP 2000194733A JP 10368712 A JP10368712 A JP 10368712A JP 36871298 A JP36871298 A JP 36871298A JP 2000194733 A JP2000194733 A JP 2000194733A
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simulation
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Hiroaki Suzaki
宏章 須崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構想設計から詳細設計にいたるまで一貫した
解析モデルによるシミュレーションおよび設計の手戻り
回数の低減を可能とする効率的な機構設計方法及び機構
設計装置並びに機構設計プログラムを記録した記録媒体
を提供することである。 【解決手段】 機構シミュレーションに用いる機構部品
の形状を入力する形状入力工程S1、機構の条件を定義
する機構モデル定義工程S2、前記定義された機構モデ
ルからキネマティックモデルもしくはダイナミックモデ
ルを生成する派生モデル生成工程S3、前記キネマティ
ックモデルもしくはダイナミックモデルに対して機構の
挙動を計算する機構解析計算工程S4、前記機構部品間
の干渉を計算する部品干渉計算工程S5、計算結果を表
示する解析結果表示工程S6を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機構を構成する部
品の挙動をコンピュータを用いてシミュレート設計にお
ける機構設計方法及び装置並びに機構設計プログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機構設計では、2次元図面を元に
部品配置を行い、機構部品の挙動を2次元図面上でトレ
ースする手法が用いられていたが、機構部品が3次元的
に動作する場合や、ガタや摩擦といったより現実的な挙
動の分析の必要性からコンピュータを用いた3次元形状
による機構シミュレーションが利用されてきている。
【0003】しかしながら、機構シミュレーションを行
うための解析モデル作成には専門的知識や独特のノウハ
ウを必要とするために、解析モデル作成のための様々な
簡単化の手法が検討されている。
【0004】機構シミュレーションにおける解析モデル
の定義の簡易化に関する従来技術としては、例えば、特
開平6−103345号公報、特開平8−297684
号公報に開示されている。
【0005】また、機構シミュレーションにおけるダイ
ナミックモデルの定義に関する従来技術としては、例え
ば、特開平8−166972号公報に開示されている。
【0006】特開平6−103345号公報に開示され
た方法では、定義した機構部品形状から等価なリンク機
構解析モデルを自動生成することによって機構解析モデ
ル定義の簡素化を計っている。
【0007】特開平8−297684号公報に開示され
た方法では、専任者が定義した解析モデルパターンを属
性として利用することによって次回からの解析モデル定
義の簡素化を計っている。
【0008】また、特開平8−166972号公報に開
示された方法は、評価するガタを等価なリンクに置き換
えてキネマティック解析を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たものは、以下のような問題があった。
【0010】特開平6−103345号公報および特開
平8−297684号公報に開示された手法は、いずれ
も、あくまでキネマティック解析を行うための解析モデ
ルの作成を自動化することを目的とするものであり、ガ
タや摩擦といった複雑な動作をシミュレートするダイナ
ミック解析への適用が考慮されていない。
【0011】一方、特開平8−166972号公報に開
示された手法は、本来ダイナミックモデルとして扱うべ
きガタをキネマティックモデルに置き換えるものであ
り、ガタ特性を十分にシミュレートしていない、といっ
た問題があった。
【0012】また、キネマティック解析は、自由度0の
システムのシミュレーションであり、計算は代数拘束方
程式を解くことから解析時間は短いが、一方、ダイナミ
ック解析では、正の自由度を持つシステムのシミュレー
ションとなるため、計算は非線形微分代数方程式を解く
こととなり計算負荷は大きくなる。
【0013】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、機構設計において、試行錯誤
を要する構想設計の段階では解析計算時間の負荷の小さ
いキネマティック解析モデルを作成し、詳細設計の段階
ではキネマティック解析で用いた同一モデルに対し、ガ
タ、摩擦を含んだより現実的なシミュレーションが可能
なダイナミック解析モデルを作成することによって、構
想設計から詳細設計にいたるまで一貫した解析モデルに
よるシミュレーションを可能とし、更に、干渉チェック
機能と組み合わせて設計の初期段階から不良個所を検出
することによって設計の手戻り回数の低減を可能とす
る、効率的な機構設計方法及び機構設計装置並びに機構
設計プログラムを記録した記録媒体を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の機構設
計方法は、機構シミュレーションに用いる機構部品の形
状を入力する形状入力工程と、機構の条件を定義する機
構モデル定義工程と、前記定義された機構モデルからキ
ネマティックモデルもしくはダイナミックモデルを生成
する派生モデル生成工程と、前記キネマティックモデル
もしくはダイナミックモデルに対して機構の挙動を計算
する機構解析計算工程と、前記機構部品間の干渉を計算
する部品干渉計算工程と、計算結果を表示する解析結果
表示工程と、を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の機構設計方法は、請求項
1に記載の機構設計方法において、前記派生モデル生成
工程において、キネマティックモデル及びダイナミック
モデル双方の機構モデル定義のベースとなる機構部品指
定を行うベースモデル定義工程と、ベースモデルからキ
ネマティックモデルもしくはダイナミックモデルを作成
するモデル変換工程と、を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の機構設計装置は、機構シ
ミュレーションに用いる機構部品の形状を入力する形状
入力手段と、前記入力された形状データを保存する形状
データ格納手段と、機構の条件を定義する機構モデル定
義手段と、前記定義された機構モデルを保存する機構モ
デルデータ格納手段と、前記機構モデルからキネマティ
ックモデルもしくはダイナミックモデルを生成する派生
モデル生成手段と、前記キネマティックモデルもしくは
ダイナミックモデルに対して機構の挙動を計算する機構
解析計算手段と、前記機構部品間の干渉を計算する部品
干渉計算手段と、計算結果を表示する解析結果表示手段
と、計算結果を保存する解析結果データ格納手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の機構設計プログラムを記
録した記録媒体は、機構設計プログラムを記録した記録
媒体であって、機構シミュレーションに用いる機構部品
の形状と機構条件の定義された機構モデルからキネマテ
ィックモデルもしくはダイナミックモデルキネマティッ
クモデルを生成させ、前記キネマティックモデルもしく
はダイナミックモデルに対して機構の挙動を計算させ、
前記機構部品間の干渉を計算させる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例として、
VTRのテープローディングの機構設計について図1〜
図15を用いて説明する。
【0019】なお、これらの図において同じ構成要素、
機能には同一の符号を付す。
【0020】先ず、テープローディング機構は、図2に
示すように、アームに接続されたポールベースがアーム
の駆動によりガイドレールの溝上を動作するものであ
り、機構部品の総容積を縮小することが設計目標の一つ
とされる。
【0021】したがって、コンピュータシミュレーショ
ンにより、各機構部品の動作確認及び部品間の干渉確認
を行う。
【0022】図3は、機構設計装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0023】機構設計装置は、制御部1、形状入力部
2、機構モデル定義部3、派生モデル生成部4、機構解
析計算部5、部品干渉計算部6、解析結果表示部7、形
状データ格納部8、機構モデルデータ格納部9、解析結
果データ格納部10によって構成されている。
【0024】図1のフローチャートを参照して、上記各
構成部分の動作を説明する。
【0025】はじめに、形状入力部2で機構シミュレー
ションに用いる部品を入力し、形状データ格納部8に保
存する(ステップS1)。
【0026】入力には3次元CAD装置を用い、図4に
示すような3次元形状を入力する。
【0027】次に、入力した機構部品に対し、機構モデ
ル定義部3において重力加速度や、グラウンド部品の指
定、各部品の比重といった物理条件等を設定した機構モ
デルを定義し、機構モデルデータ格納部9に保存する
(ステップS2)。
【0028】機構モデル定義部3では、後述の派生モデ
ル生成部4で定義するベースモデル以外の接続条件等の
設定も行う。
【0029】次に、入力した機構部品に対し、派生モデ
ル生成部4において1つのベースモデルからキネマティ
ックモデル、または、ダイナミックモデルを生成し、機
構モデルデータ格納部9に保存する(ステップS3)。
【0030】次に、入力された機構部品、機構モデル定
義部3、及び派生モデル生成部4において定義された機
構モデルに対し、機構解析計算部5において機構計算を
行い、計算結果を解析結果データ格納部10に保存する
(ステップS4)。
【0031】機構解析計算部には、自由度0のシステム
の運動を解析するキネマティック解析機能と、自由度の
あるシステムの運動を解析するダイナミック解析機能を
持ち合わせたソルバーを用いる。
【0032】機構計算の結果は、機構動作の時間ステッ
プ毎にその部品の位置を算出する。
【0033】これ以後、各ステップ毎の部品配置をフレ
ームと呼ぶ。
【0034】次に、入力された機構部品、算出した機構
の動作結果に対し、部品干渉計算部6において部品間の
干渉およびクリアランス計算を行い、解析結果データ格
納部10に保存する(ステップS5)。
【0035】干渉およびクリアランス計算は、各フレー
ムにおいて部品間の干渉、クリアランス計算を行い、算
出する。
【0036】次に入力した機構部品、機構計算結果、干
渉、クリアランス結果に対し、解析結果表示部7におい
て表示する(ステップS6)。
【0037】表示は動画表示の他、干渉位置の表示を行
う。
【0038】シミュレーション結果により部品の挙動及
び干渉を計測し、形状修正、機構モデルの変更により再
度機構シミュレーションを行う場合はステップ1に戻
る。
【0039】シミュレーションを行わない場合は終了す
る。
【0040】次に派生モデル生成部4について説明す
る。
【0041】図5は、派生モデル生成部4の構成を示す
ブロック図である。
【0042】派生モデルとは、キネマティックモデルも
しくはダイナミックモデルのことであり、図5におい
て、派生モデル生成部は、キネマティックモデル、ダイ
ナミックモデル双方のモデル定義のベースとなるベース
モデル定義を行うポールベース指定部11、ガイドレー
ル指定部12、アーム指定部13、接続点指定部14、
及び、定義したベースモデルを保存するベースモデルデ
ータ格納部17、また、ベースモデルを元にキネマティ
ックモデルを生成するキネマティックモデル変換部1
5、ベースモデルを元にダイナミックモデルを生成する
ダイナミックモデル変換部16によって構成されてい
る。
【0043】派生モデル生成部4の動作について、図6
のフローチャートに従い説明する。
【0044】はじめに、ベースモデルが未定義の場合、
または修正を行う場合、ポールベース、ガイドレール、
アームの定義、および接続点の定義を行い、これをベー
スモデルとして保存する。
【0045】なお、ベースモデルとは、接続条件等の解
析条件が付加されたモデル(機構モデル)ではなく、派
生モデルの基本となる部品形状と接続点が指定されたモ
デルである。
【0046】ベースモデル定義後、ベースモデルを基
に、キネマティック解析もしくはダイナミック解析に応
じて、それぞれ自動的に解析条件が設定された機構モデ
ルである派生モデル(キネマティックモデルもしくはダ
イナミックモデル)が生成される。
【0047】具体的には、ポールベース指定部11でポ
ールベースを定義し、ベースモデルデータ格納部17に
保存する(ステップT1)。
【0048】図7に示すように、ポールベースの定義
は、ポールベース形状M101の他、2本の足の中心点
P1、P2を指定し、さらにP1、P2それぞれのロー
カル座標系L1、L2を指定する。
【0049】次に、ガイドレール指定部12でガイドレ
ールを定義し、ベースモデルデータ格納部17に保存す
る(ステップT2)。
【0050】図8に示すように、ガイドレールの定義
は、ガイドレール形状M102の他、溝を構成する曲線
G1〜G4を指定する。
【0051】次に、アーム指定部13でアームを定義
し、ベースモデルデータ格納部17に保存する(ステッ
プT3)。
【0052】図9に示すように、アームの定義は、アー
ム形状M103の他、アームの穴部のローカル座標系L
3も指定する。
【0053】次に、接続点指定部14においてポールベ
ース、ガイドレール間の接続点を指定する(ステップT
4)。
【0054】接続点は、具体的には図10に示すよう
に、ガイドレールM102の溝を構成する曲線G1、G
2上にポールベースの足の中心位置P1、P2から垂直
に降ろした点C1〜C4、及び、図11に示すようにポ
ールベースM101とガイドレールM102が接触する
4点D1〜D4とする。
【0055】この後、機構シミュレーションの目的に応
じて、キネマティックモデルもしくはダイナミックモデ
ルの生成を行う。
【0056】キネマティックモデルを生成する場合、指
定したベースモデルを元にキネマティックモデルを生成
し、機構モデルデータ格納部9に保存する(ステップT
5)。
【0057】具体的な手順を図12を用いて説明する。
【0058】はじめに、ポールベースM101の足の中
心位置P2において、ポールベースM101とアームM
103間に接合条件(シリンダー結合)を設定する。
【0059】このシリンダー結合は、さらにローカル座
標系L3の紙面に垂直なZ方向にスライドする。
【0060】次に、ポールベースM101、ガイドレー
ルM102間にガイドレールM102の溝を構成する曲
線G1、G2上でポールベースM101の足の中心位置
P1、P2から垂直に降ろした点C1〜C3の3点にお
いて曲線G1、G2と接合条件(カム結合)を設定す
る。
【0061】設定した上記接合条件は、すべて機構モデ
ルデータ格納部9に保存する。
【0062】一方、ダイナミックモデルを生成する場
合、指定したベースモデルを元にダイナミックモデルを
生成し、機構モデルデータ格納部9に保存する(ステッ
プT6)。
【0063】具体的な手順を図13〜図15を用いて説
明する。
【0064】はじめに、ポールベースM101の足の中
心位置P2においてポールベースM101とアームM1
03間に接合条件(接触フォース)を設定する。
【0065】図13に示すように、この接触フォース
は、ローカル座標系L3のX、Yの各方向に設定し、結
果としてアームM103、ポールベースM101間にガ
タE11、ガタE12が発生する。
【0066】次に、ポールベースM101とガイドレー
ルM102間におけるポールベースM101の進行方向
及びガイドレールM102の溝幅方向の接合条件を設定
する。
【0067】図14に示すように、ガイドレールM10
2の溝を構成する曲線G1、G2上でポールベースM1
01の足の中心位置P1、P2から垂直に降ろした点C
1〜C4の各点において、各々質量0のダミー部品M2
01〜M204を生成し、各ダミー部品に対し曲線G
1、G2と接合条件(カム結合)を設定する。
【0068】ダミー部品は、アームの駆動によりポール
ベースが動作する際に、後述するガイドレールの溝の幅
方向のガタを実現するための相対位置として用いる。
【0069】ダミー部品M201とM203間、及び、
M202とM204間には接合条件(バネフォース)を
設定する。
【0070】また、ポールベースM101の足の中心位
置P1においてダミー部品M201とポールベースM1
01間に接合条件(ローカル座標系L1のY方向の接触
フォース)を設定する。
【0071】同様に、ポールベースM101の足の中心
位置P2においてダミー部品M202とポールベースM
101間に接合条件(ローカル座標系L2のY方向の接
触フォース)を設定する。
【0072】これにより、結果としてポールベースM1
01とダミー部品M201間にガタE13が、ポールベ
ースM101とダミー部品M202間にガタE14が発
生する。
【0073】さらに、ポールベースM101の足の中心
位置P1においてポールベースM101とガイドレール
M102間に接合条件(ローカル座標系L1のX方向の
接触フォース)を設定し、ポールベースM101の足の
中心位置P2においてポールベースM101とガイドレ
ールM102間に接合条件(ローカル座標系L2のX方
向の接触フォース)を設定する。
【0074】これにより、結果としてポールベースM1
01とガイドレールM102間にガイドレールの溝の幅
方向のガタであるガタE15、ガタE16が発生する。
【0075】最後に、ポールベースM101とガイドレ
ールM102間における高さ方向の接合条件を設定す
る。
【0076】図15に示すように、ポールベースM10
1とガイドレールM102の接触点D1〜D4の各点に
おいてポールベースM101とガイドレールM102間
に接合条件(D1及びD3はローカル座標系L1のZ方
向の接触フォース、D2及びD4はローカル座標系L2
のZ方向の接触フォース)を設定する。
【0077】これにより、結果としてポールベースM1
01がガイドレールM102上を接触し、かつ摩擦を受
けながら動作するダイナミックモデルが生成される。
【0078】設定した上記接合条件は、すべて機構モデ
ルデータ格納部9に保存する。
【0079】以上のようにして、テープローディング機
構設計における機構シミュレーションにおいて、機構部
品であるポールベース、ガイドレール、アームをベース
モデルとして指定し、各部品間に基本接続点を設定する
ことにより、構想時にキネマティックモデルで使用した
機構モデルをそのままダイナミックモデルとして扱うこ
とが可能になり、詳細設計の段階におけるダイナミック
モデル定義のためのモデル定義を自動化することができ
る。
【0080】
【発明の効果】請求項1、請求項3、請求項4の発明に
よれば、試行錯誤の多い構想設計の段階では、ベースモ
デルからキネマティックモデルを生成して、計算時間の
負荷の小さいキネマティックシミュレーションを行うこ
とにより、設計の初期段階におけるシステムの挙動確
認、及び、干渉チェックにより不良個所の早期検出が可
能になる。
【0081】また、詳細設計の段階では、ベースモデル
からダイナミックモデルを生成して、ガタや摩擦を含ん
だより現実的なダイナミックシミュレーションが可能と
なる。
【0082】さらに、請求項2によれば、構想時にキネ
マティックモデルで使用した機構モデルをそのままダイ
ナミックモデルとして扱うことが可能になり、詳細設計
の段階におけるダイナミックモデル定義のためのモデル
定義を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機構設計方法を段階的に示すフローチ
ャートである。
【図2】テープローディング機構の説明図である。
【図3】図1の機構設計に用いられる機構設計装置を示
すブロック図である。
【図4】形状入力の説明図である。
【図5】派生モデル生成部の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】派生モデル生成部の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】ポールベース指定の説明図である。
【図8】ガイドレール指定の説明図である。
【図9】アーム指定の説明図である。
【図10】カム結合用接触点の説明図である。
【図11】上下方向接触点の説明図である。
【図12】キネマティックモデル生成の説明図である。
【図13】ポールベース、アーム間の接合条件設定の説
明図である。
【図14】ポールベース、ガイドレール間の接合条件設
定の説明図である。
【図15】ポールベース、ガイドレール間の接合条件設
定の説明図である。
【符号の説明】
M101 ポールベース M102 ガイドレール M103 アーム L1、L2、L3 ローカル座標系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機構シミュレーションに用いる機構部品
    の形状を入力する形状入力工程と、機構の条件を定義す
    る機構モデル定義工程と、前記定義された機構モデルか
    らキネマティックモデルもしくはダイナミックモデルを
    生成する派生モデル生成工程と、前記キネマティックモ
    デルもしくはダイナミックモデルに対して機構の挙動を
    計算する機構解析計算工程と、前記機構部品間の干渉を
    計算する部品干渉計算工程と、計算結果を表示する解析
    結果表示工程と、を備えたことを特徴とする機構設計方
    法。
  2. 【請求項2】 前記派生モデル生成工程において、キネ
    マティックモデル及びダイナミックモデル双方の機構モ
    デル定義のベースとなる機構部品指定を行うベースモデ
    ル定義工程と、ベースモデルからキネマティックモデル
    もしくはダイナミックモデルを作成するモデル変換工程
    と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の機構設
    計方法。
  3. 【請求項3】 機構シミュレーションに用いる機構部品
    の形状を入力する形状入力手段と、前記入力された形状
    データを保存する形状データ格納手段と、機構の条件を
    定義する機構モデル定義手段と、前記定義された機構モ
    デルを保存する機構モデルデータ格納手段と、前記機構
    モデルからキネマティックモデルもしくはダイナミック
    モデルを生成する派生モデル生成手段と、前記キネマテ
    ィックモデルもしくはダイナミックモデルに対して機構
    の挙動を計算する機構解析計算手段と、前記機構部品間
    の干渉を計算する部品干渉計算手段と、計算結果を表示
    する解析結果表示手段と、計算結果を保存する解析結果
    データ格納手段と、を備えたことを特徴とする機構設計
    装置。
  4. 【請求項4】 機構設計プログラムを記録した記録媒体
    であって、機構シミュレーションに用いる機構部品の形
    状と機構条件の定義された機構モデルからキネマティッ
    クモデルもしくはダイナミックモデルキネマティックモ
    デルを生成させ、前記キネマティックモデルもしくはダ
    イナミックモデルに対して機構の挙動を計算させ、前記
    機構部品間の干渉を計算させることを特徴とする機構設
    計プログラムを記録した記録媒体。
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