JP2000193936A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000193936A
JP2000193936A JP10371223A JP37122398A JP2000193936A JP 2000193936 A JP2000193936 A JP 2000193936A JP 10371223 A JP10371223 A JP 10371223A JP 37122398 A JP37122398 A JP 37122398A JP 2000193936 A JP2000193936 A JP 2000193936A
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crystal display
display
light
display element
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JP10371223A
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English (en)
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Osamu Kimura
修 木村
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Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外光を利用する反射表示のときも、照明光を利
用する透過表示のときも、ほぼ同じ品位の表示を得るこ
とができる2ウエイ表示型の液晶表示装置を提供する。 【解決手段】液晶表示素子1の背後に、照明光を出射す
るとともに液晶表示素子1の前方から入射する外光を反
射する照明手段20を配置して外光を利用する反射表示
と照明光を利用する透過表示との両方の表示を行なう2
ウエイ液晶表示装置において、表示駆動系33により前
記液晶表示素子1の電極間に選択的に印加する複数の値
の駆動電圧を、反射表示のときと透過表示のときとで個
別に制御し、前記反射表示のときの複数の値の駆動電圧
にそれぞれ対応する複数の階調の透過率と、前記透過表
示のときの複数の値の駆動電圧にそれぞれ対応する複数
の階調の透過率とを、前記複数の階調ごとにほぼ等しく
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射表示と透過
表示との両方の表示を行なう2ウエイ表示型の液晶表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2ウエイ表示型の液晶表示装置は、液晶
層をはさんで対向する一対の基板の内面にそれぞれ電極
が設けられた液晶表示素子の背後に、照明光を前記液晶
表示素子に向けて出射するとともに前記液晶表示素子の
前方から入射する外光を前記液晶表示素子に向けて反射
する照明手段を配置して構成されている。なお、前記照
明手段としては、一般に、照明光を出射する照明パネル
の前面に半透過反射板を配置したものが用いられてい
る。
【0003】前記2ウエイ液晶表示装置は、前記液晶表
示素子の前方から入射する外光を前記照明手段により反
射し、その反射光を前記液晶表示素子の前方に出射させ
て表示する反射表示と、前記照明手段から照明光を出射
させ、その光を前記液晶表示素子の前方に出射させて表
示する透過表示との両方の表示を行なうものであり、充
分な明るさの外光が得られる環境下では、前記照明手段
から照明光を出射させずに外光を利用する反射表示を行
ない、充分な明るさの外光が得られない環境下では、前
記照明手段から照明光を出射させてその照明光を利用す
る透過表示を行なう。
【0004】前記照明光を利用する透過表示は、液晶表
示装置の使用環境の照度が所定の照度以下であるとき、
つまり、外光を利用する反射表示だけでは充分な画面輝
度が得られないときに行なわれ、このような照度の環境
下において前記照明手段から照明光を出射させると、外
光を利用する反射表示による画面の輝度不足が、照明光
を利用する透過表示の併用により補われる。また、外光
が得られない暗い環境下では、照明光を利用する透過表
示だけになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の2ウエ
イ液晶表示装置は、外光を利用する反射表示のときの表
示品位と、照明光を利用する透過表示のときの表示品位
とが異なるという問題をもっている。
【0006】これは、外光を利用する反射表示のときの
光の透過経路と、照明光を利用する透過表示のときの光
の透過経路との違いによるものであり、反射表示のとき
は、液晶表示素子の前方から入射した外光が前記液晶表
示素子を透過してその背後の照明手段により反射され、
その反射光が前記液晶表示素子を再び透過して前方に出
射するのに対し、透過表示のときは、前記照明手段から
の照明光が前記液晶表示素子にその背面から入射し、こ
の液晶表示素子を透過して前方に出射するため、前記液
晶表示素子は、外光を利用する反射表示のときと、照明
光を利用する透過表示のときとで、異なる電圧−透過率
特性を示す。
【0007】一方、前記液晶表示素子は、液晶層をはさ
んで対向する一対の基板の内面にそれぞれ設けられた電
極間に、あらかじめ設定された複数の値の駆動電圧を選
択的に印加することにより表示駆動されている。
【0008】しかし、上記のように、液晶表示素子は、
外光を利用する反射表示のときと、照明光を利用する透
過表示のときとで、異なる電圧−透過率特性を示すた
め、前記電極間に印加される駆動電圧に対する透過率
が、前記反射表示のときと前記透過表示のときとで異な
り、反射表示のときの表示品位と、照明光を利用する透
過表示のときの表示品位とが異なってしまう。
【0009】この発明は、外光を利用する反射表示のと
きも、照明光を利用する透過表示のときも、ほぼ同じ品
位の表示を得ることができる2ウエイ表示型の液晶表示
装置を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示装置
は、液晶層をはさんで対向する一対の基板の内面にそれ
ぞれ電極が設けられた液晶表示素子と、前記液晶表示素
子の背後に配置され、照明光を前記液晶表示素子に向け
て出射するとともに前記液晶表示素子の前方から入射す
る外光を前記液晶表示素子に向けて反射する照明手段
と、前記液晶表示素子の電極間に複数の値の駆動電圧を
選択的に印加する表示駆動系とを備え、前記液晶表示素
子の前方から入射する外光を前記照明手段により反射
し、その反射光を前記液晶表示素子の前方に出射させて
表示する反射表示と、前記照明手段から照明光を出射さ
せ、その光を前記液晶表示素子の前方に出射させて表示
する透過表示との両方の表示を行なうとともに、前記表
示駆動系により前記液晶表示素子の電極間に選択的に印
加する前記複数の値の駆動電圧を、前記反射表示のとき
と前記透過表示のときとで個別に制御し、前記反射表示
のときの複数の値の駆動電圧にそれぞれ対応する複数の
階調の透過率と、前記透過表示のときの複数の値の駆動
電圧にそれぞれ対応する複数の階調の透過率とを、前記
複数の階調ごとにほぼ等しくしたことを特徴とするもの
である。
【0011】この発明の液晶表示装置によれば、外光を
利用する反射表示のときも、照明光を利用する透過表示
のときも、ほぼ同じ品位の表示を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の液晶表示装置は、上記
のように、液晶表示素子の電極間に選択的に印加する前
記複数の値の駆動電圧を、反射表示のときと透過表示の
ときとで個別に制御し、前記反射表示のときの複数の値
の駆動電圧にそれぞれ対応する複数の階調の透過率と、
前記透過表示のときの複数の値の駆動電圧にそれぞれ対
応する複数の階調の透過率とを、前記複数の階調ごとに
ほぼ等しくすることにより、外光を利用する反射表示の
ときも、照明光を利用する透過表示のときも、ほぼ同じ
品位の表示を得ることができるようにしたものである。
【0013】この発明の液晶表示装置において、前記表
示駆動系は、例えば、前記透過表示のときの前記複数の
値の駆動電圧を、前記液晶表示素子の透過表示のときの
電圧−透過率特性に基づいて制御し、前記反射表示のと
きの前記複数の値の駆動電圧を、前記液晶表示素子の透
過表示のときの電圧−透過率特性と反射表示のときの電
圧−透過率特性との差に基づいて制御するように構成す
ればよく、このようにすることにより、反射表示のとき
の表示品位を、透過表示のときの表示品位とほぼ等しく
することができる。
【0014】また、前記液晶表示素子の表示駆動系は、
前記反射表示のときの前記複数の値の駆動電圧を、前記
液晶表示素子の反射表示のときの電圧−透過率特性に基
づいて制御し、前記透過表示のときの前記複数の値の駆
動電圧を、前記液晶表示素子の反射表示のときの電圧−
透過率特性と透過表示のときの電圧−透過率特性との差
に基づいて制御するように構成してもよく、このように
することにより、透過表示のときの表示品位を、反射表
示のときの表示品位とほぼ等しくすることができる。
【0015】この発明の液晶表示装置において、前記液
晶表示素子が、その一方の基板の内面に、複数の画素電
極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数の薄
膜トランジスタと、前記複数の薄膜トランジスタにそれ
ぞれ接続された複数のゲートラインおよびデータライン
が設けられ、他方の基板の内面に、前記複数の画素電極
に対向する対向電極が設けられたアクティブマトリック
ス液晶表示素子である場合、前記表示駆動系は、前記複
数のゲートラインに接続されたゲート側駆動回路と、前
記複数のデータラインに接続されたデータ側駆動回路
と、前記データ側駆動回路に前記複数の階調の透過率に
それぞれ対応する複数のγ補正電位を供給するγ補正電
位供給手段とからなり、前記γ補正電位供給手段が、前
記反射表示のときと前記透過表示のときとでそれぞれ異
なる値の複数のγ補正電位を前記データ側駆動回路に供
給し、前記データ側駆動回路が、前記γ補正電位供給手
段から供給される前記複数のγ補正電位のなかから画像
データに対応するγ補正電位を選択して、その電位のデ
ータ信号を前記データラインに供給する構成とすればよ
く、このように前記表示駆動系を構成することにより、
前記アクティブマトリックス液晶表示素子の表示品位
を、外光を利用する反射表示のときも、照明光を利用す
る透過表示のときも、ほぼ同じにすることができる。
【0016】この場合、前記γ補正電位供給手段は、前
記反射表示と前記透過表示の別を判定する反射/透過判
定部と、この反射/透過判定部の判定結果に基づいて、
前記反射表示のときの複数のγ補正電位と前記透過表示
のときの複数のγ補正電位とのいずれかを前記データ側
駆動回路に供給するγ補正電位出力部とにより構成する
のが望ましく、このようにすることにより、反射表示と
透過表示の別に応じて、前記データ側駆動回路に供給す
るγ補正電位を自動的に切換えることができる。
【0017】さらに、前記γ補正電位出力部は、2通り
の複数の基準電位を発生する基準電位発生回路と、この
基準電位発生回路が発生する前記2通りの複数の基準電
位のいずれかを前記反射/透過判定部の判定結果に基づ
いて選択し、その選択した複数の電位を前記複数のγ補
正電位として前記データ側駆動回路に供給する電位選択
回路とにより構成するのが好ましく、このようにするこ
とにより、前記データ側駆動回路に供給するγ補正電位
を、反射表示と透過表示の別に応じて確実に切換えるこ
とができる。
【0018】また、前記反射/透過判定部は、前記照明
手段からの照明光の出射に連動して前記反射表示と前記
透過表示の別を判定するように構成するのが望ましく、
このようにすることにより、反射表示と透過表示の別を
信頼性良く判定し、その表示のときのγ補正電位を前記
データ側駆動回路に供給することができる。
【0019】
【実施例】図1〜図6はこの発明の一実施例を示してお
り、図1は液晶表示装置の基本構成図、図2は図1にお
けるγ補正電位出力部の詳細図、図3は液晶表示装置の
具体的な構成を示す側面図、図4は図3の一部分の拡大
図、図5はこの実施例の液晶表示装置に用いた液晶表示
素子の一部分の断面図である。
【0020】この実施例の液晶表示装置は、図1および
図3に示すように、液晶表示素子1と、この液晶表示素
子1の背後に配置され、照明光を前記液晶表示素子1に
向けて出射するとともに前記液晶表示素子1の前方から
入射する外光を前記液晶表示素子1に向けて反射する照
明手段20と、前記液晶表示素子1の表示駆動系40と
を備えている。
【0021】まず、前記液晶表示素子1について説明す
ると、この実施例で用いた液晶表示素子1は、フルカラ
ー画像等の多色カラー画像を表示するアクティブマトリ
ックス液晶表示素子であり、図5に示すように、液晶層
10をはさんで対向する前面側および背面側の一対の透
明基板2,3のうちの一方の基板、例えば背面側基板3
の内面には、行方向および列方向にマトリックス状に配
列する複数の透明な画素電極4と、これらの画素電極4
にそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタ(以下、
TFTと記す)5と、前記複数のTFT5にそれぞれ接
続された複数のゲートラインおよびデータライン(いず
れも図示せず)が設けられている。
【0022】なお、図5では前記TFT5を簡略化して
示しているが、このTFT5は、基板3上に形成された
ゲート電極と、このゲート電極を覆って基板3のほぼ全
面に形成された透明なゲート絶縁膜と、このゲート絶縁
膜の上に前記ゲート電極に対向させて設けられたi型半
導体膜と、このi型半導体膜の両側部の上にn型半導体
膜を介して形成されたソース電極およびドレイン電極と
からなっている。
【0023】また、図示しない前記ゲートラインは、前
記基板3上に各画素電極行の一側にそれぞれ沿わせて配
線されており、前記TFT5のゲート電極は、前記ゲー
トラインに一体に形成されている。なお、このゲートラ
インも、その端子部を除いて前記ゲート絶縁膜により覆
われている。
【0024】一方、図示しない前記データラインは、前
記ゲート絶縁膜の上に各画素電極列の一側にそれぞれ沿
わせて配線されており、前記TFT5のドレイン電極は
前記データラインに接続され、ソース電極は前記画素電
極4に接続されている。
【0025】また、前面側基板2の内面には、複数の色
の着色膜、例えば赤、緑、青の3色のカラーフィルタ7
R,7G,7Bが、前記複数の画素電極4にそれぞれ対
応させて交互に並べて設けられており、その上に、前記
複数の画素電極4の全てに対向する一枚膜状の透明な対
向電極8が設けられている。
【0026】なお、この液晶表示素子1は、TN(ツイ
ステッドネマティック)型のものであり、前記液晶層1
0の液晶分子は、前記一対の基板2,3の内面にそれぞ
れ設けられた配向膜9,6によりこれらの基板2,3の
近傍における配向方向を規制されて、両基板2,3間に
おいて所定のツイスト角(例えばほぼ90度)でツイス
ト配向しており、また前記一対の基板2,3の外面には
それぞれ偏光板11,12が、その透過軸を所定の方向
に向けて配置されている。
【0027】前記液晶表示素子1の表示駆動系40は、
前記液晶表示素子1の対向電極8を基準電位に接続し、
前記複数のゲートラインにゲート信号を供給するととも
に、前記複数のデータラインにデータ信号を供給するこ
とにより、前記複数の画素電極4と対向電極8との間に
それぞれ複数の値の駆動電圧を選択的に印加して、前記
液晶表示素子1を表示駆動する。
【0028】この前記表示駆動系40は、図1に示した
ように、前記液晶表示素子1の複数のゲートラインに接
続されたゲート側駆動回路41と、前記液晶表示素子1
の複数のデータラインに接続されたデータ側駆動回路4
2と、前記データ側駆動回路42に複数の階調の透過率
にそれぞれ対応する複数のγ補正電位を供給するγ補正
電位供給手段43とからなっている。
【0029】前記ゲート側駆動回路41は、前記TFT
5をオンさせる電位になる選択期間を前記タイミング信
号に同期させて順次ずらした波形のゲート信号を前記複
数のゲートラインに供給する。
【0030】また、前記データ側駆動回路42は、前記
γ補正電位供給手段43から供給される前記複数のγ補
正電位のなかから、外部から供給される画像データに対
応するγ補正電位を選択し、その電位のデータ信号を前
記タイミング信号に同期させて前記複数のデータライン
に供給する。
【0031】そして、前記複数のデータラインに供給さ
れたデータ信号は、前記ゲート信号により各行ごとに順
次オンされるTFT5を介して各列の画素電極4に供給
され、これらの画素電極4と前記基準電位に接続された
対向電極8との間に、前記データ信号の電位、つまり前
記画像データに対応するγ補正電位に応じた駆動電圧が
印加される。
【0032】次に、前記液晶表示素子1の背後に配置さ
れた照明手段20について説明すると、この照明手段2
0は、図3および図4に示したように、照明光を発する
光源21と、この光源21からの照明光を端面から取り
込んで前方に出射するとともに前記液晶表示素子1の前
方から入射する外光を前方に反射する導光体24と、こ
の導光体24の前面側に配置された光学部材30とによ
り構成されている。
【0033】前記導光体24は、アクリル系樹脂等から
なる透明板であり、その一端面が前記光源21からの光
を取り込む入射端面25となっている。また、この導光
体24の前面は、前記入射端面25側から他端側に向か
って段階的に低くなる(導光体背面との間隔を狭める)
ように形成された互いに平行な複数の段面26と、これ
らの段面26をつなぐ複数の段差面27とからなる微小
ピッチの階段形状面に形成されており、背面には、鏡面
反射板29が設けられている。
【0034】前記階段形状面の複数の段差面27は、前
記入射端面25とほぼ平行な面であり、これらの段差面
27の間の前記段面26は、導光体24の幅方向(入射
端面25の長さ方向)に沿う横長の平坦面である。
【0035】そして、前記導光体24の前記複数の段面
26上にはそれぞれ、その全面にわたってアルミニウム
等の高反射率金属の蒸着膜からなる鏡面反射膜28が設
けられており、これらの反射膜28により、前記液晶表
示素子1の前方から入射する外光を前方に反射する外光
反射面が形成されている。
【0036】また、前記導光体24の前記複数の段差面
26は、反射膜を形成しない光透過面とされており、こ
れらの段差面26がそれぞれ、前記入射端面25から入
射した照明光の出射面となっている。
【0037】前記光源21は、例えば、前記導光体24
の入射端面25の全長にわたる長さの直管状蛍光ランプ
22、この蛍光ランプ22からの放射光を前記導光体2
4の入射端面25に向けて反射するリフレクタ23とか
らなっており、この光源21は、前記導光体24の側方
に、その入射端面25に対向させて配置されている。
【0038】一方、前記光学部材30は、その前面から
入射する光を背面に出射するとともに前記導光体24の
複数の段面26上の反射膜28により反射されてこの光
学部材30の背面から入射する光を前面に出射し、前記
導光体24の複数の段差面(出射面)27から出射する
照明光を、背面から取り込んで前方に出射する特性を有
している。
【0039】この光学部材30は、前記導光体24とほ
ぼ同じ横幅を有するアクリル系樹脂等からなる透明板で
あり、その前面は平坦面とされ、背面には、前記導光体
24の階段形状面の複数の段差面27から出射する光を
取り込むための複数の入射部31が一体に設けられてい
る。
【0040】これらの入射部31は、光学部材30の横
幅全長にわたって形成された三角形状の断面形状を有す
る横長の突起からなっており、前記光学部材30は、そ
の背面の複数の入射部31の長さ方向を前記導光体24
の複数の段差面27の長さ方向とほぼ平行にするととも
に、前記複数の入射部31の頂部を前記導光体24の複
数の段面26上の反射膜28に近接または当接させて配
置されている。
【0041】そして、前記複数の入射部31の両側面の
うち、前記導光体24の段差面27に対向する一方の側
面は、前記段差面27から出射する光を取り込む入射面
31aとなっており、他方の側面は、前記入射面31a
から取り込んだ光を光学部材30の前面方向に向けて屈
折させる屈折面31bとなっている。
【0042】前記入射面31aは、前記導光体24の段
差面27とほぼ平行またはそれに近い傾きをもった面で
あり、前記屈折面31bは、光学部材30の前面の法線
とのなす角度が、前記入射面31aと前記法線とのなす
角度よりも大きな傾斜角度をもつ傾斜面である。
【0043】なお、前記入射部31の望ましい形状は、
入射面31aが前記法線に対して前記導光体24の段差
面27に向き合う方向に5〜15度傾斜し、屈折面31
bが前記法線に対して反対方向に20〜50度傾斜した
形状である。
【0044】また、前記複数の入射部31は、それぞれ
の間に間隔を存して一定のピッチで設けられており、前
記光学部材30の隣接する入射部31の間の背面領域
は、前記導光体24の複数の段面26上の反射膜28に
対向する入出射面32となっている。
【0045】この入出射面32は、液晶表示素子1の前
方から入射し、前記導光体24の複数の段面26上の反
射膜28により反射されて前方に出射する光を透過させ
るための面であり、前記導光体24の段面26とほぼ平
行またはそれに近い傾きをもっている。
【0046】さらに、前記光学部材30の複数の入射部
31は、前記導光体24の段差面27のピッチよりも小
さいピッチで設けられており、したがって、前記導光体
24の複数の段差面27は、そのそれぞれが、前記光学
部材の30の少なくとも1つの入射部31に必ず対向し
ている。
【0047】なお、図3および図4では、便宜上、導光
体24の階段形状面および光学部材30の複数の入射部
31とその間の入出射面32を大きく拡大して示した
が、前記光学部材30の入射部31のピッチは、液晶表
示素子1の画素領域(複数の画素電極4と対向電極8と
が互いに対向する領域)のピッチとほぼ同じか、あるい
はそれよりも小さく設定されており、この光学部材30
の入射部31のピッチに応じて、前記導光体24の段差
面27のピッチが、前記光学部材30の入射部31のピ
ッチよりも若干大きく設定されている。
【0048】そして、この実施例の液晶表示装置では、
上記光源21と導光体24と光学部材30とからなる照
明手段20を、前記光学部材30の複数の入射部31の
長さ方向および導光体24の複数の段差面27の長さ方
向を液晶表示素子1の画面の横軸とほぼ平行にするとと
もに、前記光源21の配置側を外光の主な取り込み方向
に向けて、前記液晶表示素子1の背後に配置している。
【0049】すなわち、一般に、反射型の液晶表示装置
は、画面の法線に対して前記画面の上縁側に傾いた方向
から主に外光を取り込むように画面の向きを選んで使用
される。
【0050】そのため、この実施例では、上記照明手段
20を、光源21の配置側を外光の主な取り込み方向で
ある画面の上縁側、つまり液晶表示素子1の上縁側(図
3において左側)に向けて配置している。
【0051】また、上記照明手段20は、この照明手段
20からの照明光の出射を制御する照明制御手段33を
備えており、液晶表示装置の使用環境の照度が所定値以
下になったときに、自動的に照明光を出射するととも
に、その照明光の輝度を、前記環境の照度に応じて制御
する。
【0052】前記照明制御手段33は、図1および図3
に示すように、環境照度を測定する照度検出器34と、
光源制御部35とからなっており、前記照度検出器34
は、液晶表示素子1にその前方から入射する外光の照度
と同じ環境照度を測定するように、受光面を前記液晶表
示素子1の前面とほぼ平行にしてこの液晶表示素子1の
近傍に配置されている。
【0053】前記光源制御部35は、前記照度検出器3
4により測定された環境照度に基づいて、前記光源21
の点灯およびその出射輝度を制御するものであり、前記
環境照度が予め設定された所定の照度(外光を利用する
反射表示だけでは充分な画面輝度が得られない照度)以
下であるときに、前記光源21を点灯させるとともに、
この光源21の出射輝度を、前記液晶表示素子1の画面
輝度が環境照度に応じて予め定められた輝度範囲となる
ように制御する。
【0054】この液晶表示装置は、液晶表示素子1の前
方から入射する外光を前記照明手段20により反射し、
その反射光を前記液晶表示素子1の前方に出射させて表
示する反射表示と、前記照明手段20から照明光を出射
させ、その光を前記液晶表示素子1の前方に出射させて
表示する透過表示との両方の表示を行なう2ウエイ表示
型のものであり、充分な明るさの外光が得られる環境下
では、前記照明手段20から照明光を出射させずに外光
を利用する反射表示を行ない、充分な明るさの外光が得
られない環境下では、前記照明手段20から照明光を出
射させてその照明光を利用する透過表示を行なう。
【0055】まず、前記反射表示のときの外光の出射経
路を説明すると、外光は、その経路を図4に実線で示し
たように、液晶表示素子1にその前方から入射し、この
液晶表示素子1を透過して前記照明手段20により反射
され、再び前記液晶表示素子1を透過して前方に出射す
る。
【0056】すなわち、反射表示のときは、液晶表示素
子1にその前方から入射し、この液晶表示素子1を透過
してその背面に出射した外光が、前記照明手段20の前
面部材である光学部材30にその前面から入射し、この
光学部材30を透過してその背面に出射し、前記導光体
24の複数の段面26上の反射膜28により反射され
る。
【0057】なお、この液晶表示装置では、上述したよ
うに、前記照明手段20を、光源21の配置側を液晶表
示装置の外光の主な取り込み方向である画面の上縁側に
向けて配置しているため、液晶表示素子1を透過した外
光は、主に前記光源21の配置側から前記光学部材30
に入射するが、その入射角は様々である。
【0058】そのため、前記光学部材30にその前面か
ら入射した外光は、この光学部材30内をその背面に向
かって様々な方向に進むが、その入射光のうち、光学部
材背面の複数の入射部31の傾斜角が大きい屈折面31
bと、隣接する入射部31の間の入出射面32に向かう
光は、これらの面31b,32と外気(導光体24と光
学部材30との間の空気層)との界面を透過して背面に
出射し、前記導光体24の段面26上の反射膜28によ
り反射される。
【0059】また、前記入射光のうち、前記入射部31
の傾斜角が小さい入射面31aに向かう光は、その経路
は図示しないが、この入射面31aと外気との界面で全
反射されて向きを変え、前記屈折面31bまたは入出射
32から背面に出射して、前記導光体24の段面26上
の反射膜28により反射される。
【0060】前記導光体24の複数の段面26上の反射
膜28により反射された反射光は、前記光学部材30に
その背面から取り込まれ、この光学部材30を透過して
その前面から出射する。
【0061】このとき、前記導光体24の段面26と前
記光学部材30の複数の入射部31の入射面31aとの
なす角度が大きい(直角に近い)ため、導光体24の段
面26上の反射膜28により反射された反射光は、その
ほとんどが光学部材30の複数の入射部31の屈折面3
1bおよび前記入出射面32から取り込まれる。
【0062】そして、前記入射部31の屈折面31bか
ら取り込まれた光のうちの直接光学部材30の前面に向
かう光と、前記入出射面32から取り込まれた光は、そ
の向きのまま光学部材30を透過してその前面から出射
し、前記入射部31の屈折面31bから取り込まれた光
のうち、反対側の入射面31aに向かう光は、この入射
面31aと外気との界面で全反射されて向きを変え、前
記屈折面31bおよび入出射面32から直接光学部材3
0の前面に向かう光の方向に近い方向に向きを変えて光
学部材30の前面から出射する。
【0063】そのため、前記照明手段20の前面(光学
部材30の前面)に出射する外光の反射光は、様々な入
射角で入射した外光が正面方向(光学部材30の前面の
法線の近傍の方向)に集光された高輝度の光であり、し
たがって、この外光の反射光は、正面方向に出射する光
の輝度が高い輝度分布の光である。
【0064】すなわち、前記光学部材30の前面に出射
する外光の反射光は、前記入射部31から入射して正面
方向に集光された輝度分布の光に、前記入射部31の間
の入出射面32から入射して前面方向に透過した光が重
畳した、正面方向に出射する光の輝度が高い輝度分布の
光である。
【0065】そして、前記照明手段20の前面から出射
した前記反射光は、前記液晶表示素子1にその背面から
入射し、この液晶表示素子1を再び透過してその前面か
ら前方に出射する。
【0066】なお、前記液晶表示素子1は、複数の画素
電極4にそれぞれ対応する赤、緑、青のカラーフィルタ
7R,7G,7Bを備えているため、前記複数の画素電
極4と対向電極8とが互いに対向する複数の画素領域か
ら出射する光は、赤、緑、青の着色光であり、これらの
着色光の出射強度が、その画素領域の電極4,8間に印
加される駆動電圧に応じた液晶分子の配向変化により制
御され、前記複数の画素領域からそれぞれ出射する様々
な階調の赤、緑、青の着色光の混色によりフルカラー等
の多色カラー画像が表示される。
【0067】次に、透過表示のときの照明光の出射経路
を説明すると、前記照明手段20の光源21は、前記透
過表示を行なうときに点灯される。
【0068】この光源21からの照明光は、前記導光体
24にその入射端面25から取り込まれて導光体24内
をその長さ方向に導かれ、図4に破線で示した経路のよ
うに、導光体前面の複数の段差面27のいずれから出射
する。
【0069】なお、前記導光体24にその入射端面25
から取り込まれた照明光は、導光体24内を様々な方向
に向かって進むが、そのうちの前記複数の段差面27に
直接向かう光は、その段差面27から出射する。
【0070】また、前記段差面27に直接向かう光以外
の光、つまり、前記複数の段差面27の間の段面26に
向かって進む光や、導光体24の背面に向かって進む光
は、前記段面26上の反射膜28の裏面や、導光体背面
に設けられた反射膜29により反射されて向きを変え、
前記複数の段差面27のいずれかに入射して、その段差
面27から出射する。
【0071】そのため、前記導光体24にその入射端面
25から取り込まれた照明光のほとんどが、無駄なく前
記複数の段差面27から出射する。
【0072】前記導光体24の複数の段差面27から出
射した照明光は、前記導光体24の前面側に配置された
光学部材30の背面の複数の入射部31に、その一側面
の入射面31aから入射する。
【0073】このとき、前記導光体24の複数の段差面
27は、そのそれぞれが前記光学部材の30の少なくと
も1つの入射部31に必ず対向しているため、前記導光
体24の複数の段差面27から出射した照明光のほとん
どが、無駄なく光学部材30のいずれかの入射部31に
入射する。
【0074】なお、前記導光体24の複数の段差面27
から出射する照明光のなかには、図4に示したように、
次の段面26に向かって出射する光もあるが、その光
は、前記次の段面26上の反射膜28により反射されて
前記光学部材30の入射部31に入射する。
【0075】前記光学部材30の複数の入射部31にそ
の一側面の入射面31aから入射した照明光は、前記入
射面31aとは反対側の屈折面31bと外気(導光体2
4と光学部材30との間の空気層)との界面で全反射さ
れて光学部材30の前面方向に向きを変え、この光学部
材30を透過してその前面から出射する。
【0076】この光学部材30の前面に出射する照明光
は、前記複数の入射部31にその一側面の入射面31a
から入射し、反対側の屈折面31bにより屈折されて所
定の方向に集光した、所定方向の輝度が高い輝度分布の
光である。
【0077】この実施例では、前記入射部31の屈折面
31bの傾斜角を、この屈折面31bで屈折された光の
向きが正面方向になるように設定しており、したがっ
て、光学部材30の前面に出射する照明光は、正面方向
の輝度が高い指向性をもった分布の光である。この光学
部材30の前面に出射する照明光の出射方向は、前記入
射部31の屈折面31bの傾斜角に応じた方向であり、
前記屈折面31bの傾斜角が光学部材30の前面の法線
に対して20〜50度の範囲であるときに、より正面方
向に近くなる。
【0078】そして、前記光学部材30の前方に出射し
た光、つまり照明手段20から出射した照明光は、液晶
表示素子1にその背面から入射し、この液晶表示素子1
を透過してその前面から前方に出射する。
【0079】この透過表示のときも、前記液晶表示素子
1の複数の画素領域から出射する光は、赤、緑、青の着
色光であり、これらの着色光の出射強度が、その画素領
域の電極4,8間に印加される駆動電圧に応じた液晶分
子の配向変化により制御され、前記複数の画素領域から
それぞれ出射する様々な階調の赤、緑、青の着色光の混
色によりフルカラー等の多色カラー画像が表示される。
【0080】前記照明光を利用する透過表示は、環境照
度が所定の照度以下であるとき、つまり、外光を利用す
る反射表示だけでは充分な画面輝度が得られないときに
行なわれ、このような照度の環境下において前記照明手
段20から照明光を出射させると、外光を利用する反射
表示による画面の輝度不足が、照明光を利用する透過表
示の併用により補われる。なお、外光が得られない暗い
環境下では、照明光を利用する透過表示だけになる。
【0081】すなわち、この液晶表示装置は、充分な明
るさの外光が得られる環境下では前記照明手段20から
照明光を出射させずに外光を利用する反射表示を行な
い、外光の明るさが不足するときに、前記照明手段20
から照明光を出射させて画面輝度を補うものである。
【0082】この液晶表示装置における液晶表示素子1
の画面輝度について説明すると、液晶表示装置の好適な
画面輝度は、環境照度によって異なり、同じ画面輝度で
も、環境照度によっては画面が眩しすぎたり暗すぎたり
する。
【0083】そのため、この液晶表示装置では、例えば
夏期の直射日光下のような100000ルクスを超える
高照度の環境下でも、眩しすぎない好適な画面輝度が得
られるように、主に前記照明手段20の外光の反射率
(導光体24の複数の段面26上の反射膜28の反射
率)と液晶表示素子1の光の透過率とによって決まる液
晶表示装置の反射率(液晶表示素子1の前方から入射す
る外光の強度に対する照明手段20により反射されて前
記液晶表示素子1の前方に出射する出射光の強度との
比)を、外光の反射光のみを利用する通常の反射型液晶
表示装置に比べて低く設定し、また、液晶表示素子1の
前方から入射して前記照明手段20により反射される外
光の反射光と、前記照明手段20が出射する照明光との
両方による画面輝度(ただし、環境照度がほとんど0ル
クスであるときは、照明手段20が出射する照明光のみ
による画面輝度)が、環境照度に応じた好適な画面輝度
になるように、前記照明手段20が出射する照明光の輝
度を、環境照度に応じて制御するようにしている。
【0084】環境照度に応じた好適な画面輝度は、例え
ば夜間の街灯下のような50ルクスの環境照度で20〜
200ニット、昼間や夜間の室内照明を点灯させたとき
の室内のような1000ルクスの環境照度で30〜30
0ニット、晴天時の木陰のような30000ルクスの環
境照度で400〜4000ニット であり、より好まし
くは、50ルクスの環境照度で20〜60ニット、10
00ルクスの環境照度で60〜200ニット、3000
0ルクスの環境照度で1000〜3000ニットであ
る。
【0085】そこで、この実施例では、前記照明手段2
0が出射する照明光の輝度を、前記照明制御手段33に
より、環境照度に対する画面輝度が、50ルクスの環境
照度で20〜300ニット(より好ましくは20〜60
ニット)、1000ルクスの環境照度で30〜300ニ
ット(より好ましくは60〜200ニット)、3000
0ルクスの環境照度で400〜4000ニット(より好
ましくは1000〜3000ニット)の範囲をそれぞれ
満足する二次関数で表わされる輝度となるように、環境
照度に応じて制御するようにしている。
【0086】そのため、この液晶表示装置は、暗い環境
下でも好適な画面輝度が得られるし、また、液晶表示装
置の反射率が、外光の反射光のみを利用する通常の反射
型液晶表示装置に比べて低くてよいため、夏期の直射日
光下のような高照度の環境下でも、眩しすぎることのな
い好適な画面輝度を得ることができる。
【0087】また、この液晶表示装置は、環境照度がほ
とんど0ルクスであるとき、つまり外光がほとんど得ら
れないときでも、前記照明手段20が出射する照明光を
利用して好適な画面輝度の表示を行なうことができる。
【0088】前記照明光の輝度は、外光の反射光と前記
照明光との両方による画面輝度が、環境照度に対して好
適な輝度になる値であればよく、その条件で前記照明手
段から出射させる照明光の輝度を制御すればよいため、
前記照明手段20の消費電力は少なくてよい。
【0089】したがって、この液晶表示装置は、消費電
力が少なくてすみ、しかも、低照度から高照度の広い照
度範囲の環境において、その環境照度に対して好適な画
面輝度を得ることができる。
【0090】なお、前記照明制御手段33は、室内照度
(1000ルクス付近)よりも高い環境照度において、
照明光の輝度を上述した条件で制御するのが望ましく、
このようにすることにより、室内照度よりも高い照度の
環境下において、その環境照度に対してより好適な画面
輝度を得ることができる。
【0091】この場合、室内照度以下の環境照度では、
前記照明光の輝度を一定に保つようにしてもよく、その
場合でも、上記条件を満足するように照明光の輝度を設
定すれば、室内照度以下の環境下においても、環境照度
に対して好適な画面輝度を得ることができる。
【0092】ただし、前記照明制御手段33は、室内照
度以下の環境照度でも、照明光の輝度を、環境照度が低
くなるのにともなって連続的に低くなるように制御する
のが望ましく、このようにすることにより、室内照度よ
りも低い照度範囲の環境下での画面輝度をより好適にす
るとともに、前記照明手段20の消費電力をさらに少な
くすることができる。
【0093】また、上記実施例では、前記照明制御手段
33を、環境照度を測定する照度検出器34と、この照
度検出器34により測定された環境照度に基づいて光源
21の点灯およびその出射輝度を制御する光源制御部3
5とにより構成しているため、実際の環境照度に応じて
前記照明光の輝度を制御し、その環境照度に対して好適
な画面輝度を得ることができる。
【0094】さらに、上記実施例では、液晶表示素子1
の背後に配置する照明手段20を、光源21と、前記光
源21からの照明光を導いて液晶表示素子1に向けて出
射する出射面(導光体24の複数の段差面27)と前記
液晶表示素子1の前方から入射する外光を前記液晶表示
素子1に向けて反射させるための前記出射面とは異なる
外光反射面(導光体24の複数の段面22b上に形成し
た反射膜28)とが形成された導光体24とを備えた構
成としているため、前記出射面(段差面27)からの照
明光の出射率と、前記外光反射面(反射膜28)による
外光の反射率とを、それぞれ独自に選ぶことが可能であ
る。
【0095】したがって、前記出射面(段差面27)か
らの照明光の出射率を高くして前記光源21からの照明
光の利用効率を上げ、その分だけ前記光源21の発光輝
度を低くして、より消費電力を低減するとともに、前記
反射面24での外光の反射率を、液晶表示装置の反射率
が所望の値になるように設定することができる。
【0096】しかも、前記導光体24は、その前面を階
段形状面に形成し、その複数の段面26上にその全面に
わたって反射膜28を設けたものであるため、この導光
体24は、平坦な反射面を有する通常の反射板と同等の
反射特性をもっており、したがって、前方から入射する
外光のほとんどを無駄なく反射することができる。
【0097】なお、前記照明手段20の前面部材である
光学部材30の複数の入射部31の屈折面31bは、図
3および図4に示したような一定の傾き角をもった直線
面に限らず、曲面状の集光屈折面としてもよく、このよ
うにすれば、前記入射部31の入射面31aから取り込
まれて前記屈折面31bにより前面方向に向けて屈折さ
れる光が、曲面状の集光屈折面である前記屈折面31b
の集光作用により所定の方向に集光するため、より強い
指向性を持った輝度分布の照明光および反射光を出射す
ることができる。
【0098】また、この実施例では、前記照明手段20
を構成する導光体24の背面に反射板29を設けている
が、導光体24にその入射端面25から入射した照明光
のうちの導光体背面に向かう光のほとんどを、導光体2
4の背面と外気(空気)との界面で全反射することがで
きるときは、前記反射板29を省略してもよい。
【0099】さらに、上記実施例では、前記導光体24
の階段形状面の複数の段面26上に反射膜28を設けて
いるが、その代わりに、前記導光体24の背面全体に反
射膜を設けて導光体背面を外光反射面とし、前方から入
射する外光を前記階段形状面の複数の段面26を透過さ
せて導光板背面の外光反射面により反射するようにして
もよい。
【0100】また、前記導光体24は、その複数の端面
をそれぞれ光源21からの照明光を取り込む入射端面と
したものでもよく、例えば導光体24の互いに反対側の
2つの端面をそれぞれ入射端面とする場合は、この導光
体24の前面を、両方の入射端面から導光体24の中間
部に向かって段階的に低くなる階段形状面とし、前記両
方の入射端面にそれぞれ対向させて光源21を配置すれ
ばよい。
【0101】さらに、前記照明手段20の光源21は、
蛍光ランプ22を用いるものに限らず、例えば複数のL
ED(発光ダイオード)を整列させたLEDアレイや、
EL(エレクトロルミネセンス)パネル等であってもよ
い。
【0102】ところで、上記液晶表示装置は、外光を利
用する反射表示のときの光の透過経路と、照明光を利用
する透過表示のときの光の透過経路とが異なっており、
反射表示のときは、液晶表示素子1の前方から入射した
外光が前記液晶表示素子1を透過してその背後の照明手
段20により反射され、その反射光が前記液晶表示素子
1を再び透過して前方に出射するのに対し、透過表示の
ときは、前記照明手段20からの照明光が前記液晶表示
素子1にその背面から入射し、この液晶表示素子1を透
過して前方に出射する。
【0103】そのため、前記液晶表示素子1は、外光を
利用する反射表示のときと、照明光を利用する透過表示
のときとで、異なる電圧−透過率特性を示す。
【0104】図6は、前記液晶表示素子1の反射表示の
ときと透過表示のときの電圧−透過率特性を示してお
り、実線は反射表示のときの電圧−透過率特性、破線は
透過表示のときの電圧−透過率特性である。
【0105】なお、図6に示した電圧−透過率特性は、
無電界状態、つまり液晶分子が基板2,3面に対して最
も倒伏した初期配向状態にあるときの透過率が最も高
く、電極4,8間に印加される電圧により液晶分子が基
板2,3面に対して立ち上がるように配向するのにとも
なって透過率が透過率が低下するノーマリーホワイモー
ドのTN型液晶表示素子の特性である。
【0106】このように、前記液晶表示素子1は、反射
表示のときと透過表示のときとで異なる電圧−透過率特
性を示すため、電極4,8間に印加される駆動電圧に対
する透過率が、前記反射表示のときと前記透過表示のと
きとで異なり、反射表示のときの表示品位と、照明光を
利用する透過表示のときの表示品位とが異なってしま
う。
【0107】そこで、この液晶表示装置では、前記表示
駆動系40により液晶表示素子1の電極4,8間に選択
的に印加する複数の値の駆動電圧を、前記反射表示のと
きと前記透過表示のときとで個別に制御し、前記反射表
示のときの複数の値の駆動電圧にそれぞれ対応する複数
の階調の透過率と、前記透過表示のときの複数の値の駆
動電圧にそれぞれ対応する複数の階調の透過率とを、前
記複数の階調ごとにほぼ等しくするようにしている。
【0108】この実施例では、前記表示駆動系40を、
前記透過表示のときの前記複数の値の駆動電圧を、前記
液晶表示素子1の透過表示のときの電圧−透過率特性に
基づいて制御し、前記反射表示のときの前記複数の値の
駆動電圧を、前記液晶表示素子1の透過表示のときの電
圧−透過率特性と反射表示のときの電圧−透過率特性と
の差に基づいて制御するように構成している。
【0109】前記表示駆動系40の構成を説明すると、
この表示駆動系40は、図1に示したように、ゲート側
駆動回路41と、データ側駆動回路42と、前記データ
側駆動回路42に複数の階調の透過率にそれぞれ対応す
る複数のγ補正電位を供給するγ補正電位供給手段43
とからなっている。
【0110】そして、この実施例では、前記γ補正電位
供給手段43から、前記反射表示のときと前記透過表示
のときとでそれぞれ異なる値の複数のγ補正電位を前記
データ側駆動回路42に供給するようにしている。
【0111】前記γ補正電位供給手段43は、前記反射
表示と前記透過表示の別を判定する反射/透過判定部4
4と、この反射/透過判定部44の判定結果に基づい
て、前記反射表示のときの複数のγ補正電位と前記透過
表示のときの複数のγ補正電位とのいずれかを前記デー
タ側駆動回路15に供給するγ補正電位出力部45とに
より構成されている。
【0112】前記反射/透過判定部44は、前記照明手
段20からの照明光の出射に連動して前記反射表示と前
記透過表示の別を判定する。
【0113】すなわち、この実施例では、前記照明制御
手段33の光源制御部35を、前記照明手段20の光源
21を点灯させたときに光源点灯信号を前記反射/透過
判定部44に出力し、前記光源21を消灯させたときに
光源消灯信号を前記反射/透過判定部44に出力するよ
うに構成し、前記反射/透過判定部44を、前記光源点
灯信号が入力されたときに透過表示判定信号を前記γ補
正電位出力部45に出力し、前記光源消灯信号が入力さ
れたときに反射表示判定信号を前記γ補正電位出力部4
5に出力するように構成している。
【0114】また、前記γ補正電位出力部45は、その
構成を図2に示したように、2通りの複数の基準電位を
発生する基準電位発生回路46と、この基準電位発生回
路46が発生する前記2通りの複数の基準電位のいずれ
かを前記反射/透過判定部44の判定結果に基づいて選
択し、その選択した複数の電位を前記複数のγ補正電位
として前記データ側駆動回路42に供給する電位選択回
路47とにより構成されている。
【0115】図2に示したγ補正電位出力部45は、階
調0〜階調10の11階調分のγ補正電位を前記データ
側駆動回路42に供給するものであり、前記基準電位発
生回路46は、前記反射表示のときの11階調分のγ補
正電位を得るための11段階の基準電位(以下、反射表
示基準電位という)を発生し、その各基準電位を前記電
位選択回路47に供給する第1の基準電位発生部46a
と、前記透過表示のときの11階調分のγ補正電位を得
るための11段階の基準電位(以下、透過表示基準電位
という)を発生し、その各基準電位を前記電位選択回路
47に供給する第2の基準電位発生部46bとからなっ
ている。
【0116】そして、この実施例では、反射表示のとき
の階調0〜階調10の透過率と、透過表示のときの階調
0〜階調10の透過率とを各階調ごとにほぼ等しくする
ために、前記第2の基準電位発生部46bが発生する1
1段階の透過表示基準電位を、前記液晶表示素子1の透
過表示のときの電圧−透過率特性に基づいて設定し、前
記第1の基準電位発生部46aが発生する11段階の反
射表示基準電位を、前記液晶表示素子1の透過表示のと
きの電圧−透過率特性と反射表示のときの電圧−透過率
特性との差に基づいて設定している。
【0117】すなわち、前記液晶表示素子1の反射表示
のときと透過表示のときの電圧−透過率特性が図6に示
したような特性である場合、約30%より低い透過率を
得るための駆動電圧と、約60%より高い透過率を得る
ための駆動電圧は、透過表示のときよりも反射表示のと
きの方が低く、約30%より高く約60%より低い範囲
の透過率を得るための駆動電圧は、透過表示のときより
も反射表示のときの方が僅かに高い。
【0118】そのため、この実施例では、前記第1の基
準電位発生部46aが発生する11段階の反射表示基準
電位のうち、透過率が約30%より低い各階調のγ補正
電位を得るための基準電位と、透過率が約60%より高
い各階調のγ補正電位を得るための基準電位とをそれぞ
れ、前記第2の基準電位発生部46bが発生する同じ階
調のγ補正電位を得るための透過表示基準電位よりも、
前記電圧−透過率特性の差に応じた値だけ低く設定し、
透過率が約30%より高く約60%より低い範囲の各階
調のγ補正電位を得るための反射表示基準電位を、前記
第2の基準電位発生部26bが発生する同じ階調のγ補
正電位を得るための透過表示基準電位よりも、前記電圧
−透過率特性の差に応じた値だけ高く設定している。
【0119】なお、図6に示したように、約30%の透
過率および約60%の透過率を得るための駆動電圧は、
反射表示のときも透過表示のときもほぼ同じであるた
め、前記第1の基準電位発生部46aが発生する反射表
示基準電位のうち、透過率が約30%の階調のγ補正電
位と、透過率が約60%の階調のγ補正電位とを得るた
めの基準電位は、前記第2の基準電位発生部46bが発
生する同じ階調のγ補正電位を得るための透過表示基準
電位と同じでよい。
【0120】前記電位発生回路46の第1の基準電位発
生部46aが発生する11段階の反射表示基準電位は、
前記電位選択回路47の入力側端子A1〜K1にそれぞ
れ供給され、第2の基準電位発生部46bが発生する1
1段階の透過表示基準電位は、前記電位選択回路47の
入力側端子A2〜K2にそれぞれ供給される。
【0121】また、前記電位選択回路47は、各段階の
反射表示基準電位と透過表示基準電位が供給される一対
ずつの入力端子A1,A2〜K1,K2に対してそれぞ
れ1つずつの出力端子A〜Kを有しており、前記反射/
透過判定部44からの反射/透過判定信号に基づいて、
その信号が反射表示判定信号であるときは、入力側端子
A1〜K1にそれぞれ供給された各段階の反射表示基準
電位を前記出力端子A〜Kから出力し、前記反射/透過
判定部44からの反射/透過判定信号が透過表示判定信
号であるときは、入力側端子A2〜K2にそれぞれ供給
された各段階の透過表示基準電位を前記出力端子A〜K
から出力する。
【0122】この前記電位選択回路47の各出力端子A
〜Kから出力された各段階の基準電位は、それぞれオペ
アンプ48を介して増幅され、V0〜V10の11階調
分のγ補正電位として前記データ側駆動回路42に供給
される。
【0123】そして、前記データ側駆動回路42は、上
述したように、前記γ補正電位供給手段43から供給さ
れる前記V0〜V10の11階調分のγ補正電位のなか
から、外部から供給される画像データに対応するγ補正
電位を選択し、その電位のデータ信号を液晶表示素子1
の複数のデータラインに供給する。
【0124】したがって、上記表示駆動系40により液
晶表示素子1の電極4,8間に選択的に印加される複数
の値の駆動電圧は、外光を利用する反射表示のときは、
上記反射表示基準電位から得られたγ補正電位に対応す
る電圧であり、照明光を利用する透過表示のときは、上
記透過表示基準電位から得られたγ補正電位に対応する
電圧であり、そのため、前記反射表示のときの複数の値
の駆動電圧にそれぞれ対応する複数の階調の透過率と、
前記透過表示のときの複数の値の駆動電圧にそれぞれ対
応する複数の階調の透過率とを、前記複数の階調ごとに
ほぼ等しくすることができる。
【0125】すなわち、上記液晶表示装置は、前記表示
駆動系40により前記液晶表示素子1の電極4,8間に
選択的に印加する前記複数の値の駆動電圧を、前記反射
表示のときと前記透過表示のときとで個別に制御し、前
記反射表示のときの複数の値の駆動電圧にそれぞれ対応
する複数の階調の透過率と、前記透過表示のときの複数
の値の駆動電圧にそれぞれ対応する複数の階調の透過率
とを、前記複数の階調ごとにほぼ等しくしたであり、こ
の液晶表示装置によれば、外光を利用する反射表示のと
きも、照明光を利用する透過表示のときも、ほぼ同じ品
位の表示を得ることができる。
【0126】しかも、上記液晶表示装置においては、前
記表示駆動系40を、前記透過表示のときの複数の値の
駆動電圧を、液晶表示素子1の透過表示のときの電圧−
透過率特性に基づいて制御し、前記反射表示のときの複
数の値の駆動電圧を、前記液晶表示素子1の透過表示の
ときの電圧−透過率特性と反射表示のときの電圧−透過
率特性との差に基づいて制御するように構成しているた
め、反射表示のときの表示品位を、透過表示のときの表
示品位とほぼ等しくし、反射表示のときも透過表示のと
きも、明表示の輝度が高く、またコントラストの高い表
示を得ることができる。
【0127】すなわち、前記液晶表示素子1の反射表示
のときと透過表示のときの電圧−透過率特性を比較する
と、図6に示したように、透過表示のときの電圧−透過
率特性の方が、明表示の輝度が高く、またコントラスト
の高い表示が得られる特性であり、したがって、上記の
ように、透過表示のときの複数の値の駆動電圧を、前記
液晶表示素子1の透過表示のときの電圧−透過率特性に
基づいて制御し、反射表示のときの複数の値の駆動電圧
を、前記液晶表示素子1の透過表示のときの電圧−透過
率特性と反射表示のときの電圧−透過率特性との差に基
づいて制御するようにすれば、反射表示のときも透過表
示のときも、明表示の輝度が高く、またコントラストの
高い表示を得ることができる。
【0128】また、上記液晶表示装置で用いた液晶表示
素子1は、アクティブマトリックス液晶表示素子である
が、上記実施例では、前記表示駆動系40を、前記複数
のゲートラインに接続されたゲート側駆動回路41と、
前記複数のデータラインに接続されたデータ側駆動回路
42と、前記データ側駆動回路42に前記複数の階調の
透過率にそれぞれ対応する複数のγ補正電位を供給する
γ補正電位供給手段43とからなり、前記γ補正電位供
給手段43が、前記反射表示のときと前記透過表示のと
きとでそれぞれ異なる値の複数のγ補正電位を前記デー
タ側駆動回路42に供給し、前記データ側駆動回路42
が、前記γ補正電位供給手段43から供給される前記複
数のγ補正電位のなかから画像データに対応するγ補正
電位を選択して、その電位のデータ信号を前記データラ
インに供給する構成としているため、前記アクティブマ
トリックス液晶表示素子1の表示品位を、外光を利用す
る反射表示のときも、照明光を利用する透過表示のとき
も、ほぼ同じにすることができる。
【0129】そして、上記実施例では、前記γ補正電位
供給手段43を、前記反射表示と前記透過表示の別を判
定する反射/透過判定部44と、この反射/透過判定部
44の判定結果に基づいて、前記反射表示のときの複数
のγ補正電位と前記透過表示のときの複数のγ補正電位
とのいずれかを前記データ側駆動回路42に供給するγ
補正電位出力部45とにより構成しているため、反射表
示と透過表示の別に応じて、前記データ側駆動回路42
に供給するγ補正電位を自動的に切換えることができ
る。
【0130】さらに、上記実施例では、前記γ補正電位
出力部45を、図2に示したように、2通りの複数の基
準電位を発生する基準電位発生回路46と、この基準電
位発生回路46が発生する前記2通りの複数の基準電位
のいずれかを前記反射/透過判定部44の判定結果に基
づいて選択し、その選択した複数の電位を前記複数のγ
補正電位として前記データ側駆動回路42に供給する電
位選択回路47とにより構成しているため、前記データ
側駆動回路42に供給するγ補正電位を、反射表示と透
過表示の別に応じて確実に切換えることができる。
【0131】また、上記実施例では、前記反射/透過判
定部44を、前記照明手段20からの照明光の出射に連
動して前記反射表示と前記透過表示の別を判定するよう
に構成しているため、反射表示と透過表示の別を信頼性
良く判定し、その表示のときのγ補正電位を前記データ
側駆動回路42に供給することができる。
【0132】なお、前記液晶表示素子1の表示駆動系4
0は、反射表示のときの複数の値の駆動電圧を、液晶表
示素子1の反射表示のときの電圧−透過率特性に基づい
て制御し、透過表示のときの複数の値の駆動電圧を、前
記液晶表示素子1の反射表示のときの電圧−透過率特性
と透過表示のときの電圧−透過率特性との差に基づいて
制御するように構成してもよく、このようにすることに
より、照明光を利用する透過表示のときの表示品位を、
外光を利用する反射表示のときの表示品位とほぼ等しく
することができる。
【0133】また、上記実施例では、上記γ補正電位出
力部45から出力する反射表示のときのγ補正電位と透
過表示のときのγ補正電位とを、ほとんどの階調におい
て互いに異ならせているが、液晶表示素子1の表示品位
に大きく影響するのは、主に明表示の輝度であるため、
中間階調から暗階調の階調範囲の透過率に対応する反射
表示のときのγ補正電位と透過表示のときのγ補正電位
は同じにしてもよく、このようにしても、反射表示のと
きと透過表示のときの表示品位をほぼ同じにすることが
できる。
【0134】さらに、上記実施例では、前記照明手段2
0から照明光の出射させたときに透過表示と判定して、
γ補正電位を透過表示のときの電位に切換えるようにし
ているが、環境照度と前記照明手段20が出射する照明
光の輝度との両方を測定し、環境照度に対する照明光の
輝度比が所定の値以上になったときに透過表示と判定し
て、γ補正電位を透過表示のときの電位に切換えるよう
にしてもよい。
【0135】このようにすれば、照明光よりも外光の反
射光の出射量が多いとき、つまり、表示に利用される光
が主に外光であるときは、反射表示のときのγ補正電位
を用いて液晶表示素子1を駆動し、外光の反射光よりも
照明光の出射量が多いとき、つまり、表示に利用される
光が主に照明光であるときに、透過表示のときのγ補正
電位を用いて液晶表示素子1を駆動することができる。
【0136】また、上記実施例の液晶表示装置で用いた
照明手段20は、光源21と、前記光源21からの照明
光を導いて液晶表示素子1に向けて出射する出射面(導
光体24の複数の段差面27)と前記液晶表示素子1の
前方から入射する外光を前記液晶表示素子1に向けて反
射させるための前記出射面とは異なる外光反射面(導光
体24の複数の段面22b上に形成した反射膜28)と
が形成された導光体24とを備えた構成のものである
が、前記照明手段20は、照明光を液晶表示素子1に照
射する手段と、前記液晶表示素子1の前方から入射する
外光を反射してその反射光を前記液晶表示素子1に照射
する反射手段とからなるものであれば、例えば、照明光
を出射する照明パネルの前面に半透過反射板を配置した
ものなどでもよい。
【0137】
【発明の効果】この発明の液晶表示装置は、外光を利用
する反射表示と、照明光を利用する透過表示との両方の
表示を行なう2ウエイ表示型のものであるが、液晶表示
素子の電極間に選択的に印加する前記複数の値の駆動電
圧を、反射表示のときと透過表示のときとで個別に制御
し、前記反射表示のときの複数の値の駆動電圧にそれぞ
れ対応する複数の階調の透過率と、前記透過表示のとき
の複数の値の駆動電圧にそれぞれ対応する複数の階調の
透過率とを、前記複数の階調ごとにほぼ等しくしている
ため、外光を利用する反射表示のときも、照明光を利用
する透過表示のときも、ほぼ同じ品位の表示を得ること
ができる。
【0138】この発明の液晶表示装置において、前記表
示駆動系は、例えば、前記透過表示のときの前記複数の
値の駆動電圧を、前記液晶表示素子の透過表示のときの
電圧−透過率特性に基づいて制御し、前記反射表示のと
きの前記複数の値の駆動電圧を、前記液晶表示素子の透
過表示のときの電圧−透過率特性と反射表示のときの電
圧−透過率特性との差に基づいて制御するように構成す
ればよく、このようにすることにより、反射表示のとき
の表示品位を、透過表示のときの表示品位とほぼ等しく
することができる。
【0139】また、前記液晶表示素子の表示駆動系は、
前記反射表示のときの前記複数の値の駆動電圧を、前記
液晶表示素子の反射表示のときの電圧−透過率特性に基
づいて制御し、前記透過表示のときの前記複数の値の駆
動電圧を、前記液晶表示素子の反射表示のときの電圧−
透過率特性と透過表示のときの電圧−透過率特性との差
に基づいて制御するように構成してもよく、このように
することにより、透過表示のときの表示品位を、反射表
示のときの表示品位とほぼ等しくすることができる。
【0140】この発明の液晶表示装置において、前記液
晶表示素子が、その一方の基板の内面に、複数の画素電
極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数の薄
膜トランジスタと、前記複数の薄膜トランジスタにそれ
ぞれ接続された複数のゲートラインおよびデータライン
が設けられ、他方の基板の内面に、前記複数の画素電極
に対向する対向電極が設けられたアクティブマトリック
ス液晶表示素子である場合、前記表示駆動系は、前記複
数のゲートラインに接続されたゲート側駆動回路と、前
記複数のデータラインに接続されたデータ側駆動回路
と、前記データ側駆動回路に前記複数の階調の透過率に
それぞれ対応する複数のγ補正電位を供給するγ補正電
位供給手段とからなり、前記γ補正電位供給手段が、前
記反射表示のときと前記透過表示のときとでそれぞれ異
なる値の複数のγ補正電位を前記データ側駆動回路に供
給し、前記データ側駆動回路が、前記γ補正電位供給手
段から供給される前記複数のγ補正電位のなかから画像
データに対応するγ補正電位を選択して、その電位のデ
ータ信号を前記データラインに供給する構成とすればよ
く、このように前記表示駆動系を構成することにより、
前記アクティブマトリックス液晶表示素子の表示品位
を、外光を利用する反射表示のときも、照明光を利用す
る透過表示のときも、ほぼ同じにすることができる。
【0141】この場合、前記γ補正電位供給手段は、前
記反射表示と前記透過表示の別を判定する反射/透過判
定部と、この反射/透過判定部の判定結果に基づいて、
前記反射表示のときの複数のγ補正電位と前記透過表示
のときの複数のγ補正電位とのいずれかを前記データ側
駆動回路に供給するγ補正電位出力部とにより構成する
のが望ましく、このようにすることにより、反射表示と
透過表示の別に応じて、前記データ側駆動回路に供給す
るγ補正電位を自動的に切換えることができる。
【0142】さらに、前記γ補正電位出力部は、2通り
の複数の基準電位を発生する基準電位発生回路と、この
基準電位発生回路が発生する前記2通りの複数の基準電
位のいずれかを前記反射/透過判定部の判定結果に基づ
いて選択し、その選択した複数の電位を前記複数のγ補
正電位として前記データ側駆動回路に供給する電位選択
回路とにより構成するのが好ましく、このようにするこ
とにより、前記データ側駆動回路に供給するγ補正電位
を、反射表示と透過表示の別に応じて確実に切換えるこ
とができる。
【0143】また、前記反射/透過判定部は、前記照明
手段からの照明光の出射に連動して前記反射表示と前記
透過表示の別を判定するように構成するのが望ましく、
このようにすることにより、反射表示と透過表示の別を
信頼性良く判定し、その表示のときのγ補正電位を前記
データ側駆動回路に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す液晶表示装置の基本
構成図。
【図2】図1におけるγ補正電位出力部の詳細図。
【図3】前記液晶表示装置の具体的な構成を示す側面
図。
【図4】図3の一部分の拡大図。
【図5】前記液晶表示装置に用いた液晶表示素子の一部
分の断面図。
【図6】前記液晶表示素子の反射表示のときと透過表示
のときの電圧−透過率特性を示す図。
【符号の説明】
1…液晶表示素子 20…照明手段 40…表示駆動系 41…ゲート側駆動回路 42…データ側駆動回路 43…γ補正電位供給手段 44…反射/透過判定部 45…γ補正電位出力部 46…基準電位発生回路 47…電位選択回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA42 NA58 NA80 NC13 NC23 NC34 NC44 NC45 NC55 NC90 ND08 ND58 NE07 NE10 NG01 5C006 AA16 AA22 AF46 AF51 AF53 AF63 AF69 BB16 BB28 BB29 BF14 BF24 BF25 BF38 BF43 EA01 FA47 FA54 5C080 AA10 BB05 CC03 DD04 EE28 FF11 JJ02 JJ03 JJ05 JJ06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶層をはさんで対向する一対の基板の内
    面にそれぞれ電極が設けられた液晶表示素子と、前記液
    晶表示素子の背後に配置され、照明光を前記液晶表示素
    子に向けて出射するとともに前記液晶表示素子の前方か
    ら入射する外光を前記液晶表示素子に向けて反射する照
    明手段と、前記液晶表示素子の電極間に複数の値の駆動
    電圧を選択的に印加する表示駆動系とを備え、 前記液晶表示素子の前方から入射する外光を前記照明手
    段により反射し、その反射光を前記液晶表示素子の前方
    に出射させて表示する反射表示と、前記照明手段から照
    明光を出射させ、その光を前記液晶表示素子の前方に出
    射させて表示する透過表示との両方の表示を行なうとと
    もに、 前記表示駆動系により前記液晶表示素子の電極間に選択
    的に印加する前記複数の値の駆動電圧を、前記反射表示
    のときと前記透過表示のときとで個別に制御し、前記反
    射表示のときの複数の値の駆動電圧にそれぞれ対応する
    複数の階調の透過率と、前記透過表示のときの複数の値
    の駆動電圧にそれぞれ対応する複数の階調の透過率と
    を、前記複数の階調ごとにほぼ等しくしたことを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記表示駆動系は、前記透過表示のときの
    前記複数の値の駆動電圧を、前記液晶表示素子の透過表
    示のときの電圧−透過率特性に基づいて制御し、前記反
    射表示のときの前記複数の値の駆動電圧を、前記液晶表
    示素子の透過表示のときの電圧−透過率特性と反射表示
    のときの電圧−透過率特性との差に基づいて制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示駆動系は、前記反射表示のときの
    前記複数の値の駆動電圧を、前記液晶表示素子の反射表
    示のときの電圧−透過率特性に基づいて制御し、前記透
    過表示のときの前記複数の値の駆動電圧を、前記液晶表
    示素子の反射表示のときの電圧−透過率特性と透過表示
    のときの電圧−透過率特性との差に基づいて制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記液晶表示素子は、その一方の基板の内
    面に、複数の画素電極と、これらの画素電極にそれぞれ
    接続された複数の薄膜トランジスタと、前記複数の薄膜
    トランジスタにそれぞれ接続された複数のゲートライン
    およびデータラインが設けられ、他方の基板の内面に、
    前記複数の画素電極に対向する対向電極が設けられたア
    クティブマトリックス液晶表示素子であり、 前記表示駆動系は、前記複数のゲートラインに接続され
    たゲート側駆動回路と、前記複数のデータラインに接続
    されたデータ側駆動回路と、前記データ側駆動回路に前
    記複数の階調の透過率にそれぞれ対応する複数のγ補正
    電位を供給するγ補正電位供給手段とからなっており、 前記γ補正電位供給手段は、前記反射表示のときと前記
    透過表示のときとでそれぞれ異なる値の複数のγ補正電
    位を前記データ側駆動回路に供給し、 前記データ側駆動回路は、前記γ補正電位供給手段から
    供給される前記複数のγ補正電位のなかから画像データ
    に対応するγ補正電位を選択し、その電位のデータ信号
    を前記データラインに供給することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記γ補正電位供給手段は、前記反射表示
    と前記透過表示の別を判定する反射/透過判定部と、こ
    の反射/透過判定部の判定結果に基づいて、前記反射表
    示のときの複数のγ補正電位と前記透過表示のときの複
    数のγ補正電位とのいずれかを前記データ側駆動回路に
    供給するγ補正電位出力部とからなっていることを特徴
    とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記γ補正電位出力部は、2通りの複数の
    基準電位を発生する基準電位発生回路と、この基準電位
    発生回路が発生する前記2通りの複数の基準電位のいず
    れかを前記反射/透過判定部の判定結果に基づいて選択
    し、その選択した複数の電位を前記複数のγ補正電位と
    して前記データ側駆動回路に供給する電位選択回路とか
    らなっていることを特徴とする請求項5に記載の液晶表
    示装置。
  7. 【請求項7】前記反射/透過判定部は、前記照明手段か
    らの照明光の出射に連動して前記反射表示と前記透過表
    示の別を判定することを特徴とする請求項5または6に
    記載の液晶表示装置。
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