JP2000193849A - 光コネクタ、スリ―ブ、及び、スリ―ブの製造方法 - Google Patents

光コネクタ、スリ―ブ、及び、スリ―ブの製造方法

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JP2000193849A
JP2000193849A JP10372487A JP37248798A JP2000193849A JP 2000193849 A JP2000193849 A JP 2000193849A JP 10372487 A JP10372487 A JP 10372487A JP 37248798 A JP37248798 A JP 37248798A JP 2000193849 A JP2000193849 A JP 2000193849A
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optical
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optical fiber
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Naotada Serizawa
直嗣 芹澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光パワーの損失低減を図り、以て、光通信を
行う際の伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮
し、さらには、コスト低減も実現することができる光コ
ネクタ、スリーブ、及び、スリーブの製造方法を提供す
る。 【解決手段】 光コネクタ21は、光ファイバ40(図
1参照)と受・送信モジュール26、27との間にスリ
ーブ25、25を介在させたものであり、スリーブ25
のN.A.が光ファイバ40(図1参照)のN.A.よ
りも大きくなっている。また、スリーブ25を構成する
ホルダ36は、合成樹脂製で着色可能となっている。さ
らにまた、スリーブ25は、光ファイバ元線52(図7
(a)参照)等を切り出すことで形成されるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
車両の多重伝送回路に用いられる光コネクタ、その光コ
ネクタを構成するレセプタクルに装着されるスリーブ、
及び、スリーブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光コネクタ及びスリーブとして
は、本願出願人が先に提案した光コネクタ(実公平6−
33443号公報に開示される技術)が一般的に知られ
ている。
【0003】以下、図9ないし図11を参照しながら上
記公報の光コネクタ及びスリーブを説明する。先ず、図
9において、引用符号1は光コネクタを示しており、そ
の光コネクタ1は、機器側コネクタとしてのレセプタク
ル2と、光ファイバ側コネクタとしての光プラグ3とを
備えて構成されている。
【0004】上記レセプタクル2は、図9及び図10に
示される如く、合成樹脂製のハウジング4を有してお
り、その内部の格納室5、5には、受・送信モジュール
6、6′がゴム等の弾性部材から成るバックシート7、
7で支持された状態で格納されている。そして、その背
面にキャップ8が冠着されており、また、受・送信モジ
ュール6、6′が支持された格納室5、5の前方には、
レンズ9、9の軸と一致して前方にのびる受承筒10、
10が設けられている。その受承筒10、10内には、
コア及びクラッド(不図示)から成る光伝達部材11
(例えばφ1程度のマルチモードプラスチック光ファイ
バ)を金属円筒状のホルダ12に接着固定し、かつ両端
面を研磨して構成されたスリーブ13、13が挿着され
ている。
【0005】上記光プラグ3は、上記レセプタクル2と
嵌合、接続するようになっており、図9及び図11に示
される如く、先端に光ファイバ14、14(一方のみ図
示、以下同様)の端部を露出した状態で、その光ファイ
バ14、14を被覆するフェルール組み立て体15、1
5と、フェルール組み立て体15、15を内部に収容し
て保護する筒状隔壁16を設けたプラグハウジング17
と、そのプラグハウジング17に嵌合固定されるスプリ
ングキャップ18と、スプリングキャップ18の後部に
嵌着されるブーツ19とを備えて構成されている。
【0006】また、上記プラグハウジング17には、上
記フェルール組み立て体15、15の外周後半部に設け
た鍔状の係止部15a、15aと係合する肩部17aが
形成されており、係止部15a、15aと上記スプリン
グキャップ18の内筒部18a、18a間にスプリング
20、20を置いてフェルール組み立て体15、15が
常時前方に付勢されるようになっている。
【0007】そして、係止部15a、15aと肩部17
aの係合によって、上記フェルール組み立て体15、1
5の先端部A(図11参照。光ファイバ14の入・出射
端面(受光面・発光面)の位置に相当する。)が上記プ
ラグハウジング17の前端面B(図11参照)から常に
内部に引き込んだ状態に構成されている。
【0008】上記構成において、図9を参照しながらレ
セプタクル2と光プラグ3の接続について説明する。
【0009】レセプタクル2に光プラグ3を嵌合する
と、受承筒10、10はプラグハウジング17内に進入
し、同時にフェルール組み立て体15、15は受承筒1
2、12に進入する。また、フェルール組み立て体1
5、15は受承筒10、10の先端に当接し、スプリン
グ20、20の弾性力によって適度の接触圧が保たれ
る。
【0010】この状態において、先端部A(図11参
照)とスリーブ13、13、及びレンズ9、9とスリー
ブ13、13は、共に間隙(不図示)を最小に保って配
置されている。これにより、光コネクタ1の間隙損失が
最小限に抑えられるようになっている。また、間隙損失
を最小限に抑えることで、光通信を行う際の伝送に関す
るマージンが広くとれるように配慮されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあっては、受・送信モジュール6、6′と光ファイバ
14、14との間に、例えば構造上6mmの間隙が存在し
ており、その間隙を埋めるようにして例えば長さ6mmの
スリーブ13、13を介在させるようになっている。そ
して、上記間隙損失の関係から受・送信モジュール6、
6′とスリーブ13、13、及び、光ファイバ14、1
4とスリーブ13、13のそれぞれの間を間隙ゼロとす
ることが好ましい。しかし、部材同士の組み合わせであ
ることから、間隙ゼロとすることは非常に困難であり、
上記光コネクタ1であっても僅かな間隙が生じてしまう
場合があって、光パワーの損失が発生してしまってい
る。
【0012】例えば送信モジュール6′とスリーブ13
の間隙(不図示)で説明すれば、その送信モジュール
6′は、通常、発光ダイオードを用いていることから、
間隙が生じていると、発光ダイオードから射出されて発
散する(放射線状に放出される)光の一部がその間隙か
ら漏れてしまうことになる。そして、漏れてしまった光
の一部は、スリーブ13の光伝達部材11に再入射する
ことが当然にないので、漏れた光の分が光パワーの損失
となってしまうことになる。
【0013】また、光伝達部材11は、従来から光ファ
イバ14のN.A.(開口数、Num-erical Aperture)
と同じN.A.=0.5のプラスチック光ファイバ(P
OF)が用いられてきたので、送信モジュール6′(発
光ダイオード)からの光の受光の限度があった。そし
て、当然に光伝達部材11のN.A.よりも大きな光が
存在することになるので、上記間隙を有する場合に光パ
ワーの損失を免れることはできなかった。
【0014】尚、上記N.A.は、コアの屈折率をn
1、クラッドの屈折率をn2(n1>n2)とすると、
N.A.=[(n1)2−(n2)2]1/2 の関係式で
定義されるものである。
【0015】一方、上述の光パワーの損失は上記間隙の
みに起因するものではなく、スリーブ13、13の組み
付け状態(位置)によっても生じてしまうことになる。
即ち、レセプタクル2は合成樹脂製であって、そのレセ
プタクル2に一体に形成される受承筒10内には、スリ
ーブ13を保持するための微小突起(不図示)が設けら
れており、そこに金属製のホルダ12を有するスリーブ
13が挿入されるようになっている。そして、スリーブ
13を挿入すると、例えばホルダ12によって上記微小
突起が削り取られてしまい、光軸に縦又は横方向のズレ
が生じることになる。その結果として光パワーの損失が
発生することになる。
【0016】もう少し詳しく説明すれば、スリーブ13
はその両端面を研磨して成ることから、ホルダ12の端
面はエッジとなっている可能性が高く、受承筒10内に
スリーブ13を挿入した際には、上記微小突起が正常に
機能するとはとても言い難いものがある。
【0017】例えば、上記微小突起を受承筒10内に等
間隔で四つ設けて、スリーブ13を挿入軸のズレた状態
で挿入すれば、少なくとも微小突起の一つがホルダ12
の端面によって削り取られたり、過剰に圧縮されて潰れ
たり、折れたりすることになる。このことから、挿入さ
れたスリーブ13は安定性を失い、光軸にズレを生じさ
せてしまうのが容易に理解できる。
【0018】従って、この場合も上述の間隙の問題と同
様に、光パワーの損失を免れることができないと言え
る。
【0019】他方、上記間隙(間隙量、単位mm)を有し
た状態での光軸のズレ(横軸、単位mm)と、光パワーの
損失(縦軸、単位dB)とを関係づけるため、これらを図
12においてグラフ化した。この図からも分かるよう
に、上記間隙や上記光軸のズレが光パワーの損失に大き
く起因していると言える。また、間隙量と光軸のズレと
が極力小さいことが好ましいと言え、これらを如何に管
理するかが光パワーの損失低減のポイントとなることが
伺える。そして、光パワーの損失を低減できれば、光コ
ネクタ1よりも光学的に下流側のマージンを広くとるこ
とが可能になる。
【0020】ところで、スリーブ13は多くの工程を経
て製造されているので、上記問題点の改善を図りながら
コスト低減を実現することが好ましいと考えられる。ま
た、光ファイバ14の製造過程において生じる歩留ま
り、即ち、ボビンに巻かれた光ファイバ元線から何本も
の光ファイバ14を切り出した後に残る端切れ(不図
示)を上記問題点と共に対処することも好ましいと考え
られる。
【0021】尚、上記間隙に関しては、その間隙の管理
を従来以上に厳しくすると、各部材の寸法精度上かえっ
て各部材及び光コネクタ1の生産性が低下してしまう恐
れがあり、好ましい対策にはならないと考えられる。
【0022】本発明は、上述した事情に鑑みてなされる
もので、光パワーの損失低減を図り、以て、光通信を行
う際の伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮し、
さらには、コスト低減も実現することができる光コネク
タ、スリーブ、及び、スリーブの製造方法を提供するこ
とを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の光コネクタは、光ファ
イバと受・送信モジュールとの間に、これら光ファイバ
と受・送信モジュールの光学的接続をなし得るスリーブ
を介在させた光コネクタにおいて、前記スリーブのN.
A.を前記光ファイバのN.A.よりも大きくしたこと
を特徴としている。
【0024】また、請求項2記載の本発明の光コネクタ
は、請求項1に記載の光コネクタにおいて、少なくとも
前記送信モジュール側の前記スリーブのN.A.を前記
光ファイバのN.A.よりも大きくしたことを特徴とし
ている。
【0025】また、請求項3記載の本発明の光コネクタ
は、請求項1又は請求項2記載の光コネクタにおいて、
前記スリーブのN.A.は、0.5<N.A.<1であ
ることを特徴としている。
【0026】また、請求項4記載の本発明の光コネクタ
は、請求項1又は請求項2記載の光コネクタにおいて、
前記スリーブのN.A.は、0.6又は0.7であるこ
とを特徴としている。
【0027】また、請求項5記載の本発明の光コネクタ
は、請求項1ないし請求項4いずれか記載の光コネクタ
において、前記スリーブは、コア及び該コアよりも屈折
率の小さいクラッドから成る光伝達部材と、該光伝達部
材の外周縁に設けられる円筒状且つ被覆状のホルダとで
構成され、該ホルダが合成樹脂材から成ることを特徴と
している。
【0028】また、請求項6記載の本発明の光コネクタ
は、請求項5に記載の光コネクタにおいて、前記ホルダ
は、前記スリーブが装着される部材と同等若しくは柔ら
かい材質となる合成樹脂材から成ることを特徴としてい
る。
【0029】また、請求項7記載の本発明の光コネクタ
は、請求項5又は請求項6に記載の光コネクタにおい
て、前記ホルダは、ポリエチレンから成ることを特徴と
している。
【0030】また、請求項8記載の本発明の光コネクタ
は、請求項5ないし請求項7いずれか記載の光コネクタ
において、前記ホルダは着色可能であって、前記スリー
ブが装着される部材とは異なる色で着色がなされること
を特徴としている。
【0031】また、請求項9記載の本発明の光コネクタ
は、請求項8に記載の光コネクタにおいて、前記ホルダ
の色は、前記スリーブが装着される部材の色に対して異
系色となることを特徴としている。
【0032】また、請求項10記載の本発明の光コネク
タは、請求項8又は請求項9に記載の光コネクタにおい
て、前記ホルダの色は、識別可能な二色から成ることを
特徴としている。
【0033】また、請求項11記載の本発明の光コネク
タは、請求項10に記載の光コネクタにおいて、前記識
別可能な二色のうちの一色は、前記スリーブが装着され
る部材の色が黒の場合にオレンジ色であることを特徴と
している。
【0034】また、請求項12記載の本発明の光コネク
タは、請求項5ないし請求項11いずれか記載の光コネ
クタにおいて、前記光伝達部材の少なくとも一端にコリ
メータレンズを形成することを特徴としている。
【0035】また、請求項13記載の本発明の光コネク
タは、請求項1ないし請求項12いずれか記載の光コネ
クタにおいて、前記スリーブは、光ファイバ元線若しく
は該光ファイバ元線の端切れを切り出して成ることを特
徴としている。
【0036】上記課題を解決するためなされた請求項1
4記載の本発明のスリーブは、光コネクタに装備される
光ファイバと受・送信モジュールとの間に介在して、こ
れら光ファイバと受・送信モジュールの光学的接続をな
し得るとともに、コア及び該コアよりも屈折率の小さい
クラッドから成る光伝達部材と、該光伝達材の外周縁に
設けられる円筒状且つ被覆状のホルダとで構成されるス
リーブであって、前記光ファイバのN.A.よりも大き
なN.A.で形成され、少なくとも前記送信モジュール
側に配置されることを特徴としている。
【0037】また、請求項15記載の本発明のスリーブ
は、請求項14に記載のスリーブにおいて、前記光ファ
イバのN.A.よりも大きなN.A.は、0.5<N.
A.<1であることを特徴としている。
【0038】また、請求項16記載の本発明のスリーブ
は、請求項14に記載のスリーブにおいて、前記光ファ
イバのN.A.よりも大きなN.A.は、0.6又は
0.7であることを特徴としている。
【0039】また、請求項17記載の本発明のスリーブ
は、請求項14ないし請求項16いずれか記載のスリー
ブにおいて、前記ホルダは、前記光コネクタを構成する
レセプタクルと同等若しくは柔らかい材質となる合成樹
脂材から成ることを特徴としている。
【0040】また、請求項18記載の本発明のスリーブ
は、請求項17に記載のスリーブにおいて、前記ホルダ
は、ポリエチレンから成ることを特徴としている。
【0041】また、請求項19記載の本発明のスリーブ
は、請求項17又は請求項18に記載のスリーブにおい
て、前記ホルダは着色可能であって、前記レセプタクル
とは異なる色で着色がなされることを特徴としている。
【0042】また、請求項20記載の本発明のスリーブ
は、請求項19に記載のスリーブにおいて、前記ホルダ
の色は、前記レセプタクルの色に対して異系色となるこ
とを特徴としている。
【0043】また、請求項21記載の本発明のスリーブ
は、請求項19又は請求項20に記載のスリーブにおい
て、前記ホルダの色は、識別可能な二色から成ることを
特徴としている。
【0044】また、請求項22記載の本発明のスリーブ
は、請求項14ないし請求項21いずれか記載のスリー
ブにおいて、前記光伝達部材の少なくとも一端にコリメ
ータレンズを形成することを特徴としている。
【0045】また、請求項23記載の本発明のスリーブ
は、請求項14ないし請求項22いずれか記載のスリー
ブにおいて、光ファイバ元線若しくは該光ファイバ元線
の端切れを切り出して成ることを特徴としている。
【0046】上記課題を解決するためなされた請求項2
4記載の本発明のスリーブは、光コネクタに装備される
光ファイバと受・送信モジュールとの間に介在して、こ
れら光ファイバと受・送信モジュールの光学的接続をな
し得るとともに、コア及び該コアよりも屈折率の小さい
クラッドから成る光伝達部材と、該光伝達部材の外周縁
に設けられる円筒状且つ被覆状のホルダとで構成される
スリーブであって、前記ホルダは、前記光コネクタを構
成するレセプタクルと同等若しくは柔らかい材質となる
合成樹脂材から成ることを特徴としている。
【0047】また、請求項25記載の本発明のスリーブ
は、請求項24に記載のスリーブにおいて、前記ホルダ
は着色可能であって、前記レセプタクルとは異なる色で
着色がなされることを特徴としている。
【0048】また、請求項26記載の本発明のスリーブ
は、請求項25に記載のスリーブにおいて、前記ホルダ
の色は、識別可能な二色から成ることを特徴としてい
る。
【0049】上記課題を解決するためなされた請求項2
7記載の本発明のスリーブの製造方法は、コア及び該コ
アよりも屈折率の小さいクラッドから成る光伝達部材
と、該光伝達部材の外周縁に設けられる円筒状且つ被覆
状のホルダとで構成されるスリーブの製造方法であっ
て、光ファイバ元線若しくは該光ファイバ元線の端切れ
を切り出した後、両端面を研磨して成ることを特徴とし
ている。
【0050】また、請求項28記載の本発明のスリーブ
の製造方法は、請求項27に記載のスリーブの製造方法
において、前記両端面の研磨前若しくは研磨後に前記ホ
ルダへの着色がなされることを特徴としている。
【0051】請求項1に記載された本発明によれば、ス
リーブのN.A.を大きくすることで、スリーブの光に
対する受け入れ量、即ち受光の限度が大きくなり、結合
効率が向上する。また、スリーブ自体は、伝送距離が光
ファイバに比べて格段に短いことから、N.A.が大き
くなっても伝送速度に影響を来すことはなく、従来同様
の伝送速度を維持することが可能である。さらにまた、
受光の限度が従来よりも格段に大きくなることから、光
軸のズレが生じたとしても光パワーの損失を極力抑える
ことが可能である。従って、光パワーの損失低減を図
り、以て、光通信を行う際の伝送に関するマージンを広
くとれるよう配慮した光コネクタを提供することができ
る。
【0052】また、請求項2に記載された本発明によれ
ば、少なくとも送信モジュール側のスリーブのN.A.
を大きくすることで、送信モジュールから射出する光に
対する受光の限度が従来よりも格段に大きくなる。従っ
て、上述同様、光パワーの損失を低減し、以て、伝送に
関するマージンを広くとれるよう配慮された光コネクタ
を提供することができる。
【0053】また、請求項3に記載された本発明によれ
ば、スリーブのN.A.を光コネクタに用いられる光フ
ァイバのN.A.にあわせて選定することが可能であ
る。
【0054】また、請求項4に記載された本発明によれ
ば、上記範囲における生産性及び汎用性を考慮したより
好ましいN.A.となる。そして、当然に上述してきた
のと同様の光コネクタにおける作用効果を奏することが
できる。
【0055】また、請求項5に記載された本発明によれ
ば、従来同様にホルダで光伝達部材を保護することが可
能になる。また、ホルダが合成樹脂材であることから、
ホルダ自体が従来の金属よりも柔らかくなり、そして、
光コネクタに装着される際には、従来のようなホルダの
端面でスリーブの保持部材を削り取ったりしてしまうこ
とがない。これにより、光軸のズレを抑えることが可能
になる。従って、上述同様、光パワーの損失を低減し、
以て、伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮され
た光コネクタを提供することができる。
【0056】また、請求項6に記載された本発明によれ
ば、ホルダは、スリーブが装着される部材と同等若しく
は柔らかい材質となる合成樹脂材から成るので、上述と
同様、光軸のズレを抑えることが可能になる。従って、
光パワーの損失を低減し、以て、伝送に関するマージン
を広くとれるよう配慮された光コネクタを提供すること
ができる。
【0057】また、請求項7に記載された本発明によれ
ば、汎用性のある合成樹脂材を用いていることになり、
当然にコスト低減に寄与することが可能となる。従っ
て、さらにコスト低減も実現することが可能な光コネク
タを提供することができる。
【0058】また、請求項8に記載された本発明によれ
ば、ホルダを着色することでスリーブが所定の位置に確
実に装着されているかどうかを容易に確認することがで
き、間隙の広がりを抑えることが可能になる。従って、
光パワーの損失を低減し、以て、伝送に関するマージン
を広くとれるよう配慮された光コネクタを提供すること
ができる。
【0059】また、請求項9に記載された本発明によれ
ば、視認性が向上してスリーブの装着位置を確実に判定
することが可能になる。
【0060】また、請求項10に記載された本発明によ
れば、識別可能な二色であることから、さらに視認性が
向上する。そして、上述同様、スリーブの装着位置を確
実に判定することが可能になる。
【0061】また、請求項11に記載された本発明によ
れば、色の組み合わせとしての視認性がよい。これによ
り、長時間の作業でも作業者に負担がかかりにくくなり
作業能率を向上させることが可能になる。従って、コス
ト低減に寄与することができる。
【0062】また、請求項12に記載された本発明によ
れば、コリメータレンズを入射側に設けた場合には、本
来クラッドに放射されてしまうような光も伝送すること
が可能になる。また逆に、射出側に設ければ、光を集光
させることが可能になる。従って、上述同様、光パワー
の損失を低減し、以て、伝送に関するマージンを広くと
れるよう配慮された光コネクタを提供することができ
る。
【0063】また、請求項13に記載された本発明によ
れば、スリーブは、光ファイバ元線若しくはその光ファ
イバ元線の端切れを切り出して成るものであるから、汎
用性を持たせることができる。また、歩留まり向上に寄
与し、さらには、光ファイバのリサイクルによって製造
することが可能である。従って、さらにコスト低減を実
現することが可能な光コネクタを提供することができ
る。
【0064】また、請求項14に記載された本発明によ
れば、入射してくる光に対する受入量、即ち受光の限度
が多くなり、結合効率が向上する。また、伝送距離が光
ファイバに比べて格段に短いことから、N.A.が大き
くなっても光コネクタ全体にかかる伝送速度に影響を来
すことはなく、従来同様の伝送速度を維持することが可
能である。さらにまた、受光の限度が従来よりも格段に
大きくなることから、光軸のズレが生じたとしても光パ
ワーの損失を極力抑えることが可能である。従って、光
パワーの損失低減を図り、以て、光通信を行う際の伝送
に関するマージンを広くとれるよう配慮したスリーブを
提供することができる。
【0065】また、請求項15に記載された本発明によ
れば、スリーブのN.A.を光コネクタに装備される光
ファイバのN.A.にあわせて選定することが可能であ
る。
【0066】また、請求項16に記載された本発明によ
れば、上記範囲における生産性及び汎用性を考慮したよ
り好ましいN.A.となる。そして、当然に上述してき
たのと同様のスリーブにおける作用効果を奏することが
できる。
【0067】また、請求項17に記載された本発明によ
れば、ホルダは、光コネクタを構成するレセプタクルと
同等若しくは柔らかい材質となる合成樹脂材から成るの
で、上述と同様、光軸のズレを抑えることが可能にな
る。従って、光パワーの損失を低減し、以て、伝送に関
するマージンを広くとれるよう配慮されたスリーブを提
供することができる。
【0068】また、請求項18に記載された本発明によ
れば、汎用性のある合成樹脂材を用いていることにな
り、当然にコスト低減に寄与することが可能となる。従
って、さらにコスト低減も実現することが可能なスリー
ブを提供することができる。
【0069】また、請求項19に記載された本発明によ
れば、ホルダを着色することでスリーブが所定の位置に
確実に装着されているかどうかを容易に確認することが
でき、光コネクタに装着された際の間隙の広がりを抑え
ることが可能になる。従って、光パワーの損失を低減
し、以て、伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮
されたスリーブを提供することができる。
【0070】また、請求項20に記載された本発明によ
れば、光コネクタを組み立てる際のスリーブ装着時に、
又はスリーブの装着位置を確認する際に視認性が向上す
る。そして、作業者はそのスリーブの装着に関して正確
な判断をすることが可能になる。
【0071】また、請求項21に記載された本発明によ
れば、識別可能な二色であることから、さらに視認性が
向上する。そして、上述同様、スリーブの装着位置を確
実に判定することが可能になる。
【0072】また、請求項22に記載された本発明によ
れば、コリメータレンズを光コネクタにおける入射側に
設けた場合には、本来クラッドに放射されてしまうよう
な光も伝送することが可能になる。また逆に、光コネク
タにおける射出側に設ければ、光を集光させることが可
能になる。従って、上述同様、光パワーの損失を低減
し、以て、伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮
されたスリーブを提供することができる。
【0073】また、請求項23に記載された本発明によ
れば、スリーブは、光ファイバ元線若しくはその光ファ
イバ元線の端切れを切り出して成るものであるから、光
ファイバに汎用性を持たせることができる。また、歩留
まり向上に寄与し、さらには、光ファイバのリサイクル
によって製造することが可能である。従って、さらにコ
スト低減を実現することが可能なスリーブを提供するこ
とができる。
【0074】また、請求項24に記載された本発明によ
れば、従来同様にホルダで光伝達部材を保護することが
可能になる。また、ホルダが合成樹脂材であることか
ら、ホルダ自体が従来の金属よりも柔らかくなり、そし
て、光コネクタに装着される際には、従来のようなホル
ダの端面でスリーブの保持部材を削り取ったりしてしま
うことがない。これにより、光軸のズレを抑えることが
可能になる。従って、光パワーの損失を低減し、以て、
伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮されたスリ
ーブを提供することができる。
【0075】また、請求項25に記載された本発明によ
れば、ホルダを着色することでスリーブが所定の位置に
確実に装着されているかどうかを容易に確認することが
でき、光コネクタに装着された際の間隙の広がりを抑え
ることが可能になる。従って、光パワーの損失を低減
し、以て、伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮
されたスリーブを提供することができる。
【0076】また、請求項26に記載された本発明によ
れば、識別可能な二色であることから、さらに視認性が
向上する。そして、上述同様、スリーブの装着位置を確
実に判定することが可能になる。
【0077】また、請求項27に記載された本発明によ
れば、このような製造方法を採用することによって、光
コネクタに装備される光ファイバに汎用性を持たせるこ
とができる。また、歩留まり向上に寄与し、さらには、
光ファイバのリサイクルによって製造することが可能で
ある。従って、コスト低減を実現することが可能なスリ
ーブの製造方法を提供することができる。
【0078】また、請求項28に記載された本発明によ
れば、ホルダとなる光ファイバ元線の被覆の色に関係な
くスリーブを製造することが可能になる。従って、さら
にコスト低減に寄与することができる。
【0079】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の光コネクタの一
実施の形態を示す分解斜視図である。また、図2は図1
のレセプタクルの分解斜視図、図3は図1のレセプタク
ルの横断面図、図4は図1のレセプタクルの縦断面図、
図5は図2のスリーブの縦断面図、図6は図1の光プラ
グの縦断面図を示している。
【0080】図1において、引用符号21は例えば自動
車等の車両の多重伝送回路に用いられる光コネクタを示
しており、その光コネクタ21は合成樹脂製のレセプタ
クル22と光プラグ23とを備えて構成されている。
【0081】上記レセプタクル22は、図1及び図2に
示される如く、前後に開放された矩形状のコネクタハウ
ジング24を有しており、そのコネクタハウジング24
の前方の開放部分に上記光プラグ23が嵌合するように
なっている。また、図2に示される如く、後方の開放部
分にはスリーブ25、25、受・送信モジュール26、
27、及びキャップ28が順に嵌合するようになってい
る。
【0082】コネクタハウジング24は、図1に示され
る如く、前方(上記前方の開放部分)に光プラグ23に
対する嵌合部29が形成されており、同じく前方の上壁
には、光プラグ23の後述するロッキングアーム44が
係合する光プラグ係止部30が形成されている。
【0083】その光プラグ係止部30は、嵌合部29の
一部がコネクタハウジング24の内方から外方に向けて
突出するような状態で形成されており、上面には上記ロ
ッキングアーム44の係止突起44aに対する矩形状の
係合孔30aが開口、形成されている。
【0084】また、図2に示される如く、コネクタハウ
ジング24の後方(上記後方の開放部分)には、受・送
信モジュール26、27に対する格納室31、31が形
成されている。その格納室31、31には、上壁及び下
壁を貫通させて開口部24a、24b(図4参照、以下
同様)が各二つ形成されている。開口部24a、24b
には、キャップ28の上下縁部に形成される四つ(下縁
部側は不図示のため二つ)の係合突起28aが係合する
ようになっており、また、開口部24bを介して、受・
送信モジュール26、27の接続部(電極)26a、2
7aが外部へ導出されるようになっている(図4参
照)。
【0085】さらにまた、図3及び図4に示される如
く、コネクタハウジング24の内部における中間部分に
は、嵌合部29から格納室31、31へ連通する受承筒
32、32が上記前後に対応する方向に延在し、且つ嵌
合部29内に突出するよう一体に設けられている。その
受承筒32、32は、内外共に段付に形成されており、
内方の段部を境界に前方側が上記光プラグ23の後述す
るフェルール組み立て体37(図6参照)の装着用の筒
部分となっている。これに対して上記段部の後方には、
スリーブ25、25が格納室31、31を介して挿入さ
れるようになっており、上記段部でスリーブ25、25
が当接するとそのスリーブ25、25の位置決めがなさ
れるようになっている。
【0086】尚、スリーブ25、25が挿入される側の
受承筒32、32内部には、スリーブ25、25を保持
するための図示しない微小突起が例えば等間隔で四つ設
けられている。
【0087】スリーブ25は、図5に示される如く、コ
ア33(屈折率:n1)及びそのコア33よりも屈折率
の小さいクラッド34(屈折率:n2 (n1>n
2))から成る光伝達部材35と、光伝達部材35の外
周縁に設けられる円筒状且つ被覆状のホルダ36とで構
成されており、本形態のスリーブ25は後述するプラス
チック光ファイバ52(POF、図7(a)参照)から
製造されている。
【0088】また、スリーブ25のN.A.(開口数、
Numerical Aperture)は、N.A.=0.6で形成され
ており、N.A.=sinθmax (=[(n1)2−
(n2)2]1/2 )で定義されることから最大受光角θ
max はθmax ≒36.9°となっている。
【0089】従って、従来のスリーブに比べて最大受光
角θmax がθmax ≒6.9°だけ大きくなり(従来では
N.A.=0.5のスリーブを用いていた)、当然によ
り多くの光を受光できることから、光パワーの損失低減
に寄与することになる。即ち、例えば送信モジュール2
7との光学的接続に関して説明すると、その送信モジュ
ール27の素子(不図示)とスリーブ25と間に距離が
あったとしても(送信モジュール27の素子(不図示)
は埋設されており、実際には距離が生じている)、最大
受光角θmax が大きくなることから、従来よりも多くの
光を受光することができるようになる。
【0090】ホルダ36は、後述するプラスチック光フ
ァイバ54(POF、図7(a)参照)の被覆部分に相
当することになり、合成樹脂製(PE:ポリエチレン)
である。また、PPS(ポリフェニレンスルフィド)か
ら成形される上記レセプタクル22の上記コネクタハウ
ジング24よりも柔らかい材質となる(以上の材質に限
定されるものではない。同等若しくは柔らかい材質であ
ればよい。また、コスト低減のために汎用性のある合成
樹脂材を用いることが好ましい)。
【0091】尚、図2に示される上記受・送信モジュー
ル26、27は、既知構成のモジュールを用いているの
で、ここでは詳細な説明は省略する。また、上記キャッ
プ28には、受・送信モジュール26、27を押しつけ
る断面視略三角形状の突起28b、28bが二条設けら
れている(図4参照、本願出願人が特願平10−493
4号にて提案した内容と同様のものである)。
【0092】一方、上記光プラグ23は、図6に示され
る如く、フェルール組み立て体37、37(図6参照、
一方のみ図示、以下同様)と、合成樹脂製(例えば上記
PPS)のプラグハウジング38及びスプリングキャッ
プ39とを備えて構成されている。
【0093】上記フェルール組み立て体37は、光ファ
イバ40とその光ファイバ40の先端に装着されるフェ
ルール41とスプリング42から構成されている。
【0094】光ファイバ40は既知のもので、コア(不
図示)及びそのコアよりも屈折率の小さいクラッド(不
図示)から成る光伝達部材(不図示)と、光伝達部材
(不図示)を被覆する一次シース(不図示)及び二次シ
ース40aとで構成されており、特に図示しないが、先
端側の一次シース(不図示)及び二次シース40aが皮
剥されてフェルール41に装着されている。また、光フ
ァイバ40のN.A.は、従来同様にN.A.=0.5
となっている。
【0095】フェルール41は合成樹脂製であって、略
円筒状の小径部41a及び大径部41bを有しており、
光ファイバ40の光伝達部材(不図示)が小径部41a
に、また、一次シース(不図示)が大径部41bに収容
されるようになっている。また、フェルール41と光フ
ァイバ40は接着剤等で強固に固定されており、光ファ
イバ40がフェルール41から抜け落ちてしまうことが
ないようになっている。
【0096】大径部41bには、二つのフランジ部41
c、41cが周設されており、後方のフランジ部41c
と上記スプリングキャップ39との間にスプリング42
が介在するようになっている。
【0097】上記プラグハウジング38は、フェルール
組み立て体37、37を収容する中空の収容室43、4
3(一方のみ図示、以下同様)を有する矩形状の箱体で
あって、上壁の前端には、収容室43、43を区画する
(図1参照)位置で後方に延びるロッキングアーム44
が形成されている。ロッキングアーム44は、上記光プ
ラグ係止部30の係合孔30a(図1及び図2参照)に
係合する係止突起44aを有しており、そのロッキング
アーム44の先端部を押下することで、光プラグ23の
上記レセプタクル22に対する嵌合操作が可能となって
いる(図1参照)。
【0098】また、図1に示される如く、プラグハウジ
ング38の両側壁後方には、そのプラグハウジング38
の後端面よりも後方に突出する略短冊状のスリットカバ
ー45、45が形成されており、上記スプリングキャッ
プ39の後述するプラグ導入スリット46、46を閉止
するようになっている。
【0099】上記スプリングキャップ39は、図1に示
される如く、その両側壁及び後端面の一部にわたってプ
ラグ導入スリット46、46が切り欠き形成されてお
り、後端面におけるプラグ導入スリット46、46(一
方のみ図示、以下同様)の縁部近傍には、支持壁47が
突出するように一体に設けられている。また、スプリン
グキャップ39の上壁中央には、ロッキングアーム44
に対する凹部48が形成されており、その凹部48を挟
んだ両側には、保護壁49、49が立設されている。
【0100】尚、スプリングキャップ39の後端面の内
側は、スプリング42が当接するようになっている(図
6参照)。また、スプリングキャップ39の内部中央に
は、プラグハウジング38に対する図示しない係止突起
が設けられている。
【0101】光プラグ23は、フェルール組み立て体3
7、37をスプリングキャップ39のプラグ導入スリッ
ト46、46を介して装着した後、そのスプリングキャ
ップ39をプラグハウジング38に係合させることで組
み立てられており、フェルール組み立て体37、37が
収容室43、43に収容されると、プラグハウジング3
8に設けられた係止突起50、50(図6参照、一方の
み図示)がフェルール41の二つのフランジ部41c、
41c間に嵌合してフェルール組み立て体37、37の
位置を規制するようになっている。また、フェルール組
み立て体37、37は、スプリング42、42によって
前方へ付勢されており、収容室43、43に形成された
ストッパ51、51(図6参照、一方のみ図示)がフェ
ルール組み立て体37、37の突出を抑えるようになっ
ている。
【0102】上記構成において、光プラグ23がレセプ
タクル22に嵌合すると、受承筒32はプラグハウジン
グ38内に進入し、同時にフェルール組み立て体37の
小径部41aが受承筒32内に進入するようになる。ま
た、フェルール組み立て体37の大径部41bが受承筒
32の先端に当接し、スプリング42の弾性力によって
適度の接触圧が保たれることになる。
【0103】この状態において、フェルール組み立て体
37の先端部とスリーブ25、及び受・送信モジュール
26、27と各スリーブ25は、共に間隙(不図示)を
最小に保って配置されることになる。
【0104】次に、上記スリーブ25の製造方法につい
て説明する。先ず、図7(a)に示される如く、光ファ
イバ元線である例えばプラスチック光ファイバ52(P
OF)をハサミ53やカッター(不図示)等の適宜切断
手段(手動に限らず自動機による切断も可)で切り出し
する。
【0105】尚、切り出されたPOFの引用符号は54
とする(図7(b)参照、この時POF54は長さL1
となっている)。また、上記光ファイバ元線とは、例え
ば上記光ファイバ40を製造する時と同じボビンに巻か
れた光ファイバを指すものとする。さらにまた、これに
限らず、光ファイバ元線の端切れや不要になった光ファ
イバもリサイクル可能であれば用いることができるもの
とする。
【0106】続いて、POF54を図7(b)に示され
る略円筒形の第一研磨治具55内に固定する。第一研磨
治具55は、上研磨部55aと下研磨部55bを有して
おり、これらの間には中板55cが設けられている。
【0107】続いて、POF54を#1500の耐水研
磨紙で荒研磨する。また、図7(c)に示されるように
中板55cを外した後、#2000のバフで研磨する。
この時、POF54は長さL2となる。
【0108】続いて、POF54を図7(b)に示され
る略円筒形の第二研磨治具56内に固定する。第二研磨
治具56は、上記第一研磨治具55と同様に、上研磨部
56aと下研磨部56bを有しており、これらの間には
中板56cが設けられている。尚、POF54の長さL
3は上記L2と同じである。
【0109】続いて、POF54を#1500の耐水研
磨紙で荒研磨する。また、図7(c)に示されるように
中板56cを外した後、#2000のバフで研磨する。
この時、POF54は長さL4となる。
【0110】続いて、POF54を第二研磨治具56か
ら外し、図7(d)に示される如く、専用の布57でP
OF54をクリーニングする。これにより、POF54
の両端面の汚れを除去する。
【0111】そして最後に、POF54の両端面間の寸
法を確認する(不図示)。尚、これで上記スリーブ25
(図5参照)の製造を一応完了させたとすることもでき
る。しかし、本形態では受承筒32(図3及び図4参
照)内への確実な装着を可能とするため、着色を施すよ
うになっている(光軸のズレや間隙の発生を抑えること
を目的とする。視認性の関係によりレセプタクル22に
対して異系色が好ましい)。
【0112】即ち、図8に示される如く、ホルダ36の
表面には識別可能な二色58、59の着色が施されてい
る。二色58、59に分けたのは、スリーブ25の一部
が格納室31に突出することから(図3及び図4参
照)、その突出量を素早く判定するためである。
【0113】ところで、本形態のレセプタクル22(図
1及び図2参照)は、黒色の合成樹脂から成形されて成
り、スリーブ25の突出する側の色58はオレンジ色
(作業者確認により決めた視認性のよい色である。ま
た、長時間の作業でも作業者に負担がかかりにくく、作
業能率を向上させることが可能である)となっている。
【0114】尚、ホルダ36の表面を一色に着色するこ
とも当然に可能である。その際には、長時間の作業に効
果を奏することができるようになる。
【0115】以上、図1ないし図8までを参照しながら
説明してきたように、スリーブ25のN.A.が光ファ
イバ40のN.A.よりも大きくなっていることから、
スリーブ25の光に対する受け入れ量、即ち受光の限度
が大きくなり、結合効率が向上する。
【0116】また、スリーブ25のN.A.を0.5<
N.A.<1としておけば、従来よりも受光の限度が大
きくなるのは勿論のこと、スリーブ25を対応する光フ
ァイバ40のN.A.にあわせて使い分け(選定)する
ことも可能になる。
【0117】さらにまた、スリーブ25のN.A.を
0.6又は0.7とすれば、生産性及び汎用性に影響を
来してしまうようなことはない。即ち、N.A.が0.
6又は0.7であれば、スリーブ25の元となるPOF
52自体を例えば比較的短距離の光ファイバとして他の
製品等で利用することができる(スリーブ25がカスタ
ム化することはない)。
【0118】尚、スリーブ25のN.A.と光パワーと
の関係について説明すると、その関係は以下の表1のよ
うになる(送信モジュール27からの光をスリーブ25
で受光し、その後、光ファイバ40中を1m伝送させた
際の光パワーを測定したものである)。従来のスリーブ
(N.A.=0.5)との光パワーの差比を較すれば、
その差は0.9dBm、1.6dBmとなり、その分だけ光
パワーの損失が低減されたことになる。
【0119】
【表1】
【0120】一方、スリーブ25のN.A.が大きくな
っても、伝送距離は光ファイバ40に比べて格段に短い
ことから、光通信にかかる伝送速度に影響を来すことが
なく、従来同様の伝送速度を維持することができる。
【0121】また、受光の限度が従来よりも格段に大き
くなるので、光軸のズレが生じたとしてもそのズレが吸
収され、光パワーの損失を極力抑えることができる。
【0122】さらにまた、光パワーの損失を抑えた分だ
け、光コネクタ21よりも下流側で伝送に関するマージ
ンを広くとることができる。
【0123】他方、スリーブ25を構成するホルダ36
が合成樹脂材であることから、そのホルダ36自体が従
来の金属よりも柔らかくなるので、光コネクタ21に装
着される際に、ホルダ36の端面でスリーブ25の保持
部材(図示しない微小突起)を従来のように削り取った
りしてしまうことはない。また、光軸に対してスリーブ
25の受光面が垂直になる。これにより、光軸のズレを
抑えることができる。
【0124】また、ホルダ36が着色されているので、
スリーブ25が所定の位置に確実に装着されているかど
うかを容易に確認することができ、間隙が大きくなって
しまうのを抑えることができる。そして、ホルダ36の
色を上述の如く、識別可能な二色58、59で着色する
と、更に視認性が向上することになる。尚、当然の如
く、作業場が暗い場合に効果を奏する。
【0125】さらにまた、スリーブ25が光ファイバ元
線等のPOF52から形成されるものなので、歩留まり
の向上やリサイクルに貢献することができ、また、新規
スリーブを設計・製造するよりも容易にスリーブが得ら
れることからコスト低減を実現することができる。
【0126】その他、本発明は本発明の主旨を変えない
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0127】即ち、スリーブ25を少なくとも送信モジ
ュール27側にのみに配設することが可能である。その
場合でも十分に上述同様の効果を奏することができる。
【0128】また、光伝達部材35の少なくとも一端に
コリメータレンズを形成することができる。そのコリメ
ータレンズを入射側に設けた場合には、本来クラッド3
4に放射されてしまうような光も伝送することが可能に
なる。また逆に、射出側に設ければ、光を集光させるこ
とが可能になる。
【0129】さらにまた、スリーブ25のN.A.を従
来のままにして、ホルダ36の材質を変更することや、
着色を施すことのみでも光パワーの損失低減を図ること
が可能である。
【0130】尚、以下の表2に示されるように、スリー
ブ25及び光ファイバ40のN.A.をともにN.A.
=0.6とした場合でも光パワーの損失低減を図ること
が可能である。
【0131】
【表2】
【0132】但し、光ファイバ40の伝送速度に影響を
来す恐れがあるので、上述してきた形態にすることが好
ましい。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、光コネクタは、光ファイバと受・
送信モジュールとの間にスリーブを介在させた光コネク
タにおいて、スリーブのN.A.が光ファイバのN.
A.よりも大きくなっている。このようにスリーブの
N.A.を大きくすることで、スリーブの光に対する受
け入れ量、即ち受光の限度が大きくなり、結合効率が向
上する。また、スリーブ自体は、伝送距離が光ファイバ
に比べて格段に短いことから、N.A.が大きくなって
も伝送速度に影響を来すことはなく、従来同様の伝送速
度を維持することが可能である。さらにまた、受光の限
度が従来よりも格段に大きくなることから、光軸のズレ
が生じたとしても光パワーの損失を極力抑えることが可
能である。従って、光パワーの損失低減を図り、以て、
光通信を行う際の伝送に関するマージンを広くとれるよ
う配慮した光コネクタを提供することができるという効
果を奏する。
【0134】請求項2に記載された本発明によれば、少
なくとも送信モジュール側のスリーブのN.A.が光コ
ネクタに用いられる光ファイバのN.A.よりも大きく
なっている。このように、少なくとも送信モジュール側
のスリーブのN.A.を大きくすることで、送信モジュ
ールから射出する光に対する受光の限度が従来よりも格
段に大きくなる。従って、上述同様、光パワーの損失を
低減し、以て、伝送に関するマージンを広くとれるよう
配慮された光コネクタを提供することができるという効
果を奏する。
【0135】請求項3に記載された本発明によれば、ス
リーブのN.A.は、0.5<N.A.<1であるの
で、そのスリーブのN.A.を光コネクタに用いられる
光ファイバのN.A.にあわせて選定することが可能で
ある。
【0136】請求項4に記載された本発明によれば、ス
リーブのN.A.は、0.6又は0.7であり、上記範
囲における生産性及び汎用性を考慮したより好ましい
N.A.となる。そして、当然に上述してきたのと同様
の光コネクタにおける作用効果を奏することができると
いう効果を奏する。
【0137】請求項5に記載された本発明によれば、ス
リーブは、コア及びクラッドから成る光伝達部材と、円
筒状且つ被覆状のホルダとで構成されており、そのホル
ダが合成樹脂材から形成されている。このようにスリー
ブを構成することで、従来同様にホルダで光伝達部材を
保護することが可能になる。また、ホルダが合成樹脂材
であることから、ホルダ自体が従来の金属よりも柔らか
くなり、そして、光コネクタに装着される際には、従来
のようなホルダの端面でスリーブの保持部材を削り取っ
たりしてしまうことがない。これにより、光軸のズレを
抑えることが可能になる。従って、上述同様、光パワー
の損失を低減し、以て、伝送に関するマージンを広くと
れるよう配慮された光コネクタを提供することができる
という効果を奏する。
【0138】請求項6に記載された本発明によれば、ホ
ルダは、スリーブが装着される部材と同等若しくは柔ら
かい材質となる合成樹脂材から成るので、上述と同様、
光軸のズレを抑えることが可能になる。従って、光パワ
ーの損失を低減し、以て、伝送に関するマージンを広く
とれるよう配慮された光コネクタを提供することができ
るという効果を奏する。
【0139】請求項7に記載された本発明によれば、ホ
ルダはポリエチレンから成るので、汎用性のある合成樹
脂材を用いていることになり、当然にコスト低減に寄与
することが可能となる。従って、さらにコスト低減も実
現することが可能な光コネクタを提供することができる
という効果を奏する。
【0140】請求項8に記載された本発明によれば、ホ
ルダはスリーブが装着される部材と異なる色で着色がな
されている。このように、ホルダを着色することでスリ
ーブが所定の位置に確実に装着されているかどうかを容
易に確認することができ、間隙の広がりを抑えることが
可能になる。従って、光パワーの損失を低減し、以て、
伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮された光コ
ネクタを提供することができるという効果を奏する。
【0141】請求項9に記載された本発明によれば、ホ
ルダの色は、スリーブが装着される部材の色に対して異
系色となっているので、視認性が向上してスリーブの装
着位置を確実に判定することができるという効果を奏す
る。
【0142】請求項10に記載された本発明によれば、
ホルダの色は識別可能な二色であることから、さらに視
認性が向上する。そして、上述同様、スリーブの装着位
置を確実に判定することができるという効果を奏する。
【0143】請求項11に記載された本発明によれば、
上記識別可能な二色のうちの一色は、スリーブが装着さ
れる部材の色が黒の場合にオレンジ色であることから、
色の組み合わせとしての視認性がよい。これにより、長
時間の作業でも作業者に負担がかかりにくくなり作業能
率を向上させることが可能になる。従って、コスト低減
に寄与することができるという効果を奏する。
【0144】請求項12に記載された本発明によれば、
光伝達部材の少なくとも一端にコリメータレンズが形成
されているので、入射側に設けた場合には、本来クラッ
ドに放射されてしまうような光も伝送することが可能に
なる。また逆に、射出側に設ければ、光を集光させるこ
とが可能になる。従って、上述同様、光パワーの損失を
低減し、以て、伝送に関するマージンを広くとれるよう
配慮された光コネクタを提供することができるという効
果を奏する。
【0145】請求項13に記載された本発明によれば、
スリーブは、光ファイバ元線若しくはその光ファイバ元
線の端切れを切り出して成るものであるから、汎用性を
持たせることができる。また、歩留まり向上に寄与し、
さらには、光ファイバのリサイクルによって製造するこ
とが可能である。従って、さらにコスト低減を実現する
ことが可能な光コネクタを提供することができるという
効果を奏する。
【0146】請求項14に記載された本発明によれば、
スリーブは、光コネクタに装備される光ファイバと受・
送信モジュールとの間に介在してこれらの光学的接続を
なし得るとともに、コア及びクラッドから成る光伝達部
材と、円筒状且つ被覆状のホルダとで構成されるスリー
ブであって、光ファイバのN.A.よりも大きなN.
A.で形成されており、少なくとも送信モジュール側に
配置されるようになっている。これによって入射してく
る光に対する受入量、即ち受光の限度が多くなり、結合
効率が向上する。また、伝送距離が光ファイバに比べて
格段に短いことから、N.A.が大きくなっても光コネ
クタ全体にかかる伝送速度に影響を来すことはなく、従
来同様の伝送速度を維持することが可能である。さらに
また、受光の限度が従来よりも格段に大きくなることか
ら、光軸のズレが生じたとしても光パワーの損失を極力
抑えることが可能である。従って、光パワーの損失低減
を図り、以て、光通信を行う際の伝送に関するマージン
を広くとれるよう配慮したスリーブを提供することがで
きるという効果を奏する。
【0147】請求項15に記載された本発明によれば、
光ファイバのN.A.よりも大きなN.A.は、0.5
<N.A.<1であるので、そのN.A.を光コネクタ
に装備される光ファイバのN.A.にあわせて選定する
ことができるという効果を奏する。
【0148】請求項16に記載された本発明によれば、
光ファイバのN.A.よりも大きなN.A.は、0.6
又は0.7であり、上記範囲における生産性及び汎用性
を考慮したより好ましいN.A.となる。そして、当然
に上述してきたのと同様のスリーブにおける作用効果を
奏する。
【0149】請求項17に記載された本発明によれば、
ホルダは、光コネクタを構成するレセプタクルと同等若
しくは柔らかい材質となる合成樹脂材から成るので、上
述と同様、光軸のズレを抑えることが可能になる。従っ
て、光パワーの損失を低減し、以て、伝送に関するマー
ジンを広くとれるよう配慮されたスリーブを提供するこ
とができるという効果を奏する。
【0150】請求項18に記載された本発明によれば、
ホルダはポリエチレンから成るので、汎用性のある合成
樹脂材を用いていることになり、当然にコスト低減に寄
与することが可能となる。従って、さらにコスト低減も
実現することが可能なスリーブを提供することができる
という効果を奏する。
【0151】請求項19に記載された本発明によれば、
ホルダはレセプタクルと異なる色で着色がなされてい
る。このように、ホルダを着色することでスリーブが所
定の位置に確実に装着されているかどうかを容易に確認
することができ、光コネクタに装着された際の間隙の広
がりを抑えることが可能になる。従って、光パワーの損
失を低減し、以て、伝送に関するマージンを広くとれる
よう配慮されたスリーブを提供することができるという
効果を奏する。
【0152】請求項20に記載された本発明によれば、
ホルダの色は、レセプタクルの色に対して異系色となっ
ているので、光コネクタを組み立てる際のスリーブ装着
時に、又はスリーブの装着位置を確認する際に視認性が
向上する。そして、作業者はそのスリーブの装着に関し
て正確な判断をすることができるという効果を奏する。
【0153】請求項21に記載された本発明によれば、
ホルダの色は、識別可能な二色であることから、さらに
視認性が向上する。そして、上述同様、スリーブの装着
位置を確実に判定することができるという効果を奏す
る。
【0154】請求項22に記載された本発明によれば、
光伝達部材の少なくとも一端にコリメータレンズが形成
されているので、光コネクタにおける入射側に設けた場
合には、本来クラッドに放射されてしまうような光も伝
送することが可能になる。また逆に、光コネクタにおけ
る射出側に設ければ、光を集光させることが可能にな
る。従って、上述同様、光パワーの損失を低減し、以
て、伝送に関するマージンを広くとれるよう配慮された
スリーブを提供することができるという効果を奏する。
【0155】請求項23に記載された本発明によれば、
スリーブは、光ファイバ元線若しくはその光ファイバ元
線の端切れを切り出して成るものであるから、光ファイ
バに汎用性を持たせることができる。また、歩留まり向
上に寄与し、さらには、光ファイバのリサイクルによっ
て製造することが可能である。従って、さらにコスト低
減を実現することが可能なスリーブを提供することがで
きるという効果を奏する。
【0156】請求項24に記載された本発明によれば、
スリーブは、光コネクタに装備される光ファイバと受・
送信モジュールとの間に介在してこれらの光学的接続を
なし得るとともに、コア及びクラッドから成る光伝達部
材と、円筒状且つ被覆状のホルダとで構成されるスリー
ブであって、ホルダが光コネクタを構成するレセプタク
ルと同等若しくは柔らかい材質となる合成樹脂材から成
っている。このようにスリーブを構成することで、従来
同様にホルダで光伝達部材を保護することが可能にな
る。また、ホルダが合成樹脂材であることから、ホルダ
自体が従来の金属よりも柔らかくなり、そして、光コネ
クタに装着される際には、従来のようなホルダの端面で
スリーブの保持部材を削り取ったりしてしまうことがな
い。これにより、光軸のズレを抑えることが可能にな
る。従って、光パワーの損失を低減し、以て、伝送に関
するマージンを広くとれるよう配慮されたスリーブを提
供することができるという効果を奏する。
【0157】請求項25に記載された本発明によれば、
ホルダはレセプタクルと異なる色で着色がなされてい
る。このように、ホルダを着色することでスリーブが所
定の位置に確実に装着されているかどうかを容易に確認
することができ、光コネクタに装着された際の間隙の広
がりを抑えることが可能になる。従って、光パワーの損
失を低減し、以て、伝送に関するマージンを広くとれる
よう配慮されたスリーブを提供することができるという
効果を奏する。
【0158】請求項26に記載された本発明によれば、
ホルダの色は、識別可能な二色であることから、さらに
視認性が向上する。そして、上述同様、スリーブの装着
位置を確実に判定することができるという効果を奏す
る。
【0159】請求項27に記載された本発明によれば、
スリーブの製造方法は、コア及びクラッドから成る光伝
達部材と、円筒状且つ被覆状のホルダとで構成されるス
リーブの製造方法であって、光ファイバ元線若しくはそ
の光ファイバ元線の端切れを切り出した後、両端面を研
磨して製造するようになっている。このような製造方法
を採用することによって、光コネクタに装備される光フ
ァイバに汎用性を持たせることができる。また、歩留ま
り向上に寄与し、さらには、光ファイバのリサイクルに
よって製造することが可能である。従って、コスト低減
を実現することが可能なスリーブの製造方法を提供する
ことができるという効果を奏する。
【0160】請求項28に記載された本発明によれば、
スリーブの両端面の研磨前若しくは研磨後にホルダへの
着色がなされるようになっているので、ホルダとなる光
ファイバ元線の被覆の色に関係なくスリーブを製造する
ことが可能になる。従って、さらにコスト低減に寄与す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光コネクタの一実施の形態を示す
分解斜視図である。
【図2】図1のレセプタクルの分解斜視図である。
【図3】図1のレセプタクルの横断面図である。
【図4】図1のレセプタクルの縦断面図である。
【図5】図2のスリーブの縦断面図である。
【図6】図1の光プラグの縦断面図である。
【図7】図2のスリーブの製造工程説明図であり、
(a)は切断工程の説明図、(b)は荒研磨工程の説明
図、(c)はバフでの研磨工程の説明図、(d)は汚れ
除去工程の説明図である。
【図8】図2のスリーブの着色状態の説明図である。
【図9】従来例の光コネクタの横断面図である。
【図10】図9のレセプタクルの横断面図である。
【図11】図9の光プラグの横断面図である。
【図12】光軸のズレと光パワーの損失を表すグラフで
ある。
【符号の説明】
21 光コネクタ 22 レセプタクル 23 光プラグ 24 コネクタハウジング 24a、24b 開口部 25 スリーブ 26、27 受・送信モジュール 28 キャップ 28a 係合突起 28b 突起 29 嵌合部 30 光プラグ係止部 30a 係合孔 31 格納室 32 受承筒 33 コア 34 クラッド 35 光伝達部材 36 ホルダ 37 フェルール組み立て体 38 プラグハウジング 39 スプリングキャップ 40 光ファイバ 41 フェルール 41a 小径部 41b 大径部 41c フランジ部 42 スプリング 43 収容室 44 ロッキングアーム 44a 係止突起 45 スリットカバー 46 プラグ導入スリット 47 支持壁 48 凹部 49 保護壁 50 係止突起 51 ストッパ 52 プラスチック光ファイバ 55 第一研磨治具 56 第二研磨治具

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバと受・送信モジュールとの間
    に、これら光ファイバと受・送信モジュールの光学的接
    続をなし得るスリーブを介在させた光コネクタにおい
    て、 前記スリーブのN.A.を前記光ファイバのN.A.よ
    りも大きくしたことを特徴とする光コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光コネクタにおいて、 少なくとも前記送信モジュール側の前記スリーブのN.
    A.を前記光ファイバのN.A.よりも大きくしたこと
    を特徴とする光コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の光コネクタ
    において、 前記スリーブのN.A.は、0.5<N.A.<1であ
    ることを特徴とする光コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の光コネクタ
    において、 前記スリーブのN.A.は、0.6又は0.7であるこ
    とを特徴とする光コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    光コネクタにおいて、 前記スリーブは、コア及び該コアよりも屈折率の小さい
    クラッドから成る光伝達部材と、該光伝達部材の外周縁
    に設けられる円筒状且つ被覆状のホルダとで構成され、
    該ホルダが合成樹脂材から成ることを特徴とする光コネ
    クタ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光コネクタにおいて、 前記ホルダは、前記スリーブが装着される部材と同等若
    しくは柔らかい材質となる合成樹脂材から成ることを特
    徴と光コネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の光コネク
    タにおいて、 前記ホルダは、ポリエチレンから成ることを特徴とする
    光コネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7いずれか記載の
    光コネクタにおいて、 前記ホルダは着色可能であって、前記スリーブが装着さ
    れる部材とは異なる色で着色がなされることを特徴と光
    コネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光コネクタにおいて、 前記ホルダの色は、前記スリーブが装着される部材の色
    に対して異系色となることを特徴とする光コネクタ。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9に記載の光コネ
    クタにおいて、 前記ホルダの色は、識別可能な二色から成ることを特徴
    とする光コネクタ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光コネクタにおい
    て、 前記識別可能な二色のうちの一色は、前記スリーブが装
    着される部材の色が黒の場合にオレンジ色であることを
    特徴とする光コネクタ。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし請求項11いずれか記
    載の光コネクタにおいて、 前記光伝達部材の少なくとも一端にコリメータレンズを
    形成することを特徴とする光コネクタ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12いずれか記
    載の光コネクタにおいて、 前記スリーブは、光ファイバ元線若しくは該光ファイバ
    元線の端切れを切り出して成ることを特徴とする光コネ
    クタ。
  14. 【請求項14】 光コネクタに装備される光ファイバと
    受・送信モジュールとの間に介在して、これら光ファイ
    バと受・送信モジュールの光学的接続をなし得るととも
    に、コア及び該コアよりも屈折率の小さいクラッドから
    成る光伝達部材と、該光伝達材の外周縁に設けられる円
    筒状且つ被覆状のホルダとで構成されるスリーブであっ
    て、 前記光ファイバのN.A.よりも大きなN.A.で形成
    され、少なくとも前記送信モジュール側に配置されるこ
    とを特徴とするスリーブ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のスリーブにおい
    て、 前記光ファイバのN.A.よりも大きなN.A.は、
    0.5<N.A.<1であることを特徴とするスリー
    ブ。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のスリーブにおい
    て、 前記光ファイバのN.A.よりも大きなN.A.は、
    0.6又は0.7であることを特徴とするスリーブ。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし請求項16いずれか
    記載のスリーブにおいて、 前記ホルダは、前記光コネクタを構成するレセプタクル
    と同等若しくは柔らかい材質となる合成樹脂材から成る
    ことを特徴とするスリーブ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のスリーブにおい
    て、 前記ホルダは、ポリエチレンから成ることを特徴とする
    スリーブ。
  19. 【請求項19】 請求項17又は請求項18に記載のス
    リーブにおいて、 前記ホルダは着色可能であって、前記レセプタクルとは
    異なる色で着色がなされることを特徴とするスリーブ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のスリーブにおい
    て、 前記ホルダの色は、前記レセプタクルの色に対して異系
    色となることを特徴とするスリーブ。
  21. 【請求項21】 請求項19又は請求項20に記載のス
    リーブにおいて、 前記ホルダの色は、識別可能な二色から成ることを特徴
    とするスリーブ。
  22. 【請求項22】 請求項14ないし請求項21いずれか
    記載のスリーブにおいて、 前記光伝達部材の少なくとも一端にコリメータレンズを
    形成することを特徴とするスリーブ。
  23. 【請求項23】 請求項14ないし請求項22いずれか
    記載のスリーブにおいて、 光ファイバ元線若しくは該光ファイバ元線の端切れを切
    り出して成ることを特徴とするスリーブ。
  24. 【請求項24】 光コネクタ21に装備される光ファイ
    バと受・送信モジュールとの間に介在して、これら光フ
    ァイバと受・送信モジュールの光学的接続をなし得ると
    ともに、コア及び該コアよりも屈折率の小さいクラッド
    から成る光伝達部材と、該光伝達部材の外周縁に設けら
    れる円筒状且つ被覆状のホルダとで構成されるスリーブ
    であって、 前記ホルダは、前記光コネクタを構成するレセプタクル
    と同等若しくは柔らかい材質となる合成樹脂材から成る
    ことを特徴とするスリーブ。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のスリーブにおい
    て、 前記ホルダは着色可能であって、前記レセプタクルとは
    異なる色で着色がなされることを特徴とするスリーブ。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のスリーブにおい
    て、 前記ホルダの色は、識別可能な二色から成ることを特徴
    とするスリーブ。
  27. 【請求項27】 コア及び該コアよりも屈折率の小さい
    クラッドから成る光伝達部材と、該光伝達部材の外周縁
    に設けられる円筒状且つ被覆状のホルダとで構成される
    スリーブの製造方法であって、 光ファイバ元線若しくは該光ファイバ元線の端切れを切
    り出した後、両端面を研磨して成ることを特徴とするス
    リーブの製造方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載のスリーブの製造方
    法において、 前記両端面の研磨前若しくは研磨後に前記ホルダへの着
    色がなされることを特徴とするスリーブの製造方法。
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