JP2000193734A

JP2000193734A - Ｇｐｓセンサ装置

Info

Publication number: JP2000193734A
Application number: JP37252298A
Authority: JP
Inventors: Seiji Nagatome; 征二永留; Koji Yamamoto; 宏司山本; Hideki Oka; 英樹岡; Suketaka Nishimoto; 祐貴西本
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1998-12-28
Filing date: 1998-12-28
Publication date: 2000-07-14

Abstract

(57)【要約】【課題】人工衛星から発信されるＧＰＳ用の電波を受
信するアンテナデバイス１５を内部に収納したＧＰＳセ
ンサ装置１０であって、携帯端末装置３０に接続して用
いる際に、持ち運びが便利なＧＰＳセンサ装置１０を提
供する。【解決手段】携帯端末装置３０と嵌合して電気的に接
続可能に形成された端末連結手段１２と、その端末連結
手段１２に対して回動可能に接続すると共に、アンテナ
デバイス１５をその内部に収納し、携帯端末装置３０の
蓋形状に形成されてなる電波受信手段１４とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末装置に接
続して、ＧＰＳ（全地球測位システム）用の電波を受信
するＧＰＳセンサ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】屋外等で情報を得たり発信するために、
液晶等の表示手段を備えた携帯端末装置が使用されてい
る。近年、人工衛星から発信されるＧＰＳ用の電波を受
信して位置を求め、その位置情報を携帯端末装置に表示
することが検討されており、そのために、ＧＰＳ用の電
波を受信するアンテナデバイスを内部に収納したＧＰＳ
センサ装置を、ケーブルを用いて携帯端末装置のコネク
タに接続して用いることが検討されている。

【０００３】しかし、このようなＧＰＳセンサ装置をケ
ーブルを用いて接続して用いる方法の場合、持ち運びが
不便であるという問題や、使用しない場合にはＧＰＳセ
ンサ装置を外して保管する必要があり不便であるという
問題があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、人工衛星から発信されるＧＰＳ用の電波を受信す
るアンテナデバイスを内部に収納したＧＰＳセンサ装置
であって、携帯端末装置に接続して用いる際に、持ち運
びが便利なＧＰＳセンサ装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係るＧＰＳセン
サ装置は、携帯端末装置と嵌合して電気的に接続可能に
形成された端末連結手段と、その端末連結手段に対して
回動可能に接続すると共に、人工衛星から発信されるＧ
ＰＳ用の電波を受信するアンテナデバイスをその内部に
収納し、携帯端末装置の蓋形状に形成されてなる電波受
信手段とを備えることを特徴とする。

【０００６】上記端末連結手段に対して電波受信手段を
所定の角度回動させた際に、端末連結手段及び電波受信
手段と係着して回動を抑制する固定手段をも備えると好
ましい。

【０００７】また、上記端末連結手段に対して電波受信
手段を所定の角度回動させた際に、アンテナデバイスに
対する電源の供給を開始する電源供給制御手段をも備え
ると好ましい。

【０００８】また、上記電波受信手段が、アンテナデバ
イスをその内部に収納する第一受信手段と、端末連結手
段に対して回動可能に接続する第二受信手段とに分割可
能に形成されていると好ましい。

【０００９】また、上記アンテナデバイスが、水平保持
可能に形成されていると好ましい。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明に係るＧＰＳセンサ装置を
図面に基づいて説明する。本発明に係るＧＰＳセンサ装
置の第一の実施の形態は、図１に示すような、携帯端末
装置３０に接続して用いるＧＰＳセンサ装置１０であ
る。このＧＰＳセンサ装置１０には、携帯端末装置３０
に備えるコネクタと嵌合して電気的に接続可能に形成さ
れた端末連結手段１２と、その端末連結手段１２に対し
て回動可能に接続する、携帯端末装置３０の蓋形状に形
成されてなる電波受信手段１４とを備え、この電波受信
手段１４の内部には、人工衛星から発信されるＧＰＳ用
の電波を受信するアンテナデバイス１５を収納したＧＰ
Ｓセンサ装置１０である。

【００１１】そして、ＧＰＳ用の電波を受信して位置を
求め、その位置情報を携帯端末装置３０に表示しながら
持ち運ぶときには、図１（ａ）に示すように、端末連結
手段１２に対して電波受信手段１４を所定の角度回動し
て、アンテナデバイス１５を人工衛星の方向に向けるこ
とにより、ＧＰＳ用の電波を受信しながら持ち運ぶ。こ
のとき、端末連結手段１２は携帯端末装置３０と嵌合し
て固定されると共に、端末連結手段１２に対して電波受
信手段１４は所定の角度を保った状態で固定されるた
め、携帯端末装置３０を把持するだけでＧＰＳセンサ装
置１０をも持つことができ、持ち運びが便利なＧＰＳセ
ンサ装置１０となっている。

【００１２】また、ＧＰＳ用の電波を受信せずに持ち運
ぶときには、図２に示すように、電波受信手段１４を携
帯端末装置３０の蓋のように近接させて持ち運ぶことが
できるため、持ち運びが便利なＧＰＳセンサ装置１０に
なっていると共に、携帯端末装置３０の表示手段を保護
することができるようになっている。更に、ＧＰＳセン
サ装置を外して持ち運ぶ必要がないという点でも、持ち
運びが便利になっている。

【００１３】なお、電波受信手段１４に内蔵する回路基
板等の大きさが大きい場合には、図３に示すように、電
波受信手段１４の中間部分で２段又は３段以上に折り曲
げられるようにしておき、電波受信手段１４を折り曲げ
た状態で携帯端末装置３０の蓋の形状になるように形成
しておくと、持ち運び易くなり好ましい。なおこの場
合、図３（ｂ）に示すように、アンテナデバイス１５の
配設位置を、表面に露出する側の折り曲げ部分１４ｂに
すると、蓋（電波受信手段１４）を閉じた状態でも電波
を受信することが可能になり好ましい。

【００１４】また、図４に示すように、端末連結手段１
２に対して電波受信手段１４を所定の角度回動させた際
に、端末連結手段１２及び電波受信手段１４と係着し
て、端末連結手段１２に対する電波受信手段１４の回動
を抑制する固定手段１６をも備えると、アンテナデバイ
ス１５を人工衛星の方向に向けた状態で強固に固定でき
るため、ＧＰＳ用の電波を受信する感度が安定し好まし
い。なお、固定する位置としては、図４（ａ）に示すよ
うな、電波受信手段１４を携帯端末装置３０の蓋のよう
に近接させた位置と、図４（ｂ）に示すような、アンテ
ナデバイス１５の電波受信面と携帯端末装置３０の表示
面が、ほぼ平行になる位置が一般的であるが、アンテナ
デバイス１５の電波受信面と携帯端末装置３０の表示面
が、ほぼ平行になる位置だけでも良い。

【００１５】この回動を抑制する方法としては、図４に
示すような、ピン状の固定手段１６を端末連結手段１２
及び電波受信手段１４に差し込んで回動を抑制する方法
や、図５に示すような、中間が部分的に狭くなった通路
１６ａにピン状の固定手段１６ｂを通過させることによ
り、狭くなった部分で回動を抑制する方法や、図６に示
すような、端末連結手段１２及び電波受信手段１４を掛
け渡すことが可能な固定手段１６を設けておき、端末連
結手段１２と電波受信手段１４の底面位置を合わせた
後、固定手段１６をずらすことにより、回動を抑制する
方法や、図７に示すような、端末連結手段１２と電波受
信手段１４が擦れ合う部分に凸部及び凹部よりなる固定
手段１６を設けておき、凸部と凹部を噛み合わせて回動
を抑制する方法等が挙げられる。

【００１６】なお、ＧＰＳ用の電波を受信して位置を求
めるためには、ある程度の時間電波を受信する必要があ
るため、図８に示すように、端末連結手段１２に対して
電波受信手段１４を所定の角度回動させた際に、アンテ
ナデバイス１５に対する電源の供給を開始する電源供給
制御手段１８をも設けておくと好ましい。この場合、携
帯端末装置３０の蓋（電波受信手段１４）を開けるだけ
で、携帯端末装置３０の電源を入れる前にＧＰＳ用の電
波を受信することが可能になるため、携帯端末装置３０
の電源を入れてから携帯端末装置３０に位置情報を表示
するまでの時間が短くなる。

【００１７】この電源供給制御手段１８としては、例え
ば、固定接点１８ａ，１８ｂ間に、バネ等の弾性体によ
って支持された可動接点１８ｃを設けておき、図８
（ａ）に示すように、蓋（電波受信手段１４）を閉じた
場合には、携帯端末装置３０に可動接点１８ｃが接触し
て押し上げられることにより、両固定接点１８ａ，１８
ｂから可動接点１８ｃが離間して電源の供給を停止し、
図８（ｂ）に示すように、蓋（電波受信手段１４）を開
いて、端末連結手段１２に対して電波受信手段１４を所
定の角度回動させた場合には、弾性体によって可動接点
１８ｃが両固定接点１８ａ，１８ｂと接触して電源の供
給を開始するもの等が挙げられる。

【００１８】また、図９に示すように、電波受信手段１
４を、アンテナデバイス１５をその内部に収納する第一
受信手段１４ａと、端末連結手段１２に対して回動可能
に接続する第二受信手段１４ｂとに分割可能に形成して
おくと共に、第一受信手段１４ａを端末連結手段１２に
対して回動可能に形成しておくと、電波受信手段１４が
露出する部分を小さくして使用することができるため、
特に扱いやすくなり好ましい。この場合、ＧＰＳ用の電
波を受信するときは、図９（ｂ）（ｃ）に示すように、
第一受信手段１４ａを開いた状態とすると共に、第二受
信手段１４ｂを携帯端末装置３０の裏面側に配置して使
用する。

【００１９】なお、図示しないが、電波受信手段１４
を、アンテナデバイス１５をその内部に収納する第一受
信手段１４ａと、端末連結手段１２に対して回動可能に
接続する第二受信手段１４ｂとに分割可能に形成してお
くと共に、第一受信手段１４ａを第二受信手段１４ｂに
対して回動可能に形成した場合も同様に、電波受信手段
１４が露出する部分を小さくして使用することができる
ため、特に扱いやすくなり好ましい。

【００２０】また、図１０に示すように、電波受信手段
１４を、アンテナデバイス１５をその内部に収納する第
一受信手段１４ａと、端末連結手段１２に対して回動可
能に接続する第二受信手段１４ｂとに分割可能に形成し
ておくと共に、第一受信手段１４ａを第二受信手段１４
ｂに対して摺動可能に形成しておき、ＧＰＳ用の電波を
受信するときは、図１０（ｂ）（ｃ）に示すように、第
二受信手段１４ｂを携帯端末装置３０の裏面側に配置す
ると共に、第一受信手段１４ａを第二受信手段１４ｂか
ら突出させて用いると、この場合も電波受信手段１４が
露出する部分を小さくして使用することができるため、
特に扱いやすくなり好ましい。

【００２１】また、図示しないが、電波受信手段１４
に、ＤＧＰＳ受信ユニットや、携帯電話用ユニット等を
組み込むことができる空間を設けておくと、これらを組
み込んだ場合、位置精度が向上したり、連絡性が向上し
好ましい。

【００２２】なお、本発明に用いるアンテナデバイス１
５としては、人工衛星から発信されるＧＰＳ用の電波を
受信することが可能なものであれば特に限定するもので
はなく、例えば有機系・無機系の絶縁板の表面に金属を
付与して製造した平面型のものや、金属板を折り曲げて
形成したものや、パラボラ型のもの等が挙げられる。

【００２３】なお、アンテナデバイス１５が、電波受信
手段１４の内部で水平保持可能に形成されていると、ア
ンテナデバイス１５の受信面を人工衛星の位置する天頂
方向に安定して向けることが可能になるため、ＧＰＳ用
の電波を受信する感度が向上し好ましい。この水平保持
可能に形成する方法としては、例えば、図１１に示すよ
うに、軸１５ｊを支点にしてアンテナデバイス１５を回
転自在に形成する方法が挙げられる。アンテナデバイス
１５を水平保持可能に形成する場合には、図１２に示す
ように、携帯端末装置３０の蓋（電波受信手段１４）を
閉じたときに、端部にアンテナデバイス１５が位置する
ように電波受信手段１４を形成しておくと、携帯端末装
置３０を立てた状態で携帯している場合にも、電波を受
信して位置を求めることが可能になり好ましい。

【００２４】

【発明の効果】本発明に係るＧＰＳセンサ装置は、携帯
端末装置と嵌合して電気的に接続可能に形成された端末
連結手段と、その端末連結手段に対して回動可能に接続
すると共に、人工衛星から発信されるＧＰＳ用の電波を
受信するアンテナデバイスをその内部に収納し、携帯端
末装置の蓋形状に形成されてなる電波受信手段とを備え
るため、携帯端末装置に接続して用いる際に、持ち運び
が便利なＧＰＳセンサ装置となる。

【００２５】本発明の請求項２に係るＧＰＳセンサ装置
は、上記の効果に加え、ＧＰＳ用の電波を受信する感度
が安定する。

【００２６】本発明の請求項３に係るＧＰＳセンサ装置
は、上記の効果に加え、携帯端末装置の電源を入れてか
ら携帯端末装置に位置情報を表示するまでの時間が短く
なる。

【００２７】本発明の請求項４に係るＧＰＳセンサ装置
は、上記の効果に加え、ＧＰＳ用の電波を受信するとき
に小型化して使用できるため、扱いやすくなる。

【００２８】本発明の請求項５に係るＧＰＳセンサ装置
は、上記の効果に加え、アンテナデバイスの受信面を人
工衛星の位置する天頂方向に安定して向けることが可能
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第一の実施の
形態を説明する図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は正
面図、（ｃ）は側面図である。

【図２】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第一の実施の
形態を説明する側面図である。

【図３】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第一の実施の
形態の、変形例を説明する側面図である。

【図４】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第二の実施の
形態を説明する側面図である。

【図５】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第二の実施の
形態の、変形例を説明する要部側面図である。

【図６】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第二の実施の
形態の、変形例を説明する要部側面図である。

【図７】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第二の実施の
形態の、変形例を説明する要部斜視図である。

【図８】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第三の実施の
形態を説明する、一部を破断して示した要部側面図であ
る。

【図９】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第四の実施の
形態を説明する図であり、（ａ）（ｂ）は正面図、
（ｃ）は側面図である。

【図１０】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第四の実施
の形態の、変形例を説明する図であり、（ａ）（ｂ）は
正面図、（ｃ）は斜視図である。

【図１１】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第五の実施
の形態を説明する側面図である。

【図１２】本発明に係るＧＰＳセンサ装置の第五の実施
の形態の、変形例を説明する図であり、（ａ）は側面
図、（ｂ）は斜視図である。

【符号の説明】

１０ＧＰＳセンサ装置１２端末連結手段１４電波受信手段１４ａ第一受信手段１４ｂ第二受信手段１５アンテナデバイス１６固定手段１８電源供給制御手段３０携帯端末装置

フロントページの続き (72)発明者岡英樹大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内 (72)発明者西本祐貴大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内Ｆターム(参考） 2F029 AA07 AB07 AC02 5J047 AA01 AA02 BF08 BF09 BG02 BG08 FD01 5J062 AA05 BB05 CC07

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】携帯端末装置と嵌合して電気的に接続可
能に形成された端末連結手段と、その端末連結手段に対
して回動可能に接続すると共に、人工衛星から発信され
るＧＰＳ用の電波を受信するアンテナデバイスをその内
部に収納し、携帯端末装置の蓋形状に形成されてなる電
波受信手段とを備えることを特徴とするＧＰＳセンサ装
置。
【請求項２】端末連結手段に対して電波受信手段を所
定の角度回動させた際に、端末連結手段及び電波受信手
段と係着して回動を抑制する固定手段をも備えることを
特徴とする請求項１記載のＧＰＳセンサ装置。
【請求項３】端末連結手段に対して電波受信手段を所
定の角度回動させた際に、アンテナデバイスに対する電
源の供給を開始する電源供給制御手段をも備えることを
特徴とする請求項１又は請求項２記載のＧＰＳセンサ装
置。
【請求項４】電波受信手段が、アンテナデバイスをそ
の内部に収納する第一受信手段と、端末連結手段に対し
て回動可能に接続する第二受信手段とに分割可能に形成
されていることを特徴とする請求項１から請求項３のい
ずれかに記載のＧＰＳセンサ装置。
【請求項５】アンテナデバイスが、水平保持可能に形
成されていることを特徴とする請求項１から請求項４の
いずれかに記載のＧＰＳセンサ装置。