JP2000193292A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Abstract
ンスを容易にする。 【解決手段】 異常検出機構130は、エラー検出部1
32によってエラーを検出すると、エラー処理を行なう
と共に検出したエラーに応じたエラーコードをメモリ1
34に記憶する。一方、エラー表示部138は、エラー
表示が要求されると、メモリからエラーコードを読み出
し、運転表示LED126を点滅させると共に、フラッ
プモータ78を制御して上下フラップをエラーコードに
応じて設定されている位置に操作する。これにより、室
内ユニットの内部のサービスマンLED128の表示を
見ることなく、エラー内容の確認が可能となる。
Description
り、詳細には、室内ユニットの吹出し口に設けたフラッ
プによって空調風の吹出し方向を変更可能な空気調和機
に関する。
コン」と言う)は、冷凍サイクル中の熱交換器を室内ユ
ニットに設け、室外ユニットのコンプレッサによって冷
媒を圧縮しながら循環される。これにより、冷媒が室内
ユニットの熱交換器を通過するときに、吹出し口から室
内へ向けて吹出される空気との間で熱交換が行なわれ、
室内ユニットの吹出し口から温調された空気が吹出され
る。
ラップと共に上下フラップが設けられており、左右フラ
ップと上下フラップによって任意の方向へ空調風を吹出
すことができる。一般に、左右フラップは、手動で操作
されるようになっているが、上下フラップは、ステッピ
ングモータ等によって運転モードや運転条件に応じて予
め設定された向きとなるように操作される。
うためのマイコンが設けられており、このマイコンによ
って、空調風の吹出し方向は勿論、コンプレッサの運転
周波数や吹出し風の風量を制御することにより、室内を
所望の空調状態とすることができるようになっている。
コンは、エアコンの運転制御のみならず、コンプレッサ
の温度以上や過電流、種々のセンサが適切な作動状態で
あるか否か等のエラー検出も空調運転と並行して行なう
ようになっており、エラーを検出すると、空調運転を停
止させて、エラーに起因する機器の損傷等を防止するよ
うにしている。
ーが発生した時に、必要に応じてエラーの内容を表示す
る複数個のLEDが設けたものがある。このようなエア
コンでは、メンテナンス時にエラーに応じてこのLED
を点滅させることにより、エアコンを運転させることな
くエラーの内容を確認できるようになっている。
表示用のLEDは、室内ユニットの内部の基板等に取り
付けられており、LEDによる表示を確認するために
は、室内ユニットを覆うケーシングを取り外して、室内
ユニットの内部を開放する必要があり、エラー内容を確
認するための作業が煩雑となっている。
あり、簡単にエラーの内容を確認することができる空気
調和機を提案することを目的とする。
に本発明は、吹出し口に設けているフラップの向きを制
御することにより空調風を所定の方向へ向けて吹出す空
気調和機において、エラーを検出するエラー検出手段
と、検出したエラーを記憶する記憶手段と、前記フラッ
プの向きを制御するフラップ操作手段と、前記記憶手段
によって記憶されているエラーに基づいて前記フラップ
操作手段を作動させて、前記フラップをエラーに応じて
設定されている向きとなるように操作するエラー表示制
御手段と、を含むことを特徴とする。
ときに、室内ユニットの吹出し口に設けているフラップ
を用いる。このフラップは、空調運転が停止していると
きには、吹出し口を閉じるようになっているが、空調運
転中は、例えばリモコンスイッチによって設定された向
きや、運転モードに応じた向きないし所定の範囲で時間
経過に応じて移動するスイング等が行なわれる。
が停止するので、フラップも吹出し口を閉じる位置とな
っている。
いる状態で開くことによりエラーが発生していることを
明確に表示できると共に、エラーに応じてフラップの向
きを決めておけばば、室内ユニットの内部に設けている
エラー表示用のLEDを見ることなく、発生しているエ
ラーの内容を容易に確認することができる。
する運転表示ランプを含み、前記エラー表示手段が、前
記運転表示ランプを点滅させながら前記フラップの向き
を操作することがより好ましい。
ラーが発生しているか否かが明確に判断できないことが
ある。このために、空調運転中は点灯状態であり、ま
た、空調運転が停止したときには消灯するように設けら
れている運転表示ランプを点滅させることにより、エラ
ーが発生していることをより明確に判断できる。
法としては、任意の方法を用いることができる。例え
ば、室内ユニットにエラー表示を行なうスイッチを設け
てもよく、また、空気調和機の運転操作を行なうための
リモコンスイッチによって設定してもよい。
明の実施の一形態を説明する。図2には、本実施の形態
に適用した空気調和機(以下「エアコン10」と言う)
の冷凍サイクルを示している。このエアコン10は、被
空気調和室内に設置される室内ユニット12と、室外に
設置される室外ユニット14によって構成されており、
図示しないリモコンスイッチから室内ユニット12に送
信される操作信号に基づいて、運転モード、運転条件等
が設定されると共に、運転/停止の操作がなされる。
ニット14は、太管の冷媒配管16Aと細管の冷媒配管
16Bによって接続されている。室内ユニット12に
は、熱交換器18が設けられており、冷媒配管16A、
16Bのそれぞれの一端が、この熱交換器18に接続さ
れている。
4のバルブ20Aに接続され、冷媒配管16Bの他端
は、室外ユニット14のバルブ20Bに接続されてい
る。バルブ20Aは、マフラー22Aを介して四方弁2
4に接続されている。この四方弁24は、アキュムレー
タ28を介してコンプレッサ26に接続されると共に、
マフラー22Bを介してコンプレッサ26に接続されて
いる。
30が設けられており、この熱交換器30は、一方が四
方弁24に接続され、他方がキャピラリーチューブ3
2、ストレーナ34、電動膨張弁36及びモジュレータ
38を介してバルブ20Bに接続されている。これによ
り、室内ユニット12と室外ユニット14との間で冷媒
を循環させる冷凍サイクルを形成する密閉された冷媒の
循環路が構成されている。なお、本発明は、一般的な冷
凍サイクルを備えた空気調和機に適用することができ
る。
することにより冷凍サイクル中を循環される冷媒を用い
て冷暖房を行なうようになっている。すなわち、エアコ
ン10では、四方弁24の切り換えによって運転モード
がドライモードを含む冷房モードと暖房モードに切り換
えられ、電動膨張弁36の開度によって冷媒の蒸発温度
を調整しながら、コンプレッサ26によって圧縮した冷
媒を循環させることにより、熱交換器18を通過する空
気を冷却又は加熱する。なお、図2では矢印によって暖
房運転時(暖房モード)と冷房運転時(冷房モード及び
ドライモード)の冷媒の流れを示している。
に、室内ユニット12は、ケーシング42に吸込み口4
6と吹出し口50が設けられている。図3に示されるよ
うに、室内ユニット12は、ケーシング42の裏面に設
けられているベース板40が、室内の壁面等に固定され
て据付けられる。
には、熱交換器18と共にクロスフローファン44が設
けられており、クロスフローファン44が作動すること
により、吸込み口46から室内の空気がケーシング42
内に吸引される。ケーシング42内に吸引された空気
は、フィルタ48及び熱交換器18を通過した後、吹出
し口50から吹出される。このとき、熱交換器18で
は、吹出し口50から吹出される空気が通過するとき
に、熱交換器18内の循環される冷媒との間で熱交換が
行なわれる。これにより、熱交換器18を通過する空気
が、冷却ないし加熱されて、吹出し口50から空調風と
して吹出される。
下フラップ54が設けられている。エアコン10では、
この左右フラップ52と上下フラップ52によって、吹
出し口50から吹出される空調風を任意の方向へ向ける
ことができるようになっている。なお、エアコン10で
は、ケーシング42の内方側に設けられている左右フラ
ップ52が手動操作で向きが変えられるようになってお
り、上下フラップ54が、後述するフラップモータ78
によって向きが変えられるようになっている。
には、電源基板56、コントロール基板58及びパワー
リレー基板60が設けられている。電源基板56には、
モータ電源62、制御回路電源64、シリアル電源66
及び駆動回路68が設けられており、室内ユニット12
を運転するための交流電力が供給される。また、コント
ロール基板58には、シリアル回路70、駆動回路72
と共にマイコン74が設けられている。
フローファン44を駆動するファンモータ(例えばDC
ブラシレスモータ)76が接続されており、コントロー
ル基板58に設けられているマイコン74からの制御信
号に応じて、モータ電源62から駆動電力が供給され
る。このとき、マイコン74は、駆動回路68への出力
電圧を12V〜36Vの範囲を256ステップで変化させ
ることにより、ファンモータ76の回転数を制御して、
吹出し口50から吹出される空調風の風量を調整するよ
うにしている。
は、パワーリレー基板60及び上下フラップ54を操作
するフラップモータ78が接続されている。また、パワ
ーリレー基板60にはパワーリレー80、温度ヒューズ
等が設けられており、マイコン74からの信号に基づい
てパワーリレー80を操作する。このパワーリレー80
は、室外ユニット14へ室内ユニット12から電力を供
給するときに、室外ユニット14の運転/停止に用いら
れる。すなわち、パワーリレー80の接点80Aが閉じ
られることにより室外ユニット14へ電力が供給可能と
なる。
4の操作信号に応じて作動して上下フラップ54を操作
する。これにより、上下フラップ54の向きの変更やス
イングか行なわれ、吹出し口50からの空調風の吹出し
方向が上下方向に変更される。
ァンモータ76の回転数と上下フラップ54を制御する
ことにより、所望の方向へ所望の風量で空調風を吹出す
ことができるようになっている。
源回路56のシリアル電源66に接続されており、ま
た、室外ユニット14へ接続されるようになっている。
マイコン74は、このシリアル回路70を介して室外ユ
ニット14との間でシリアル通信を行なって、室外ユニ
ット14の作動を制御するようになっている。
イッチ(図示省略)からの操作信号を受信する受信回路
及び運転表示用の表示LED126等を備えた表示基板
82が設けられており、この表示基板82がマイコン7
4に接続されている。図1(A)及び図1(B)に示さ
れるように、表示基板82の表示部82Aは、ケーシン
グ42の前面に設けられており、この表示部82Aにリ
モコンスイッチから送信された操作信号を受信する受信
部と運転表示LED126等が設けられている(いずれ
も図示省略)。これにより、リモコンスイッチを表示部
82Aに向けて操作することにより、リモコンスイッチ
からの操作信号が、室内ユニット12内のマイコン74
に読み込まれる。また、エアコン10の運転中は、運転
表示LED126を点灯して、運転中であることを表示
している。
は、室内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器1
8のコイル温度を検出する熱交温度センサ86が接続さ
れている。また、コントロール基板58に設けられてメ
ンテナンス時に使用される複数個のサービスマンLED
128及び、運転切換スイッチ88等が設けられてお
り、これらがマイコン74に接続されている。
「試運転」及び「停止」の切り換え用となっており、エ
アコン10は、「通常運転」に切り換えられた状態で運
転されるが、メンテナンス時等には「試運転」に切り換
えられる。また、運転切換スイッチ88を「停止」にす
ることにより、電源スイッチ88Aの接点が開放されて
室内ユニット12の運転用の電力が遮断される。
いるサービスマンLED128は、エアコン10内でエ
ラーが生じたときに、所定の操作を行なうことによりそ
のエラーの内容に応じて点灯ないし点滅するようになっ
ている。
内でエラーが発生すると、そのエラーの内容ないし状態
を記憶するようになっており、このマイコン74に記憶
されているエラーの内容ないしエラー状態をサービスマ
ンELD128の点灯状態によって確認することができ
るようになっている。
られている。この端子板90には、ターミナル90A、
90B、90Cが設けられており、これらのターミナル
90A〜90Cが、室外ユニット14に接続されること
により、室内ユニット12から室外ユニット14へ運転
用の電力が供給可能となると共に、室内ユニット12と
室外ユニット14との間でシリアル通信が可能となる。
には、端子板92が設けられている。この端子板92に
は、ターミナル92A、92B、92Cが設けられてお
り、室内ユニット12のターミナル90A、90B、9
0Cに接続されることにより、室内ユニット12から運
転用の電力が供給されると共に、室内ユニット12との
間でシリアル通信が可能となる。
4、コントロール基板96が設けられている。このコン
トロール基板96には、室外ユニット14の作動を制御
するマイコン98と共に、ノイズフィルタ100A、1
00B、100C、シリアル回路102及びスイッチン
グ電源104が配置されている。
Aを介して供給される交流電力を倍電圧整流し、コンデ
ンサ及びノイズフィルタ100B、100Cを介して平
滑化することにより所定電圧の直流電力を生成して、ス
イッチング電源104へ出力する。スイッチング電源1
04は、マイコン98及びインバータ回路106に接続
されており、このインバータ回路106が、コンプレッ
サ26を駆動するコンプレッサモータ108に接続して
いる。
素子(図示省略)が設けられており、このスイッチング
素子をマイコン98からの制御信号に基づいてオン/オ
フすることにより、スイッチング電源104から入力さ
れる電力をマイコン98の制御信号に応じた周波数に変
換してコンプレッサモータ108へ出力する。これによ
り、コンプレッサモータ108がコンプレッサ26をマ
イコン98からの制御信号に応じた運転周波数で駆動す
る。なお、エアコン10では、マイコン98がインバー
タ回路106から出力される電力の周波数がオフ又は1
4Hz以上(上限は運転電流等に基づいて制限)となるよ
うに制御することにより、空調能力が制御されるように
なっている。
24、電動膨張弁36を駆動するステッピングモータ1
18及び熱交換器30を冷却するための送風ファンを駆
動するファンモータ110、ファンモータコンデンサ1
10Aが接続されている。また、室外ユニット14に
は、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱交換
器30の冷媒コイル温度を検出するコイル温度センサ1
14及びコンプレッサ26の温度を検出するコンプレッ
サ温度センサ116が設けられており、これらがコント
ロール基板96のマイコン98に接続されている。
弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制
御信号及び、各種センサによる検出結果に基づいてコン
プレッサ26の運転周波数、電動膨張弁36の開度、フ
ァンモータ110のオン/オフ等を制御する。
10の室内ユニット12には、異常検出機構130が形
成されている。この異常検出機構130は、コントロー
ル基板58に、エラー検出部132と、このエラー検出
部132によって検出したエラー情報を記憶するメモリ
134と、エアコン10の運転停止や室外ユニット14
の停止等の予めエラー内容に応じて定めている対応処理
を行なうエラー処理部136及びエラー表示部138に
よって形成されている。
設けている電流検出器(CT)124によって過電流を
検出したり、コンプレッサ26の温度が所定の温度以上
となるコンプレッサ温度異常、室内ユニット12と室外
ユニット14とのシリアル通信が成立しなくなる通信エ
ラー等が生じると、パワーリレー80をオフして室外ユ
ニット14への電力を遮断して運転を停止する。また、
エラー検出部132は、室温センサ84や熱交温度セン
サ86等に用いられているサーミスタの断線や短絡等の
サーミスタ異常などを検出するようになっている。
ー、エラーの検出方法、検出するエラーの内容及び検出
したエラーに対する処理は従来公知の構成を適用でき、
本実施の形態では詳細な説明を省略する。
を検出すると、エラーの内容に応じて設定されているコ
ードをメモリ134に記憶する。これと共に、エラー表
示部138は、表示基板82に設けている運転表示LE
D126を点滅させて、エラーが発生したことを報知す
る。これにより、エアコン10がエラーの発生によって
停止したことを明確にするようにしている。
ラー表示操作が行なわれることにより、メモリ134に
記憶されているエラーコードに応じて上下フラップ54
を操作する。すなわち、エラー表示部138は、フラッ
プモータ78を制御するフラップ制御部140に接続さ
れており、エラー内容の表示が指示されると、メモリ1
34に記憶されているエラーコードに応じてフラップモ
ータ78を作動させる。
に設けている上下フラップ54の概略構成を示してい
る。エアコン10では、一例として2枚の偏向板142
(偏向板142Aと偏向板142B)によって上下フラ
ップ54を形成している。
の近傍にフラップモータ78が設けられている。このフ
ラップモータ78には、ステッピングモータが用いられ
ており、マイコン74は、フラップモータ78を駆動す
るときのパルス数に、フラップモータ78の駆動軸78
Aの回転量を制御するようになっている。
には、アーム146の基部146Aが連結されている。
このアーム146は円弧状に形成されており、基部14
6Aと反対側の先端が一方の偏向板144Aの裏面(室
内側と反対側の面)に固定されている。これにより、偏
向板144Aがフラップモータ78の駆動軸78Aを中
心に回動されて向きが変えられる。
先端に固定されており、このアーム148の基部148
Aがシャフト150に軸支されている。また、このアー
ム148は、リンク機構等の図示しない連結機構によっ
てアーム146に連結されており、アーム146がフラ
ップモータ78の駆動軸78Aを中心に回動することに
より、アーム148がシャフト152を中心に回動する
ようになっている。これにより、上下フラップ54を形
成している偏向板144A、144Bが略平行状態を保
ったまま回動するようになっている。
の作動により、図7に実線で示すように先端が最も上方
へ向けられた位置と、一点鎖線で示す最も下方に向けら
れた位置の間を回動される。図1(A)及び図7に示す
ように、偏向板144の先端が最も上方へ向けられるこ
とにより、吹出し口50が上下フラップ54によって閉
止される。また、図1(B)に示すように、偏向板14
4が回動されることにより、吹出し口50が開かれ、図
7に示すように、偏向板144の先端が最も下方へ向け
られた位置では、吹出し口50が全開される。
置との間で偏向板144を回動させる。なお、全開位置
では、偏向板144の先端が鉛直方向の略下方に向けら
れる。
ことにより上下フラップ54によって吹出し口50を閉
止する。また、マイコン74は、エアコン10が運転を
開始するときに、吹出し口50を一旦全開とした後、偏
向板144が所定の角度となるようにフラップモータ7
8を駆動させるときのパルス数を制御する。
は、フラップモータ78としてステッピングモータを用
いることにより、偏向板144を任意の向きないし予め
設定している向きとすることができる。エアコン10で
は、吹出し口50が全開となる向き及び偏向板144の
先端が先端が略水平方向へ向けられる位置との間を複数
段階に設定して、それぞれの位置で偏向板144を停止
させることができるようにしている。
に、吹出し口50が最も開かれる位置をポジションAと
し、吹出し口50が最も狭めれられる位置をポジション
Eとして、ポジションAとポジションEの間を4分割し
て、ポジションB、ポジションC及びポジションDを設
定しており、図示しないリモコンスイッチによる風向設
定ないし運転条件に基づいてポジションA〜Eのいずれ
かが選択される。また、上下フラップ54のスイングに
設定されたときには、ポジションAとポジションEの間
を一定速度で偏向板144の向きを変えるようにしてい
る。
応じて上下フラップ54による吹出し口50の開度、す
なわち、偏向板144の向きを設定しており、上下フラ
ップ54の開度(偏向板144の向き)からエラーを特
定できるようにしている。本実施の形態では、一例とし
て表1に示されるように、エラーの状態に対する上下フ
ラップ54の位置を設定している。
示が指示されると、運転表示LRD126を点滅させる
と共に、エラーの状態によって設定されている位置に上
下フラップ54の偏向板144を回動させるようにして
いる。
イッチで設定温度、運転モード、風量、風向等の運転条
件が設定され、運転ボタンが操作されると、設定された
運転条件等に応じた操作信号が送出される。エアコン1
0の室内ユニット12では、リモコンスイッチから送出
される操作信号を受信すると、設定された運転条件と室
内温度等に基づいて運転モード、コンプレッサ26の運
転周波数、風量及び風向を設定し、この設定に基づいて
空調運転を開始する。
ている被空調室内の室温が設定温度となるように空調さ
れる。なお、エアコン10での空調制御は、従来公知の
種々の方法で行なうことができる、本実施の形態では詳
細な説明を省略する。
構130が設けられており、エアコン10の空調運転が
行なわれている間は、エラー検出部132で常にエラー
が発生しているか否かを確認するようになっている。
通信エラー、室温センサ84や熱交温度センサ86等の
各種温度センサに用いているサーミスタの断線や短絡等
のエラーが発生したことをエラー検出手段132によっ
て検出すると、検出したエラーの内容に応じて、例えば
パワーリレー80をオフするなどして運転を中止すると
共に運転表示LED126を点滅する。この後、検出し
たエラーを示すエラーコードをメモリ134に記憶す
る。
きに、エラーが原因で停止したことを性格に判断するこ
とができる。
検出機構130では、エラー表示が指示されることによ
り、メモリ134に記憶されているエラーコードに応じ
たエラー表示を行なう。
エラー表示部138は、メモリ134に記憶されている
エラーコードを読出し、運転表示LED126を点滅さ
せるとともに、このエラーコードに基づいてフラップモ
ータ78を作動させる。なお、エラー内容の表示指示
は、例えばエアコン10を停止している状態で、運転切
換スイッチ88を「試運転」位置にしたり、リモコンス
イッチで二重押し等の予め設定している操作を行なうな
どの任意の方法を用いることができる。
流によって停止したときには、上下フラップ54の偏向
板144が吹出し口50を全開状態とするポジションA
まで回動する。また、例えば、室温センサ84や熱交温
度センサ86のサーミスタが断線したり短絡したときに
は、上下フラップ54の偏向板144をポジションBま
で回動し、コンプレッサ26の温度が異常に上昇してい
たときには、上下フラップ54の偏向板144をポジシ
ョンCまで回動する。
ップ54を発生したエラーに応じて操作しているため
に、室内ユニット12のケーシング42を外して、ケー
シング42内に設けているサービスマンLED128に
よる表示を見ることなく、簡単にエラーの内容を確認す
ることができる。したがって、発生したエラーに対する
メンテナンスが極めて容易となる。
発生したエラーの処理を行なうために、室内ユニット1
2のケーシング42内をのぞく必要がなくなり、メンテ
ナンスをより効率的に行うことができる。
なうときに運転表示ランプ126を点滅させるので、停
電等によってエアコン10が停止したのと明確に区別す
ることができ、誤判断の防止と、より的確なエラー表示
が可能となっている。
明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形
態では、上下フラップ54を2枚の偏向板144A、1
44Bによって形成しているが、上下フラップ54とし
ては、1枚ないし3枚以上の偏向板を用いたものであっ
てもよい。
向きをポジションA〜Eの5段階に設定していずれかの
ポジションで停止するようにしているが、停止に加えて
スイング範囲を設定するようにしてもよい。これによ
り、より多項目のエラーを表示することができる。
することによりエアコン10が停止したときに、運転表
示LEDの点滅と共に上下フラップ54を操作するよう
にしてもよい。これにより、エラーによってエアコン1
0が停止したことを容易に判断することができると共
に、的確なメンテナンスの依頼が可能となる。すなわ
ち、上下フラップ54の停止位置を連絡することによ
り、連絡を受けるサービスマン側で適切な状況判断が可
能となる。
ラーの状況の設定は任意でよいが、例えば、エラーの重
さによって開度が大きくなるなどの設定を行なうように
してもよい。これにより、修理の必要なエラーである
か、時間経過によって復旧する可能性のあるエラーであ
るかの判断も可能となる。
と室外ユニットに分けられているセパレートタイプでか
つ室内ユニット12が壁掛けタイプのエアコン10を用
いて説明したが、本発明を適用するエアコン10として
は、室内ユニットが天井面に設置される天井カセットタ
イプや、窓枠等に設置される一体型のウインドタイプ等
の任意の構成の空気調和機に適用することができる。
よってエラーを表示するようにしたが、吹出し口に設け
る任意の形式のフラップを用いることができる。
し口に設けているフラップによってエラーを表示するよ
うにしているので、エラーの確認が容易となると共に、
発生したエラーに対するメンテナンスを効率よく行なう
ことができると言う優れた効果が得られる。
アコンの室内ユニットを示す概略斜視図であり、(A)
は上下フラップによって吹出し口を閉止した停止状態を
示し、(B)は上下フラップによって吹出し口を開放し
た状態を示している。
ある。
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
の概略構成を示す機能ブロック図である。
構成図である。
な変化の概略を示す模式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 吹出し口に設けているフラップの向きを
制御することにより空調風を所定の方向へ向けて吹出す
空気調和機において、 エラーを検出するエラー検出手段と、 検出したエラーを記憶する記憶手段と、 前記フラップの向きを制御するフラップ操作手段と、 前記記憶手段によって記憶されているエラーに基づいて
前記フラップ操作手段を作動させて、前記フラップをエ
ラーに応じて設定されている向きとなるように操作する
エラー表示制御手段と、 を含むことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 空調運転中に点灯する運転表示ランプを
含み、前記エラー表示手段が、前記運転表示ランプを点
滅させながら前記フラップの向きを操作することを特徴
とする請求項1に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
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JP10369895A JP2000193292A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 空気調和機 |
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Family Applications (1)
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-
1998
- 1998-12-25 JP JP10369895A patent/JP2000193292A/ja active Pending
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JP7435126B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-02-21 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | 空調装置の保守支援システムおよび保守端末 |
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