JP2000192957A - ガイドユニット - Google Patents

ガイドユニット

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JP2000192957A
JP2000192957A JP11365603A JP36560399A JP2000192957A JP 2000192957 A JP2000192957 A JP 2000192957A JP 11365603 A JP11365603 A JP 11365603A JP 36560399 A JP36560399 A JP 36560399A JP 2000192957 A JP2000192957 A JP 2000192957A
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guide
cover
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German Dutsch
ドュッチュ ゲルマン
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
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    • F16C29/0645Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls with load directions in O-arrangement
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    • F16C29/088Seals extending in the longitudinal direction of the carriage or bearing body

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定した間隔をもってガイドレール(10)
上を走行する二つのガイドキャリッジの間のガイドユニ
ットのガイドレール(10)を保護する。 【解決手段】 両方のガイドキャリッジ(12)の間
に、ガイドキャリッジ(12)のそれぞれと境を接して
おり且つ軸方向(X)におけるその長さの主要な部分に
て剛性に構成されているカバー手段(20)が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦軸線(長手方向
軸線)と少なくとも一つの走行軌道(トラック)を備え
るレールプロフィール(レール異形材部、Schienenprof
il)とを備えている少なくとも一つのガイドレール、希
望に応じて直線的なガイドレール、を含んでおり、さら
に、前記ガイドレールの前記の少なくとも一つの走行軌
道に案内される、互いの方へ向けられた端部を備える少
なくとも二つのガイドキャリッジ(案内運び台)と、前
記の少なくとも二つのガイドキャリッジの前記の互いの
方へ向けられた両方の端部の間の前記ガイドレールの少
なくとも一つの縦方向部分(長手方向部分)にて前記ガ
イドレールをおおうためのカバー手段とを含んでいるガ
イドユニットに関する。ガイドレールをおおうカバー手
段は、そのようなガイドユニットでは、汚れからガイド
レールを保護するために用いられる。
【0002】
【従来の技術】カバー手段として蛇腹(折り畳みほろFal
tenbalge)を使用することが知られている。折り曲げら
れたシートメタル(Blechwinkel)も考え得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造及びガ
イドユニットへの組み込みの際の取り扱いに関して改良
されたカバー手段を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題の解決のため
に、本発明により、カバー手段が少なくとも二つのガイ
ドキャリッジにこれらと一緒に運動するために連行結合
状態にあり、且つ互いの方へ向けられた両方の端部の間
のそれの縦方向の広がり(長手方向の広がり)の少なく
とも一部にて軸方向について本質的に剛性に構成されて
いることが提案される。
【0005】特に、カバー手段が、それの縦方向の広が
りの少なくとも一部にて、(縦軸線に対して直交する断
面にて観察して)レールプロフィールにこれから間隔を
おいて接近して従うカバー手段プロフィール(カバー手
段異形材部、Abdeckmittelprofil)を形成することが念
頭におかれている。その際、カバー手段がレールプロフ
ィールとカバープロフィールとの間のほぼ閉じられたプ
ロフィール空所(異形空所、輪郭空所、Profilhohlrau
m)を定義し、当該プロフィール空所が、ガイドレール
のうちの両方のガイドキャリッジの間に延在する少なく
とも一つの走行軌道を含有するとよい。
【0006】プロフィール空所の閉鎖は、プロフィール
空所がガイドレールとカバー手段との間の狭い間隙の形
成によってあるいは接触域の形成によってあるいはそれ
らの両方によって閉ざされていることによって、希望に
応じてほぼ密封に閉ざされていることによって、達成さ
れ得る。プロフィール空所のこの閉鎖は、一方では、周
囲空間からガイドレールを汚すことを防止するために役
立ち、他方では、潤滑剤の流出を妨げること、ガイドキ
ャリッジの潤滑及び特に走行軌道とのガイドキャリッジ
の係合箇所の潤滑のために用いられる潤滑剤が周囲空間
へ流出するのを妨げることにも寄与する。ガイドレール
の多くの使用状況で、特にガイドユニットがロボット構
造(Roboterbau)、工作機械構造(Werkzeugmaschinenba
u)、組み立て機械構造(Montagemaschinenbau)等に使用
されるときに、両方の要求がなされる。
【0007】ガイドキャリッジの非常に多くのデザイン
が以下の原理に基づく。すなわち、ガイドキャリッジ
が、横断面に関しておおよそ矩形のガイドレールをU字
形に包み込むという原理である。その結果、U字形のガ
イドキャリッジの横断脚部(横向脚部)がガイドレール
の頭部面に直面する。一方、U字形のガイドキャリッジ
の両方の外側脚部がガイドレールの一つずつの側面に直
面し、且つ頭部面とは反対の側に位置するガイドレール
のベース面が支持部への固定のために形成されている。
その際、案内のために、複数の無端の転がり要素ループ
(Waelzkoerperschleifen)が設けられているとよい。こ
れらの無端の転がり要素ループは、一つずつの負荷を伝
達する転がり要素列を有してガイドキャリッジの走行軌
道に及びガイドレールの走行軌道に配置されている。転
がり要素としては、ボール、ニードル、及びローラ等が
考慮の対象になる。そのような造形の場合には、カバー
手段プロフィールが有利にはU字形プロフィール(U字
形異形材)として構成されるだろう。その際、カバー手
段プロフィールのU字形脚端部がガイドレールにもれを
ふさぐように(密封に)当接するとよい。
【0008】カバー手段プロフィールは、縦軸線のまわ
りで周囲方向に相前後して並んでいる少なくとも二つの
部分プロフィール(部分異形材)から組み立てられてい
てもよい。その際、「組み立てられている」という表現
は、部分プロフィールを別個に製造することが可能であ
り且つそれらの縁部あるいはエッジによって互いに当接
するということを述べている。しかし、「組み立てられ
ている」という表現は、U字形プロフィール部が互いに
一体的に接続する、あるいはヒンジ状に互いと結合して
いることをも含む。
【0009】カバー手段プロフィールのうちの周囲方向
に相前後して並んでいる部分プロフィールが縦軸線に平
行なジョイント軸心のまわりで関節により(枢着的に)
互いに結合されていると、カバー手段プロフィールをほ
ぼ平らにされた(すなわち水平に開かれた)状態にてス
トックすること及び送ることの可能性が生じる。それに
よってストック空間(貯蔵空間)及び移送空間が節減さ
れる。別の利点は、平らにされたカバー手段プロフィー
ルは制約された空間的な条件のもとでも組み込み場所に
組み込まれ得るということである。それは例えば相前後
して並んでいる二つ以上のガイドキャリッジ上にすでに
テーブルが取り付けられているときである。この場合に
は、平らにされたカバー手段プロフィールが平らにされ
た形状でガイドレールとテーブルとの間のすき間を通っ
て差し込まれ、引き続いてジョイント軸心のまわりでの
部分プロフィールの回動によってガイドレールに対する
カバー位置へもたらされ得る。
【0010】カバー手段プロフィールが縦方向(長手方
向)において互いに接続している少なくとも二つのカバ
ープロフィール部分から組み立てられていることも考え
得る。カバー手段プロフィールの長さの厳密な確定は、
カバー手段プロフィールが両方のガイドキャリッジの間
の間隔バリエーション(間隔変化)に適応するための長
さ補整手段(長さ補償手段)をもっているときには行わ
れなくてよい。
【0011】カバー手段は、少なくとも一つのガイドキ
ャリッジの近くに、その時その時のガイドキャリッジと
の連行結合を作り出すためのカバー手段接続エレメント
を有しても良い。ここでは、いまや多数の実施可能性が
ある。カバー手段プロフィールを対応するガイドキャリ
ッジに縦方向に平行に延びているそれらの側面に取り付
けること、例えば「はめる」(ここでいう「はめる」(A
ufklipsen)とは、弾性的な変形を利用して係合させる固
定方法を意味している。例えば、フェルトペンのペン先
にキャップをするような状況がこの固定方法の一例であ
る。)によって取り付けることも原理的に可能である。
ただし、そのような解決策では、カバー手段プロフィー
ルがU字形のガイドキャリッジの横断脚部に当接すると
きにカバー手段プロフィールがガイドキャリッジとテー
ブルとの結合を邪魔する可能性があるだろうということ
に留意しなければならない。そういうわけで、有利な実
施形態は、カバー手段プロフィールがガイドキャリッジ
の輪郭の内側に収容されることを考慮にいれる。
【0012】カバー手段プロフィールは、一方あるいは
両方の端部に、それぞれ対応するガイドキャリッジへの
接続のためのカバー手段接続エレメントを備えて構成さ
れていてもよい。当該接続エレメント両方をカバー手段
プロフィールに動かないように取り付けることを念頭に
おいてもよい。もっとも、それによって当該カバー手段
は、相前後して並んでいるガイドキャリッジの間隔が不
変に設定されている場合の標準解決策(Normloesungen)
についてしか使用され得ない。しばしば、相前後して並
んでいるガイドキャリッジの間の間隔は変わる。そのよ
うな変化する間隔に対応しうるように、他方またさまざ
まな解決策がある。例えば、カバー手段プロフィール
を、それぞれ一方の端部でだけカバー手段接続エレメン
トと結合している二つのカバープロフィール部分から組
み立ててもよい。そのようなカバープロフィール部分を
それらに動かないように取り付けられるカバー手段接続
エレメントを備えて、例えばその時その時に必要な最大
の長さを有して、プラスチック等の合成物質で射出し、
それから一方あるいは両方のカバープロフィール部分を
それぞれのカバー手段接続エレメントから遠い方の端部
にて短くして、それによって両方のカバープロフィール
部分の長さの合計が相前後して並んでいるガイドキャリ
ッジの間隔に相当するようにしてもよい。そのとき、両
方のカバープロフィール部分の境を接している(ぶつか
り合っている)端部に連結部を場合によってはパッキン
グとの結合において取り付けてもよい。
【0013】しかし、カバー手段接続エレメントとカバ
ー手段プロフィールとを分離して製造してもよい。この
分離した製造は、そのときカバー手段プロフィールがピ
ースグッズ(Meterware)あるいはロッドグッズ(Stangen
ware)(すなわち、例えばワイヤ材あるいは押出形材等
のような材料であって、必要とされている要素のそれぞ
れの長さに従ってそれらから断片を切り取ることのでき
るもの)として供給され得る且つその時その時に必要と
される長さをこれから切り取ることができるという利点
をもたらす。このことは、簡単な製造、例えば押込み(I
ntrusion)あるいは押出し(Extrusion)による簡単な製造
に通じる。そのとき、カバー手段プロフィールとカバー
手段接続エレメントとの結合は、押しつけて一緒にする
(押し込んでいっしょにする、Zusammenschieben)こと
によって作り出され得る。このようにして、簡単な長さ
補整も獲得され得る。このような取り扱いを可能にする
ために、カバー手段接続エレメントを有利には連行部及
びプロフィールソケット部(プロフィール取り付け部、
Profilfassungsteil)を備えて構成するだろう。その
際、プロフィールソケット部がカバー手段プロフィール
と協働する。その際、プロフィールソケット部はカバー
手段プロフィールの外側面に接触するためにあるいはカ
バー手段プロフィールの内側面と協働するために構成さ
れていることが可能である。
【0014】プロフィールソケット部がカバー手段プロ
フィールへの開脚状(graetschartig)の取り付けのため
に形成されていることが可能である。このことは、とり
わけカバー手段接続エレメントが縦軸線の方向において
わずかな寸法しかもっていないときに利益がある。なぜ
なら、そのとき当該カバー手段接続エレメントも制約さ
れた空間的な組み込み環境のもとで容易に組み込まれ得
るからである。
【0015】プロフィールソケット部に外側に当接する
カバー手段プロフィールの固定のためにプロフィールソ
ケット部上に、カバー手段プロフィールに外側に当接す
るはさみつけ手段(Umklammerungsmittel)が設けられて
いることが可能である。その際、はさみつけ手段はほぼ
U字形に形成されているとよい。
【0016】カバー手段接続エレメントは、固定部とし
て、縦軸線に対してほぼ直交するガイドキャリッジの端
部面にねじで留めるあるいは「はめる」ための固定フラ
ンジを有してもよい。製造及び取り付けの点で有利な実
施形態は、すぐ相前後して並んでいる二つのガイドキャ
リッジのそれぞれにそれらの互いの方へ向けられた端部
にそれぞれカバー手段接続エレメントが配置されている
こと及び当該両方のカバー手段接続エレメントの間に少
なくとも一つの別個のカバープロフィール部分が延在す
ることにある。
【0017】相前後して並んでいる二つのガイドキャリ
ッジの間のカバー手段プロフィールがそれらの大きい間
隔によって非常に長くなると、カバー手段プロフィール
が両方のガイドキャリッジの間の中央の箇所にて安定さ
せられる(ぐらつかないようにされる)ことが必要不可
欠であるだろう。特に、密封に、特に潤滑油をもらさな
いようにおおうことを重要視するときに、必要不可欠で
あるかもしれない。その際、安定化手段は、同時に、す
ぐ互いに接続する二つのカバープロフィール部分の間の
連結手段を形成するとよい。
【0018】カバー手段プロフィールとカバー手段接続
エレメントとが別個に製造され、且つ、後になってから
はじめて、特にガイドユニットに組み込む際にはじめて
互いに結合されるならば、運転中における結合の固さ
が、プロフィールソケット部がカバー手段プロフィール
とロック可能であることによって支援されるとよい。
【0019】特に相前後して並んでいるガイドキャリッ
ジの間隔へのカバー手段の精密な適合に役立つ長さ補整
は、長さ補整手段がカバー手段接続エレメントにおける
あるいは互いに隣接する二つのカバープロフィール部分
の間におけるあるいはそれら両方におけるスライド区間
(押し動かし区間、Schiebestrecke)によって構成され
ていることによって達成され得る。
【0020】カバー手段内に、少なくとも一つの走行軌
道の潤滑(潤滑剤塗布)に用いられる潤滑剤が収容され
ているとよい。走行軌道がそのようにして潤滑されるな
らば、事情によっては、それぞれの走行軌道上を走行す
るガイドキャリッジのガイド部に潤滑剤を供給すること
が不要である。そのとき、ガイドキャリッジ内の潤滑剤
供給システムが事情によっては回避され得るという利点
が生じる。この利点は、ガイドキャリッジ内の潤滑剤供
給の構成が制約された空間状況のゆえに、特に転がり要
素ループを備えて構成されているガイドキャリッジの場
合に、困難であるかもしれないという意味で重要であ
る。
【0021】カバー手段内には、通例は、潤滑剤のため
の十分な収容空間が与えられている。その結果、長期間
の潤滑が、あるいはそれどころか全寿命にわたっての潤
滑がもたらされ得る。しかし、潤滑剤の注ぎ足しを行う
ことが排除される必要はない。この場合には、例えばカ
バー手段プロフィールに容易に接続ニップル等が取り付
けられ得る。
【0022】潤滑剤としては、高粘性のグリースも低粘
性の潤滑油も考慮の対象になる。潤滑油の粘性が低くな
ればなるほど、当然ますます入念に密封がなされねばな
らない。潤滑油で潤滑される必要があるならば、カバー
手段内に少なくとも一つの多孔性で且つ潤滑油を含有し
ている油分配体が収容されているとよい。この油分配体
は、ガイドレールの走行軌道と潤滑油施与接触(なめる
接触、Schleckkontakt)状態にあるとよい。
【0023】ガイドキャリッジ内にも潤滑油需要がある
ならば、カバー手段内の潤滑剤がガイドキャリッジ内の
潤滑剤需要箇所へ到達できるように配慮されるとよい。
カバー手段が好適なシールの達成のためにガイドレール
の接触ゾーンとひきずる係合(擦れ合う係合)状態にあ
るならば、カバー手段内の潤滑剤がガイドレールとカバ
ー手段との間の狭い箇所あるいは接触域へ到達できる
と、ガイドレールのカバーの耐用期間(寿命)に関して
有利であると実証されている。
【0024】油分配体は、原理的に、相前後して並んで
いる二つのガイドキャリッジの間の間隔の長さ全体にわ
たって延在させられているとよい。このようにして、す
でに、油分配体に、長期の潤滑あるいは全寿命にわたる
潤滑に十分である大量の潤滑油が存在する。しかし、油
分配体が拘束されていない潤滑油のための貯蔵室と潤滑
油を導く連通状態にあることが排除される必要はない。
このようにして、意のままになる潤滑油量がさらに増大
させられ、相次いで起こる潤滑油補充の間の時間的な間
隔が増大させられる。油分配体が例えば細板形状(バッ
テン形状、ストリップ形状、Leistenform)でカバー手
段プロフィールに取り付けられているならば、カバー手
段プロフィールの内的なプレストレスが、あるいは外的
なプレストレス手段によって調達されるプレストレス
も、油分配体が常に走行軌道に対する潤滑油を施与する
接触状態に押されることをもたらすとよい。
【0025】相前後して並んでいるガイドキャリッジの
間の間隔の長さが大きい場合には、油分配体を(例えば
空所によって)この長さの一部にわたってだけ走行軌道
に当接させ、このようにして大きすぎる走行摩擦を防止
することが望ましいことがある。
【0026】カバー手段の部品は、プラスチックなどの
ような合成物質あるいは金属で射出される、キャスティ
ングされる、押出しされる、ドローイング(引抜き)さ
れる、あるいは曲げを行われることが可能である。
【0027】U字形のキャリッジ本体に転がり要素循環
ループを備えるすでに上述したガイドキャリッジの場合
には、キャリッジ本体がこれまでは両方の端部にシール
エレメントを備えて構成されていた。その結果、キャリ
ッジ本体内の潤滑剤がキャリッジ本体の縦方向領域(長
手領域)に限定されており、キャリッジ本体によってそ
の時々におおわれていないガイドレール部分には潤滑油
が現れなかった。本発明に係る構成の場合には、カバー
手段によって取り囲まれている空間が潤滑剤をもらさな
いように構成されているとき、相前後して並んでいるガ
イドキャリッジの間の中間空間(間隙)に向けられるシ
ールエレメントをガイドキャリッジがもっていなくてよ
い。
【0028】ガイドレールの滑り軌道と滑り係合状態に
ある少なくとも一つの滑り面をカバー手段に設けること
の可能性がある。カバー手段がガイドキャリッジを介し
て間接的にだけガイドレールに案内されている同様に考
えられる実施形態に比べて、滑り係合状態にあるカバー
手段の滑り面とガイドレールにおける滑り軌道とを備え
る解決策は以下のような利点をもたらす。すなわち、カ
バー手段を一箇所あるいは複数箇所でガイドレールの滑
り軌道と滑り係合状態にすることによって、相前後して
並んでいる二つのガイドキャリッジの間の間隔が非常に
大きい場合にもカバー手段の変形が回避され得るという
利点である。この滑り係合を作り出すことのおかげで、
相前後して並んでいるガイドキャリッジの間の非常に大
きい間隔が架橋される必要があるときにも、変形の危険
なしにカバー手段が構造的に比較的弱く形成されてよ
い。
【0029】カバー手段の一つあるいは複数の滑り面と
滑り係合状態にされるべき滑り軌道は、ガイドレールの
走行軌道によって形成されていてもよい。すなわち、ガ
イドキャリッジ自体が転がるようにあるいは滑るように
走行する走行軌道によって形成され得る。
【0030】しかしガイドレールの横断面輪郭に、複数
のないし一つの走行軌道によって必要とされない比較的
大きい範囲の周囲部分も与えられているので、カバー手
段の滑り面の係合のための滑り軌道がガイドキャリッジ
のための一つないし複数の走行軌道とは別にされている
ことも可能である。前記の第一の可能性は、一つないし
複数のガイドキャリッジのガイドのためにいずれにして
も必要とされる一つないし複数の走行軌道のほかに一つ
ないし複数の滑り軌道の形成のためにガイドレールにお
ける別の措置を講じる必要がないという利点をもつ。第
二の可能性は、走行軌道摩滅(損耗)がカバー手段の一
つあるいは複数の滑り面との滑り係合によって防止され
且つ走行軌道の潤滑がガイドキャリッジ案内の要求だけ
を考慮にいれればよいという利点をもつ。
【0031】これまで述べた本発明の実施例では、カバ
ー手段がそれに境を接するガイドキャリッジのうちの少
なくとも一方とその時その時のガイドキャリッジに固定
することによって結合されていることの可能性が暗示さ
れていた。
【0032】それに対して、決められた状況のもとで有
利な実施形態が、カバー手段がガイドキャリッジの少な
くとも一つと単に圧力を伝達するぶつかり結合状態にあ
ることに見られる。この措置の理解のために以下のこと
を思い出す必要がある。すなわち、相前後して並んでい
る二つのガイドキャリッジ(それらの間にカバー手段が
取り付けられる必要がある)がしばしばすでにブリッ
ジ、テーブル、あるいは他の物体(対象物)によって互
いにむすびつけられており、それによって間隔を保たれ
ており、その結果カバー手段の間隔保持機能がいずれに
しても必要ないということである。この前提のもとで、
カバー手段が一方で少なくとも一つの滑り面によって、
好ましくは複数の滑り面によってガイドレールにガイド
され且つ他方で簡単にガイドキャリッジの互いの方へ向
けられた端部と圧力を伝達するぶつかり結合状態にある
とき、十分なポジショニングが保証されている。この実
施形態は、カバー手段の取りつけが非常に容易にされて
いるという別の利点をもつ。すなわち、もはやカバー手
段をそれの一つのガイド面ないしは複数のガイド面によ
ってガイドレールの一つの滑り軌道ないしは複数の滑り
軌道と滑り係合状態にし、ガイドキャリッジをそれらの
互いの方へ向けられた端部がカバー手段のそれぞれ対応
する端部にぶつかるまで近づけ、それらのそのようにし
て与えられた間隔を固定しさえすればよい。その際、カ
バー手段はガイドキャリッジの少なくとも一つから横向
力に関して絶縁されている(すなわち横向力を伝えられ
ない)とよい。好ましくは、両方のガイドキャリッジか
ら横向力に関して絶縁されている。その際、「横向力に
関して絶縁されている」という表現は、カバー手段のそ
れぞれの端部がガイドキャリッジの対応する端部に対し
て少なくともほんの少しだけはガイドレールに対して横
方向にて移動させられ得るということを意味する。この
ようにして、一方でカバー手段が直接ガイドレールに滑
り面・滑り軌道係合によって案内されており且つ他方で
カバー手段の一方あるいは両方の端部が一方ないし両方
のガイドキャリッジに固定されているときに、そうでな
ければ発生するであろうダブルフィット(Doppelpassun
gen、すなわち高い精度を要求する二個所でのフィット)
が回避される。
【0033】相前後して並んでいる二つのガイドキャリ
ッジの間の間隔が両方のガイドキャリッジと結合した物
体によって、例えばテーブルによって予め定められてい
るならば、その時その時に両方のガイドキャリッジの間
に位置するガイドレール部分の最善の包囲(例えばカプ
セル状のもので包むこと)を顧慮して、カバー手段の長
さが可能な限り精確に両方のガイドキャリッジの二つの
互いに直面している端部面の間の内のり間隔に相当する
こと、特に両方のガイドキャリッジの端部の互いの方へ
向けられた端部面の間の間隔に相当することが配慮され
ねばならない。その理由で、カバー手段がプレストレス
を与えられた状態でガイドキャリッジの互いの方へ向け
られた端部に当接することが推奨される。そのとき、カ
バー手段の長さを他の手段(外的手段、Fremdmittel)
によって定められた両方のガイドキャリッジの間隔に適
合して弾性的に短くし、同時にガイドキャリッジの端部
面へのカバー手段の端部の密封な(気密な、液密な)接
触をひき起こすとよい。
【0034】使用ケースに応じて、カバー手段の滑り面
にあるいはガイドレールの滑り軌道にあるいはそれら両
方に潤滑剤を与えることが推奨される。滑り軌道がガイ
ドレールの少なくとも一つの走行軌道と一致し、当該走
行軌道が潤滑される必要があるならば、当該走行軌道の
潤滑(つまり、当該走行軌道に潤滑剤を施与すること)
によってカバー手段の滑り面の軽い動きの(leichtgaeng
ig)走行も確実にすることが成功する。
【0035】ガイドキャリッジの走行軌道が潤滑される
必要があるにせよ、カバー手段のための滑り軌道が潤滑
される必要があるにせよ、またガイドキャリッジ内の指
定された機能部、例えばボールループ(Kugelschleife)
あるいはローラループ(Rollenschleife)が潤滑される必
要があるにせよ、おおわれるべきガイドレールが相応の
間隔をもつ場合にカバー手段が潤滑剤供給手段の収容の
ための十分な空間を提供する。ここで潤滑剤供給手段を
話題にするならば、従って一方では、かなり長い時間の
間、事情によってはガイドユニットの全耐用期間(全寿
命)の間のカバー手段内での潤滑剤ストックが収容され
ており且つ必要とあらば潤滑剤を潤滑の必要な部位にも
たらすために分配手段も収容されている場合が含まれて
いる。ここでは、「潤滑剤供給手段」という表現によっ
て、潤滑剤(潤滑油であるかグリースであるかは重要で
ない)が恒常的に外部から例えばフレキシブルな導管を
経てカバー手段に補給されること、及び潤滑剤をその時
その時に潤滑の必要な部位に導くためにカバー手段内に
あるいはカバー手段に分配手段が取り付けられている可
能性も包括されている。
【0036】カバー手段は、縦軸線の方向にて互いに接
続する少なくとも二つのカバー手段部分からなってもよ
い。このことは、例えば以下のことを意味する:すなわ
ち、カバー手段の少なくともガイドキャリッジに近いほ
うの端部をカバー手段の残りの長さを架橋する部分とは
別個に製造することができる。そのとき、ガイドキャリ
ッジに近いほうのカバー手段部分がガイドキャリッジに
関してのそれの接触機能に適合させられ得る。そして、
ガイドレールの残りの覆いのために指定されたカバー手
段部分が非常に簡単に以下のようなカバー手段プロフィ
ールとして製造され得る。すなわち、当該カバー手段プ
ロフィールは、それの長さ全体にわたって、一定の横断
面をもっており、その理由で押出し(Extrudieren)、押
し込み(Intrudieren)、押出し成形(Strangpressen)、ド
ローイング(Ziehen)、あるいは曲げ(Biegen)のような製
造過程によって容易に任意の長さで製造され得る。
【0037】さらに、「互いに接続する少なくとも二つ
のカバー手段部分」なる表現は、カバー手段のうちの相
前後して並んでいる二つのガイドキャリッジの間の長さ
の大部分をおおう部分と二つのカバー手段末端部(これ
らはガイドキャリッジに関してのそれらの接触機能に適
応させられる)とが縦方向(長手方向)にて相前後して
並んでいる場合も含む。さらに、比較的大きな長さをも
つカバー手段の二つあるいはより多くの部分が相前後し
て並んでいる場合、例えばカバー手段の標準長さピース
(Standardlaengsstuecke)のストックを自由に使用可能
であり、このストックから直列連結によって相前後して
並んでいる二つのガイドキャリッジの間の定められた長
さを架橋したいときも含まれている。そのとき、二つの
ガイドキャリッジの間の設定された間隔を測定し、利用
できるカバー手段部材の標準長さによって割りさえすれ
ばよい。その際生じる数が、必要不可欠なカバー手段部
材の数である。剰余に応じて、別のカバー手段部材が短
くされ、同様に直列連結に取り入れられる。特にカバー
手段の滑り面が、それぞれ、相前後して並んでいるカバ
ー手段部材の間のぶつかり箇所の領域に設けられるとき
に、カバー手段のこの方式の組み立てが可能になる。そ
のとき、許容差調整の問題は、カバー手段部材の少なく
とも一つにプレストレス手段が設けられ、その結果カバ
ー手段部材の列が二つの相前後して並んでいるガイドキ
ャリッジの間のその時その時の内のり長さに適合して圧
縮され得ることによって解決され得る。
【0038】よくある実施形態は、カバー手段が少なく
とも一つのカバー手段プロフィールと、ガイドキャリッ
ジに接触するために形成されている少なくとも一つのカ
バー手段末端部とを含んでいるということだろう。その
際、カバー手段プロフィールとカバー手段末端部との間
に、圧縮され得る弾性手段が設けられているとよい。こ
の弾性手段は、特にカバー手段末端部に取り付けられる
とよい。カバー手段末端部は、いずれにしても押出し過
程、ドローイング過程等によっては製造され得ず、キャ
スティング過程(Giessvorgang)あるいは射出成形過程(S
pritzgiessvorgang)による製造を必要とする。そのよう
なキャスティング過程あるいは射出成形過程の際に、カ
バー手段末端部の材料からなる弾性手段が一体に(一つ
の塊として)且つカバー手段末端部と結びついて製造さ
れるとよい。
【0039】カバー手段が縦軸線の方向にて相前後して
並んでいる少なくとも二つの比較的大きな長さのカバー
プロフィール部分からなるならば、これらのカバープロ
フィール部分が連結部によって互いに結合されていると
よい。そのために、カバープロフィール部分に特別な連
結措置が講じられる必要がない。連結部を連結のために
構成し、カバープロフィール部分を当該連結部を用いて
つなぐことで十分である。すなわち、連結部は両方のカ
バープロフィール部分とは別個の連結部であるとよい。
従って、例えば必要な弾性手段が、連結部にも取り付け
られるとよい。その際、当該弾性手段は同様に一体でキ
ャスティングあるいは射出成形によって連結部の材料か
ら成形(付着成形)されるとよい。要約すると、カバー
手段が少なくとも一つのカバー手段プロフィールと少な
くとも一つの差込部材(留め部材、Aufsteckteil)とを
含んでいてもよいと言うことができる。つまり、「差込
部材」は、この脈絡において、連結部もカバー手段末端
部も意味する。それぞれの場合に、当該差込部材に、カ
バー手段プロフィールの対応する端部を受容する少なく
とも一つの差し込みポケットが形成されているとよい。
もちろん、連結部における差し込みポケット及びカバー
手段末端部における差し込みポケットを輪郭(断面)に
関して同一に形成し、その結果それぞれの差込部材がど
のカバー手段プロフィールにもぴったり合うことが好ま
しい。
【0040】カバー手段プロフィールは、中空壁プロフ
ィール(中空壁異形材、Hohlwandprofil)として形成さ
れていてもよい。中空壁プロフィールとしてのカバー手
段プロフィールの製造は、ほとんど重量が増大すること
なしにカバー手段プロフィールの補強が達成されるとい
う利益をもたらす。この補強は、重力作用に対してのカ
バー手段プロフィールの形状安定性(寸法安定性、Form
bestaendigkeit)を顧慮しても外部からの衝撃に対する
ガイドレールの改善された保護を顧慮しても望ましい。
【0041】中空壁プロフィールとしてのカバー手段プ
ロフィールの製造は、一方はカバー手段末端部及び連結
部のような差込部材と他方はカバー手段プロフィールと
をつなぐことのさまざまな可能性をも提供する。したが
って、差込部材に、中空壁プロフィールの中空プロフィ
ール室へ差し込むための少なくとも一つの差し込み突出
部が設けられていてもよい。
【0042】ガイドレールの滑り軌道上を滑走するため
のカバー手段の滑り面は、原理的に、連結部にあるいは
カバー手段末端部にあるいはカバー手段プロフィールに
直接形成されているとよい。
【0043】カバー手段の滑り面が別個のスライディン
グブロック(ガイドシュー)によって形成されるなら
ば、これは、偶然にはやく損耗したスライディングブロ
ックが、カバー手段全体を交換する必要なしに交換され
得るという利点をもつ。カバー手段の滑り面を一つのな
いしは複数の特別なスライディングブロックに設けるほ
うをとるならば、スライディングブロックを原理的にカ
バー手段プロフィールに取り付けるあるいは対応する差
込部材、例えば連結部あるいはカバー手段末端部に取り
付けることができる。実際的な理由から、スライディン
グブロックをカバー手段プロフィールに取り付けると有
利である。なぜならば、プロフィール製造の際に一つあ
るいは複数のスライディングブロックを受けるための保
持プロフィール手段も容易に一緒に一体成形することが
できるからである。
【0044】スライディングブロックは、原理的に、相
前後して並んでいる二つのガイドキャリッジの間隔の主
要な部分にわたって延在してもよいしあるいはその長さ
全体にわたって延在してもよい。しかし、節約の理由及
び摩擦を最低限に抑えるという理由から、しばしば、例
えばガイドキャリッジの近傍のカバー手段の端部領域
に、あるいはカバー手段のたわみの防止のために必要の
あるときには二つのガイドキャリッジの間隔の中央の位
置に、はるかに短い長さのスライディングブロックを設
けることが望まれる。後者の場合には、スライディング
ブロックが、有利には、相前後して並んでいてカバー手
段の形成に関与させられている二つのカバー手段プロフ
ィール部分の間の連結部の領域に取り付けられるだろ
う。
【0045】原理的に、スライディングブロックは、走
行軌道あるいは滑り軌道あるいはそれら両方の潤滑のた
めの潤滑体として構成されているとよい。例えば、スラ
イディングブロックが、一方では安定させるガイド機能
を引き受けるために十分ハードであり、しかし他方では
多孔性であり且つそれの孔に固体のあるいは液体の潤滑
剤を含有する合成物質からなるとよい。
【0046】しかし、潤滑供給は、潤滑体としてのスラ
イディングブロックの使用に結び付けられていない。も
っと正確に言うと、潤滑剤がスライディングブロックを
動員することなしにその時その時に潤滑の必要な面に施
与されることが可能である。したがって、縦軸線の方向
においてスライディングブロックのほかに、走行軌道あ
るいは滑り軌道あるいはそれら両方の潤滑剤供給のため
に適当である少なくとも一つの潤滑剤ディスペンサ体が
カバー手段に設けられていることが可能である。この場
合には、潤滑剤ディスペンサ体の材料特性が、ガイド機
能を斟酌することなしに、特に潤滑剤の貯蔵及び施与に
適合させられ得る。
【0047】カバー手段には、ガイドレールに対するシ
ールポジションに配置されており且つガイドレールと共
同して少なくとも一つの走行軌道あるいは少なくとも一
つの滑り軌道あるいはそれら両方のための包囲(カプセ
ル、Kapselung)を形成する縦パッキング材(縦方向パ
ッキング細板、Laengsdichtungsleisten)が取り付けら
れていてもよい。ここでシールという言葉を用いると
き、その際、実体的な接触によるシールも意味するし、
カバー材(カバー細板)が、滑走する接触状態になるこ
となしになお存在する間隙が十分に小さくて汚れの侵入
を妨げる程度にガイドレールのそれぞれの面に近くに達
する状態でのシールも意味する。カバー手段が、滑り面
と滑り軌道との協働によってガイドキャリッジに依存せ
ずにガイドレールに直接案内されているまさにそのと
き、完璧なシールが期待され得る。なぜならば、ダブル
フィットによるシール喪失の危険が低下させられるから
である。
【0048】すでにさらに上に述べられたように、頭
部、側面、及び足部を備えるガイドレールをおおうため
に、カバー手段はしばしばU字形に構成されている。そ
の際多くの使用ケースで、カバー手段の側方脚部を下へ
足部まで完全には達しさせず且つ足部を支持するベース
まで達しさせないことが、十分で且つ望ましいだろう。
【0049】しかし、他方では、それにもかかわらずカ
バー手段の側部を下へ足部まであるいは足部を支持する
ベースまで達しさせたい状況も排除される必要はない。
この目的のために、カバー手段にカバー補足手段の取り
付けのための取り付け手段(ホルダー手段)を設けるこ
とが可能であり、その際、カバー手段の主要な構成要
素、すなわちU字形のプロフィール体が維持されたまま
であることが可能であり且つ必要のある場合にカバー補
足手段によって補足されさえすればよいという利点を得
る。このカバー補足手段は、ガイドレールの覆われてい
ない足部を覆うため及びガイドレールを支持するベース
に対するシールのためにだけ設けられていてそれらにだ
け適しているわけではない。もっと正確に言うと、カバ
ー補足手段を、それらがカバー手段とつなぎ合わされた
ガイドキャリッジに側方の覆いを提供するように構成す
ることも考えられる。さらに、カバー補足手段が少なく
とも一つのガイドキャリッジによって支持される物体、
特にテーブル、に対するシールのために構成されている
ことも可能である。このようにして、比較的にわずかな
数の標準部品を備えるモジュラーシステム(ユニットア
センブリシステム、Baukastensystem)によって、必要
に応じて、程度の差があるにせよ完全な包囲を獲得する
ことが可能である。当該包囲は、必要に応じて、ガイド
レールの部材だけをおおう、あるいはガイドレールを支
持するベースとガイドキャリッジによって支持される物
体との間の全空間を包囲する、事情によってはガイドキ
ャリッジ自体の領域においても包囲する。
【0050】カバー補足手段の取り付けのための取り付
け手段は、補足部材取り付け用プロフィールとして形成
されているとよい。当該補足部材取り付け用プロフィー
ルは、カバー手段プロフィールに取り付けられている。
その際、それはカバー手段プロフィールの製造の経過に
おいてドローイングダイ(Ziehduesen)、押出しノズル(E
xtrusionsduesen)等の相応の造形によって容易に一体成
形され得る。
【0051】カバー手段プロフィールとカバー補足手段
との結合のために、一方でカバー手段の取り付け用プロ
フィールと且つ他方でカバー補足手段の連結プロフィー
ルと係合させられ得る、例えば軸方向に押し込むことに
よってあるいはパチンとはめる(Einschnappen)こと(ス
ナップ係合)によってあるいは引っ掛ける(留め金・ホ
ックなどで留める、Einhaken)ことによって係合させら
れ得るアダプターを考慮にいれてもよい。その際、特
に、そのようなアダプターをそれらが選択によってカバ
ー手段とさまざまなカバー補足手段との結合のために挿
着され得るように形成することが念頭におかれている。
【0052】カバー手段を潤滑供給手段の収容のために
も援用することの可能性はすでに指摘した。しかし、さ
らに、ガイドレールの縦方向に延びる潤滑剤ダクトがカ
バー手段に収容され得る可能性を追加することができ
る。特に押出し技術、押込み技術、棒押出し技術あるい
はドローイング技術によって製造されるカバー手段プロ
フィールを備えるカバー手段が製造されるときに、潤滑
剤ダクトの収容のこの可能性がある。
【0053】そのような潤滑剤ダクトが存在するなら
ば、これは、潤滑剤供給箇所及び走行軌道及び滑り軌道
及び少なくとも一つのガイドキャリッジの潤滑剤接続開
口部のうちのどれか一つあるいは複数あるいはすべてと
潤滑手段を導く連通状態にあるとよい。例えば、潤滑剤
供給箇所がフレキシブルなホースを介して潤滑剤ポンプ
あるいは潤滑剤プレスあるいは重力作用を受けている潤
滑剤貯蔵部と連通状態にある。
【0054】ガイドキャリッジはしばしばそれらの端部
に中央の潤滑剤接続開口部(当該中央の潤滑剤接続開口
部にはこれまでは規則どおりに潤滑ニップルが挿着され
ていた)をもっているので、相前後して並んでいる二つ
のガイドキャリッジとカバー手段との組み立ての後に潤
滑剤ダクトがガイドキャリッジの軸方向に向けられた中
央の潤滑剤接続開口部と軸線が一直線に並ぶ状態にある
ように潤滑剤ダクトあてがうことが望ましい。その際、
潤滑剤ダクトとガイドキャリッジの末端部における潤滑
剤接続部との間の密封な連通は、一方はカバー手段の潤
滑剤ダクトと他方はガイドキャリッジの潤滑剤接続部と
の間の連通によってカバー手段とガイドキャリッジとの
横方向力に関する絶縁が解消されないように切頭に(接
合するように、突き合わすように、stumpf)に形成され
ているとよい。
【0055】潤滑剤貯蔵部とカバー手段における潤滑剤
ダクトとの連通は、例えば、末端部の領域にあるいは連
結部の領域にあるいはそれら両方の領域に作り出されて
いることが可能である。まさに連結部の領域において、
なぜならばそこではそれぞれのガイドキャリッジが遠く
離れているので、フレキシブルなホース等の接続のため
の可能性が制約されずに与えられている。
【0056】ガイドユニットがガイドキャリッジを一つ
ないし複数のガイドレールの縦方向にて運ぶ直線駆動装
置(リニアドライブ、Linearantrieb)とつながれてい
るならば、しばしばこの直線駆動装置についても潤滑剤
需要が生じる。このことは、例えば、直線駆動装置とし
てスピンドルドライブ及び特にボールスクリューナット
(Kugelgewindemutter)を備えるスピンドルドライブが使
用されるときに当てはまる。そのようなケースでは、カ
バー手段に統合された潤滑剤ダクトが直線駆動装置の潤
滑供給部とも連通状態にあるとよい。
【0057】ガイドレールの周囲におけるカバー手段に
よって生み出される包囲された空間のシール(密閉)
は、ガイドレールの軸線方向に延びるシール材(シール
細板)によってなお完全でない。シール需要は、カバー
手段がガイドキャリッジにぶつかるところにもある。そ
こにもシール手段が設けられているとよい。さらに、相
前後して並んでいる二つのカバープロフィール部分が連
結部とぶつかる(境を接する)ところにもシール手段が
設けられているとよい。
【0058】そのようなシール手段をカバー手段末端部
にあるいは連結部に取り付けようとされるだろう。なぜ
ならば、これらの部材の製造が最も容易にシール材の簡
単な取り付けを許すからである。
【0059】相前後して並んでいるカバープロフィール
部分の間のすでに何回か言及された連結部は、比較的に
複雑な形状物体(成形物体、成形対象物、Formgegensta
ende)である。そしてそれらは、すでに予示したように
連結部の領域に潤滑材ダクト及びそのような潤滑材ダク
トの分岐も延びているときにさらに複雑になる。ここで
成形技術上容易化をもたらすために、連結部が、縦軸線
に対して直交する結合平面にて境を接する二つの好まし
くは同一の成形部材(形状部材)から組み立てられてい
ることが提案される。
【0060】カバー手段は、それ自体で閉じた剛性の
(剛性がある)本体であるとよい。特にカバー手段に属
しているカバー手段プロフィールがそれ自体剛性であ
る、例えばU字形であるとよい。しかし、カバー手段に
ついての容易にされた製造プロセスの理由から及びガイ
ドユニットへのカバー手段の容易にされた組み込みの理
由から、カバー手段が縦軸線のまわりで周方向にて互い
に隣接する複数のプロフィール壁部を備えるカバー手段
プロフィールを含んでおり、それらのプロフィール壁部
が枢着的に(関節により)互いに連結されていることも
考慮にいれられる。その際、プロフィール壁部が、縦軸
線に平行なジョイント軸心のまわりでの互いに対して相
対的なプロフィール壁部の回動を許すジョイント部を備
えて構成されているとよい。これらのジョイント部は、
互いに対して相対的な回動によって、ロック位置にもた
らされ、当該ロック位置において、前記のプロフィール
壁部がガイドレールをおおうために適しているプロフィ
ール横断面形状を規定する(すなわち、ガイドレールを
おおうために適したプロフィール横断面形状をもつよう
に配置される)とよい。ジョイント部は、軸方向の互い
の押し込みによってあるいは引っ掛けることによって互
いに連結されるとよい。
【0061】
【発明の実施の形態】添付の図を用いて、本発明を実施
例をもとにして説明する。図1は、本発明の基礎として
のガイドキャリッジを備えるガイドレールを示し、図2
は、図1の線II−IIによる断面を示し、図3は、二つの
ガイドレール、両方のガイドレール上のそれぞれ二つの
ガイドキャリッジ、ガイドキャリッジによって支持され
たテーブル、及びカバー手段の取り付けのために適して
いるそれぞれ二つの相前後して並ぶガイドキャリアの間
の中間空間を有する本発明に係るガイドユニットの側面
図であり、図4は、図3の矢印方向IVにおける端面図で
あり、図5は、図3の矢印方向Vにおけるガイドキャリ
ッジの端部の端面図であり、図6は、ガイドキャリッジ
の図5に示された端部面への取り付けに適しているカバ
ー手段接続エレメントを示し、図6aは、図6の詳細図
であり、図7は、図3に係るガイドユニットでのカバー
手段のための可能な取り付け過程を図4の線VII−VIIに
よる断面で示し、図8は、図7の線VIII−VIIIによる断
面を示し、図8aは、図8のVIIIaで示す部分の詳細図
であり、図9は、図6に示すカバー手段接続エレメント
に適合するカバー手段プロフィールを水平に広げた状態
を示し、図10は、図6に示すカバー手段接続エレメン
トの代替物としての、カバー手段接続エレメントの変形
された実施形を示し、図10aは、図10のXaで示さ
れた部分の拡大詳細図を示し、図11は、図9に示すカ
バー手段プロフィールの代替としての変形されたカバー
手段プロフィールを示し、図12は、潤滑油室を備える
カバー手段プロフィールの別の変形された実施形を示
し、図13は、図10に示すカバー手段接続エレメント
を使用する場合のカバー手段の取り付けの際の取り付け
過程を示し、図14及び図15は、別の可能な変形の説
明のための原理スケッチを示し、図16は、カバー手段
がガイドレールに直接に案内されていてガイドキャリッ
ジの端部に牽引接続(引張接合、Zugverbindung)なし
に且つ横方向移動防止手段(Querverschiebesicherung)
なしに突き合わされている(バットジョイントされてい
る)実施形を示し、図17は、図16に対応する実施形
を示しており、ここではカバー手段の下側端部にカバー
手段末端部が認識できる、図18は、直線駆動装置及び
潤滑剤供給装置との連結状態にある図16に示す二つの
アセンブリからなるガイドユニットを示し、図19は、
ボール走行軌道(ボールトラック、Kugellaufbahnen)
を備えるガイドレールの場合のスライディングブロック
を備えるカバー手段プロフィールの端部の拡大図であ
り、図19aは、ローラ走行軌道(ローラトラック、Ro
llenlaufbahnen)を備えるガイドレールの場合のスライ
ディングブロックを示し、図20は、カバー手段プロフ
ィールに向けられた側でカバー手段末端部を示し、図2
1は、ガイドキャリッジに向けられた側で図20のカバ
ー手段末端部を示し、図22は、図20の線XXII−XXII
による断面を示し、図23は、ガイドキャリッジに向け
られた側でカバー手段末端部の変形された実施形を示
し、図24は、相前後して並んでいる二つのカバープロ
フィール部分の結合ための連結部を示し、図25は、図
24に示す連結部の形成のための部品を示し、図26
は、連結部の別の実施形を示し、図27は、図26に示
す連結部の形成のための部品を示し、図28は、ガイド
レールのまわりに周囲方向(周方向)に相前後して続い
ている複数のプロフィール壁部から組み立てられたカバ
ー手段を示し、図29は、相前後して続く二つのプロフ
ィール壁部の組み立てのプロセスを示し、図30は、ガ
イドレールのまわりに周囲方向に相前後して続く複数の
プロフィール壁部の組み立ての別の形式を示し、図31
は、ガイドレールの足部の領域におけるカバー手段補足
によって補足されてガイドレールをおおうためのカバー
手段を示し、図32は、カバー補足手段の接続のための
補足部取り付け用プロフィールを備えるカバー手段プロ
フィールを示し、図32aは、カバー手段とカバー補足
手段との間の中間要素(接続部材、Zwischenglied)とし
てのアダプターを示し、図32bは、ガイドレール足部
をおおうためのカバー補足手段を示し、図32c及び図
32dは、ガイドキャリッジをおおうためのカバー補足
手段を示し、図33は、ガイドキャリッジの側方のカバ
ーを備えるガイドユニットを示し、図34は、幅を広げ
られたガイドキャリッジとこのガイドキャリッジの側方
のカバーとを有するガイドユニットを示す。
【0062】図1及び図2は、ドイツ特許出願公開第3
620571号明細書(DE-OS 36 20571 A1)、対応する
欧州特許出願公開第0211243号明細書(EP 0 211
243A2)及び対応する米国特許第4743124号明細書
(US 4 743 124)から借りたものである。図1及び図2に
示すアセンブリ(組立体)の構造についてのさらなる情
報に関してはこれらの文献を参照のこと。
【0063】図1では、ガイドレールが符号10を付さ
れている。それは、ベース部Bを有する。当該ベース部
は、支持部15上に固定されている。このガイドレール
上をガイドキャリッジ(案内運び台)12が動く。上述
の特許文献において詳細に説明されているように、ガイ
ドキャリッジ12は、ガイドレール10の走行軌道(ト
ラック)14でボールループ(Kugelschleifen)16を用
いて案内される。
【0064】図3及び図4では、平行に延びている二つ
のガイドレール10に二つずつのガイドキャリッジ12
が案内されている。当該ガイドキャリッジ上には、物体
テーブル(オブジェクトテーブル、対象物テーブル)1
8が固定されている。それぞれ、一つのガイドレール1
0上で走行するガイドキャリッジ12の間隔は、当該ガ
イドテーブルによって定められており、符号Aを付され
ている。図3における間隔Aの領域では、ガイドレール
10がまとめて全体に符号20を付されるカバー手段に
よっておおわれる必要がある。
【0065】図3及び図7に示す左側のガイドキャリッ
ジ12には、端部面22が形成されている。この端部面
22は頭部24の一部であり、当該頭部内にて図2に示
すボールループ16がその方向転換を達成する。
【0066】端部面22には、図6に示すU字形のカバ
ー手段接続エレメント26が固定される。このカバー手
段接続エレメント26は、固定フランジ28及びプロフ
ィールソケット部(プロフィール取付け部、プロフィー
ルホルダー、Profilfassungsteil)30からなる。固定
フランジ28は、固定ねじ32によって端部面22に固
定される。上述のことは、図7の右半分についても、す
なわち他方のガイドキャリッジ12についても当てはま
る。従って、図9に水平に広げられた状態で描かれたカ
バー手段プロフィール(カバー手段異形材部、カバー手
段成形部、Abdeckmittelprofil)34が、インテグラル
ヒンジ(Filmscharniere)36における直角の折り曲げに
よって図8に示すU字形に曲げられる。それから、この
ようにして獲得されたU字形のカバー手段プロフィール
34は、例えばそれがまず第一に一方のガイドキャリッ
ジ12にてプロフィールソケット部30内に押し込まれ
且つこれに続いて両方のガイドキャリッジが互いに近づ
けられるようにして、両方のガイドキャリッジ12にお
けるプロフィールソケット部30内に差し込まれ得る。
その際、図8aにおいて明らかに認識できるように、プ
ロフィールソケット部30の隆起部38がカバー手段プ
ロフィール34の保持溝40に位置するに至る。カバー
手段プロフィール34の両方の脚部には、パッキング受
容室42が設備されている。当該パッキング受容室は、
パッキング材(パッキングバッテン、シール細板、Dich
tleisten)44を受容する。これらのパッキング材44
は、同様に図8aにおいて明らかに認識できるように、
ガイドレール10に密封に(もれをふさぐように)接触
する。
【0067】付属するシール手段を備えるカバー手段接
続エレメント26の相応の造形とガイドキャリッジ12
の相応の造形とによってカバー手段プロフィール34の
端部にもシーリングがつくりだされていることが配慮さ
れている。
【0068】図8、図8a、及び図9から、走行軌道1
4の方に向けられたカバー手段プロフィール34の側方
部領域に多孔性の油分配体(Oelverteilerkoerper)46
が取り付けられていることがわかる。カバー手段プロフ
ィール34が装着されると、当該油分配体が走行軌道1
4と接触状態になる。これらの油分配体46は、カバー
手段プロフィール34の長さ全体にわたって延在する。
それらには、潤滑油がしみ込んでいる。潤滑油をしみこ
ますことで、長持ちする潤滑油貯蔵が形成される。ガイ
ドキャリッジ12の移動の際に走行軌道14に与えられ
る潤滑油によって、ボール循環ループ(Kugelumlaufschl
eifen)16と走行軌道14との間の接触領域も潤滑され
(すなわち潤滑油を施与され)、ガイドキャリッジ12
にボールループ16のボールのために形成されている走
行軌道にもボールを介して転写される。強度の油による
湿り(Oelbenetzung)をボールループ16の領域にて獲得
するために、図1で、ガイドキャリッジ12の一方の端
部における空所48、原理的に(別の使用目的のため
に)レール輪郭にぴったり当接するよごれぬぐいとりパ
ッキング(Abstreifdichtung)の受容のために定められて
いる空間48がこのケースではパッキングをつけられて
いないことが考慮にいれられている。もちろん、図1に
おけるガイドキャリッジ12の他方の端部では、パッキ
ングが空所48に挿着されている。
【0069】図8には、パッキング材44とガイドレー
ルとの間の引きずり域(Schleifzone)が符号50を付さ
れている。この箇所での摩擦による摩滅(磨損)を最小
限に減らすために、油分配体46が引きずり域50にま
で続いているとよい。詳しく言うと、パッキング材44
と引きずり域50との間の接触箇所のきわめて近くまで
続いていて、その結果、そこでの摩擦及び摩滅が最低限
に抑えられているとよい。
【0070】図7には、さらにレールカバー20のため
の別の取り付け方がおおまかに示されている。図7か
ら、物体テーブル18がすでにガイドキャリッジ12に
固定されており、それによって両方のガイドキャリッジ
12の間の間隔Aがすでに固定されていることがわか
る。カバー手段部材26及び34の前述の造形のおかげ
で、この組み立て状態でもカバーがなお取り付けられ得
る。平らに開かれた(水平に広げられた)カバー手段プ
ロフィール34をこの状態において図7及び図9の矢印
方向52において物体テーブル18とガイドレール10
の頭部面54との間のすき間53にさし込むことができ
る。その結果、平らに開かれたカバー手段プロフィール
34の中央領域34′が頭部面54の上方に位置するに
至る。それから、補助工具、例えば締め具(Zwinge)を用
いて領域34″をガイドレール10の側面56に向かっ
て折りまげる(折りたたむ)ことが可能である。その結
果、さしあたり平らに開かれていたカバー手段プロフィ
ール34が図8に示すU字形状をとる。引き続いて、カ
バー手段接続エレメント26が図7に示す姿勢26″に
てすき間53に押し込まれ、これに続いて姿勢26′へ
回動させられ得る。その際、カバー手段接続エレメント
が開脚様にカバー手段プロフィール34に取り付けられ
る。最後にカバー手段接続エレメント26が図8に示す
姿勢26にてそれらの固定フランジ28によって端部面
22に接触させられて、そこでねじ32を用いてねじ締
め固定され得る。このプロセスは、図7の両方のガイド
キャリッジ12にて実行され得る。その際、隆起部38
が保持溝40にパチンとはまる。その結果、カバー手段
プロフィール34が最終的に鉛直運動をも防止されてい
る。軸方向Xにおいて、カバー手段プロフィール34は
カバー手段接続エレメントにあるいはガイドキャリッジ
12にぶつかることによって動かないように固定されて
いる。カバー手段プロフィール34はプロフィールソケ
ット部30において軸線方向Xにて可動であり且つプロ
フィールソケット部30とカバー手段プロフィール34
との重なり合いによってシールが作り出されているの
で、ガイドキャリッジ12の間隔Aへのカバー手段プロ
フィール34の軸方向の長さの精密な適合が必要不可欠
でない。
【0071】潤滑油分配体46は、カバー手段プロフィ
ール34の長さ全体にわたって延在するとよい。その結
果、ガイドキャリッジ12の比較的長い停止の後も運動
の新たな開始の際に短期間にボール循環部16の十分な
潤滑が計算に入れられ得る。油分配体46が圧力下でそ
れぞれの走行軌道14に当接するので、油分配体46の
長さが大きい場合に事情によっては、ガイドキャリッジ
12と物体テーブル18とにより形成されているトラベ
ラーアセンブリについての大きすぎる摩擦が生じる。こ
の摩擦は、油分配体46が方向Xに沿って間隔をおいて
中断されるあるいは空所を備えることによって、限度内
にとどめられ得る。例えば油分配体46及びパッキング
材44のどちらか一方または両方を損耗(磨滅)の故に
取り替えることが必要であるときに、カバー手段20が
図7に示す前述した組み立てに相応する方法で再び取り
外されることも可能であることは、難なくわかる。
【0072】図8について、カバー手段プロフィール3
4の領域34″の折り曲げ過程が回動矢印58によって
暗示されており且つ領域34″のさまざまな角度位置に
よって暗示されていることをさらに補足する。
【0073】図10では、対応する部分が図6における
ものと等しい符号にそれぞれ数100を加えた符号を付
されている。そこで、プロフィールソケット部130の
別の形状が認識できる。このプロフィールソケット部1
30は、特に図10aからもわかるように、カバー手段
プロフィール134が外からプロフィールソケット部1
30に当てがわれてこれとロックされ得るように構成さ
れている。この目的のためにカバー手段プロフィール1
34の領域134″に係止鉤(ロックフック)160が
一体成形されている。当該係止鉤は、領域134″が折
り曲げられる際にプロフィールソケット部130の係止
溝(ロック溝)162にパチンと掛かる(かみ合う、ス
ナップ係合する)。そのとき、カバー手段接続エレメン
ト126が、前もってガイドキャリッジ112にねじに
よってあるいはスナップ結合手段によって固定され、引
き続いてカバー手段プロフィール134が図7について
記載されているように矢印方向152にてすき間153
に差し込まれ得る。それから、領域134″を折り曲げ
ることによって図10aに示されたスナップ係合が作り
出され得る。それによって、カバー手段プロフィール1
34の取り付けが基本的に終わる。
【0074】図13には、付加的に、カバー手段プロフ
ィール134が二つのカバープロフィール部分134a
及び134bからなることが示されている。これらのカ
バープロフィール部分は安定化湾曲部(Stabilisierungs
bogen)166によって互いに連結されている。安定化湾
曲部166は、それらの固定フランジ128によって背
中合わせに位置する二つの図10に示すカバー手段接続
エレメント126から組み立てられていることが可能で
ある。そのとき、安定化湾曲部166によって、一方で
は、両方のカバープロフィール部分134a及び134
bが(必要ならば)互いに密封に連結されている。他方
では、それによってカバー手段プロフィール134の領
域134″もレールからの浮揚に対して安定させられる
(すなわちレールから離れるのを防止される)。このこ
とは、ガイドレール110への領域134″の油をもら
さない接触が保障される必要があるときに特に重要であ
る。安定化湾曲部166を形成するカバー手段接続エレ
メント126は、ねじ連結器(Verschraubung)168に
よって互いに結合され得る。
【0075】すでに述べたように、ガイドキャリッジ1
2ないし112の互いから離れた両方の端部にパッキン
グエレメントが設けられており、これらのパッキングエ
レメントがガイドレール10ないし110の横断面周囲
(周囲輪郭、Profilumfang)全体にて引きずるように移
動することが可能であるので、ガイドレールの潤滑手段
(潤滑剤施与手段)も例えば相応に形を変えられた油分
配体によって、ガイドキャリッジ112の端部パッキン
グとガイドレール110との間の摩擦が発生する至る所
で十分な潤滑が保証されているように構成し得る。その
結果、そこでも互いから離れたガイドキャリッジ端部の
空間48に挿入されたパッキングによって損耗が生じな
い。
【0076】図13におけるカバー手段プロフィール1
34の取り外しは、上述の取り付けに対応して、措置方
法の相応の逆行によってもたらされ得る。カバー手段プ
ロフィール34ないし134のさらなる安定化を保障す
るために、(特に間隔長さAが大きい場合に)ガイドキ
ャリッジ12ないし112の間の任意の箇所にカバー手
段プロフィール34ないし134のための安定化手段が
置かれるとよい。この安定化手段は、例えば、弾性支持
のU字クランプ(U-Klammern)によって形成されているこ
とが可能である。当該U字クランプは、例えば図7にお
ける姿勢連続26″、26′、26に対応してカバー手
段接続エレメントと類似に組み込まれ得る。また、当該
U字クランプは、特に、潤滑が油分配体46によって保
証されており且つさらにシールがパッキング材44によ
って保証されていることをもたらす。
【0077】図11には、カバー手段プロフィール23
4が十分に曲げやすい材料から製造されており、その結
果角部236における折り曲げが可能であるときには、
インテグラルヒンジを設けなくてもよいことが示されて
いる。油分配体46ないし246の取り付け固定は、図
8a及び図11に示すように、テーパープロフィール
(とがった異形部、先細りの輪郭をもつ部分、Spitzpro
file)70ないし270によって行われ得る。それら
は、例えばフェルト(Filz)あるいはオープンセルポリマ
ーフォーム(offenzelliger Polymerschaum)からなる。
【0078】図12には、カバー手段プロフィール33
4の別の変形された実施形が示されている。対応する部
分は、再び先の実施形におけるものと同一の符号をそれ
ぞれ数300だけふやされて付されている。領域33
4″にはそれぞれのプロフィールの形態によって束縛さ
れていない潤滑油の収容のための室372が形成されて
いることがわかる。これらの室は、スリット374によ
って油分配体346と後続飽和連通(再飽和連通、Nach
saettigungsverbindung)状態にある。
【0079】図14には、カバー手段接続エレメント4
26とカバー手段プロフィール434との間に任意の連
結手段478が連結され得ることが図式的に概略的に示
されている。当該連結手段は、希望に応じて安定化にも
用いられ得る。その際、図14において、カバー手段接
続エレメント426が再び比較的短く、且つ間隔Aの長
さの主要な部分がカバー手段プロフィール434によっ
て架橋されることが出発点とされる。カバー手段プロフ
ィール434は、押出し法(Extrusionsverfahren)ある
いは押込み法(Intrusionsverfahren)にてプラスチック
などの合成物質で射出成形される。カバー手段接続エレ
メント426の製造には、どの合成物質射出成形法もあ
るいはどの合成物質キャスティング法も適している。も
ちろん、部材426及び434がシートメタルから成形
されてもよい。
【0080】図15は、カバー手段プロフィール534
がカバー手段接続エレメント526と一体に結びついて
いてもよいことを示す。この場合には、ピースグッズあ
るいはロッドグッズとしての押出し法での製造は可能で
ない。しかし、カバー手段プロフィール534は、二つ
のカバープロフィール部分534の組み立てによって二
つのガイドキャリッジの間に生じるどの長さも架橋され
得るような長さを有して射出成形され得る。その際、連
結は再び任意の連結手段578によって作り出され得
る。当該連結手段は同時に安定させるようにあるいは密
封するようにあるいは安定させ且つ密封するように作用
することが可能である。
【0081】これまで説明されたすべての実施形では、
(図7に示されているように)カバー手段20が本質的
にガイドキャリッジ12の輪郭内に位置することが想定
されていた。これは一つの有利な実施形態である。しか
し、(図1に破線で示されたように)カバー手段プロフ
ィール634がガイドキャリッジのまわりに置かれ得る
ことが排除される必要はない。このカバー手段プロフィ
ール634は、そのとき、それぞれのガイドキャリッジ
の、軸線Xに平行な周囲面680に当接し且つ他方また
シールフランジ682によってガイドレール10と密封
な接触状態にあることが可能である。そのうえさらに、
このようにして、ガイドレール10上の三つ以上のガイ
ドキャリッジ12の場合に相前後して並んでいるガイド
キャリッジの間のそれぞれ露出しているレール部分をお
おうことが可能である。
【0082】術語的な補足のために、図8aにおいてカ
バー手段プロフィール34が、ガイドレール10ととも
に、プロフィール空所11を形成することをさらに指摘
しておく。図12に示すカバー手段プロフィール334
の実施形の使用の際には、もちろん、潤滑油が漏れ出る
のを妨げるために、室372の端部にカバーキャップが
設けられていなければならない。
【0083】カバー手段プロフィールがふくらむのを防
止するために安定化エレメントが存在するならば、これ
らが軸方向の固定のために、それぞれのカバー手段プロ
フィールに食い込むとがった部分(先細り部)を備えて
いるとよい。
【0084】説明において何回か使用されている「押出
し(Extrusion)」は、「連続鋳造(Strangguss)」と表現
されてもよい。カバー手段プロフィールは、例えば図1
1に示されているような、最終的なプロフィール形状
(異形材形状)、例えばU字形状、にも製造され得る。
【0085】図14に示されているように、カバー手段
接続エレメント426及びカバー手段プロフィール43
4のいずれか一方または両方に潤滑油あるいはグリース
の規則的な注ぎ足しのための注油ニップル(グリースニ
ップル、Schmiernippel)483が取り付けられていて
もよい。
【0086】「剛性の(starr)」としてのカバー手段の
特徴づけは、もちろん、それぞれの材料及び使用目的を
考慮に入れて理解される必要がある。「剛性の」という
概念によってとりわけ蛇腹状のカバー手段に比べて長い
距離にわたって境界を画すること(仕切ること、引き離
すこと、Abgrenzung)が表現される。その点では、「剛
性の」は「ほぼひだのない」の意味にも理解され得る。
カバー手段プロフィールによる押圧力の伝達性は、通例
は、意図されない。
【0087】図16、17、18、19、20、21、
22、24、25では、対応する部分が図1〜図9にお
けるものと同一の符号をそれぞれ数600だけ増やされ
て付されている。
【0088】図16では、カバー手段620がカバー手
段プロフィール634と複数のカバープロフィール末端
部626とにより形成されていることがわかる。当該カ
バープロフィール末端部は、ガイドキャリッジ612の
頭部624に密接する。さらに図16から、カバー手段
プロフィール634が中央領域634′及び二つの側部
領域634″を備える中空壁プロフィール(中空壁異形
材、Hohlwandprofil)として形成されていることがわか
る。当該中空壁プロフィールは、アルミニウムからなり
且つ押出し加工(押出し成形)によって製造されてい
る。中空壁プロフィール634には、製造の結果として
中空室611、613及び潤滑剤ダクト615が形成さ
れている。中空壁プロフィールとも呼ばれるカバー手段
プロフィール634は、カバープロフィール末端部62
6に差し込まれており、カバープロフィール末端部がガ
イドキャリッジ612の頭部624に当接する。
【0089】図17からわかるように、カバー手段プロ
フィール634は、その両方の端部によって、それぞれ
一つのカバープロフィール末端部626にはまり込む。
当該カバープロフィール末端部はそれぞれ一つのガイド
キャリッジ612に当接する。図17では、下側のガイ
ドキャリッジは描かれていない。両方のガイドキャリッ
ジ612は、図4に示されておりそこで符号18を付さ
れているようなテーブルプレート(テーブルトップ)と
結合されている。共通のガイドレール610の両方のガ
イドキャリッジ612とテーブルプレート18との結合
によって、縦方向(長手方向)Xにおける両方のガイド
キャリッジ612の間隔が固定されている。カバー手段
プロフィール634と両方のカバープロフィール末端部
626とからなるカバー手段620は、相前後して並ん
でいる二つのガイドキャリッジ612の間隔に相当する
全体長をもつ。
【0090】図20、図21、及び図22において、カ
バープロフィール末端部626の構成が詳細にわかる。
カバープロフィール末端部626は、図16及び図17
に示す頭部624の端部面622に接触するための接触
面617を有する。接触面617は、ベースプレート6
19によって形成されている。ベースプレート619と
一体に外被部(側面部、Mantelteil)621が作り出さ
れている。当該外被部は、図16及び図17に示すカバ
ー手段プロフィール634とカバープロフィール末端部
626とをつなぐ(詳しく言えば互いに差し込んで一つ
にする)際に、カバー手段プロフィール634の外周面
に当てがわれる。ベースプレート619には、複数のく
さび形の突出部623が取り付けられている。これらの
くさび形の突出部は、カバープロフィール末端部626
及びカバー手段プロフィール634をつなぐ際に中空室
611に入る。さらにベースプレート619には、複数
の突出部625が取り付けられている。これらの突出部
625は、カバープロフィール末端部626及びカバー
手段プロフィール634をつなぐ際に中空室613には
いり込む。潤滑剤ダクト615の壁部は、カバー手段プ
ロフィール634及びカバープロフィール末端部626
をつなぐ際に二つの突出部625の間に位置することと
なり、カバープレート619に接合する。軸線Xに対し
て直交するカバー手段プロフィール634の端面627
は、カバー手段プロフィール634とカバープロフィー
ル末端部626とをつなぐ際に、カバープロフィール末
端部626と一体的に製造されているリーフスプリング
エレメント(板ばねエレメント)629にぶつかる。カ
バープロフィール末端部626の接触面617には、パ
ッキング材(パッキング細板)631が射出成形されて
いるあるいははりつけられている。当該パッキング材
は、カバー手段620が相前後して並んでいる二つのガ
イドキャリッジ612の間に組み込まれるときに、頭部
624の端部面622に密封に(もれをふさぐように)
接触する。リーフスプリング629のおかげで、カバー
手段プロフィール634とカバープロフィール末端部6
26とからなるカバー手段620が軸方向にて弾性力
(ばね力)に抗して圧縮され得る。その結果、カバー手
段620の長さが規定どおりの許容差に対応する限度
(範囲)内でその時々に二つの相前後して並んでいるガ
イドキャリッジの間の間隔に適合させられ得る。
【0091】カバー手段620の内側には、特に図19
からわかるように、スライディングブロック633がス
ライディングブロック保持プロフィール(スライディン
グブロック保持異形部、Gleitschuhhalteprofil)63
5によって固く保持されている。スライディングブロッ
ク633は、それがそれの丸みをつけられた部分(Rund
ungen)637によってガイドレール610の走行軌道6
14にすべる能力をもって当接するように成形されてい
る。ガイド軌道614は、図2に示すボール16の接触
のために構成されている。その結果として、カバープロ
フィール634とカバープロフィール末端部626とか
らなるカバー手段620が両方のガイドキャリッジ61
2に依存せずにガイドレール610にてガイドされてい
る。さらに、ガイドキャリッジ612によるカバー手段
620の移送のためには、カバー手段620を簡単に両
方のガイドキャリッジ612の端部面622の間に挟み
込むことで十分である。これは、例えば以下のようにし
て行われ得る。すなわち、順に、第一のガイドキャリッ
ジ612を、それから両方のカバープロフィール末端部
626を備えるカバー手段プロフィール634を、それ
から第二のガイドキャリッジ612をガイドレール61
0上にスライドさせて装着する。これに続いて第一のガ
イドキャリッジ612を図4に示すテーブルプレート1
8にねじによって固定する。これに続いて第二のガイド
キャリッジを第一のガイドキャリッジに向かって近づけ
て、カバー手段プロフィール634とカバープロフィー
ル末端部626とからなるカバー手段620を軸方向に
圧縮しながら、第二のガイドキャリッジのねじ穴641
がテーブル18の対応する穴と重なる状態に到達する。
最後に第二のガイドキャリッジ612を同様にテーブル
プレート18とねじ固定する。
【0092】そのとき、パッキング材631が、縦軸線
Xに対して直交する横方向平面において移動可能に頭部
624の端部面622に当接し、且つ端部面622に対
してそれ自体適当な位置に調整され得る。当該適当な位
置は、ガイドキャリッジ612のポジション及びガイド
レール610におけるスライディングブロック633を
用いてのカバー手段プロフィール634のガイドによっ
て定められている。接触面617には、頭部624の端
部面622に対してのベースプレート619の潤滑剤通
路647のシールのためにシールカラー(密封用軸つ
ば、Dichtbund)645が一体的に成形されている。当
該シールカラーは、端部面622に密封するように接触
する。詳しく言うと、頭部624の端部面622の潤滑
剤用接続孔の周囲領域に接触する。しかし、このシール
カラー645が弾性的に変形可能であるときには、シー
ルカラー645が頭部624の潤滑剤用接続孔に侵入す
ることも考え得る。
【0093】図18には、互いに平行に延びている二つ
のガイドレール(これらのガイドレール自体は図示され
ていない)にそれぞれペアの二つのガイドキャリッジ6
12、つまり全部で4つのガイドキャリッジ612が案
内されることが示されている。これらのガイドキャリッ
ジは、すべて、図4のテーブルプレート18に相当する
共通のテーブルプレートとねじ固定される。この場合に
は、両方のガイドレールのカバー手段620は、それぞ
れ二つのカバープロフィール部分634a及び634
b、二つのカバープロフィール末端部626、及び一つ
の連結部666から組み立てられている。連結部666
の構造は、図24に示されている。連結部666は、二
つの連結部半部666aから組み立てられている。両方
の連結部半部は、形状同一である。それぞれの連結部半
部666aは、それぞれのカバー手段プロフィール63
4aないし634bの中空室611ないし613にはま
り込むための突出部649ないし651を有して構成さ
れている。さらに、連結部半部666aのそれぞれに
は、図16及び図19に示す潤滑剤ダクト615にはま
り込むための接続パイプ部(パイプソケット、Rohrstut
zen)655が設けられている。
【0094】さらに、図24では、連結部666にスラ
イディングブロック657が、例えば射出成形によって
及び鋳つける(鋳合わせる)ことによって、一体的に成
形されている。これらのスライディングブロック657
は、それらの丸みをつけられた部分659によってガイ
ドレール610の走行軌道614(図16)に当接す
る。その結果、カバー620が連結部666の領域にお
いてもガイドレール614にガイドされている。連結部
666の近傍においても図16及び図19に示すスライ
ディング部633をそれぞれのカバープロフィール部分
634a及び634bのどちらか一方または両方の内側
に設けようと決めたときには、連結部666におけるス
ライディングブロック657がなくてもよいことは自明
のことである。
【0095】図18及び図24に示すように、連結部6
66には、それぞれ、選択的に使用され得る二つの潤滑
剤供給接続部661が設けられている。当該潤滑剤供給
接続部は、図18に示す潤滑剤分配ブロックD及び導管
665を介してブラックボックスとして示された固定し
た潤滑剤供給設備Lと連通させられている。その時その
時につながれていない潤滑剤供給接続部661が閉鎖エ
レメントあるいは逆止弁によって密閉されているとよい
ことは自明である。潤滑剤分配ブロックDから別の導管
Cが、スピンドルとボールスクリューナットとによって
形成されている直線駆動装置671へ通じている。
【0096】図25において、新たに一方の連結部半部
666aにおける潤滑剤供給接続部661が認識でき
る。図25に示されているような二つの連結部半部66
6aが一つの連結部666に組み立てられ得る。その
際、それぞれの結合面663が互いに接触し、差し込み
ピン(Steckbolzen)665と差し込み穴(Steckloch)66
7との連結によりあるいははりつけによりあるいは溶接
により結合が実現する。結合面663には、互いに相補
的な通路形成成形部(ダクト形成成形部、Kanalbildung
sformationen)669及び670が形成されている。当
該通路形成成形部は、二つの連結部半部666aのつな
ぎ合わせの後、潤滑剤供給接続部661から丸められた
部分659への連通路(連通ダクト)669−670を
形成し、それによってガイドレール610の走行軌道6
14に向かって開口する(注ぐ)。それによって、これ
らの連通路669−670から流れ出す潤滑剤が走行軌
道614に達する。当該走行軌道上を図2に示すボール
16が転がり、同時に図16に示すスライディングブロ
ック633及び図24に示すスライディングブロック6
57が滑走する。
【0097】図19から、カバー手段プロフィール63
4に複数のパッキング材(パッキング細板)644が配
置されていることがわかる。当該パッキング材は、それ
ぞれのカバー手段プロフィール634のパッキング受容
室642によって保持され、ガイドレール610の一つ
の側における両方の走行軌道614の上側及び下側でガ
イドレールに密封に当接する。パッキング材644は、
図24及び図25からわかるように、連結部666の領
域にて続く。そのために、連結部666には、同様にパ
ッキング受容室675が備えられている。
【0098】図23には、カバープロフィール末端部7
26のための代替物が示されている。図16に示す端部
面622に対してのカバープロフィール末端部726の
密封のために、接触面717に溝731が設けられてお
り、当該溝にシールコード(Dichtschnur)が挿入され得
る。
【0099】図26及び図27には、同様に二つの同一
の連結部半部866aから組み立てられた別の連結部8
66が示されている。対応する部分は、図24及び図2
5におけるものと同一の符号をそれぞれ最初の数字を6
から8に変えて付されている。
【0100】図26及び図27に示す実施形の場合に
も、結合面863に連通路869−871の形成のため
の通路形成成形部869、871が形成されている。当
該通路形成成形部は、潤滑油流出孔881に移行する。
潤滑油流出孔は、スライディングブロック857の端面
879にておわる。ところで、図26に示す連結部86
6が同様に二つのカバー手段プロフィールによって図1
8におけるポジション634a、634bに対応して組
み立てられること、及び、これらのカバー手段プロフィ
ールのそれぞれに図19に示すスライディングブロック
633に相当する形状をもつ潤滑剤分配体がそれぞれ組
み込まれていることは、難なく想像され得る。しかし、
この潤滑剤分配体は、ここでは、第一義的にガイドレー
ルでのカバー手段プロフィールのガイドのために定めら
れているのではなく、潤滑剤を貯蔵するため及び走行軌
道へ潤滑剤を施与するために定められている材料からな
る。潤滑剤分配体は、例えば、潤滑油をしみ込まされて
いる多孔性のフォームラバー(多泡性ゴム、Schaumgumm
i)あるいはプラスチックフォーム(海綿状プラスチッ
ク、Schaumkunststoff)であるとよい。そのとき、この
潤滑剤分配体は、一方の端部によって、連結部866に
統合されたスライディングブロック857の端面879
に当接する。詳しく言うと、潤滑剤流出孔881と覆う
関係において当接する。その結果、潤滑剤流出孔881
を通ってくる潤滑油が直接に潤滑剤分配体に入り、これ
において分散し、図16に示す走行軌道614へ施与さ
れる。図27に示す連結部半部866aの図26に示す
連結部866への組み立ては、図24及び図25に示す
連結部の組み立てに類似に行われる。
【0101】図28〜30に示すように、カバー手段9
20が、同様に、プロフィール壁部934′及び93
4″の、図19に示されたものと類似の中空プロフィー
ル形状(中空異形材形状)を有するカバー手段プロフィ
ール934として構成されている。カバー手段プロフィ
ール934は、ここでは、一つの中央部934′と二つ
の側面部934″とからなる。それらはヒンジ状のジョ
イント(関節)985によって互いに枢着的に(関節を
媒介として)結合されている。詳しく言えば、図28に
示す回動軸線Pのまわりでそれらが互いに対して回動さ
せられ得るように結合されている。ヒンジ状のジョイン
ト985は、プロフィール中央部934′及びプロフィ
ール側面部934″における相補的なフック成形部(鉤
状成形部、Hakenformation)987a及び987bによ
って形成されており、且つ図29に矢印Sによって示さ
れているように、軸方向の互いの押し込みによって係合
させられ得る。別の詳細が図30において認識できる。
そこでは、対応する部分が前述の実施形におけるものと
同一の符号を最初の数字を9に変えられて付されてい
る。図28及び図29に示すフック成形部987a及び
987bが、すでに互いにひっかけられた状態で再認識
される。さらに、フック成形部987bには、フック成
形部987aにおける係止凹部(ロック用へこみ部)9
89aと係合するための係止突起部(ロック用突起部)
989bが認識される。係止突起部989bと係止凹部
989aとのこの組み合わせによって、両方のプロフィ
ール壁部934′及び934″が互いに押し込まれたあ
るいは互いにひっかけられた後に引き続いての回動の際
に、図30に、くわしくはその右半分に図示されている
位置にて互いに対して相対的に固定され得る。
【0102】図31には、その構造において図19に示
すカバー手段プロフィール634に似ている一体のカバ
ー手段プロフィール1034が図示されている。対応す
る部分は、先の実施例におけるものと同一の符号をそれ
ぞれ10を前につけて付されている。特徴として、側面
部1034″に取り付け用プロフィール(保持異形部、
Halteprofile)1091aが一体成形されていることを
記憶にとどめる必要がある。当該取り付け用プロフィー
ルにカバー補足材(カバー補足細板、カバー補足ストリ
ップ、Abdeckergaenzungsleisten)1093がスライド
取り付けされ得る、あるいはパチンとはめられ(スナッ
プ取り付けされ)得る。これらのカバー補足材1093
は、ガイドレール1010のこれまで自由な(解放され
た)ままにされていた足部をおおう。その際、カバー補
足材1093に、ガイドレールの支持部Tにすべりシー
ル(すべりパッキング、Gleitdichtung)として当接し得
るシーリングリップ1093′が構成されているとよ
い。図32bに示すように、カバー手段補足材1093
は、カバー手段プロフィール1034における取り付け
用プロフィール1091aに対して相補的である相補プ
ロフィール(相補異形部)1091bを有する(図32
及び図32b参照)。
【0103】補足プロフィール材1093は、希望に応
じて、取り付けられても、省略されても、あるいは取り
外されてもよい。図32a及び図32cは、取り付け用
プロフィール1091aによってアダプター1095も
カバー手段プロフィール1034にスライド取り付けあ
るいはスナップ取り付けによって固定され得ることを示
す。そのとき、アダプターには、補足壁部1097ある
いは1099がスライド取り付けあるいはスナップ取り
付けによって固定され得る。詳しく言えば、相補的なプ
ロフィール溝1095aないし1097aないし109
9aを用いて固定され得る。このようにして、そのと
き、図33に示すさらにより広範囲の包囲(例えばカプ
セル様に包むこと)を達成することが可能である。その
とき、補足壁部1097は、テーブル18を備える図4
に対応する配置の際にテーブルの下側面にまで高さが達
し、所望の場合にはパッキングによってテーブル下側面
に当接する。そのようなパッキングの受容のために、補
足壁部1097の上辺に縦スリット(長手方向に延びる
スリット)1097bが成形されている。
【0104】ガイドキャリッジ1112が図34に示す
ように幅を広げられているならば、そのほかはガイドレ
ール1110及びカバー手段プロフィール1134の図
33におけるものと同一のディメンジョニングの場合
に、ガイドキャリッジ1112の側方をおおうことが、
図32dにも図示されているような折り曲げられた補足
壁部1199の使用によって達成され得る。結合を作り
出すために、図32aのアダプター1095に類似のア
ダプター1195が使用されるとよい。折り曲げられた
補足壁部1199も、再び図4に示すテーブルと接触す
るまで高くひっぱり上げられており、テーブルに対して
密封されている。補足壁部1199にも上側のスリット
1199bが成形されており、当該スリットに縦パッキ
ング材(長手方向に延在する細板状のパッキング)が挿
着されるとよい。
【0105】図19aでは、ローラ走行軌道(Rollenlau
fbahn)に接触するための滑り面を有するスライディング
ブロック1233が構成されている。当該スライディン
グブロック1233は、ガイドキャリッジがガイドレー
ルにて無端のボールループの代わりに無端のローラルー
プによって案内されており且つそれに応じてガイドレー
ルに平らな走行軌道が形成されているときに、図16の
スライディングブロック633の位置に組み込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎としてのガイドキャリッジを備え
るガイドレールの図である。
【図2】図1の線II−IIによる断面図である。
【図3】二つのガイドレール、両方のガイドレール上の
それぞれ二つのガイドキャリッジ、ガイドキャリッジに
よって支持されたテーブル、及びカバー手段の取り付け
のために適しているそれぞれ二つの相前後して並ぶガイ
ドキャリアの間の中間空間を有する本発明に係るガイド
ユニットの側面図である。
【図4】図3の矢印方向IVにおける端面図である。
【図5】図3の矢印方向Vにおけるガイドキャリッジの
端部の端面図である。
【図6】ガイドキャリッジの図5に示された端部面への
取り付けに適しているカバー手段接続エレメントの図で
ある。図6aは、図6の詳細図である。
【図7】図3に係るガイドユニットでのカバー手段のた
めの可能な取り付け過程を示した図4の線VII−VIIによ
る断面図である。
【図8】図7の線VIII−VIIIによる断面図である。図8
aは、図8のVIIIaで示す部分の詳細図である。
【図9】図6に示すカバー手段接続エレメントに適合す
るカバー手段プロフィールを水平に広げた状態を示す図
である。
【図10】図6に示すカバー手段接続エレメントの代替
物としての、カバー手段接続エレメントの変形された実
施形の図である。図10aは、図10のXaで示された
部分の拡大詳細図である。
【図11】図9に示すカバー手段プロフィールの代替と
しての変形されたカバー手段プロフィールの図である。
【図12】潤滑油室を備えるカバー手段プロフィールの
別の変形された実施形の図である。
【図13】図10に示すカバー手段接続エレメントを使
用する場合のカバー手段の取り付けの際の取り付け過程
を示す図である。
【図14】別の可能な変形の説明のための原理スケッチ
である。
【図15】別の可能な変形の説明のための原理スケッチ
である。
【図16】カバー手段がガイドレールに直接に案内され
ていてガイドキャリッジの端部に牽引接続なしに且つ横
方向移動防止手段なしに突き合わされている実施形を示
す図である。
【図17】図16に対応する実施形の図であり、ここで
はカバー手段の下側端部にカバー手段末端部が認識でき
る。
【図18】直線駆動装置及び潤滑剤供給装置との連結状
態にある図16に示す二つのアセンブリからなるガイド
ユニットを示す図である。
【図19】ボール走行軌道を備えるガイドレールの場合
のスライディングブロックを備えるカバー手段プロフィ
ールの端部の拡大図である。図19aは、ローラ走行軌
道を備えるガイドレールの場合のスライディングブロッ
クの図である。
【図20】カバー手段末端部の、カバー手段プロフィー
ルに向けられた側を描いた図である。
【図21】図20のカバー手段末端部の、ガイドキャリ
ッジに向けられた側を描いた図である。
【図22】図20の線XXII−XXIIによる断面図である。
【図23】ガイドキャリッジに向けられた側でカバー手
段末端部の変形された実施形を描いた図である。
【図24】相前後して並んでいる二つのカバープロフィ
ール部分の結合ための連結部の図である。
【図25】図24に示す連結部の形成のための部品の図
である。
【図26】連結部の別の実施形を示す図である。
【図27】図26に示す連結部の形成のための部品の図
である。
【図28】ガイドレールのまわりに周囲方向に相前後し
て続いている複数のプロフィール壁部から組み立てられ
たカバー手段の図である。
【図29】相前後して続く二つのプロフィール壁部の組
み立てのプロセスを示す図である。
【図30】ガイドレールのまわりに周囲方向に相前後し
て続く複数のプロフィール壁部の組み立ての別の形式を
示す図である。
【図31】ガイドレールの足部の領域におけるカバー手
段補足によって補足されてガイドレールをおおうための
カバー手段を示す図である。
【図32】カバー補足手段の接続のための補足部取り付
け用プロフィールを備えるカバー手段プロフィールの図
である。図32aは、カバー手段とカバー補足手段との
間の中間要素としてのアダプターの図である。図32b
は、ガイドレール足部をおおうためのカバー補足手段の
図である。図32c及び図32dは、ガイドキャリッジ
をおおうためのカバー補足手段の図である。
【図33】ガイドキャリッジの側方のカバーを備えるガ
イドユニットの図である。
【図34】幅を広げられたガイドキャリッジとこのガイ
ドキャリッジの側方のカバーとを有するガイドユニット
の図である。
【符号の説明】
10 ガイドレール 11 プロフィール空所 12 ガイドキャリッジ 14 走行軌道 16 潤滑剤需要箇所 18 テーブル 20 カバー手段 22 端部面 26 カバー手段接続エレメント 28 固定フランジ(連行部) 30 プロフィールソケット部 34 カバー手段プロフィール 34′、34″ 部分プロフィール 36 ジョイント軸心 44 U字脚端部 46 油分配体 50 引きずり域(接触域) 62 末端部 126 カバー手段接続エレメント 130 プロフィールソケット部 134 カバー手段プロフィール 134a、134b カバープロフィール部分 166 安定化手段 346 油分配体 372 貯蔵室 434 カバー手段プロフィール 526 カバー手段接続エレメント 534 カバー手段プロフィール 610 ガイドレール 612 ガイドキャリッジ 614 走行軌道、滑り軌道 615 潤滑剤ダクト 620 カバー手段 622 端部面(ストッパ面) 626 カバー手段末端部 629 弾性手段 631 シール手段 633 スライディングブロック 634 カバー手段プロフィール 634a、634b カバープロフィール部分 635 保持プロフィール手段 644 パッキング材 657 スライディングブロック 663 結合面 666 連結部 666a 連結部半部 671 直線駆動装置(駆動システム) 920 カバー手段 934 カバー手段プロフィール 934′、934″ プロフィール壁部 987a、987b ジョイント部 1010 ガイドレール 1012 ガイドキャリッジ 1020 カバー手段 1034 カバー手段プロフィール 1091a 取り付け用プロフィール(保持
手段) 1093 カバー補足手段 1095 アダプター 1097 カバー補足手段 1097a 取り付け用プロフィール A ガイドキャリッジ間の縦方向の間隔 B ベース部 D 潤滑剤分配ブロック(潤滑剤供給箇
所) P ジョイント軸心 T 支持部 X 縦軸線

Claims (89)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのガイドレール(1
    0)、希望に応じて直線的なガイドレール(10)、そ
    の場合このガイドレール(10)が縦軸線(X)と少な
    くとも一つの走行軌道(14)を備えるレールプロフィ
    ールとを備えている、をもっており、さらに、 前記ガイドレール(10)の前記少なくとも一つの走行
    軌道(14)にて案内される、互いの方へ向けられた端
    部(22)を備える少なくとも二つのガイドキャリッジ
    (12)と、前記少なくとも二つのガイドキャリッジ
    (12)の前記の互いの方へ向けられた両方の端部(2
    2)の間の前記ガイドレール(10)の少なくとも一つ
    の縦方向部分(A)にて前記ガイドレール(10)をお
    おうためのカバー手段(20)とをもっているガイドユ
    ニットにおいて、 前記カバー手段(20)が、前記少なくとも二つのガイ
    ドキャリッジ(12)にこれと共同の運動のために連行
    結合状態にあり、且つ少なくとも前記の互いの方へ向け
    られた両方の端部(22)の間のそれの縦方向の広がり
    (A)の一部にて軸方向(X)について本質的に剛性に
    構成されていることを特徴とするガイドユニット。
  2. 【請求項2】 前記カバー手段(20)が、少なくとも
    それの縦方向の広がり(A)の一部にて、縦軸線(X)
    に対して直交する断面にて観察して前記レールプロフィ
    ールにこれから間隔をおいて接近して応ずるカバー手段
    プロフィール(34)を形成することを特徴とする、請
    求項1に記載のガイドユニット。
  3. 【請求項3】 前記カバー手段(20)が本質的に閉じ
    られたプロフィール空所(11)を前記ガイドレール
    (10)の前記レールプロフィールと前記カバー手段プ
    ロフィール(34)との間に規定し、当該プロフィール
    空所が前記両方のガイドキャリッジ(12)の間に延在
    する前記ガイドレール(10)の前記の少なくとも一つ
    の走行軌道(14)を中にもっていることを特徴とす
    る、請求項2に記載のガイドユニット。
  4. 【請求項4】 前記プロフィール空所(11)が前記ガ
    イドレール(10)と前記カバー手段(20)との間の
    狭い間隙の形成によってあるいは接触域の形成(符号5
    0のところで)によってあるいはそれら両方によって閉
    ざされており、希望に応じて本質的に密封に閉ざされて
    いることを特徴とする、請求項2に記載のガイドユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記ガイドレール(10)のベース部
    (B)が前記の互いの方へ向けられた端部(22)の間
    の縦方向部分にて前記プロフィール空所(11)の外部
    に位置することを特徴とする、請求項3及び請求項4の
    いずれか一項に記載のガイドユニット。
  6. 【請求項6】 前記カバー手段プロフィール(34)
    が、前記縦軸線(X)に対して直交する断面にて観察し
    て、本質的にU字形であり、且つ希望に応じてそれの自
    由なU字脚端部(符号44のところ)の近くで前記ガイ
    ドレール(10)に対してシールされていることを特徴
    とする、請求項2〜5のいずれか一項に記載のガイドユ
    ニット。
  7. 【請求項7】 前記縦軸線(X)に対して垂直な断面に
    て観察して、前記カバー手段プロフィール(34)が、
    前記縦軸線(X)のまわりで周方向に相前後して並んで
    いる少なくとも二つの部分プロフィール(34″、3
    4′、34″)から組み立てられていることを特徴とす
    る、請求項2〜6のいずれか一項に記載のガイドユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 前記カバー手段プロフィール(34)
    が、前記縦軸線(X)に対して垂直な断面にて観察し
    て、周方向につながって形成されていることを特徴とす
    る、請求項2〜7のいずれか一項に記載のガイドユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記カバー手段プロフィール(34)の
    周方向に相前後して並んでいる部分プロフィール(3
    4″、34′、34″)が前記縦軸線(X)に平行なジ
    ョイント軸心(36)のまわりで関節的に互いに結合さ
    れていることを特徴とする、請求項2〜8のいずれか一
    項に記載のガイドユニット。
  10. 【請求項10】 前記カバー手段プロフィール(13
    4)が、縦方向(X)に互いに接続している少なくとも
    二つのカバープロフィール部分(134a、134b)
    から組み立てられていることを特徴とする、請求項2〜
    9のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  11. 【請求項11】 前記カバー手段プロフィール(34)
    が前記両方のガイドキャリッジ(12)の間の間隔バリ
    エーションに適応するための長さ補整手段をもっている
    ことを特徴とする、請求項2〜10のいずれか一項に記
    載のガイドユニット。
  12. 【請求項12】 前記カバー手段(20)が前記ガイド
    キャリッジ(12)の少なくとも一つに、前記それぞれ
    のガイドキャリッジ(12)との連行結合を作り出すた
    めのカバー手段接続エレメント(26)を有することを
    特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のガ
    イドユニット。
  13. 【請求項13】 前記カバー手段接続エレメント(52
    6)がカバー手段プロフィール(534)と結びつい
    て、希望に応じて一体に結びついて構成されていること
    を特徴とする、請求項12に記載のガイドユニット。
  14. 【請求項14】 前記カバー手段接続エレメント(2
    6)が、前記それぞれのガイドキャリッジ(12)との
    連行結合を作り出すための連行部(28)を有し、且つ
    カバー手段プロフィール(34)と協働するためのプロ
    フィールソケット部(30)を有することを特徴とす
    る、請求項12に記載のガイドユニット。
  15. 【請求項15】 前記プロフィールソケット部(30)
    が前記カバー手段プロフィール(34)と押し込み結合
    状態にあることを特徴とする、請求項14に記載のガイ
    ドプロフィール。
  16. 【請求項16】 前記プロフィールソケット部(30)
    が前記カバー手段プロフィール(34)の外面に接触す
    るために構成されていることを特徴とする、請求項15
    に記載のガイドユニット。
  17. 【請求項17】 前記プロフィールソケット部(13
    0)が前記カバー手段プロフィール(134)の内面に
    接触するために構成されていることを特徴とする、請求
    項15または請求項16に記載のガイドユニット。
  18. 【請求項18】 前記カバー手段接続エレメント(2
    6)が前記カバー手段プロフィール(34)への開脚状
    の取り付けのために構成されていることを特徴とする、
    請求項16に記載のガイドユニット。
  19. 【請求項19】 前記プロフィールソケット部(13
    0)に外側に当接する前記カバー手段プロフィール(1
    34)を前記プロフィールソケット部(130)に固定
    するために、前記カバー手段プロフィールに外側に当接
    するはさみつけ手段が設けられていることを特徴とす
    る、請求項17に記載のガイドユニット。
  20. 【請求項20】 前記はさみつけ手段がほぼU字形に形
    成されていることを特徴とする、請求項19に記載のガ
    イドユニット。
  21. 【請求項21】 前記カバー手段接続エレメント(2
    6)が固定部として、前記縦軸線(X)に対してほぼ直
    交するガイドキャリッジ(12)の端部面(22)にね
    じ留めするあるいは弾性変形による係合のための固定フ
    ランジ(28)を有することを特徴とする、請求項12
    〜20のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  22. 【請求項22】 すぐ相前後して並んでいる二つのガイ
    ドキャリッジ(12)のそれぞれに、それらの互いの方
    へ向けられた端部(22)にそれぞれカバー手段接続エ
    レメント(26)が配置されていること、及び、前記両
    方のカバー手段接続エレメント(26)の間に少なくと
    も一つの別個のカバープロフィール部分(34)が延在
    することを特徴とする、請求項12〜21のいずれか一
    項に記載のガイドユニット。
  23. 【請求項23】 前記カバープロフィール部分(134
    a、134b)が前記両方の対応するカバー手段接続エ
    レメント(126)の間で安定化手段(166)によっ
    て安定化させられていることを特徴とする、請求項22
    に記載のガイドユニット。
  24. 【請求項24】 前記安定化手段(166)が、二つの
    互いにすぐ接続するカバープロフィール部分(134
    a、134b)の間の連結手段として構成されているこ
    とを特徴とする、請求項23に記載のガイドユニット。
  25. 【請求項25】 前記プロフィールソケット部(30)
    が前記カバー手段プロフィール(34)とロック可能で
    ある(符号38、40ないし160、162を付された
    ところで)ことを特徴とする、請求項14〜24のいず
    れか一項に記載のガイドユニット。
  26. 【請求項26】 前記長さ補整手段が、カバー手段接続
    エレメント(26)におけるあるいは二つの互いに接続
    するカバープロフィール部分(134a、134b)の
    間におけるあるいはそれらの両方におけるスライド区間
    によって構成されていることを特徴とする、請求項11
    〜25のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  27. 【請求項27】 前記カバー手段(20)内に潤滑剤供
    給手段が収容されている(符号46のところで)ことを
    特徴とする、請求項1〜26のいずれか一項に記載のガ
    イドユニット。
  28. 【請求項28】 前記カバー手段(20)内に長期間の
    潤滑あるいは耐用期間のあいだの潤滑のための潤滑剤貯
    蔵部が収容されていることを特徴とする、請求項27に
    記載のガイドユニット。
  29. 【請求項29】 前記カバー手段(20)内に少なくと
    も一つの多孔性で且つ潤滑油を含有している油分配体
    (46)が収容されていることを特徴とする、請求項2
    7または請求項28に記載のガイドユニット。
  30. 【請求項30】 前記油分配体(46)が前記ガイドレ
    ール(10)の走行軌道(14)と潤滑油施与接触状態
    にあることを特徴とする、請求項29に記載のガイドユ
    ニット。
  31. 【請求項31】 前記カバー手段内の前記潤滑剤がガイ
    ドキャリッジ(12)内の潤滑剤需要箇所(16)へ到
    達することを特徴とする、請求項27〜30のいずれか
    一項に記載のガイドユニット。
  32. 【請求項32】 前記カバー手段(20)内の前記潤滑
    剤が前記ガイドレール(10)と前記カバー手段(2
    0)との間の間隔のつまった箇所あるいは接触域(5
    0)に到達することを特徴とする、請求項27〜31の
    いずれか一項に記載のガイドユニット。
  33. 【請求項33】 前記油分配体(346)が拘束されて
    いない潤滑油のための貯蔵室(372)と潤滑油を導く
    連通(374)状態にあることを特徴とする、請求項2
    9〜32のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  34. 【請求項34】 前記カバー手段プロフィール(34)
    内の前記油分配体(46)が、少なくとも前記の両方の
    ガイドキャリッジ(12)の間のカバー手段プロフィー
    ルの縦方向広がり(A)の一部にわたって延在すること
    を特徴とする、請求項29〜33のいずれか一項に記載
    のガイドユニット。
  35. 【請求項35】 前記カバー手段プロフィール(34)
    が合成物質あるいは金属から製造されていることを特徴
    とする、請求項1〜34のいずれか一項に記載のガイド
    ユニット。
  36. 【請求項36】 前記カバー手段プロフィール(43
    4)がピースグッズから長さを短くされ得ることを特徴
    とする、請求項2〜35のいずれか一項に記載のガイド
    ユニット。
  37. 【請求項37】 前記カバー手段プロフィール(53
    4)が一方の端部にて短縮され得ることを特徴とする、
    請求項2〜35のいずれか一項に記載のガイドユニッ
    ト。
  38. 【請求項38】 少なくとも一つのガイドキャリッジ
    (12)がその時々に別のガイドキャリッジ(12)の
    方へ向けられているそれの端部(22)にて前記ガイド
    レール(10)に対するパッキングなしに構成されてい
    ることを特徴とする、請求項28〜37のいずれか一項
    に記載のガイドユニット。
  39. 【請求項39】 前記カバー手段(620)に少なくと
    も一つの滑り面(633)が設けられており、当該滑り
    面が前記ガイドレール(610)の滑り軌道(614)
    と滑り係合状態にあることを特徴とする、請求項1〜3
    8のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  40. 【請求項40】 前記滑り軌道(614)が少なくとも
    一部はガイドキャリッジ(612)を案内する走行軌道
    によって形成されていることを特徴とする、請求項39
    に記載のガイドユニット。
  41. 【請求項41】 前記滑り軌道が前記ガイドキャリッジ
    のための一つのないし複数の走行軌道から別にされてい
    ることを特徴とする、請求項39に記載のガイドユニッ
    ト。
  42. 【請求項42】 前記カバー手段(620)が、前記ガ
    イドキャリッジ(612)の少なくとも一つと、単に圧
    力を伝達するぶつかり結合状態にあることを特徴とす
    る、請求項39〜41のいずれか一項に記載のガイドユ
    ニット。
  43. 【請求項43】 前記カバー手段(620)が前記ガイ
    ドキャリッジ(612)の少なくとも一つから横方向力
    に関して切り離されていることを特徴とする、請求項3
    9〜42のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  44. 【請求項44】 前記カバー手段(620)がそれの端
    部の少なくとも一つにて前記縦軸線(X)に対して直交
    するガイドキャリッジ(612)のストッパ面(62
    2)に前記縦軸線(X)に対して横方向に可動に当接す
    ることを特徴とする、請求項39〜43のいずれか一項
    に記載のガイドユニット。
  45. 【請求項45】 前記カバー手段(620)が、プレス
    トレスのもとで、前記ガイドキャリッジ(612)の前
    記の互いの方へ向けられた端部に当接することを特徴と
    する、請求項39〜44のいずれか一項に記載のガイド
    ユニット。
  46. 【請求項46】 前記カバー手段(620)の前記滑り
    面(633)あるいは前記ガイドレール(610)の前
    記滑り軌道(614)あるいはそれら両方が潤滑剤を供
    給されていることを特徴とする、請求項39〜45のい
    ずれか一項に記載のガイドユニット。
  47. 【請求項47】 前記カバー手段(620)が、前記ガ
    イドキャリッジ(612)の前記走行軌道(614)の
    ための潤滑剤供給手段の少なくとも一部分、あるいは前
    記ガイドレール(610)上の前記滑り軌道(614)
    のための潤滑剤供給手段の少なくとも一部分、あるいは
    前記ガイドキャリッジ(612)の機能箇所のための潤
    滑剤供給手段の少なくとも一部分、あるいは前記走行軌
    道のための潤滑剤供給手段の少なくとも一部分及び前記
    滑り軌道のための潤滑剤供給手段の少なくとも一部分、
    あるいは前記走行軌道のための潤滑剤供給手段の少なく
    とも一部分及び前記機能箇所のための潤滑剤供給手段の
    少なくとも一部分、あるいは前記滑り軌道のための潤滑
    剤供給手段の少なくとも一部分及び前記機能箇所のため
    の潤滑剤供給手段の少なくとも一部分、あるいは前記走
    行軌道のための潤滑剤供給手段の少なくとも一部分及び
    前記滑り軌道のための潤滑剤供給手段の少なくとも一部
    分及び前記機能箇所のための潤滑剤供給手段の少なくと
    も一部分をもっていることを特徴とする、請求項39〜
    46のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  48. 【請求項48】 前記カバー手段(620)が、前記縦
    軸線(X)の方向にて互いに接続する少なくとも二つの
    カバー手段部材(634、626)からなり、それら
    が、弾性手段(629)の作用に抗して前記縦軸線
    (X)の方向にて前記カバー手段(620)の短縮の向
    きに互いに対して相対的に可動であることを特徴とす
    る、請求項39〜47のいずれか一項に記載のガイドユ
    ニット。
  49. 【請求項49】 前記カバー手段(620)が少なくと
    も一つのカバー手段プロフィール(634)と少なくと
    も一つのカバー手段末端部(626)とをもっており、
    当該カバー手段末端部がガイドキャリッジ(612)に
    接触するために形成されていることを特徴とする、請求
    項48に記載のガイドユニット。
  50. 【請求項50】 弾性手段(629)が前記カバー手段
    プロフィール(634)と前記カバー手段末端部(62
    6)との間に設けられていることを特徴とする、請求項
    49に記載のガイドユニット。
  51. 【請求項51】 前記弾性手段(629)が前記カバー
    手段末端部(626)に取り付けられていることを特徴
    とする、請求項50に記載のガイドユニット。
  52. 【請求項52】 前記弾性手段(629)が前記カバー
    手段末端部(626)の材料でこれと一体的に結びつい
    て作られていることを特徴とする、請求項51に記載の
    ガイドユニット。
  53. 【請求項53】 前記カバー手段(620)が前記縦軸
    線(X)の方向にて相前後して並んでいる少なくとも二
    つのカバープロフィール部分(634a、634b)か
    らなること、及び、これらのカバープロフィール部分
    (634a、634b)が連結部(666)によって互
    いに結合されていることを特徴とする、請求項48〜5
    2のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  54. 【請求項54】 前記連結部(666)が前記の両方の
    カバープロフィール部分(634a、634b)とは別
    にされた連結部であることを特徴とする、請求項53に
    記載のガイドユニット。
  55. 【請求項55】 前記連結部(666)と前記カバープ
    ロフィール部分(634a、634b)の少なくとも一
    つとの間に弾性手段(629)が設けられていることを
    特徴とする、請求項54に記載のガイドユニット。
  56. 【請求項56】 前記弾性手段(629)が前記連結部
    (666)の材料でこれと一体的に製造されていること
    を特徴とする、請求項55に記載のガイドユニット。
  57. 【請求項57】 前記カバー手段(620)が少なくと
    も一つのカバー手段プロフィール(634)及び少なく
    とも一つの差し込み部材(626、666)をもってお
    り、当該少なくとも一つの差し込み部材が前記カバー手
    段プロフィール(634)にはめられ得ることを特徴と
    する、請求項1〜56のいずれか一項に記載のガイドユ
    ニット。
  58. 【請求項58】 前記差し込み部材(626、666)
    に少なくとも一つの差し込みポケットが形成されてお
    り、当該少なくとも一つの差し込みポケットがカバー手
    段プロフィール(634)に対応する端部を受容するこ
    とを特徴とする、請求項57に記載のガイドユニット。
  59. 【請求項59】 前記カバー手段プロフィール(63
    4)が中空壁プロフィールとして形成されていること、
    及び、前記差し込み部材(626、666)に前記中空
    壁プロフィールの中空プロフィール室へ差し込みむため
    の少なくとも一つの差し込み突出部が取り付けられてい
    ることを特徴とする、請求項1〜58のいずれか一項に
    記載のガイドユニット。
  60. 【請求項60】 前記滑り面が、前記カバー手段(62
    0)に固定されているスライディングブロック(63
    3、657)に備えられていることを特徴とする、請求
    項39〜59のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  61. 【請求項61】 前記カバー手段(620)のカバー手
    段プロフィール(634)に前記スライディングブロッ
    ク(633)を固定するために、前記スライディングブ
    ロック(633)の受容のための保持プロフィール手段
    (635)が取り付けられていることを特徴とする、請
    求項60に記載のガイドユニット。
  62. 【請求項62】 スライディングブロック(633)
    が、相前後して並んでいる二つのガイドキャリッジ(6
    12)の間隔の主要部に延在することを特徴とする、請
    求項60または請求項61に記載のガイドユニット。
  63. 【請求項63】 スライディングブロック(633)が
    前記カバー手段(620)の端部領域にガイドキャリッ
    ジ(612)の近傍に取り付けられており、このスライ
    ディングブロック(633)が前記縦軸線(X)の方向
    にて前記カバー手段(620)よりはるかに短いことを
    特徴とする、請求項60または請求項61に記載のガイ
    ドユニット。
  64. 【請求項64】 スライディングブロック(633、6
    57)が二つのガイドキャリッジ(612)の間の前記
    カバー手段(620)の中央の領域に配置されており、
    このスライディングブロック(657)が前記縦軸線
    (X)の方向にて前記カバー手段(620)の長さより
    はるかに短いことを特徴とする、請求項60、61、及
    び63のうちのいずれか一項に記載のガイドユニット。
  65. 【請求項65】 前記スライディングブロック(65
    7)が、相前後して並んでいて前記カバー手段(62
    0)の形成に関与している二つのカバープロフィール部
    分(634a、634b)の間の連結部(666)の領
    域に取り付けられていることを特徴とする、請求項64
    に記載のガイドユニット。
  66. 【請求項66】 前記スライディングブロック(63
    3、657)が走行軌道(614)のあるいは滑り軌道
    (614)のあるいはそれら両方の潤滑のための潤滑体
    として構成されていることを特徴とする、請求項60〜
    65のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  67. 【請求項67】 前記縦軸線(X)の方向に、前記スラ
    イディングブロック(633、657)のほかに、走行
    軌道(614)のあるいは滑り軌道(614)のあるい
    はそれら両方の潤滑剤供給のために適している少なくと
    も一つの潤滑剤ディスペンサ体が前記カバー手段(62
    0)に設けられていることを特徴とする、請求項60〜
    65のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  68. 【請求項68】 前記カバー手段(620)にパッキン
    グ材(644)が取り付けられており、当該パッキング
    材が前記ガイドレール(610)に対するシールポジシ
    ョンに配置されており、且つ前記ガイドレール(61
    0)と共同して少なくとも一つの走行軌道(614)あ
    るいは少なくとも一つの滑り軌道(614)あるいはそ
    れら両方のための包囲を形成することを特徴とする、請
    求項39〜67のいずれか一項に記載のガイドユニッ
    ト。
  69. 【請求項69】 前記カバー手段(620)が、前記ガ
    イドレール(610)の側面の頭部に近い領域及び頭部
    を覆うためにU字形に形成されており、前記ガイドレー
    ル(610)の足部(B)が前記カバー手段(620)
    によって覆われていないことを特徴とする、請求項1〜
    68のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  70. 【請求項70】 前記カバー手段(1020)に、カバ
    ー補足手段(1093)の取り付けのための取り付け手
    段(1091a)が設けられていることを特徴とする、
    請求項1〜69のいずれか一項に記載のガイドユニッ
    ト。
  71. 【請求項71】 カバー補足手段(1093)が前記カ
    バー手段(1020)によって覆われていない前記ガイ
    ドレール(1010)の足部(B)をおおうために構成
    されていることを特徴とする、請求項70に記載のガイ
    ドユニット。
  72. 【請求項72】 前記カバー補足手段(1093)が前
    記ガイドレール(1010)を支持する支持部(T)に
    対しての密封のために構成されていることを特徴とす
    る、請求項71に記載のガイドユニット。
  73. 【請求項73】 カバー補足手段(1097)がガイド
    キャリッジ(1012)の側方をおおうために構成され
    ていることを特徴とする、請求項70に記載のガイドユ
    ニット。
  74. 【請求項74】 前記カバー補足手段(1097)が少
    なくとも一つのガイドキャリッジ(1012)によって
    支持される物体(18)、特にテーブル(18)に対し
    ての密封のために構成されていることを特徴とする、請
    求項73に記載のガイドユニット。
  75. 【請求項75】 カバー補足手段(1093)の取り付
    けのための前記取り付け手段(1091a)がカバー手
    段プロフィール(1034)における取り付け用プロフ
    ィール(1091a)を含んでいることを特徴とする、
    請求項70〜74のいずれか一項に記載のガイドユニッ
    ト。
  76. 【請求項76】 カバー手段プロフィール(1034)
    とカバー補足手段(1097)との結合のために、少な
    くとも一つのアダプター(1095)が設けられてお
    り、当該アダプターが、前記カバー手段プロフィール
    (1034)の取り付け用プロフィール(1091a)
    及びカバー補足手段(1097)の取り付け用プロフィ
    ール(1097a)と係合させられ得ることを特徴とす
    る、請求項70〜75のいずれか一項に記載のガイドユ
    ニット。
  77. 【請求項77】 前記カバー手段(620)に潤滑剤ダ
    クト(615)が収容されており、当該潤滑剤ダクトが
    前記ガイドレール(610)の縦方向(X)に延在する
    ことを特徴とする、請求項1〜76のいずれか一項に記
    載のガイドユニット。
  78. 【請求項78】 前記潤滑剤ダクト(615)が、潤滑
    剤供給箇所(D)、走行軌道(614)、滑り軌道(6
    14)、及び少なくとも一つのガイドキャリッジの潤滑
    剤接続開口部のどれか一つあるいは複数あるいはそれら
    全部と潤滑剤を導く連通状態にあることを特徴とする、
    請求項77に記載のガイドユニット。
  79. 【請求項79】 前記潤滑剤ダクト(615)が前記ガ
    イドキャリッジ(612)の潤滑剤接続開口部の周囲領
    域(622)に突き合わすように当接することを特徴と
    する、請求項78に記載のガイドユニット。
  80. 【請求項80】 前記潤滑剤供給箇所(D)と前記潤滑
    剤ダクト(615)との連通が末端部(62)の領域あ
    るいは連結部(666)の領域あるいはそれら両方の領
    域で作り出されていることを特徴とする、請求項77〜
    79のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  81. 【請求項81】 中央集約潤滑の潤滑剤分配器(D)か
    らそれぞれ潤滑剤導管がカバー手段(620)の潤滑剤
    ダクト(615)へ及び前記ガイドレール(610)に
    沿っての前記ガイドキャリッジ(612)の運動のため
    の駆動システム(671)に通じていることを特徴とす
    る、請求項1〜80のいずれか一項に記載のガイドユニ
    ット。
  82. 【請求項82】 ガイドキャリッジ(612)の端部面
    (622)の方へ向けられたカバー手段(620)の端
    部にシール手段(631)が設けられており、当該シー
    ル手段がそれぞれのガイドキャリッジ(612)に当接
    することを特徴とする、請求項39〜81のいずれか一
    項に記載のガイドユニット。
  83. 【請求項83】 前記連結部(666)が二つの同一の
    成形部材(666a)から組み立てられており、これら
    の成形部材が前記縦軸線(X)に対して直交する結合平
    面(663)にて合成されることを特徴とする、請求項
    53〜82のいずれか一項に記載のガイドユニット。
  84. 【請求項84】 前記カバー手段(620)が中空壁プ
    ロフィール(634)を含んでいることを特徴とする、
    請求項1〜83のいずれか一項に記載のガイドユニッ
    ト。
  85. 【請求項85】 前記中空壁プロフィール(634)に
    潤滑剤ダクト(615)が統合されていることを特徴と
    する、請求項84に記載のガイドユニット。
  86. 【請求項86】 前記カバー手段(920)が、前記縦
    軸線(X)のまわりで周方向に互いに接続している複数
    のプロフィール壁部(934′、934″)そ備えるカ
    バー手段プロフィール(934)をもっており、これら
    のプロフィール壁部が関節により互いに結合しているこ
    とを特徴とする、請求項1〜85のいずれか一項に記載
    のガイドユニット。
  87. 【請求項87】 互いに周方向にて隣接するプロフィー
    ル壁部(934′、934″)がジョイント部(987
    a、987b)を備えて構成されており、これらのジョ
    イント部が前記縦軸線(X)に平行なジョイント軸心
    (P)のまわりでの互いに対して相対的な前記プロフィ
    ール壁部(934′、934″)の回動を許すことを特
    徴とする、請求項86に記載のガイドユニット。
  88. 【請求項88】 前記ジョイント部(987a、987
    b)が、互いに対して相対的に回動することによってロ
    ック位置にもたらされ得る、当該ロック位置にて前記プ
    ロフィール壁部(934′、934″)が前記ガイドレ
    ールをおおうために適しているプロフィール横断面形状
    を規定することを特徴とする、請求項87に記載のガイ
    ドユニット。
  89. 【請求項89】 前記ジョイント部(987a、987
    b)が、軸方向の押し込みによってあるいは引っかける
    ことによって取り外し可能に互いに結合され得ることを
    特徴とする、請求項87または請求項88に記載のガイ
    ドユニット。
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