JP2000192405A - 舗装用平板ブロック - Google Patents

舗装用平板ブロック

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Publication number
JP2000192405A
JP2000192405A JP10373276A JP37327698A JP2000192405A JP 2000192405 A JP2000192405 A JP 2000192405A JP 10373276 A JP10373276 A JP 10373276A JP 37327698 A JP37327698 A JP 37327698A JP 2000192405 A JP2000192405 A JP 2000192405A
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JP
Japan
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block
pavement
paving
resin
base material
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Pending
Application number
JP10373276A
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English (en)
Inventor
Koji Kato
藤 好 治 加
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NITTA TOKUSHU KENZAI KOGYO KK
Original Assignee
NITTA TOKUSHU KENZAI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い透水性を備え、かつ製造工程が簡単かつ単
純で低コストであり、強度及び耐抗力が適切かつ十分に
とられた舗装用平板ブロックを提供する。 【解決手段】舗装用平板ブロック1は、ブロック状の基
礎材3と、前記基礎材3の上面に積層された表素材2に
より構成され、前記基礎材3は、粒径5ミリから15ミ
リの範囲の粗粒が混合した砕石5の表面を被覆すると共
に、隣り合う砕石5同士を結合させるセメント6によ
り、透水性を有する方形のブロック状に固化したもの
で、前記表素材2は、粗い虹彩色の自然石7に少量の繊
維化樹脂8を混練して、自然石7の表面に透明な膜状の
被覆を形成させると共に前記基礎材の表層ならびに自然
石同士を接着結合したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩道、遊歩道、駐
車場及び各種外構部分の表面舗装に用いる舗装用平板ブ
ロックに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、地方都市も含め殆どの道路は完全
舗装がなされている。一方、全国の都市では緑化運動が
重視され、街路樹が歩道との境目等の狭い地面に植えら
れている。しかしながら道路と歩道が全面舗装されてい
る為雨水は側溝から排水され、地中に浸透せず、樹木は
常に水不足となっていた。このため年間を通して散水車
での給水が行われている。一方、台風等の集中豪雨時に
は、雨水が地中に浸透しないため一挙に側溝に流れ込
み、中小河川の水害を引き起こす事例も発生していた。
【0003】また、現在の舗装では、雨の日に水溜まり
ができたり、舗装表面を流れる雨水で滑りやすく、跳ね
返りで歩行はきわめて不快である。積雪時には歩道に積
もった雪が融けて水溜まりとなり夜間に凍結し、翌朝の
通勤、通学の歩行者が転倒する事故をもたらすこともあ
る。
【0004】前述の問題を解決するため、特願昭52−
112086によれば、粘土を焼成した後に5〜70メ
ッシュに粉砕したものと、焼成耐火物を5〜70メッシ
ュに粉砕したものとを、ペントナイト,長石,石灰,硅
石及び陶石等の釉薬を結合材として混練し、空隙率30
〜70%となるよう圧縮して所要の形状に成形した後9
00〜1200度で焼成硬化して、透水性のある舗装平
板となすものが知られている。
【0005】また、実願平2−49942によれば、図
5に示すように下層部分を高強度コンクリート平板20
とし、表面に通水溝21を設け、厚さ方向に貫通する通
水穴22より地表面に雨水を排水するもので、表面をセ
ラミック球状骨材23と接着剤を混練した表素材で成形
した透水性コンクリート平板Aが知られている。しかし
ながら、焼成等の工程を要すること、特殊な骨材を使用
すること等から高価であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
に鑑みてなされたもので、高い透水性を備え、かつ製造
工程が簡単かつ単純で低コストであり、強度及び耐抗力
が適切かつ十分にとられた舗装用平板ブロックを提供す
る。
【0007】更に、自然石を骨材として用いることによ
り、人工的な舗装歩道に伴う自然との不調和を避けると
共に街路を美化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】砕石とセメントとが混練
されたブロック状の基礎材と、前記基礎材の少なくとも
片面に積層された自然石と繊維化樹脂とを混練したもの
からなる表素材とを備えた舗装用平板ブロックで、前記
基礎材及び前記表素材は、粒径5ミリから15ミリの範
囲の混合粗粒を骨材とし、高い透水性を持たせたもの。
【0009】前記表素材には、虹彩色の自然石及び硬化
により透明となる繊維化樹脂を混練して自然石の表面に
透明な膜状の被覆を形成し濡れているような表面光沢と
なることから、清流の砂州を歩いているような自然感と
美観を醸し出すことができるもの。
【0010】また、前記繊維化樹脂は、繊維化された硝
子、炭素及びアルミニウムと液体樹脂とを混練したもの
で、前記自然石の表面に被覆厚膜となると共に隣り合う
自然石を強力に接合し舗装用コンクリート以上の強度と
すると共に、酸、油、薬品等の耐抗性及び耐摩耗性を持
たせたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の実施の一形態
による舗装用平板ブロック1は、ブロック状の基礎材3
と、前記基礎材3の上面に積層された表素材2により構
成される。
【0012】前記基礎材3は、粒径5ミリから15ミリ
の範囲の粗粒が混合した砕石5の表面を被覆すると共
に、隣り合う砕石5同士を結合させるセメント6によ
り、透水性を有する方形のブロック状に固化したもので
ある。
【0013】前記表素材2は、粒径5ミリから15ミリ
の範囲の粗い虹彩色の自然石7に少量の繊維化樹脂8を
混練して、自然石7の表面に透明な膜状の被覆を形成さ
せると共に前記基礎材の表層ならびに自然石同士を接着
結合している。
【0014】図3は自然石7と、自然石7を被覆してい
る繊維化樹脂8を示している。繊維化樹脂8は適度の粘
性を有し前記自然石7の表面に被覆厚膜となると共に隣
り合う自然石との空隙に埋まることなく接点9で強力に
接合し透水性を発揮する。
【0015】繊維化樹脂8は繊維化された硝子、炭素又
はアルミニウムと、FRPの液体樹脂とを混練したもの
で、固化により舗装用コンクリート以上の強度となると
共に酸、油、薬品等の耐抗性及び耐摩耗性を発揮する。
【0016】図4は製造工程の模式図を示す。図4に於
いて、基礎材3の原料となる砕石5とセメント6をミキ
サーで混練し(図示せず)ベルトコンベアー16で充填
機14に送り込む。充填機14の下に所望のブロックの
サイズに作成した型枠10を置き、充填機から所定の厚
さになるように前記原料を流し込む。
【0017】基礎材が流し込まれた型枠10は、床面に
設けられたローラーコンベア12で表素材の充填機15
の下まで運ばれ、自然石7と繊維化樹脂8が混練された
表素材の原料が基礎材3の表層に流し込まれる。この
後、表面を均質にする圧縮鉄板11を被せ、接合面を密
着させるため圧縮機(図示せず)によりプレスした後、
養生室で一昼夜乾燥固化するという簡単な工程で、短時
間に製造することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述した如く、高い透水性を
備えることから、都市街路の舗装に用いれば、雨水を地
中に浸透させ街路樹の水不足を防止することとなり、散
水車などでの給水の経費削減に大きな効果を発揮する。
【0019】また、歩行者にとっては、雨の日や雪解け
水などによる跳ね返りがなく、歩きやすい路面となるば
かりでなく、寒冷地においては水溜まりの凍結による転
倒事故を防止できる。特に台風等に集中豪雨時には、市
街地に降った雨水の一部が透水性の舗装面から地中に浸
透することにより中小河川の水量減少に寄与する。
【0020】更に、自然石を表素材の骨材に用いている
こと、及びその表素材の表面を透明な繊維化樹脂で被膜
したことにより、濡れているような光沢を持ち、人工的
な舗装歩道に伴う自然との不調和を避けると共に街路が
美化される。
【0021】表素材が、繊維化され硝子、炭素及びアル
ミニウムが混練されたFRPを主成分とする樹脂で結合
されているため、舗装用コンクリート以上の強度と、耐
候性及び耐摩耗性を持つ。このため、公園や、歩道に限
らず一般住宅団地などの一般道路にも敷設することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部断面斜視図
【図2】本発明の実施の形態を示す正面図
【図3】自然石の結合状態を示す模式図
【図4】製造工程を示す模式図
【図5】従来技術の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1舗装用平板ブロック 2表素材 3基礎材 4上端 5砕石 6セメント 7自然石 8繊維化樹脂 9接点 10型枠 11圧縮鉄板 12ローラーコンベア 13 上端突起 14 充填機 15 充填機 16 ベルトコンベア 20 高強度コンクリート平板 21 通水溝 22 通水孔 23 セラミック球状骨材 A 透水性コンクリート平板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砕石とセメントとが混練されたブロック状
    の基礎材と、自然石と繊維化樹脂とが混練され、前記基
    礎材の少なくとも片面に積層された表素材を備えたこと
    を特徴とする舗装用平板ブロック。
  2. 【請求項2】前記基礎材及び前記表素材は、粒径5ミリ
    から15ミリの範囲の粗粒が混合されており、透水性を
    有することを特徴とする請求項1記載の舗装用平板ブロ
    ック。
  3. 【請求項3】前記表素材は、虹彩色の自然石及び硬化に
    より透明となる繊維化樹脂が混練されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の舗装用平板ブロック。
  4. 【請求項4】前記繊維化樹脂は、繊維化された硝子、炭
    素及びアルミニウムと、液体樹脂とを混練したものであ
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の舗装用平
    板ブロック。
JP10373276A 1998-12-28 1998-12-28 舗装用平板ブロック Pending JP2000192405A (ja)

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JP10373276A JP2000192405A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 舗装用平板ブロック

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068247A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Shimizu Corp 改良地盤材料及び土間床の沈下防止構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009068247A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Shimizu Corp 改良地盤材料及び土間床の沈下防止構造

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