JP2000192320A - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JP2000192320A
JP2000192320A JP10362164A JP36216498A JP2000192320A JP 2000192320 A JP2000192320 A JP 2000192320A JP 10362164 A JP10362164 A JP 10362164A JP 36216498 A JP36216498 A JP 36216498A JP 2000192320 A JP2000192320 A JP 2000192320A
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helmet
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JP10362164A
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English (en)
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Yoshifumi Takayanagi
良文 高柳
Masao Ichikawa
正雄 市川
Tadashi Shimada
忠 嶋田
Isao Kawai
勲 河合
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YUUAI KK
Kyokuto KK
Daishin Frame Inc
Original Assignee
YUUAI KK
Kyokuto KK
Daishin Frame Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用しない時にコンパクト化できるヘルメット
の提供。 【解決手段】外形を形作る殻部材2を、上下方向で3層
に分割形成し、これら複数層に分割形成した殻部材担体
2a,2b,2cの対向縁に、近接により相互に係合し
合う相互に係脱可能な係合突起4と係合溝5とからなる
係合手段を設けたヘルメット1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、持ち運び時等の
非使用時にコンパクトな形に変形できるようなヘルメッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】ヘルメットは、外形を形作る堅い殻部材
と、この殻部材の内側において頭への衝撃を和らげる内
張部材とを有する簡単な構造であるが、いかんせん頭に
被りこれを保護する構造であるため、帽子に比べてかな
り大きく、また変形できない。このため、工事用の場合
ものにしても野球用のものにしても、持ち運び時には意
外とかさ張るのである。バッグにでも入れてみれば、そ
の他の着替え等の必要物が入らなくなってしまうのでよ
く分かる。またヘルメットは堅いので、これがバッグの
中で大きなスペースを占めていると、持ち運び中に不測
に脚に当ったりして自分はおろか他人にも痛い思いをさ
せてしまうことがよくある。
【0003】
【解決すべき課題及びそのための手段】そこでこの発明
は、使用しないときにはコンパクトな形にすることがで
きて上述のような不都合を回避できるようなヘルメット
の提供を主たる課題とする。
【0004】そのための手段は、外形を形作る殻部材を
分割形成し、これら複数の殻部材担体相互間に、または
およびそれらに付随して、各殻部材担体が殻部材の形に
なった状態に解除可能に保持する手段を設けたことを特
徴とする。
【0005】例えば、外形を形作る殻部材を、上下方向
で複数層に分割形成し、これら複数層に分割形成した殻
部材担体相互間に、またはおよびそれらに付随して、各
殻部材担体を分離可能に結合する結合手段を設けたヘル
メット。
【0006】なお、前記結合手段は、各殻部材担体の対
向縁に形成され、近接により相互に係合し合う係合突起
と係合溝と有する構成であるも、各殻部材担体の内周面
に形成され重ね合わせたときにアーチ状に連続する差込
み溝と、該差込み溝に差し込まれ位置決めされる可撓性
を有した帯状のバンド部材とを有する構成であるもよ
い。
【0007】例えばまた、外形を形作る殻部材を、前頭
部対応部から後頭部対応部にかけて側面視扇状に分割形
成し、これら複数の殻部材担体が扇動して相互に収まり
合うよう各殻部材担体の下端部を回動可能に枢着し、各
殻部材担体相互間に、またはおよびそれらに付随して、
殻部材担体を引き出して殻部材の形状になった状態を保
持する保持手段を設けたヘルメット。
【0008】なお、前記保持手段は、各殻部材担体の内
周面で張る可撓性を有した帯状のバンド部材で構成する
とよい。
【0009】
【作用及び効果】すなわち、上述の構成によれば、結合
手段や保持手段を解除すれば、ヘルメットの殻部材は、
各殻部材担体に分離されたり、殻部材担体の大きさに折
り畳まれたりして、コンパクトな形に変形できる。
【0010】例えば請求項1、請求項2、請求項3の構
成によれば、殻部材を上下方向に複数層に分割形成し
て、複数の殻部材担体を形成しているので、ヘルメット
の高さを低くしたコンパクト化を図ることができる。こ
のため、バッグに収納しても場所を取らず持ち運びに便
利であり、その上、持ち運び中に不測に脚に当てて痛い
思いをしたりさせたりすることを回避できる。
【0011】結合手段を請求項2のように構成した場合
には、上下に重なる各殻部材担体の係合突起と係合溝と
を分離して、平面的な広さの小さい上側の殻部材担体を
それより下側の殻部材担体で取り囲むように重ねるとよ
い。また結合手段を請求項3のように構成した場合に
は、可撓性バンドを各殻部材担体の差込み溝から引き抜
いて各殻部材担体を分離し、上述と同様に上側の殻部材
担体をそれより下側の殻部材担体で取り囲むように重ね
るとよい。請求項2の構成では、ヘルメットの組立や分
解が容易である。請求項3の構成では、可撓性バンドを
用いて結合するので、ヘルメットの内圧を高めることが
でき、高い強度を得られる。
【0012】また請求項4、請求項5の構成によれば、
殻部材を前後方向に分割形成して、側面視扇状の複数の
殻部材担体を形成しているので、ヘルメットの平面的な
占有面積を小さくしたコンパクト化を図ることができ、
上述と同様の効果を達成できる。
【0013】保持手段を請求項5のように構成した場合
には、殻部材担体を引き出してから部材の形状にしたあ
とで可撓性バンドを内周面において前後方向に張れば、
から部材の形に保持できる。そして可撓性バンドを外し
たり、回転させたりして内周面の前後方向での張りを解
除すれば、殻部材担体を扇動して相互に収まり合うよう
に小さく変形できる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。 (第1実施例)図1は、ヘルメット1の斜視図であり、
このヘルメット1は、外形を形作る堅い殻部材2を上下
方向で複数層に分離可能に形成した例を示している。
【0015】図2は、このヘルメット1の殻部材2の縦
断面図であり、硬質合成樹脂製で上下に重なる3つの殻
部材担体、すなわち上から、第1殻部材担体2a、第2
殻部材担体2b、第3殻部材担体2cで構成される。第
1殻部材担体2aはさら錠で、第2殻部材担体2bおよ
び第3殻部材担体2cはリング状である。これらはその
高さを、同一または均等にして、分離時の高さをより低
くできるように設定している。
【0016】なお、内周面に取付けられ頭への衝撃を和
らげる裏張り部材3は柔軟な合成樹脂製のバンドを主体
に構成され、殻部材2に対して着脱自在である。この実
施例において要部ではないので仮想線で表している。
【0017】上記3つの殻部材担体2a,2b,2c相
互間には、これら相互間の着脱のための結合手段とし
て、係合突起4および係合溝5を形成している。すなわ
ち、第1殻部材担体2aの下端縁と、第2殻部材担体2
bの下端縁とには、係合突起4…を全周にわたって複数
個、例えば前後左右に4個形成し、第2殻部材担体2b
の上端縁と、第3殻部材担体2cの上端縁とにおける上
記係合突起4に対向する位置には、係合突起4との相対
近接により係合する係合溝5を形成している。
【0018】上記係合突起4は、正面視短冊状で、下端
に、内側へ突出する係止爪4aを形成し、外(後)方向
に弾性変位する。
【0019】上記係合溝5は、係合突起4が真っ直ぐの
時に上記係止爪4aが係合するもので、係合突起4の後
側には、上記弾性変位用の隙間5aを形成している。こ
の隙間は、殻部材2が丸いため、自ずと形成される。
【0020】また、各殻部材担体2a,2b,2cの対
向縁には、図3(第1殻部材担体2aおよび第2殻部材
担体2b間における要部の断面図)に大きく示したよう
に、各対向縁同士で相互に噛合する噛合段部6,7を形
成している。上側に位置する殻部材担体2a,2bの噛
合段部6のほうが外周側に位置するように形成すると、
防水性等の点で都合が良い。
【0021】また、この噛合段部6,7近傍には、ゴム
製の弾性介装材8を、いずれか一方または双方の殻部材
担体2a,2b,2cの対向縁に装着することで保持し
ている。これは、係合突起4と係合溝5との係合が成さ
れた後、弾性介装材8を押し縮めたことによる反作用に
より各殻部材担体2a,2b,2c同士の一体性を向上
し、気密性を維持するためである。
【0022】このように構成したヘルメット1では、組
み立ててヘルメット1にする時には各殻部材担体2a,
2b,2cを所定の形状になるように重ね合わせるだけ
でよい。対向縁同士の近接により係合突起4と係合溝5
とが係合し一体化できる。そのあと裏張り部材3を取付
ければよい。また使用しない時などは、まず裏張り部材
3を外してから係合突起4の係止爪4aを押さえて係合
突起4と係合溝5の係合を解除しながら殻部材担体2
a,2b,2cをそれぞれ分離すればよい。そして分離
した後は、図4に示したように第1殻部材担体から順
に、それを取り囲むようにすれば高さを低くできる。な
お、裏張り部材3は柔軟であるので、これら殻部材担体
2a,2b,2cの内側にでも小さくして収納できる。
【0023】図5は、係合手段の他の例を示し、この係
合手段は各殻部材担体2a,2b,2cに付随して設け
たものである。
【0024】すなわち、各殻部材担体2a,2b,2c
の内周面に形成され重ね合わせたときにアーチ状に連続
する差込み溝9と、この差込み溝9に差し込まれて位置
決めされる可撓性を有した帯状のバンド部材10とから
なる。
【0025】差込み溝9は、第3殻部材担体2cの上部
から第2部材担体2b、第1殻部材担体2aと、重ねた
ときにX字状になるように形成している。なお、第1殻
部材担体2aの頂部で交差するようにすると、バネ部材
10が骨の役目も果たし、結合時の高い強度を得られ
る。また、上記差込み溝9は、幅方向の中間部に、長さ
方向全体に渡って開口溝9aを形成して、上述のバンド
部材10の差込みを可能にしている。
【0026】バンド部材10は、その本体10aを合成
樹脂や金属で形成し、端部には、上記位置決めをすべく
図6に示したような係止部材10b,10cを一体に装
着している。一方の係止部材10bは、差込み方向の先
端用のもので、図6(a)に示したように、差込み溝9
内をスライド可能な板状体11と、この板状体11の上
面に形成され上記開口溝9a内をスライド可能な幅の操
作部12と、この操作部12の両側面から突出するよう
に取付けられ、突出方向に付勢された係止爪13とで構
成している。係止爪13の後端面は真っ直ぐに、先端面
は斜めに形成して、後端面が差込み溝9の端部に係止し
たときには後退しないように設定している。なお、係止
爪13が係止する部分を、差込み溝9の端部のみではな
く、端部近傍に複数段形成するもよい。前記弾性介装材
8の減りに対応できる。
【0027】他方の係止部材10cは、差込み方向の後
端に使用するもので、図6(b)に示したように、差込
み溝9内をスライド可能な板状体14と、この板状体1
4の上面に取付けられ上方へ付勢された隆起爪15と、
この隆起爪15の上面に形成され上記開口溝9a内をス
ライド可能な幅の押下部16とで構成している。隆起爪
15が差込み溝9の端部に係止したときには、上記押下
部16を付勢力に抗して押え付けないと板状体14が差
込み溝9内をスライドでないように設定している。この
係止部材10cは、バンド部材10の前後両端に使用で
きる。
【0028】なお、上述のような結合手段を採用する場
合には、各殻部材担体の対向縁に噛合段部を形成せずと
も結合は可能だが、形成するほうが一体性が向上し、気
密性も得られるので好ましい。
【0029】組立に当っては各殻部材担体2a,2b,
2cを所定の配置に重ね合わせた後バンド部材10をそ
の差込み方向先端から、差込み溝9内に差し込む。する
とバンド部材10は差込み溝9内に入って後端の係止部
材10cの隆起爪15を差込み溝9の端部に係止すると
ともに、先端の係止部材10bの係止爪13を差込み溝
9の端部に係止する。すると、バンド部材10は各殻部
材担体2a,2b,2cを引き付け結合するとともに、
殻部材2の内周面で張りをもったアーチ状になる。
【0030】分離するときには、後端の係止部材10c
の押下部16を押え付けて隆起部15の係止を解除して
から先端の係止部材10bを持って差込み溝9から引き
抜けばよい。
【0031】(第2実施例)図7はヘルメット1の殻部
材2の構成を示す一部断面側面図である。このヘルメッ
ト1は、殻部材2を前頭部対応部から後頭部対応部にか
けて側面視扇状に複数に分割形成して折り畳み可能にし
た例を示し、これら殻部材担体2d〜2hは、扇動によ
り相互に収まり合うようにするため下端部で回動可能に
枢着し、殻部材担体2d〜2hを引き出して殻部材2の
形状になった状態を保持する保持手段を、各殻部材担体
2d〜2hに付随して設けている。
【0032】殻部材担体、すなわち上から、頭頂部対応
部の第1殻部材担体2d、その前後に位置し第1殻部材
担体2dより一回り小さい寸法の第2殻部材担体2eお
よび第3殻部材担体2f、さらにそれらの前後に位置し
て、第2殻部材担体2eや第3殻部材担体2fよりも一
回り小さい寸法の第4殻部材担体2eおよび第5殻部材
担体2hで構成される。
【0033】第1殻部材担体2dは、その前後両端縁
に、下に凸の係止縁17を形成し、第2殻部材担体2e
および第3殻部材担体2fの上端縁に上に凸の係止縁1
8を形成し、上記第1殻部材担体2dの係止縁17と係
止して、一定以上の引き出しが阻止されるようにしてい
る。同様に、第2殻部材担体2eおよび第3殻部材担体
2fの下端縁には下に凸の係止縁19を形成し、第4殻
部材担体2gおよび第5殻部材担体2hの上端縁には、
上記係止縁19に係止する係止縁20を形成している。
すなわち、上記各係止縁17,18,19,20が係止
したとき、各殻部材担体2d〜2hが殻部材2を形作
る。
【0034】そして、前記保持手段として、第1殻部材
担体2dの頂部の内側には、可撓性を有しアーチ形をな
す帯状のバンド部材21を水平方向に回動可能に装着し
ている。このバンド部材21は合成樹脂や金属で形成さ
れた一本もので、アーチ状の頂部を第1殻部材担体2d
の頂部上面から挿通したピン部材22の下端に保持して
いる。ピン部材22は、その頭部22aと第1殻部材担
体2dとの間にコイルばね23を介装され、上方へ付勢
されている。つまり、バンド部材21も上へ付勢されて
いる。また、ピン部材22の頭部22aには、柔軟なゴ
ム製のキャップ部材24を固着して、ピン部材22の押
下操作を容易にするとともに、ピン部材22と第1殻部
材担体2dとの間の気密性を確保している。
【0035】また、図7において仮想線で示したバンド
部材21を実線で示したように前後にアーチ状に張る位
置に回動させたときにバンド部材21の両下端を支持す
る支持部25を第4殻部材担体2gおよび第5殻部材担
体2hの内周面に形成している。バンド部材21を水平
方向の回動により差し込めるように、第4殻部材担体2
gおよび第5殻部材担体2hの支持部25部は相異なる
側の側面を開口している。すなわち第4殻部材担体2g
の支持部25が図示したように左側であれば、第5殻部
材担体2hの支持部25では右側を開口している。な
お、バンド部材21の長さは、両下端を支持部25に差
し込んで支持させたときに殻部材2の内周面で突っ張る
長さに設定すると、図7に示したようにバンド部材21
が撓って、保持強度が高くなるので好ましい。
【0036】このように構成したヘルメット1では、組
立に際してはまず、第4殻部材担体2gと第5殻部材担
体2hを持って引き出す。すると第2殻部材担体2eも
第3殻部材担体2fも順に引き出せ、殻部材2の形状に
なる。そしてその後、保持手段としてのバンド部材21
を回転して両下端を支持部25に支持させる。
【0037】折り畳むときには、バンド部材21を回転
して支持部25から外すとともに、柔軟なキャップ24
を押さえてバンド部材21を押し下げる。そして図8に
示したように各殻部材担体2e〜2hを扇動して第1殻
部材担体2d内に入るように縮めればよい。キャップ部
材24を放せばバンド部材21は上へ付勢されているの
で第4殻部材担体2gおよび第5殻部材担体2hを挟持
することになり、折り畳んだ状態を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るヘルメットの斜視図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】要部の断面図。
【図4】作用状態を説明する断面図。
【図5】結合手段の他の例を示す斜視図。
【図6】バンド部材の端部を示す斜視図。
【図7】第2実施例にかかるヘルメットの構成を示す一
部断面側面図。
【図8】図8のヘルメットの折り畳み状態の断面図。
【符号の説明】
1…ヘルメット 2…殻部材 2a…第1殻部材 2b…第2殻部材 2c…第3殻部材 2d…第1殻部材 2e…第2殻部材 2f…第3殻部材 2g…第4殻部材 2h…第5殻部材 4…係合突起 5…係合溝 9…差込み溝 10…バンド部材 21…バンド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000139609 株式会社旭東 大阪府大阪市生野区巽南4丁目9番47号 (72)発明者 高柳 良文 大阪府大阪市城東区今福南2−14−7 (72)発明者 市川 正雄 大阪府松原市岡2丁目15番9号 ユーアイ 株式会社内 (72)発明者 嶋田 忠 大阪府大阪市西区立売堀1丁目7番18号 ダイシンフレーム株式会社内 (72)発明者 河合 勲 大阪市生野区巽南4丁目9番47号 株式会 社旭東内 Fターム(参考) 3B107 BA04 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外形を形作る殻部材を、上下方向で複数層
    に分割形成し、これら複数層に分割形成した殻部材担体
    相互間に、またはそれらに付随して、各殻部材担体を分
    離可能に結合する結合手段を設けたヘルメット。
  2. 【請求項2】前記結合手段が、各殻部材担体の対向縁に
    形成され、近接により相互に係合し合う係合突起と係合
    溝とを有する請求項1記載のヘルメット。
  3. 【請求項3】前記結合手段が、各殻部材担体の内周面に
    形成され重ね合わせたときにアーチ状に連続する差込み
    溝と、該差込み溝に差し込まれ位置決めされる可撓性を
    有した帯状のバンド部材とを有する請求項1記載のヘル
    メット。
  4. 【請求項4】外形を形作る殻部材を、前頭部対応部から
    後頭部対応部にかけて側面視扇状に分割形成し、これら
    複数の殻部材担体が扇動して相互に収まり合うよう各殻
    部材担体の下端部を回動可能に枢着し、各殻部材担体相
    互間に、またはおよびそれらに付随して、殻部材担体を
    引き出して殻部材の形状になった状態を保持する保持手
    段を設けたヘルメット。
  5. 【請求項5】前記保持手段を、各殻部材担体の内周面で
    張る可撓性を有した帯状のバンド部材で構成した請求項
    4記載のヘルメット。
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