JP2000191936A - ヒドロキシスチルベンの染色への使用、それを含む随時使用可能な組成物及び染色方法 - Google Patents

ヒドロキシスチルベンの染色への使用、それを含む随時使用可能な組成物及び染色方法

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JP2000191936A
JP2000191936A JP11365256A JP36525699A JP2000191936A JP 2000191936 A JP2000191936 A JP 2000191936A JP 11365256 A JP11365256 A JP 11365256A JP 36525699 A JP36525699 A JP 36525699A JP 2000191936 A JP2000191936 A JP 2000191936A
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プルーシュ フランシス
Didier Saint-Leger
サン レジェール ディディエール
Bruno Bernard
ベルナール ブルーノ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光、洗浄、悪天候及び発汗に対する抵抗性が優
れた広範囲の染料組成物を提供すること。 【解決手段】本発明は、ヒドロキシスチルベンの染色へ
の使用、それを含む随時使用可能な染料組成物、それを
使用する染色方法及び本発明の方法で使用する組成物を
含む多区画用品に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒドロキシスチル
ベンの使用、それを含む随時使用可能な染色組成物、そ
れを使用する染色方法及び該染色方法の実施に使用する
多区画用品に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】毛髪を染色する組成物
においていわゆる“酸化”染料を使用することは周知で
ある。これらの染料は、いわゆる“直接”染料を使用し
て得られるより、広範囲で強い色合が得られるという利
点を有している。にもかかわらず、現在使用されている
酸化染料は完全に無害ではなく、アレルギーの可能性が
あるという危険を伴う。出願人は、このような欠点がな
く、光、洗浄、悪天候、発汗及び毛髪が受ける可能性の
あるすべての状況に対して十分に対抗できる染色を毛髪
に行う酸化染料を研究してきた。さらに、酵素による染
色において使用することができ、従ってケラチン繊維の
実質的な分解の原因となる過酸化水素のような酸化剤の
使用が避けられる酸化染料も求められている。日本特許
出願No.64−38009は、ヒドロキシスチルベンをチロシナ
ーゼ阻害剤として使用すること記載し、かつヒドロキシ
スチルベンを含む脱色組成物を開示している。
【0003】
【課題を解決するための手段】出願人は、染料組成物に
おいて酸化染料前駆体としてヒドロキシスチルベンを使
用すると、光、洗浄、悪天候及び発汗に対する抵抗性が
特に優れた広範囲の着色が得られることを見出し、これ
が本発明の主題を形成する。本発明の主題はそれゆえ、
ヒドロキシスチルベンを染色、特にケラチン物質の染色
に使用することである。本発明の他の主題は、少なくと
も一のヒドロキシスチルベン及び酸化剤を含む、随時使
用可能な染料組成物より成る。本発明の他の主題は、こ
の組成物を使用する支持体、特にケラチン物質を染色す
る方法にも関する。本発明の他の主題は、本発明の染色
方法に従う染色操作に使用する種々のコンパウンドを含
む、多区画染色用品又はキットに関する。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明の本質的な主題はそれゆ
え、以下の式(I)のヒドロキシスチルベンの使用であ
る:
【化2】 ここで:nは2〜4の整数を意味し、n'は0〜4の整数を
意味し、R1及びR2は、同一又は異なって、水素原子、ハ
ロゲン原子又はアルキル、アルコキシ、カルボキシル又
はアシル基を意味し;R3及びR4は、同一又は異なって、
水素原子、ハロゲン原子又はアルキル、アルコキシ、カ
ルボキシル又はアシル基を意味し;Z及びZ'は、同一
又は異なって、水素原子又はグリコシル基を表し;又は
その酸との付加塩の一である。
【0005】上記の式(I)で、アルキル、アルコキシ
又はアシル基は線状又は分岐であってよい。アルキル基
は特に1〜20の炭素原子の基、例えばエチル、メチル、
プロピル、イソプロピル、n−プロピル、ブチル、n−ブ
チル、tert−ブチル、ペンチル、n−ペンチル、イソペ
ンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル及びペンタデシル基を意味す
る。好ましくはこれらのアルキル基は1〜6の炭素原子
の基を意味する。アルコキシ基は−O−Rを意味し、Rは
先に定義したアルキル基を表す。アシル基は−CORを意
味し、Rは先に定義したアルキル基を表す。グリコシル
基はグリコースから誘導される基、すなわちモノサッカ
リド又は単糖類、例えばアラビノース、グルコース又は
フルクトースを表す。グリコシル基は好ましくはグルコ
シル基を意味する。式(I)のヒドロキシスチルベンは
本質が様々な支持体を染色することができ、例えば木
綿、セルロース、プラスチック等の支持体を染色でき
る。詳細には、これらの染料前駆体の使用により、その
支持体に強い親和性を有する染料を得ることができるこ
とを見出した。
【0006】本発明の好ましい態様では、ヒドロキシス
チルベンをケラチン物質、例えば皮膚又はケラチン繊
維、例えば毛髪又は爪を染色するのに使用する。本発明
の好ましい態様では、式(I)の化合物をR1及びR2が水
素原子を意味し、R3及びR4が、同一又は異なり、水素原
子、又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又はカルボ
ニル基を意味する化合物から選択する。さらに好ましく
は、式(I)のスチルベンを以下の化合物から選択す
る:−4'−メトキシ−3,3',5−スチルベントリオール3
−グリコシド又はラポンチン、−トランス−1−(3'−
カルボキシ−4'−ヒドロキシフェニル)−2−(2',5'−
ジヒドロキシフェニル)エタン、−3,5−ジヒドロキシ
−4'−メトキシスチルベン 3−O−β−D−グルコシド
又はデオキシラポンチン、−トランス−3,4',5−トリヒ
ドロキシスチルベン又はレスベラトロール、−4',5−ジ
ヒドロキシスチルベン 3−O−β−D−グルコシド、−
3,3',4,5'−テトラヒドロキシスチルベン又はピセスタ
ノール、−3,5−ジヒドロキシ−4'−ブロモスチルベ
ン、−2,3,5,4'−テトラヒドロキシスチルベン 2−O−
β−D−グルコシド、及び−3,5,3'−トリヒドロキシ−
4'−メトキシスチルベン 5−O−β−D−グルコシド;
又はその酸との付加塩の一。
【0007】本発明において、酸との付加塩はヒドロク
ロリド、ヒドロブロミド、スルフェート、シトレート、
スクシネート、タータレート、ラクテート及びアセテー
トから特に選択する。本発明の他の主題は、染料に適す
る溶媒中に少なくとも一の前記式(I)の化合物及び少
なくとも一の酸化剤を含む随時使用可能な染料組成物に
関する。酸化剤を特に、酵素、過酸化水素、過酸化尿
素、過酸塩及び過酸、金属塩、例えば銅塩、キノン及び
亜硝酸塩から選択することができる。酵素を特に、ピラ
ノースオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、グリセ
ロールオキシダーゼ、ラクテートオキシダーゼ、ピルベ
ートオキシダーゼ、ウリカーゼ、塩素オキシダーゼ、ザ
ルコシンオキシダーゼ、ビリルビンオキシダーゼ、ラッ
カーゼ、チロシナーゼ、ペルオキシダーゼ及びカタラー
ゼ、又は任意に上記の酵素の作用に必要なドナー(又は
基質)を含む該酵素を含む植物又は動物からの抽出物か
ら選択することができる。酵素を酸化剤として使用する
場合、特にチロシナーゼの場合、本発明の随時使用可能
な染料組成物は、それゆえ、L−チロシン;特にFR 96
/11316に記載された6位を置換したピリミジン3−オキ
シド誘導体、L−DOPA;ドパミン;L−チロシン、L−
DOPA及び/又はドパミン残基を有するペプチド;カフェ
ー酸;クマル酸(cumaric acid);クロロゲン酸;エラ
グ酸;カテキン、OPCs又は上記のこれらの化合物を含む
植物又は動物抽出物を含むことができる。本発明に従っ
て使用する酵素の起源は、動物、微生物(細菌、真菌又
はウィルス)又は合成(化学的又は生物工学的合成で得
られるもの)であってよい。酵素を純粋な結晶の形で又
は該酵素酵素に対して不活性である希釈剤で希釈した形
で使用することができる。
【0008】特に挙げることができるウリカーゼは、豚
の肝臓から抽出したウリカーゼ、アースロバクター グ
ロビホルミス(Arthrobacter globiformis)からのウリ
カーゼ及びアスペルギルス フラバス(Aspergillus fl
avus)からのウリカーゼである。特に挙げることができ
る塩素オキシダーゼの起源の例は、ラットの肝臓、細
菌、例えばアースロバクター グロビホルミス(Arthro
bacter globiformis)、アクロモバクター コリノファ
ガム(Achromobacter cholinophagum)又はアルカリゲ
ネス(Alcaligenes)、及び真菌、例えばシリンドロカ
ルポン ディディナム(Cylindrocarpon didynum)であ
る。特に挙げることができるザルコシンオキシダーゼの
起源の例は、細菌、例えばアースロバクター(Arthroba
cter)及び特にアースロバクター ウレアファシエンス
(Arthrobacter ureafaciens)及びアースロバクター
グロビホルミス(Arthrobacter globiformis)、ストレ
プトミセス(Streptomyces)、バチラス(Bacillus)、
シュードモナス(Pseudomonas)、コリネバクテリウム
(Corynebacterium)又はアルカリゲネス(Alcaligene
s)、例えばアルカリゲネス デニトリフィカンス(Alc
aligenes denitrificans)、及び真菌、例えばシリンド
ロカルポン ディディナム(Cylindrocarpon didynum)
である。特に挙げることができるビリルビンオキシダー
ゼの起源の例は、腸内粘膜及びラットの肝臓、及び細
菌、例えばミロテシウム ベルカニア(Myrothecium ve
rucania)、ミロテシウム シンクタム(Myrothecium c
inctum)及びミロテシウムロリダム(Myrothecium rori
dum)である。
【0009】本発明に従って使用される植物起源のラッ
カーゼのうち、クロロフィルを合成する植物が製造する
ラッカーゼ、例えば特許出願FR−A−2,694,018号が示す
ものを挙げることができる。ウルシ科(Anacardiacea
e)植物、マキ科(Podocarpacea)植物、マンネンロウ
(Rosmarinus off.)、ジャガイモ(Solanum tuberosu
m)、アヤメ種(Iris sp.)、コーヒーノキ種(Coffea
sp.)、ニンジン(Daucus carrota)、ツルニチソウ(V
inca minor)、アボガド(Persea americana)、ニチニ
チソウ(Catharenthus roseus)、バショウ(Musa s
p.)、リンゴ(Malus pumila)、イチョウ(Gingko bil
oba)及びシャクジョウソウ(Monotropa hypopithys)
から抽出するラッカーゼを特に挙げることができる。本
発明に従って使用できる、微生物(特に真菌)起源又は
生物工学によって得られるラッカーゼのうち、例えば特
許出願FR−A−2,112,549号及びEP−A−504,005号に記載
されている、タマチョレイタケ(Polyporus versicolo
r)、リゾクトニア プラチコラ(Rhizoctonia pratico
la)及びウルシ(Rhus vernicifera)からのラッカー
ゼ;特許出願WO95/07988号、WO95/33836号、WO95/33
837号、WO96/00290号、WO97/19998号及びWO97/19999
号に記載されたラッカーゼを挙げることができ、これら
の内容は本説明の構成部分を形成し、例えばシタリジウ
ム(Scytalidium)、ポリポラス ピンシタス(Polypor
us pinsitus)、マイセリオフトラ テルモフィラ(Myc
eliophthora thermophila)、リゾクトニア ソラニ(r
hizoctonia solani)、イネいもち病菌(Pyricularia o
ryzae)及びその変種からのラッカーゼが本説明を形成
する。微生物起源又は生物工学で得られるラッカーゼを
選択するのが最も好ましい。
【0010】本発明の特に好ましい態様の一つでは、使
用する酵素はチロシナーゼに相当する。本発明では、
“チロシナーゼ”という用語はチロシナーゼ活性を有す
るすべての酵素を意味し、この酵素が他の酵素活性を有
していてもよい。チロシナーゼ活性を、チロシナーゼの
酸化を触媒してメラニン前駆体:ドパキノンの形成に導
く酵素活性であると定義することができる。チロシナー
ゼの起源の例として特に、ジャガイモ、マッシュルー
ム、微生物、例えばアカパンカビ(Neurospora crass
a)等を挙げることができる。本発明に従う随時使用可
能な組成物において、式(I)の化合物は随時使用可能
な染料組成物の全質量に対して0.01〜10質量%で、好ま
しくは随時使用可能な染料組成物の全質量に対して0.1
〜5質量%で存在する。酸化剤自体は、随時使用可能な
染料組成物の全質量に対して0.001〜25質量%、好まし
くは随時使用可能な染料組成物の全質量に対して0.1〜1
0質量%で存在することができる。
【0011】本発明に従う随時使用可能な染料組成物
は、式(I)以外の一又は複数の酸化染料前駆体、すな
わち一又は複数の酸化塩基及び/又は一又は複数のカッ
プラーを含むことができる。これらが存在する場合、酸
化塩基は好ましくは本発明に従う随時使用可能な染料組
成物の全質量に対して約0.0005〜12質量%、より好まし
くは全質量に対して約0.005〜8質量%で存在する。これ
らが存在する場合、カップラーは随時使用可能な染料組
成物の全質量に対して約0.0001〜10質量%、より好まし
くは全質量に対して約0.005〜8質量%存在する。本発明
に従う随時使用可能な染料組成物は、特にアゾ染料、ア
ントラキノン染料及びベンゼン系のニトロ誘導体から選
択することができる一又は複数の直接染料も含むことが
でき、その結果特に色合いが変わり又は反射で色合いが
豊かになる。本発明の組成物を皮膚の染色に使用する場
合、DHAも含むことができる。
【0012】染色に適する媒体は、通常水又は水と水に
十分に溶解しない物質を溶解する少なくとも一の有機溶
媒との混合物より成る。溶媒は、好ましくは染料組成物
の全質量に対して約1〜40質量%の間の割合で、より好
ましくは約5〜30質量%の間の割合で存在することがで
きる。本発明の随時使用可能な組成物のpHを、組成物の
染色特性が悪影響を受けないように酸化剤の作用に適合
させることができる。pH値は特に、酵素を酸化剤として
使用している場合にはそれが変性しないような値としな
ければならない。それゆえ、本発明の組成物のpH値は3
〜12の間、好ましくは8より小さい値とすることができ
る。このpH値は、通常の染色で使用する酸性化剤又は塩
基性化剤によって所望の値とすることができる。
【0013】本発明に従う染色組成物は、染色用組成
物、特に毛髪の染色で慣用される種々の補助剤を含むこ
ともでき、例えば界面活性剤、ポリマー、無機又は有機
増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、隔離剤(sequestering age
nt)、芳香剤、バッファー、懸濁剤又は品質改良剤を含
むことができる。言うまでもなく、当業者は上記の任意
の付加的な物質を十分に注意して選択し、本発明に従う
染料組成物が本来有する有利な特性に、意図する添加に
よって悪影響を及ぼさないか実質的に及ぼさないように
するであろう。本発明に従う随時使用可能な染料組成物
は種々の形態にあることができ、例えば液状、クリーム
又はゲル又は染色、特にケラチン物質の染色に適する他
の全ての形態であることができる。
【0014】本発明の他の主題は染色方法に関し、この
方法では先に定義した少なくとも一の染色組成物を、所
望の色が十分に発色する期間支持体に適用する。好まし
くは、この染色方法で使用する支持体はケラチン物質か
ら成る。この場合、色が発色するのに要する時間は約1
分〜1時間であり、より明確には5〜40分であることがで
きる。ケラチン物質へこれを適用した後、それをリンス
し、任意にシャンプーで洗い、再度リンスして乾燥す
る。本発明の方法の他の態様では、該方法は以下より成
る予備的な工程を含み:一方では染色に適する媒体中に
先に定義した少なくとも一の式(I)の化合物を含む組
成物(A)、及び他方では染色に適する媒体中に先に定
義した少なくとも一の酸化剤を含む組成物(B)を分離
して保存する工程、及び使用時にそれらを一緒に混合す
る工程、この工程の後にこの混合物を支持体に適用す
る。本発明は多区画染色用品又は“キット”にも関し、
これは先に定義した組成物(A)を含む第一の区画及び
先に定義した組成物(B)を含む第二の区画を含む。組
成物(B)の酸化剤が酵素である場合、この酵素は粉末
又は不動化、すなわちマトリックスに結合していてもよ
い。これらの用品は所望の混合物を毛髪に適用する手
段、例えば特許FR 2,586,913号に記載された装置を備え
ていることができる。以下の実施例は本発明を説明する
ことを意図するものであり、その範囲を制限するもので
はない。
【0015】
【実施例】本発明に従う以下の染料組成物を製造した:染色実施例1〜4
【0016】染色実施例5〜9
【0017】上記の各染料組成物を、本来灰色で90%の
白髪を含む一房の頭髪に、37℃で30分間適用した。該房
を次いでリンスし、シャンプーで洗い、再度リンスして
乾燥した。頭髪は下記の表に示した色合いに染色され
た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月28日(1999.12.
28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化2】 ここで:nは2〜4の整数を意味し、n'は0〜4の整数を
意味し、R1及びR2は、同一又は異なって、水素原子、ハ
ロゲン原子又はアルキル、アルコキシ、カルボキシル又
はアシル基を意味し;R3及びR4は、同一又は異なって、
水素原子、ハロゲン原子又はアルキル、アルコキシ、カ
ルボキシル又はアシル基を意味し;Z及びZ'は、同一
又は異なって、水素原子又はグリコシル基を表し;又は
その酸との付加塩の一である。
フロントページの続き (72)発明者 ブルーノ ベルナール フランス 92200 ヌイリー スュール セーヌ アベニュー ド ブレッテヴィル 13

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式(I)のヒドロキシスチルベン
    の染色への使用: 【化1】 ここで:nは2〜4の整数を意味し、n'は0〜4の整数を
    意味し、R1及びR2は、同一又は異なって、水素原子、ハ
    ロゲン原子又はアルキル、アルコキシ、カルボキシル又
    はアシル基を意味し;R3及びR4は、同一又は異なって、
    水素原子、ハロゲン原子又はアルキル、アルコキシ、カ
    ルボキシル又はアシル基を意味し;Z及びZ'は、同一
    又は異なって、水素原子又はグリコシル基を表し;又は
    その酸との付加塩の一である。
  2. 【請求項2】 ケラチン物質の染色への、請求項1に従
    う使用。
  3. 【請求項3】 R1及びR2が水素原子を意味し、 R3及びR
    4が、同一又は異なって水素原子又はC1〜C4アルキル、C
    1〜C4アルコキシ又はカルボキシル基を意味することを
    特徴とする、請求項1又は2に従う使用。
  4. 【請求項4】 式(I)のヒドロキシスチルベンを以下
    の化合物から選択することを特徴とする、請求項1ない
    し3のいずれか一に従う使用: −4'−メトキシ−3,3',5−スチルベントリオール3−グ
    リコシド、 −トランス−1−(3'−カルボキシ−4'−ヒドロキシフ
    ェニル)−2−(2'',5''−ジヒドロキシフェニル)エタ
    ン、 −3,5−ジヒドロキシ−4'−メトキシスチルベン 3−O
    −β−D−グルコシド、 −トランス−3,4',5−トリヒドロキシスチルベン、 −4',5−ジヒドロキシスチルベン 3−O−β−D−グル
    コシド、 −3,3',4,5'−テトラヒドロキシスチルベン、 −3,5−ジヒドロキシ−4'−ブロモスチルベン、 −2,3,5,4'−テトラヒドロキシスチルベン 2−O−β−
    D−グルコシド、及び−3,5,3'−トリヒドロキシ−4'−
    メトキシスチルベン 5−O−β−D−グルコシド;又は
    その酸との付加塩の一。
  5. 【請求項5】 酸との付加塩をヒドロクロリド、ヒドロ
    ブロミド、スルフェート、シトレート、スクシネート、
    タータレート、ラクテート及びアセテートから選択する
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一に従う
    使用。
  6. 【請求項6】 組成物が染色に適する媒体中に、請求項
    1ないし5のいずれか一で定義する式(I)の化合物の少
    なくとも一及び少なくとも一の酸化剤含むことを特徴と
    する、随時使用可能な染色組成物。
  7. 【請求項7】 酸化剤を酵素、過酸化水素、過酸化尿
    素、過酸塩及び過酸、金属塩、キノン及び亜硝酸塩から
    選択することを特徴とする、請求項6に従う組成物。
  8. 【請求項8】 酵素をピラノースオキシダーゼ、グルコ
    ースオキシダーゼ、グリセロールオキシダーゼ、ラクテ
    ートオキシダーゼ、ピルベートオキシダーゼ、ウリカー
    ゼ、塩素オキシダーゼ、ラッカーゼ、ザルコシンオキシ
    ダーゼ、ビリルビンオキシダーゼ、チロシナーゼ、ペル
    オキシダーゼ及びカタラーゼ、又は任意に上記の酵素の
    作用に必要なドナー(又は基質)を含む該酵素を含む植
    物又は動物からの抽出物から選択すること特徴とする、
    請求項7に従う組成物。
  9. 【請求項9】 酵素がチロシナーゼに対応することを特
    徴とする、請求項8に従う組成物。
  10. 【請求項10】 式(I)の化合物が随時使用可能な染
    料組成物の全質量に対して0.01〜10質量%存在すること
    を特徴とする、請求項6〜9のいずれか一に従う組成物。
  11. 【請求項11】 式(I)の化合物が随時使用可能な染
    料組成物の全質量に対して0.1〜5質量%存在することを
    特徴とする、請求項10に従う組成物。
  12. 【請求項12】 酸化剤が随時使用可能な染料組成物の
    全質量に対して0.001〜25質量%存在することを特徴と
    する、請求項6ないし11のいずれか一に従う組成物。
  13. 【請求項13】 酸化剤が随時使用可能な染料組成物の
    全質量に対して0.1〜10質量%存在することを特徴とす
    る、請求項12に従う組成物。
  14. 【請求項14】 組成物が式(I)の化合物以外の一又
    は複数の酸化塩基及び/又は一又は複数のカップラーを
    含むことを特徴とする、請求項6ないし13のいずれか一
    に従う組成物。
  15. 【請求項15】 酸化塩基が随時使用可能な染料組成物
    の全質量に対して0.0005〜12質量%存在し、かつカップ
    ラーが随時使用可能な染料組成物の全質量に対して0.00
    01〜10質量%存在することを特徴とする、請求項14に従
    う組成物。
  16. 【請求項16】 酸化塩基が随時使用可能な染料組成物
    の全質量に対して0.005〜8質量%存在し、かつカップラ
    ーが染料組成物の全質量に対して0.005〜8質量%存在す
    ることを特徴とする、請求項15に従う組成物。
  17. 【請求項17】 組成物がアゾ染料、アントラキノン染
    料及びベンゼン系のニトロ誘導体から選択する直接染料
    及び/又は自己酸化性染料も含むことを特徴投する、請
    求項6ないし16のいずれか一に従う組成物。
  18. 【請求項18】 染色に適する媒体が、水又は水と少な
    くとも一の有機溶媒との混合物より成ることを特徴とす
    る、請求項6ないし17のいずれか一に従う組成物。
  19. 【請求項19】 組成物のpHが3〜12の間であることを
    特徴とする、請求項6ないし18のいずれか一に従う組成
    物。
  20. 【請求項20】 組成物が界面活性剤、ポリマー、無機
    又は有機増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、隔離剤(sequeste
    ring agent)、芳香剤、バッファー、懸濁剤又は品質改
    良剤も含むことを特徴とする、請求項6ないし19のいず
    れか一に従う組成物。
  21. 【請求項21】 組成物がL−チロシン;6位を置換し
    たピリミジン3−オキシド誘導体;L−DOPA;ドパミ
    ン;L−チロシン、L−DOPA及び/又はドパミン残基を
    有するペプチド;カフェー酸;クマル酸(cumaric aci
    d);クロロゲン酸;エラグ酸;カテキン、OPCs又は上
    記のこれらの化合物を含む植物又は動物抽出物を含むこ
    とを特徴とする、請求項9ないし20のいずれか一に従う
    組成物。
  22. 【請求項22】 組成物が液状、クリーム又はゲル又は
    染色操作の実施に適する他の全ての形態にあることを特
    徴とする、請求項6ないし21のいずれか一に従う染料組
    成物。
  23. 【請求項23】 請求項6ないし22のいずれか一に従っ
    て定義される少なくとも一の染料組成物を支持体に所望
    の色が発色するのに十分な時間適用することを特徴とす
    る染色方法。
  24. 【請求項24】 一方では染色に適する媒体中に請求項
    1ないし5のいずれか一で定義した少なくとも一の式
    (I)の化合物を含む組成物(A)、及び他方では染色に
    適する媒体中に請求項7ないし9のいずれか一で定義した
    少なくとも一の酸化剤を含む組成物(B)を分離して保
    存する工程、及び使用時にそれらを一緒に混合する工程
    より成る予備的工程を含み、その後にこの混合物を支持
    体に適用することを特徴とする、請求項23に従う方法。
  25. 【請求項25】 請求項24で定義した組成物(A)を含
    む第一の区画、及び請求項24で定義した組成物(B)を
    含む第二の区画を含むことを特徴とする、多区画染色用
    品又は“キット”。
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