JPH09263522A - 染毛用組成物 - Google Patents
染毛用組成物Info
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- JPH09263522A JPH09263522A JP8104306A JP10430696A JPH09263522A JP H09263522 A JPH09263522 A JP H09263522A JP 8104306 A JP8104306 A JP 8104306A JP 10430696 A JP10430696 A JP 10430696A JP H09263522 A JPH09263522 A JP H09263522A
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- JP
- Japan
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- hair
- dyeing
- present
- amino
- epicatechin
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】 ラッカーゼを配合すると共に、下記一般
式(1)及び(2)で表される化合物、並びに3,4−
ジアミノベンズヒドラジド、3−アミノ−4−ヒドロキ
シベンズヒドラジド、3−ヒドロキシチラミン、4,5
−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、3,4−ジア
ミノ−5−ヒドロキシピラゾール、カテキン、カテキン
重合体、エピカテキン及びエピカテキン重合体の中から
選ばれる1種又は2種以上の化合物からなる顕色物質を
配合してなる染毛用組成物。 [式中、X及びYは独立に水酸基又はアミノ基であり、
R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基(アルキル
基の水素原子の一部又は全部がアミノ基及び/又はカル
ボキシル基で置換されていてもよい)である。] 【効果】 上記の染毛用組成物は人体への悪影響及び毛
髪への悪影響を与えることなく白髪を充分に染め上げる
ことができる。
式(1)及び(2)で表される化合物、並びに3,4−
ジアミノベンズヒドラジド、3−アミノ−4−ヒドロキ
シベンズヒドラジド、3−ヒドロキシチラミン、4,5
−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、3,4−ジア
ミノ−5−ヒドロキシピラゾール、カテキン、カテキン
重合体、エピカテキン及びエピカテキン重合体の中から
選ばれる1種又は2種以上の化合物からなる顕色物質を
配合してなる染毛用組成物。 [式中、X及びYは独立に水酸基又はアミノ基であり、
R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基(アルキル
基の水素原子の一部又は全部がアミノ基及び/又はカル
ボキシル基で置換されていてもよい)である。] 【効果】 上記の染毛用組成物は人体への悪影響及び毛
髪への悪影響を与えることなく白髪を充分に染め上げる
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛剤使用時にお
ける人体への安全性及び毛髪へのマイルド性が向上し、
かつ白髪を有効に染めることのできる染毛用組成物に関
するものである。
ける人体への安全性及び毛髪へのマイルド性が向上し、
かつ白髪を有効に染めることのできる染毛用組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】酸化染
毛組成物は、通常酸化染毛の顕色物質と酸化剤とを含有
し、これらを使用時に反応させ、頭髪に作用させて、白
髪を染毛するものである。また、染毛の色合いを微妙に
調節するための色調調整剤、いわゆるカップラー成分を
更に含有する場合もある。
毛組成物は、通常酸化染毛の顕色物質と酸化剤とを含有
し、これらを使用時に反応させ、頭髪に作用させて、白
髪を染毛するものである。また、染毛の色合いを微妙に
調節するための色調調整剤、いわゆるカップラー成分を
更に含有する場合もある。
【0003】顕色物質としては、従来、パラフェニレン
ジアミン、パラアミノフェノール、2,5−ジアミノト
ルエン等の化合物が用いられてきた。しかしながら、こ
れらの成分は染毛効果は極めて高いという特長を持つ
が、同時に感作性を有する化合物であり、その面におけ
る人体に対する悪影響が危惧されてきた。
ジアミン、パラアミノフェノール、2,5−ジアミノト
ルエン等の化合物が用いられてきた。しかしながら、こ
れらの成分は染毛効果は極めて高いという特長を持つ
が、同時に感作性を有する化合物であり、その面におけ
る人体に対する悪影響が危惧されてきた。
【0004】他方、酸化剤としては過酸化水素が主に用
いられてきた。しかしながら、この過酸化水素も毛髪に
対して傷害を与えることが知られており、長期の継続使
用により毛髪にダメージを与えるといった悪影響をもた
らす。
いられてきた。しかしながら、この過酸化水素も毛髪に
対して傷害を与えることが知られており、長期の継続使
用により毛髪にダメージを与えるといった悪影響をもた
らす。
【0005】このような酸化染毛用組成物における基本
的構成はこれまで殆ど変化していない。その原因の1つ
としては、酸化剤として用いる過酸化水素で酸化される
化合物がパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノー
ル、2,5−ジアミノトルエン等の酸化されやすい成分
に限られていることが挙げられる。
的構成はこれまで殆ど変化していない。その原因の1つ
としては、酸化剤として用いる過酸化水素で酸化される
化合物がパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノー
ル、2,5−ジアミノトルエン等の酸化されやすい成分
に限られていることが挙げられる。
【0006】また、過酸化水素による毛髪へのダメージ
を軽減する試みとしてこれまでに酸化酵素を用いる技術
が多く開示されている。そのような技術の例としては、
酸化酵素としてラッカーゼを用いるもの(米国特許第3
251742号、特開平6−172145号公報)、ペ
ルオキシダーゼを用いるもの(特開昭47−10400
号公報、特開昭53−32132号公報)、ウリカーゼ
を用いるもの(特開昭63−246313号公報)等が
知られている。しかしながら、これらの酵素を酸化剤と
して用いる技術においては、顕色物質として依然として
パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、2,
5−ジアミノトルエン等の化合物を用いており、これら
成分が有する感作性といった悪影響を解決するには至っ
ていない。
を軽減する試みとしてこれまでに酸化酵素を用いる技術
が多く開示されている。そのような技術の例としては、
酸化酵素としてラッカーゼを用いるもの(米国特許第3
251742号、特開平6−172145号公報)、ペ
ルオキシダーゼを用いるもの(特開昭47−10400
号公報、特開昭53−32132号公報)、ウリカーゼ
を用いるもの(特開昭63−246313号公報)等が
知られている。しかしながら、これらの酵素を酸化剤と
して用いる技術においては、顕色物質として依然として
パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、2,
5−ジアミノトルエン等の化合物を用いており、これら
成分が有する感作性といった悪影響を解決するには至っ
ていない。
【0007】従って、本発明は染毛剤使用時における感
作性、毛髪の損傷性という面において人体への安全性が
極めて向上し、かつ白髪を有効に染めることのできる染
毛用組成物を提供することを目的とする。
作性、毛髪の損傷性という面において人体への安全性が
極めて向上し、かつ白髪を有効に染めることのできる染
毛用組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、酸化酵素としてラッカーゼを用いた場合、過酸化水
素のみを酸化剤として使用した時には染毛効果が認めら
れない化合物、即ち下記一般式(1)、(2)で表され
る化合物並びに3,4−ジアミノベンズヒドラジド、3
−アミノ−4−ヒドロキシベンズヒドラジド、3−ヒド
ロキシチラミン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシピ
リミジン、3,4−ジアミノ−5−ヒドロキシピラゾー
ル、カテキン、カテキン重合体、エピカテキン及びエピ
カテキン重合体に対しても酸化作用が発揮され、パラフ
ェニレンジアミンと同等の染毛効果を発揮すると共に、
過酸化水素を使用しなくても優れた白髪染色効果を有
し、毛髪に与えるダメージが非常に少ないことを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、酸化酵素としてラッカーゼを用いた場合、過酸化水
素のみを酸化剤として使用した時には染毛効果が認めら
れない化合物、即ち下記一般式(1)、(2)で表され
る化合物並びに3,4−ジアミノベンズヒドラジド、3
−アミノ−4−ヒドロキシベンズヒドラジド、3−ヒド
ロキシチラミン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシピ
リミジン、3,4−ジアミノ−5−ヒドロキシピラゾー
ル、カテキン、カテキン重合体、エピカテキン及びエピ
カテキン重合体に対しても酸化作用が発揮され、パラフ
ェニレンジアミンと同等の染毛効果を発揮すると共に、
過酸化水素を使用しなくても優れた白髪染色効果を有
し、毛髪に与えるダメージが非常に少ないことを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
【0009】
【化3】 [但し、式中X及びYは独立に水酸基又はアミノ基であ
り、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基(但
し、アルキル基の水素原子の一部又は全部がアミノ基及
び/又はカルボキシル基で置換されていてもよい)であ
る。]
り、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基(但
し、アルキル基の水素原子の一部又は全部がアミノ基及
び/又はカルボキシル基で置換されていてもよい)であ
る。]
【0010】
【化4】 (但し、式中X及びYは上記と同様である。)
【0011】従って、本発明はラッカーゼを用いると共
に、上記特定の化合物の1種又は2種以上からなる顕色
物質を配合してなることを特徴とする染毛用組成物を提
供する。
に、上記特定の化合物の1種又は2種以上からなる顕色
物質を配合してなることを特徴とする染毛用組成物を提
供する。
【0012】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明の染毛用組成物は、酸化剤としてラッカーゼを使用
する。
発明の染毛用組成物は、酸化剤としてラッカーゼを使用
する。
【0013】ここで、本発明において用いられるラッカ
ーゼは動物、植物、微生物界に広く存在する生体成分の
酸化反応を触媒する酵素であることが知られているが、
本発明においてはその起源に関わりなく使用することが
できる。
ーゼは動物、植物、微生物界に広く存在する生体成分の
酸化反応を触媒する酵素であることが知られているが、
本発明においてはその起源に関わりなく使用することが
できる。
【0014】本発明において用いられるラッカーゼの製
剤への配合量としては、製剤の形態、使用頻度、処理時
間、酵素剤の力価にもよるが、通常は0.00005〜
1重量%(以下%と略す)、好ましくは0.0001〜
0.1%配合するのが良い。0.00005%未満では
十分な効果が期待できず、また1%を超えて添加しても
添加量の増加に見合った効果の上昇が見られない。
剤への配合量としては、製剤の形態、使用頻度、処理時
間、酵素剤の力価にもよるが、通常は0.00005〜
1重量%(以下%と略す)、好ましくは0.0001〜
0.1%配合するのが良い。0.00005%未満では
十分な効果が期待できず、また1%を超えて添加しても
添加量の増加に見合った効果の上昇が見られない。
【0015】次に、本発明において用いられる顕色物質
としては、下記一般式(1)及び(2)で表される化合
物並びに3,4−ジアミノベンズヒドラジド、3−アミ
ノ−4−ヒドロキシベンズヒドラジド、3−ヒドロキシ
チラミン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジ
ン、3,4−ジアミノ−5−ヒドロキシピラゾール、カ
テキン、カテキン重合体、エピカテキン及びエピカテキ
ン重合体の中から選ばれる1種又は2種以上の化合物を
用いる。
としては、下記一般式(1)及び(2)で表される化合
物並びに3,4−ジアミノベンズヒドラジド、3−アミ
ノ−4−ヒドロキシベンズヒドラジド、3−ヒドロキシ
チラミン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジ
ン、3,4−ジアミノ−5−ヒドロキシピラゾール、カ
テキン、カテキン重合体、エピカテキン及びエピカテキ
ン重合体の中から選ばれる1種又は2種以上の化合物を
用いる。
【0016】
【化5】 [但し、式中X及びYは独立に水酸基又はアミノ基であ
り、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基(但
し、アルキル基の水素原子の一部又は全部がアミノ基及
び/又はカルボキシル基で置換されていてもよい)であ
る。]
り、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基(但
し、アルキル基の水素原子の一部又は全部がアミノ基及
び/又はカルボキシル基で置換されていてもよい)であ
る。]
【0017】
【化6】 (但し、式中X及びYは上記と同様である。)
【0018】これらの化合物は何れも通常の酸化染毛料
に用いられる濃度の過酸化水素では顕色物質として作用
しないが、ラッカーゼの存在下において染毛効果を発揮
することができる。一般式(1)及び(2)で表される
化合物の中で特に好ましい化合物としては下記のものを
例示することができる。即ち、一般式(1)で表される
化合物として2,3−ジヒドロキシピリジン、2,3−
ジアミノピリジンが挙げられる。一般式(2)で表され
る化合物として5−アミノインダゾール、6−アミノイ
ンダゾールが挙げられる。また、これらの化合物が塩
酸、硫酸などとの間に形成する塩類も使用することがで
きる。これらの化合物は何れも試薬あるいは工業原料と
して入手可能なものである。
に用いられる濃度の過酸化水素では顕色物質として作用
しないが、ラッカーゼの存在下において染毛効果を発揮
することができる。一般式(1)及び(2)で表される
化合物の中で特に好ましい化合物としては下記のものを
例示することができる。即ち、一般式(1)で表される
化合物として2,3−ジヒドロキシピリジン、2,3−
ジアミノピリジンが挙げられる。一般式(2)で表され
る化合物として5−アミノインダゾール、6−アミノイ
ンダゾールが挙げられる。また、これらの化合物が塩
酸、硫酸などとの間に形成する塩類も使用することがで
きる。これらの化合物は何れも試薬あるいは工業原料と
して入手可能なものである。
【0019】また、本発明においてはカップラー成分も
配合することができ、これにより顕色物質単一ではなし
得なかった微妙な色合いの違いを達成することができ
る。本発明において用いられるカップラー成分は、用い
る顕色物質にもよるが、通常酸化染毛料において用いら
れる成分を使用することができる。
配合することができ、これにより顕色物質単一ではなし
得なかった微妙な色合いの違いを達成することができ
る。本発明において用いられるカップラー成分は、用い
る顕色物質にもよるが、通常酸化染毛料において用いら
れる成分を使用することができる。
【0020】本発明において用いられる顕色物質及び酸
化染毛料のカップラー成分の製剤への配合量としては、
使用頻度、製剤の形態により異なるが、通常は0.01
〜10%、好ましくは0.1〜5%配合するのが良い。
化染毛料のカップラー成分の製剤への配合量としては、
使用頻度、製剤の形態により異なるが、通常は0.01
〜10%、好ましくは0.1〜5%配合するのが良い。
【0021】本発明の組成物には、上記の成分の他に通
常の化粧料に用いられる油分、界面活性剤、保湿剤、低
級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、使用
感付加剤、pH調整剤、防腐剤、香料等の原料も配合可
能である。
常の化粧料に用いられる油分、界面活性剤、保湿剤、低
級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、使用
感付加剤、pH調整剤、防腐剤、香料等の原料も配合可
能である。
【0022】本発明で用いる組成物は、毛髪に適用可能
な限り任意の形態をとることができる。具体的にはヘア
クリーム、乳液、ゲル化製剤等の形態として広く用いる
ことができる。さらに液状形態のものは通常の噴射剤、
炭酸ガス、LPGなどと併用し、耐圧容器に充填するこ
ともできる。
な限り任意の形態をとることができる。具体的にはヘア
クリーム、乳液、ゲル化製剤等の形態として広く用いる
ことができる。さらに液状形態のものは通常の噴射剤、
炭酸ガス、LPGなどと併用し、耐圧容器に充填するこ
ともできる。
【0023】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。
【0024】[実験例]本発明において示される顕色物
質の皮膚に対する影響を、特に感作性を指標とし、従来
酸化染毛料の顕色物質として用いられるパラフェニレン
ジアミンやパラアミノフェノール及び2,5−ジアミノ
トルエンと比較検討を行った。試験方法としては、近
年、感作性を評価する動物代替法として用いられている
キンバーらの方法(Toxicol.Lett.55:
203−213,1991)、ホスティネックらの方法
(Arch.Dermatol.Res.287:56
7−571,1995)に準じて行った。即ち、表1に
示した本発明で用いる顕色物質及び比較としてパラフェ
ニレンジアミン、パラアミノフェノール及び2,5−ジ
アミノトルエンをアセトン:オリーブ油混合液(混合比
4:1)に2%となるように溶解した。これらの溶液を
8週齢のBalb/cマウスの背部皮膚に塗布した。塗
布してから5日目に処置したマウスからリンパ節を取り
出し、リンパ系細胞を自己血清を添加したRPMI16
40培地に懸濁し、リンパ系細胞液を調製した。得られ
たリンパ系細胞を37℃、5%CO2存在下で3日間培
養し、培養後の増殖活性を測定した。
質の皮膚に対する影響を、特に感作性を指標とし、従来
酸化染毛料の顕色物質として用いられるパラフェニレン
ジアミンやパラアミノフェノール及び2,5−ジアミノ
トルエンと比較検討を行った。試験方法としては、近
年、感作性を評価する動物代替法として用いられている
キンバーらの方法(Toxicol.Lett.55:
203−213,1991)、ホスティネックらの方法
(Arch.Dermatol.Res.287:56
7−571,1995)に準じて行った。即ち、表1に
示した本発明で用いる顕色物質及び比較としてパラフェ
ニレンジアミン、パラアミノフェノール及び2,5−ジ
アミノトルエンをアセトン:オリーブ油混合液(混合比
4:1)に2%となるように溶解した。これらの溶液を
8週齢のBalb/cマウスの背部皮膚に塗布した。塗
布してから5日目に処置したマウスからリンパ節を取り
出し、リンパ系細胞を自己血清を添加したRPMI16
40培地に懸濁し、リンパ系細胞液を調製した。得られ
たリンパ系細胞を37℃、5%CO2存在下で3日間培
養し、培養後の増殖活性を測定した。
【0025】感作性の程度は次の計算式で感作性指数を
求め、以下の基準に照らし合わせて判断した。結果を表
1に示す。
求め、以下の基準に照らし合わせて判断した。結果を表
1に示す。
【0026】
【数1】 感作性の程度 感作性指数 ◎ 極めて弱い : 1.0以上〜1.25未満 ○ 弱い : 1.25以上〜1.5未満 △ やや強い : 1.5以上〜1.75未満 × 強い : 1.75以上
【0027】
【表1】
【0028】表1の結果から、通常の酸化染毛料の顕色
物質として用いられているパラフェニレンジアミン、パ
ラアミノフェノール及び2,5−ジアミノトルエンは従
来から感作性物質として知られており、本試験において
も何れも高い感作性の程度を示した。これに比べ、本発
明で用いる顕色物質においては、マウスのリンパ系細胞
増殖性は基剤であるアセトン:オリーブ油混合液を塗布
した場合とほぼ同等であることから、本発明で用いる顕
色物質の感作性は何れも極めて弱いものと考えられる。
従って、これら顕色物質を用いる本発明の染毛用組成物
の皮膚に対する安全性は極めて高いことは明らかであ
る。
物質として用いられているパラフェニレンジアミン、パ
ラアミノフェノール及び2,5−ジアミノトルエンは従
来から感作性物質として知られており、本試験において
も何れも高い感作性の程度を示した。これに比べ、本発
明で用いる顕色物質においては、マウスのリンパ系細胞
増殖性は基剤であるアセトン:オリーブ油混合液を塗布
した場合とほぼ同等であることから、本発明で用いる顕
色物質の感作性は何れも極めて弱いものと考えられる。
従って、これら顕色物質を用いる本発明の染毛用組成物
の皮膚に対する安全性は極めて高いことは明らかであ
る。
【0029】[実施例1]本発明において示した酸化剤
と、顕色物質を用いて毛髪を処理した場合の染毛効果
を、通常酸化染毛料において用いられている濃度の過酸
化水素のみを酸化剤として用いた場合と比較検討した。
即ち、表2に示す本発明品及び比較品の染毛用組成物を
常法により調整し、重さ0.5g、長さ10cmのヒト
白髪を各染毛用組成物に浴比40で30℃、30分間浸
漬した。
と、顕色物質を用いて毛髪を処理した場合の染毛効果
を、通常酸化染毛料において用いられている濃度の過酸
化水素のみを酸化剤として用いた場合と比較検討した。
即ち、表2に示す本発明品及び比較品の染毛用組成物を
常法により調整し、重さ0.5g、長さ10cmのヒト
白髪を各染毛用組成物に浴比40で30℃、30分間浸
漬した。
【0030】浸漬後、処理した白髪を取り出し、水洗、
シャンプー処理を施し、風乾した。次に色差計を用いて
色差(ΔE)の測定を比較品の組成物で処理した白髪と
共に行った。結果を表3に示す。
シャンプー処理を施し、風乾した。次に色差計を用いて
色差(ΔE)の測定を比較品の組成物で処理した白髪と
共に行った。結果を表3に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】表3の結果から、酸化剤としてラッカーゼ
を用いる本発明品においては、良好な染毛効果が認めら
れた。これに対し通常酸化染毛料において用いられてい
る濃度の過酸化水素を酸化剤として用いる比較品では染
毛効果がほとんど認められなかった。従って、本発明の
染毛組成物を用いることにより、これまで酸化染毛料で
用いることのできなかった化合物においても染毛効果が
認められることが明らかとなった。
を用いる本発明品においては、良好な染毛効果が認めら
れた。これに対し通常酸化染毛料において用いられてい
る濃度の過酸化水素を酸化剤として用いる比較品では染
毛効果がほとんど認められなかった。従って、本発明の
染毛組成物を用いることにより、これまで酸化染毛料で
用いることのできなかった化合物においても染毛効果が
認められることが明らかとなった。
【0034】[実施例2]表4に示したヘアクリームタ
イプの本発明品あるいは比較品の染毛用組成物を常法に
より調製し、染毛効果及び毛髪に与える影響を比較し
た。即ち、使用直前に1剤と2剤とを1:1の重量割合
で混合し、白髪に塗布した。30℃、30分間処理し、
水洗、シャンプーを行い、風乾した。染毛効果及び毛髪
に与える影響は以下の基準から判定した。結果を表4に
併記する。 <判定基準> (i)染毛効果の判定基準 ◎:極めて良く染まる ○:良く染まる △:やや染まる ×:ほとんど染まらない (ii)毛髪ダメージの判定基準 ◎:非常に艶があり、しなやかである ○:艶があり、ややしなやかである △:どちらともいえない ×:艶がなく、ごわつく
イプの本発明品あるいは比較品の染毛用組成物を常法に
より調製し、染毛効果及び毛髪に与える影響を比較し
た。即ち、使用直前に1剤と2剤とを1:1の重量割合
で混合し、白髪に塗布した。30℃、30分間処理し、
水洗、シャンプーを行い、風乾した。染毛効果及び毛髪
に与える影響は以下の基準から判定した。結果を表4に
併記する。 <判定基準> (i)染毛効果の判定基準 ◎:極めて良く染まる ○:良く染まる △:やや染まる ×:ほとんど染まらない (ii)毛髪ダメージの判定基準 ◎:非常に艶があり、しなやかである ○:艶があり、ややしなやかである △:どちらともいえない ×:艶がなく、ごわつく
【0035】
【表4】
【0036】表4の結果から、本発明品で用いる顕色物
質は通常の酸化染毛料で用いられる過酸化水素では染毛
効果が認められないが(組成物14〜16)、ラッカー
ゼの酸化作用により染毛効果を発揮することがわかる
(組成物11〜13)。また、本発明品は染毛効果の面
では通常の酸化染毛料で用いる顕色物質のパラフェニレ
ンジアミンとほぼ同等の効果ではあるが(組成物1
7)、本発明品の方が毛髪に与えるダメージが少なく、
毛髪に与える影響の面で優れていることが明らかになっ
た。
質は通常の酸化染毛料で用いられる過酸化水素では染毛
効果が認められないが(組成物14〜16)、ラッカー
ゼの酸化作用により染毛効果を発揮することがわかる
(組成物11〜13)。また、本発明品は染毛効果の面
では通常の酸化染毛料で用いる顕色物質のパラフェニレ
ンジアミンとほぼ同等の効果ではあるが(組成物1
7)、本発明品の方が毛髪に与えるダメージが少なく、
毛髪に与える影響の面で優れていることが明らかになっ
た。
【0037】[実施例3]下記に示すゲルタイプの組成
物を常法により調製した。 <1剤> 配合量(%) エピカテキン重合体 0.5 メタアミノフェノール 1.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 グリセリン 5.0 エチルアルコール 20.0 精製水 バランス 計 100.0 <2剤> 配合量(%) ラッカーゼ(380単位/mg) 0.0005 カルボキシビニルポリマー 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 グリセリン 5.0 エチルアルコール 20.0 精製水 バランス 計 100.0 調製した組成物の1剤と2剤とを使用直前に1:1の比
率で混合し、白髪に塗布した。30℃、30分間処理
し、水洗、シャンプーを行い、風乾した。白髪は茶褐色
に染毛された。
物を常法により調製した。 <1剤> 配合量(%) エピカテキン重合体 0.5 メタアミノフェノール 1.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 グリセリン 5.0 エチルアルコール 20.0 精製水 バランス 計 100.0 <2剤> 配合量(%) ラッカーゼ(380単位/mg) 0.0005 カルボキシビニルポリマー 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 グリセリン 5.0 エチルアルコール 20.0 精製水 バランス 計 100.0 調製した組成物の1剤と2剤とを使用直前に1:1の比
率で混合し、白髪に塗布した。30℃、30分間処理
し、水洗、シャンプーを行い、風乾した。白髪は茶褐色
に染毛された。
【0038】[実施例4]下記の1剤式ゲルタイプの組
成物を常法により調製した。 配合量(%) 2,3−ジヒドロキシピリジン 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 ヒドロキシエチルセルロース 1.0 ラッカーゼ(380単位/mg) 0.001 グリセリン 20.0 エチルアルコール 10.0 精製水 バランス 計 100.0 調製した組成物を白髪に塗布した。30℃、30分間処
理し、水洗、シャンプーを行い、風乾した。白髪は黒褐
色に染毛された。
成物を常法により調製した。 配合量(%) 2,3−ジヒドロキシピリジン 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 ヒドロキシエチルセルロース 1.0 ラッカーゼ(380単位/mg) 0.001 グリセリン 20.0 エチルアルコール 10.0 精製水 バランス 計 100.0 調製した組成物を白髪に塗布した。30℃、30分間処
理し、水洗、シャンプーを行い、風乾した。白髪は黒褐
色に染毛された。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、これらの組成物を毛髪
に塗布することにより、従来の酸化染毛料の問題点であ
った人体への悪影響及び毛髪への悪影響を与えることな
く、白髪を充分に染め上げることができる染毛用組成物
が提供される。
に塗布することにより、従来の酸化染毛料の問題点であ
った人体への悪影響及び毛髪への悪影響を与えることな
く、白髪を充分に染め上げることができる染毛用組成物
が提供される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】[実施例1]本発明において示した酸化剤
と、顕色物質を用いて毛髪を処理した場合の染毛効果
を、通常酸化染毛料において用いられている濃度の過酸
化水素のみを酸化剤として用いた場合と比較検討した。
即ち、表2に示す本発明品及び比較品の染毛用組成物を
常法により調製し、重さ0.5g、長さ10cmのヒト
白髪を各染毛用組成物に浴比40で30℃、30分間浸
漬した。
と、顕色物質を用いて毛髪を処理した場合の染毛効果
を、通常酸化染毛料において用いられている濃度の過酸
化水素のみを酸化剤として用いた場合と比較検討した。
即ち、表2に示す本発明品及び比較品の染毛用組成物を
常法により調製し、重さ0.5g、長さ10cmのヒト
白髪を各染毛用組成物に浴比40で30℃、30分間浸
漬した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【表3】
Claims (1)
- 【請求項1】 ラッカーゼを配合すると共に、下記一般
式(1)及び(2)で表される化合物並びに3,4−ジ
アミノベンズヒドラジド、3−アミノ−4−ヒドロキシ
ベンズヒドラジド、3−ヒドロキシチラミン、4,5−
ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、3,4−ジアミ
ノ−5−ヒドロキシピラゾール、カテキン、カテキン重
合体、エピカテキン及びエピカテキン重合体の中から選
ばれる1種又は2種以上の化合物からなる顕色物質を配
合してなることを特徴とする染毛用組成物。 【化1】 [但し、式中X及びYは独立に水酸基又はアミノ基であ
り、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基(但
し、アルキル基の水素原子の一部又は全部がアミノ基及
び/又はカルボキシル基で置換されていてもよい)であ
る。] 【化2】 (但し、式中X及びYは上記と同様である。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8104306A JPH09263522A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 染毛用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8104306A JPH09263522A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 染毛用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09263522A true JPH09263522A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=14377247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8104306A Pending JPH09263522A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 染毛用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09263522A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1160454A (ja) * | 1997-06-11 | 1999-03-02 | Lion Corp | 染毛用組成物 |
FR2773481A1 (fr) * | 1998-01-13 | 1999-07-16 | Oreal | Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition |
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WO2000037030A1 (fr) * | 1998-12-22 | 2000-06-29 | Lion Corporation | Compositions de coloration capillaire |
WO2000037031A1 (fr) * | 1998-12-22 | 2000-06-29 | Lion Corporation | Compositions de coloration capillaire |
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US6099591A (en) * | 1998-01-29 | 2000-08-08 | Aveda Corporation | Method and composition for hair coloring using green tea polyphenols |
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JP2008303181A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Kyoto Institute Of Technology | 酸化染毛剤及びその製造方法 |
WO2015074821A1 (en) * | 2013-11-21 | 2015-05-28 | Unilever Plc | Hair colouring composition |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8104306A patent/JPH09263522A/ja active Pending
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