JP2000191345A - 発熱機能を有する複層ガラス - Google Patents

発熱機能を有する複層ガラス

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JP2000191345A
JP2000191345A JP10376495A JP37649598A JP2000191345A JP 2000191345 A JP2000191345 A JP 2000191345A JP 10376495 A JP10376495 A JP 10376495A JP 37649598 A JP37649598 A JP 37649598A JP 2000191345 A JP2000191345 A JP 2000191345A
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JP10376495A
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Shozaburo Kato
升三郎 加藤
Yoshimi Kaneda
吉見 金田
Yoshikazu Danmura
芳和 団村
Katsuhiko Ochiai
克彦 落合
Yasutoshi Honda
妥年 本多
Takeshi Okuno
岳 奥野
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Figla Co Ltd
Original Assignee
Figla Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物開口部における発熱機能を設けた複層ガ
ラスにおいて、その配線部の絶縁構造と外観意匠に優れ
た配線構造を開示する。 【構成】 発熱層を形成した板材の外周部へ枠体を設け
て開口部に設置させた複層ガラスにおいて、発熱層の周
縁部に設けた電極層と外部の電源とを電気的に接続させ
る配線を枠体内の空間部を通過させて導出させる。この
枠体の外周には中空体を添設し、枠体内の空間部から導
出させた配線を中空体内の空間部を通過させると共に、
配線の各部材からの導出部分を絶縁させる。また、枠体
または枠体に添設されて成る各種の中空体の一部に窓部
を設けると共に窓部からそれぞれの部材の中空部内に配
線の端子部を収容し、必要に応じて窓部に取り外しまた
は開閉可能な蓋部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般建物の開口部
等に使用される主に発熱層を設けた板ガラスを主材とし
た発熱機能を有する複層ガラスに関するものであり、詳
細に、この複層ガラスにおける配線部の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物の開口部においては、例
えば、断熱性や防音性の機能面から板材の中間に空気層
を配することが一般になされている。詳細には、室内側
のガラスと室外側のガラスとの間に乾燥状態で空気層を
形成して、熱の貫流を各層毎に減少させ、また空気層の
存在との複合効果で高い断熱性の他に防音性を得るもの
である。また、室外側ガラスの内面に特殊な金属膜をコ
ーティングして断熱性を向上させ、金属膜の特性を利用
して紫外線のカットなど、遮光に関する種々の機能を持
たせるものも知られている。
【0003】また、更には、上記の構造では、単に断熱
性を向上させただけにとどまるものであって、いわゆる
コールドドラフト等の防止をするには至らないことか
ら、最近では、ガラス等の板材の表面に電気的な通電に
より発熱可能な発熱膜を設けた複層ガラスが開発されて
いる。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】ところで、この種の発熱機能を有する板材
においては、通電により発熱させる構造を形成するため
に、発熱層に設けた電極層に対して外部電源を供給する
必要があるが、一般に、複層ガラスにおいては、導電性
のある枠体を使用しているために、そのままでは、電極
層に対して導電線を使用して配線部を構成することがで
きなかった。
【0005】また、配線部においては、電源との中間位
置に端子部を形成することが好ましいが、これ等の部材
を、外観を損ねることなく配置するための工夫が必要で
あった。
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題に
鑑みてなされたものであり、この種の建物開口部におけ
る発熱機能を設けた複層ガラスにおいて、その配線部の
絶縁構造と外観意匠に優れた部材の配置構造とを開示さ
せたものである。
【0006】即ち、本発明の第1の特徴は、少なくとも
二枚の透光性の板材を周縁部にスペーサを介して合着さ
せると共にスペーサで囲まれた何れかの板材の面上に発
熱層を形成し、それぞれの板材の外周部へ枠体を設け
て、建物の開口部に設置させる複層ガラスにおいて、発
熱層の周縁部に設けた電極層と外部の電源とを電気的に
接続させる配線を枠体内の空間部を通過させて導出さ
せ、枠体の外周に中空体を添設し、枠体内の空間部から
導出させた配線を中空体内の空間部を通過させると共
に、配線の各部材からの導出部分を絶縁させたことであ
る。
【0007】第2の特徴は、枠体または枠体に添設され
て成る各種の中空体の一部に窓部を設けると共に窓部か
らそれぞれの部材の中空部内に配線の端子部を収容し、
必要に応じて、窓部に取り外しまたは開閉可能な蓋部を
設けたことである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の最適
な実施の形態について説明する。図1に図示の複層ガラ
スは、フロートガラス、網入りガラス、有色ガラス、あ
るいは、これ等のガラスの表面にスクラッチ等を施した
装飾ガラス等の少なくとも二枚の透光性の板材1を周縁
部にスペーサを介して合着させると共にスペーサで囲ま
れた何れかの板材の面上に発熱層を形成した発熱機能を
有する複層ガラスである。そして、この複層ガラスは、
建物の開口部に設置させるために、それぞれの板材1の
外周部には断面略コ字状の中空部2aを有するアルミ製
のサッシ枠体2を設けたものである。そして、本発明の
実施例では、枠体2の内、任意の角部で一体化されてい
る二つの枠体2のそれぞれの外周面に矩形断面の中空部
5aを有する中空体5を添設させている。
【0009】この中空体5は、好ましくは、電気的絶縁
性に優れた合成樹脂製のものを使用すれば良いが、開口
部の外観を統一性のあるものとするために、一般に枠体
5として使用されているアルミ製の部材で形成し、該部
材へ絶縁シート等の内張りを施すものである。
【0010】前記板材1の表面に形成した発熱層には、
その周縁部に電極層(図示せず)が設けてあり、この電
極層から外部の電源に電気的に接続させる配線3が枠体
2の中空部2a内に導出されている。
【0011】図1における配線3は導電性を有する裸線
であり、従って、配線3は電気的な絶縁と防水ができる
合成樹脂製のブッシュ4を介して一方の中空体5の中空
部5aを通過し、更に、合成樹脂製のコーナー部材6を
介して他方の中空体5の中空部5a内に引き渡されてい
る。
【0012】以上の如く構成された本発明の発熱機能を
有する複層ガラスは、建物の開口部において枠体構造の
外観に併せた態様で配線3を行うことができ、一般的な
既設の金属製の枠構造を変更することなく、安定した絶
縁環境で導電線を配線として使用することができる。
【0013】図2は、本発明の他の実施例の説明図であ
る。この実施例では、発熱体Aから導出された配線3の
端部には端子台8が設けられていて、該端子台8を介す
ることで発熱体Aと外部の電源(図示せず)とが接続さ
れている。この端子台8は枠体や枠体の近傍に配置さ
れ、これにより、発熱システムのオンオフ制御や短絡等
のチェックを行うことができる。
【0014】前記端子台8は、具体的には、図3に図示
の如く、枠体2や、枠体2同士の接合に使用される天板
7等の各種の中空体の一部に窓部9を設けて収容するこ
とができる。また、この窓部9に取り外しまたは開閉可
能な蓋部を設けることで、通常は、外側から観察されな
い状態で端子台8を収容することもできる。
【発明の効果】本発明の複層ガラスは、前述の如く構成
したので、建物の開口部の外観を損なうことなく、極め
て簡単な構成で電気的絶縁と防水構造を実現したもので
あり、発熱機能を有する複層ガラスを具体的にシステム
化させることができる有意義な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラスを説明するための要部拡大
断面図である。
【図2】本発明の複層ガラスを説明するための全体概要
図である。
【図3】本発明の複層ガラスを説明するための全体概要
図である。
【符号の説明】
1 板材 2 枠体 2a 中空部 3 配線 4 ブッシュ 5 中空体 5a 中空部 6 コーナー部材 7 天板 8 端子台 9 窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 克彦 東京都港区芝2丁目27番11号 フィグラ株 式会社内 (72)発明者 本多 妥年 東京都港区芝2丁目27番11号 フィグラ株 式会社内 (72)発明者 奥野 岳 東京都港区芝2丁目27番11号 フィグラ株 式会社内 Fターム(参考) 4G061 AA26 AA30 BA01 CB02 CB06 CD02 CD27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも二枚の透光性の板材を周縁部に
    スペーサを介して合着させると共にスペーサで囲まれた
    何れかの板材の面上に発熱層を形成し、該それぞれの板
    材の外周部へ枠体を設けることにより、建物の開口部に
    設置させる複層ガラスにおいて、前記発熱層の周縁部に
    設けた電極層と外部の電源とを電気的に接続させる配線
    を前記枠体内の空間部を通過させて導出させたことを特
    徴とする発熱機能を有する複層ガラス。
  2. 【請求項2】前記枠体の外周に中空体を添設し、前記枠
    体内の空間部から導出させた配線を中空体内の空間部を
    通過させると共に、前記配線の各部材からの導出部分を
    絶縁させたことを特徴とする請求項1に記載の発熱機能
    を有する複層ガラス。
  3. 【請求項3】前記枠体または枠体に添設されて成る各種
    の中空体の一部に窓部を設けると共に該窓部からそれぞ
    れの部材の中空部内に配線の端子部を収容したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の発熱機能を有
    する複層ガラス。
  4. 【請求項4】前記窓部に取り外しまたは開閉可能な蓋部
    を設けたことを特徴とする請求項3に記載の発熱機能を
    有する複層ガラス。
JP10376495A 1998-02-24 1998-12-25 発熱機能を有する複層ガラス Pending JP2000191345A (ja)

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KR1019990062734A KR100865867B1 (ko) 1998-12-25 1999-12-27 발열기능을 갖는 투광성 판재와 이 판재를 이용한 시스템
CNB991229592A CN1158905C (zh) 1998-12-25 1999-12-27 具有发热功能的透光性板材及使用该板材的系统
EP99310622A EP1017254A1 (en) 1998-12-25 1999-12-29 Light transmitting sheet material with an electrically heatable surface

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