JP2000191210A - 排紙装置 - Google Patents

排紙装置

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JP2000191210A
JP2000191210A JP10371972A JP37197298A JP2000191210A JP 2000191210 A JP2000191210 A JP 2000191210A JP 10371972 A JP10371972 A JP 10371972A JP 37197298 A JP37197298 A JP 37197298A JP 2000191210 A JP2000191210 A JP 2000191210A
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/512Changing form of handled material
    • B65H2301/5125Restoring form
    • B65H2301/51256Removing waviness or curl, smoothing
    • B65H2301/512565Removing waviness or curl, smoothing involving tri-roller arrangement

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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カールを矯正される対象が紙であったり樹脂
フイルム等のシート材であってもその表面を傷つけるこ
となくカールの矯正を行える構成を備えた排紙装置をを
提供する。 【解決手段】 排紙部に設けられた排出ローラ5とこの
排出ローラ5の周方向に沿って並列されて当接する一対
のカール矯正ローラ1、2とを備えた排紙装置におい
て、上記一対のカール矯正ローラ1、2に有する回転軸
1A、2Aを支持する軸支片3Aとこれら軸支片3A同
士を連結する基片3Bとを備えた軸受け部材3を有し、
上記軸受け部材3の軸支片3Aの上部には、上記一対の
カール矯正ローラ1、2の軸挿通部間に亘る長さを有し
た立ち上げ片3Dが形成され、その立ち上げ片3Dの頂
部が下方に向け折り返されたガイド面3Eを構成してい
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙装置に関し、
さらに詳しくは、排紙に用いられるローラの支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタあるいはファクシミリ
装置などの電子写真複写プロセスを実行する画像形成装
置においては、潜像担持体上に形成された静電潜像を現
像プロセスにおいて可視像処理した後、その可視像を記
録媒体の一つである記録用紙(以下、用紙という)に対
して静電転写し、転写された可視像が、例えば、加熱定
着されて複写物あるいは記録物として得られるようにな
っている。用紙は、定着後に排紙装置によって排紙部に
向け排出されるが、その構成の一つとして、図6に示す
構成がある。図6において排紙装置は、互いに対向当接
するローラA、Bを備えており、定着装置Cから繰り出
された用紙Sを挟持搬送して排紙トレイDに向け排出す
る。
【0003】しかし、この構成では、用紙Sにカールが
生じていると、ローラA、Bを通過した用紙Sの先端が
カールの生じている方向に向け進行し、排紙トレイD面
に衝突してしまい、用紙Sを円滑に排紙トレイD上に排
出できずに紙詰まり、いわゆるジャムを起こしてしまう
場合がある。この原因の一つとして、定着装置Cとロー
ラA、B同士の当接位置との間の距離がある。この距離
は、画像形成装置の大きさを決定する要因の一つであ
り、距離を長くすると画像形成装置の丈が大きくなる。
このため、距離を短くした場合には定着装置Cから繰り
出された用紙Sの搬送経路が急激に曲げられてしまう場
合があり、これによって、用紙Sに曲げ癖、いわゆる、
カールが生じやすくなる。また、定着装置Cを通過した
用紙Sには、表裏において保湿状態が異なることがあ
り、上下方向で排紙トレイDと同じ側に加熱源側のロー
ラC1を配置した場合には、このローラC1と接触しな
い用紙Sの面が膨張しやすく、これによっても、図6に
示す状態に用紙Sがカールを生じる。
【0004】従来、このような用紙Sに生じるカールを
なくすために、図7に示す構成の排紙装置が用いられて
いる。図7において、排紙装置は、ローラAの周方向に
沿って一対のローラB、B1を当接させた構成を備えて
いる。この構成では、用紙SがローラAの周方向に沿わ
されて移動し、ローラB、B1間でカールしようとする
方向と逆方向に折り返された状態となり、カールが矯正
され、用紙Sの先端が垂れ落ちない状態で繰り出され
る。このため、一対のローラB、B1は、カール矯正ロ
ーラとして機能している。
【0005】しかし、このような一対のローラB、B1
を対向するローラAに当接させた構成では、並列された
ローラB、B1間を移動する用紙の先端がその移動方向
前方に位置するローラB1の周面に突き当たり、紙詰ま
りの原因となる。図8は、この状態を示しており、ロー
ラB、B1に用紙Sの面が行き渡ることで初めて上述し
たカールの矯正が行えるものの、用紙Sの移動方向前側
のローラB1に挟持されるまでの間、カールが生じたま
まの用紙Sは、用紙Sの移動方向後側のローラBを通過
した位置で先端が挟持されない状態となり、カールによ
ってローラB1の周面に突き当たる。
【0006】この不具合を解消するためには、並列され
たローラB、B1の近傍にガイド部材を配置することが
考えられるが、このような特別な構成を設けることはコ
ストの上昇を招く。
【0007】そこで、図9に示すように、ローラB、B
1の軸受け部材Eを利用することが提案されている。軸
受け部材Eは、ローラB、B1の軸支片E1がローラの
軸方向両端に形成された弾性板であり、軸支片E1の上
部には、ローラB、B1とローラAとの当接周面に近接
する立ち上げ片部E2が形成されている。このような構
成においては、ローラBから繰り出された用紙Sの先端
がローラB1の周面に突き当たる方向に移動するのを立
ち上げ片E2の存在によって阻止され、その立ち上げ片
E2にガイドされてローラB1とローラAとの挟持位置
に向け移動する。用紙Sは、ローラA、B1の軸方向に
相当する幅方向の両端を上記立ち上げ片E2に当接させ
るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の軸
受け部材Eを設けた場合には、次のような問題がある。
軸受け部材Eの立ち上げ片E2に対して用紙Sの幅方向
両側の面が摺擦されることになり、この結果、用紙Sに
代えてOHPなどの樹脂フイルムからなるシート材を用
いた場合には、その表面に傷が付く。つまり、立ち上げ
片E2は、単に立ち上げただけのものであるために、そ
の上部にエッジが残っており、このエッジによって樹脂
フイルムの面が摺擦されると傷が付いてしまう。特に、
立ち上げ片E2の板厚が薄い場合にはエッジが鋭くなっ
た状態となり、傷つきやすくなる。
【0009】本発明の目的は、上記従来の排紙装置、特
にカールを矯正するための構成を備えた排紙装置におけ
る問題に鑑み、カールを矯正される対象が紙であったり
樹脂フイルム等のシート材であってもその表面を傷つけ
ることなくカールの矯正を行える構成を備えた排紙装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
排紙部に設けられた排出ローラとこの排出ローラの周方
向に沿って並列されて当接する一対のカール矯正ローラ
とを備えた排紙装置において、上記一対のカール矯正ロ
ーラの回転軸を支持する軸支片とこれら軸支片同士を連
結する基片とを有する軸受け部材を具備し、上記軸受け
部材の軸支片の上部には、上記一対のカール矯正ローラ
の軸挿通部間に亘る長さを有した立ち上げ片が形成さ
れ、その立ち上げ片の頂部が下方に向け折り返されたガ
イド面を構成していることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の排
紙装置において、上記軸受け部材の立ち上げ片は、上記
一対のカール矯正ローラにおける軸方向両端部近傍で、
上記一対のカール矯正ローラの並列方向において上記両
方のカール矯正ローラの周面の一部にオーバラップした
状態で形成されていることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の排
紙装置において、上記軸受け部材は弾性部材で構成さ
れ、上記基片から下方に向け延出された加圧片を有し、
該加圧片の撓み変形による弾性復元力を利用して上記一
対のカール矯正ローラが上記排出ローラに圧接させる態
位を維持されることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の排
紙装置において、上記一対のカール矯正ローラは、一方
が弾性体で、他方が樹脂製でそれぞれ構成されているこ
とを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の排
紙装置において、上記一対のカール矯正ローラは、上記
排出ローラの軸方向に沿って複数配置されており、その
うちの少なくとも上記排出ローラの軸方向中央寄りに位
置するカール矯正ローラには、その周面に用紙に対する
挟持圧を高める用紙蹴飛ばし用の突起が設けられている
ことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明の
実施の形態を説明する。
【0016】図1は、図6に示したローラAが相当する
排出ローラに対して、図9に示した一対のローラB、B
1に相当するカール矯正ローラを当接させるためのカー
ル矯正ローラの支持構造を示す斜視図である。図1にお
いて、カール矯正ローラ1、2は、図9に示した例と同
様に、図示しない排出ローラの周方向に沿って一対で設
けられ、その支軸1A、2Aが後述する軸受け部材3に
よって回転自在に支持されている。本実施例では、上記
カール矯正ローラ1、2の材質が異なっており、後述す
る加圧片3C側に位置して用紙の排出方向後方側に位置
する一方のカール矯正ローラ2が樹脂製であり、用紙の
移動方向前方側に位置する他方のカール矯正ローラ1が
ゴムなどの弾性材が用いられている。このような材質の
特定により、排出される用紙Sが排出ローラ(図2にお
いて符号5で示すローラ)との間に挟持された際、カー
ル矯正ローラ1側での摩擦係数が高いことにより先端が
繰り出されやすくされる。軸受け部材3は、弾性材料か
らなる板バネ部材が用いられ、支軸1A、2Aが挿通さ
れる軸支片3Aとこれら軸支片3A同士を連結する基片
3Bと加圧片3Cとを備えている。
【0017】軸支片3Aは、基片3Bからカール矯正ロ
ーラ1、2の軸方向両端近傍に位置する幅を持たせて垂
直方向に折り曲げられ、加圧片3Cは、軸支片3A間で
これら軸支片3Aとは反対方向に傾斜させて折り曲げら
れて形成されている。加圧片3Cの傾斜角度は、図2に
示すように、不動部4に取り付けられた際、一対のカー
ル矯正ローラ1、2が排出ローラ(便宜上、符号5で示
す)の周面に圧接できる角度に設定されている。
【0018】図1において、軸支片3Aには、支軸1
A、2Aが挿通されている位置の間に立ち上げ片3Dが
設けられている。立ち上げ片3Dは、図3に示すよう
に、軸支片3Aにおける支軸1A、2Aの挿通部間に亘
る長さを有している。この長さ(図3中、符号Lで示
す)としては、図3において、カール矯正ローラ1、2
の並列方向で、符号L1で示すカール矯正ローラ1、2
の周面間の距離に対して、L>L1となる関係を設定さ
れている。つまり、カール矯正ローラ1、2の周面の一
部にオーバラップすることができる長さに設定されてい
る。これにより、一方のカール矯正ローラ2を通過した
用紙Sの先端は他方のカール矯正ローラ1の周面に突き
当たる向きに移動しようとしても、立ち上げ片3Dが他
方のカール矯正ローラ1の近傍まで延長されていること
により、その移動を阻まれたままで他方のカール矯正ロ
ーラ1と排出ローラ5との挟持位置に達することができ
る。
【0019】図1および図2において立ち上げ片3D
は、排出ローラ5の周面近傍に頂部を有しており、その
頂部が下方に向け折り返されてガイド面3Eを構成して
いる。ガイド面3Eは、立ち上げ片3Dが折り返される
ことで立ち上げ片3Dの板厚よりも広い面積を有し、カ
ール矯正ローラ1、2間を移動する用紙S(図3参照)
をガイドすることができるようになっている。
【0020】本実施例は以上のような構成であるから、
図2に示すように、加圧片3Cが画像形成装置の不動部
4に取り付けられる。加圧片3Cが不動部4に取り付け
られると加圧片3Cの傾斜角度によって一対のカール矯
正ローラ1、2が排出ローラ5に圧接することができ
る。このとき、不動部4に対する加圧片3Cの上下方向
での取付位置を調整することで、加圧片3Cに生じる撓
み変形量が変化し、図3において符号Fで示すように、
カール矯正ローラ1、2に作用する加圧片3Cの弾性復
元力の強さを異ならせることができる。これにより、排
出ローラ5に対して加圧片3Cの撓み変形による弾性復
元力を利用してカール矯正ローラ1、2を圧接させた態
位に維持することができる。
【0021】図9に示した定着装置Cから繰り出された
用紙Sが移動方向の後方に位置するカール矯正ローラ2
に達すると、そのカール矯正ローラ2と排出ローラ5と
で挟持されて用紙Sが移動方向の前方に位置するカール
矯正ローラ1に向け移動する。図3において、カール矯
正ローラ2から繰り出された用紙Sの先端は、他方のカ
ール矯正ローラ1に達するまでの間、ガイド面3E上を
滑走する。ガイド面3Eは、軸支片3Aの板厚よりも広
い面積を有しているので、いわゆる、エッジが存在して
おらず、この面を滑走する用紙Sとの間で摺動抵抗が小
さくなる。このため、用紙Sは、移動方向と反対側の抵
抗を受けるものの、摺動抵抗が小さいことにより移動方
向と逆方向に引かれる強さが弱く、引き裂かれるような
ことがない。従って、表面硬度が低いOHPなどの樹脂
フイルムを排出する場合においても、摺動抵抗が小さく
なることにより、表面への傷付けが発生しない。
【0022】本実施例によれば、加圧片3Cを不動部4
に取り付ける際、加圧片3Cを不動部4の高さ方向に位
置調整してカール矯正ローラ1、2の当接力を調整でき
るようになっているので、軸支片3Aにおける支軸挿通
部の加工誤差による当接力の悪化を防止することが可能
となる。
【0023】次に、本発明の別実施例を説明する。図1
に示した一対のカール矯正ローラ1、2を軸支している
軸受け部材3は、図4に示すように、排出ローラ5の軸
方向で複数箇所に配置される。図4に示す例では、4カ
所に配置されている。今、便宜上、排出ローラ5の軸方
向で中央寄りに位置する2個の軸受け部材3を持つカー
ル矯正ローラ群を符号10で示し、軸方向端部側に位置
する2個の軸受け部材3を持つカール矯正ローラ群を符
号20で示す。図4において、各ローラ群のうち、排出
ローラ5の軸方向中央寄りのローラ群10は、図5
(A)、(B)に示すように、周方向で180度位相を
異ならせた位置に突起10Aが設けられている。この突
起10Aは、用紙Sに対する挟持圧を高めて用紙Sを強
引に繰り出して蹴飛ばすような作用を行う。これによ
り、用紙Sを配紙装置から確実に排出できるようになっ
ている。
【0024】図4に示した各ローラ群10、20におい
て軸受け部材3により支持されているカール矯正ローラ
1、2の配列構成、つまり、用紙の移動方向前方側と後
方側とに位置するカール矯正ローラ1、2同士の材質の
組み合わせとしては、各ローラ群において図1に示した
場合の材質関係とする他に、排出ローラ5の軸方向端部
側に位置するローラ群20において、図1に示した材質
関係を逆の関係とし、用紙の移動方向後方側に弾性体を
用いたカール矯正ローラ1を、そして用紙の移動方向前
方側に樹脂製のカール矯正ローラ2を配列するようにし
てもよい。このようにすることで、排出ローラ5の軸方
向中央部に位置するローラ群10において用紙に対する
挟持圧が高められて先端が繰り出される際に用紙の幅方
向に対応するローラ群20での摩擦係数を小さくしてロ
ーラ群10での繰り出し作用に抵抗が生じないようにす
ることができる。これにより、用紙の幅方向に皺が生じ
たりあるいは幅方向両端に向け引き動かされてしまうの
を未然に防止することができる。
【0025】このような構成においては、排出ローラ5
の軸方向中央部に位置するローラ群10によって用紙に
対する挟持圧が高められて先端を繰り出し易くされるの
で、確実に排出することができ、ジャム等の不具合を未
然に防止することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、軸受け部
材の軸支片に形成されている立ち上げ片の頂部が立ち上
げ片の板厚よりも広い面積を持つガイド片とされている
ので、排出される用紙を含めてシート材が受ける摺動抵
抗を小さくすることができる。これにより、摺動抵抗の
増加による引きずり作用をなくしてシート材が傷つくの
を未然に防止することが可能となる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、一対のカー
ル矯正ローラの周面の一部にオーバラップする状態で軸
受け部材の立ち上げ片が形成されているので、一方のカ
ール矯正ローラから繰り出された用紙の先端は他方のカ
ール矯正ローラの周面に向け垂れ下がろうとしても、立
ち上げ片が他方のカール矯正ローラの近傍まで延長され
ていることにより、垂れ下がることなく他方のカール矯
正ローラと排出ローラとの挟持位置に達することができ
る。これにより、摺動抵抗を受けさせることなく用紙を
即座にカール矯正ローラと排出ローラとの挟持位置に持
ち来してジャムが発生するのを未然に防止することが可
能になる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、軸受け部材
の加圧片の撓み変形による弾性復元力を利用して一対の
カール矯正ローラを排出ローラに圧接させるようになっ
ているので、用紙の搬送力が有効に作用する圧接力を簡
単に得ることができる。これにより、排出ローラと一対
のカール矯正ローラとの位置関係がずれている場合で
も、加圧片の撓み変形量を変更することで排出ローラと
カール矯正ローラとの圧接力を適正化することができ、
確実に用紙の排出を行うことが可能になる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、一対で設け
られているカール矯正ローラ同士の材質を異ならせるこ
とにより、用紙の移動方向前方側に摩擦係数の高い材質
のカール矯正ローラを配置することで用紙の先端を確実
に繰り出させることができると共に、そのカール矯正ロ
ーラにより引き動かされる用紙の移動方向後方のカール
矯正ローラの抵抗を軽減して先端を容易に繰り出させる
ことが可能となり、ジャムなどを未然に防止することが
できる。
【0030】請求項5記載の発明によれば、用紙の幅方
向に相当する排出ローラの軸方向で中央部では挟持圧を
高めて用紙を確実に繰り出す蹴飛ばし作用が得られ、軸
方向端部側では中央部での蹴飛ばしを阻害しないように
して用紙の幅方向で皺などが発生するのを防止してジャ
ムや幅方向での裂けなどの不具合を未然に防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための排紙装置
に用いられる軸受け部材の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示した軸受け部材の実装状態を説明する
ための側面図である。
【図3】図1に示した軸受け部材の部分的な側面図であ
る。
【図4】図1に示した軸受け部材を備えたカール矯正ロ
ーラを排出ローラと組み合わせた場合の配置関係を説明
するための正面図である。
【図5】図4に示したカール矯正ローラの一つの構成を
説明するための斜視図であり、(A)は、排出ローラの
軸方向中央寄りに位置するカール矯正ローラの側面図、
(B)は(A)に示したカール矯正ローラの斜視図であ
る。
【図6】従来の排紙装置の構成を説明するための模式図
である。
【図7】図6に示した構成の不具合を解消する構成を説
明するための模式図である。
【図8】図7に示した構成の不具合を説明するための模
式図である。
【図9】図8に示した不具合を解消する従来構成を説明
するための模式図である。
【符号の説明】
1 用紙の移動方向前方側に位置するカール矯
正ローラ 1A 支軸 2 用紙の移動方向後方側に位置するカール矯
正ローラ 2A 支軸 3 軸受け部材 3A 軸支片 3B 基片 3C 加圧片 3D 立ち上げ片 3E ガイド面 4 不動部 5 排出ローラ 10 排出ローラの軸方向中央側に位置するカー
ル矯正ローラを備えたローラ群 10A 突起 20 排出ローラの軸方向外側に位置するカール
矯正ローラを備えたローラ群

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排紙部に設けられた排出ローラとこの排出
    ローラの周方向に沿って並列されて当接する一対のカー
    ル矯正ローラとを備えた排紙装置において、 上記一対のカール矯正ローラの回転軸を支持する軸支片
    とこれら軸支片同士を連結する基片とを有する軸受け部
    材を具備し、 上記軸受け部材の軸支片の上部には、上記一対のカール
    矯正ローラの軸挿通部間に亘る長さを有した立ち上げ片
    が形成され、その立ち上げ片の頂部が下方に向け折り返
    されたガイド面を構成していることを特徴とする排紙装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排紙装置において、 上記軸受け部材の立ち上げ片は、上記一対のカール矯正
    ローラにおける軸方向両端部近傍で、上記一対のカール
    矯正ローラの並列方向において上記両方のカール矯正ロ
    ーラの周面の一部にオーバラップした状態で形成されて
    いることを特徴とする排紙装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の排紙装置において、 上記軸受け部材は弾性部材で構成され、上記基片から下
    方に向け延出された加圧片を有し、該加圧片の撓み変形
    による弾性復元力を利用して上記一対のカール矯正ロー
    ラが上記排出ローラに圧接させる態位を維持されること
    を特徴とする排紙装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の排紙装置において、 上記一対のカール矯正ローラは、一方が弾性体で、他方
    が樹脂製でそれぞれ構成されていることを特徴とする排
    紙装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の排紙装置において、 上記一対のカール矯正ローラは、上記排出ローラの軸方
    向に沿って複数配置されており、そのうちの少なくとも
    上記排出ローラの軸方向中央寄りに位置するカール矯正
    ローラには、その周面に用紙に対する挟持圧を高める用
    紙蹴飛ばし用の突起が設けられていることを特徴とする
    排紙装置。
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