JP2000190902A - 箱詰装置 - Google Patents
箱詰装置Info
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- JP2000190902A JP2000190902A JP10366371A JP36637198A JP2000190902A JP 2000190902 A JP2000190902 A JP 2000190902A JP 10366371 A JP10366371 A JP 10366371A JP 36637198 A JP36637198 A JP 36637198A JP 2000190902 A JP2000190902 A JP 2000190902A
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Links
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- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 6
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
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- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000012858 packaging process Methods 0.000 description 2
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- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
- Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カートン搬送経路の円弧状区間でもフラップ
折込動作や物品投入動作を実行できるようにすること。 【解決手段】 直線状区間(1a)とこれに続く円弧状区間
(1b)を通過するループ状経路にて走行する水平なループ
状走行体(1) と、ループ状走行体(1) からこれの走行域
の外周側に突出し且つカートン(8) の矩形筒状の胴部(8
0)を前記走行方向の前後から爪部(21)(22)により挟持す
る為の挟持具(2) と、を具備し、前記挟持状態のカート
ン(8) が直線状区間(1a)及び円弧状区間(1b)を搬送され
る間に、カートン(8) への物品(7) の箱詰工程を実行す
る箱詰装置において、爪部(21)(22)のループ状走行体
(1) への取付姿勢は、直線状区間(1a)にて胴部(80)を密
に挟持するように設定され、爪部(21)(22)間にて胴部(8
0)表面を吸着する吸着ヘッド(3a)を円弧状区間(1b)に亙
ってループ状走行体(1) と同期的に同方向に移動させる
吸着保持機構(3) を設けたこと。
折込動作や物品投入動作を実行できるようにすること。 【解決手段】 直線状区間(1a)とこれに続く円弧状区間
(1b)を通過するループ状経路にて走行する水平なループ
状走行体(1) と、ループ状走行体(1) からこれの走行域
の外周側に突出し且つカートン(8) の矩形筒状の胴部(8
0)を前記走行方向の前後から爪部(21)(22)により挟持す
る為の挟持具(2) と、を具備し、前記挟持状態のカート
ン(8) が直線状区間(1a)及び円弧状区間(1b)を搬送され
る間に、カートン(8) への物品(7) の箱詰工程を実行す
る箱詰装置において、爪部(21)(22)のループ状走行体
(1) への取付姿勢は、直線状区間(1a)にて胴部(80)を密
に挟持するように設定され、爪部(21)(22)間にて胴部(8
0)表面を吸着する吸着ヘッド(3a)を円弧状区間(1b)に亙
ってループ状走行体(1) と同期的に同方向に移動させる
吸着保持機構(3) を設けたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、箱詰装置、特
に、カートンの矩形筒状の胴部がループ状経路の所定区
間を搬送する間に、カートンへの物品の箱詰工程を実行
する箱詰装置に関するものである。
に、カートンの矩形筒状の胴部がループ状経路の所定区
間を搬送する間に、カートンへの物品の箱詰工程を実行
する箱詰装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の箱詰装置の平面図であ
り、図10は、前記箱詰装置の直線状区間(9a)(9c)での
カートン保持状態を示す斜視図である。この従来の箱詰
装置は、図9に示すように、一対のスプロケット(91)(9
2)に掛け渡されて水平なループ状経路にて走行するチェ
ーン(90)と、このチェーン(90)から外周側に突出して前
記走行方向に対向する一対の爪部(93)よりなるカートン
保持用の挟持具(K) と、を具備している。
り、図10は、前記箱詰装置の直線状区間(9a)(9c)での
カートン保持状態を示す斜視図である。この従来の箱詰
装置は、図9に示すように、一対のスプロケット(91)(9
2)に掛け渡されて水平なループ状経路にて走行するチェ
ーン(90)と、このチェーン(90)から外周側に突出して前
記走行方向に対向する一対の爪部(93)よりなるカートン
保持用の挟持具(K) と、を具備している。
【0003】そして、スプロケット(91)(92)及びチェー
ン(90)からなるループ状走行体は上下に並設されてお
り、各チェーン(90)に対して挟持具(K) が前記走行方向
に複数並んでいる。従って、上下の挟持具(K) の各々
は、チェーン(90)の走行によって、カートン(8) の受取
位置(A) から取出位置(B) まで移動した後に再び受取位
置(A) に復帰するものとなる。
ン(90)からなるループ状走行体は上下に並設されてお
り、各チェーン(90)に対して挟持具(K) が前記走行方向
に複数並んでいる。従って、上下の挟持具(K) の各々
は、チェーン(90)の走行によって、カートン(8) の受取
位置(A) から取出位置(B) まで移動した後に再び受取位
置(A) に復帰するものとなる。
【0004】尚、受取位置(A) は、スプロケット(92)か
らスプロケット(91)までの直線状区間(9a)の上流端にあ
り、取出位置(B) は、スプロケット(91)からスプロケッ
ト(92)までの直線状区間(9c)の下流端にある。そして、
直線状区間(9a)の中程から直線状区間(9c)の下流端まで
の間には、下方の挟持具(K) 群の下方に配置され且つ爪
部(93)間にあるカートン(8) を支持する為の支持壁(95)
が設けられている。
らスプロケット(91)までの直線状区間(9a)の上流端にあ
り、取出位置(B) は、スプロケット(91)からスプロケッ
ト(92)までの直線状区間(9c)の下流端にある。そして、
直線状区間(9a)の中程から直線状区間(9c)の下流端まで
の間には、下方の挟持具(K) 群の下方に配置され且つ爪
部(93)間にあるカートン(8) を支持する為の支持壁(95)
が設けられている。
【0005】更に、受取位置(A) の側方の所定位置に
は、扁平に折り畳まれた複数のカートン(8) を重合せ状
態に保持するストック部(98)が設けられている。このも
のでは、ストック部(98)で保持されているカートン(8)
が1枚づつバキュームヘッド(図示せず)で吸着されて
ストック部(98)から取り出される。そして、ストック部
(98)から取り出されたカートン(8) の胴部(80)が上下に
開放する矩形筒状に成形されると共に、胴部(80)が受取
位置(A) にある爪部(93)間に挿入される。
は、扁平に折り畳まれた複数のカートン(8) を重合せ状
態に保持するストック部(98)が設けられている。このも
のでは、ストック部(98)で保持されているカートン(8)
が1枚づつバキュームヘッド(図示せず)で吸着されて
ストック部(98)から取り出される。そして、ストック部
(98)から取り出されたカートン(8) の胴部(80)が上下に
開放する矩形筒状に成形されると共に、胴部(80)が受取
位置(A) にある爪部(93)間に挿入される。
【0006】このとき、爪部(93)の各々は、チェーン(9
0)のリンクに直角に取り付けられており、相互に平行な
一対の爪部(93)の内側間隔は、胴部(80)の前後幅に一致
する大きさに設定されていることから、受取位置(A) で
は、爪部(93)により胴部(80)が密に挟持されたものとな
る。この挟持状態にて上記バキュームヘッドの吸着力が
解除され、この後、チェーン(90)の各々が図9の矢印の
方向に走行する。そして、直線状区間(9a)では胴部(80)
が爪部(93)により密に挟持されているから、このカート
ン(8) が確実に保持された状態でチェーン(90)と同期的
に同方向に搬送される。
0)のリンクに直角に取り付けられており、相互に平行な
一対の爪部(93)の内側間隔は、胴部(80)の前後幅に一致
する大きさに設定されていることから、受取位置(A) で
は、爪部(93)により胴部(80)が密に挟持されたものとな
る。この挟持状態にて上記バキュームヘッドの吸着力が
解除され、この後、チェーン(90)の各々が図9の矢印の
方向に走行する。そして、直線状区間(9a)では胴部(80)
が爪部(93)により密に挟持されているから、このカート
ン(8) が確実に保持された状態でチェーン(90)と同期的
に同方向に搬送される。
【0007】そして、この直線状区間(9a)では、カート
ン(8) の下方の一対のサイドフラップ(81)が折り込まれ
た後に下方の差込フラップ(83)が折り込まれて、胴部(8
0)の下端が閉じられる。この後、胴部(80)の下端が支持
壁(95)により支持され、この支持状態で胴部(80)に物品
(7) が投入される。この後、前記支持状態のまま、直線
状区間(9a)に続く円弧状区間(9b)を通過して更に直線状
区間(9c)に到達する。この直線状区間(9c)では、カート
ン(8) の上方のサイドフラップ(82)が折り込まれた後に
上方の差込フラップ(84)が折り込まれて、胴部(80)の上
端が閉じられる。これによって、物品(7) がカートン
(8) に箱詰されたものとなる。
ン(8) の下方の一対のサイドフラップ(81)が折り込まれ
た後に下方の差込フラップ(83)が折り込まれて、胴部(8
0)の下端が閉じられる。この後、胴部(80)の下端が支持
壁(95)により支持され、この支持状態で胴部(80)に物品
(7) が投入される。この後、前記支持状態のまま、直線
状区間(9a)に続く円弧状区間(9b)を通過して更に直線状
区間(9c)に到達する。この直線状区間(9c)では、カート
ン(8) の上方のサイドフラップ(82)が折り込まれた後に
上方の差込フラップ(84)が折り込まれて、胴部(80)の上
端が閉じられる。これによって、物品(7) がカートン
(8) に箱詰されたものとなる。
【0008】この状態のカートン(8) が直線状区間(9c)
にある取出位置(B) に達すると、挟持具(K) (爪部(93)
間)からカートン(8) が取り出される。
にある取出位置(B) に達すると、挟持具(K) (爪部(93)
間)からカートン(8) が取り出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、直線状区間(9a)(9c)では、フラップ折込動作や物
品投入動作が実行されるが、これら動作が円弧状区間(9
b)では実行されない。これは、カートン(8) を挟む爪部
(93)の各々がチェーン(90)に一体的に連設されており、
チェーン(90)が円弧状区間(9b)で円弧状に屈曲すると、
爪部(93)の各々が拡開してカートン(8) の挟持状態が緩
んで、カートン(8) の搬送状態が不安定となるからであ
る。
うに、直線状区間(9a)(9c)では、フラップ折込動作や物
品投入動作が実行されるが、これら動作が円弧状区間(9
b)では実行されない。これは、カートン(8) を挟む爪部
(93)の各々がチェーン(90)に一体的に連設されており、
チェーン(90)が円弧状区間(9b)で円弧状に屈曲すると、
爪部(93)の各々が拡開してカートン(8) の挟持状態が緩
んで、カートン(8) の搬送状態が不安定となるからであ
る。
【0010】従って、円弧状区間(9b)がフラップ折込動
作や物品投入動作に寄与しないものとなり、箱詰工程に
要するカートン(8) の搬送経路が長くなると共に、箱詰
処理時間が長くなる。本発明は、カートン搬送経路の円
弧状区間でもフラップ折込動作や物品投入動作を実行で
きるようにして、箱詰工程に要するカートン搬送経路全
体を短くすると共に、箱詰処理時間を短縮することを課
題とする。
作や物品投入動作に寄与しないものとなり、箱詰工程に
要するカートン(8) の搬送経路が長くなると共に、箱詰
処理時間が長くなる。本発明は、カートン搬送経路の円
弧状区間でもフラップ折込動作や物品投入動作を実行で
きるようにして、箱詰工程に要するカートン搬送経路全
体を短くすると共に、箱詰処理時間を短縮することを課
題とする。
【0011】[1項]
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために講じた本発明の解決手段は、『水平面上に形成さ
れた直線状区間とこれに続く円弧状区間とを通過するル
ープ状経路にて走行するループ状走行体と、前記ループ
状走行体に連設されて走行域の外周側に突出し且つカー
トンの矩形筒状の胴部を前記走行方向の前後から一対の
爪部により挟持する為の挟持具と、を具備し、前記ルー
プ状走行体の走行によって前記挟持具に挟持された前記
カートンが前記直線状区間及び前記円弧状区間を搬送さ
れる間に、前記カートンへの物品の箱詰工程を実行する
箱詰装置において、前記一対の爪部の前記ループ状走行
体への取付姿勢は、前記直線状区間にて前記カートンの
胴部を密に挟持するように設定され、前記一対の爪部間
にて前記カートンの胴部表面を吸着する吸着ヘッドを前
記円弧状区間に亙って前記ループ状走行体と同期的に同
方向に移動させる吸着保持機構を設けたことを特徴とす
る』ものである。
ために講じた本発明の解決手段は、『水平面上に形成さ
れた直線状区間とこれに続く円弧状区間とを通過するル
ープ状経路にて走行するループ状走行体と、前記ループ
状走行体に連設されて走行域の外周側に突出し且つカー
トンの矩形筒状の胴部を前記走行方向の前後から一対の
爪部により挟持する為の挟持具と、を具備し、前記ルー
プ状走行体の走行によって前記挟持具に挟持された前記
カートンが前記直線状区間及び前記円弧状区間を搬送さ
れる間に、前記カートンへの物品の箱詰工程を実行する
箱詰装置において、前記一対の爪部の前記ループ状走行
体への取付姿勢は、前記直線状区間にて前記カートンの
胴部を密に挟持するように設定され、前記一対の爪部間
にて前記カートンの胴部表面を吸着する吸着ヘッドを前
記円弧状区間に亙って前記ループ状走行体と同期的に同
方向に移動させる吸着保持機構を設けたことを特徴とす
る』ものである。
【0013】このものでは、直線状区間にて、ループ状
走行体に連設された前記一対の爪部がカートンの胴部を
密に挟持することから、このカートンがループ状走行体
によって安定的に搬送されるものとなる。そして、ルー
プ状走行体への前記一対の爪部の取付姿勢が直線状区間
での前記した密な挟持状態となるように設定されている
ことから、円弧状区間では、前記一対の爪部の自由端間
が拡開して、前記一対の爪部によるカートンの挟持状態
が緩むものとなる。
走行体に連設された前記一対の爪部がカートンの胴部を
密に挟持することから、このカートンがループ状走行体
によって安定的に搬送されるものとなる。そして、ルー
プ状走行体への前記一対の爪部の取付姿勢が直線状区間
での前記した密な挟持状態となるように設定されている
ことから、円弧状区間では、前記一対の爪部の自由端間
が拡開して、前記一対の爪部によるカートンの挟持状態
が緩むものとなる。
【0014】しかし、この円弧状区間では、吸着ヘッド
がカートンの胴部表面に吸着し、そして、この吸着ヘッ
ドがループ状走行体と同期的に上記走行方向に移動する
から、このカートンは、吸着ヘッドにより吸着保持され
た状態で安定的に搬送されるものとなる。
がカートンの胴部表面に吸着し、そして、この吸着ヘッ
ドがループ状走行体と同期的に上記走行方向に移動する
から、このカートンは、吸着ヘッドにより吸着保持され
た状態で安定的に搬送されるものとなる。
【0015】
【発明の効果】本発明では、上記したように、直線状区
間だけでなく円弧状区間に於いてもカートンがループ状
走行体と同期して安定的に搬送されるから、円弧状区間
でもフラップ折込動作や物品投入動作を実行できるもの
となる。従って、箱詰工程に要するカートンの搬送経路
が短くなると共に、箱詰処理時間が短縮される。
間だけでなく円弧状区間に於いてもカートンがループ状
走行体と同期して安定的に搬送されるから、円弧状区間
でもフラップ折込動作や物品投入動作を実行できるもの
となる。従って、箱詰工程に要するカートンの搬送経路
が短くなると共に、箱詰処理時間が短縮される。
【0016】又、円弧状区間にてカートンの胴部を吸着
により保持する構成であるから、この円弧状区間でのカ
ートン搬送状態が確実に安定化されたものとなる。 [2項]前述した課題を解決するために講じた本願発明
の別の解決手段は、『水平面上に形成された直線状区間
とこれに続く円弧状区間とを通過するループ状経路にて
走行するループ状走行体と、前記ループ状走行体に連設
されて走行域の外周側に突出し且つカートンの矩形筒状
の胴部を前記走行方向の前後から一対の爪部により挟持
する為の挟持具と、を具備し、前記ループ状走行体の走
行によって前記挟持具に挟持された前記カートンが前記
直線状区間及び前記円弧状区間を搬送される間に、前記
カートンへの物品の箱詰工程を実行する箱詰装置におい
て、前記一対の爪部は、その自由端相互間が拡開・縮小
自在となるように前記ループ状走行体により揺動自在に
軸支され、前記一対の爪部が前記直線状区間では前記拡
開された状態で且つ前記円弧状区間では前記縮小されて
前記カートンの胴部を密に挟持するように、前記一対の
爪部の自由端相互間を拡開・縮小させる開閉駆動機構を
具備することを特徴とする』ものである。
により保持する構成であるから、この円弧状区間でのカ
ートン搬送状態が確実に安定化されたものとなる。 [2項]前述した課題を解決するために講じた本願発明
の別の解決手段は、『水平面上に形成された直線状区間
とこれに続く円弧状区間とを通過するループ状経路にて
走行するループ状走行体と、前記ループ状走行体に連設
されて走行域の外周側に突出し且つカートンの矩形筒状
の胴部を前記走行方向の前後から一対の爪部により挟持
する為の挟持具と、を具備し、前記ループ状走行体の走
行によって前記挟持具に挟持された前記カートンが前記
直線状区間及び前記円弧状区間を搬送される間に、前記
カートンへの物品の箱詰工程を実行する箱詰装置におい
て、前記一対の爪部は、その自由端相互間が拡開・縮小
自在となるように前記ループ状走行体により揺動自在に
軸支され、前記一対の爪部が前記直線状区間では前記拡
開された状態で且つ前記円弧状区間では前記縮小されて
前記カートンの胴部を密に挟持するように、前記一対の
爪部の自由端相互間を拡開・縮小させる開閉駆動機構を
具備することを特徴とする』ものである。
【0017】ここで、開閉駆動機構とは、例えば、一対
の爪部の自由端相互間を往復駆動機構又はカム機構によ
って拡開・縮小する構成であって、円弧状区間にて前記
縮小する構成のものである。このものでは、挟持具の一
対の爪部は、ループ状走行体により揺動自在に軸支され
ており、直線状区間では、開閉駆動機構により前記一対
の爪部の自由端相互間が拡開された状態にて前記一対の
爪部がカートンの胴部を密に挟持し、円弧状区間では、
開閉駆動機構により前記自由端相互間が縮小されて前記
一対の爪部がカートンの胴部を密に挟持する。
の爪部の自由端相互間を往復駆動機構又はカム機構によ
って拡開・縮小する構成であって、円弧状区間にて前記
縮小する構成のものである。このものでは、挟持具の一
対の爪部は、ループ状走行体により揺動自在に軸支され
ており、直線状区間では、開閉駆動機構により前記一対
の爪部の自由端相互間が拡開された状態にて前記一対の
爪部がカートンの胴部を密に挟持し、円弧状区間では、
開閉駆動機構により前記自由端相互間が縮小されて前記
一対の爪部がカートンの胴部を密に挟持する。
【0018】従って、直線状区間だけでなく円弧状区間
でもカートンが安定的に搬送されるから、円弧状区間で
もフラップ折込動作や物品投入動作を実行できるものと
なる。これによって、箱詰工程に要するカートンの搬送
経路が短くなると共に、箱詰処理時間が短縮される。更
に、直線状区間にてカートンを挟持した爪部の各々がそ
のまま円弧状区間でもカートンを挟持するから、直線状
区間から円弧状区間へのカートン搬送が確実且つスムー
ズとなる。
でもカートンが安定的に搬送されるから、円弧状区間で
もフラップ折込動作や物品投入動作を実行できるものと
なる。これによって、箱詰工程に要するカートンの搬送
経路が短くなると共に、箱詰処理時間が短縮される。更
に、直線状区間にてカートンを挟持した爪部の各々がそ
のまま円弧状区間でもカートンを挟持するから、直線状
区間から円弧状区間へのカートン搬送が確実且つスムー
ズとなる。
【0019】[3項]上記1又は2項に於いて、『前記
ループ状走行体は、前記挟持具の前記走行方向の前方側
の爪部のみを備えた第1走行体と、後方側の爪部のみを
備えた第2走行体と、からなり、前記第1走行体及び前
記第2走行体が同方向に走行するように並設された構成
であり、前記前方側の爪部と前記後方側の爪部との前記
走行方向の間隔を調節する為の前記第1走行体及び前記
第2走行体用の位相調節機構を具備する』ものでは、ル
ープ状走行体の第1走行体に挟持部の上記走行方向の前
方側の爪部のみが備えられ、第2走行体に後方側の爪部
のみが備えられている。
ループ状走行体は、前記挟持具の前記走行方向の前方側
の爪部のみを備えた第1走行体と、後方側の爪部のみを
備えた第2走行体と、からなり、前記第1走行体及び前
記第2走行体が同方向に走行するように並設された構成
であり、前記前方側の爪部と前記後方側の爪部との前記
走行方向の間隔を調節する為の前記第1走行体及び前記
第2走行体用の位相調節機構を具備する』ものでは、ル
ープ状走行体の第1走行体に挟持部の上記走行方向の前
方側の爪部のみが備えられ、第2走行体に後方側の爪部
のみが備えられている。
【0020】そして、第1走行体及び第2走行体の上記
走行方向の位相(相対位置)が位相調節機構により調節
されると、前方側の爪部と後方側の爪部との間隔が調節
される。例えば、第1走行体を走行方向に進めた位相に
すると、前記した爪部相互の間隔が広がり、逆に、第2
走行体を走行方向に進めた位相にすると、前記間隔が狭
くなる。
走行方向の位相(相対位置)が位相調節機構により調節
されると、前方側の爪部と後方側の爪部との間隔が調節
される。例えば、第1走行体を走行方向に進めた位相に
すると、前記した爪部相互の間隔が広がり、逆に、第2
走行体を走行方向に進めた位相にすると、前記間隔が狭
くなる。
【0021】従って、胴部の大きさの相違する複数種類
のカートンに対して、この箱詰装置を容易に適合させる
ことができる。 [4項]上記1〜3項の何れかに於いて、『前記直線状
区間にて前記カートンの胴部の下方のフラップを折り込
んで前記胴部下端を閉じる為の折込み機構と、前記円弧
状区間に亙って前記カートンの前記胴部下端を支持し且
つ前記円弧状区間に亙って前記ループ状走行体と同期的
に同方向に移動する支持体と、を具備する』ものでは、
直線状区間にて折込み機構によりカートンの胴部の下方
のフラップが折り込まれて胴部下端が閉じられ、これに
続く円弧状区間では、前記胴部下端が支持体により支持
されるから、円弧状区間でのカートン搬送状態が更に安
定化される。
のカートンに対して、この箱詰装置を容易に適合させる
ことができる。 [4項]上記1〜3項の何れかに於いて、『前記直線状
区間にて前記カートンの胴部の下方のフラップを折り込
んで前記胴部下端を閉じる為の折込み機構と、前記円弧
状区間に亙って前記カートンの前記胴部下端を支持し且
つ前記円弧状区間に亙って前記ループ状走行体と同期的
に同方向に移動する支持体と、を具備する』ものでは、
直線状区間にて折込み機構によりカートンの胴部の下方
のフラップが折り込まれて胴部下端が閉じられ、これに
続く円弧状区間では、前記胴部下端が支持体により支持
されるから、円弧状区間でのカートン搬送状態が更に安
定化される。
【0022】加えて、円弧状区間では、支持体がループ
状走行体と同期的に同方向に移動するから、この点で
も、円弧状区間でのカートン搬送状態が安定化される。
状走行体と同期的に同方向に移動するから、この点で
も、円弧状区間でのカートン搬送状態が安定化される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願考案の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。図1は、本願考案の実施の形
態に於ける箱詰装置の平面図であり、図2は、前記箱詰
装置をIIーIIから見た側面図であり、図3は、前記
箱詰装置のIIIーIII断面図であり、図4は、前記
箱詰装置の吸着ヘッド(3a)の断面図である。
図面に基づいて説明する。図1は、本願考案の実施の形
態に於ける箱詰装置の平面図であり、図2は、前記箱詰
装置をIIーIIから見た側面図であり、図3は、前記
箱詰装置のIIIーIII断面図であり、図4は、前記
箱詰装置の吸着ヘッド(3a)の断面図である。
【0024】この実施の形態の箱詰装置は、図1〜図3
に示すように、上下に並設された一対の水平なループ状
走行体(1) と、各ループ状走行体(1) に設けられたカー
トン(8) 保持用の挟持具(2) と、ループ状走行体(1) 相
互間に設けられた吸着保持機構(3) と、を具備してい
る。尚、カートン(8) は、従来の箱詰装置に用いたもの
(図10のもの)と同じであり、矩形筒状の胴部(80)の
両方の開放端縁の各短辺にサイドフラップ(81)(82)が連
設され、前記開放端縁の各々に於ける一方の長辺に差込
フラップ(83)(84)が連設された構成となっている。
に示すように、上下に並設された一対の水平なループ状
走行体(1) と、各ループ状走行体(1) に設けられたカー
トン(8) 保持用の挟持具(2) と、ループ状走行体(1) 相
互間に設けられた吸着保持機構(3) と、を具備してい
る。尚、カートン(8) は、従来の箱詰装置に用いたもの
(図10のもの)と同じであり、矩形筒状の胴部(80)の
両方の開放端縁の各短辺にサイドフラップ(81)(82)が連
設され、前記開放端縁の各々に於ける一方の長辺に差込
フラップ(83)(84)が連設された構成となっている。
【0025】[箱詰装置の各部の構成について] *ループ状走行体(1) * 上記のループ状走行体(1) は、図1に示すように、水平
な一対のスプロケット(11)(12)にチェーン(13)が掛け渡
された構成となっている。従って、チェーン(13)は、ス
プロケット(11)からスプロケット(12)への直線状区間(1
a)と、これに続く円弧状区間(1b)と、更にスプロケット
(12)からスプロケット(11)への直線状区間(1c)とを通過
するループ状経路にて、走行するようになっている。
な一対のスプロケット(11)(12)にチェーン(13)が掛け渡
された構成となっている。従って、チェーン(13)は、ス
プロケット(11)からスプロケット(12)への直線状区間(1
a)と、これに続く円弧状区間(1b)と、更にスプロケット
(12)からスプロケット(11)への直線状区間(1c)とを通過
するループ状経路にて、走行するようになっている。
【0026】そして、上下のスプロケット(12)の中心部
には、図1及び図3に示すように、鉛直姿勢の支持軸(1
8)が貫通状態に結合されている。又、上下のスプロケッ
ト(11)の中心部にも駆動軸(17)が貫通状態に結合されて
おり、駆動軸(17)は、モータ(図示せず)の出力軸に連
動している。従って、前記モータの駆動によって、上下
のチェーン(13)が同期的に同方向に走行するものとな
り、各チェーン(13)に連設された後述の挟持具(2) の各
々は、直線状区間(1a)の上流端にある受取位置(A) から
直線状区間(1c)の下流端にある取出位置(B) まで移動し
た後に受取位置(A) に復帰するものとなる。
には、図1及び図3に示すように、鉛直姿勢の支持軸(1
8)が貫通状態に結合されている。又、上下のスプロケッ
ト(11)の中心部にも駆動軸(17)が貫通状態に結合されて
おり、駆動軸(17)は、モータ(図示せず)の出力軸に連
動している。従って、前記モータの駆動によって、上下
のチェーン(13)が同期的に同方向に走行するものとな
り、各チェーン(13)に連設された後述の挟持具(2) の各
々は、直線状区間(1a)の上流端にある受取位置(A) から
直線状区間(1c)の下流端にある取出位置(B) まで移動し
た後に受取位置(A) に復帰するものとなる。
【0027】このものでは、図1及び図3に示すよう
に、支持軸(18)に於ける下方のスプロケット(12)よりも
下方部分が、円板とした支持体(15)の中心部に貫通状態
に結合されている。この支持体(15)の直径は、円弧状区
間(1b)でのカートン(8) の搬送域よりも大径となるよう
に設定されており、これによって、円弧状区間(1b)にて
搬送中のカートン(8) は、これに同期して回動する支持
体(15)により支持されたものとなる。
に、支持軸(18)に於ける下方のスプロケット(12)よりも
下方部分が、円板とした支持体(15)の中心部に貫通状態
に結合されている。この支持体(15)の直径は、円弧状区
間(1b)でのカートン(8) の搬送域よりも大径となるよう
に設定されており、これによって、円弧状区間(1b)にて
搬送中のカートン(8) は、これに同期して回動する支持
体(15)により支持されたものとなる。
【0028】又、直線状区間(1c)には、搬送中のカート
ン(8) を支持する為の水平な支持壁(16)が設けられてい
る。 *挟持具(2) * 上記の挟持具(2) は、図1〜図3に示すように、チェー
ン(13)に連設されてチェーン(13)の走行域から外周側に
突出し且つカートン(8) の矩形筒状の胴部(80)をチェー
ン(13)の走行方向の前後から挟持する為の一対の爪部(2
1)(22)よりなる。尚、これら爪部の内、一方の爪部(21)
は、前記走行方向の前方側にあり、他方の爪部(22)は、
前記走行方向の後方側にある。
ン(8) を支持する為の水平な支持壁(16)が設けられてい
る。 *挟持具(2) * 上記の挟持具(2) は、図1〜図3に示すように、チェー
ン(13)に連設されてチェーン(13)の走行域から外周側に
突出し且つカートン(8) の矩形筒状の胴部(80)をチェー
ン(13)の走行方向の前後から挟持する為の一対の爪部(2
1)(22)よりなる。尚、これら爪部の内、一方の爪部(21)
は、前記走行方向の前方側にあり、他方の爪部(22)は、
前記走行方向の後方側にある。
【0029】又、この挟持具(2) は、上下のチェーン(1
3)の各々に対して前記走行方向に一定ピッチにて複数並
んでおり、上方の挟持具(2) 群と下方の挟持具(2) 群と
が鉛直方向に一致する位置にあるように、上下のチェー
ン(13)の周方向の相対位置が設定されている。更に、各
挟持具(2) の爪部(21)(22)の取付姿勢は、チェーン(13)
のリンクに対して直角となる姿勢に設定されている。そ
して、直線状区間(1a)(1c)にて相互に平行となる爪部(2
1)(22)相互の間隔は、カートン(8) の胴部(80)に於ける
サイドフラップ(82)の対向方向の幅に一致している。
3)の各々に対して前記走行方向に一定ピッチにて複数並
んでおり、上方の挟持具(2) 群と下方の挟持具(2) 群と
が鉛直方向に一致する位置にあるように、上下のチェー
ン(13)の周方向の相対位置が設定されている。更に、各
挟持具(2) の爪部(21)(22)の取付姿勢は、チェーン(13)
のリンクに対して直角となる姿勢に設定されている。そ
して、直線状区間(1a)(1c)にて相互に平行となる爪部(2
1)(22)相互の間隔は、カートン(8) の胴部(80)に於ける
サイドフラップ(82)の対向方向の幅に一致している。
【0030】従って、直線状区間(1a)(1c)では、爪部(2
1)(22)により胴部(80)が密に挟持されるものとなる。 *吸着保持機構(3) * 上記した吸着保持機構(3) は、図1〜図3に示すよう
に、上下のスプロケット(12)間にて支持軸(18)に結合さ
れたスターホイール(3b)と、このスターホイール(3b)に
より支持されてカートン(8) の胴部(80)表面を吸着する
為の複数の吸着ヘッド(3a)と、を具備している。
1)(22)により胴部(80)が密に挟持されるものとなる。 *吸着保持機構(3) * 上記した吸着保持機構(3) は、図1〜図3に示すよう
に、上下のスプロケット(12)間にて支持軸(18)に結合さ
れたスターホイール(3b)と、このスターホイール(3b)に
より支持されてカートン(8) の胴部(80)表面を吸着する
為の複数の吸着ヘッド(3a)と、を具備している。
【0031】スターホイール(3b)は、支持軸(18)との結
合部から放射状に延びる複数の支持杆(30)を有してお
り、各支持杆(30)の先端に吸着ヘッド(3a)が連設されて
いる。又、各支持杆(30)の長さは、吸着ヘッド(3a)の先
端部がチェーン(13)の走行域から僅かに外周側に突出す
るように設定されている。従って、各吸着ヘッド(3a)
は、円弧状区間(1b)に亙ってチェーン(13)と同期的に同
方向に移動するものとなる。
合部から放射状に延びる複数の支持杆(30)を有してお
り、各支持杆(30)の先端に吸着ヘッド(3a)が連設されて
いる。又、各支持杆(30)の長さは、吸着ヘッド(3a)の先
端部がチェーン(13)の走行域から僅かに外周側に突出す
るように設定されている。従って、各吸着ヘッド(3a)
は、円弧状区間(1b)に亙ってチェーン(13)と同期的に同
方向に移動するものとなる。
【0032】又、円弧状区間(1b)に於いて各挟持具(2)
の爪部(21)(22)間に吸着ヘッド(3a)が各別に位置するよ
うに、支持杆(30)の周方向の配設ピッチ、及び、スター
ホイール(3b)とチェーン(13)との周方向の相対位置が設
定されている。更に、スターホイール(3b)と支持軸(18)
とは、中空状に形成されており、スターホイール(3b)内
が支持軸(18)の中空室(18a) に連通する構成となってい
る。そして、この中空室(18a) には、負圧源(3c)が連通
している。
の爪部(21)(22)間に吸着ヘッド(3a)が各別に位置するよ
うに、支持杆(30)の周方向の配設ピッチ、及び、スター
ホイール(3b)とチェーン(13)との周方向の相対位置が設
定されている。更に、スターホイール(3b)と支持軸(18)
とは、中空状に形成されており、スターホイール(3b)内
が支持軸(18)の中空室(18a) に連通する構成となってい
る。そして、この中空室(18a) には、負圧源(3c)が連通
している。
【0033】吸着ヘッド(3a)は、支持杆(30)に連通し且
つ半径方向の外側に開放する気密ケース(31)と、この気
密ケース(31)に収容されてこれの開放部(31a) を開閉す
る為の弁体(32)と、この弁体(32)を閉弁方向に付勢する
ように気密ケース(31)に収容されたバネ(33)と、を具備
する構成となっている。又、弁体(32)には、これから開
放部(31a) を通じて気密ケース(31)の外部まで延びる軸
部(35)が突設されており、この軸部(35)を包囲するゴム
製の蛇腹筒(34)が気密ケース(31)の開放部(31a) の周囲
に取り付けられている。
つ半径方向の外側に開放する気密ケース(31)と、この気
密ケース(31)に収容されてこれの開放部(31a) を開閉す
る為の弁体(32)と、この弁体(32)を閉弁方向に付勢する
ように気密ケース(31)に収容されたバネ(33)と、を具備
する構成となっている。又、弁体(32)には、これから開
放部(31a) を通じて気密ケース(31)の外部まで延びる軸
部(35)が突設されており、この軸部(35)を包囲するゴム
製の蛇腹筒(34)が気密ケース(31)の開放部(31a) の周囲
に取り付けられている。
【0034】そして、弁体(32)に作用するバネ(33)の付
勢力が負圧源(3c)からの負圧力よりも大きくなって弁体
(32)が閉弁状態に維持されるように、バネ(33)のバネ定
数が設定されている。従って、円弧状区間(1b)に達した
カートン(8) の胴部(80)が吸着ヘッド(3a)の先端部に押
し付けられると、蛇腹筒(34)の開放端が胴部(80)表面に
密着した状態で軸部(35)が気密ケース(31)内に押し込ま
れる。
勢力が負圧源(3c)からの負圧力よりも大きくなって弁体
(32)が閉弁状態に維持されるように、バネ(33)のバネ定
数が設定されている。従って、円弧状区間(1b)に達した
カートン(8) の胴部(80)が吸着ヘッド(3a)の先端部に押
し付けられると、蛇腹筒(34)の開放端が胴部(80)表面に
密着した状態で軸部(35)が気密ケース(31)内に押し込ま
れる。
【0035】これによって、弁体(32)がバネ(33)の付勢
力に抗して開かれることとなり、負圧源(3c)からの負圧
力によって胴部(80)表面が吸着ヘッド(3a)に吸着される
ものとなる。 *その他の構成* 図1に示すように、ループ状走行体(1) の外周側であっ
て受取位置(A) の正面側の所定位置には、扁平に折り畳
まれた複数のカートン(8) を重合せ状態に保持するスト
ック部(4) が設けられている。
力に抗して開かれることとなり、負圧源(3c)からの負圧
力によって胴部(80)表面が吸着ヘッド(3a)に吸着される
ものとなる。 *その他の構成* 図1に示すように、ループ状走行体(1) の外周側であっ
て受取位置(A) の正面側の所定位置には、扁平に折り畳
まれた複数のカートン(8) を重合せ状態に保持するスト
ック部(4) が設けられている。
【0036】そして、このストック部(4) に保持された
カートン(8) を従来と同じバキュームヘッドを用いて1
枚づつ取り出すと共に、その取出経路の途中でカートン
(8)の胴部(80)を矩形筒状に成形する成形装置(図示せ
ず)が設けられている。又、直線状区間(1a)にてカート
ン(8) の下方の一対のサイドフラップ(81)及び差込フラ
ップ(83)を折り込む為の第1折込機構(4a)と、円弧状区
間(1b)にてカートン(8) に上方から物品(7) を投入する
為の物品投入機構(4b)と、直線状区間(1c)にてカートン
(8) の上方のサイドフラップ(82)及び差込フラップ(84)
を折り込む為の第2折込機構(4c)と、が設けられてい
る。
カートン(8) を従来と同じバキュームヘッドを用いて1
枚づつ取り出すと共に、その取出経路の途中でカートン
(8)の胴部(80)を矩形筒状に成形する成形装置(図示せ
ず)が設けられている。又、直線状区間(1a)にてカート
ン(8) の下方の一対のサイドフラップ(81)及び差込フラ
ップ(83)を折り込む為の第1折込機構(4a)と、円弧状区
間(1b)にてカートン(8) に上方から物品(7) を投入する
為の物品投入機構(4b)と、直線状区間(1c)にてカートン
(8) の上方のサイドフラップ(82)及び差込フラップ(84)
を折り込む為の第2折込機構(4c)と、が設けられてい
る。
【0037】尚、これら第1折込機構(4a)、物品投入機
構(4b)及び第2折込機構(4c)としては、公知の構成が採
用されている。 [箱詰装置による箱詰工程について]この箱詰装置によ
る箱詰工程では、先ず、ストック部(4) からカートン
(8) が取り出されてループ状走行体(1) 側に移動すると
共に、この移動中に、カートン(8) が上下に開放する矩
形筒状に成形される。
構(4b)及び第2折込機構(4c)としては、公知の構成が採
用されている。 [箱詰装置による箱詰工程について]この箱詰装置によ
る箱詰工程では、先ず、ストック部(4) からカートン
(8) が取り出されてループ状走行体(1) 側に移動すると
共に、この移動中に、カートン(8) が上下に開放する矩
形筒状に成形される。
【0038】そして、この移動によって、胴部(80)は、
サイドフラップ(82)の対向方向がチェーン(13)の走行方
向に一致する鉛直姿勢にて、受取位置(A) にある上下の
挟持具(2) の各々に挿入される。このとき、上記したよ
うに、直線状区間(1a)での前記挟持具(2) の爪部(21)(2
2)相互の間隔が胴部(80)のサイドフラップ(82)の対向方
向の幅に一致していることから、胴部(80)が上下の爪部
(21)(22)により密に挟持されたものとなる。
サイドフラップ(82)の対向方向がチェーン(13)の走行方
向に一致する鉛直姿勢にて、受取位置(A) にある上下の
挟持具(2) の各々に挿入される。このとき、上記したよ
うに、直線状区間(1a)での前記挟持具(2) の爪部(21)(2
2)相互の間隔が胴部(80)のサイドフラップ(82)の対向方
向の幅に一致していることから、胴部(80)が上下の爪部
(21)(22)により密に挟持されたものとなる。
【0039】この後、上下のチェーン(13)の回転によっ
て、爪部(21)(22)により密に挟持された胴部(80)が直線
状区間(1a)にて搬送されるから、この直線状区間(1a)で
は、胴部(80)が安定的に搬送されるものとなる。そし
て、この直線状区間(1a)での搬送中には、第1折込機構
(4a)によって、下方の一対のサイドフラップ(81)が折り
込まれて、更に下方の差込フラップ(83)が折り込まれ
る。これによって、胴部(80)の下端が閉じられたものと
なる。
て、爪部(21)(22)により密に挟持された胴部(80)が直線
状区間(1a)にて搬送されるから、この直線状区間(1a)で
は、胴部(80)が安定的に搬送されるものとなる。そし
て、この直線状区間(1a)での搬送中には、第1折込機構
(4a)によって、下方の一対のサイドフラップ(81)が折り
込まれて、更に下方の差込フラップ(83)が折り込まれ
る。これによって、胴部(80)の下端が閉じられたものと
なる。
【0040】この後、胴部(80)は、爪部(21)(22)により
挟持された状態で直線状区間(1a)から円弧状区間(1b)に
到達し、この円弧状区間(1b)にて搬送される。このと
き、爪部(21)(22)が直線状区間(1a)で上記した密な挟持
状態となるようにチェーン(13)に取り付けられているこ
とから、この円弧状区間(1b)では、爪部(21)(22)の自由
端間が拡開して、爪部(21)(22)による胴部(80)の挟持状
態が緩むものとなる。
挟持された状態で直線状区間(1a)から円弧状区間(1b)に
到達し、この円弧状区間(1b)にて搬送される。このと
き、爪部(21)(22)が直線状区間(1a)で上記した密な挟持
状態となるようにチェーン(13)に取り付けられているこ
とから、この円弧状区間(1b)では、爪部(21)(22)の自由
端間が拡開して、爪部(21)(22)による胴部(80)の挟持状
態が緩むものとなる。
【0041】しかし、円弧状区間(1b)に到達した爪部(2
1)(22)間の胴部(80)は、スターホイール(3b)の回転によ
り前記爪部(21)(22)間に入り込む吸着ヘッド(3a)に押し
付けられる。これによって、吸着ヘッド(3a)の軸部(35)
を介して弁体(32)が開状態となって、この吸着ヘッド(3
a)が胴部(80)表面に吸着したものとなる。そして、この
吸着状態の吸着ヘッド(3a)がスターホイール(3b)の回転
によりチェーン(13)と同期的に同方向に移動する。従っ
て、この円弧状区間(1b)に於いて、カートン(8) は、吸
着ヘッド(3a)により保持された状態で安定的に搬送され
るものとなる。
1)(22)間の胴部(80)は、スターホイール(3b)の回転によ
り前記爪部(21)(22)間に入り込む吸着ヘッド(3a)に押し
付けられる。これによって、吸着ヘッド(3a)の軸部(35)
を介して弁体(32)が開状態となって、この吸着ヘッド(3
a)が胴部(80)表面に吸着したものとなる。そして、この
吸着状態の吸着ヘッド(3a)がスターホイール(3b)の回転
によりチェーン(13)と同期的に同方向に移動する。従っ
て、この円弧状区間(1b)に於いて、カートン(8) は、吸
着ヘッド(3a)により保持された状態で安定的に搬送され
るものとなる。
【0042】又、直線状区間(1a)から円弧状区間(1b)に
到達した胴部(80)は、チェーン(13)と同期して回動する
支持体(15)により支持された状態となる。従って、この
点でも、円弧状区間(1b)にてカートン(8) が安定的に搬
送されるものとなる。そして、この円弧状区間(1b)で
は、胴部(80)に対して、物品投入機構(4b)によって、上
方から物品(7) が投入される。
到達した胴部(80)は、チェーン(13)と同期して回動する
支持体(15)により支持された状態となる。従って、この
点でも、円弧状区間(1b)にてカートン(8) が安定的に搬
送されるものとなる。そして、この円弧状区間(1b)で
は、胴部(80)に対して、物品投入機構(4b)によって、上
方から物品(7) が投入される。
【0043】このとき、胴部(80)は、吸着ヘッド(3a)に
よる吸着状態及び支持体(15)による支持状態にあって、
この胴部(80)が安定的に搬送されていることから、この
胴部(80)への物品(7) の投入動作が安定化されている。
この後、爪部(21)(22)間の胴部(80)は、円弧状区間(1b)
から直線状区間(1c)に到達するが、この到達時点で、こ
れら爪部(21)(22)間に位置する吸着ヘッド(3a)が支持軸
(18)を中心とした円周軌跡上にて胴部(80)から強制的に
引き離される。これによって、吸着ヘッド(3a)による吸
着保持状態が解除されるものとなる。
よる吸着状態及び支持体(15)による支持状態にあって、
この胴部(80)が安定的に搬送されていることから、この
胴部(80)への物品(7) の投入動作が安定化されている。
この後、爪部(21)(22)間の胴部(80)は、円弧状区間(1b)
から直線状区間(1c)に到達するが、この到達時点で、こ
れら爪部(21)(22)間に位置する吸着ヘッド(3a)が支持軸
(18)を中心とした円周軌跡上にて胴部(80)から強制的に
引き離される。これによって、吸着ヘッド(3a)による吸
着保持状態が解除されるものとなる。
【0044】しかし、爪部(21)(22)が直線状区間(1c)に
到達した時点で、爪部(21)(22)の自由端間が縮小して、
爪部(21)(22)により胴部(80)が密に挟持された状態とな
るから、この直線状区間(1c)でも胴部(80)が安定的に搬
送されるものとなる。そして、この直線状区間(1c)で
は、胴部(80)が支持体(15)から支持壁(16)に乗り移り、
この支持壁(16)により支持された胴部(80)から上方に延
びるサイドフラップ(82)が第2折込機構(4c)により折り
込まれて、更に胴部(80)から上方に延びる差込フラップ
(84)が第2折込機構(4c)により折り込まれる。
到達した時点で、爪部(21)(22)の自由端間が縮小して、
爪部(21)(22)により胴部(80)が密に挟持された状態とな
るから、この直線状区間(1c)でも胴部(80)が安定的に搬
送されるものとなる。そして、この直線状区間(1c)で
は、胴部(80)が支持体(15)から支持壁(16)に乗り移り、
この支持壁(16)により支持された胴部(80)から上方に延
びるサイドフラップ(82)が第2折込機構(4c)により折り
込まれて、更に胴部(80)から上方に延びる差込フラップ
(84)が第2折込機構(4c)により折り込まれる。
【0045】これによって、胴部(80)の上端が閉じられ
て、物品(7) がカートン(8) に箱詰されたものとなる。
そして、この箱詰後に胴部(80)が取出位置(B) に到達
し、この取出位置(B) にある挟持具(2) (爪部(21)(22)
間)からカートン(8) が取り出される。尚、この取出後
の挟持具(2) は、チェーン(13)の走行により受取位置
(A) に復帰する。
て、物品(7) がカートン(8) に箱詰されたものとなる。
そして、この箱詰後に胴部(80)が取出位置(B) に到達
し、この取出位置(B) にある挟持具(2) (爪部(21)(22)
間)からカートン(8) が取り出される。尚、この取出後
の挟持具(2) は、チェーン(13)の走行により受取位置
(A) に復帰する。
【0046】尚、以上の箱詰工程は、ストック部(4) か
ら受取位置(A) に順次投入されるカートン(8) に対応し
て連続的に実行されるようになっている。このもので
は、上記したように、直線状区間(1a)(1c)だけでなく円
弧状区間(1b)に於いてもカートン(8) がチェーン(13)と
同期して安定的に搬送されるから、円弧状区間(1b)にて
上記物品投入動作を実行できる。
ら受取位置(A) に順次投入されるカートン(8) に対応し
て連続的に実行されるようになっている。このもので
は、上記したように、直線状区間(1a)(1c)だけでなく円
弧状区間(1b)に於いてもカートン(8) がチェーン(13)と
同期して安定的に搬送されるから、円弧状区間(1b)にて
上記物品投入動作を実行できる。
【0047】従って、従来のものに比べて、上記箱詰工
程に要するカートン(8) の搬送経路が短くなると共に、
箱詰処理時間が短縮される。又、円弧状区間(1b)にてカ
ートン(8) の胴部(80)を吸着により保持する構成である
から、この円弧状区間(1b)でのカートン搬送状態が確実
に安定化されたものとなる。
程に要するカートン(8) の搬送経路が短くなると共に、
箱詰処理時間が短縮される。又、円弧状区間(1b)にてカ
ートン(8) の胴部(80)を吸着により保持する構成である
から、この円弧状区間(1b)でのカートン搬送状態が確実
に安定化されたものとなる。
【0048】このものでは、直線状区間(1a)にて第1折
込機構(4a)により下端が閉じられた胴部(80)は、円弧状
区間(1b)にて支持体(15)により支持されるから、円弧状
区間(1b)でのカートン搬送状態が更に安定化される。加
えて、円弧状区間(1b)では、支持体(15)がチェーン(13)
と同期的に同方向に移動するから、この点でも、円弧状
区間(1b)でのカートン搬送状態が安定化される。 [他の実施の形態] .図5は、本願発明の他の実施の形態に於ける直線状
区間(1a)でのループ状走行体(1) 及び挟持具(2) の斜視
図であり、図6は、図5のループ状走行体(1)の正面図
である。
込機構(4a)により下端が閉じられた胴部(80)は、円弧状
区間(1b)にて支持体(15)により支持されるから、円弧状
区間(1b)でのカートン搬送状態が更に安定化される。加
えて、円弧状区間(1b)では、支持体(15)がチェーン(13)
と同期的に同方向に移動するから、この点でも、円弧状
区間(1b)でのカートン搬送状態が安定化される。 [他の実施の形態] .図5は、本願発明の他の実施の形態に於ける直線状
区間(1a)でのループ状走行体(1) 及び挟持具(2) の斜視
図であり、図6は、図5のループ状走行体(1)の正面図
である。
【0049】上記の実施の形態では、各挟持具(2) の爪
部(21)(22)を1つのチェーン(13)に連設したが、これを
同図に示す構成に変更してもよい。このものでは、各ル
ープ状走行体(1) は、上記走行方向の前方側の爪部(21)
のみを備えた第1チェーン(13a) と、後方側の爪部(22)
のみを備えた第2チェーン(13b) と、が並設されてお
り、これら第1チェーン(13a) 及び第2チェーン(13b)
が同方向に走行する構成となっている。
部(21)(22)を1つのチェーン(13)に連設したが、これを
同図に示す構成に変更してもよい。このものでは、各ル
ープ状走行体(1) は、上記走行方向の前方側の爪部(21)
のみを備えた第1チェーン(13a) と、後方側の爪部(22)
のみを備えた第2チェーン(13b) と、が並設されてお
り、これら第1チェーン(13a) 及び第2チェーン(13b)
が同方向に走行する構成となっている。
【0050】この為、第1チェーン(13a) 用のスプロケ
ット(11a)(12a)と第2チェーン(13b) 用のスプロケット
(11b)(12b)とが同軸状に並設されており、駆動側のスプ
ロケット(11a)(11b)が別々のサーボモータ(19a)(19b)で
各別に駆動される構成となっている。そして、これらサ
ーボモータ(19a)(19b)が制御回路(19)により制御される
ことによって、第1チェーン(13a) 及び第2チェーン(1
3b) が同期して同方向に走行する構成となっている。
ット(11a)(12a)と第2チェーン(13b) 用のスプロケット
(11b)(12b)とが同軸状に並設されており、駆動側のスプ
ロケット(11a)(11b)が別々のサーボモータ(19a)(19b)で
各別に駆動される構成となっている。そして、これらサ
ーボモータ(19a)(19b)が制御回路(19)により制御される
ことによって、第1チェーン(13a) 及び第2チェーン(1
3b) が同期して同方向に走行する構成となっている。
【0051】又、制御回路(19)には、爪部(21)(22)相互
の間隔を設定する為の間隔設定器(P) が接続されてい
る。そして、間隔設定器(P) での設定値に基づいて制御
回路(19)によりサーボモータ(19a)(19b)の相対的な回転
角度、つまり、第1チェーン(13a) 及び第2チェーン(1
3b) の前記走行方向の位相(相対位置)が設定される構
成となっている。
の間隔を設定する為の間隔設定器(P) が接続されてい
る。そして、間隔設定器(P) での設定値に基づいて制御
回路(19)によりサーボモータ(19a)(19b)の相対的な回転
角度、つまり、第1チェーン(13a) 及び第2チェーン(1
3b) の前記走行方向の位相(相対位置)が設定される構
成となっている。
【0052】このものでは、間隔設定器(P) での設定値
の調節によって、爪部(21)(22)相互の間隔が調節される
ことから、胴部の大きさの相違する複数種類のカートン
に対して、この箱詰装置を容易に適合させることができ
る。 .図7は、本願発明の更に他の実施の形態に於ける箱
詰装置の平面図であり、図8は、前記箱詰装置の要部拡
大の平面図である。
の調節によって、爪部(21)(22)相互の間隔が調節される
ことから、胴部の大きさの相違する複数種類のカートン
に対して、この箱詰装置を容易に適合させることができ
る。 .図7は、本願発明の更に他の実施の形態に於ける箱
詰装置の平面図であり、図8は、前記箱詰装置の要部拡
大の平面図である。
【0053】上記の実施の形態では、円弧状区間(1b)に
於いて爪部(21)(22)とは別の吸着保持機構(3) によりカ
ートン(8) の胴部(80)を吸着保持する構成としたが、こ
の胴部(80)を円弧状区間(1b)でも爪部(21)(22)で密に挟
持する構成としてもよい。この場合、同図に示すよう
に、爪部(21)(22)は、その自由端相互間が拡開・縮小自
在となるようにチェーン(13)により揺動自在に軸支され
ている。
於いて爪部(21)(22)とは別の吸着保持機構(3) によりカ
ートン(8) の胴部(80)を吸着保持する構成としたが、こ
の胴部(80)を円弧状区間(1b)でも爪部(21)(22)で密に挟
持する構成としてもよい。この場合、同図に示すよう
に、爪部(21)(22)は、その自由端相互間が拡開・縮小自
在となるようにチェーン(13)により揺動自在に軸支され
ている。
【0054】そして、これら爪部(21)(22)には、チェー
ン(13)の走行域から内周側に突出する作動片(23)(24)が
連設されている。又、これら作動片(23)(24)は、爪部(2
1)(22)から相互に接近する方向に延びている。一方、チ
ェーン(13)の走行域の内周側近傍位置には、チェーン(1
3)に沿って全周に亙って延びる環状のカム部材(5a)が設
けられており、このカム部材(5a)には、上方に開放する
断面形状にて全周に亙って延びるカム溝(51)が形成され
ている。
ン(13)の走行域から内周側に突出する作動片(23)(24)が
連設されている。又、これら作動片(23)(24)は、爪部(2
1)(22)から相互に接近する方向に延びている。一方、チ
ェーン(13)の走行域の内周側近傍位置には、チェーン(1
3)に沿って全周に亙って延びる環状のカム部材(5a)が設
けられており、このカム部材(5a)には、上方に開放する
断面形状にて全周に亙って延びるカム溝(51)が形成され
ている。
【0055】このカム溝(51)には、上記した作動片(23)
(24)の先端から下方に突出するように作動片(23)(24)に
装着されたローラ(25)(26)が嵌入されている。そして、
このカム溝(51)は、直線状区間(1a)(1c)にてチェーン(1
3)の走行域から一定距離離れており、この距離は、爪部
(21)(22)相互の間隔がカートン(8) の胴部(80)の上記走
行方向の幅に一致するように設定されている。
(24)の先端から下方に突出するように作動片(23)(24)に
装着されたローラ(25)(26)が嵌入されている。そして、
このカム溝(51)は、直線状区間(1a)(1c)にてチェーン(1
3)の走行域から一定距離離れており、この距離は、爪部
(21)(22)相互の間隔がカートン(8) の胴部(80)の上記走
行方向の幅に一致するように設定されている。
【0056】又、カム溝(51)は、円弧状区間(1b)にて前
記走行域から前記一定距離よりも大きく離れており、こ
の距離は、円弧状区間(1b)にて爪部(21)(22)相互の間隔
が胴部(80)の上記走行方向の幅に一致するように設定さ
れている。従って、直線状区間(1a)(1c)では、爪部(21)
(22)の自由端相互が拡開された状態で、これら爪部(21)
(22)が胴部(80)を密に挟持するものとなる。又、円弧状
区間(1b)では、前記自由端相互間が縮小された状態に
て、爪部(21)(22)が胴部(80)を密に挟持するものとな
る。
記走行域から前記一定距離よりも大きく離れており、こ
の距離は、円弧状区間(1b)にて爪部(21)(22)相互の間隔
が胴部(80)の上記走行方向の幅に一致するように設定さ
れている。従って、直線状区間(1a)(1c)では、爪部(21)
(22)の自由端相互が拡開された状態で、これら爪部(21)
(22)が胴部(80)を密に挟持するものとなる。又、円弧状
区間(1b)では、前記自由端相互間が縮小された状態に
て、爪部(21)(22)が胴部(80)を密に挟持するものとな
る。
【0057】このものでは、直線状区間(1a)(1c)だけで
なく円弧状区間(1b)でもカートン(8) が密に挟持される
ことから、これら区間に亙ってカートン(8) が安定的に
搬送される。従って、上記の実施の形態と同様に、円弧
状区間(1b)にて物品投入動作を実行できるものとなり、
これによって、箱詰工程に要するカートンの搬送経路が
短くなると共に、箱詰処理時間が短縮される。
なく円弧状区間(1b)でもカートン(8) が密に挟持される
ことから、これら区間に亙ってカートン(8) が安定的に
搬送される。従って、上記の実施の形態と同様に、円弧
状区間(1b)にて物品投入動作を実行できるものとなり、
これによって、箱詰工程に要するカートンの搬送経路が
短くなると共に、箱詰処理時間が短縮される。
【0058】更に、直線状区間(1a)にてカートン(8) を
挟持した爪部(21)(22)がそのまま円弧状区間(1b)でもカ
ートン(8) を挟持するから、直線状区間(1a)から円弧状
区間(1b)へのカートン搬送が確実且つスムーズとなる。
尚、この図7及び図8の構成に於いても、上記した図5
及び図6の爪部(21)(22)相互の間隔調節の為の機構を採
用できる。
挟持した爪部(21)(22)がそのまま円弧状区間(1b)でもカ
ートン(8) を挟持するから、直線状区間(1a)から円弧状
区間(1b)へのカートン搬送が確実且つスムーズとなる。
尚、この図7及び図8の構成に於いても、上記した図5
及び図6の爪部(21)(22)相互の間隔調節の為の機構を採
用できる。
【0059】.上記した実施の形態では、直線状区間
(1c)でのカートン搬送中に箱詰工程が終了する構成とし
たが、これを、円弧状区間(1b)でのカートン搬送中に箱
詰工程が終了する構成としてもよい。
(1c)でのカートン搬送中に箱詰工程が終了する構成とし
たが、これを、円弧状区間(1b)でのカートン搬送中に箱
詰工程が終了する構成としてもよい。
【図1】本願考案の実施の形態に於ける箱詰装置の平面
図
図
【図2】前記箱詰装置をIIーIIから見た側面図
【図3】前記箱詰装置のIIIーIII断面図
【図4】前記箱詰装置の吸着ヘッド(3a)の断面図
【図5】本願発明の他の実施の形態に於ける直線状区間
(1a)でのループ状走行体(1) 及び挟持具(2) の斜視図
(1a)でのループ状走行体(1) 及び挟持具(2) の斜視図
【図6】図5のループ状走行体(1) の正面図
【図7】本願発明の更に他の実施の形態に於ける箱詰装
置の平面図
置の平面図
【図8】前記箱詰装置の要部拡大の平面図
【図9】従来の箱詰装置の平面図
【図10】前記箱詰装置の直線状区間(9a)(9c)でのカー
トン保持状態を示す斜視図
トン保持状態を示す斜視図
(1) ・・・ループ状走行体 (2) ・・・挟持具 (21)(22)・・・爪部 (3) ・・・吸着保持機構 (3a)・・・吸着ヘッド (3b)・・・スターホイール (8) ・・・カートン (80)・・・胴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E003 AA01 AB01 BA01 BA04 BA05 BA07 BB02 BD05 BE02 CA01 CB03 CB05 DA02 DA05 3E030 AA02 BA02 BB02 BC01 CA01 CB02 CC02 DA08 EA02 FA01 FA06 GA05
Claims (4)
- 【請求項1】 水平面上に形成された直線状区間とこれ
に続く円弧状区間とを通過するループ状経路にて走行す
るループ状走行体と、 前記ループ状走行体に連設されて走行域の外周側に突出
し且つカートンの矩形筒状の胴部を前記走行方向の前後
から一対の爪部により挟持する為の挟持具と、を具備
し、 前記ループ状走行体の走行によって前記挟持具に挟持さ
れた前記カートンが前記直線状区間及び前記円弧状区間
を搬送される間に、前記カートンへの物品の箱詰工程を
実行する箱詰装置において、 前記一対の爪部の前記ループ状走行体への取付姿勢は、
前記直線状区間にて前記カートンの胴部を密に挟持する
ように設定され、 前記一対の爪部間にて前記カートンの胴部表面を吸着す
る吸着ヘッドを前記円弧状区間に亙って前記ループ状走
行体と同期的に同方向に移動させる吸着保持機構を設け
たことを特徴とする箱詰装置。 - 【請求項2】 水平面上に形成された直線状区間とこれ
に続く円弧状区間とを通過するループ状経路にて走行す
るループ状走行体と、 前記ループ状走行体に連設されて走行域の外周側に突出
し且つカートンの矩形筒状の胴部を前記走行方向の前後
から一対の爪部により挟持する為の挟持具と、を具備
し、 前記ループ状走行体の走行によって前記挟持具に挟持さ
れた前記カートンが前記直線状区間及び前記円弧状区間
を搬送される間に、前記カートンへの物品の箱詰工程を
実行する箱詰装置において、 前記一対の爪部は、その自由端相互間が拡開・縮小自在
となるように前記ループ状走行体により揺動自在に軸支
され、 前記一対の爪部が前記直線状区間では前記拡開された状
態で且つ前記円弧状区間では前記縮小されて前記カート
ンの胴部を密に挟持するように、前記一対の爪部の自由
端相互間を拡開・縮小させる開閉駆動機構を具備するこ
とを特徴とする箱詰装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記ループ状走行体は、前記挟持具の前記走行方向の前
方側の爪部のみを備えた第1走行体と、後方側の爪部の
みを備えた第2走行体と、からなり、前記第1走行体及
び前記第2走行体が同方向に走行するように並設された
構成であり、 前記前方側の爪部と前記後方側の爪部との前記走行方向
の間隔を調節する為の前記第1走行体及び前記第2走行
体用の位相調節機構を具備する箱詰装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、 前記直線状区間にて前記カートンの胴部の下方のフラッ
プを折り込んで前記胴部下端を閉じる為の折込み機構
と、 前記円弧状区間に亙って前記カートンの前記胴部下端を
支持し且つ前記円弧状区間に亙って前記ループ状走行体
と同期的に同方向に移動する支持体と、を具備する箱詰
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366371A JP2000190902A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 箱詰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366371A JP2000190902A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 箱詰装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000190902A true JP2000190902A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18486623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10366371A Pending JP2000190902A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 箱詰装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000190902A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009077250A1 (de) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Robert Bosch Gmbh | Schachtelträger |
JP4823356B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2011-11-24 | グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド | 装荷回転式コンベヤを有する包装システム |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP10366371A patent/JP2000190902A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4823356B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2011-11-24 | グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド | 装荷回転式コンベヤを有する包装システム |
WO2009077250A1 (de) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Robert Bosch Gmbh | Schachtelträger |
US8561779B2 (en) | 2007-12-19 | 2013-10-22 | Robert Bosch Gmbh | Box carrier |
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