JP2000190640A - 識別情報を有する可逆性記録媒体 - Google Patents

識別情報を有する可逆性記録媒体

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JP2000190640A
JP2000190640A JP37691598A JP37691598A JP2000190640A JP 2000190640 A JP2000190640 A JP 2000190640A JP 37691598 A JP37691598 A JP 37691598A JP 37691598 A JP37691598 A JP 37691598A JP 2000190640 A JP2000190640 A JP 2000190640A
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JP37691598A
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Hiroaki Matsui
宏明 松井
Masashi Torii
昌史 鳥居
Kyoji Tsutsui
恭治 筒井
Hitoshi Hattori
仁 服部
Toshiyuki Furuta
俊之 古田
Tomohiko Beppu
智彦 別府
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の書き換えが自在にできる可逆性記録媒
体において、情報表示が媒体全体に行なえ、さらにその
記録媒体を識別する識別情報担体を有し、かつその識別
情報担体が実質的に不可視にもできる情報表示媒体、す
なわち、識別情報を有する可逆性記録媒体を提供するこ
とである。 【解決手段】 少なくとも可逆性記録層を有する可逆性
記録媒体であって、さらにその記録媒体を識別する識別
情報担体を有することを特徴とした可逆性記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き換え自在に各
種情報を表示する可逆性記録媒体であり、さらにその記
録媒体を識別する情報が印刷された可逆性記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、文字やイメージなどの各種情報を
見られる状態で保存する手段として、従来より利用され
ている紙そのものと、ディスプレイとデータメモリを有
するマイクロコンピュータとの一長一短を解析し、各々
の利点をとるようにした情報処理に関する研究・開発が
盛んである。
【0003】例えば、本出願人による特開平9−101
864号公報においては、全体が紙状で各種情報を書き
換え自在に表示して維持できる情報表示媒体、情報蓄積
媒体、情報記録装置から構成され、情報表示媒体にはコ
ンピュータで作成された、あるいは、手書き入力された
各種情報が何度も書き換え自在で、その情報はメモリへ
蓄積させたり、外部へ出力させたり、コンピュータで処
理することが可能なデジタル情報として扱うことが可能
であることが提案されている。
【0004】ところが、実使用者の観点から見ると、既
に各種情報が書き込まれ、または印字された複数枚の情
報表示媒体を積載させて、その文書上に加筆入力するよ
うな作業の場合(例えば、会議や文書チェック時、創造
的活動時等)、上記提案の情報装置では、情報表示媒体
を1枚ずつ情報記録装置上に載せて加筆または情報の入
出力を行ない、終わったらそのページ(情報表示媒体)
を外して、次の1枚の情報表示媒体を載せて加筆しなく
てはならず、極めて面倒である。また、その際に、情報
表示媒体上の加筆前情報と加筆後の内容については、メ
モリチップ等の情報蓄積媒体に蓄積する方法が述べられ
ている。しかし、この方法では、積載された複数枚の情
報表示媒体をぱらぱらめくってノート感覚で作業または
仕事するような状況では、複数枚の情報表示媒体の加筆
前情報に対してどこのページに加筆したかという情報を
関連付ける(リンクさせる)ことができない。つまり、
情報記録装置上に積載された複数枚の情報表示媒体に関
してその1枚1枚を識別するような手段については言及
されていない。
【0005】この点、記録装置上に装着された情報表示
媒体を識別する方法として、例えば、特開平7−200
134号公報によれば、各媒体毎にその上辺部分にバー
コード等の識別情報を印刷しておくとともに、ボードの
上方、例えば、媒体を固定保持するクリップ部分にその
識別情報を検知するID検知手段を付設することが開示
されている。ところが、この方法の場合、媒体は紙であ
り、かつ媒体上の情報は書き換え表示できないものであ
る。また媒体にバーコード等の識別情報を印刷により、
本来、媒体に表示できる情報スペースを縮小せざるを得
ない。さらに、バーコード等による識別マークは、実使
用者にとっては視覚的に不必要であったり、識別マーク
が付いていることが、本来必要な表示情報に対し、目障
りであったり、美的価値を損ねる等の問題がある。
【0006】また、磁気記録による情報表示以外の情報
をこのような媒体に設けることについて、特開平5−1
24360号公報等により本出願人より提案されてい
る。この場合、磁気に書き込まれた情報は、不可視であ
り、支持体を挟んで、情報表示できる面とは反対面に設
けた場合、情報表示面は十分に利用できる。しかしなが
ら、上述した情報記録装置に利用される目的において
は、記録装置の機構が複雑になる。また、磁気情報は磁
気そのものの特性上、外部磁気の影響を受けやすく、磁
石に近づけない等の制約が必要となり、取り扱いに注意
が要求される。また、支持体上の同一面に、磁気記録と
情報表示記録が行なわれる場合、やはり情報表示スペー
スの縮小化が余儀なくされ、また、磁気が有する黒等の
着色が目障りであり、またそれを隠蔽する手段が必要と
なり、煩雑な構成となってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の問題に鑑み、情報の書き換えが自在にできる可逆性記
録媒体において、情報表示が媒体全体に行なえ、さらに
その記録媒体を識別する識別情報担体を有し、かつその
識別情報担体が実質的に不可視にもできる情報表示媒
体、すなわち、識別情報を有する可逆性記録媒体を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明により
達成される。即ち本発明の(1)「少なくとも可逆性記
録層を有する可逆性記録媒体であり、さらにその記録媒
体を識別する識別情報担体を有することを特徴とした可
逆性記録媒体」、(2)「記録媒体を識別する識別情報
担体が実質的に不可視であることを特徴とした前記第
(1)項の識別情報を有する可逆性記録媒体」、(3)
「識別情報担体が存在する部分の光学濃度がマクベス濃
度計による測定で、存在しない部分の2倍以下であるこ
とを特徴とした前記第(2)項に記載の識別情報を有す
る可逆性記録媒体」、(4)「識別情報担体の有無が光
学的に検知できるものであることを特徴とした前記第
(1)項乃至第(3)項の何れか1に記載の識別情報を
有する可逆性記録媒体」、(5)「識別情報担体が光吸
収により検知されるものであることを特徴とした前記第
(4)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体」、
(6)「識別情報担体が赤外光の吸収により検知するも
のであることを特徴とした前記第(5)項に記載の識別
情報を有する可逆性記録媒体」によって達成される。
【0009】また、上記目的は、本発明の(7)「識別
情報担体が、Nd、Yb、In、Sn、Znを含む酸化
物、硫化物、ハロゲン化物またはそれらの複合物である
赤外吸収材料より提供されることを特徴とした前記第
(6)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体」、
(8)「識別情報担体が、Yb、In、Sn、Znを含
みこれらと酸との塩である赤外吸収材料より提供される
ことを特徴とした前記第(6)項に記載の識別情報を有
する可逆性記録媒体」、(9)「識別情報担体が蛍光を
発し、それにより検知するものであることを特徴とした
前記第(4)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒
体」、(10)「識別情報担体が赤外光の吸収により励
起し、蛍光を発光し、それにより検知するものであるこ
とを特徴とした前記第(9)項に記載の識別情報を有す
る可逆性記録媒体」、(11)「識別情報担体が、光学
活性元素として少なくとも、Ndを含む有機金属化合物
である赤外蛍光材料より提供されることを特徴とした前
記第(10)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒
体」、(12)「識別情報担体が、光学活性元素とし
て、NbまたはYbを含む有機金属化合物である赤外蛍
光材料より提供されることを特徴とした前記第(10)
項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体」によって
達成される。
【0010】また上記目的は、本発明の(13)「識別
情報担体がNb、Yb、Erから選ばれる1種以上の元
素を含む含酸素酸塩化合物からなる赤外蛍光材料である
ことを特徴とする前記第(10)項に記載の識別情報を
有する可逆性記録媒体」、(14)「識別情報担体が、
光学活性元素としてFeおよびErを含有し、他にS
c、Ga、Al、In、Y、Bi、Ce、Gd、Lu、
Laから選択された少なくとも1種の元素を含有した化
合物からなる赤外蛍光材料であることを特徴とする前記
第(10)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒
体」、(15)「識別情報担体が、光学活性元素として
Ybを含有しており、この光学活性元素の他にSc、G
a、Al、In、Y、Bi、Ce、Gd、Lu、Laか
ら選択された少なくとも1種の元素を含有した化合物か
らなる赤外蛍光材料であることを特徴とする前記第(1
0)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体」、
(16)「識別情報担体が、赤外領域に吸収を有する有
機化合物を担持させた、Nb、Yb、Erから選択され
た1種以上の希土類含有有機化合物からなる赤外蛍光材
料であることを特徴とする前記第(10)項に記載の識
別情報を有する可逆性記録媒体」によって達成される。
【0011】また上記目的は、本発明の(17)「識別
情報担体がバーコード、記号、絵、文字などの形状によ
って識別可能な情報を有することを特徴とした前記第
(1)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体」、
(18)「可逆記録層が熱エネルギーにより可逆的に光
学特性が変化し、可視情報の記録および消去が可能な可
逆性感熱記録層であることを特徴とした前記第(1)項
乃至第(17)項の何れか1に記載の識別情報を有する
可逆性記録媒体」、(19)「可逆性感熱記録層が少な
くともロイコ染料と顕色剤を含むものであることを特徴
とした前記第(18)項に記載の識別情報を有する可逆
性記録媒体」、(20)「可逆性感熱記録層が有機低分
子化合物の粒子を含有する樹脂層であることを特徴とし
た前記第(18)項に記載の識別情報を有する可逆性記
録媒体」によって達成される。(21)「可逆性感熱記
録層が低分子または高分子液晶化合物を含むものである
ことを特徴とした前記第(18)項に記載の識別情報を
有する可逆性記録媒体」によって達成される。
【0012】また上記目的は、本発明の(22)「識別
情報担体と可逆性記録層とが、支持体上の同一層内に存
在することを特徴とした前記第(1)項乃至第(21)
項の何れか1に記載の識別情報を有する可逆性記録媒
体」、(23)「識別情報担体が可逆性記録層中に存在
することを特徴とした前記第(1)項乃至第(22)項
の何れか1に記載の識別情報を有する可逆性記録媒
体」、(24)「識別情報担体が保護層中に存在するこ
とを特徴とした前記第(1)項乃至第(22)項の何れ
か1に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体」、(2
5)「識別情報担体が記録層と保護層の間に設置された
中間層中に存在することを特徴とした前記第(1)項乃
至第(22)項の何れか1に記載の識別情報を有する可
逆性記録媒体」、(26)「識別情報担体が支持体と記
録層の間に設置された下引き層中に存在することを特徴
とした前記第(1)項乃至第(22)項の何れか1に記
載の識別情報を有する可逆性記録媒体」、(27)「少
なくとも支持体上に可逆性記録層が設けられた可逆性記
録媒体であり、さらに識別情報担体を含む識別情報担体
層を設けたことを特徴とした前記第(1)項乃至第(2
2)項の何れか1に記載の識別情報を有する可逆性記録
媒体」、(28)「識別情報担体層が支持体に対し、可
逆性記録層より上にあることを特徴とした前記第(2
7)項に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体」、
(29)「識別情報担体層が支持体と可逆性記録層の間
にあることを特徴とした前記第(27)項に記載の識別
情報を有する可逆性記録媒体」によって達成される。
【0013】また上記目的は、本発明の(30)「記録
媒体と識別する情報担体を有する可逆性記録媒体であ
り、弾性層を有することを特徴とした前記第(1)項乃
至第(29)項の何れか1に記載の識別情報を有する可
逆性記録媒体」、(31)「識別情報担体がグラビア印
刷、スクリーン印刷、ロータリースクリーン印刷、オフ
セット印刷、または熱転写リボンのインク、静電印刷法
によるトナーまたはインクジェット法によるインクによ
り設けられたことを特徴とした前記第(1)項乃至第
(30)項の識別情報を有する可逆性記録媒体」によっ
て達成される。
【0014】本発明によれば、少なくとも支持体上に可
逆記録層を有する可逆性記録媒体であり、さらにその記
録媒体を識別する識別情報担体を有する可逆性記録媒体
が提供される。この識別情報担体は、本発明の可逆性記
録媒体上にあり、例えば、可逆性記録媒体を複数枚設置
できるタブレット等に置き、これらをめぐりながら、あ
る操作がなされた際、記録媒体が複数存在するため、ど
の媒体にその操作がされたのか識別する、または、手元
に有する複数の可逆性記録媒体のうち、特定の媒体に対
し、ある操作を行なう際、どの媒体にその操作を行なっ
たかを識別する場合、その情報を提供できる。
【0015】本発明は、書換が自在に行なえ、つまり、
何度でもリサイクルできる可逆性記録媒体であり、かつ
その記録媒体上の位置情報を提供できる識別情報担体を
有するものである。識別情報担体は、識別可能な形状、
材料はいずれも適用できるが、可逆性記録媒体の表示部
と同一面に存在する場合、情報の表示を損ねないことが
望ましい。この識別情報担体は実質的に不可視であるこ
とが好ましい。特に、識別情報担体が存在する部分の光
学濃度がマクベス濃度計(RD−914)による測定
で、存在しない部分の2倍以下であることが好ましい。
【0016】本発明によれば、情報の有無が光学的に検
知できる材料で識別情報担体が形成されていることが望
ましい。このとき、肉眼では判別不能であるが、光学的
に検知できるものとしては、光を吸収し、その反射強度
の差により検知できる材料、または光の吸収により励起
し、蛍光を発し、それを検知できる材料が用いられる。
【0017】光を吸収し、その反射強度の差により検知
できる材料は、可視域での吸収は低く、それ以外の波長
領域での吸収を有する材料を用いることができる。識別
情報担体は、これらの材料で形成された吸収する部分と
反射する部分から形成され、これらの吸収/反射による
可視域外での光学濃度の差から情報を検知できる。ま
た、これらは可視域の光学濃度の差が極めて小さいた
め、肉眼ではほとんど視認されない。照射光について
は、紫外光による媒体含有物の劣化等の耐光性を考慮
し、赤外光の照射により、光学的に認識できることが好
ましい。
【0018】有機系の赤外吸収材料としては、シアニン
系色素、ナフトキノン系色素、フタロシアニン系色素、
アントラキノン系色素、ジオール系色素、トリフェニル
メタン系色素等が挙げられる。これらは可視域にも吸収
があるため、赤味がかったクリーム色を呈している。こ
れに対し、可視域では吸収を持たず、赤外域に吸収を有
する無機系の材料がより好ましい。例えば、少なくとも
Nd、Yb、In、Sn、Znを含有した化合物を用い
ることができる。特に、これら金属及びこれらの酸化
物、硫化物、ハロゲン化物等の化合物が好ましく、これ
ら化合物は白色、または淡い青色であり、識別情報担体
を不可視化するに適している。
【0019】これら化合物の具体的な例として、酸化イ
ッテルビウム、酸化錫、酸化亜鉛、硫化イッテルビウ
ム、硫化亜鉛、塩化イッテルビウム、塩化インジウム、
塩化錫、塩化亜鉛、臭化イッテルビウム、臭化インジウ
ム、インジウム−錫混合酸化物、またはインジウム−錫
混合酸化物とアルミナ、硫酸バリウム、二酸化珪素、炭
酸カルシウムから選ばれる1種との混合物等が挙げられ
る。また、Yb、In、Sn、Znを含みこれらと酸と
の塩も有効な赤外吸収材料である。これらの具体的な例
として、硫酸イッテルビウム、硫酸亜鉛、硫酸インジウ
ム、硝酸イッテルビウム、硝酸錫、過塩素酸イッテルビ
ウム、炭酸イッテルビウム、炭酸亜鉛、炭酸インジウ
ム、酢酸イッテルビウム、酢酸亜鉛、酢酸錫、ニコチン
酸イッテルビウム、リン酸イッテルビウム、リン酸亜
鉛、リン酸錫、シュウ酸イッテルビウム、シュウ酸亜
鉛、シュウ酸錫等が挙げられる。
【0020】また、光の吸収により励起し、蛍光を発
し、それを検知できる材料としては、発せられる蛍光波
長、強度差で検知できるものが用いられる。特に紫外光
による媒体含有物の劣化等の耐光性を考慮し、赤外光に
より励起し、蛍光を発する材料が好ましい。この赤外光
を吸収し、蛍光を発する材料としては、光学活性元素と
して少なくともNdを含む有機金属化合物がある。これ
ら有機金属化合物中の有機化合物としては、カルボン酸
類、ケトン類、エーテル類、アミン類から選択される。
これらの具体的な例としては、桂皮酸ネオジム、ナフト
エ酸ネオジム等が挙げられる。また、光学活性元素とし
て、Nd及びYbを含む有機金属化合物がより好まし
く、これらの具体的な例としては、桂皮酸ネオジム・イ
ッテルビウム複合塩、安息香酸ネオジム・イッテルビウ
ム複合塩、ナフトエ酸ネオジム・イッテルビウム複合塩
等が挙げられる。
【0021】また、Nd、Yb、Erの1種以上の元素
を含む含酸素酸塩化合物も赤外蛍光材料として使用でき
る。この含酸素酸塩化合物の具体的な例としては、リン
酸塩化合物、バナジン酸塩化合物、ホウ酸塩化合物、モ
リブデン酸塩化合物等が挙げられる。さらに光学活性元
素としてFe及びErを含有し、他にSc、Ga、A
l、In、Y、Bi、Ce、Gd、Lu、Laから選択
された少なくとも1種以上の元素を含有した化合物も赤
外蛍光材料として使用できる。また、光学活性元素とし
てYbを含有し、この他、Sc、Ga、Al、In、
Y、Bi、Ce、Gd、Lu、Laから選択された少な
くとも1種以上の元素を含有した化合物も赤外蛍光材料
として用いることができる。さらに、赤外領域に吸収を
有する有機化合物を担持させた、Nb、Yb、Erから
選択された1種以上の希土類含有有機化合物も赤外蛍光
材料として用いることができる。これら赤外領域に吸収
を有する有機化合物としては、ポリメチン系色素、アン
トラキノン系色素、ジオール系色素、フタロシアニン系
色素、インドフェノール系色素、アゾ系色素等から選択
できる。本発明によれば、識別情報を提供する識別情報
担体は光学的に検知可能なパターンで設けられ、担体の
パターンとしては、バーコード、記号、絵、文字などの
形状が挙げられる。特に、バーコードは1次元的バーコ
ードでも2次元的バーコードであってもよい。
【0022】本発明の識別情報を有する可逆性記録媒体
において、情報の可視的表示を可逆的に行ない表示でき
る可逆性記録層としては、感熱方式、磁気記録方式、フ
ォトクロミック記録方式、エレクトロクロミック方式等
が利用できる。特に、本発明においては、感熱記録方
式、即ち熱エネルギーにより可逆的に光学特性が変化
し、可視情報の記録及び消去が可能である記録層が好ま
しいものとして挙げられる。この熱エネルギーにより可
逆記録が行なえるものとしては、少なくともロイコ染料
と顕色剤を含む記録層、有機低分子化合物の粒子を含有
する樹脂層、さらに低分子又は高分子液晶化合物を含む
記録層から構成される可逆性記録層が好ましいものとし
て挙げられる。
【0023】可逆性記録層が少なくともロイコ染料と顕
色剤を含むものとしては、樹脂バインダー中にロイコ染
料及び顕色剤を分散させることにより形成されている。
この可逆性記録層に用いられるロイコ染料は、例えばフ
タリド系化合物、アザフタリド系化合物、フルオラン系
化合物、フェノチアジン系化合物、ロイコオーラミン系
化合物等公知の染料前駆体が挙げられる。具体的には、
特開平5−124360号公報に記載された公知のロイ
コ染料が使用できる。
【0024】この可逆性記録層に用いられる顕色剤は、
分子内にロイコ染料を発色させる顕色能を有する構造、
例えばフェノール性水酸基、カルボン酸基、リン酸基等
と、分子間の凝集力を制御する構造、例えば長鎖炭化水
素基が連結した構造を持つ化合物である。連結部分には
ヘテロ原子を含む2価の基を介していても良く、また、
長鎖炭化水素基中にもヘテロ原子を含む2価の基又は芳
香族炭化水素基が含まれていても良い。具体的には、特
開平5−124360号公報、特開平9−290566
号公報、特開平9−323479号公報、特開平10−
67177号公報、特開平10−95175号公報、特
開平10−11944号公報等に記載されている公知の
顕色剤が使用できる。
【0025】この可逆性記録層は、少なくともロイコ染
料と顕色剤を含む樹脂層からなり、記録層を形成する樹
脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタ
ール、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート、ポリ
アリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポ
リフェニレンオキシド、フッソ樹脂、ポリイミド、ポリ
アミド、ポリアミドイミド、ポリベンズイミダゾール、
ポリスチレン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹脂、
ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリウレタン、ポ
リアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、
(メタ)アクリル酸エステル系共重合体、マレイン酸系
共重合体、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン
樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール、変性ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチ
レンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、デンプン、ゼラチ
ン、カゼイン類等を挙げることができる。
【0026】また、記録層皮膜の強度を上げることを目
的に、各種硬化剤、架橋剤を添加することもできる。こ
のような硬化剤、架橋剤の例として、イソシアネート基
を持つ化合物、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂、エ
ポキシ基を持つ化合物、グリオキザール、ジルコニウム
化合物等を挙げることができる。更に、電子線硬化性或
いは紫外線硬化性バインダーを用いて記録層を設けるこ
ともできる。かかるバインダーとしては、エチレン性不
飽和結合を有する化合物が挙げられる。これらの具体例
としては、(1)脂肪族、脂環族、芳香族の多価アルコ
ール及びポリアルキレングリコールのポリ(メタ)アク
リレート、(2)脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族
の多価アルコールにポリアルキレンオキサイドを付加さ
せた多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート、
(3)ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、(4)
ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート、(5)エポキ
シポリ(メタ)アクリレート、(6)ポリアミドポリ
(メタ)アクリレート、(7)ポリ(メタ)アクリロイ
ルオキシアルキルリン酸エステル、(8)(メタ)アク
リロイル基を側鎖、または末端に有するビニル系または
ジエン系化合物、(9)単官能(メタ)アクリレート、
ビニルピロリドン、(メタ)アクリロイル化合物、(1
0)エチレン性不飽和結合を有するシアノ化合物、(1
1)エチレン性不飽和結合を有するモノ或いはポリカル
ボン酸、およびそれらのアルカリ金属塩、アンモニウム
塩、アミン塩等、(12)エチレン性不飽和(メタ)ア
クリルアミドまたはアルキル置換(メタ)アクリルアミ
ドおよびその多量体、(13)ビニルラクタムおよびポ
リビニルラクタム化合物、(14)エチレン性不飽和結
合を有するモノ或いはポリエーテルおよびそのエステ
ル、(15)エチレン性不飽和結合を有するアルコール
のエステル、(16)エチレン性不飽和結合を有するポ
リアルコールおよびそのエステル、(17)スチレン、
ジビニルベンゼン等1個以上のエチレン性不飽和結合を
有する芳香族化合物、(18)(メタ)アクロイルオキ
シ基を側鎖、または末端に有するポリオルガノシロキサ
ン系化合物、(19)エチレン性不飽和結合を有するシ
リコーン化合物、(20)上記(1)〜(19)に記載
の化合物の多量体或いはオリゴエステル(メタ)アクリ
レート変性物、等が挙げられる。
【0027】紫外線硬化性バインダーを用いて記録層を
形成する場合には、光重合開始剤を混合して用いる。光
重合開始剤としては、ジ或いはトリクロロアセトフェノ
ンのようなアセトフェノン類、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン、ベンゾフェノン、ミヒラーケト
ン、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジ
ルジメチルケタール、テトラメチルチウラムモノサルフ
ァイド、チオキサントン類、アゾ化合物、ジアリールヨ
ードニウム塩、トリアリールスルフォニウム塩、ビス
(トリクロロメチル)トリアジン化合物等が挙げられ
る。
【0028】これらのロイコ染料および顕色剤を用いた
可逆性記録層は図1に示すプロセスで発色・消色する。
初期の消色状態(A)を加熱すると温度T1以上でロイ
コ染料と顕色剤が溶融混合して発色し(B)、この状態
を急冷すると発色状態のまま固定される(C)。発色状
態(C)を加熱していくと、発色温度T1より低い温度
2で消色し(D)、冷却すれば初期と同様の消色状態
となる。
【0029】また、可逆性記録層が有機低分子化合物の
粒子を含有する樹脂層は、温度に依存してその透明度が
可逆的に変化する記録層であり、この記録層の光散乱性
が温度に依存して可逆的に変化する性質を利用し構成さ
れる。この可逆性記録層に用いられる樹脂は、有機低分
子物質を均一に分散保持した層を形成すると共に、最大
透明時の透明度に影響を与える材料である。このため樹
脂母材は透明性が良く、機械的に安定で、かつ成膜性の
良い樹脂が好ましい。このような樹脂としては、ポリ塩
化ビニル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−ア
クリレート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩
化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビ
ニリデン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;ポリ
アクリレートまたはポリメタクリレート或いはアクリレ
ート−メタクリレート共重合体;シリコーン樹脂等が挙
げられる。これらは単独で或いは2種以上混合して使用
される。
【0030】この可逆性記録媒体に用いられる有機低分
子化合物としては、一般に融点30〜200℃、好まし
くは50〜150℃程度のものが使用される。このよう
な有機低分子化合物としては、アルカノール;アルカン
ジオール;ハロゲンアルカノールまたはハロゲンアルカ
ンジオール;アルキルアミン;アルカン;アルケン;ア
ルキン;ハロゲンアルカン;ハロゲンアルケン;ハロゲ
ンアルキン;シクロアルカン;シクロアルケン;シクロ
アルキン;飽和または不飽和モノまたはジカルボン酸ま
たはこれらのエステル、アミドまたはアンモニウム塩;
飽和または不飽和ハロゲン脂肪酸またはこれらのエステ
ル、アミドまたはアンモニウム塩;アリルカルボン酸ま
たはそれらのエステル、アミドまたはアンモニウム塩;
ハロゲンアリルカルボン酸またはそれらのエステル、ア
ミドまたはアンモニウム塩;チオアルコール;チオカル
ボン酸またはそれらのエステル、アミンまたはアンモニ
ウム塩;チオアルコールのカルボン酸エステル等が挙げ
られる。これらは単独でまたは2種以上混合して使用さ
れる。これらの化合物の炭素数は10〜60、好ましく
は10〜38、特に10〜30が好ましい。エステル中
のアルコール基部分は飽和していても飽和していなくて
も良く、またハロゲン置換されていても良い。いずれに
しても有機低分子化合物は分子中に酸素、窒素、硫黄お
よびハロゲンの少なくとも1種、例えば−OH、−CO
OH、−CONH、−COOR、−NH、−NH2、−
S−、−S−S−、−O−、ハロゲン等を含む化合物で
あることが好ましい。
【0031】さらに透明化できる温度の巾を広げるに
は、上記の有機低分子化合物を適宜組み合わせるか、ま
たは、そうした有機低分子化合物と融点の異なる他の材
料とを組み合わせれば良い。これらは例えば、特開昭6
3−39378号公報、特開昭63−130380号公
報、特開平3−2089号公報等や、特願昭63−14
754号明細書に記載されているが、これらに限定され
るものではない。
【0032】これらの有機低分子と樹脂とからなる可逆
性記録層は図2に示すプロセスで透明・白濁する。図2
(熱による透明度の変化を表わした図である)におい
て、樹脂およびこの樹脂中に分散された有機低分子化合
物を主成分とする可逆性記録層は、例えばT0以下の常
温では白濁不透明状態にある。これを温度T2に加熱す
ると、透明になり、この状態で再びT0以下の常温に戻
しても透明のままである。更に、T3以上の温度に加熱
すると、最大透明度と最大不透明度との中間の半透明状
態になる。次に、この温度を下げて行くと、再び透明状
態をとることなく最初の白濁不透明状態に戻る。なお、
この不透明状態のものをT1〜T2間の温度に加熱した
後、常温即ちT0以下の温度に冷却した場合には透明と
不透明との中間の状態をとることができる。また、前記
常温で透明になったものも再びT3以上の温度に加熱し
た後、常温に戻せば再び白濁不透明状態に戻る。
【0033】さらに、可逆性記録層は低分子または高分
子液晶を含む記録層に用いられる。高分子液晶として
は、主鎖または側鎖にメソゲン(液晶性を示す分子)が
結合された主鎖型および側鎖型分子液晶等が用いられ
る。高分子液晶は、通常、重合可能なメソゲン化合物
(メソゲンモノマーと呼ぶ)を重合するか、或いは水素
化ポリシリコーン等の反応性ポリマーに付加反応可能な
メソゲン化合物を付加させて製造することができる。こ
のような技術は、Makromol. Chem.,179,p273(1978),Eu
r,Poly.J.,18,p651(1982)およびMol.Cryst.Liq.Cryst.,
169,p167(1989)等に開示されている。本発明に使用され
る高分子液晶も同様な方法で製造することができる。
【0034】メソゲンモノマーおよび付加反応可能なメ
ソゲン化合物としては、ビフェニル系、フェニルベンゾ
エート系、シクロヘキシルベンゼン系、アゾキシベンゼ
ン系、アゾベンゼン系、アゾメチン系、フェニルピリミ
ジン系、ジフェニルアセチレン系、ビフェニルベンゾエ
ート系、シクロヘキシルビフェニル系、ターフェニル系
等の剛直な分子(メソゲン)に、好ましくは所定の長さ
のアルキルスペーサーを介して、アクリル酸エステル
基、メタクリル酸エステル基またはビニル基が結合した
種々の化合物等が代表的なものとして挙げられる。
【0035】本発明によれば、識別情報担体は、記録媒
体のどの位置に設けられていてもよいが、識別情報担体
と可逆性記録層とが、支持体上の同一面に存在すること
が好ましい。本発明の記録媒体を複数重ねて利用する情
報記録装置を用いた場合、記録装置の構成の簡素化が可
能である。
【0036】本発明においては、識別情報担体は可逆性
記録層中に設けることができる。図3は、本発明の識別
情報担体を有する可逆性記録媒体の模式的断面図であ
り、支持体(11)上の可逆性記録層(12)があり、
この中に識別情報担体(13)が含有された例が示され
ている。
【0037】また、本発明の可逆性記録媒体は、可逆性
記録層を摩耗等から保護するために、保護層を設けるこ
とができる。識別情報担体をこの保護層中に設けること
もできる。図4は、本発明の識別情報担体を有する可逆
性記録媒体の模式的断面図であり、支持体(11)上の
可逆性記録層(12)、中間層(14)、保護層(1
5)が積層されており、識別情報担体(13)は保護層
中に含有された例が示されている。本発明で使用できる
保護層は、赤外領域に吸収を実質的に持たないものなら
ば、特に限定されるものではないが、架橋状態にある樹
脂が主成分であることが好ましい。
【0038】架橋状態にある樹脂としては、例えば架橋
剤およびこの架橋剤と反応する活性基を有する樹脂の組
み合わせであり、熱により架橋硬化できる樹脂である。
ここで用いられる樹脂は、例えばフェノキシ樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、セルロースアセテートプロピオ
ネート、セルロースアセテートブチレートなど、水酸
基、カルボキシル基など架橋剤と反応する基を持つ樹
脂、または水酸基、カルボキシル基などを持つモノマー
とそれ以外のモノマーを共重合した樹脂がある。共重合
樹脂には、例えば塩ビ系、アクリル系、スチレン系など
の樹脂があり、具体的には塩化ビニル−酢酸ビニル−ビ
ニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体等が例示できる。
【0039】熱架橋の架橋剤としては例えば、イソシア
ネート類、アミノ樹脂、フェノール樹脂、アミン類、エ
ポキシ化合物等が挙げられる。例えば、イソシアネート
類としてはイソシアネート基を複数もつポリイソシアネ
ート化合物であり、具体的にはヘキサメチレンジイソシ
アネート(HDI)、トルエンジイソシアネート(TD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)等、およ
びこれらのトリメチロールプロパンなどによるアダクト
タイプ、ビュレットタイプ、イソシアヌレートタイプお
よびブロック化イソシアネート類等が挙げられる。架橋
剤の樹脂に対する添加量としては、樹脂中の含まれる活
性基の数に対する架橋剤の官能基の比が0.01〜1が
好ましく、これ以下では熱強度が不足してしまい、また
これ以上添加すると発色・消色特性に悪影響をおよぼ
す。また更に、架橋促進剤としてこの種の反応に用いら
れる触媒を用いてもよい。架橋促進剤としては、例えば
1,4−ジアザ−ビシクロ[2,2,2]オクタンなど
の3級アミン類、有機すず化合物などの金属化合物など
が挙げられる。
【0040】次に、電子線および紫外線硬化の際に用い
られるモノマーとしては、例えば以下のものが挙げられ
る。単官能性モノマーの例メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸トリデシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸
シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル
酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノ
エチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロ
ライド塩、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタク
リル酸グリシジル、メタクリル酸テトラヒドロフルフリ
ル、メタクリル酸アリル、ジメタクリル酸エチレングリ
コール、ジメタクリル酸トリエチレングリコール、ジメ
タクリル酸テトラエチレングリコール、ジメタクリル酸
1,3−ブチレングリコール、ジメタクリル酸1,6−
ヘキサンジオール、トリメタクリル酸トリメチロールプ
ロパン、メタクリル酸2−エトキシエチル、2−エチル
ヘキシルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレー
ト、2−エトキシエトキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、ジシクロペンテニルエチルアクリレー
ト、N−ビニルピロリドン、酢酸ビニル等。
【0041】2官能性モノマーの例 1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオール
ジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリプ
ロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレング
リコールジアクリレート、ビスフェノールAエチレンオ
キサイド付加物ジアクリレート、グリセリンメタクリレ
ートアクリレート、ネオペンチルグリコールのプロピレ
ンオキサイド2モル付加物のジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
(400)ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸とネ
オペンチルグリコールのエステルのジアクリレート、
2,2−ビス(4−アクロリキシジエトキシフェニル)
プロパン、ネオペンチルグリコールジアジペートのジア
クリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコ
ールのε−カプロラクトン付加物のジアクリレート、2
−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−
ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3−ジオキサンジ
アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジアクリ
レート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレート
のε−カプロラクトン付加物、1,6−ヘキサンジオー
ルのグリシジルエーテルのジアクリレート等。
【0042】多官能性モノマーの例 トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセリン
プロピレンオキサイド付加アクリレート、トリスアクリ
ロイルオキシエチルフォスフェート、ペンタエリスリト
ールアクリレート、トリメチロールプロパンのプロピレ
ンオキサイド3モル付加物のトリアクリレート、ジペン
タエリスリトール・ポリアクリレート、ジペンタエリス
リトールのカプロラクトン付加物のポリアクリレート、
プロピオン酸ジペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ヒドロキシピバルアルデヒド変性ジメチロールプロ
ピントリアクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリ
トールのテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラアクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリ
トールのペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレートのε−カプロラクトン付加物等。
【0043】オリゴマーの例ビスフェノールA−ジエポ
キシアクリル酸付加物等。
【0044】また、紫外線を用いて架橋させる場合には
次のような光重合開始剤、光重合促進剤を用いる。その
例としては、イソブチルベンゾインエーテル、イソプロ
ピルベンゾインエーテル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインメチルエーテル等のベンゾインエーテル類。
1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エ
トキシカルボニル)オキシム等のα−アシロキシムエス
テル。2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、ベンジル、ヒドロキシシクロヘキシルフェノルケト
ン等のベンジルケタール類。ジエトキシアセトフェノ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン等のアセトフェノン誘電体。ベンゾフェノ
ン、1−クロロチオキサントン、2−クロロチオキサン
トン、イソプロピルチオキサントン、2−メチルチオキ
サントン、2−メチルチオキサントン、2−クロロベン
ゾフェノン等のケトン類が挙げられる。これらの光重合
開始剤は、単独でまたは2種類以上併用して使用され
る。添加量としては架橋剤1重量部に対して0.005
〜1.0重量部が好ましく、更に好ましくは0.01〜
0.5重量部である。
【0045】光重合促進剤としては芳香族系の第3アミ
ンや脂肪族系アミンがある。具体的にはp−ジメチルア
ミノ安息香酸イソアミルエステル、p−ジメチルアミノ
安息香酸エチルエステル等が挙げられる。これらの光重
合促進剤は、単独でまたは2種類以上併用して使用され
る。添加量としては光重合開始剤1重量部に対して0.
1〜5重量部が好ましく、更に好ましくは0.3〜3重
量部である。
【0046】本発明に用いる紫外線照射の際の光源とし
ては水銀ランプ、メタルハライドランプ、ガリウムラン
プ、水銀キセノンランプ、フラッシュランプなどがある
が、前記した光重合開始剤および光重合促進剤の紫外線
吸収波長に対応した発光スペクトルを有する光源を使用
すればよい。また、紫外線照射条件としては、樹脂を架
橋させるために必要な照射エネルギーに応じてランプ出
力、搬送速度を決めればよい。また、電子線照射装置と
しては照射面積、照射線量、などの目的の応じて走査
形、非走査形いずれかを選べば良く、照射条件としては
樹脂を架橋するのに必要な線量に応じて、電子流、照射
幅、搬送速度を決めれば良い。
【0047】更に、本発明の可逆性記録媒体において、
記録層と保護層の接着性の向上、保護層の塗布による記
録層の変質防止、保護層中に含有される添加剤の記録層
への移行を防止する目的で、両者の間に中間層を設ける
ことができ、識別情報担体をこの中間層中に設置するこ
ともできる。
【0048】図5は、本発明の情報担体を有する可逆性
記録媒体の模式的断面図であり、支持体(11)上の可
逆性記録層(12)、中間層(14)、保護層(15)
が積層されており、識別情報担体(13)は中間層中に
含有された例が示されている。本発明で使用される中間
層は、上記記録層と同様な樹脂が使用できる。
【0049】本発明の可逆性記録媒体において、支持体
と記録層との間に、印加した熱を有効に利用するため、
支持体と記録層の間に断熱性の下引き層を設けることが
できる。下引き層は、有機または無機の微小中空体粒子
をバインダー樹脂を用いて塗布することにより形成でき
る。支持体と記録層の接着性の改善や支持体への記録層
材料の浸透防止を目的としたアンダーコート層を設ける
こともできる。また、この下引き層中に情報担体を設け
ることができる。
【0050】図6は、本発明の識別情報担体を有する可
逆性記録媒体の模式的断面図であり、支持体(11)上
の下引き層(16)、可逆性記録層(12)、中間層
(14)、保護層(15)が積層されており、識別情報
担体(13)は下引き層(16)中に含有された例が示
されている。
【0051】本発明の可逆性記録媒体においては、保護
層、中間層、記録層および下引き層には、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、水酸
化アルミニウム、カオリン、タルク等のフィラーを含有
させることができる。その他、滑剤、界面活性剤、分散
剤等を含有させることもできる。この場合、識別情報担
体の読み取りを阻害しない、即ち赤外領域に吸収を持た
ない添加剤が好ましい。
【0052】また、記録層、中間層、保護層、下引き層
にフィラーを添加もよく、フィラーとしては無機フィラ
ーと有機フィラーに分けることができる。無機フィラー
としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭
酸塩;無水ケイ酸、含水ケイ酸、含水ケイ酸アルミニウ
ム、含水ケイ酸カルシウムなどのケイ酸塩;アルミナ、
酸化鉄などの水酸化物;酸化亜鉛、酸化インジウム、ア
ルミナ、シリカ、酸化ジルコニア、酸化スズ、酸化セリ
ウム、酸化鉄、酸化アンチモン、酸化バリウム、酸化カ
ルシウム、酸化バリウム、酸化ビスマス、酸化ニッケ
ル、酸化マグネシウム、酸化クロム、酸化マンガン、酸
化タンタル、酸化ニオブ、酸化トリウム、酸化ハフニウ
ム、酸化モリブデン、鉄フェライト、ニッケルフェライ
ト、コバルトフェライト、チタン酸バリウム、チタン酸
カリウムのような金属酸化物;硫化亜鉛、硫酸バリウム
のような金属硫化物あるいは硫酸化合物;チタンカーバ
イド、シリコンカーバイド、モリブデンカーバイド、タ
ングステンカーバイド、タンタルカーバイドのような金
属炭化物;窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ホウ素、
窒化ジルコニウム、窒化バナジウム、窒化チタニウム、
窒化ニオブ、窒化ガリウムのような金属窒化物等が挙げ
られる。有機フィラーとしては、シリコーン樹脂、セル
ロース樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、フェノール
樹脂、ポリウレタン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン、
ポリスチレン、ポリスチレン・イソプレン、スチレンビ
ニルベンゼンなどのスチレン系樹脂、塩化ビニリデンア
クリル、アクリルウレタン、エチレンアクリルなどのア
クリル系樹脂、ポリエチレン樹脂、ベンゾグアナミンホ
ルムアルデヒド、メラミンホルムアルデヒドなどのホル
ムアルデヒド系樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、
塩化ビニル樹脂等が挙げられる。本発明では有機フィラ
ーを単独で用いることもできるが、2種類以上含まれて
もよく、複合粒子であってもよい。また、形状としては
球状、粒状、板状、針状等が挙げられる。また、層中の
フィラーの含有量は体積分率で1〜95%、より好まし
くは5〜75%である。
【0053】更に、記録層、中間層、保護層、下引き層
に滑剤を添加してもよく、滑剤の具体例としては、エス
テルワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワッ
クス等の合成ワックス類:硬化ひまし油等の植物性ワッ
クス類:牛脂硬化油等の動物性ワックス類:ステアリル
アルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール
類:マルガリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チル酸、ステアリン酸、ベヘニン鎖、フロメン酸等の高
級脂肪酸類:ソルビタンの脂肪酸エステルなどの高級脂
肪酸エステル類:ステアリン酸アミド、オレイン酸アミ
ド、ラウリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミ
ド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチロールステ
アリン酸アミド等のアミド類などが挙げられる。層中の
滑剤の含有量は体積分率で0.1〜95%、より好まし
くは1〜75%である。
【0054】また、中間層、保護層中に無機または有機
紫外線吸収剤を含有してもよく、その含有量はバインダ
ー100重量部に対して0.5〜10重量部の範囲が好
ましい。
【0055】有機紫外線吸収剤としては、2−(2’−
ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−オクトキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−
5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−エトキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤、
【0056】2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,
2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボ
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オキシベン
ジルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−クロロベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’
−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン
−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、
【0057】フェニルサリシレート、p−オクチルフェ
ニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレー
ト、カルボキシフェニルサリシレート、メチルフェニル
サリシレート、ドデシルフェニルサリシレート、2−エ
チルヘキシルフェニルサリシレート、ホモメンチルフェ
ニルサリシレート等のサリチル酸エステル系紫外線吸収
剤、
【0058】2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,
3’−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−
3,3’−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレ
ート系紫外線吸収剤、p−アミノ安息香酸、p−アミノ
安息香酸グリセリル、p−ジメチルアミノ安息香酸アミ
ル、p−ジヒドロキシプロピル安息香酸エチル等のp−
アミノ安息香酸系紫外線吸収剤、p−メトキシケイ皮酸
−2−エチルヘキシル、p−メトキシケイ皮酸−2−エ
トキシエチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、4−t−ブ
チル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチル等が挙げられる。
【0059】本発明の可逆性記録媒体において、識別情
報担体が識別情報を含んだ識別情報担体層として設置す
ることもできる。図7は、本発明の識別情報担体を有す
る可逆性記録媒体の模式的断面図であり、支持体(1
1)上の可逆性記録層(12)、識別情報担体層(1
7)、中間層(14)、保護層(15)が積層された例
が示されている。なお、識別情報担体層は、層構成にお
いて、いずれの場所にも設置可能であるが、識別情報担
体層は、可逆性記録媒体層より支持体に対して上層に存
在することが好ましい。これにより、識別情報の認識を
向上させる利点がある。
【0060】更に、本発明の可逆性記録媒体において
は、弾性層を設けることができる。図8は、本発明の識
別情報担体を有する可逆性記録媒体の模式的断面図であ
り、支持体(11)上の弾性層(18)、可逆性記録層
(12)、中間層(14)、保護層(15)が積層され
た例が示されている。識別情報担体を設けたとき、凹凸
が生じ、可逆性記録において不均一な画像形成を防止す
る目的で、この凹凸を吸収し得る弾性層を設けることに
より解決される。このような弾性層としては、シリコー
ンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、イソプレゴ
ム、ニトリル−ブタジエンゴム、高飽和ニトリルゴム、
エチレン−プロピレンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブ
タジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロ
ロスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレン、
エチレン−アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム、多
硫化ゴム、ブチルゴム、ゴム弾性を持つ紫外線硬化樹脂
等である。
【0061】また、微小中空フィラーを用いることがで
きる。微小中空フィラーは、熱可塑性樹脂を殻とし、内
部に空気その他の気体を含有するもので、既に発泡状態
となっている微小中空粒子は、熱可塑性樹脂を殻とする
ものであるが、この樹脂としては、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポ
リアクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポリブ
タジエン或いはそれらの共重合体樹脂等が挙げられる。
これらの中でも、特に塩化ビニリデンとアクリロニトリ
ルを主体とする共重合体樹脂が好ましい。
【0062】本発明の可逆性記録媒体において、識別情
報担体を可逆性記録媒体中または可逆性記録媒体上に設
けるには、識別させる形状によって、さまざまな手法で
設けることが可能である。好ましくは、グラビア印刷方
式、スクリーン印刷方式、ロータリースクリーン印刷方
式またはオフセット印刷方式、更に熱転写リボンのイン
ク、静電印刷方によるトナーまたはインクジェットのイ
ンクとして、これらから選ばれる印刷方法により設ける
こともできる。これらインク作製においては、通常用い
られる高分子結着剤を用いることができる。
【0063】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに具体的に
説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるも
のではない。なお、以下に示す部はいずれも重量基準で
ある。
【0064】〔実施例1〕 (下引き層)熱膨張性微小中空体(松本油脂社製ミクロ
パールF−30)15部、ポリビニルブチラール5部、
エチルアルコール70部、トルエン30部を混合し、ボ
ールミルを用いて粉砕分散し、下引き層塗布液を調整し
た。これを、分散液をワイヤーバーで塗布し、乾燥し下
引き層を設けた。
【0065】(可逆性記録層)2−アニリノ−3−メチ
ル−6−ジブチルアミノフルオラン2部、N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−6−(N’−オクタデシルウレイ
ド)ヘキサンアミド8部、アクリルポリオール樹脂の1
5%のテトラヒドロフラン(THF)溶液70部を混合
し、ボールミルを用いて粉砕分散した。得られた分散液
に日本ポリウレタン社製コロネートHL(アダクト型ヘ
キサメチレンジイソシアネート75%酢酸エチル溶液)
10部を加え、良く撹拌し可逆性記録層塗布液を調整し
た。可逆性記録層は、ワイヤーバーを用い塗布し、10
0℃2分間乾燥した後、60℃24時間加熱した。
【0066】(中間層塗布液)アクリルポリオール樹脂
の15%メチルエチルケトン(MEK)溶液30部、共
同化学社製Viosorb130(2−ヒドロキシ−4
−n−オクトキシ)ベンゾフェノン4部、コロネートH
L4部を混合し、中間層塗布液を調整した。保護層は、
ワイヤーバーを用いて塗布し、100℃2分間乾燥後、
60℃24時間加熱した。
【0067】(保護層塗布液)ウレタンアクリレート系
紫外線硬化性樹脂(大日本インキ社製C7−157)1
5部、酢酸エチル85部を溶解撹拌し、保護層塗布液を
調整した。これをワイヤーバーを用いて塗工し90℃1
分乾燥後、照射エネルギー80W/cmの紫外線ランプ
下を9m/分の搬送速度で通して硬化し保護層を設け
た。
【0068】(弾性層塗布液)ブタジエン樹脂(日本合
成ゴム社製:JSR RB820)10部、トルエン1
0部からなる弾性層塗布液をワイヤーバーで塗布、乾燥
し弾性層を設けた。
【0069】上記各層を100μm厚の白色のポリエス
テルフィルム支持体上に、各層膜圧が5μmになるよ
う、下記に示す順序で積層し、本発明の可逆性記録媒体
を作製した。また、識別情報担体は、硫酸イッテリビウ
ム3重量部を、ワックス5重量部とガラスビーズアトラ
イターにて撹拌して得たインクリボンインキを、4μm
の厚さのPETフィルムにグラピアコートしてインクリ
ボンを作製し、熱転写記録し、格子パターンを印刷し
た。この識別情報担体は、下記に示す位置に設けた。
【0070】実施例1−1 支持体−識別情報担体−可
逆性記録層−中間層−保護層 実施例1−2 支持体−可逆性記録層−識別情報担体−
中間層−保護層 実施例1−3 支持体−可逆性記録層−中間層−識別情
報担体−保護層 実施例1−4 支持体−識別情報担体−下引き層−可逆
性記録層−中間層−保護層 実施例1−5 支持体−識別情報担体−可逆性記録層−
弾性層−保護層 実施例1−6 支持体−可逆性記録層−中間層−識別情
報担体−弾性層−保護層 実施例1−7 支持体−可逆性記録層−中間層−保護層
−識別情報担体−弾性層
【0071】また、識別情報を印刷した後、これと同膜
厚になるように中間層塗布液を塗布し、識別情報担体層
を設け、下記に示すように、各層を積層し、可逆性記録
媒体を作製した。
【0072】実施例1−8 支持体−識別情報担体層−
可逆性記録層−中間層−保護層 実施例1−9 支持体−可逆性記録層−識別情報担体層
−中間層−保護層 実施例1−10 支持体−可逆性記録層−中間層−識別
情報担体層−保護層
【0073】以上のようにして作製した本発明の位置情
報を有する可逆性記録媒体について、識別情報担体が存
在する部分と、存在しない部分を肉眼で観察したが、い
ずれの媒体も、これらの区別を認識することは困難であ
った。また、赤外発光ダイオードを光源とし、CCDリ
ニアセンサを受光部とした読み取り試験を行なった。こ
の結果を表1に示す。なお、表中、○は読み取れたこと
を、×は読み取れなかったことを表わす。
【0074】
【表1】
【0075】さらにサーマルヘッドを用い、これら可逆
性記録媒体に特定な印字を行なった。この状態で、上記
と同様に読み取り試験を実施した。この結果を表2に示
す。なお、表中の記号は、上記と同様である。
【0076】
【表2】
【0077】次いでこれら印字された可逆性記録媒体を
120℃の熱ブロックにより1秒間加熱したところ、い
ずれも、印字部は完全に消去し、もとの白色の記録媒体
に戻った。この消去された状態で、再び、上記と同様な
読み取り試験を実施した。この結果を表3に示す。な
お、表中の記号は上記と同様である。
【0078】
【表3】
【0079】さらに、印字、読み取り、消去、読み取り
の一連の操作を繰り返した。表4には、この5回目の印
字された状態、および消去した状態での読み取り試験結
果を、上記と同様な記号で示した。なお、繰り返した際
の印字、消去については、いずれも初回の印字、消去の
状態と変化がなく、本発明の記録媒体が繰り返し使用で
きることが確認された。
【0080】
【表4】
【0081】〔実施例2〕実施例1における識別情報担
体において、桂皮酸ネオジム・イッテリビウム複合塩2
0部を水400部に懸濁させ、撹拌しながら、ポリメチ
ン色素(日本化薬社製、商品名IR−820B)0.0
6部をジメチルホルムアミド20部に溶かした溶液を液
下し、1時間撹拌後にろ過、乾燥した。この15部を、
ワックス3部、ポリエステル1部、ポリウレタン1部と
ともに分散し、40μm厚のPET上に塗布し、乾燥し
てインクリボンを作製した以外は、実施例1−1〜1−
10と同様にして本発明の可逆製記録媒体を作製した。
(実施例2−1〜2−10)
【0082】以上のようにして作製した本発明の位置情
報を有する可逆性記録媒体について、識別情報担体が存
在する部分と、存在しない部分を肉眼ではほとんど見え
なかった。マクベス濃度計(RD−914)を用いて、
識別情報担体が存在する部分と、存在しない部分につい
て、その光学濃度を測定した結果を表5に示す。
【0083】
【表5】
【0084】また、ステルス・バーコード用ハンディス
キャナLM−R−600(日立マクセル製)を用いて、
読み取り試験を行なった。この結果を表6に示す。な
お、表中の記号は、○は読み取れたことを、×は読み取
れなかったことを表わす。
【0085】
【表6】
【0086】さらにサーマルヘッドを用い、これら可逆
性記録媒体に特定な印字を行なった。この状態で、上記
と同様に読み取り試験を実施した。この結果を表7に示
す。なお、表中の記号は、上記と同様である。
【0087】
【表7】
【0088】次いでこれら印字された可逆性記録媒体を
120℃の熱ブロックにより1秒間加熱したところ、い
ずれも、印字部は完全に消去し、もとの白色の記録媒体
に戻った。この消去された状態で、再び、上記と同様な
読み取り試験を実施した。この結果を表8に示す。な
お、表中の記号は上記と同様である。
【0089】
【表8】
【0090】さらに、印字、読み取り、消去、読み取り
の一連の操作を繰り返した。表9には、この5回目の印
字された状態、および消去した状態での読み取り試験結
果を、上記と同様な記号で示した。なお、繰り返した際
の印字、消去については、いずれも初回の印字、消去の
状態と変化がなく、本発明の記録媒体が繰り返し使用で
きることが確認された。
【0091】
【表9】
【0092】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的な説明から明らか
なように、本発明の可逆性記録媒体は、情報表示が書き
換え自在であり、かつその記録媒体を識別できる。さら
に識別情報は実質的に不可視に各種情報を表示し、情報
表示が記録媒体全体に行なえるものであるという極めて
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるロイコ染料及び顕色剤を用いた
可逆性記録媒体の発色・消色特性を示す図である。
【図2】本発明に用いる有機低分子と樹脂からなる可逆
性記録媒体の透明・白濁特性を示す図である。
【図3】本発明の識別情報が可逆性記録層に含まれる可
逆性記録媒体の模式的断面図である。
【図4】本発明の識別情報が保護層に含まれる可逆性記
録媒体の模式的断面図である。
【図5】本発明の識別情報が中間層に含まれる可逆性記
録媒体の模式的断面図である。
【図6】本発明の識別情報が下引き層に含まれる可逆性
記録媒体の模式的断面図である。
【図7】本発明の識別情報担体層を有する可逆性記録媒
体の模式的断面図である。
【図8】本発明の識別情報が弾性層に含まれる可逆性記
録媒体の模式的断面図である。
【符号の説明】
11 支持体 12 可逆性記録層 13 識別情報担体 14 中間層 15 保護層 16 下引き層 17 識別情報担体層 18 弾性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 恭治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 服部 仁 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 古田 俊之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 別府 智彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C005 JA15 JB12 JB14 JB21 JC02 JC06 JC10 KA14 KA70 LA11 LA23 LB08 LB16 LB25 2H026 AA09 AA24 BB02 BB21 BB50 FF15 FF24 GG03 2H111 HA00 HA18 HA23 HA34

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも可逆性記録層を有する可逆性
    記録媒体であって、さらにその記録媒体を識別する識別
    情報担体を有することを特徴とした可逆性記録媒体。
  2. 【請求項2】 記録媒体を識別する識別情報担体が実質
    的に不可視であることを特徴とした請求項1の識別情報
    を有する可逆性記録媒体。
  3. 【請求項3】 識別情報担体が存在する部分の光学濃度
    がマクベス濃度計による測定で、存在しない部分の2倍
    以下であることを特徴とした請求項2に記載の識別情報
    を有する可逆性記録媒体。
  4. 【請求項4】 識別情報担体の有無が光学的に検知でき
    るものであることを特徴とした請求項1乃至3の何れか
    1に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  5. 【請求項5】 識別情報担体が光吸収により検知される
    ものであることを特徴とした請求項4に記載の識別情報
    を有する可逆性記録媒体。
  6. 【請求項6】 識別情報担体が赤外光の吸収により検知
    するものであることを特徴とした請求項5に記載の識別
    情報を有する可逆性記録媒体。
  7. 【請求項7】 識別情報担体が、Nd、Yb、In、S
    n、Znを含む酸化物、硫化物、ハロゲン化物またはそ
    れらの複合物である赤外吸収材料より提供されることを
    特徴とした請求項6に記載の識別情報を有する可逆性記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 識別情報担体が、Yb、In、Sn、Z
    nを含みこれらと酸との塩である赤外吸収材料より提供
    されることを特徴とした請求項6に記載の識別情報を有
    する可逆性記録媒体。
  9. 【請求項9】 識別情報担体が蛍光を発し、それにより
    検知するものであることを特徴とした請求項4に記載の
    識別情報を有する可逆性記録媒体。
  10. 【請求項10】 識別情報担体が赤外光の吸収により励
    起し、蛍光を発光し、それにより検知するものであるこ
    とを特徴とした請求項9に記載の識別情報を有する可逆
    性記録媒体。
  11. 【請求項11】 識別情報担体が、光学活性元素として
    少なくとも、Ndを含む有機金属化合物である赤外蛍光
    材料より提供されることを特徴とした請求項10に記載
    の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  12. 【請求項12】 識別情報担体が、光学活性元素とし
    て、NbまたはYbを含む有機金属化合物である赤外蛍
    光材料より提供されることを特徴とした請求項10に記
    載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  13. 【請求項13】 識別情報担体がNb、Yb、Erから
    選ばれる1種以上の元素を含む含酸素酸塩化合物からな
    る赤外蛍光材料であることを特徴とする請求項10に記
    載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  14. 【請求項14】 識別情報担体が、光学活性元素として
    FeおよびErを含有し、他にSc、Ga、Al、I
    n、Y、Bi、Ce、Gd、Lu、Laから選択された
    少なくとも1種の元素を含有した化合物からなる赤外蛍
    光材料であることを特徴とする請求項10に記載の識別
    情報を有する可逆性記録媒体。
  15. 【請求項15】 識別情報担体が、光学活性元素として
    Ybを含有しており、この光学活性元素の他にSc、G
    a、Al、In、Y、Bi、Ce、Gd、Lu、Laか
    ら選択された少なくとも1種の元素を含有した化合物か
    らなる赤外蛍光材料であることを特徴とする請求項10
    に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  16. 【請求項16】 識別情報担体が、赤外領域に吸収を有
    する有機化合物を担持させた、Nb、Yb、Erから選
    択された1種以上の希土類含有有機化合物からなる赤外
    蛍光材料であることを特徴とする請求項10に記載の識
    別情報を有する可逆性記録媒体。
  17. 【請求項17】 識別情報担体がバーコード、記号、
    絵、文字などの形状によって識別可能な情報を有するこ
    とを特徴とした請求項1に記載の識別情報を有する可逆
    性記録媒体。
  18. 【請求項18】 可逆記録層が熱エネルギーにより可逆
    的に光学特性が変化し、可視情報の記録および消去が可
    能な可逆性感熱記録層であることを特徴とした請求項1
    乃至17の何れか1に記載の識別情報を有する可逆性記
    録媒体。
  19. 【請求項19】 可逆性感熱記録層が少なくともロイコ
    染料と顕色剤を含むものであることを特徴とした請求項
    18に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  20. 【請求項20】 可逆性感熱記録層が有機低分子化合物
    の粒子を含有する樹脂層であることを特徴とした請求項
    18に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  21. 【請求項21】 可逆性感熱記録層が低分子または高分
    子液晶化合物を含むものであることを特徴とした請求項
    18に記載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  22. 【請求項22】 識別情報担体と可逆性記録層とが、支
    持体上の同一層内に存在することを特徴とした請求項1
    乃至21の何れか1に記載の識別情報を有する可逆性記
    録媒体。
  23. 【請求項23】 識別情報担体が可逆性記録層中に存在
    することを特徴とした請求項1乃至22の何れか1に記
    載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  24. 【請求項24】 識別情報担体が保護層中に存在するこ
    とを特徴とした請求項1乃至22の何れか1に記載の識
    別情報を有する可逆性記録媒体。
  25. 【請求項25】 識別情報担体が記録層と保護層の間に
    設置された中間層中に存在することを特徴とした請求項
    1乃至22の何れか1に記載の識別情報を有する可逆性
    記録媒体。
  26. 【請求項26】 識別情報担体が支持体と記録層の間に
    設置された下引き層中に存在することを特徴とした請求
    項1乃至22の何れか1に記載の識別情報を有する可逆
    性記録媒体。
  27. 【請求項27】 少なくとも支持体上に可逆性記録層が
    設けられた可逆性記録媒体であり、さらに識別情報担体
    を含む識別情報担体層を設けたことを特徴とした請求項
    1乃至22の何れか1に記載の識別情報を有する可逆性
    記録媒体。
  28. 【請求項28】 識別情報担体層が支持体に対し、可逆
    性記録層より上にあることを特徴とした請求項27に記
    載の識別情報を有する可逆性記録媒体。
  29. 【請求項29】 識別情報担体層が支持体と可逆性記録
    層の間にあることを特徴とした請求項27に記載の識別
    情報を有する可逆性記録媒体。
  30. 【請求項30】 記録媒体と識別する情報担体を有する
    可逆性記録媒体であり、弾性層を有することを特徴とし
    た請求項1乃至29の何れか1に記載の識別情報を有す
    る可逆性記録媒体。
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