JP2000190152A - 退避クランプ装置 - Google Patents

退避クランプ装置

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JP2000190152A
JP2000190152A JP10376278A JP37627898A JP2000190152A JP 2000190152 A JP2000190152 A JP 2000190152A JP 10376278 A JP10376278 A JP 10376278A JP 37627898 A JP37627898 A JP 37627898A JP 2000190152 A JP2000190152 A JP 2000190152A
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JP
Japan
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clamp
work
clamp bar
bar
cutter
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JP10376278A
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English (en)
Inventor
Mamoru Kenmoku
守 見目
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工材を部品の形状に従って切断する際に
部品形状内に被加工材をクランプする場所がない場合、
クランプ部を別設したりクランプ装置を一時的に移動さ
せたりする必要のないクランプ装置を提供する。 【解決手段】 被加工材10の切断除去される部分にク
ランクベース3を固定する。クランクベース3の上面は
被加工材10の内側に向かって傾斜しており、この面に
垂直にクランプバー2の一端をピンボルト4で軸着し、
切断部を跨いで延在させた先端で被加工材10を押圧す
る。カッター8の進行と反対の向きに回転力を与えてク
ランプバー2をストッパーピン13に当接して設置す
る。クランプバー2は、切断加工時にカッター8に押さ
れて回転し、カッター8が離れると、回転力により元の
設定位置に戻り被加工材10を押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削等の機械加工
において作業治具に被加工材を固定保持するために用い
られるクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】切削作業において被加工材を固定保持す
るクランプ装置として、例えばルータ切削機を用いて被
加工材から所用の部品形状を切断するときに、部品にク
ランプ用ツーリングホールを穿孔できない場合、図6に
示すように、部品17の外側にタブ17aと称するクラ
ンプ用の押え代を設け、このタブにツーリングホール1
7bを穿孔し、作業治具11にねじで固定保持する方法
が一般的に行われている。その他に、特開平7−195
375号公報には、中間部分をボルトにより台枠に締着
され、一端を支点部材に支持され他端で被加工材を押圧
したクランプ板を用いたクランプ装置が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、部品形
状の外側にタブを設けてクランプし切断する場合には、
まず前記のタブを回避して被加工材を切断し、その後に
タブの部分を切断除去する方法を採っている。この場合
には被加工材を自動切断するために、タブを回避する手
順をプログラムする工程や、ルータ切断後にタブの切断
位置をマーキングしてタブを切断し切断部分を手仕上げ
する作業の工程が必要になる。また、特開平7−195
375のように、クランプ板をボルトで固定して被加工
材を固定保持するクランプ装置では、被加工材から部品
形状を切断する場合、上記タブを用いる場合と同じよう
に、クランプ板を回避して切断した後クランプ部分を別
の工程で切断するか、あるいは、クランプ部分で加工機
を一時止めクランプボルトを緩めてクランプ板を移動さ
せ、クランプ部分の切断を終えた後クランプ板をボルト
で再び固定する作業を繰り返さねばならない。つまり上
記のいずれのクランプ装置も新たな工程を追加する必要
があって作業効率が向上しない。そこで本発明の目的
は、新たな工程を追加する必要がなく作業効率のよいク
ランプ装置を提供することである。
【0004】
【課題を達成するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1に記載された発明は、被加工材を先端部で押
圧し、該被加工材に対して傾斜した回動軸で基端部を軸
着されたクランプバーと、クランプバーの前記基端部を
回動自在に軸着して作業治具に固定されるクランプベー
スと、このクランプバーに所望の向きの回転力を与える
付勢手段と、前記クランプバーを所定の位置で停止させ
るストッパーと、を備えたクランプ装置である。
【0005】クランプバーの回転力の向きをカッターの
進行と反対にし、クランプバーが被加工材の切断線を跨
ぐようにしてクランプ装置を作業治具に固定する。被加
工材を切削するカッターが移動してきてクランプバーが
押されると、先端部を上昇させながらクランプバーは回
転しカッターをやり過ごす。カッターがクランプ部分を
通り過ぎると、付与された回転力によってクランプバー
は元の位置の戻されて被加工材をクランプする。このと
きカッターを回転しない保護材で囲えば、クランクバー
を損傷させないで済む。
【0006】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のクランプ装置において、付勢手段は、クランプベー
スに穿設された穴に内装されたコイルばねであり、該コ
イルばねはクランクプバ−とともに先端部分にねじ部を
有したピンボルトによって軸着され、クランプバーは、
前記コイルばねの上に配されてピンボルトのヘッドとの
間に挟持されていることを特徴とするクランプ装置であ
る。
【0007】クランプベースに穿設された穴にコイルば
ねが内装されることによりクランプ装置がコンパクトに
まとまり、コイルばねの上にピンボルトによりクランプ
バーが挟持されることにより、ピンボルトの締付の調整
でクランプ力を調節することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による退避クラン
プ装置の実施例を図1乃至図3を参照して説明する。図
1には、退避クランプ装置1に固定保持された被加工材
10がカッター8によって切削溝14で切断されている
様子が示されている。
【0009】本実施例では、最上部に一様な傾斜面3c
を持つクランプベース3が、傾斜面3cを切削溝14側
に向けて、ピン9とボルト15とによって加工保護材1
1に固定されている。クランプベース3の上部には、傾
斜面3cに垂直に穴3aとこれに連通するねじ穴3bが
設けられ、穴3aにはコイルばね7が内装され、コイル
ばね7の上にクランプバー2の一端がピンボルト4で軸
着されている。クランプバー2は、切削溝14を跨いで
延び先端の球状部分で被加工材を押圧し、一端をクラン
クベ−ス3に固定されたコイルばね7によってカッター
8の進行とは反対の向きに付勢され、クランプベース3
に設置されたストッパーピン13によって所定位置に停
止させらている。
【0010】クランプベース3の設置場所は、切削溝1
4に近接した、被加工材10の切断除去される端部であ
り、カッター8を囲むカラー5がクランプベース3と接
触しない場所である。そして、クランプベース3は、そ
の底部に圧入されたピン9を被加工材10及び加工保護
材11に穿孔された孔11aに挿入し、貫通孔3eに挿
通されたねじ15で加工保護材11に固定されている。
このクランプベ−ス3の固定には多くの公知の固定方法
が採用できる。
【0011】また、クランプバー2の軸着場所を最上部
の傾斜面3cとしているが、これは回転スペースが最も
与え易いためであり、クランプバー2に必要な回転スペ
ースを与えるならば最上部には限られない。クランプバ
ー2の押圧力は、クランプバー2の曲げ剛性とピンボル
ト4の締込量とによって調節できる。従って、実施例の
ような矩形断面では、押圧力を調節し易いように幅と厚
みとが適切に選定される。そして通常クランプバー2の
軸着部には回動を円滑にするためにベアリング6が圧入
されるが、負荷によってはブッシュと潤滑材とに置き換
えることも可能である。また、クランプバー2の先端の
球状部分をベアリングで置換えることもあり、この場合
には、摩擦抵抗が減少しクランプバー2の回動が容易に
なる。
【0012】コイルばね7の先端の固定は、クランプバ
ー2の下面2aと穴3aの下面3dを穿孔し、コイルば
ね7の線端を挿入する公知の方法で容易に実施できる。
実施例では、コイルばね7によって、クランプバー2を
担持すると共に回転力を付与してコンパクトにしている
が、孔3aを廃止して傾斜面3aとピンボルト4とで挟
持し、引張ばねを治具等で係止して回転力を与えること
もできる。
【0013】次にこの退避クランプ装置1の作用につい
て説明する。図4乃至図5にはカッター8で被加工材1
0を部品形状に従って切断している様子が示されてお
り、カッター8は切削溝14でもって被加工材10を切
断する。退避クランプ装置1は、クランプバー2が切削
溝14を横切るように被加工材10の端部に複数個が設
置される。退避クランプ装置1を使用する時には被切削
材10の上方部分をカラー5で囲まれたカッター8を用
いるのがよく、カッター8とクランプバー2との接触に
よる損傷が防止される。
【0014】切削溝14を残しながら、カッター8が、
被加工材10から部品形状を切り出していき、カラー5
が接触するとクランプバー2は押されて回転し、やがて
カラー5から離れる。クランプバー2は、コイルばね7
によってカッター8の進行と反対の向きに付勢されてい
るので、カラー5が離れると、元の設定位置まで回転し
て被加工材10を押圧する。このようにして、カッター
8は、複数個設けられた退避クランプ装置1を避けるこ
となく、クランプバー2を押し退けて進行し被加工材を
切断する。そしてクランプバー2は、カッター8の通過
後、コイルバネ7によって元の押圧場所に復帰して被加
工材10を押圧する。
【0015】
【発明の効果】被加工材の切断除去される部分と共に加
工台に固定されたクランプベースに、コイルばねにより
回転力を与えられたクランプバーを傾斜させて軸着し、
このクランプバーで切断線を跨いで被加工材を押圧する
ことにより、カッターが切断のためにクランプ部分を通
過する時には、カッターの押力でクランプバーを押し退
けさせ、通過後には、コイルばねの回転力でクランプバ
ーを元の位置に復帰させることができる。従って、クラ
ンプ部分の近傍を避けて切断し、切断後に残った部分を
切断除去したり、クランプ装置を一時除去して加工し、
加工後にクランプ装置を再設置する必要がないので、切
断加工作業の効率を上げるができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の退避クランプ装置の平面図。
【図2】実施例の構造を示す、図1におけるA−A断面
図。
【図3】実施例の固定構造を示す、図1におけるB−B
断面図。
【図4】退避クランプ装置で被加工材を固定して切断し
ている様子の説明図。
【図5】退避クランプ装置で被加工材を固定して切断し
ている様子の説明図。
【図6】被加工材の端部を従来のクランプ方法で固定し
た場合の部品の切断形状。
【符号の説明】
1 退避クランプ装置 2 クランプバー 3 クランプベース 4 ピンボルト 7 コイルばね 8 カッター 9 ピン 10 被加工材 13 ストっパーピン 14 切削溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を作業治具に固定保持するクラ
    ンプ装置において、 前記作業治具に固定された所定の高さを有するクランプ
    ベースと、 このクランプベ−スに傾斜して回動自在に基端を軸着さ
    れ先端で前記被加工材に押圧するクランプバ−と、 このクランプバーに所望の向きの回転力を与える付勢手
    段と、 前記クランプバーを所定の位置で停止させるストッパー
    と、を備えたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段は、クランプベースに穿設
    された穴に内装されたコイルばねであり、前記クランク
    プバ−とともに、先端部分にねじ部を有し基端部分に拡
    大した径のヘッドを有した円柱状のピンボルトによって
    軸着さており、前記クランプバーは、前記コイルばねの
    上に配されてピンボルトの前記ヘッドとの間に挟持され
    ていることを特徴とする請求項1記載のクランプ装置。
JP10376278A 1998-12-24 1998-12-24 退避クランプ装置 Pending JP2000190152A (ja)

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