JP2000189520A - ステント - Google Patents
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Landscapes
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Abstract
性が高く挿入時のデリバリー性が向上し、血管の湾曲部
への留置、抹消部へ留置が可能となるステントを提供す
ること。 【解決手段】 略管状体に形成されかつ管状体の内部よ
り半径方向に伸張可能なステント1であって、略波形状
の構成要素6の上下に環状ユニット4の中心線Cより左
右にずれた左接続部3Aと右接続部3Bを介して他の略
波形状の構成要素6を上下に連結することにより構成さ
れる一組の構成要素2をステント1の中心軸を取り囲む
ように複数配列することにより環状ユニット4を構成
し、複数の前記環状ユニット4がステント1の軸方向に
延設され、前記環状ユニット4同士は少なくとも一箇所
が連結部5により連結されているステント1。
Description
じた狭窄部の改善に使用されるステントの改良に関す
る。
4−6377号には拡張させた後、構成要素が連続した
菱形状となるステントが記載されているが、このステン
トは非拡張時は管状体の軸方向に溝を掘った状態にすぎ
ないので、軸方向での柔軟性に欠け、屈曲した血管に挿
入するのが困難であった。他方拡張時には全体の長さが
短くなり血管の狭窄部全体を拡張しずらい等の課題があ
った。そこで本発明者らは以上の課題を解決するために
鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
体に形成されかつ管状体の内部より半径方向に伸張可能
なステント1であって、略波形状の構成要素6の上下に
環状ユニット4の中心線Cより左右にずれた左接続部3
Aと右接続部3Bを介して他の略波形状の構成要素6を
上下に連結することにより構成される一組の構成要素2
をステント1の中心軸を取り囲むように複数配列するこ
とにより環状ユニット4を構成し、複数の前記環状ユニ
ット4がステント1の軸方向に延設され、前記環状ユニ
ット4同士は少なくとも一箇所が連結部5により連結さ
れているステント1を提供する。 [2]本発明は、左接続部3Aの左側の上下は略波形状
の構成要素6の短い線Sと接続されかつ左接続部3Aの
右側の上下は略波形状の構成要素6の長い線Lと接続さ
れ、右接続部3Bの左側の上下は略波形状の構成要素6
の長い線Lと接続されかつ右接続部3Bの右側の上下は
略波形状の構成要素6の短い線Sと接続され、短い線S
と長い線Lは湾曲部Rにより連結され、2つの環状ユニ
ット4同士は一方の環状ユニット4の右接続部3Bと他
方の環状ユニット4の左接続部3Aを、連結部5を介し
て連結される[1]に記載のステント1を提供する。 [3]本発明は、ステントの長さ10mmあたり3個以
上の環状ユニット4を有する[1]ないし[2]に記載
のステント1を提供する。 [4]本発明は、略管状体に形成されかつ管状体の内部
より半径方向に伸張可能なステント11であって、直線
部SLを右湾曲部RRと左湾曲部LRを介して上下の他
の直線部SLと連結して略波形状の構成要素16を形成
し、さらに上下の他の右湾曲部RRと左湾曲部LRを介
して他の略波形状の構成要素16を上下に連結し、これ
らの複数の略波形状の構成要素16により構成される一
組の構成要素12をステント11の中心軸を取り囲むよ
うに複数配列することにより環状ユニット14を構成
し、複数の前記環状ユニット14がステント11の軸方
向に延設され、前記環状ユニット14同士は少なくとも
一箇所が湾曲部R1を介して連結部15により連結され
ているステント11を提供する。 [5]本発明は、2つの環状ユニット同士はそれぞれの
直線部SLを右湾曲部RR1と左湾曲部LR1を介して
少なくとも2箇所の連結部15より連結されている
[4]に記載のステント11を提供する。 [6]本発明は、ステントの表面積1cm2あたり36
組以上の構成要素12を配置した[4]ないし[5]に
記載のステント11を提供する。 [7]本発明は、前記左湾曲部LR1と右湾曲部RR1
は、曲線の外側を90°(1/4)の円に形成しかつ曲
線の内側を180°(1/2)の円に形成した[4]な
いし[6]に記載のステント11を提供する。 [8]本発明は、前記湾曲部R1を前記直線部SLの略
中央に配置した[4]ないし[7]に記載のステント1
1を提供する。
図(図2は構成要素2の詳細図、図3は図1の構成要素
のA部拡大図、図4は本発明の拡張時におけるステント
の平面図、図5は図4の一部拡大図)である。ステント
1は略管状体に形成されかつ管状体の内部より半径方向
に伸張可能なステントであって、略波形状の構成要素6
の上下に環状ユニット4の中心線Cより左右にずれた左
接続部3Aと右接続部3Bを介して他の略波形状の構成
要素6を上下に連結することにより構成される一組の構
成要素2(2つの略波形状の構成要素6を含む)が、ス
テント1の中心軸を取り囲むように複数配列されること
により環状ユニット4を構成し、複数の環状ユニット4
がステント1の軸方向に延設され、前記環状ユニット4
同士は少なくとも一箇所が連結部5により連結されてい
る。
接続部3Bの接続関係は好ましくは次のように規則的に
接続するのが良い。左接続部3Aの左側の上下は略波形
状の構成要素6の短い線Sと接続されかつ左接続部3A
の右側の上下は略波形状の構成要素6の長い線Lと接続
される。また右接続部3Bの左側の上下は略波形状の構
成要素6の長い線Lと接続されかつ右接続部3Bの右側
の上下は略波形状の構成要素6の短い線Sと接続され
る。短い線Sと長い線Lは湾曲部Rにより連結される。
また2つの環状ユニット4同士は一方の環状ユニット4
の右接続部3Bと他方の環状ユニット4の左接続部3A
を、連結部5を介して連結される。
テントチューブに対し少なくとも2組以上設けるのが良
く、さらに好ましくは3組以上である。環状ユニット4
の連結数は、ステントの長さ10mmあたり少なくとも
3組以上連結するのが良く、さらに好ましくは5個以上
連結するのが良い。環状ユニット4同士間の連結部5は
環状ユニット4を5個以上連結する場合はお互いに半径
方向にずらして複数配置しても良い。
実施形態であり、半径方向に少なくとも4組以上の前記
構成要素2を連結し、略波形状の構成要素6と左接続部
3A、右接続部3Bを前記のように規則的に接続し、こ
れらの構成要素2をステント1の中心軸を取り囲むよう
に複数配列することにより環状ユニット4を構成してい
る。この環状ユニット4がステント1の軸方向に少なく
とも1個以上の連結部5を介して少なくとも5個以上連
結されている。
則的かつ等間隔に接続され、さらにステント1の表面に
高密度(例えばステント1の表面積1cm2あたり20
組以上の構成要素2を配置)に配置されているので高い
血管保持力等のの作用効果を奏する。
ント11の平面図(図7は図6の構成要素の拡大図、図
8は図7の一部拡大図、図9はステント11の拡張時の
拡大図)である。ステント11は略管状体に形成されか
つ管状体の内部より半径方向に伸張可能なステントであ
って、直線部SLを右湾曲部RRと左湾曲部LRを介し
て上下の他の直線部SLと連結することにより略波形状
の構成要素16を形成し、さらに上下の他の右湾曲部R
Rと左湾曲部LRを介して上下の他の略波形状の構成要
素16を上下に連結している。これらの複数の略波形状
の構成要素16により構成される一組の構成要素12
(3つの略波形状の構成要素16を含む)が、ステント
11の中心軸を取り囲むように複数配列されることによ
り環状ユニット14を構成し、複数の環状ユニット14
がステント11の軸方向に延設され、前記環状ユニット
14同士は少なくとも一箇所が連結部15により連結さ
れている。
関係は好ましくは次のように規則的に接続するのが良
い。直線部SLの右端は右湾曲部RRを介して上の直線
部SLの右端と接続され、直線部SLの左端は左湾曲部
LRを介して下の直線部SLの左端と接続される。この
ように形成した略波形状の構成要素16の上下にさらに
他の略波形状の構成要素16を接続して一組の構成要素
12を構成する。また二つの環状ユニット14同士は、
それぞれの直線部SLを右湾曲部RR1と左湾曲部LR
1を介して連結部15により連結される。
ステントチューブに対し少なくとも2組以上設けるのが
良く、さらに好ましくは4組以上である。環状ユニット
14の連結数は、ステントの長さ10mmあたり少なく
とも8個以上連結するのが良く、さらに好ましくは12
個以上連結するのが良い。環状ユニット14同士間の連
結部15は環状ユニット14を3個以上連結する場合は
お互いに半径方向にずらして複数配置しても良い。
い実施形態であり、半径方向に少なくとも4組以上の前
記構成要素12を連結し、直線部SLと右湾曲部RRと
左湾曲部LRを規則的に接続して略波形状の構成要素1
6を構成し、これらの規則的な略波形状の構成要素16
よりなる構成要素12をステント11の中心軸を取り囲
むように複数配列することにより環状ユニット14を構
成している。この環状ユニット14がステント11の軸
方向に少なくとも1個以上の連結部15を介して少なく
とも2個以上連結されている。
規則的かつ等間隔に接続され、さらにステント11の表
面に高密度(例えばステント11の表面積1cm2あた
り36組以上の構成要素12を配置)に配置されている
ので柔軟性が高く、これは構成要素12の数が増えるに
したがって高くなる。
は、曲線の外側を90°(1/4)の円に形成され、曲
線の内側を180°(1/2)の円に形成されている。
また前記湾曲部R1は前記直線部SRの略中央(直線部
SLの中央が最も好ましいが中央より若干左右にずれて
もさしつかえない)に配置される。前記連結部15同士
は環状ユニット14間で対称に形成されかつステントの
軸方向には構成要素16が1組以上ずらして交互に配置
されているため、拡張時に軸方向へのねじれを防ぐこと
ができる。
弾性を有するステンレス鋼、Ti−Ni合金、Cu−A
l−Mn合金等からなる金属パイプからステント1(1
1)の各構成要素をくり抜く方法により形成される。こ
のくり抜く方法としてレーザー加工法、機械的な切削方
法が好適である。
状が変化する略波形状の構成要素6と連結部5が直接的
に接続されていない為、拡張時の長手方向の寸法変化が
小さく、また、ステントの長さ10mmあたり3個以上
の環状ユニット4を有することで、環状ユニット4と環
状ユニット4の間が、ステントの屈曲部となることか
ら、本発明のステント1は柔軟性が高く挿入時のデリバ
リー性が向上し、血管の湾曲部への留置、抹消部へ留置
が可能となる。さらに、中心線Cより左右にずれた左接
続部3Aと右接続部3Bにより、バルーンに多点的にし
っかりマウントされ、血管内への挿入操作時にステント
がバルーンより脱落する危険性が低減されるなど、高い
柔軟性とあわせ、本発明のステントは安全に臨床応用で
きる。本発明のステント11は、構成要素12を1cm
2あたり36組以上の高密度に配置されるため、より柔
軟性の高いものとなり、挿入時のデリバリー性も高くな
る。さらに環状ユニット14同士間の左湾曲部LR1と
右湾曲部RR1は曲線の外側を90°(1/4)の円に
形成し、内側を180°(1/2)の円に形成すること
で、拡張させる際のバルーンへ加わる圧力を小さいもの
にできる。さらに拡張後の再狭窄をより少なくできる。
また湾曲部R1は構成要素16の直線部SLの略中央に
配置するため、拡張時の軸方向の収縮をわずかにするこ
とができる。
Claims (8)
- 【請求項1】略管状体に形成されかつ管状体の内部より
半径方向に伸張可能なステント1であって、 略波形状の構成要素6の上下に環状ユニット4の中心線
Cより左右にずれた左接続部3Aと右接続部3Bを介し
て他の略波形状の構成要素6を上下に連結することによ
り構成される一組の構成要素2をステント1の中心軸を
取り囲むように複数配列することにより環状ユニット4
を構成し、 複数の前記環状ユニット4がステント1の軸方向に延設
され、前記環状ユニット4同士は少なくとも一箇所が連
結部5により連結されていることを特徴とするステント
1。 - 【請求項2】左接続部3Aの左側の上下は略波形状の構
成要素6の短い線Sと接続されかつ左接続部3Aの右側
の上下は略波形状の構成要素6の長い線Lと接続され、 右接続部3Bの左側の上下は略波形状の構成要素6の長
い線Lと接続されかつ右接続部3Bの右側の上下は略波
形状の構成要素6の短い線Sと接続され、短い線Sと長
い線Lは湾曲部Rにより連結され、 2つの環状ユニット4同士は一方の環状ユニット4の右
接続部3Bと他方の環状ユニット4の左接続部3Aを、
連結部5を介して連結されることを特徴とする請求項1
に記載のステント1。 - 【請求項3】ステントの長さ10mmあたり3個以上の
環状ユニット4を有することを特徴とする請求項1ない
し請求項2に記載のステント1。 - 【請求項4】略管状体に形成されかつ管状体の内部より
半径方向に伸張可能なステント11であって、 直線部SLを右湾曲部RRと左湾曲部LRを介して上下
の他の直線部SLと連結して略波形状の構成要素16を
形成し、さらに上下の他の右湾曲部RRと左湾曲部LR
を介して他の略波形状の構成要素16を上下に連結し、 これらの複数の略波形状の構成要素16により構成され
る一組の構成要素12をステント11の中心軸を取り囲
むように複数配列することにより環状ユニット14を構
成し、 複数の前記環状ユニット14がステント11の軸方向に
延設され、前記環状ユニット14同士は少なくとも一箇
所が湾曲部R1を介して連結部15により連結されてい
ることを特徴とするステント11。 - 【請求項5】2つの環状ユニット同士はそれぞれの直線
部SLを右湾曲部RR1と左湾曲部LR1を介して少な
くとも2箇所の連結部15より連結されていることを特
徴とする請求項4に記載のステント11。 - 【請求項6】ステントの表面積1cm2あたり36組以
上の構成要素12を配置したことを特徴とする請求項4
ないし請求項5に記載のステント11。 - 【請求項7】前記左湾曲部LR1と右湾曲部RR1は、
曲線の外側を90°(1/4)の円に形成しかつ曲線の
内側を180°(1/2)の円に形成したことを特徴と
する請求項4ないし請求項6に記載のステント11。 - 【請求項8】前記湾曲部R1を前記直線部SLの略中央
に配置したことを特徴とする請求項4ないし請求項7に
記載のステント11。
Priority Applications (1)
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JP37219298A JP2000189520A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ステント |
Applications Claiming Priority (1)
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JP37219298A JP2000189520A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ステント |
Publications (1)
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---|---|
JP2000189520A true JP2000189520A (ja) | 2000-07-11 |
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JP37219298A Pending JP2000189520A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ステント |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000189520A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1747888A2 (en) | 2000-01-21 | 2007-01-31 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet recording apparatus |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP37219298A patent/JP2000189520A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1747888A2 (en) | 2000-01-21 | 2007-01-31 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet recording apparatus |
EP1754608A2 (en) | 2000-01-21 | 2007-02-21 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet recording apparatus |
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