JP2000188878A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2000188878A
JP2000188878A JP10365282A JP36528298A JP2000188878A JP 2000188878 A JP2000188878 A JP 2000188878A JP 10365282 A JP10365282 A JP 10365282A JP 36528298 A JP36528298 A JP 36528298A JP 2000188878 A JP2000188878 A JP 2000188878A
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capacitor
power supply
switching elements
inductance component
switching element
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JP10365282A
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English (en)
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Minoru Maehara
稔 前原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】調光制御を行っても入力電流歪みの悪化の少な
い制御手段を提供する。 【解決手段】交流電源Vsと、交流電源Vsの電圧を整
流する整流器DBと、平滑用の第1のコンデンサC1
と、第1のコンデンサC1と並列に接続されるとともに
高周波で交互にオン・オフされるスイッチング素子Q
1,Q2の直列回路と、スイッチング素子Q1,Q2の
接続点と整流器DBの一方の直流出力端との間に接続さ
れるインダクタンス成分と、上記インダクタンス成分に
並列的に接続されるインバータ負荷回路と、スイッチン
グ素子Q1,Q2のオン・オフに応じて上記インダクタ
ンス成分と共振回路を形成する第2のコンデンサC3と
を備え、交流電源Vsから上記インダクタンス成分と第
1のコンデンサC1を介して電流の流れる経路が形成さ
れるように構成された電源装置において、スイッチング
素子Q1,Q2のうち、そのオン期間に前記インダクタ
ンス成分とともにチョッパとして作用しない方のスイッ
チング素子のオン時間を制御して出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を整流平
滑した直流電圧を高周波電圧に変換して負荷に供給する
電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の電源装置(特願平9−8
8526号)の回路図である。以下、その回路構成につ
いて説明する。全波整流器DBの交流入力端子には交流
電源Vsが接続されており、整流器DBの直流出力端子
にはコンデンサC3が接続されている。コンデンサC1
は電解コンデンサである。コンデンサC1の両端にはス
イッチング素子Q1,Q2の直列回路が接続されてい
る。スイッチング素子Q1,Q2にはそれぞれ逆並列に
ダイオードD1,D2が接続されている。スイッチング
素子Q2の両端には、リーケージトランスTと上記コン
デンサC3の直列回路が接続されている。リーケージト
ランスTの二次巻線間には負荷laとコンデンサC2が
接続されている。スイッチング素子Q1,Q2は高周波
で交互にオン・オフして、負荷に高周波交流電力を供給
するハーフブリッジインバータを構成している。
【0003】この回路では、スイッチング素子Q1のオ
ン時にコンデンサC1からトランスTの一次巻線を通し
てコンデンサC3は充電される。また、スイッチング素
子Q2のオン時にコンデンサC3の電荷をトランスTの
一次巻線を通じて放出し、コンデンサC3の両端電圧が
交流電源Vsの絶対値より小さくなった瞬間から、トラ
ンスTの一次巻線のインダクタンス成分をエネルギー蓄
積要素とする昇圧チョッパ作用をする。従って、スイッ
チング素子Q1,Q2はインバータのスイッチ素子とし
て作用し、さらにスイッチング素子Q2はチョッパのス
イッチ素子としても作用し、簡単な構成で入力電流歪み
を改善することが可能である。
【0004】上記回路において、負荷を放電灯とし、調
光制御を行うことを考える。スイッチング素子Q1,Q
2の基本発振周波数を決定する発振器1は、互いに相反
する矩形波電圧を出力する。矩形波電圧の一方は下側の
スイッチング素子Q2の駆動信号となり、他方は上側ス
イッチング素子Q1を駆動するためにレべルシフター回
路4を介して、スイッチング素子Q1のゲートに接続さ
れる。発振器1は調光信号を受けて発振周波数を変える
ことにより、放電灯への高周波電力の出力を変えて調光
する。
【0005】本回路において、調光制御は、図16に示
すように、全点灯状態に比べて発振周波数を高くして行
う。このとき、図17に示すように、入力電流Iinに
休止期間が発生し、入力電流歪みが悪化するという問題
がある。
【0006】また、別の調光方法として、スイッチング
素子Q2のオン時間をアンバランスとして出力を制御す
る方法がある。図18にその一例を示す。スイッチング
素子Q2のオン時間を広げ、相反してスイッチング素子
Q1のオン時間を狭めるようなデューティ制御を行う
と、周波数を変化させる方法に比べて、入力電流の休止
は若干減るものの、十分とは言えない。また、この制御
方法ではコンデンサC1の電圧Vdcが高くなり、素子
耐圧を大きなものにする必要がある。その理由はスイッ
チング素子Q2はチョッパ素子として作用するが、スイ
ッチング素子Q2のオン時間を長くするので、チョッパ
の入力電流が増え、一方、インバータの出力は減るの
で、結果としてコンデンサC1の電圧が上昇した状態で
平衡状態が保たれるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来例で述べた欠点を解決することにあ
り、具体的には、従来の電源装置の回路構成において調
光制御を行っても入力電流歪みの悪化の少ない制御手段
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図1に示すように、交流電源
Vsと、交流電源Vsの電圧を整流する整流器DBと、
平滑用の第1のコンデンサC1と、第1のコンデンサC
1と並列に接続されるとともに高周波で交互にオン・オ
フされる第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2の
直列回路と、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q
2とそれぞれ逆並列に接続される第1及び第2のダイオ
ード(MOSFETの内蔵ダイオード)と、第1及び第
2のスイッチング素子Q1,Q2の接続点と整流器DB
の一方の直流出力端との間に接続されるインダクタンス
成分(リーケージトランスT)と、上記インダクタンス
成分に並列的に接続されるインバータ負荷回路と、上記
インダクタンス成分と整流器DBの直流出力端の接続点
に一端が接続されるとともに他端が第1のコンデンサC
1の一方の端子に接続され、且つ第1及び第2のスイッ
チング素子Q1,Q2のオン・オフに応じて上記インダ
クタンス成分と共振回路を形成する第2のコンデンサC
3とを備え、整流器DBの直流出力端が第1のコンデン
サC1の端子のうちで交流電源Vsから上記インダクタ
ンス成分と第1及び第2のダイオードの何れか一方と第
1のコンデンサC1とを介して電流の流れる経路が形成
される側の端子に接続された電源装置において、第1及
び第2のスイッチング素子Q1,Q2のうち、そのオン
期間に前記インダクタンス成分とともにチョッパとして
作用しない方のスイッチング素子のオン時間を制御して
出力を制御する手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の実施
例1の回路図である。本実施例の主回路の構成について
は、図15に示した従来例と同一である。スイッチング
素子Q1,Q2としてMOSFETを使用した関係で、
逆並列のダイオードD1,D2は省略されているが、M
OSFETの内蔵ダイオードがスイッチング素子Q1,
Q2に並列に存在し、回路構成としては従来例と実質的
に同じである。
【0010】本発明は制御回路に特徴がある。スイッチ
ング素子Q1,Q2の基本発振周波数を決定する発振器
1は、互いに相反する矩形波電圧を出力する。矩形波電
圧の一方は下側のスイッチング素子Q2の駆動信号とな
り、他方は上側スイッチング素子Q1を駆動するために
パルス幅変調回路3とレべルシフター回路4を介して、
スイッチング素子Q1のゲートに接続される。パルス幅
変調回路3は調光信号2に応じて上側のスイッチング素
子Q1のパルス幅を変化させている。具体的な制御信号
を図2に示す。
【0011】全点灯状態ではスイッチング素子Q1,Q
2には交互にオン・オフ信号が入力されており、この状
態は従来例の全点灯状態と同じである。調光を行う際に
は、図2に示すように、周波数は一定のままで、スイッ
チング素子Q1のパルス幅のみを短くするように制御を
行う。従来例の説明から分かるように、スイッチング素
子Q2はチョッパのスイッチ素子を兼ねるが、本案の制
御を行うと、チョッパ側から見たスイッチ素子のオン時
間は同じになる。厳密に言えば、スイッチング素子Q2
がオンしてすぐにチョッパとして作用するわけではな
く、コンデンサC3の電荷をトランスTの一次巻線を介
して放出し、交流電源Vsの瞬時値より小さくなった瞬
間からトランスTの一次巻線のインダクタンスを介する
チョッパ作用を行う。調光に応じて、トランスTを流れ
るインバータの共振回路電流は減少して、コンデンサC
3の電荷放出のタイミングが遅れ、チョッパとしての入
力電流が減少する。ただし、スイッチング素子Q2のオ
ン時間が一定なので、コンデンサC3の電圧は交流電源
Vsの瞬時値まで下がりやすく、従って、従来例のよう
な入力電流の休止期間が発生しにくくなる。
【0012】本発明の調光の制御信号と入力波形を図3
に示す。調光に応じて周波数が一定で、スイッチング素
子Q1のデッドオフタイムdt1,dt2を長くしてい
る。このように、本発明によれば、調光に応じて、非チ
ョッパ側のスイッチング素子Q1のオン時間を短くする
ことにより調光しており、スイッチング素子Q1のオフ
タイミングを早めるようなデッドオフタイム制御を行う
ことで、調光状態においても入力電流歪みが良好な電源
回路が得られる。
【0013】なお、制御回路の構成は図1に示した回路
構成に限らず、図2や図3に示した制御信号を実現する
ものであれば、本発明の効果が得られることは言うまで
もない。
【0014】(実施例2)図4は本発明の実施例2の回
路図てある。本実施例では、インバータ共振回路の接続
をスイッチング素子Q2の両端側からスイッチング素子
Q1の両端側に変更し、リーケージトランスTをインダ
クタL1,L2に変更したものであり、インバータの動
作は実施例1と全く同一である。コンデンサC3の両端
に接続される電源は、インダクタL2を介してスイッチ
ング素子Q1に接続されるため、チョッパ作用をするの
はスイッチング素子Q1となる。従って、実施例1とで
はチョッパ作用を行う素子が逆になり、非チョッパ側の
素子はスイッチング素子Q2となるので、パルス幅変調
回路3がスイッチング素子Q2の制御回路に入ってい
る。制御信号の一例を図5に示す。作用と効果について
は実施例1と同様である。
【0015】(実施例3)図6は本発明の実施例3の回
路図である。本実施例では、交流電源Vsの接続関係が
実施例1とは異なり、ダイオードD1〜D4から成る全
波整流器の交流入力端に交流電源VsとインダクタL2
の直列回路を接続し、全波整流器の直流出力端に電解コ
ンデンサC1を接続している。ダイオードD1,D2の
それぞれに逆並列にスイッチング素子Q1,Q2を接続
している。ここで、スイッチング素子Q1,Q2をMO
SFETとすれば、ダイオードD1,D2が省略可能な
ことは、実施例2と同様である。スイッチング素子Q2
の両端にインダクタL2と直列共振回路を形成するよう
にコンデンサC3を接続している。インダクタL2の両
端には、負荷laとインダクタL1とコンデンサC2を
接続して、共振回路を形成している。スイッチング素子
Q1,Q2は高周波で交互にオン・オフして、負荷に高
周波交流電力を供給するハーフブリッジインバータを構
成している。
【0016】本実施例では、上述のように、交流電源V
sの接続関係が実施例1とは異なるが、入力電流歪みの
改善については、同等の作用があることを以下に説明す
る。交流電源Vsの極性を図中の矢印で示すVinの向
きを正とすると、正極性の間はスイッチング素子Q2が
チョッパ素子となり、スイッチング素子Q1が非チョッ
パ素子となる。従って、図7に示すようにスイッチング
素子Q1のデッドオフタイムを制御して調光を行えば、
入力電流歪みは良好に保たれる。交流電源Vsが負極性
の間は、スイッチング素子Q1がチョッパ素子となり、
スイッチング素子Q2が非チョッパ素子となる。従っ
て、この間はスイッチング素子Q2のデッドオフタイム
を制御して調光を行えば、入力電流歪みは良好に保たれ
る。
【0017】本実施例では交流電源Vsの極性によっ
て、チョッパ素子と非チョッパ素子が切り替わるので、
電源極性に応じてパルス幅を変化させるスイッチ素子を
切り替える必要があるが、入力電流歪みの改善について
は、実施例1と同様の効果がある。本実施例では、制御
回路の構成を示していないが、図7に示す制御信号を出
力できる回路であれば、本発明の効果があるので特定は
していない。
【0018】(実施例4)図8は本発明の実施例4の回
路図である。本実施例では、インバータ回路とチョッパ
回路を明確に分離している。コンデンサC1はインバー
タに直流電圧を供給する電解コンデンサである。このコ
ンデンサC1の両端にスイッチング素子Q1,Q2の直
列回路を接続し、スイッチング素子Q2の両端にインダ
クタL3とコンデンサC4の直列回路を接続している。
インダクタL3の両端に負荷laとインダクタL1とコ
ンデンサC2を接続して共振回路を形成している。スイ
ッチング素子Q1,Q2は高周波で交互にオン・オフし
て、負荷に高周波交流電力を供給するハーフブリッジイ
ンバータを構成している。一方、スイッチング素子Q2
の両端にインダクタL2とコンデンサC3の直列共振回
路を接続している。スイッチング素子Q1,Q2のオン
・オフに応じてインダクタL2とコンデンサC3には共
振電流が流れる。
【0019】スイッチング素子Q1のオン時には、コン
デンサC1からインダクタL2、コンデンサC3へと電
流が流れ、コンデンサC3の電圧を上昇させる。また、
スイッチング素子Q2のオン時には、コンデンサC3の
電荷はインダクタL2を介して放出され、コンデンサC
3の両端電圧が交流電源Vsの絶対値よりも小さくなっ
た瞬間から、インダクタL2をエネルギー蓄積要素とす
る昇圧チョッパ作用をする。
【0020】この回路においても周波数を変化させて調
光を行うと、インダクタL2とコンデンサC3の共振回
路電流は減少し、スイッチング素子Q2のオン時間にコ
ンデンサC3の電荷を十分に放出できなくなり、交流電
源Vsの低電圧期間にはコンデンサC3の電圧の方が高
いままとなり、チョッパ作用をしなくなって、入力電流
に休止期間が発生するという問題がある。そこで、本実
施例回路においても、実施例1と同様に非チョッパ素子
であるスイッチング素子Q1のデッドオフタイムを制御
して調光を行えば、入力電流歪みの悪化を少なくでき
る。
【0021】本実施例においても、スイッチング素子Q
2がオンしてすぐにチョッパとして作用するわけではな
く、コンデンサC3の電荷をインダクタL2を介して放
出し、コンデンサC3の両端電圧が交流電源Vsの瞬時
値よりも小さくなった瞬間からインダクタL2を介する
チョッパ作用を行う。調光に応じて、インダクタL2と
コンデンサC3の共振回路電流は減少して、コンデンサ
C3の電荷放出のタイミングが遅れ、チョッパとしての
入力電流が減少する。ただし、スイッチング素子Q2の
オン時間が一定なので、コンデンサC3の電圧は交流電
源Vsの瞬時値まで下がりやすく、従って、従来例のよ
うな入力電流の休止期間が発生しにくくなる。
【0022】(実施例5)図9は本発明の実施例5の回
路図である。本実施例は実施例1と回路構成はほとんど
同じである。リーケージトランスTをインダクタL1と
L2に分けた点は実施例2等と同じである。本実施例の
特徴は制御回路により発生されるスイッチング素子Q
1,Q2の駆動信号にある。
【0023】図10に本実施例回路のスイッチング素子
Q1,Q2の全点灯状態と調光状態の駆動信号波形を示
す。実施例1と同様に、スイッチング素子Q1が非チョ
ッパ素子であることに変わりはないので、スイッチング
素子Q1のデッドオフタイムを変えて調光を行うが、デ
ッドオフタイムの発生のさせ方が異なる。実施例1の図
2では、スイッチング素子Q1の駆動信号のオフタイミ
ングを早めて発生させているが、本実施例ではスイッチ
ング素子Q1の駆動信号のオンタイミングを遅らせてデ
ッドオフタイムを発生させている点が異なる。
【0024】本実施例では、実施例1とは駆動状態が異
なるので、入力電流の休止期間の発生を抑制する度合い
が異なる。実施例1ではほとんど入力電流の休止期間は
発生しないが、本実施例では僅かに休止期間は発生す
る。しかし、従来例のように、周波数の変化によって調
光を行う場合やデューティ制御に比べると、休止期間の
発生度合いは少なく、入力電流歪みの悪化は少ないと言
える。
【0025】(実施例6)図11は本発明の実施例6の
回路図である。本実施例の回路構成は実施例1、5と同
様である。また、スイッチング素子Q1のデッドオフタ
イム制御を行う点も同様であるが、本実施例では更に基
本発振器1の周波数も変化させるようにしたものであ
る。
【0026】例えば、図12に示すように、全点灯状態
から調光状態にするには、スイッチング素子Q1のデ
ッドオフタイム制御を行う。この制御においては、先の
実施例と同様、入力電流歪みの悪化が少なく調光が行え
る。更に調光状態に到るには、周波数を変えて行うよ
うにした。深い範囲まで調光を行う場合、デッドオフタ
イム制御で行うと、スイッチング素子Q1のオン時間を
かなり短くする必要があり、実際にそのような信号を発
生するのは困難な場合がある。このような場合、周波数
を変化させれば、より信号の変化幅を少なくしながら調
光が行える。周波数変化による調光では従来例で述べた
ように入力電流歪みが悪化するが、本実施例の場合には
スイッチング素子Q1にはデッドオフタイムが設けられ
ており、従来例に比べて入力電流歪みの悪化は少ない。
従って、本実施例に拠ればより深い調光が行える。な
お、制御回路の構成は本実施例の構成に限らず、また、
制御の仕方も本実施例に限定されるものではない。
【0027】(実施例7)図13は本発明の実施例7の
回路図である。本実施例の回路構成は実施例1、5と同
様である。スイッチング素子Q1のデッドオフタイム制
御を行う点も同様であるが、本実施例では更にデューテ
ィ制御部5を設けて、スイッチング素子Q1のデューテ
ィも変化させるようにした。例えば、図14に示すよう
に全点灯状態から調光状態にするにはデューティ制御
を行い、スイッチング素子Q1のオン時間を短く、逆に
スイッチング素子Q2のオン時間を長くする。この制御
は従来例に示すように、コンデンサC1の電圧が高くな
るという問題がある。従って、更に深い調光状態にす
るにはデッドオフタイム制御を行うようにすることで、
コンデンサC1の電圧Vdcの昇圧が緩和される。ま
た、デューティ制御で調光を行う場合よりも入力電流歪
みの悪化が抑えられる。尚、制御回路の構成は本実施例
の構成に限らず、また、制御の仕方も本実施例に限定さ
れるものではない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、インバータとチョッパ
でスイッチング素子を共用する電源装置で、周波数制御
により共振電流が減るため、交流電源の低電圧期間でチ
ョッパ作用をしなくなり、入力電流に休止期間が発生し
ていた回路構成において、非チョッパ側のスイッチング
素子のオン時間を制御することにより調光制御を行うよ
うにしたことによって、入力電流の休止期間の発生を抑
制し、従って、調光に伴う入力電流歪みの悪化が少ない
電源装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】本発明の実施例1の駆動信号の波形図である。
【図3】本発明の実施例1の出力制御動作を示す波形図
である。
【図4】本発明の実施例2の回路図である。
【図5】本発明の実施例2の駆動信号の波形図である。
【図6】本発明の実施例3の回路図である。
【図7】本発明の実施例3の駆動信号の波形図である。
【図8】本発明の実施例4の回路図である。
【図9】本発明の実施例5の回路図である。
【図10】本発明の実施例5の駆動信号の波形図であ
る。
【図11】本発明の実施例6の回路図である。
【図12】本発明の実施例6の駆動信号の波形図であ
る。
【図13】本発明の実施例7の回路図である。
【図14】本発明の実施例7の駆動信号の波形図であ
る。
【図15】従来例の回路図である。
【図16】従来例の周波数制御による駆動信号の変化を
示す波形図である。
【図17】従来例の出力調整時の入力電流の波形の変化
を示す波形図である。
【図18】従来例のデューティ制御による駆動信号の変
化を示す波形図である。
【符号の説明】
Q1,Q2 スイッチング素子 C1〜C3 コンデンサ DB 整流器 Vs 交流電源 T リーケージトランス la 放電灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 41/392 H05B 41/392 G L Fターム(参考) 3K072 AA02 BA03 BA05 BB01 BB10 BC01 BC02 CA14 DB03 DD04 GA02 GA03 GB12 GC04 HA06 HA10 HB03 3K098 CC40 CC57 DD22 DD37 EE14 EE31 EE32 GG02 5H007 AA02 BB03 CA01 CA02 CB12 CB22 DA03 EA02 EA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源と、交流電源の電圧を整流す
    る整流器と、平滑用の第1のコンデンサと、第1のコン
    デンサと並列に接続されるとともに高周波で交互にオン
    ・オフされる第1及び第2のスイッチング素子の直列回
    路と、第1及び第2のスイッチング素子とそれぞれ逆並
    列に接続される第1及び第2のダイオードと、第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と整流器の一方の直流
    出力端との間に接続されるインダクタンス成分と、上記
    インダクタンス成分に並列的に接続されるインバータ負
    荷回路と、上記インダクタンス成分と整流器の直流出力
    端の接続点に一端が接続されるとともに他端が第1のコ
    ンデンサの一方の端子に接続され、且つ第1及び第2の
    スイッチング素子のオン・オフに応じて上記インダクタ
    ンス成分と共振回路を形成する第2のコンデンサとを備
    え、整流器の直流出力端が第1のコンデンサの端子のう
    ちで交流電源から上記インダクタンス成分と第1及び第
    2のダイオードの何れか一方と第1のコンデンサとを介
    して電流の流れる経路が形成される側の端子に接続され
    た電源装置において、第1及び第2のスイッチング素子
    のうち、そのオン期間に前記インダクタンス成分ととも
    にチョッパとして作用しない方のスイッチング素子のオ
    ン時間を制御して出力を制御する手段を有することを特
    徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記オン時間を制
    御する手段は、スイッチング素子のオン期間の終わりを
    早めるように制御することを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、第1及び第
    2のスイッチング素子の周波数又はデューティを制御す
    る手段を有することを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源とインダクタンス成分の直列
    回路と、ダイオードブリッジよりなり上記交流電源とイ
    ンダクタンス成分の直列回路が交流入力端に接続される
    全波整流器と、負荷を有しインダクタンス成分に並列に
    接続されるインバータ負荷回路と、上記全波整流器の直
    流出力端に接続される平滑コンデンサと、上記全波整流
    器の一方のアームを構成する一対のダイオードにそれぞ
    れ逆並列に接続され交流電源の周波数に比べて十分大き
    な周波数で交互にオン・オフされる第1及び第2のスイ
    ッチング素子と、上記全波整流器の直流出力端の一端と
    交流電源の一端との間に接続されるコンデンサとを備え
    る電源装置において、第1及び第2のスイッチング素子
    のうち、そのオン期間に前記インダクタンス成分ととも
    にチョッパとして作用しない方のスイッチング素子のオ
    ン時間を制御して出力を制御する手段を有することを特
    徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】 平滑用の第1のコンデンサと、第1の
    コンデンサと並列に接続されるとともに高周波で交互に
    オン・オフされる第1及び第2のスイッチング素子の直
    列回路と、第1及び第2のスイッチング素子とそれぞれ
    逆並列に接続される第1及び第2のダイオードと、第1
    及び第2のスイッチング素子の少なくとも一方の両端に
    接続されるインバータ負荷回路とを有し、交流電源の交
    流出力を整流する整流器と、整流器の両端に接続される
    第2のコンデンサと、第2のコンデンサの両端をインダ
    クタを介して第1及び第2のスイッチング素子の一方に
    接続してチョッパ回路を構成した電源装置において、第
    1及び第2のスイッチング素子のうち、そのオン期間に
    前記インダクタンス成分とともにチョッパとして作用し
    ない方のスイッチング素子のオン時間を制御して出力を
    制御する手段を有することを特徴とする電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310240A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Tozai Denko Co Ltd 調光用放電灯点灯装置

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JP2006310240A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Tozai Denko Co Ltd 調光用放電灯点灯装置

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